JPH0481422A - エポキシ樹脂組成物、樹脂硬化物、プリプレグおよび繊維強化プラスチック - Google Patents

エポキシ樹脂組成物、樹脂硬化物、プリプレグおよび繊維強化プラスチック

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JPH0481422A
JPH0481422A JP19595290A JP19595290A JPH0481422A JP H0481422 A JPH0481422 A JP H0481422A JP 19595290 A JP19595290 A JP 19595290A JP 19595290 A JP19595290 A JP 19595290A JP H0481422 A JPH0481422 A JP H0481422A
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epoxy resin
component
resin composition
formula
resin
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JP19595290A
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Hajime Kishi
肇 岸
Nobuyuki Odagiri
小田切 信之
Kuniaki Tobukuro
戸袋 邦朗
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高靭性、高弾性率、さらには耐熱性、耐熱分
解性、低吸水性、耐溶剤性に優れた樹脂硬化物を与える
エポキシ樹脂組成物、それをマh l)ックス樹脂とす
るプリプレグ、その硬化物および繊維強化プラスチック
に関する。
[従来の技術] エポキシ樹脂はその優れた力学的特性、耐薬品性などを
生かし、成形、積層、接着剤、封止剤など各種産業分野
に広く使用されている。特に強化繊維と、マドIJック
ス樹脂を必須の構成要素とする繊維強化複合材料にはエ
ポキシ樹脂が多く使われている。しかしながら一方にお
いて、エポキシ樹脂は脆いという欠点を有しており硬化
物の耐衝撃性が悪いなどの問題点を有している。特に航
空機、自動車等の構造材料に用いる場合、耐衝撃性か悪
いことは大きな問題である。
これらエポキシ樹脂の欠点、特に脆さを改良するために
以下の様々な試みがなされてきた。
■ ディアマントらが第29回ナショナル・サンペ・シ
ンポジウム(1984)のp、 422−436に記し
ているように、末端官能基を有するゴム状ポリマー(例
えばカルボキシル基末端ブタジェン・アクリロニトリル
ゴム)をエポキシ樹脂に加え−ることにより樹脂靭性が
向上する。しかし、弾性率(特に高温での弾性率)の低
下が大きいといった欠点を有する。
■ また、このゴム添加による靭性向上は架橋密度が低
いエポキシ樹脂にのみ有効であり、高架橋密度のエポキ
シには適用できないことかイーらの検討(“エラストマ
ー改質エポキシ樹脂の高靭性化機構第2報”ナサ・コン
トラクター・レポート3852  p、 20 (19
84))で証明された。
■ 高架橋密度のエポキシ樹脂を高靭性化する試みとし
て熱可塑性樹脂をエポキシ樹脂組成物に加えることが行
なわれてきた。ポリマーVo1.30p、 213 (
1989)においてシー・ビー・バックナルらがポリエ
ーテルイミドを改質剤として検討している。硬化樹脂は
ミクロ相分離構造をとり、ポリエーテルイミドの添加量
が増えるにつれ、ポリエーテルイミドがドメインを形成
するモルホロジーからポリエーテルイミドが連続相を形
成するモルホロジーへと変化し、添加量が増えるに従い
硬化樹脂の靭性が向上すると述べている。しかし、ポリ
エーテルイミドの相が容易に塩化メチレンによって溶か
されることか記載されているように、耐溶剤性に劣ると
いう欠点がある。また、高分子量の熱可塑性樹脂を添加
するために組成物の粘度か著しく高くなり、作業性か大
きく低下するという欠点もある。
■ 末端にエポキシと反応する官能基を有し、また多量
に添加できるようオリゴマ領域の分子量を有する熱可塑
性樹脂を改質剤とする試みもなされた。例えば米国特許
第4656208号明細書および特開昭61−2280
16号においてエポキシ反応性の官能基を末端に有する
ポリスルホンオリゴマーをエポキシ樹脂組成物に加える
検討かなされている。硬化樹脂はミクロ相分離構造(海
島構造)をとり、連続相にはポリスルホンか高濃度に存
在し、高い靭性を発現すると述べられている。同様の検
討は第31回サンペ・シンポジウムP580 (198
6)においてジェー・イー・マツフグラスらが発表して
いる。樹脂靭性はポリスルホンの分子量の増加や添加量
の増加とともに大きくなるが、それに伴い系の粘度か上
がり作業性が低下すると述べている。欧州特許公開第0
311349(1989)号明細書においてもやはりア
ミン末端ポリアリルスルホンをエポキシ樹脂組成物に加
える検討がなされている。硬化樹脂のモルホロジーは写
真が不鮮明ではっきり判らないが、ポリアリルスルホン
の骨格構造によって均一構造のもの、ポリアリルスルホ
ン相とエポキシ樹脂相に相分離し両相か連続構造である
もの、連続相かポリアリルスルホンで島相かエポキシ相
であるものと変化するとしている。そして、ポリアリル
スルホン相とエポキシ樹脂相か両相とも連続構造である
ときに最も靭性が高くなると述べている。しかし、ポリ
スルホン系の改質剤を用いた場合、エポキシ樹脂の耐熱
性を改善するには至らず、選択するエポキシ樹脂によっ
てはその耐熱性か低下することになる。
■ エポキシ樹脂の靭性を改良しつつ、同時に湿潤状態
でのガラス転移温度(Tg)を向上させる試みが特開平
2−622号でなされている。反応性末端を有するポリ
アミド、イミドまたはアミドイミドオリゴマを靭性改質
剤とすれば、オリゴマのTgがエポキシ樹脂のTgと同
等以上であるため、靭性のみでなく湿潤状態でのTgも
向上するというものである。芳香族ポリイミドは一般的
に溶剤に溶けにくいか、芳香族ジアミンのベンゼン環に
バルキーな置換基を導入することによってポリイミドの
溶解性か向上することはよ(知られている。特開平2−
622号の場合もその実施例に示されている p−ビス
(4−イソプロピリデン−26−シメチルアニリン)ベ
ンゼンといったベンゼン環に置換基を持つジアミンを用
いて合成したポリイミドは、約80°C以下でエポキシ
樹脂に可溶と記されている。アセトンやメチルエチルケ
トンにも溶解するほど溶剤に溶けやすいポリイミドであ
る。そのイミドオリゴマを30 w t%添加して調整
したエポキシ樹脂硬化物の靭性値は最高でもK +c=
 1.5MPa、/−m程度であり充分とはいえない(
弾性率3.5GPaとするとG、C=6301ardと
換算される)。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らは卓越した高靭性を有し、同時に高弾性率、
低吸水性、高耐熱性、高耐熱分解性、高耐溶剤性を併せ
持ち、それら諸物性の安定性が高い硬化物を与えるエポ
キシ樹脂組成物、さらにはそれをマトリックス樹脂とす
るプリプレグ、その硬化物および繊維強化プラスチック
を提供せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するため、次のような構成を採
用する。
すなわち、本発明のエポキシ樹脂組成物は、次の構成要
素[A]、[B]を必須とするものである。
[A] :エポキシ樹脂 [B] :式■の構造の成分を必須とし、アミン基末端
を有するポリイミド F3 また、本発明は上記樹脂をマトリックス樹脂とするプリ
プレグ、その硬化物および繊維強化プラスチックを提供
するものである。
以下、構成要素別に説明を加える。
本発明に構成要素[A]として用いられる要素はエポキ
シ樹脂である。エポキシ樹脂とは1分子あたり平均2個
以上のエポキシ基を有する樹脂である。特に、アミン類
、フェノール類、炭素炭素二重結合を有する化合物を前
駆体とするエポキシ樹脂が好ましい。具体的には、アミ
ン類を前駆体とするエポキシ樹脂として、テトラグリシ
ジルジアミノジフェニルメタン、トリグリシジル−pア
ミノフェノール、トリグリシジル−m−アミノフェノー
ル、トリグリシジルアミノクレゾールの各種異性体、フ
ェノール類を前駆体とするエポキシ樹脂として、ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フェノール
ノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エ
ポキシ樹脂、レゾルシノール型エポキシ樹脂、炭素炭素
二重結合を有する化合物を前駆体とするエポキシ樹脂と
しては、脂環式エポキシ樹脂等があげられる。
また、これらのエポキシ樹脂をブロム化したブロム化エ
ポキシ樹脂も用いられる。これらエポキシ樹脂は2種以
上の混合系で用いてもよく、モノエポキシ化合物を含有
しても良い。例えは、グリシジルアミン型エポキシ樹脂
とグリシジルエーテル型エポキシ樹脂の組合せによる組
成物は耐熱性、耐水性および農作業性を併せ持つため好
ましい。
特に、トリグリシジル−p−アミノフェノール、トリグ
リシジル−m−アミノフェノールの誘導体といったグリ
シジルアミン型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、レゾルシ
ノール型エポキシ樹脂といったグリシジルエーテル型エ
ポキシ樹脂の組合せは、それぞれの樹脂の低粘度性に起
因して作業性に優れた樹脂組成物を与える。
通常、エポキシ樹脂は硬化剤と組合せて用いられる。硬
化剤はエポキシ基と反応しうる活性基を有する化合物で
あればこれを用いることかできる。
好ましくは、アミノ基、酸無水物基、アジド基、水酸基
を有する化合物が適している。例えば、ジシアンジアミ
ド、ジアミノジフェニルスルホンの各種異性体、アミノ
安息香酸エステル類、各種酸無水物、フェノールノボラ
ック樹脂、クレゾールノホラック樹脂か挙げられるかこ
れに限定されない。ジシアンジアミドはプリプレグの保
存性に優れるため好んで用いられる。芳香族シアミンを
硬化剤として用いると耐熱性良好なエポキシ樹脂硬化物
か得られる。特に、ジアミノジフェニルスルホンの各種
異性体は、耐熱性の良好な硬化物を与えるため本発明に
は最も適している。アミノ安息香酸エステル類としては
、トリメチレングリコールジ−p−アミノベンゾエート
やネオペンチルグリコールジ−p−アミノベンゾエート
が好んで用いられ、ジアミノジフェニルスルホンに比較
して、耐熱性に劣るものの、引張伸度、靭性に優れるた
め、用途に応じて選択して用いられる。メチルへキサヒ
ドロ無水フタル酸に代表される酸無水物を硬化剤として
用いると、耐熱性が高い硬化物を与え、低粘度で作業性
に優れたエポキシ樹脂組成物が得られる。フェノールノ
ボラック樹脂あるいはクレゾールノホラック樹脂はこれ
を硬化剤として用いると、分子鎖中に耐加水分解性の優
れたエーテル結合が導入され硬化物の耐湿性が向上する
ため好ましい。さらに、種々の硬化触媒も併用すること
ができる。その代表的なものは三フッ化はう素のモノエ
チルアミン錯体である。また、シアネート樹脂(トリア
ンン樹脂)もエポキシ樹脂と組み合わせて好ましく用い
られる。この場合、シアネートはエポキシと硬化反応を
おこし、吸水率の低い樹脂硬化物を与える。
構成要素[B]は、エポキシ樹脂の耐熱性をさらに高め
、高弾性率、高耐溶剤性を損わないために、芳香族系の
ポリイミドオリゴマを用いる。
般にポリイミドは芳香族系熱可塑性樹脂の中でも特に耐
熱性、耐溶剤性に優れている。耐溶剤性に優れているこ
とを裏返せば、エポキシ樹脂モノマに容易には溶解しな
いことを意味する。しかし、本発明者らは上記式■の骨
格を有する含フツ素ポリイミドが、アセトン、メチルエ
チルケトンといった汎用溶剤には溶解しないがエポキシ
樹脂モノマには溶解しうろことを見出した。そして、こ
れを改質剤として用いることによって、特に顕著な高靭
性、高耐熱性、低吸水率さらには高い耐溶剤性を有する
エポキシ樹脂組成物を発明したのである。
前述の公知側特開平2−622号の場合、エボキシ改質
用ポリイミドオリゴマ合成に用いた芳香族アミンとして
、実施例にはp−ビス(4−イソプロピリデン−2,6
−シメチルアニリン)ベンゼンといった特定の構造のジ
アミンを用いている。これは芳香環に置換基を持ち、そ
れによって溶解性向上を狙ったものだか、このような構
造を有するイミドオリゴマを用いた場合、エポキシ硬化
物の靭性改良効果が不十分であった。また、公知側特開
平2−622号におけるイミドオリゴマの記載において
アミン成分を共重合した例は示されていない。
しかるに、本発明者は、主鎖の芳香環上にバルキーな置
換基を有しない、式■の骨格を有するポリイミドオリゴ
マを用いることによって高靭性なポリイミドを得、意外
にもこれがエポキシ可溶性であることを見い出し、しか
もエポキシ樹脂の靭性を飛躍的に改善せしめることに成
功したのである。
さらに構成要素[B]は、式Iの構造と式■、■の構造
で表わされる他のジアミンモノマを共重合することか好
ましい。特に、式■及び式■においてXか一〇−,−3
O2−+ −c (cIl(3) 2結合であることは
樹脂靭性を高める上で特に好ましい。また、合成に用い
る酸二無水物としては式■においてYが一〇−あるいは
一〇〇−であるか、nがOであることがエポキシ溶解性
を高め、また硬化樹脂の靭性を高める上で特に好ましい
とくに好ましい共重合ポリイミドを用いれば、それによ
って改質されたエポキシ樹脂のG Icは1000J/
rdを上回る。
xは−Co−、−3o2−、−0−、−3或いは−C(
M) 2−(Mは水素、アルキル、アリルまたはハロア
ルキル)を意味し、nはOもしくは1である。
Yは−co−,−5o2−.−〇−−8或いは−c (
M) 2− (Mは水素、アルキル、またはハロアルキ
ル)を意味し、nは0もしくは1である。
構成要素[B]における式■のジアミン構造と式■およ
び/または式■のジアミン構造との共重合比率(モル比
)は0.5:9.5〜10:0か好ましい。構成要素[
B]をエポキシ樹脂モノマに溶解させた際の粘度の観点
から37〜10・0か好ましく、特に55〜100が好
ましい。また、硬化樹脂の°靭性の観点からは19〜9
 川かさらに好ましい。
以下にオリゴマ合成に好ましいジアミンおよび酸二無水
物の例をあげるか本発明はこれに限定されるものではな
い。
この含フツ素芳香族ポリイミドを構成要素[B]として
用いると、硬化物中に少なくとも構成要素[B]を主と
した相か3次元的に連続構造となるミクロ相分離構造か
形成され、それによって従来得られなかった高い靭性を
持つ硬化物となった。
本発明の樹脂組成物が与える硬化物のモルホロジーの一
例を図1に示す。これは、実施例1のエポキシ樹脂硬化
物の研磨面をオスミウム酸染色し、走査型電子顕微鏡で
反射電子像を撮影した写真である。組成の異なる2つの
相の存在か明確であり、連続相中に他相の分散相かある
ことがわかる。同じ視野をX線マイクロアナライザーに
より元素分析することによって、構成要素[A]が主で
ある相と、構成要素[B]が主である相との区別も可能
である。この実施例1の場合、連続相か他相に比ベフッ
素元素を高濃度に含むことがわかり、そちらか構成要素
[B]か主である相と容易に断定できる。
構成要素[B]を主とする連続相(海相)中に存在する
構成要素[A]を主とする分散相(島相)の大きさは、
約101乃至50ミクロンが好ましい。
0.01ミクロン以下であると破断面の凹凸深さが浅く
、高靭性を発現しにくい。逆に50ミクロンを越えても
高靭性化効果が薄れる。より好ましくは0.1乃至10
ミクロン程度、更に好ましくはo5乃至3ミクロン程度
である。
相分離構造と含フツ素ポリイミド本来の撥水性により硬
化物の吸水性は元のエポキシ樹脂に比べ、著しく小さく
なる。さらに、式■の構造によってエポキシ可溶性とな
ったポリイミドオリゴマは本来それ自体かアセトン、メ
チルエチルケトンといった汎用溶剤には溶解しない。そ
のうえエポキシ樹脂と反応する官能基を有しているため
架橋構造に組み込まれ、結果として硬化物の耐溶剤性は
卓越したものとなる。ポリイミドオリゴマの耐熱性につ
いては、共重合モノマの種類を変えることによってカラ
ス転移温度をかなり大きな範囲で任意に設定できるか、
エポキシ樹脂に比へれば十分高い耐熱性を有し、上記低
吸水率性と併せてエポキシ樹脂の湿潤状態での耐熱性を
改善する。
構成要素[B]の構造中に構成要素[A]と反応しうる
官能基を有することは、耐溶剤性の観点および樹脂靭性
の観点からも好ましい。最も好ましいのは構成要素[B
]の末端にアミン基が存在する場合である。オリゴマ合
成時に、酸二無水物に対し1モル過剰なジアミンを用い
ることによってアミノ基末端とすることが容易である。
また、本発明に好適なポリイミドオリゴマは必ずしも1
00%のイミド化率を必要とせす、部分的にアミック酸
め状態を有していても良く、相界面接着性の観点からは
場合によってはその方が好ましい。
構成要素[B]の量は樹脂組成物中10〜50重量%か
好ましい。これより少なければ靭性向上効果が小さく、
またこれより多ければ作業性の低下が顕著である。より
好ましくは15〜40重量%である。
構成要素[B]の分子量は数平均分子量にして約200
0〜20000の範囲か好ましい。これより分子量か小
さい場合、靭性向上効果か小さく、また、これより分子
量か大きければ樹脂粘度の増加が著しい。その結果、プ
リプレグ製作時の樹脂コーティングや繊維への樹脂含浸
か困難となり、またプリプレグのタック性、ドレープ性
か損われるなど作業性の低下が顕著である。より好まし
くは約2000〜10000の範囲、さらに好ましくは
約3000〜6000の範囲である。
本発明は構成要素[A]および[B]からなるエポキシ
樹脂組成物と強化繊維[C]よりなる高靭性、高強度の
繊維強化プラスチックおよびそれを与えるプリプレグを
提供する。その際に用いる強化繊維は、一般に先進複合
材料として用いられる耐熱性および引張強度の良好な繊
維である。たとえば、その強化繊維には、炭素繊維、黒
鉛繊維、アラミド繊維、炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維
、ポロン繊維、タングステンカーバイド繊維、カラス繊
維かあげらる。このうち比強度、比弾性率が良好で軽量
化に大きな寄与か認められる炭素繊維や黒鉛繊維が本発
明には最も良好である。炭素繊維や黒鉛繊維は用途に応
してあらゆる種類の炭素繊維や黒鉛繊維を用いることが
可能であるが、弓張強度450 kgf/mm2、引張
伸度1.7%以上ノ高強度高伸度炭素繊維か最も適して
いる。炭素繊維や黒鉛繊維は他の強化繊維を混合して用
いてもかまわない。また、強化繊維はその形状や配列を
限定されず、たとえは、単一方向、ランダム方向、シー
ト状、マット状、織物状、組み紐状であっても使用可能
である。また、特に、比強度、比弾性率か高いことを要
求される用途には強化繊維が単一方向に引き揃えられた
配列か最も適しているか、取り扱いの容易なりロス(織
物)状の配列も本発明には適している。
その繊維強化プラスチツク中の樹脂は上記記載のミクロ
相分離構造を有する。構成要素[A部を主とする分散相
の大きさの最適範囲は繊維と繊維の間隔よりも小さいと
ころにある。したがって、その最適範囲は繊維含有率の
影響を受けるか、約001乃至10ミクロンの範囲にあ
り、より好ましくは01乃至3ミクロン程度である。繊
維強化プラスチツク中において、構成要素[B]を主と
する相か構成要素[A部を主とする相と分離して存在し
た場合、構成要素[A部を主とする相が強化繊維[C]
の周辺に偏在することは繊維と樹脂との接着の観点から
好ましい。
本発明の組成物により製造された硬化樹脂の破壊歪エネ
ルギー解放率Gicは、タプルトーション(D T)法
で測定される。測定法の概略を図2に示した。DT法に
ついて詳しくはジャーナル・オフ・マテリアルズ・サイ
エンス20 (1985) p、 77−84などに記
載されている。G、。は亀裂発生荷重P、コンプライア
ンスCの亀裂進展距離a1に対する傾き△C/△a1お
よび亀裂進展部のサンプル厚みtから次式によって計算
される。
G、、、=P2 (△C/△at)/2t(但し、コン
プライアンスCは、亀裂発生時のクロスヘツド変位量δ
および亀裂発生荷重Pによって定義される。C−δ/P
) 荷重をかけるクロスヘツドの速度は1mm/min  
とした。
[作用] 本願発明において構成要素[B]の添加は、エポキシ樹
脂硬化物中に相界面接着性の良好なミクロ相分離構造を
形成し、構成要素[B]を主とする相か、3次元に連続
した構造をもたらす。構成要素[B]を主とする連続相
中の構成要素[A部を主とする分散相の大きさか約0.
01乃至50ミクロンであることを特徴とする。
このようなミクロ相分離構造を形成することによって、
破壊靭性か著しく改善されたエポキシ樹脂を与える。ま
た、構成要素[B]の添加は、エポキシ樹脂の耐熱性を
向上させ、吸水率を低下せしめる効果が著しい。しかも
構成要素[B]の添加は熱硬化性樹脂本来の高弾性率、
高耐溶剤性を保つのである。
[実施例] 以下の実施例は本発明をより詳細に説明するためのもの
であり、その内容に限定されるものではない。
実施例I A部 窒素導入口および温度計、撹拌器および脱水トラップを
装着した3000ml容のセパラブルフラスコに窒素置
換のもとて140g (0,34mol)の2.2−ビ
ス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル1プロパン
(BA P P ) 、176g (0,34mol)
の2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]へキサフルオロプロパン(HFBAPP)[和歌出
精化工業(株)製]を1200m1のN−メチル−2−
ピ0リドン(NMP)に撹拌溶解した。そこへ固体状の
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(S−BPDA)
[三菱化成(株)製] 180g (0,61mol)
を少しずつ加え、室温で3時間撹拌した後、120°C
に昇温し1時間撹拌した。フラスコを室温に戻しトリエ
チルアミン50m1とトルエン5〕m1を加えた後、再
び昇温し160°Cで共沸脱水すると約22m1の水か
得られた。この反応混合物を冷却した後、倍量のNMP
で希釈し、ゆっくりと201のアセトン中に注きアミン
末端ポリイミドオリゴマーを固体生成物として沈殿させ
た。そして、その沈殿物を180°Cで真空乾燥した。
このオリゴマーの数平均分子量(Mn)をジメチルホル
ムアミド(DMF)溶媒を用いてゲルパーミェーション
クロマトグラフィー(G P C)で測定すると、ポリ
エチレングリコール(PEG)換)Eて4200であっ
た。またガラス転移点は示差熱分析計(D S C)に
よると239°Cであった。また、イミド化がほとんど
完全に進行していること、およびアミン末端率が約95
%であることがNMRスペクトルかられかった。
B部 ビーカーに上記A部のポリイミドオリゴマ36gおよび
レゾルシノールジグリシジルエーテル(HELOXY 
 WC−69:ウイルミントンケミカル社製)57gを
加えた。それを150°Cで1時間加熱溶解し、次いで
27gのスミキュアーS(4,4DDS)[住人化学工
業(株)製]を加え10分間で溶解させた。
その容器に真空ポンプを接続し真空脱泡した後、内容物
をあらかしめ120°Cに予熱しておいた離型処理を施
したモールド(空所の寸法は120 X120X3mm
)に注き込んだ。オーブン中で180°Cて2時間硬化
反応させて3mm厚の樹脂硬化板を調製した。
得られた硬化樹脂のTgはDSC測定で178°Cおよ
び206°Cであった。ここから前記のサンプルを切り
出し、破壊歪エネルギー解放率GICを測定したところ
15101/n(てあり、曲げ弾性率Eは370kg/
mm2であった。ここから、次式により樹脂靭性KIC
を計算すると2.3MPa、frn となった。
K、C= (GIC−E)”2 また、60X 1(lx 2mmの樹脂板を20時間煮
沸したところその吸水率は28%であった。
硬化樹脂の研磨面をオスミウム酸染色し走査型電子顕微
鏡で反射電子像を観察すると、一方の相か連続構造であ
りその中に球状の分散相が存在するミクロ相分離構造が
みられた。その写真か図1である。分散相の直径は05
〜4μmであった。
さらに同じ視野をX線マイクロアナライサーによって元
素分析したところ、写真で黒くみえるハイコントラスト
の連続相にフッ素元素か濃く分布しており、この連続相
がポリイミドリッチ相であることかわかった。
0部 プリプレグは次のようにして調製した。
ニーダで上記組成の樹脂を調製し、シリコン離型剤をあ
らかじめ薄(塗付した離型紙に一定の厚さでコーティン
グした。炭素繊維(トレカT800H)E東しく株)製
コをもちいて、先に調製した樹脂コーテイング紙2枚の
あいだに炭素繊維を1方向に引き揃えてから圧着させて
プリプレグとした。
この時プリプレグ中の樹脂の重量分率は35%であり、
炭素繊維の目付は145g/mであった。このプリプレ
グを疑似等方構成((+45°790°/−45゜70
°)45)で32層に積層し、通常の真空バッグオート
クレーブ成形法を用い、6kg/adの加圧下で180
°CX2時間の加熱を行い硬化板を得た。
その繊維容積は56層2%であった。4″×6″の試験
片を切り出し、1500in・lb/inの衝撃エネル
ギーを与えた後、圧縮試験を行った。その結果、52k
siの残存圧縮強度を示した。また、上記プリプレグを
単一方向に16枚積層し、同様に成形した硬化板を用い
て90’引張伸度を測定したところ1.4%であった。
実施例2 A部 147 g (0,357mol)の2.2−ビス[4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン(BA
PP) 、79g(0152mol)の2,2−ビス(
4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]へキサフルオ
ロプロパン(HFBAPP)[和歌出精化工業(株)製
]およびビフェニルテトラカルボン酸二無水物(S−B
PDA)[三菱化成(株)製] 135g(0,46m
ol)を原料モノマーとして用いた他は実施例子と同様
の手順でポリイミドオリゴマーを合成した。
このオリゴマ〜の数平均分子量(Mn)は、ポリエチレ
ングリコール(PEG)換算で4500であった。
またガラス転移点は示差熱分析計(DSC)によると2
34°Cであった。また、イミド化率が約96%である
ことおよびアミン末端率か約92%であることかN M
 Rスペクトルかられかった。
B部 ビーカーに上記A部のポリイミドオリゴマ36gおよび
レゾルシノールジグリシジルエーテル(HELOXY 
 WC−69)[ウイルミントンケミカル社製]57g
を加えた。それを150’Cで1時間加熱溶解し、次い
で27gのスミキュアーS (4,4DDS)[住人化
学工業(株)製]を加え10分間で溶解させた。
その容器に真空ポンプを接続し真空脱泡した後、内容物
をあらかじめ120°Cに予熱しておいた離型処理を施
したモールド(空所の寸法は120 X120X3mm
)に注ぎ込んだ。オーブン中で180°Cで2時間硬化
反応させて3mm厚の樹脂硬化板を調製した。
得られた硬化樹脂のTgはDSC測定で180°Cおよ
び210°Cてあった。ここから前記のサンプルを切り
出し、破壊歪エネルギー解放率G Icを測定したとこ
ろ14701/mてあり、曲げ弾性率は370kg/m
m2てあった。ここから、樹脂靭性に、Cを計算すると
2.3〜IPa、/−mとなった。また、60X fo
x 2nucの樹脂板を20時間煮沸したところその吸
水率は28%であった。
硬化樹脂の研磨面をオスミウム酸染色し走査型電子顕微
鏡で反射電子像を観察すると、一方の相か連続構造であ
りその中に球状の分散相か存在するミクロ相分離構造が
みられた。さらに同じ視野をX線マイクロアナライザー
によって元素分析したところ、連続相にフッ素元素が濃
く分布しており、この連続相かポリイミドリッチ相であ
ることかわかった。
実施例3 A部 14、03 g (0,0342mol)の2,2−ビ
ス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル1プロパン
(BAPP)、4]、 27 g (0,0796mo
l)の2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル1ヘキサフルオロプロパン(HFBAPP)[和
歌出精化工業(株)製]およびビフェニルテトラカルボ
ン酸二無水物(SBPDA)[三菱化成(株)製] 3
0g (0,102mol)を原料上ツマ−として用い
、固形分濃度か一致するように溶媒量を変えた他は実施
例1と同様の手順でポリイミドオリゴマーを合成した。
このオリゴマーの数平均分子量(Mn)は、ポリエチレ
ングリコール(PEG)換算で4600であった。
またガラス転移点は示差熱分析計(D S C)による
と238°Cであった。また、イミド化がほぼ完全に進
行していることおよびアミン末端率が約93%であるこ
とがNMRスペクトルから判った。
B部 ビーカーに上記A部のポリイミドオリゴマ25gおよび
トリグリシジル−p−アミノフェノール(MYO510
)[チバ・ガイギー製]20gおよびビスフェノールF
型エポキシ樹脂(Epc830)[犬日本インキ化学(
株)製]20gを加えた。
それを150°Cて1時間加熱溶解し、次いで18.5
gのスミキュアーS (4,4’−DDS)  [住人
化学工業(株)製コを加え10分間で溶解させた。
その容器に真空ポンプを接続し真空脱泡した後、内容物
をあらかじめ120°Cに予熱しておいた離型処理を施
したモールド(空所の寸法は120 X]20x3mm
)に注ぎ込んだ。オーブン中で180°C2時間硬化反
応させて3mm厚の樹脂硬化板を調製した。
得られた硬化樹脂のTgは202°Cおよび220°C
てあった。ここから前記のサンプルを切り出し、破壊歪
エネルギー解放率GICを測定したところ11001/
rdであり、曲げ弾性率は380kg/mm2であった
ここから樹脂靭性に、。を計算すると2.0MPafm
となった。また、60X lox 2mmの樹脂板を2
0時間煮沸したところその吸水率は2.4%であった。
硬化樹脂の研磨面をオスミウム酸染色し走査型電子顕微
鏡で反射電子像を観察すると、連続相の中に他相の球状
の分散相が存在するミクロ相分離構造を形成していた。
さらに同じ視野をX線マイクロアナライザーによって元
素分析したところ、フッ素元素か連続相中に濃く分布し
ていることがわかった。
実施例4 A部 ジアミンとしてli8.4 g (0,228mol)
の2,2−ヒス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]ヘキサフルオロプロパン(HFBAPP)[和歌出
精化工業(株)製]および酸二無水物としてビフェニル
テトラカルボン酸二無水物(S−BPDA)[三菱化成
(株)製] 60g (0,204mol)を原料モノ
マーとして用いた他は実施例1と同様の手順でポリイミ
ドオリゴマーを合成した。
このオリゴマーの数平均分子量(Mn)は、ポリエチレ
ングリコール(P E G)換算で4200であった。
またガラス転移点は示差熱分析計(DSC)によると2
28℃であった。また、イミド化率が約95%であるこ
とおよびアミン末端率が約92%であることがNMRス
ペクトルかられかった。
B部 ビーカーに上記A部のポリイミドオリゴマ36gおよび
レゾルシノールジグリシジルエーテル(HELOXY 
 WC−69)[ウイルミントンケミカル社製]57g
を加えた。それを150°Cて1時間加熱溶解し、次い
で27gのスミキュアーS(4,4’DDS)[住人化
学工業(株)製]を加え10分間で溶解させた。
その容器に真空ポンプを接続し真空脱泡した後、内容物
をあらかしめ120°Cに予熱しておいた離型処理を施
したモールド(空所の寸法は120 X120x3mm
)に注ぎ込んだ。オーブン中で180°Cて2時間硬化
反応させて3mm厚の樹脂硬化板を調製した。
得られた硬化樹脂のTgはDSC測定て180°Cおよ
び220°Cであった。ここから前記のサンプルを切り
出し、破壊歪エネルギー解放率G1cを測定したところ
10001/n(であり、曲げ弾性率は310kg/m
m2であった。ここから、次式により樹脂靭性K。を計
算すると1.9MPa4mとなった。また、60×10
10X2の樹脂板を20時間煮沸したところその吸水率
は28%であった。
硬化樹脂の研磨面をオスミウム酸染色し走査型電子顕微
鏡で反射電子像を観察すると、一方の相か連続構造であ
りその中に球状の分散相か存在するミクロ相分離構造か
みられた。さらに同し視野をX線マイクロアナライザー
によって元素分析したところ、写真で黒くみえるハイコ
ントラストの連続相にフッ素元素か濃く分布しており、
この連続相がポリイミドリッチ相であることがわかった
実施例5 A部 14、79 g (0,0342mol)の2.2−ビ
ス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル1スルホン
(BAPS−M)、41.27 g (0,0796m
ol)の2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)
フェニル]へキサフルオロプロパン(HFBAPP)[
和歌出精化工業(株)製]およびビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物(S−BPDA)[三菱化成(株)製コ
30g(0,102mol)を原料モノマーとして用い
、固形分濃度が一致するように溶媒量を変えた他は実施
例1と同様の手順でポリイミドオリゴマーを合成した。
このオリゴマーの数平均分子量(Mn)は、ポリエチレ
ングリコール(PEG)換算て5000であった。
またガラス転移点は示差熱分析計(D S C>による
と250℃であった。また、イミド化がほぼ完全に進行
していることおよびアミン末端率か約93%であること
かNMRスペクトルかられかった。
B部 ビーカーに上記A部のポリイミドオリゴマー286gお
よびビスフェノールA型エポキシ樹脂(Ep825)[
油化シェルエポキシ(株)製]50gを加え150°C
11hrて加熱溶解させ、次いて16.8gのスミキュ
アーS C4,4’−DDS)  [住人化学工業(株
)製]を加え10分間で溶解させた。
その容器に真空ポンプを接続し真空脱泡した後、内容物
をあらかじめ130°Cに予熱しておいた離型処理を施
したモールドに注き込んだ。オーブン中で180℃で2
時間硬化反応させて3mm厚の樹脂硬化板を調製した。
他は実施例1と同様の手順を繰り返した。
得られた硬化樹脂のTgは200°Cおよび220°C
てあった。また、破壊歪エネルギー解放率G Icは1
4801/lr?てあり、曲げ弾性率は370kg/m
m2てあった。ここから樹脂靭性に1cを計算すると、
2.3MPa1mてあった。また、60XIOX2mm
の樹脂板を20時間煮沸したところ、その吸水率は1.
4%であった。
硬化樹脂の研磨面をオスミウム酸染色し走査型電子顕微
鏡で反射電子像を観察すると、連続相中に他相の球状分
散相か存在するミクロ相分離構造を形成していた。さら
に同じ視野をX線マイクロアナライザーによって元素分
析したところ、連続相にフッ素元素が濃く分布している
ことがわかった。
比較例I A部 窒素導入口および温度計、撹拌器および脱水トラップを
装着した3000ml容のセパラブルフラスコに窒素置
換のもとて280g (0,68mo l)の2,2−
ビス[4(4−アミノフェノキシ)フェニル] プロパ
ン(BAPP)を1200m1のN−メチル−2−ピロ
リドン(NMP)に撹拌溶解した。そこへ固体状のビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA−3)し三
菱化成(株)製1100g(0,61mol)を少しず
つ加え、室温で3時間撹拌した後、120°Cに昇温し
1時間撹拌した。フラスコを室温に戻しトリエチルアミ
ン50m1とトルエン50m1を加えた後、再び昇温し
160°Cで共沸脱水すると約20m1の水が得られた
が、この過程でポリイミドオリゴマが析出し沈殿物とな
った。この反応混合物を冷却した後201のアセトン中
に注き洗浄した。更に101の水中に移し煮沸洗浄した
後、180℃で真空乾燥した。このオリゴマのガラス転
移点は示差熱分析計(DSC)によると240℃であっ
た。
B部 ビーカーに上記A部のポリイミドオリゴマ36gおよび
レゾルシノールジグリシジルエーテル(HELOXY 
 WC−69)  [つ・イルミントンケミカル社製]
57gを加えた。それを150℃で2時間加熱したがオ
リゴマはエポキシに溶解しなかった。
比較例2 構成要素[B部 としてのイミドオリゴマーを添加しな
いで実施例1と同様の手順を繰り返しエポキシ樹脂板を
調製した。得られた硬化樹脂のTgは172°Cであっ
た。破壊歪エネルギー解放率GICを測定したところ1
501/rrrであり、曲げ弾性率は385kg/mm
2てあった。また、20時間煮沸吸水率は4.0%であ
った。
同じ樹脂組成物をマトリックスとする一方向プリプレク
を用いたコンポジットの衝撃後圧縮強度および90°方
向の引張り伸度の測定を行った。
プリプレグは実施例1と同様にして調製した。
この時プリプレグ中の樹脂の重量分率は35%であり、
プリプレグの面積あたりの重量は145g/ボであった
。このプリプレグを疑似等方構成((+45°/90°
/−45°70°)4.)で32層に積層し、通常の真
空バッグオートクレーブ成形法を用い、5kg/cnf
の加圧下で180°CX2時間の加熱を行い硬化板を得
た。その繊維容積は56層2%であった。4”×6”の
試験片を切り出し、1500in・b/inの衝撃エネ
ルギーを与えた後、圧縮試験を行った。その結果、残存
圧縮強度は21.5ksiであった。また、上記プリプ
レグを単一方向に16枚積層し、同様に成形した硬化板
を用いて90°弓張伸度を測定したところ07%であっ
た。
比較例3 構成要素[B部 としてのイミドオリゴマーを添加しな
いで実施例3と同様の手順を繰り返しエポキシ樹脂板を
調製した。得られた硬化樹脂のTgは202°Cであっ
た。破壊歪エネルギー解放率G Icを測定したところ
1.20j/rrrであり、曲げ弾性率は385kg/
mm2であった。また、20時間煮沸吸水率は3,6%
であった。
比較例4 構成要素[B部としてのイミドオリゴマーを添加しない
で実施例5と同様の手順を繰り返し樹脂板を調製した。
得られた硬化樹脂のTgは、2070Cであった。
破壊歪エネルギー解放率GICを測定したところ150
J/iであり、曲げ弾性率は365kg/mm2であっ
た。また、20時間煮沸吸水率は2,2%であった。
[発明の効果] 本発明による熱硬化性樹脂組成物は良好な作業性を有し
、卓越した高靭性、高弾性率さらには高耐熱性、低吸水
性、高耐溶剤性を持ちそれら諸物性の安定性か高い樹脂
硬化物を提供する。さらに、これをマトリックス樹脂と
するプリプレグは良好なタック性、ドレープ性を有し、
硬化物である繊維強化複合材料は高靭性、高耐衝撃性、
高強度、高伸度、かつ高耐熱性、低吸水率、高耐溶剤性
を有する。
【図面の簡単な説明】
図1は実施例1に記載した硬化樹脂の電子顕微鏡写真で
ある。図2は硬化樹脂の破壊歪エネルギー解放率GIC
を測定するためのダブルトーション(DT)法の説明で
ある。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の構成要素[A]、[B]を必須とするエポキ
    シ樹脂組成物。 [A]:エポキシ樹脂 [B]:式 I の構造の成分を必須とし、アミノ基末端
    を有するポリイミド ▲数式、化学式、表等があります▼式 I
  2. (2)構成要素[B]が式IIあるいは式IIIの構造を含
    むことを特徴とする請求項1記載のエポキシ樹脂組成物
    。 ▲数式、化学式、表等があります▼式II ▲数式、化学式、表等があります▼式III Xは−CO−、−SO_2−、−O−、−S−、或いは
    −C(M)_2−(Mは水素、アルキル、アリルまたは
    ハロアルキル)を意味し、nは0もしくは1である。
  3. (3)構成要素[B]における式 I と式IIおよび/ま
    たは式IIIの共重合比率(モル比)が0.5:9.5〜
    10:0であることを特徴とする請求項2記載のエポキ
    シ樹脂組成物。
  4. (4)構成要素[B]が式IVの構造を含むことを特徴と
    する請求項3記載のエポキシ樹脂組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼式IV Yは−CO−、−SO_2−、−O−、−S−、或いは
    −C(M)_2−(Mは水素、アルキル、またはハロア
    ルキル)を意味し、nは0もしくは1である。
  5. (5)請求項1の組成物の構成要素[B]を主とする相
    が硬化物中で三次元的に連続相を形成していることを特
    徴とする樹脂硬化物。
  6. (6)構成要素[A]がトリグリシジルアミノフェノー
    ル誘導体、ビスフェノールA型あるいはビスフェノール
    F型エポキシ樹脂ないしはレゾルシノールジグリシジル
    エーテルを含む樹脂組成物である請求項4記載のエポキ
    シ樹脂組成物。
  7. (7)構成要素[A]が、硬化剤として芳香族アミンを
    用いるエポキシ樹脂である請求項4記載のエポキシ樹脂
    組成物。
  8. (8)構成要素[B]の量が構成要素[A]および[B
    ]の合計重量に対して10〜45重量%である請求項4
    記載のエポキシ樹脂組成物。
  9. (9)構成要素[B]の数平均分子量が2000〜10
    000である請求項4記載のエポキシ樹脂組成物。
  10. (10)請求項1乃至9記載のエポキシ樹脂組成物と強
    化繊維[C]よりなるプリプレグ。
  11. (11)請求項10記載のプリプレグを硬化して得られ
    る繊維強化プラスチック。
  12. (12)強化繊維[C]が炭素(黒鉛)繊維であること
    を特徴とする請求項10記載のプリプレグ。
  13. (13)請求項10記載のプリプレグを硬化して得られ
    る繊維強化プラスチック。
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