JPH0481771A - 熱ローラ定着型静電像現像用トナー - Google Patents

熱ローラ定着型静電像現像用トナー

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JPH0481771A
JPH0481771A JP2194727A JP19472790A JPH0481771A JP H0481771 A JPH0481771 A JP H0481771A JP 2194727 A JP2194727 A JP 2194727A JP 19472790 A JP19472790 A JP 19472790A JP H0481771 A JPH0481771 A JP H0481771A
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高際 裕幸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真法、静電印刷法、静電記録法等に適
用される静電像現像用トナーに関し、詳しくは、母体粒
子と複合微粒子とからなる静電像現像用トナーに関する
〔従来の技術〕
電子写真法の一例においては、光導電性感光体上に、帯
電、露光により静電像を形成し、この静電像をトナーに
よって現像し、得られたトナー像る。
トナー像の定着手段としては、熱効率か高くて高速定着
が可能なことから熱ローラ定着方式か好ましく用いられ
ている。
特に最近においては、熱ローラの設定温度をより低くし
た状態て十分な強度で定着しうるトナーすなわち低温定
着性の優れたトナーが要求されている。これは、感光体
の熱劣化を防止すること、定着器を作動させてから熱ロ
ーラが定着可能な温度にまで上昇するのに要するウオー
ムアツプタイムを短くすること、転写紙へ熱が吸収され
ることによる熱ローラの温度低下を小さくして多数回に
わたる連続コピーを可能にすること、転写紙のカール現
象の発生による搬送系統の故障を防ぐこと、等の要請か
らである。
しかるに、トナーの低温定着性を高めるには、トナーの
バインダー樹脂として軟化点の低いものを用いることが
有効である。
しかし、軟化点の低いバインダー樹脂を用いると、トナ
ーの凝集か生じて粉体としての安定性か損なわれる。ま
た感光体や現像スリーブの表面にトナーによるフィルミ
ングか生じて当該感光体等の表面特性を悪化させる。さ
らに、キャリアの表面にトナー物質が付着してキャリア
の摩擦帯電性を悪化させる。
そこで、従来においては、以下の技術か提案されている
(1)母体粒子の表面に、この母体粒子の軟化点よりも
高い軟化点を有し平均粒径か0.1μm以上でかつ母体
粒子の平均粒径の1/4以下である樹脂微粒子を埋設被
覆してトナーを構成する技術(特開昭63−13114
9号公報)。
(2)ブリネル硬度が30以下の母体粒子の表面に、ガ
ラス転移点が50℃以上の樹脂微粒子を付着させ、これ
らに機械的衝撃力を付与して樹脂微粒子を母体粒子の表
面に保持させてトナーを構成する技術(特開平1−10
5261号公報)。
(3)母体粒子と、無機微粒子により表面処理された樹
脂微粒子からなる複合微粒子とによりトナーを構成する
技術(特開昭64−91143号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記(1)および(2)の技術では、母体粒子に低温定
着性の優れた樹脂を用い、その表面をそれよりも軟化点
またはガラス転移点の高い樹脂微粒子で被覆した、いわ
ば擬似カプセル構造のトナーとなっているが、当該樹脂
微粒子て母体粒子の表面を完全に被覆すると低温定着性
や耐オフセット性が低下することから、母体粒子の表面
の一部は露出させることが必要である。しかし、母体粒
子の表面の一部が露出していると、母体粒子の構成成分
によって感光体や現像スリーブの表面がフィルミングさ
れるトナーフィルミングが発生しやすく、またキャリア
の表面が母体粒子の構成成分によって汚染されるトナー
スペントか生ずる問題かある。
この問題は、特に、ラインスピードの速い中・高速機(
ラインスピード200mm/ sec以上)において顕
著となる。
また、上記(3)の技術では、無機微粒子により表面処
理された樹脂微粒子からなる複合微粒子を用いることに
より、感光体等にフィルミングした物質を適度に研磨す
ることが可能である。しかし、低温定着性を高めるため
に母体粒子に軟化点の低いバインダー樹脂やワックス等
を含有させると、必然的にフィルミング物質が多くなり
、従って、それを研磨するためには複合微粒子の添加量
を多くする必要がある。ところが、複合微粒子の添加量
を多くすると、母体粒子から遊離して現像スリーブやキ
ャリアへ転移付着する複合微粒子が多くなり、キャリア
の摩擦帯電性が悪化する問題がある。
そこで、本発明の目的は、優れた低温定着性か発揮され
ると共に、トナーフィルミングの生じにくい静電像現像
用トナーを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
以上の目的を達成するために、本発明者らが鋭意研究を
重ねた結果、母体粒子のバインダー樹脂として軟化点が
120″C以下と低い熱可塑性樹脂を選択してトナーの
低温定着性を確保しつつ、この母体粒子の表面に複合微
粒子を機械的衝撃力により固着させることにより、母体
粒子のバインダー樹脂に起因するトナーフィルミングを
有効に防止できることを見出して、本発明を完成するに
至ったものである。
そこで、本発明の静電像現像用トナーは、軟化点が12
0℃以下の熱可塑性樹脂をバインダー樹脂として含有し
てなる母体粒子に、樹脂微粒子の表面か無機微粒子によ
り処理された複合微粒子を機械的衝撃力により固着した
ことを特徴とする。
このように本発明では、母体粒子のバインダー樹脂の軟
化点の上限を120″Cに規定しているため、母体粒子
と複合微粒子とを混合してこれらに機械的衝撃力を付与
するときに、母体粒子の表面が熱的に軟化して当該表面
に複合微粒子が融合しやすくなり、複合微粒子の母体粒
子の表面への固着性が格段に向上し、複合微粒子が母体
粒子の表面に強固に固着したトナーが得られる。
従って、現像プロセスにおいては複合微粒子によってト
ナーフィルミングが有効に防止されると共に、熱ローラ
定着プロセスにおいては母体粒子の有する低温定着性か
阻害されることなく十分に発揮される。その結果、画質
の劣化を招くことなく多数回にわたり良好な画像を安定
に形成することか可能となる。
以下、本発明の構成を具体的に説明する。
本発明においては、母体粒子のバインダー樹脂として、
軟化点Tspか120℃以下の熱可塑性樹脂を用いる。
軟化点Tspか120℃以下てあれば、母体粒子に対し
て複合微粒子か容易に固着されるうえ、熱ローラ定着プ
ロセスにおいては優れた低温定着性か発揮される。
これに対して、母体粒子のバインダー樹脂の軟化点Ts
pか120℃より高い場合は、複合微粒子の固着が困難
となるうえ、十分な低温定着性が発揮されない。
ここで、軟化点Tspは、「高化式フローテスター」(
島原製作所製)を用いて測定したものである。具体的に
は、1cm’の試料を昇温速度6℃/分で加熱しなから
プランジャーにより20kg/ cm2の荷重を与え、
直径1mm、長さ1mmのノズルを押し出すようにして
、フローテスターのプランジャー降下量−温度曲線(軟
化流動曲線)を描き、そのS字曲線の高さをhとすると
きh/2に対応する温度を軟化点Tspと定めた。
軟化点Tspか120℃以下の熱可塑性樹脂としては、
スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレンアクリル系
共重合体樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等から
適宜選択することができる。
特に、本発明においては、特開昭63−27855号公
報に記載されているような、結晶性重合体と、これと結
合する官能基を有する非結晶性重合体とのブロック共重
合体またはグラフト共重合体を母体粒子のバインダー樹
脂として好ましく用いることができる。
母体粒子中には、バインダー樹脂のほかに、必要に応じ
て、着色剤、荷電制御剤、ワックス、磁性体等のその他
のトナー成分を適宜含有させてもよい。
着色剤としては、カーボンブラック、クロムイエロー、
デュポンオイルレッド、キノリンイエロ、フタロシアニ
ンブルー、マラカイトグリーンオフサレート等を用いる
ことができる。
荷電制御剤としては、ニグロシン系染料、含金属アゾ染
料、金属錯体等を用いることかできる。
ワックスとしては、低分子量のポリエチレンやポリプロ
ピレン等のポリオレフィンワックス、パラフィンワック
ス、エステル系ワックス、アミF系ワックス等を用いる
ことができる。
磁性体としては、フェライト、マグネタイトを始めとす
る鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性を示す金属もしく
は合金またはこれらの元素を含む化合物等を用いること
ができる。この磁性体は磁性トナーを得る場合に用いら
れる。
複合微粒子は、樹脂微粒子の表面が無機微粒子によって
処理されたものである。
無機微粒子の材料としては、■酸化ケイ素、酸化アルミ
ニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニア、酸化
クロム、酸化セリウム、酸化タングステン、酸化アンチ
モン、酸化鋼、酸化スズ、酸化テルル、酸化マンガン、
酸化ホウ素、チタン酸バリウム、チタン酸アルミニウム
、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン
酸ストロンチウム等の酸化物、■炭化ケイ素、炭化タン
グステン、炭化ホウ素、炭化チタン等の炭化物、■窒化
ケイ素、窒化チタン、窒化ホウ素等の窒化物、等を用い
ることがてきる。
無機微粒子の一次粒子径は、樹脂微粒子の粒子径よりも
小さいことか好ましく、特に樹脂微粒子の粒子径の1/
2以下であることが好ましい。具体的には、0.01−
0.1μmの範囲か好ましい。なお、無機微粒子の一次
粒子径は、SEMて観察して測定したものである。
無機微粒子の一次粒子径かこの範囲にあれば、トナーの
クリーニング性が向上し、さらには好適な研磨作用が発
揮されて、感光体表面の劣化部分あるいはトナーフィル
ミング部分か良好に研磨されて感光体の表面特性が長期
間にわたり安定に維持される。なお、無機微粒子の一次
粒子径か過大のときは樹脂微粒子の表面に固着させるの
か困難となりやすい。また無機微粒子の一次粒子径か過
小のときは無機微粒子か樹脂微粒子中に埋没しやすく、
クリーニング性か低下しやすい。
無機微粒子の使用量は、トナーの全体に対して0.01
〜5重量%となる範囲か好ましく、特に0.05〜2重
量%となる範囲か好ましい。
複合微粒子を構成する樹脂微粒子としては、ビニル重合
体の粒子か好ましい。具体的には、スチレン樹脂、アク
リル樹脂、スチレン/アクリル樹脂等を好ましく用いる
ことができる。
これらの樹脂を得るためのスチレン系単量体としては、
スチレン、0−メチルスチレン、m−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−エチル
スチレン、2.4−ジメチルスチレン、p−n−ブチル
スチレン、p−tブチルスチレン、p−n−へキシルス
チレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルス
チレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルス
チレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレン
、p−クロルスチレン、3.4−ジクロルスチレン等を
用いることかできる。
また、アクリル系単量体としては、アクリル酸、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル
、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プロピル、アクリ
ル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸ラ
ウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ス
テアリル、アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フ
ェニル、α−クロルアクリル酸メチル等のアクリル酸も
しくはそのエステル類、メタクリル酸、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メ
タクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタ
クリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタク
リル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メ
タクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタク
リル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルア
ミノエチル等のメタクリル酸もしくはそのエステル類等
を用いることができる。
以上の単量体は、単独で用いてもよいし、複数のものを
組合せて用いてもよい。例えば、メチルメタクリレート
/n−ブチルアクリレート/スチレン共重合体等を好ま
しく用いることかできる。
そして、ビニル重合体としては、母体粒子のバインダー
樹脂の軟化点よりも高い軟化点を有し、かつその軟化点
が160℃以下であるものか好ましい。軟化点がこのよ
うな範囲にあるビニル重合体を用いることにより、トナ
ーの低温定着性や耐オフセット性を阻害することなくク
リーニング性やトナーフィルミングの防止効果もさらに
高くなる。
また、ビニル重合体のガラス転移点Tgは55℃以上で
あることが好ましい。Tgが55℃以上であれば、耐ブ
ロッキング性が良好となる。
ここで、Tgは、示差走査熱量測定法(DSC)に基づ
いて測定されたものである。具体的には、rDSC−2
0」 (セイコー電子工業社製)を用い、昇温速度10
℃/minで測定した際に、ガラス転移温度以下のベー
スラインの延長線とピークの立上がり部分からピークの
頂点までの間での最大傾斜を示す接線との交点の温度を
ガラス転移点と定めた。
樹脂微粒子の平均粒径(−次粒子)は、0.02〜0.
6μmの範囲か好ましい。平均粒径かこの範囲にあれば
、母体粒子に対する複合微粒子の固着性がさらに高まる
複合微粒子は、以上の樹脂微粒子か、以上の無機微粒子
によって表面処理されてなるものである。
ここて、表面処理は、樹脂微粒子の表面に無機微粒子を
単に静電気力により付着させる処理でもよく、また単に
静電気力により付着させるに止まらず無機微粒子を樹脂
微粒子の表面に固着させる処理であってもよい。
なお、複合微粒子において無機微粒子が単に静電気力に
より樹脂微粒子に付着しているにすぎない場合であって
も、複合微粒子を機械的衝撃力によって樹脂微粒子に固
着する際に、静電気力により付着していた無機微粒子が
樹脂微粒子に固着されるようになる。
樹脂微粒子の表面に無機微粒子を固着する手段としては
、無機微粒子と樹脂微粒子とを混合し、その後に熱を加
える方法、樹脂微粒子の表面に無機微粒子を機械的衝撃
力により固着するメカノケミカル法等を用いることかで
きる。
具体的には、以下の方法を適用することかできる。
■ 樹脂微粒子と無機微粒子とを混合し、ヘンシェルミ
キサー、V型混合機、タービュラーミキサー等により撹
拌混合を行い、樹脂微粒子の表面に静電気力により無機
微粒子を付着させ、次いて表面に無機微粒子が付着した
樹脂微粒子をニロアトマイザー、スプレードライヤー等
の熱処理装置に導入し、熱を加えて樹脂微粒子の表面を
軟化させて当該表面に無機微粒子を固着させる方法。
■ 樹脂微粒子の表面に静電気力により無機微粒子を付
着させた後に、機械的エネルギーを付与することのてき
る装置、例えばオングミル、自由ミル、ハイブリダイザ
−等の装置を使用して樹脂微粒子の表面に無機微粒子を
固着させる方法。
複合微粒子を得るに際して、樹脂微粒子に対する無機微
粒子の配合量は、樹脂微粒子の表面を10〜100%被
覆てきる量であればよい。
具体的には、無機微粒子の粒径、比重によっても異なる
か、通常、樹脂微粒子に対して5〜60重量%、好まし
くは5〜40重量%の割合で無機微粒子を使用する。
これに対して、無機微粒子の割合が過小であると、クリ
ーニング性か低下しやすく、逆に無機微粒子の割合か過
大であると、無機微粒子が遊離しやすくなって、耐久性
か低下する。
本発明においては、母体粒子に複合微粒子を機械的衝撃
力により固着することか必要であるか、「固着」とは、
母体粒子の表面から突出している複合微粒子部分の高さ
が当該複合微粒子の直径の5〜95%である状態をいう
。なお、このような状態は、透過型電子顕微鏡または通
常の電子顕微鏡によりトナー粒子の表面を観察すること
により容易に確認することかできる。
固着する複合微粒子の配合量は母体粒子の表面を10〜
90%被覆する量が好ましい。
このような状態を得るためには、母体粒子と複合微粒子
とか共に存在する系において、母体粒子か粉砕されない
大きさの衝撃力、例えば粉砕時に通常必要とされる力の
115〜1/10の大きさの機械的衝撃力を作用させれ
ばよい。具体的には、母体粒子に含有されたバインダー
樹脂の特性によっても異なるが、母体粒子1個当り、1
.59X]0−’〜9.56X 10−’erg 、好
ましくは1.20X 10−’ 〜1.60X 10−
’ergの機械的衝撃力を作用させればよい。
このような機械的衝撃力を付与するための装置としては
、スーパーミル、ボールミル、ハイブリダイザ−等を用
いることができる。
第1図はハイブリダイザ−の−例を示し、1は粉体投入
弁、2は粉体投入シュート、3は循環回路、4はケーシ
ング、5は回転盤、6はブレード、7はステーター、8
は冷却または加熱用のジャケット、9は粉体排出シュー
ト、10は粉体排出弁である。なお、矢印は粉体の軌跡
を表す。
ブレード6を有する回転盤5を高速回転させると、この
ブレード6により内部空気に遠心力が作用して回転盤5
の外側か加圧状態となり、回転盤5の中心部が負圧状態
となる。
しかして、循環回路3によって、回転盤5の外側と中心
部とか連結されているので、回転盤5の外側の加圧空気
か循環回路3を介して回転盤5の中心部へと移り、空気
の循環流が形成される。
このような空気の循環流か形成された状態において、循
環回路3の途中に設けられた粉体投入シュート2より、
母体粒子と複合微粒子の混合物を投入すると、当該混合
物はこの循環流と共に循環回路3を介して循環するよう
になり、この循環過程において、混合物はブレード6と
衝突して機械的衝撃力を受け、これにより複合微粒子が
母体粒子の表面に固着される。斯かる循環過程を一定時
間行った後、粉体排出弁lOを開いて遠心力により処理
物を排出すると、複合微粒子が母体粒子の表面に強固に
固着された処理粒子が得られる。
斯かる循環過程において、装置内部の温度を制御するた
めに、ステーター7側に設けられたジャケット8により
循環回路3および粉体排出シュート9を冷却または加熱
してもよい。
二のハイブリダイサーにおいて、回転盤5の周速は50
〜80m/secの範囲が好ましく、品温は20〜60
℃の範囲か好ましく、処理時間は3〜10分の範囲が好
ましい。
本発明においては、以上のようにして得られたトナーに
、さらに外部添加剤を添加してもよい。
外部添加剤としては、シリカ、アルミナ、チタニア、チ
タン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カル
シウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化セリ
ウム、三酸化アンチモン、酸化ジルコニウム、炭化ケイ
素、窒化ケイ素等の微粒子を用いることができる。中で
もシリカ微粒子が好ましい。これらの微粒子の使用量は
、トナー全体の0.01〜5重量%か好ましく、特に0
.05〜2重量%が好ましい。
その他、滑剤として、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸
アルミニウム、ステアリン酸リチウム、ステアリン酸、
硬化ヒマシ油等をトナーに添加してもよい。滑剤の使用
量は、トナー全体の0.01〜2重量%か好ましい。
これらの外部添加剤は、複合微粒子と共に添加混合して
もよいし、複合微粒子を固着させた後に添加混合しても
よい。
本発明のトナーは、キャリアと混合して二成分現像剤と
して使用してもよいし、キャリアと混合せずに一成分現
像剤として使用してもよい。
二成分現像剤を構成するキャリアとしては、従来公知の
キャリアを使用することかできる。具体的には、鉄、ニ
ッケル、コバルト等の強磁性金属、これらの金属を含む
合金、フェライト、マグネタイト等の強磁性金属の化合
物の粒子の表面を、2゜2.2−トリフルオロエチルメ
タクリレート等のフッ素樹脂、シリコーン樹脂、スチレ
ン/アクリル系樹脂等を被覆してなるキャリアを好まし
く用いることができる。
キャリアの平均粒径は20〜200μmの範囲か好まし
く、特に30〜150μmの範囲が好ましい。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を比較例と共に説明するが、本発
明の実施の態様はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
なお、以下において「部」は「重量部」を表す。
また、Stはスチレン、n−BAはn−ブチルアクリレ
ート、MMAはメチルメタクリレートを表す。
〈母体粒子A〉 バインダー樹脂−−−−一・−−−−−−・・・−・−
・−100部(St/n−BA共重合体、Tsp:11
5℃)カーボンブラック −−・−・・−−−−−・−
・・ 10部(モーガルし、キャポット社製) パラフィンワックス−・−・−・・−・・−・・−・ 
 3部(サゾールワックスH1,サゾールマーケ・ソテ
ィング社製) アルキレンビス脂肪酸アミド−・−−−−一−−・・ 
3部(ヘキストワックスC,ヘキスト社製)以上の材料
を混合し、加熱ロールにより溶融混練し、冷却後、粉砕
し、風力分級機により分級して、平均粒径11μmの母
体粒子Aを得た。
く母体粒子B〉 母体粒子Aの製造において、バインダー樹脂を、S t
 / n −B A/MMA/アクリル酸共重合体と、
ポリへキサメチレンセバケートとのグラフト共重合体(
Tsp : 110℃)に変更したほかは同様にして母
体粒子Bを得た。
〈母体粒子C〉 バインダー樹脂 ・ −・−・・−−一−−・−−−6
0部(母体粒子Bと同一のグラフト共重合体)マグネタ
イト ・・−−−−−・・−−一−−・−・・−−一・
−35部(BL−100,チタン工業社製) ワックス−・ −・−一−−・ −−−−−−・ 3部
(低分子量ポリプロピレン、ビスコール660P。
三洋化成工業社製) 荷電制御剤 −・・−・・−・・−・・−・−・・−・
・・  2部(ボントロンE−82,オリエント化学工
業社製)以上の材料を混合し、加熱ロールにより溶融混
練し、冷却後、粉砕し、風力分級機により分級して、平
均粒径11μmの母体粒子Cを得た。
く母体粒子a〉 母体粒子Aの製造において、バインダー樹脂を、S t
 / n −B A/MMA共重合体(Tsp : 1
35℃)に変更したほかは同様にして比較用の母体粒子
aを得た。
〈樹脂微粒子l〉 MMA/n−BA/S を共重合体(重量比:40/2
0/40)からなる平均粒径が0.4μmの微粒子を樹
脂微粒子1とする。この樹脂微粒子1のTspは140
℃、Tgは60℃てあった。
〈樹脂微粒子2〉 MMA/n−BA/St共重合体(重量比・40/20
/40)からなる平均粒径が0.25μmの微粒子を樹
脂微粒子2とする。この樹脂微粒子2のTspは142
℃,Tgは61℃であった。
〈無機微粒子1〉 酸化チタンよりなる平均粒径が0.03μmの微粒子を
無機微粒子1とする。
〈無機微粒子2〉 炭化ケイ素よりなる平均粒径が0.05μmの微粒子を
無機微粒子2とする。
〈複合微粒子1〉 樹脂微粒子1            60部無機微粒
子1           40部以上の材料をV型混
合機により十分に撹拌混合して、無機微粒子を樹脂微粒
子の表面に静電気力により付着させた。
次いて、これらを[奈良ハイブリダイゼーションシステ
ムNH3−IJ  (奈良機械製作所製)に移し、衝撃
羽根の回転数を5.000rpm、周速を62.5m/
seeに設定し、5分間にわたり機械的衝撃力を加えて
、樹脂微粒子の表面に無機微粒子を固着させてなる複合
微粒子1を得た。
く複合微粒子2〉 樹脂微粒子2           55部無機微粒子
1           45部以上の材料をV型混合
機により十分に撹拌混合して、無機微粒子を樹脂微粒子
の表面に静電気力により付着させてなる複合微粒子2を
得た。
〈複合微粒子3〉 樹脂微粒子2            70部無機微粒
子2           30部以上の材料をV型混
合機により十分に撹拌混合して、無機微粒子を樹脂微粒
子の表面に静電気力により付着させてなる複合微粒子3
を得た。
〈実施例1〉 母体粒子A・・・−−−−−一−−−−・・−−−−−
・・・−・−・・・・・・ 95部複合微粒子1−・−
・−−−−・−・・−・−−−−−・−・  5部以上
の材料をV型混合機により十分に撹拌混合して、複合微
粒子を母体粒子に静電気力により付着させた。
次いて、これらを「奈良ハイブリダイゼーションシステ
ムNH3−IJ  (奈良機械製作所製)に移し、衝撃
羽根の回転数を6.00Orpm 、周速を75m/s
eeに設定し、5分間にわたり機械的衝撃力を加えて、
母体粒子の表面に複合微粒子を固着させてなる処理粒子
を得た。なお、この時の品温は40℃であった。
上記処理粒子の100部に対して、表面をポリシロキサ
ンアンモニウム塩により処理したシリカ微粒子(以下「
表面処理シリカ微粒子」という。)を0.8部、ステア
リン酸亜鉛を0.1部添加し、V型混合機により混合し
て本発明のトナー1を得た。
このトナーlは、走査型電子顕微鏡による表面観察およ
び透過型電子II微鏡による観察により、母体粒子の表
面に静電気力により付着していた複合微粒子か、母体粒
子の表面に強固に固着された状態となっていることが認
められた。
〈実施例2〉 母体粒子B・・−・・・−−−−・・・・・・・ 97
部複合微粒子I −・・・−一−−・−一−−−−−・
・−3部以上の材料を用いて実施例1と同様にして処理
粒子を得た。
この処理粒子に実施例1と同様にして表面処理シリカ微
粒子およびステアリン酸亜鉛を添加混合して本発明のト
ナー2を得た。
〈実施例3〉 母体粒子B−−−−−−・・−・−・・−・・・・・・
−・・・・・・・ 97部複合微粒子2−−−−・・−
・−−−−−−−−−・−・−−−・・・ 3部以上の
材料を用いて実施例1と同様にして処理粒子を得た。
この処理粒子に実施例1と同様にして表面処理シリカ微
粒子およびステアリン酸亜鉛を添加混合して本発明のト
ナー3を得た。
このトナー3は、走査型電子顕微鏡による表面観察およ
び透過型電子顕微鏡による観察により、母体粒子表面上
の複合微粒子のみならず、樹脂微粒子の表面に静電気力
により付着していた無機微粒子が、樹脂微粒子の表面に
強固に固着された状態となっていることか認められた。
〈実施例4〉 母体粒子B・−・・・・−−一−−−−−・−・−−一
・−−−97部複合微粒子3−・−・・−一−・・−・
−−一−・・=−・−・−3部以上の材料を用いて実施
例Iと同様にして処理粒子を得た。
この処理粒子に実施例1と同様にして表面処理シリカ微
粒子およびステアリン酸亜鉛を添加混合して本発明のト
ナー4を得た。
このトナー4は、走査型電子顕微鏡による表面観察およ
び透過型電子顕微鏡による観察により、母体粒子表面上
の複合微粒子のみならず、樹脂微粒子の表面に静電気力
により付着していた無機微粒子が、樹脂微粒子の表面に
強固に固着された状態となっていることか認められた。
〈実施例5〉 母体粒子C・     −一一95部 複合微粒子1−−−−・−−−−・  5部以上の材料
を用いて実施例1と同様にして処理粒子を得た。
この処理粒子の100部に対して、シリカ微粒子[アエ
ロジルR−8+2J  (日本アエロジル社製)を0.
6部添加し、V型混合機により混合して本発明のトナー
5を得た。
〈比較例1〉 母体粒子A・−−−−−−−−・・−・−・−・ −・
  97部樹脂微粒子1− ・−・ −−−−・・−3
部以上の材料を用いて実施例1と同様にして母体粒子の
表面に樹脂微粒子を固着させてなる処理粒子を得た。
この処理粒子に実施例Iと同様にして表面処理シリカ微
粒子およびステアリン酸亜鉛を添加混合して比較トナー
1を得た。
く比較例2〉 実施例2において、「奈良ハイブリダイセーションシス
テムNH3−IJを用いず、ヘンンエルミキサーにより
、母体粒子Bと複合微粒子1とを撹拌混合した。
その後、実施例1と同様にして表面処理シリカ微粒子お
よびステアリン酸亜鉛を添加混合して比較トナー2を得
た。
く比較例3〉 母体粒子a・・−・・・・・・・−・・・・・−・−・
−・−・−・ 97部複合微粒子2・−・−・−−一−
−・−−−−−・−・  3部以上の材料を用いて実施
例1と同様にして処理粒子を得た。
この処理粒子に実施例Iと同様にして表面処理シリカ微
粒子およびステアリン酸亜鉛を添加混合して比較トナー
3を得た。
〈比較例4〉 母体粒子C・・−・・・−・・・・・・・−・−・−・
・・−・・・−・−−−−・・−97部樹脂微粒子l 
・−・・−・・−・・−・−・・−・・・−・・−・・
・−・・・ 3部以上の材料を用いて実施例1と同様に
して母体粒子の表面に樹脂微粒子を固着させてなる処理
粒子を得た。
この処理粒子に実施例5と同様にしてシリカ微粒子を添
加混合して比較トナー4を得た。
以上の実施例および比較例で得られたトナーの構成上の
特徴をまとめて後記第1表に示す。
〈テスト1〉 本発明のトナー1〜4および比較トナーl〜3について
は、各トナーと、銅−亜鉛系フェライト芯材(パウダー
チック社製)の表面に2. 2. 2トリフルオロエチ
ルメタクリレートを被覆してなる平均粒径80μmのキ
ャリアとを混合して、トナー濃度か6重量%の二成分現
像剤を調製した。
これらの二成分現像剤を用いて、二成分現像剤用の現像
器、熱ローラ定着器を備え、感光体を負帯電用の有機感
光体に交換し、熱ローラの設定温度を可変調整できるよ
うに改造した電子写真複写機rU −Bix 3042
J  (−+−1−力■製)改造機(ラインスピード2
40mm/ sec )により、バックアップローラの
温度を熱ローラの設定温度よりも低く保った状態で、熱
ローラの設定温度を100〜240℃の範囲内で段階的
に変化させながら、定着トナー像を形成するテストを行
った。
得られた定着トナー像の画像進行方向に対する手前側端
部を、こすり試験機により一定の荷重をかけてこすった
後、マイクロデンシトメータて当該端部の定着トナー像
の残存率を測定し、この残存率か80%以上であるとき
の熱ローラの設定温度の最低値(定着最低設定温度)を
求めて低温定着性を評価した。
本発明のトナー5および比較トナー4については、これ
らを−成分現像剤として用いて一成分現像剤用の電子写
真複写機rNP−7550J  (キャノン社製)によ
り未定着トナー像を形成した。
この未定着トナー像を、上記rU−BiX 3042J
(コニカ■製)改造機の熱ローラ定着器を用いて、上記
と同様にして定着トナー像を形成するテストを行い、低
温定着性を評価した。
〈テスト2〉 テストIで用いた二成分現像剤については、感光体を負
帯電用の有機感光体に交換した電子写真複写機rU−B
ix 3042J  (:+−1−力■製)改造機を用
いて、熱ローラの設定温度を160’Cに設定して、高
温高湿環境下(温度33℃、相対湿度80%)および低
温低湿環境下(温度lO℃1相対湿度20%)において
それぞれ10万回にわたる実写テストを行い、画像を目
視て評価した。
一方、テスト1で用いた一成分現像剤については、アモ
ルファスシリコン感光体、現像領域に振動電界を作用さ
せる非接触型現像器、クリーニングブレードを有するク
リーニング器を備えた一成分現像剤用の電子写真複写機
の試作機を用い、熱ローラの設定温度を160℃に設定
して、上記と同様に、高温高湿環境下および低温低湿環
境下においてそれぞれ10万回にわたる実写テストを行
い、画像を目視て評価した。
以上のテストの結果を後記第2表に示す。
第2表から明らかなように、本発明のトナー1〜5によ
れば、低温定着性か良好であり、しかも高温高温環境下
、低温低湿環境下のいずれにおいても、10万回にわた
り、クリーニング不良や、画像流れや、カブリのない良
好な画質か維持された。
また、現像部やクリーニング部でのトナーのブロッキン
グもなく、さらに感光体や現像スリーブへのトナーフィ
ルミングもまったく認められなかった。
これに対して、比較トナー1,4ては、表面に無機微粒
子を処理した複合微粒子を用いず樹脂微粒子を用いてい
るために、感光体や現像スリーブへのトナーフィルミン
グか発生し、特に高温高湿環境下では画像流れやクリー
ニング不良か発生した。
また、比較トナー2ては、複合微粒子を用いてはいるが
母体粒子に固着されていないために、高温高湿環境下、
低温低湿環境下のいずれにおいても、1万回以降カブリ
か多くなり、画質か低下した。
比較トナー3ては、母体粒子に合作されたバインダー樹
脂の軟化点が120℃を超えているため、初期画像から
定着性か恕く、転写紙より定着トナーか容易に剥離した
。また、穎著なアンダーオフセットか発生した。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明の静電像現像用トナ
ーによれば、母体粒子のバインダー樹脂の軟化点の上限
を120℃に規定しているため、低温定着性か良好で、
複合微粒子を機械的衝撃力により母体粒子の表面に十分
強固に固着させることかできる。
従って、現像プロセスにおいては複合微粒子によってト
ナーフィルミングか有効に防止されると共に、熱ローラ
定着プロセスにおいては母体粒子の有する低温定着性が
阻害されることなく十分に発揮される。その結果、画質
の劣化を招くことなく多数回にわたり良好な画像を安定
に形成することか可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の静電像現像用トナーの製造に使用する
ことかできるハイブリダイザ−の−例を示す説明図であ
る。 1・・・粉体投入弁 3・・・循環回路 5・・・回転盤 7・・・ステーター 9・・・粉体排出シュート 2・・・粉体投入シュート 4・・・ケーシング 6・・・ブレード 8・・・ジャケット 】0・・・粉体排出弁 + 1 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 軟化点が120℃以下の熱可塑性樹脂をバインダー樹脂
    として含有してなる母体粒子に、樹脂微粒子の表面が無
    機微粒子により処理された複合微粒子を 機械的衝撃力により固着したことを特徴とする静電像現
    像用トナー。
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