JPH0481436B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0481436B2 JPH0481436B2 JP12979686A JP12979686A JPH0481436B2 JP H0481436 B2 JPH0481436 B2 JP H0481436B2 JP 12979686 A JP12979686 A JP 12979686A JP 12979686 A JP12979686 A JP 12979686A JP H0481436 B2 JPH0481436 B2 JP H0481436B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propanol
- ether
- dichloro
- optically active
- dibromo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Epoxy Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はラセミ体の2,3−ジクロロ−1−プ
ロパノール又は2,3−ジブロモ−1−プロパノ
ールを微生物処理して得られる高純度光学活性エ
ピクロルヒドリン又はエピブロムヒドリンを原料
とする高純度光学活性グリシジルエーテルの製法
に関する。
ロパノール又は2,3−ジブロモ−1−プロパノ
ールを微生物処理して得られる高純度光学活性エ
ピクロルヒドリン又はエピブロムヒドリンを原料
とする高純度光学活性グリシジルエーテルの製法
に関する。
(従来技術)
光学活性グリシジルエーテルは種々の有用な生
理活性物質や農薬更には液晶材料などを合成する
際のキーマテリアル(鍵物質)として重要な化合
物である。
理活性物質や農薬更には液晶材料などを合成する
際のキーマテリアル(鍵物質)として重要な化合
物である。
従来このような光学活性グリシジルエーテルを
製造する方法としては、D−マンニトール、L−
アスコルビン酸、L−グルタミン酸、D−グルタ
ミン酸を出発物質として製造する方法が知られて
いる(高野、小笠原ら、「有機合成化学」Vol40、
No.11(1982))。しかしながら、この方法は反応を
多段階の操作で行わねばならないという不利があ
り、しかも光学純度、収率が低く工業的製法とし
て十分ではない。
製造する方法としては、D−マンニトール、L−
アスコルビン酸、L−グルタミン酸、D−グルタ
ミン酸を出発物質として製造する方法が知られて
いる(高野、小笠原ら、「有機合成化学」Vol40、
No.11(1982))。しかしながら、この方法は反応を
多段階の操作で行わねばならないという不利があ
り、しかも光学純度、収率が低く工業的製法とし
て十分ではない。
(発明の目的)
本発明の目的は、比較的簡便な操作で光学純度
の高い光学活性グリシジルエーテルを高収率に製
造する方法を提供することである。
の高い光学活性グリシジルエーテルを高収率に製
造する方法を提供することである。
(発明の構成)
本発明は、下記の工程(イ)〜(ニ)により得られるこ
とを特徴とする高純度光学活性グリシジルエーテ
ルの製法である。
とを特徴とする高純度光学活性グリシジルエーテ
ルの製法である。
(イ) R−(+)−2,3−ジクロロ−1−プロパノ
ール又はR−(+)−2,3−ジブロモ−1−プ
ロパノール資化能を有するシユードモナス属に
属する細菌又はその培養菌体を培地中でラセミ
体の2,3−ジクロロ−1−プロパノール又は
2,3−ジブロモ−1−プロパノールと作用さ
せてS−(−)−2,3−ジクロロ−1−プロパ
ノール又はS−(−)−2,3−ジブモロ−1−
プロパノールを得る工程 (ロ) 得られたS−(−)−2,3−ジクロロ−1−
プロパノール又はS−(−)−2,3−ジブロモ
−1−プロパノールにアルカリを作用させてR
−(−)−エピクロルヒドリン又はR−(−)−エ
ピブロムヒドリンを得る工程 (ハ) 上記R−(−)−エピクロルヒドリン又はR−
(−)−エピブロムヒドリンを酸性触媒下でアル
コールと作用させてR−クロヒドリンエーテル
又はR−ブロムヒドリンエーテルを得る工程 (ニ) 上記R−クロルヒドリンエーテル又はR−ブ
ロムヒドリンエーテルにアルカリを作用させて
光学活性グリシジルエーテルを得る工程 本発明において、上記工程(イ)及び(ロ)によるR−
(−)−エピクロルヒドリン又はR−(−)−エピブ
ロムヒドリンは、本出願人において先に出願した
特願昭59−254607号及び特願昭60−179096号の明
細書に記載する方法によつて得られたS−(−)−
2,3−ジクロロ−1−プロパノール又はS−
(−)−2,3−ジブロモ−1−プロパノールをア
ルカリ処理することによつて製造される。このア
ルカリ処理を含めた一連の光学活性エピクロルヒ
ドリンの製法については本出願人の特願昭60−
147065号明細書に詳細に記載しており、光学活性
エピブロムヒドリンについても上記同様に製造で
きる。
ール又はR−(+)−2,3−ジブロモ−1−プ
ロパノール資化能を有するシユードモナス属に
属する細菌又はその培養菌体を培地中でラセミ
体の2,3−ジクロロ−1−プロパノール又は
2,3−ジブロモ−1−プロパノールと作用さ
せてS−(−)−2,3−ジクロロ−1−プロパ
ノール又はS−(−)−2,3−ジブモロ−1−
プロパノールを得る工程 (ロ) 得られたS−(−)−2,3−ジクロロ−1−
プロパノール又はS−(−)−2,3−ジブロモ
−1−プロパノールにアルカリを作用させてR
−(−)−エピクロルヒドリン又はR−(−)−エ
ピブロムヒドリンを得る工程 (ハ) 上記R−(−)−エピクロルヒドリン又はR−
(−)−エピブロムヒドリンを酸性触媒下でアル
コールと作用させてR−クロヒドリンエーテル
又はR−ブロムヒドリンエーテルを得る工程 (ニ) 上記R−クロルヒドリンエーテル又はR−ブ
ロムヒドリンエーテルにアルカリを作用させて
光学活性グリシジルエーテルを得る工程 本発明において、上記工程(イ)及び(ロ)によるR−
(−)−エピクロルヒドリン又はR−(−)−エピブ
ロムヒドリンは、本出願人において先に出願した
特願昭59−254607号及び特願昭60−179096号の明
細書に記載する方法によつて得られたS−(−)−
2,3−ジクロロ−1−プロパノール又はS−
(−)−2,3−ジブロモ−1−プロパノールをア
ルカリ処理することによつて製造される。このア
ルカリ処理を含めた一連の光学活性エピクロルヒ
ドリンの製法については本出願人の特願昭60−
147065号明細書に詳細に記載しており、光学活性
エピブロムヒドリンについても上記同様に製造で
きる。
上記工程(イ)〜(ロ)による光学活性エピクロルヒド
リン又はエピブロムヒドリンの製造方法の概略を
以下説明する。
リン又はエピブロムヒドリンの製造方法の概略を
以下説明する。
本出願人が新規に見出した微生物であるR−
(+)−2,3−ジクロロ−1−プロパノール又は
R−(+)−2,3−ジブロモ−1−プロパノール
資化能を有するシユードモナス属に属する細菌
(微工研菌寄第7846号;FERM P−7846(FERM
BP−994)、以下OS−K−29株という)又はその
培養菌体を用い、これをラセミ体の2,3−ジク
ロロ−1−プロパノール又はラセミ体の2,3−
ジブロモ−1−プロパノールを含有する培地中で
攪拌接触させることにより上記ラセミ体の一方の
対掌体であるS−(−)−2,3−ジクロロ−1−
プロパノール又はS−(−)−2,3−ジブロモ−
1−プロパノールを分取することができる。培地
中での菌の接触時間は通常2〜10日でよく、ラセ
ミ体の2,3−ジクロロ−1−プロパノール又は
2,3−ジブロモ−1−プロパノールの濃度は培
地中約0.2容量%以下がよい。本発明に用いられ
る細菌、OS−K−29株はこれを固定化して用い
ると有利であり、細菌の培養方法や固定化方法は
通常の方法が採用できる。OS−K−29株の菌学
的性質や、上記培養方法、固定化方法及び培養操
作条件等の詳細は上記特願昭59−254607号及び特
願昭60−179096号の明細書に記載されている。
(+)−2,3−ジクロロ−1−プロパノール又は
R−(+)−2,3−ジブロモ−1−プロパノール
資化能を有するシユードモナス属に属する細菌
(微工研菌寄第7846号;FERM P−7846(FERM
BP−994)、以下OS−K−29株という)又はその
培養菌体を用い、これをラセミ体の2,3−ジク
ロロ−1−プロパノール又はラセミ体の2,3−
ジブロモ−1−プロパノールを含有する培地中で
攪拌接触させることにより上記ラセミ体の一方の
対掌体であるS−(−)−2,3−ジクロロ−1−
プロパノール又はS−(−)−2,3−ジブロモ−
1−プロパノールを分取することができる。培地
中での菌の接触時間は通常2〜10日でよく、ラセ
ミ体の2,3−ジクロロ−1−プロパノール又は
2,3−ジブロモ−1−プロパノールの濃度は培
地中約0.2容量%以下がよい。本発明に用いられ
る細菌、OS−K−29株はこれを固定化して用い
ると有利であり、細菌の培養方法や固定化方法は
通常の方法が採用できる。OS−K−29株の菌学
的性質や、上記培養方法、固定化方法及び培養操
作条件等の詳細は上記特願昭59−254607号及び特
願昭60−179096号の明細書に記載されている。
上記分取S−(−)−2,3−ジクロロ−1−プ
ロパノール又はS−(−)−2,3−ジブロモ−1
−プロパノールは常法によりアルカリ、例えば苛
性ソーダ、苛性カリ等の苛性アルカリを作用させ
て光学活性なエピクロルヒドリン又はエピブロム
ヒドリン、すなわち、R−(−)−エピクロルヒド
リン又はR−(−)−エピブロムヒドリンとする。
このようにして得られた光学活性エピクロルヒド
リン又はエピブロムビトリンは光学純度が高く、
通常90%以上、特に98%以上のものが得られるも
のである。
ロパノール又はS−(−)−2,3−ジブロモ−1
−プロパノールは常法によりアルカリ、例えば苛
性ソーダ、苛性カリ等の苛性アルカリを作用させ
て光学活性なエピクロルヒドリン又はエピブロム
ヒドリン、すなわち、R−(−)−エピクロルヒド
リン又はR−(−)−エピブロムヒドリンとする。
このようにして得られた光学活性エピクロルヒド
リン又はエピブロムビトリンは光学純度が高く、
通常90%以上、特に98%以上のものが得られるも
のである。
本発明は、このような高純度の光学活性エピク
ロルヒドリン又はエピブロムヒドリンを用い、こ
れにアルコール更にアルカリを作用させる上記(ハ)
及び(ニ)の工程を経て特に高純度の光学活性グリシ
ジルエーテルを得ることができるものである。
ロルヒドリン又はエピブロムヒドリンを用い、こ
れにアルコール更にアルカリを作用させる上記(ハ)
及び(ニ)の工程を経て特に高純度の光学活性グリシ
ジルエーテルを得ることができるものである。
上記工程(ハ)において用いられるアルコールとし
ては、メチルアルコール、エチルアルコール等の
飽和アルコール、アリルアルコール等の不飽和ア
ルコール、ベンジルアルコール等のアラルキルア
ルコールなどが挙げられる。アルコールの使用量
は光学活性エピクロルヒドリン又はエピブロムヒ
ドリン1モルに対して2〜10モルの範囲が適当で
ある。アルコール量が2モルより少ないと生成し
た光学活性クロルヒドリンエーテル又はブロムヒ
ドリンエーテルが光学活性エピクロルヒドリン又
はエピブロムヒドリンと反応して副生成物を与え
る原因となり目的物の収率を低下させる。またア
ルコール量が10モルを超えると反応効率が低下し
経済性が悪化する。
ては、メチルアルコール、エチルアルコール等の
飽和アルコール、アリルアルコール等の不飽和ア
ルコール、ベンジルアルコール等のアラルキルア
ルコールなどが挙げられる。アルコールの使用量
は光学活性エピクロルヒドリン又はエピブロムヒ
ドリン1モルに対して2〜10モルの範囲が適当で
ある。アルコール量が2モルより少ないと生成し
た光学活性クロルヒドリンエーテル又はブロムヒ
ドリンエーテルが光学活性エピクロルヒドリン又
はエピブロムヒドリンと反応して副生成物を与え
る原因となり目的物の収率を低下させる。またア
ルコール量が10モルを超えると反応効率が低下し
経済性が悪化する。
反応に際しては酸性触媒が用いられる。酸性触
媒としては、通常知られているH2SO4、HFなど
のブレンステツド酸やルイス酸もしくはその錯体
が挙げられ、本発明においてはルイス酸もしくは
その錯体が特に好ましく用いられる。
媒としては、通常知られているH2SO4、HFなど
のブレンステツド酸やルイス酸もしくはその錯体
が挙げられ、本発明においてはルイス酸もしくは
その錯体が特に好ましく用いられる。
ルイス酸及びその錯体の具体例としては、三フ
ツ化ホウ素、三フツ化ホウ素のエーテル錯体、三
フツ化ホウ素のフエノール錯体、三フツ化ホウ素
と水との錯体などのフツ化ホウ素類、三塩化アル
ミニウム、三臭化アルミニウム、、二塩化亜鉛、
四塩化錫、三塩化鉄などの金属ハロゲン化物等が
挙げられる。接触の使用量は光学活性エピクロル
ヒドリン又はエピブロムヒドリン1モルに対して
0.0001〜0.1モル、好ましくは0.001〜0.05モルの
範囲が適当である。接触量が0.0001モルより少な
いと触媒効果が乏しく、0.1モルを超えると副反
応が起こり易くなり好ましくない。また上記触媒
量の範囲外では生成物のラセミ化が起こり易くな
り目的物の光学純度低下の原因となる。
ツ化ホウ素、三フツ化ホウ素のエーテル錯体、三
フツ化ホウ素のフエノール錯体、三フツ化ホウ素
と水との錯体などのフツ化ホウ素類、三塩化アル
ミニウム、三臭化アルミニウム、、二塩化亜鉛、
四塩化錫、三塩化鉄などの金属ハロゲン化物等が
挙げられる。接触の使用量は光学活性エピクロル
ヒドリン又はエピブロムヒドリン1モルに対して
0.0001〜0.1モル、好ましくは0.001〜0.05モルの
範囲が適当である。接触量が0.0001モルより少な
いと触媒効果が乏しく、0.1モルを超えると副反
応が起こり易くなり好ましくない。また上記触媒
量の範囲外では生成物のラセミ化が起こり易くな
り目的物の光学純度低下の原因となる。
工程(ハ)における反応は、通常0〜80℃、好まし
くは20〜60℃の反応温度で行われる。低くすぎる
反応が遅すぎ、高いと副反応を生じやすくなり収
率低下の原因となる。
くは20〜60℃の反応温度で行われる。低くすぎる
反応が遅すぎ、高いと副反応を生じやすくなり収
率低下の原因となる。
上記反応によつて得られた光学活性クロルヒド
リンエーテル又はブロムヒドリンエーテルは、次
工程(ニ)においてアルカリと反応させてエポキシ化
させる。アルカリとしては前記工程(ロ)と同様苛性
アルカリが用いられる。使用量は光学活性エピク
ロルヒドロン又はエピブロムヒドリンを基準とし
て1モルあたり1〜8モル、好ましくは1〜2モ
ル範囲が適当である。反応は水溶液中で行われ、
必要に応じて有機溶剤を加えて反応温度0〜80
℃、好ましくは10〜40℃の範囲で行われる。
リンエーテル又はブロムヒドリンエーテルは、次
工程(ニ)においてアルカリと反応させてエポキシ化
させる。アルカリとしては前記工程(ロ)と同様苛性
アルカリが用いられる。使用量は光学活性エピク
ロルヒドロン又はエピブロムヒドリンを基準とし
て1モルあたり1〜8モル、好ましくは1〜2モ
ル範囲が適当である。反応は水溶液中で行われ、
必要に応じて有機溶剤を加えて反応温度0〜80
℃、好ましくは10〜40℃の範囲で行われる。
上記反応によつて得られる光学活性グリシジル
エーテルは使用されるアルコールの種類によつて
絶対配置(R)又は(S)の化合物となる。反応
生成物より光学活性グリシジルエーテルを取り出
す方法は通常行なわれている。技術手段が採用で
きる。
エーテルは使用されるアルコールの種類によつて
絶対配置(R)又は(S)の化合物となる。反応
生成物より光学活性グリシジルエーテルを取り出
す方法は通常行なわれている。技術手段が採用で
きる。
(発明の効果)
本発明は、光学活性グリジルエーテルを得る方
法として従来知られているD−マンニトールやL
−アスコルビン酸を出発原料とする方法に較べて
操作が比較的簡便であり、しかも光学純度が非常
に高い目的物を高収率に得ることができる。本発
明品は光学高純度品であるので他の有用な生理活
性物質や液晶材料、農薬などを合成するためのキ
ーマテリアルとして期待される。
法として従来知られているD−マンニトールやL
−アスコルビン酸を出発原料とする方法に較べて
操作が比較的簡便であり、しかも光学純度が非常
に高い目的物を高収率に得ることができる。本発
明品は光学高純度品であるので他の有用な生理活
性物質や液晶材料、農薬などを合成するためのキ
ーマテリアルとして期待される。
実施例
肉エキス1.0%、グルコース2.5%、ポリペプト
ン1.0%(以上いずれも容量%)、PH7.0の培地20
を30容量シヤーフアーメンターに入れ、常法
どおり加熱滅菌後、OS−K29株を接種し、次の
条件下で48時間培養した。
ン1.0%(以上いずれも容量%)、PH7.0の培地20
を30容量シヤーフアーメンターに入れ、常法
どおり加熱滅菌後、OS−K29株を接種し、次の
条件下で48時間培養した。
温 度 30℃
PH 初発PH7.0
通気量 20/min
攪拌回転数 300r.p.m.
培養終了後、微生物菌体と培養濾液とを遠心分
離機を用いて分離し生菌体540gを得た。続いて、
生菌体は、以下に示す合成培地にけんだくさせ10
容量とした後、常法どおりアクリルアミドで固
定化した。固定化物は、ミキサーで0.5〜1mm角
の大きさに破砕し合成培地でよく洗浄した。
離機を用いて分離し生菌体540gを得た。続いて、
生菌体は、以下に示す合成培地にけんだくさせ10
容量とした後、常法どおりアクリルアミドで固
定化した。固定化物は、ミキサーで0.5〜1mm角
の大きさに破砕し合成培地でよく洗浄した。
合成培地の成分
硫酸アンモニウム 0.05重量%
硝酸アンモニウム 0.05 〃
リン酸水素第2カリウム 0.1 〃
リン酸第1ナトリウム 0.2 〃
リン酸第2ナトリウム 0.1 〃
硫酸マグネシウム 0.05 〃
硫酸鉄、硫酸銅、硫酸マンガン 微量
PH 初発PH6.8
次に、このようにして調製した固定化物は100
容量のジヤーフアーメンターの中に入れ合成培
地とともに80とする。そしてさらに、ラセミ体
2,3−ジクロル−1−プロパノールを160ml、
炭酸カルシウム150gを加え、以下の条件下で撹
拌した。
容量のジヤーフアーメンターの中に入れ合成培
地とともに80とする。そしてさらに、ラセミ体
2,3−ジクロル−1−プロパノールを160ml、
炭酸カルシウム150gを加え、以下の条件下で撹
拌した。
温 度 30℃
通気量 40/min
回転数 300r.p.m.
反応開始後72時間後に上清液と固定化物とを濾
別し、この液から残存する光学活性2,3−ジク
ロル−1−プロパノールを活性炭カラム、エーテ
ル抽出、減圧蒸溜によつて分取し88gを得た。本
物質の同定は特願昭59−254607号に記載の方法に
よりガスクロマトグラフイー、IR、ジクロロプ
ロピル−N−フエニルカルバメートの調整による
比旋光度等による測定を行い市販の光学活性2,
3−ジクロル−1プロパノールと比較した。その
結果本物質はS−(−)−2,3−ジクロル−1−
プロパノールであり、[α]25 D=−10.4°(C=1.36
、
CH2Cl2)、その光学純度は99%以上であつた。
別し、この液から残存する光学活性2,3−ジク
ロル−1−プロパノールを活性炭カラム、エーテ
ル抽出、減圧蒸溜によつて分取し88gを得た。本
物質の同定は特願昭59−254607号に記載の方法に
よりガスクロマトグラフイー、IR、ジクロロプ
ロピル−N−フエニルカルバメートの調整による
比旋光度等による測定を行い市販の光学活性2,
3−ジクロル−1プロパノールと比較した。その
結果本物質はS−(−)−2,3−ジクロル−1−
プロパノールであり、[α]25 D=−10.4°(C=1.36
、
CH2Cl2)、その光学純度は99%以上であつた。
次にこのS−(−)−2,3−ジクロロ−1−プ
ロパノール40gを300ml容三角フラスコに入れマ
グネチツクスターラーを用いて、激しく撹はんし
ながら、1.5N水酸化ナトリウム水溶液258mlを5
分間かけて滴下した。滴下終了ののち撹はんは、
更に20分間続行した。このあと反応液は、150ml
のエーテルと分液ロート中で、よく混和させ、エ
ーテル層を分取し硫酸マグネシウムにて乾燥し
た。続いてエーテル層に含まれるエピクロロヒド
リンは、蒸溜により115〜117℃の画分として、
16.74g得た。(収率72.9%)。得られたR−(−)
−エピクロロヒドリンはガスクロマトグラフイー
分析により純度;98.5%以上、光学純度99%以上
([α]25 D=−34.0°;C=1.2、メタノール)であつ
た。また蒸溜残査は未反応の2,3−ジクロロ−
1−プロパノール(4.3pr)であり、全くラセミ
化しておらず再度使用可能であつた。
ロパノール40gを300ml容三角フラスコに入れマ
グネチツクスターラーを用いて、激しく撹はんし
ながら、1.5N水酸化ナトリウム水溶液258mlを5
分間かけて滴下した。滴下終了ののち撹はんは、
更に20分間続行した。このあと反応液は、150ml
のエーテルと分液ロート中で、よく混和させ、エ
ーテル層を分取し硫酸マグネシウムにて乾燥し
た。続いてエーテル層に含まれるエピクロロヒド
リンは、蒸溜により115〜117℃の画分として、
16.74g得た。(収率72.9%)。得られたR−(−)
−エピクロロヒドリンはガスクロマトグラフイー
分析により純度;98.5%以上、光学純度99%以上
([α]25 D=−34.0°;C=1.2、メタノール)であつ
た。また蒸溜残査は未反応の2,3−ジクロロ−
1−プロパノール(4.3pr)であり、全くラセミ
化しておらず再度使用可能であつた。
次にこの(R)−(−)−エピクロルヒドリン
5.00g(54.0mmol)とベンジルアルコール14.61
g(135.1mmol)を別の反応器に仕込み、これ
に三フツ化ホウ素エーテル錯塩0.20ml(1.62m
mol)を室温で加えて50℃で18時間撹拌下に反応
せしめてR−(−)−ベンジルクロルヒドリンエー
テル(1−ベンジルオキシ−3−クロロ−2−プ
ロパノール)を含む反応混合物を得た。ここに得
られたR−(−)−ベンジルクロヒドリンエーテル
は分析の結果、[α]25 D=−4.6°(C=0.96、
CH3OH)であつた。
5.00g(54.0mmol)とベンジルアルコール14.61
g(135.1mmol)を別の反応器に仕込み、これ
に三フツ化ホウ素エーテル錯塩0.20ml(1.62m
mol)を室温で加えて50℃で18時間撹拌下に反応
せしめてR−(−)−ベンジルクロルヒドリンエー
テル(1−ベンジルオキシ−3−クロロ−2−プ
ロパノール)を含む反応混合物を得た。ここに得
られたR−(−)−ベンジルクロヒドリンエーテル
は分析の結果、[α]25 D=−4.6°(C=0.96、
CH3OH)であつた。
上記反応混合物にエーテル80ml、水40ml及び
NaOH3.24g(81.0mmol)を加えて20℃で30分
間撹拌反応させた後有機層を分取した。水槽をエ
ーテル80mlで抽出し、これと先の有機層とを併わ
せて飽和食塩水(30ml×2回)で洗浄し硫酸マグ
ネシウムで乾燥させた。これをシリカゲルクロマ
トグラフイ(SiO2 500g)によりエーテル−n
−ヘキサン(1:1.5容量)をキヤリヤーとして
精製して無色油状の(R)−(−)−ベンジルグリ
シジルエーテル5.82g(収率65.7%)を得た。こ
のものは[α]20 D=−2.12°(C=4.61、CHCl3)で
あつた。
NaOH3.24g(81.0mmol)を加えて20℃で30分
間撹拌反応させた後有機層を分取した。水槽をエ
ーテル80mlで抽出し、これと先の有機層とを併わ
せて飽和食塩水(30ml×2回)で洗浄し硫酸マグ
ネシウムで乾燥させた。これをシリカゲルクロマ
トグラフイ(SiO2 500g)によりエーテル−n
−ヘキサン(1:1.5容量)をキヤリヤーとして
精製して無色油状の(R)−(−)−ベンジルグリ
シジルエーテル5.82g(収率65.7%)を得た。こ
のものは[α]20 D=−2.12°(C=4.61、CHCl3)で
あつた。
なお、Heterocycles,16,381(1981)に記載
されてちるD−マンニトールより製造されたベン
ジルグリシジルエーテルは[α]D=+1.79°(C=
5.02、CHCl3)である。
されてちるD−マンニトールより製造されたベン
ジルグリシジルエーテルは[α]D=+1.79°(C=
5.02、CHCl3)である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記の工程(イ)〜(ニ)により得られることを特徴
とする高純度光学活性グリシジルエーテルの製
法。 (イ) R−(+)−2,3−ジクロロ−1−プロパノ
ール又はR−(+)−2,3−ジブロモ−1−プ
ロパノール資化能を有するシユードモナス属に
属する細菌又はその培養菌体を培地中でラセミ
体の2,3−ジクロロ−1−プロパノール又は
2,3−ジブロモ−1−プロパノールと作用さ
せてS−(−)−2,3−ジクロロ−1−プロパ
ノール又はS−(−)−2,3−ジブロモ−1−
プロパノールを得る工程。 (ロ) 得られたS−(−)−2,3−ジクロロ−1−
プロパノール又はS−(−)−2,3−ジブロモ
−1−プロパノールにアルカリを作用させてR
−(−)−エピクロルヒドリン又はR−(−)−エ
ピブロムヒドリンを得る工程。 (ハ) 上記−(−)−エピクロルヒドリン又はR−
(−)−エピブロムヒドリンを酸性触媒下でアル
コールと作用させてR−クロルヒドリンエーテ
ル又はR−ブロムヒドリンエーテルを得る工
程。 (ニ) 上記R−クロルヒドリンエーテル又はR−ブ
ロムヒドリンエーテルにアルカリを作用させて
光学活性グリシジルエーテルを得る工程。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12979686A JPS62286981A (ja) | 1986-06-04 | 1986-06-04 | 光学活性グリシジルエ−テルの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12979686A JPS62286981A (ja) | 1986-06-04 | 1986-06-04 | 光学活性グリシジルエ−テルの製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62286981A JPS62286981A (ja) | 1987-12-12 |
| JPH0481436B2 true JPH0481436B2 (ja) | 1992-12-24 |
Family
ID=15018441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12979686A Granted JPS62286981A (ja) | 1986-06-04 | 1986-06-04 | 光学活性グリシジルエ−テルの製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62286981A (ja) |
-
1986
- 1986-06-04 JP JP12979686A patent/JPS62286981A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62286981A (ja) | 1987-12-12 |
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| Date | Code | Title | Description |
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