JPH0480701B2 - - Google Patents
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- JPH0480701B2 JPH0480701B2 JP60027893A JP2789385A JPH0480701B2 JP H0480701 B2 JPH0480701 B2 JP H0480701B2 JP 60027893 A JP60027893 A JP 60027893A JP 2789385 A JP2789385 A JP 2789385A JP H0480701 B2 JPH0480701 B2 JP H0480701B2
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- Japan
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- surface material
- liquid
- fibers
- leakage
- fibrous
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Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は生理用ナプキンやつかいすておむつ等
の吸収性物品に関し、更に詳しくは人体分泌液の
漏れ出しを防止する機能を備えた吸収性物品に関
する。 〔従来の技術〕 従来、生理用ナプキンやつかいすておむつ等の
吸収性物品は、経血や尿等の人体分泌液が吸収性
物品から漏れ出したり滲み出したりするのを防ぐ
目的で種々の工夫がなされてきた。 吸収層の下面もしくは側面及び上面の一部に液
不透過性の防漏シートを設ける技術が一般に用い
られている。この技術はそれなりに効果があるも
のであるが、側部からの漏れでいわゆる横漏れと
呼ばれる現象に対しては効果が十分とは言えな
い。 吸収層の吸収能力をあげる目的で、吸収層に吸
水ポリマーを応用する技術が開発され、吸収層自
体の吸収容量は大きく向上した。また、生理用ナ
プキンにおいては、装着後のナプキンを固定する
目的で粘着ネープ等が開発され、十分な固定効果
を有し、ナプキンのずれによる横漏れはかなり防
止されるようになつた。しかしこれらは関接的な
手段にすぎず、より直接的な漏れ防止技術が望ま
れている。 特公昭59−39134号公報や特開昭54−147695号
公報に見られるごとく吸収層または液透過性表面
材もしくは両者の間に、人体分泌液の拡散を阻止
する技術がある。しかし、これらの技術は表面材
の中を拡散することにより発生する横漏れに対し
ては無力である。 また、実開昭55−75317号公報等には表面材の
一部を非透水性シートで覆う技術が見られる。こ
の場合は、吸収性物品を使用している際、肌から
の発汗等により発生した水分が非透水性シート上
にとどまり、使用者がむれあるいは不快感を覚え
るのみならず、かぶれや炎症等の疾患を起こす恐
れがある等、あらたな問題が生じてくる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は吸収性物品の横漏れや滲み出しの防止
をすることをその主眼としている。吸収性物品の
横漏れについて生理用ナプキンを例にとり更に説
明を加える。 一般に生理用ナプキンは第11図aに示すごと
く、吸収層3の下面と側面並びに上面の一部を防
漏材2が覆つており、両者を液透過性表面材1で
包み、最下面にはずれ止め用のテープ4が付され
た構造になつている。生理用ナプキンは使用時、
第11図bに示すごとく、中央が山形にされて用
いられる。従つて表面材1が従来のアクリル系の
粘着剤を用いるバインダータイプにおいては吸収
速度が劣るため、第11図bに図示するように経
血5は表面材1の上面を5a→5bのように流れ
て横漏れを発生することが多かつた。しかし最近
では表面材にポリオレフイン系の繊維を用いたり
することにより、吸収速度が大きく、かつ表面の
漏れ性を減じた表面材が開発された。その結果第
11図bで示されるような表面材1の表面を経血
5が流れることはほとんどなくなり、第12図a
に示すように経血5は吸収層3に良好に吸収され
るようになつた。しかしながら、吸収層3の経血
保持容量が小さいとか、経血伝播速度が小さい場
合には第12図bに記したように、表面材1の直
下付近にある経血5が表面に押し出され、それを
表面材1が再度吸収しなければならず、再度表面
材に吸収された経血5aは、表面材1を形成する
繊維間の空間を種々の方向に拡散し、横漏れや滲
み出しの原因となつている。 また、装着されたナプキンを平面状を保つこと
はせず、第13図a,bに示すように長辺側両側
部に多くのしわが発生し、必然的に溝6が発生す
る。この溝6は一度形成されるともとの平面状に
復元することはなく、むしろ股間形状の変化に追
随する際、溝6の部位でナプキンが折れることに
よりその変化に追随するため、溝6がなおはつき
りしてくる傾向にある。従つて経血は溝6からも
漏れやすく、これが横漏れの一つの原因となつて
いる。 これらの原因は、人体分泌液が経血と尿や軟便
と相違し、また装着者である女性と幼児の股間形
状やそれに伴う装着圧等の相違はあるにしても、
生理用ナプキンやつかいすておむつに共通するも
のである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は前述の問題点を解決するためになされ
たものである。すなわち、本発明になる吸収性物
品は、吸収層およびその上方に位置する液透過性
表面材を有する吸収性物品において、少なくとも
吸収層の上方両端部に位置する液透過性表面材は
疎水性繊維からなる繊維状集合体と一体化されて
なり、繊維状集合体は繊維間に空隙を有し、繊維
状集合体と表面材がその接する箇所において繊維
の溶着により一体化されてなるものである。 以下、図面を用いて本発明の吸収性物品につい
て詳しく説明する。 第1図及び第2図に本発明の吸収性物品を主と
して生理用ナプキンに適用した例を示す。当然、
この構成はつかいすておむつにも適用できる。吸
収層3の下面と両側面並びに上面両端部は防漏材
2で覆われており、全体を表面材1で被覆してい
る。そして最下層にはずれ止めテープ4が設けら
れている。吸収層3の上方両端部に位置する液透
過性表面材1には疎水性繊維からなる繊維状集合
体7が、設けられ、繊維状集合体7の溶着により
表面材1と一体化されている。そして繊維状集合
体7は第1図より明らかなように繊維間に空隙が
多数存在する。 本発明に用いることができる液透過性表面材
は、別に指定はないが、入手のしやすさから不織
布が好ましく、不織布の素材としてはレーヨン等
の親水性素材やポリオレフイン等の疎水性素材の
どちらでも良い。また、その製法も湿式法、乾式
法、スパンボンド法、パンチング法等制約を受け
ない。 繊維状集合体を形成する繊維としては疎水性を
有している必要があり、後述の一体化する方法に
適するよう、熱可塑性もしくは溶剤可溶性を有し
ていることが望ましく、オレフイン系、ウレタン
系、エステル系、アミド系、酢酸ビニル系、アク
リル系等巾広く使用可能である。具体的にはポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイ
ロン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリウレタ
ン、ポリブタジエン、ハイスチレン、ビニリデ
ン、エチレンプロピレンラバー、アセテート等ノ
ズルから噴出可能で繊維状集合体形成可能な樹脂
であれば良い。中でもコスト、加工性から考えて
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、
エチレン酢酸ビニル共重合体が、また、しわがよ
りにくい点から弾性を有するポリウレタン、ポリ
ブタジエン、エチレンプロピレンラバーが推奨さ
れる。繊維の太さは、隣接する繊維間に生じる空
隙の大きさに影響を及ぼし、空隙は小さい方が望
ましいので細い繊維が好ましく、風合いの点も考
慮すると1〜40ミクロンが好ましく、加工性の点
から3〜20ミクロンが更に好ましい。また、繊維
に撥水性処理剤、濁り剤、顔料等の使用を防げる
ものではない。 液透過性表面材に一体化される繊維状集合体の
量は多ければ多い程横漏れ防止効果があがるので
5〜50g/m2が好適である。更に、繊維状集合体
の巾は原則的に制限はないけれど、より効果を有
するためには5mm以上あることが望ましく、一端
の巾が生理用ナプキンの巾の1/3である方が、経
血の受入れ箇所がはつきりして望ましい。 液透過性表面材と繊維状集合体を一体化させる
方法としては溶融法もしくは溶剤法が好ましい。
溶融法とは熱溶融性樹脂をその融点より高い温度
迄加熱することにより溶融し、細孔ノズルより液
透過性表面材の上に噴射する方法であり、液透過
性表面材の上で繊維状に固化し液透過性表面材と
一体化される。また溶剤法とは樹脂を溶剤で溶か
した後、液透過性表面材の上に通常用いられるご
とく空気を伴い、もしくは空気を伴わずにスプレ
ーした後乾燥させ、溶剤を除去する方法である。
これらの方法により液透過性表面材と繊維状集合
体は一体化される。この際、用いられる溶剤は繊
維状集合体を構成する繊維を溶かす溶剤であれば
何でもかまわないが、入手のしやすさや取扱いの
容易さからテトラヒドロフラン(THF)、ジメチ
ルホルムアミド(DMF)やトルエン、アセトン、
ヘキサン、酢酸エチル等が推奨される。 液透過性表面材と繊維状集合体を一体化する方
法として、たとえば接着剤を用いる方法やヒート
エンボスによる方法もあり得るが、これらの方法
は繊維間に空隙を有しないので本発明には適さな
い。ただしこれらの方法と前述の溶融法や溶剤法
を併用することは防げないが、この場合は繊維間
の空隙や風合いの点を考慮すると接着剤やヒート
エンボスを施こした部位は40%以下にすることが
望ましい。 第4図に別の態様を示す。この態様は、第2図
とほとんど同様であるが、繊維状集合体7が生理
用ナプキンの側面にも設けられている点で異な
る。第4図の態様の方が横漏れ防止に関してより
効果的である。 第5図と第6図には更に別の態様を示す。これ
らはそれぞれ、第2図と第4図に対応している
が、液透過性表面材1の上面を形成する中央部に
も繊維状集合体7が設けられている。この中央部
に設けられた繊維状集合体は、液透過性表面材1
に疎水性を付与すれば足り、あまり厚くすると液
透過性に支障があり好ましくなく、3〜5g/m2
が好ましい。 第7図に本発明の吸収性物品を主としてつかい
すておむつに適用した例を示す。もちろんこの構
成は生理用ナプキンにも適用することができる。
この構成は吸収層3の下面に吸収層3の下面より
巾広の防漏材2が設けられており、液透過性表面
材1が吸収層3と防漏材2を覆うように設けられ
ている。必要に応じて固定テープやずれどめテー
プが付されていても良い。 第8図、第9図、第10図には第4図、第5
図、第6図に対応した態様を示す。第10図と第
8図において、繊維状集合体7は防漏材2の上部
にある液透過性表面材1の上にも設けられている
が、この部位の繊維状集合体は省略することも可
能である。 〔実施例〕 次に実施例及び比較例を示すことにより本発明
の理解を高める一助とする。 本発明の効果を確認する液拡散性並びに防漏性
の測定方法は次の方法によつた。 (1) 拡散性(吸い上げクレム試験法準用) 種々条件で繊維状集合体が一体化された試験片
を実際ナプキンを構成する時の巾方向で15cm巾に
切断し、巾方向で中心にくると考えられる部分を
基準に馬脱繊維血の中に浸漬し、その使用面側に
構成される側(繊維状集合体側)の10分後の吸い
上げ距離を測定する。 結果は吸い上げ距離の少ないものが良い。 (2) 防漏性 種々条件で繊維状集合体が一体化された試験
片の基台表面材パルプ2g、吸収紙1.2g、吸
液ポリマー0.3gを基本材料として、第2図又
は第4〜10図に示すような試験ナプキンを試
作した。その後第3図に示す様に試験ナプキン
を実際の装着形状に近い山形(90°)にセツト
し、その頂上部から馬脱繊維血10c.c.を、これ
又、実際に相当する装着圧50g/cm2の圧下にお
いて、5c.c./30分で2回に分け注入し、その状
態で1時間後に吸収体横部からのモレを横モレ
としてその横モレ状態を観察した。 結果は横モレのない事が当然良い。 試験は各サンプルについて10点行い、10点サ
ンプル中何点横モレしたかを示したもので例え
ば2/10とは10点中2点にモレが発生したことを
意味する。 動的人体モデル評価 防漏性のサンプルを用い、第14図に示す如
く可動式女性腰部モデル8に、第15図に示すよ
うに試験サンプル10をセツトし、始動後1時間
後及び2時間後に疑似血液滴下用チユーブ9より
各5gの疑似血液を計2回計10g注入し、計3時
間の間前後開脚(歩行、D,D′の方向)と横方
向開脚、閉脚(C,C′の方向)を繰り返した後、
試験サンプル10のモレをチエツクした。試験は
各サンプルについて10点行い、10点サンプル中何
点横モレしたかを示したものである。 実施例 1(溶融法) 表1に示す各種熱溶融性樹脂をその融点より高
い温度で溶融し、直径0.3mmのノズルから300℃の
熱風と共に予備加熱された不織布の上に噴射し両
者を一体化させた表面材を作成した。なお、繊維
径は熱風量や吐出圧力を変えることにより調整
し、繊維状集合体重量は噴射時間を変えることに
より調整した。又、不織布は、第2図、第4〜6
図は下記比較例のNo.6、第7〜10図はNo.2のも
のを用いた。 この評価結果を表1に示す。
の吸収性物品に関し、更に詳しくは人体分泌液の
漏れ出しを防止する機能を備えた吸収性物品に関
する。 〔従来の技術〕 従来、生理用ナプキンやつかいすておむつ等の
吸収性物品は、経血や尿等の人体分泌液が吸収性
物品から漏れ出したり滲み出したりするのを防ぐ
目的で種々の工夫がなされてきた。 吸収層の下面もしくは側面及び上面の一部に液
不透過性の防漏シートを設ける技術が一般に用い
られている。この技術はそれなりに効果があるも
のであるが、側部からの漏れでいわゆる横漏れと
呼ばれる現象に対しては効果が十分とは言えな
い。 吸収層の吸収能力をあげる目的で、吸収層に吸
水ポリマーを応用する技術が開発され、吸収層自
体の吸収容量は大きく向上した。また、生理用ナ
プキンにおいては、装着後のナプキンを固定する
目的で粘着ネープ等が開発され、十分な固定効果
を有し、ナプキンのずれによる横漏れはかなり防
止されるようになつた。しかしこれらは関接的な
手段にすぎず、より直接的な漏れ防止技術が望ま
れている。 特公昭59−39134号公報や特開昭54−147695号
公報に見られるごとく吸収層または液透過性表面
材もしくは両者の間に、人体分泌液の拡散を阻止
する技術がある。しかし、これらの技術は表面材
の中を拡散することにより発生する横漏れに対し
ては無力である。 また、実開昭55−75317号公報等には表面材の
一部を非透水性シートで覆う技術が見られる。こ
の場合は、吸収性物品を使用している際、肌から
の発汗等により発生した水分が非透水性シート上
にとどまり、使用者がむれあるいは不快感を覚え
るのみならず、かぶれや炎症等の疾患を起こす恐
れがある等、あらたな問題が生じてくる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は吸収性物品の横漏れや滲み出しの防止
をすることをその主眼としている。吸収性物品の
横漏れについて生理用ナプキンを例にとり更に説
明を加える。 一般に生理用ナプキンは第11図aに示すごと
く、吸収層3の下面と側面並びに上面の一部を防
漏材2が覆つており、両者を液透過性表面材1で
包み、最下面にはずれ止め用のテープ4が付され
た構造になつている。生理用ナプキンは使用時、
第11図bに示すごとく、中央が山形にされて用
いられる。従つて表面材1が従来のアクリル系の
粘着剤を用いるバインダータイプにおいては吸収
速度が劣るため、第11図bに図示するように経
血5は表面材1の上面を5a→5bのように流れ
て横漏れを発生することが多かつた。しかし最近
では表面材にポリオレフイン系の繊維を用いたり
することにより、吸収速度が大きく、かつ表面の
漏れ性を減じた表面材が開発された。その結果第
11図bで示されるような表面材1の表面を経血
5が流れることはほとんどなくなり、第12図a
に示すように経血5は吸収層3に良好に吸収され
るようになつた。しかしながら、吸収層3の経血
保持容量が小さいとか、経血伝播速度が小さい場
合には第12図bに記したように、表面材1の直
下付近にある経血5が表面に押し出され、それを
表面材1が再度吸収しなければならず、再度表面
材に吸収された経血5aは、表面材1を形成する
繊維間の空間を種々の方向に拡散し、横漏れや滲
み出しの原因となつている。 また、装着されたナプキンを平面状を保つこと
はせず、第13図a,bに示すように長辺側両側
部に多くのしわが発生し、必然的に溝6が発生す
る。この溝6は一度形成されるともとの平面状に
復元することはなく、むしろ股間形状の変化に追
随する際、溝6の部位でナプキンが折れることに
よりその変化に追随するため、溝6がなおはつき
りしてくる傾向にある。従つて経血は溝6からも
漏れやすく、これが横漏れの一つの原因となつて
いる。 これらの原因は、人体分泌液が経血と尿や軟便
と相違し、また装着者である女性と幼児の股間形
状やそれに伴う装着圧等の相違はあるにしても、
生理用ナプキンやつかいすておむつに共通するも
のである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は前述の問題点を解決するためになされ
たものである。すなわち、本発明になる吸収性物
品は、吸収層およびその上方に位置する液透過性
表面材を有する吸収性物品において、少なくとも
吸収層の上方両端部に位置する液透過性表面材は
疎水性繊維からなる繊維状集合体と一体化されて
なり、繊維状集合体は繊維間に空隙を有し、繊維
状集合体と表面材がその接する箇所において繊維
の溶着により一体化されてなるものである。 以下、図面を用いて本発明の吸収性物品につい
て詳しく説明する。 第1図及び第2図に本発明の吸収性物品を主と
して生理用ナプキンに適用した例を示す。当然、
この構成はつかいすておむつにも適用できる。吸
収層3の下面と両側面並びに上面両端部は防漏材
2で覆われており、全体を表面材1で被覆してい
る。そして最下層にはずれ止めテープ4が設けら
れている。吸収層3の上方両端部に位置する液透
過性表面材1には疎水性繊維からなる繊維状集合
体7が、設けられ、繊維状集合体7の溶着により
表面材1と一体化されている。そして繊維状集合
体7は第1図より明らかなように繊維間に空隙が
多数存在する。 本発明に用いることができる液透過性表面材
は、別に指定はないが、入手のしやすさから不織
布が好ましく、不織布の素材としてはレーヨン等
の親水性素材やポリオレフイン等の疎水性素材の
どちらでも良い。また、その製法も湿式法、乾式
法、スパンボンド法、パンチング法等制約を受け
ない。 繊維状集合体を形成する繊維としては疎水性を
有している必要があり、後述の一体化する方法に
適するよう、熱可塑性もしくは溶剤可溶性を有し
ていることが望ましく、オレフイン系、ウレタン
系、エステル系、アミド系、酢酸ビニル系、アク
リル系等巾広く使用可能である。具体的にはポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイ
ロン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリウレタ
ン、ポリブタジエン、ハイスチレン、ビニリデ
ン、エチレンプロピレンラバー、アセテート等ノ
ズルから噴出可能で繊維状集合体形成可能な樹脂
であれば良い。中でもコスト、加工性から考えて
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、
エチレン酢酸ビニル共重合体が、また、しわがよ
りにくい点から弾性を有するポリウレタン、ポリ
ブタジエン、エチレンプロピレンラバーが推奨さ
れる。繊維の太さは、隣接する繊維間に生じる空
隙の大きさに影響を及ぼし、空隙は小さい方が望
ましいので細い繊維が好ましく、風合いの点も考
慮すると1〜40ミクロンが好ましく、加工性の点
から3〜20ミクロンが更に好ましい。また、繊維
に撥水性処理剤、濁り剤、顔料等の使用を防げる
ものではない。 液透過性表面材に一体化される繊維状集合体の
量は多ければ多い程横漏れ防止効果があがるので
5〜50g/m2が好適である。更に、繊維状集合体
の巾は原則的に制限はないけれど、より効果を有
するためには5mm以上あることが望ましく、一端
の巾が生理用ナプキンの巾の1/3である方が、経
血の受入れ箇所がはつきりして望ましい。 液透過性表面材と繊維状集合体を一体化させる
方法としては溶融法もしくは溶剤法が好ましい。
溶融法とは熱溶融性樹脂をその融点より高い温度
迄加熱することにより溶融し、細孔ノズルより液
透過性表面材の上に噴射する方法であり、液透過
性表面材の上で繊維状に固化し液透過性表面材と
一体化される。また溶剤法とは樹脂を溶剤で溶か
した後、液透過性表面材の上に通常用いられるご
とく空気を伴い、もしくは空気を伴わずにスプレ
ーした後乾燥させ、溶剤を除去する方法である。
これらの方法により液透過性表面材と繊維状集合
体は一体化される。この際、用いられる溶剤は繊
維状集合体を構成する繊維を溶かす溶剤であれば
何でもかまわないが、入手のしやすさや取扱いの
容易さからテトラヒドロフラン(THF)、ジメチ
ルホルムアミド(DMF)やトルエン、アセトン、
ヘキサン、酢酸エチル等が推奨される。 液透過性表面材と繊維状集合体を一体化する方
法として、たとえば接着剤を用いる方法やヒート
エンボスによる方法もあり得るが、これらの方法
は繊維間に空隙を有しないので本発明には適さな
い。ただしこれらの方法と前述の溶融法や溶剤法
を併用することは防げないが、この場合は繊維間
の空隙や風合いの点を考慮すると接着剤やヒート
エンボスを施こした部位は40%以下にすることが
望ましい。 第4図に別の態様を示す。この態様は、第2図
とほとんど同様であるが、繊維状集合体7が生理
用ナプキンの側面にも設けられている点で異な
る。第4図の態様の方が横漏れ防止に関してより
効果的である。 第5図と第6図には更に別の態様を示す。これ
らはそれぞれ、第2図と第4図に対応している
が、液透過性表面材1の上面を形成する中央部に
も繊維状集合体7が設けられている。この中央部
に設けられた繊維状集合体は、液透過性表面材1
に疎水性を付与すれば足り、あまり厚くすると液
透過性に支障があり好ましくなく、3〜5g/m2
が好ましい。 第7図に本発明の吸収性物品を主としてつかい
すておむつに適用した例を示す。もちろんこの構
成は生理用ナプキンにも適用することができる。
この構成は吸収層3の下面に吸収層3の下面より
巾広の防漏材2が設けられており、液透過性表面
材1が吸収層3と防漏材2を覆うように設けられ
ている。必要に応じて固定テープやずれどめテー
プが付されていても良い。 第8図、第9図、第10図には第4図、第5
図、第6図に対応した態様を示す。第10図と第
8図において、繊維状集合体7は防漏材2の上部
にある液透過性表面材1の上にも設けられている
が、この部位の繊維状集合体は省略することも可
能である。 〔実施例〕 次に実施例及び比較例を示すことにより本発明
の理解を高める一助とする。 本発明の効果を確認する液拡散性並びに防漏性
の測定方法は次の方法によつた。 (1) 拡散性(吸い上げクレム試験法準用) 種々条件で繊維状集合体が一体化された試験片
を実際ナプキンを構成する時の巾方向で15cm巾に
切断し、巾方向で中心にくると考えられる部分を
基準に馬脱繊維血の中に浸漬し、その使用面側に
構成される側(繊維状集合体側)の10分後の吸い
上げ距離を測定する。 結果は吸い上げ距離の少ないものが良い。 (2) 防漏性 種々条件で繊維状集合体が一体化された試験
片の基台表面材パルプ2g、吸収紙1.2g、吸
液ポリマー0.3gを基本材料として、第2図又
は第4〜10図に示すような試験ナプキンを試
作した。その後第3図に示す様に試験ナプキン
を実際の装着形状に近い山形(90°)にセツト
し、その頂上部から馬脱繊維血10c.c.を、これ
又、実際に相当する装着圧50g/cm2の圧下にお
いて、5c.c./30分で2回に分け注入し、その状
態で1時間後に吸収体横部からのモレを横モレ
としてその横モレ状態を観察した。 結果は横モレのない事が当然良い。 試験は各サンプルについて10点行い、10点サ
ンプル中何点横モレしたかを示したもので例え
ば2/10とは10点中2点にモレが発生したことを
意味する。 動的人体モデル評価 防漏性のサンプルを用い、第14図に示す如
く可動式女性腰部モデル8に、第15図に示すよ
うに試験サンプル10をセツトし、始動後1時間
後及び2時間後に疑似血液滴下用チユーブ9より
各5gの疑似血液を計2回計10g注入し、計3時
間の間前後開脚(歩行、D,D′の方向)と横方
向開脚、閉脚(C,C′の方向)を繰り返した後、
試験サンプル10のモレをチエツクした。試験は
各サンプルについて10点行い、10点サンプル中何
点横モレしたかを示したものである。 実施例 1(溶融法) 表1に示す各種熱溶融性樹脂をその融点より高
い温度で溶融し、直径0.3mmのノズルから300℃の
熱風と共に予備加熱された不織布の上に噴射し両
者を一体化させた表面材を作成した。なお、繊維
径は熱風量や吐出圧力を変えることにより調整
し、繊維状集合体重量は噴射時間を変えることに
より調整した。又、不織布は、第2図、第4〜6
図は下記比較例のNo.6、第7〜10図はNo.2のも
のを用いた。 この評価結果を表1に示す。
【表】
実施例 2(溶剤法)
表2に示す各種樹脂を9倍の重量の溶剤に溶か
し、10重量%溶液を作成し、不織布の上にスプレ
ーガンにて圧縮空気と共に吐出し、乾燥させて表
面材を得た。なお、繊維径は空気量や吐出圧力を
変えることにより調整し、繊維状集合体重量は噴
射時間を変えることにより調整した。又、不織布
は実施例1と同じものを用いた。 この評価結果を表2に示す。
し、10重量%溶液を作成し、不織布の上にスプレ
ーガンにて圧縮空気と共に吐出し、乾燥させて表
面材を得た。なお、繊維径は空気量や吐出圧力を
変えることにより調整し、繊維状集合体重量は噴
射時間を変えることにより調整した。又、不織布
は実施例1と同じものを用いた。 この評価結果を表2に示す。
【表】
比較例
繊維状集合体が一体化されてない種々の不織布
について、実施例1もしくは実施例2と同様の評
価を行つた。その結果を表3に示す。
について、実施例1もしくは実施例2と同様の評
価を行つた。その結果を表3に示す。
本発明の吸収性物品は上述のごとき構成をして
いるので、第3図に示すように、一度吸収層に吸
収された経血や尿等の人体分泌液を、再度表面材
1が吸収しても、表面材1には繊維状集合体7が
溶着されているので、表面材における人体分泌液
の拡散が小さく、かつ繊維状集合体7が疎水性で
あるので、そこから漏れることがなく、横漏れ防
止に対して多大の効果がある。また繊維状集合体
には繊維間に空隙があるので、人体分泌液に対す
る防漏性はあつても通気性は損われず、使用に際
してむれることがなく、快的に使用できるもので
ある。 更に繊維状集合体が弾性を有する場合には、第
13図a,bに示すように使用時においても長辺
側部にしわが発生しにくく、この点からも横漏れ
防止にすぐれている。
いるので、第3図に示すように、一度吸収層に吸
収された経血や尿等の人体分泌液を、再度表面材
1が吸収しても、表面材1には繊維状集合体7が
溶着されているので、表面材における人体分泌液
の拡散が小さく、かつ繊維状集合体7が疎水性で
あるので、そこから漏れることがなく、横漏れ防
止に対して多大の効果がある。また繊維状集合体
には繊維間に空隙があるので、人体分泌液に対す
る防漏性はあつても通気性は損われず、使用に際
してむれることがなく、快的に使用できるもので
ある。 更に繊維状集合体が弾性を有する場合には、第
13図a,bに示すように使用時においても長辺
側部にしわが発生しにくく、この点からも横漏れ
防止にすぐれている。
第1図は本発明の吸収性物品の一実施例を示す
平面図、第2図はそのX−X′線断面図、第3図
はその横モレ防止機構を示す横断面図、第4〜1
0図はそれぞれ本発明の吸収性物品の別の実施例
を示す略示断面図である。第11図は従来の生理
用ナプキンの一例を示すもので、aは使用前の状
態を示す横断面図、bは使用状態を想定した横モ
レ発生の横断面モデル図、第12図は表面材を改
良した従来の生理用ナプキンの例を示すもので、
aは第11図bと同様の吸収特性横断面モデル
図、bは吸収層から逆戻りした血液が不織布の表
面を流れ横モレを発生した横断面モデル図、第1
3図は装着時のナプキンの状態を示すものでaが
側面図、bが平面図である。第14図は可動式女
性腰部モデルの斜視図、第15図はそのモデルに
試験サンプルを設置した図である。 記号の簡単な説明、1……表面材、2……防漏
材、3……吸収層、4……ズレ止めテープ、5…
…血液、5a……表面材上又は一部表面材中を拡
散する血液、5b……横モレを示した血液、6…
…ナプキン横側(長辺側)端部に発生した溝、7
……繊維状集合体、8……可動式女性腰部モデ
ル、9……疑似血液滴下用チユーブ、10……試
験サンプル。
平面図、第2図はそのX−X′線断面図、第3図
はその横モレ防止機構を示す横断面図、第4〜1
0図はそれぞれ本発明の吸収性物品の別の実施例
を示す略示断面図である。第11図は従来の生理
用ナプキンの一例を示すもので、aは使用前の状
態を示す横断面図、bは使用状態を想定した横モ
レ発生の横断面モデル図、第12図は表面材を改
良した従来の生理用ナプキンの例を示すもので、
aは第11図bと同様の吸収特性横断面モデル
図、bは吸収層から逆戻りした血液が不織布の表
面を流れ横モレを発生した横断面モデル図、第1
3図は装着時のナプキンの状態を示すものでaが
側面図、bが平面図である。第14図は可動式女
性腰部モデルの斜視図、第15図はそのモデルに
試験サンプルを設置した図である。 記号の簡単な説明、1……表面材、2……防漏
材、3……吸収層、4……ズレ止めテープ、5…
…血液、5a……表面材上又は一部表面材中を拡
散する血液、5b……横モレを示した血液、6…
…ナプキン横側(長辺側)端部に発生した溝、7
……繊維状集合体、8……可動式女性腰部モデ
ル、9……疑似血液滴下用チユーブ、10……試
験サンプル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 吸収層およびその上方に位置する液透過性表
面材を有する吸収性物品において、 少なくとも吸収層の上方両端部に位置する液透
過性表面材は疎水性繊維からなる繊維状集合体と
一体化されてなり、繊維状集合体は繊維間に空隙
を有し、繊維状集合体と表面材がその接する箇所
において繊維の溶着により一体化されてなること
を特徴とする吸収性物品。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60027893A JPS61187854A (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 | 吸収性物品 |
| GB08603560A GB2171016B (en) | 1985-02-15 | 1986-02-13 | Absorbent article |
| DE19863604555 DE3604555A1 (de) | 1985-02-15 | 1986-02-13 | Hygieneartikel |
| CA000501873A CA1306832C (en) | 1985-02-15 | 1986-02-14 | Absorbent article including hydrophobic microfilament aggregate |
| ES1986292314U ES292314Y (es) | 1985-02-15 | 1986-02-14 | Un articulo sanitario |
| FR8602102A FR2577420A1 (fr) | 1985-02-15 | 1986-02-17 | Article absorbant a usage hygienique |
| US07/492,328 US5069677A (en) | 1985-02-15 | 1990-03-12 | Absorbent article |
| HK541/90A HK54190A (en) | 1985-02-15 | 1990-07-19 | Absorbent article |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60027893A JPS61187854A (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 | 吸収性物品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61187854A JPS61187854A (ja) | 1986-08-21 |
| JPH0480701B2 true JPH0480701B2 (ja) | 1992-12-21 |
Family
ID=12233566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60027893A Granted JPS61187854A (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61187854A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2501270B2 (ja) * | 1992-05-18 | 1996-05-29 | キヤノン株式会社 | 光学的情報記録方法 |
| US5578025A (en) * | 1994-07-06 | 1996-11-26 | The Procter & Gamble Company | Sanitary napkin having stiffening side stabilizers |
| EP0976375A1 (en) * | 1998-07-29 | 2000-02-02 | The Procter & Gamble Company | Disposable absorbent article having fecal management layer |
| JP2009136309A (ja) * | 2007-12-03 | 2009-06-25 | Oji Nepia Kk | 吸収性物品 |
| JP5021436B2 (ja) * | 2007-12-03 | 2012-09-05 | 王子ネピア株式会社 | 吸収性物品 |
-
1985
- 1985-02-15 JP JP60027893A patent/JPS61187854A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61187854A (ja) | 1986-08-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |