JPH048774Y2 - - Google Patents

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JPH048774Y2
JPH048774Y2 JP1988125059U JP12505988U JPH048774Y2 JP H048774 Y2 JPH048774 Y2 JP H048774Y2 JP 1988125059 U JP1988125059 U JP 1988125059U JP 12505988 U JP12505988 U JP 12505988U JP H048774 Y2 JPH048774 Y2 JP H048774Y2
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bag
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、水密桃などの果実を夜蛾の害から効
果的に防護するための果実袋に関するものであ
る。
従来の技術 中国地方、特に岡山県産の水密桃は、甘みも強
く、生産量も多いことで著名であるが、その生産
にあたつては、着果から成果(成長した果実)に
至るまでの病害虫、特に夜蛾に対する防護対策が
必要である。というのは、夜蛾は口吻を果実に挿
入して果汁を吸い上げるため、成果の一部が組織
変化を起こして商品価値が著しく低減し、はなは
だしきは食用に供しえなくなるからである。そこ
で夜蛾による害の防護対策として、水密桃の果実
に紙袋をかぶせることが行われている。
また、害虫防止用の果実袋として二重袋を用い
ることも提案されている。
たとえば、実開昭54−142650号公報には、スパ
ンボンド方式で製造した長繊維不織布を袋状に
し、その上部に透明性フイルムを重ねて袋状にし
た二重袋より成る果実用害虫防護袋が示されてい
る。
実開昭58−45650号公報にも、内袋と外袋とよ
りなる二重果実掛袋が示されており、内袋として
パラフインワツクス加工紙、外袋として遮光性を
適度に調整した紙を用いた例が示されている。
実開昭54−117738号公報(実公昭57−37956号
公報)には、袋体の特定の領域に微細孔を設けた
果実掛袋が示されており、一重果実袋の内部にパ
ラフイン加工紙よりなる内袋を挿入した二重果実
袋についても開示がなされている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、夜蛾の口吻はエビ、カニ等の甲
殻類の甲殻を形成する成分と同じキチン質ででき
ているため極めて硬く、紙を容易に貫通する。そ
のため、通常使用されている紙袋では夜蛾の害の
防御には余り役に立たないのが現状であり、果実
袋以外の対策もいろいろと検討はされているが、
未だ充分とは言えない。
実開昭54−142650号公報に記載の果実用害虫防
護袋は、内袋がスパンボンド方式で製造した長繊
維不織布製の袋、外袋が透明性フイルムからなる
ものであるが、内袋の強度が鳥が口ばしでつつい
ても破れないほど強いため、使用後の破袋性に難
があり、使い勝手の点で問題がある。
実開昭58−45650号公報の二重果実掛袋は、内
袋としてパラフインワツクス加工紙、外袋として
紙を用いているため、通気性の点で問題がある。
また二重であつても内外とも紙袋であるため、夜
蛾の害の防護には必ずしも十分ではない。
実開昭54−117738号公報の二重果実袋は、一重
果実袋の内部にパラフイン加工紙よりなる内袋を
挿入しているため、上記の実開昭58−45650号公
報の場合と同様の問題点がある。
本考案者らは、紙に高分子フイルムをラミネー
トすることにより紙の強度を上げることにつき試
みたところ、紙単独の場合に比しては夜蛾の害の
防御が図られるものの、なお満足しうる結果は得
られなかつた。また紙に高分子フイルムをラミネ
ートすると、通気性が損なわれて果実の成育に悪
影響を及ぼすおそれもあつた。
本考案は、このような状況に鑑み、水密桃の生
産に相当の被害を与えている夜蛾による被害を効
果的に防御しうる使い勝手のよい果実袋を提供す
ることを目的になされたものである。
課題を解決するための手段 本考案の夜蛾の害防止用の果実袋は、通気性を
有する紙袋1の胴部の袋口側領域1aと底部側領
域1cを除く中央領域1bに、ポリエステル系ま
たはポリアミド系フイルムあるいは該フイルムの
内面側にヒートシール性樹脂層を設けたラミネー
トフイルムからなる膜厚10μm以上の強靱な高分
子フイルム2を、紙袋1に部分的に接着した状態
で胴巻き状に被覆し、かつ、紙袋1の底部には切
り込み状ののぞき孔5、高分子フイルム2の下端
辺には切り込み6をそれぞれ付設した構成を有す
るものである。
以下本考案を詳細に説明する。
紙袋1を形成する紙としては、和紙、クラフト
紙、ハトロン紙、模造紙をはじめ、種々の紙を用
いることができる。また、すでに印刷の施された
新聞紙、その他の故紙を用いることもできる。紙
の坪量は10〜300g/m2程度が適当である。この
紙袋1は通気性を有することが要求されるため、
パラフイン加工のような通気性を損なう処理は行
つてはならない。
紙袋1は通常円筒状に形成し、袋がけ作業まで
は扁平に折り畳んだ状態で取扱う。
紙袋1の袋口には、袋がけを容易にするために
針金等を付設することができる。
紙袋1の底部は糊付け、針どめなどにより封止
するが、〓間があいていても差し支えない。また
紙袋1の底部には、果実の成長度合を確認するた
めの切り込み状ののぞき孔5を設ける。のぞき孔
5の形成は、果実袋の取り外し時の破袋が容易に
なるという利点もある。
そして本考案においては、紙袋1の胴部に高分
子フイルム2を胴巻き状に被覆する。
高分子フイルム2としては、本考案の目的に
は、ポリエステル系またはポリアミド系フイルム
あるいは該フイルムの内面側にヒートシール性樹
脂層を設けたラミネートフイルムが用いられる。
このフイルムは強靱であるので、夜蛾の害の防護
のために好適である。ただし、膜厚は10μm以上、
望ましくは12μm以上とし、その厚さが10μm未満
では夜蛾による被害の防御効果が不足するように
なる。
この場合、高分子フイルム2の被覆は紙袋1の
中央領域1bにのみ行い、紙袋1の袋口側領域1
aと底部側領域1cとは被覆しないようにする。
紙袋1の中央領域1bにおける高分子フイルム
2の被覆は、高分子フイルム2が紙袋1に部分的
に接着するように行い、全面接着を避ける。接着
は、たとえばホツトメルト接着剤を用いて行われ
るが、高分子フイルム2がラミネートフイルムで
あるときは、紙袋1への高分子フイルム2の部分
接着が熱圧着により達成できるので有利である。
部分接着は、点接着、線接着などにより行われ
るが、接着部3の面積を小にし、残余の非接着部
4の面積が大となるようにすることが望ましい。
接着部3と非接着部4の好ましい面積比は、
0.1:99.9〜40:60、なかんずく1:99〜30:70
である。
なお、上記高分子フイルム2としては、炭酸カ
ルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ、シ
リカ、タルクなどの無機質粉体を適当量配合して
成形したフイルムを用いることもでき、このよう
なフイルムを用いると、配合した無機質粉体によ
り、夜蛾の口吻による穿孔に対する抵抗性がさら
に大となる。
高分子フイルム2には、全面にまたは部分面に
無数の微細孔2aを設けることが好ましい。微細
孔2aの孔径は、たとえば0.7mm±0.5mm程度が適
当である。
果実袋の取り外し時の破袋を容易にするため、
高分子フイルム2の下端の辺の適当個所には切り
込み6を設ける。また、高分子フイルム2の縦方
向にミシン目7を設けることも望ましい。
作用および考案の効果 本考案の果実袋を使用するにあたつては、その
袋口を広げて果実を下方から包むようにし、袋口
を閉めるだけでよい。
本考案の果実袋の胴部には強靱な高分子フイル
ム2が紙袋1と非密着状態で胴巻きされているの
で、夜蛾の口吻は袋に貫通しがたく、夜蛾による
被害が効果的に防護される上、他の虫害も防止で
きる。
そして、高分子フイルム2は紙袋1に部分的に
接着した状態にあるので、果実袋の通気性は確保
されており、果実の成育に何ら支障は生じない。
高分子フイルム2に無数の微細孔2aを設ける
と、水蒸気の蒸散速度が大になつて雨後の乾きが
より円滑になされる上、通気性の点でもより有利
となる。
果実の成育状態は、紙袋1の底部の切り込み状
ののぞき孔5から容易に観察することができる。
果実からの果実袋の取り外しに際しては、紙袋
1の底部の切り込み状ののぞき孔5および高分子
フイルム2の下端辺の切り込み6により、破袋を
容易に行うことができる。
このように本考案の果実袋は、夜蛾の害を確実
に防止できるだけでなく、使い勝手がすぐれてい
る。
実施例 次に実施例をあげて本考案をさらに説明する。
〈果実袋の構成〉 実施例 1 第1図は本考案の果実袋の一例を示した正面
図、第2図はその断面図である。
1は、坪量約50g/m2のクラフト紙でできた折
巾150mm、高さ190mmの円筒状の紙袋である。
2は、この紙袋1の胴部に胴巻き状に被覆した
折巾155mm、高さ110mmの円筒状の高分子フイルム
であり、全面に直径0.8mmの無数の微細孔aが設
けてある。
高分子フイルム2は、紙袋1の胴部の袋口側領
域1aと底部側領域1cを除く中央領域1bに外
側から被覆してある。
高分子フイルム2としては、この実施例では内
面に低密度ポリエチレンを溶融コートしたポリエ
ステルフイルム(ラミネートフイルムの厚さ
20μm)を用いており、紙袋1にヒートシールに
より部分接着してある。
3は接着部であつて、果実袋の片面につき、正
面視で左右両端には縦方向に各5mm巾に、中央に
は縦方向に10mm巾に設けてある。残余の部分が非
接着部4である。接着部3と非接着部4との面積
比は1:9となつている。
紙袋1の底部には切り込み状ののぞき孔5を設
けてあり、これにより果実の成長度合を確認でき
ると共に、果実袋の取り外し時の破袋が容易にな
るようにしてある。
高分子フイルム2の中央の接着部3の下端には
切り込み6が設けてあり、また中央の接着部3の
中心線に沿つてミシン目7が設けてある。これら
の切り込み6およびミシン目7により、果実袋の
取り外し時の破袋が容易になるようにしてある。
図中、8は紙袋1の底部を封止するステープラ
ーの針である。
実施例 2 第3図は本考案の果実袋の他の一例を示した正
面図である。
この実施例においては、高分子フイルム2とし
て、内面に低密度ポリエチレンを溶融コートした
ナイロンフイルム(このラミネートフイルムは無
孔で、厚さは30μm)を用いており、紙袋1への
高分子フイルム2の部分接着は点状とし、接着部
3と非接着部4との面積比は3:97となつてい
る。
他の構成は実施例1の場合と同様であるが、高
分子フイルム2に付した切り込み6およびミシン
目7は、非接着部4に設けてある。
〈試験方法および結果〉 実施例1〜2で作製した果実袋を用い、岡山県
下の果樹園において各グループの果実袋がランダ
ムに分布するように水密桃の果実に袋がけを行
い、夜蛾による被害の有無を調べた。
結果は次の通りであつた。分母は袋がけ総数、
分子は被害があるものの数である。なお比較例1
とあるのは、坪量約50g/m2のクラフト紙を用い
て作製した果実袋を用いた場合である。
夜蛾による被害 実施例1 2/200 実施例2 1/120 比較例1 19/100
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の果実袋の一例を示した正面
図、第2図はその断面図である。第3図は本考案
の果実袋の他の一例を示した正面図である。 1……紙袋、1a……袋口側領域、1b……中
央領域、1c……底部側領域、2……高分子フイ
ルム、2a……微細孔、3……接着部、4……非
接着部、5……のぞき孔、6……切り込み、7…
…ミシン目、8……ステープラーの針。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 通気性を有する紙袋1の胴部の袋口側領域1a
    と底部側領域1cを除く中央領域1bに、ポリエ
    ステル系またはポリアミド系のフイルムあるいは
    該フイルムの内面側にヒートシール性樹脂層を設
    けたラミネートフイルムからなる膜厚10μm以上
    の強靱な高分子フイルム2を、紙袋1に部分的に
    接着した状態で胴巻き状に被覆し、かつ、紙袋1
    の底部には切り込み状ののぞき孔5、高分子フイ
    ルム2の下端辺には切り込み6をそれぞれ付設し
    た構成を有する夜蛾の害防護用の果実袋。
JP1988125059U 1988-09-24 1988-09-24 Expired JPH048774Y2 (ja)

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JP1988125059U JPH048774Y2 (ja) 1988-09-24 1988-09-24

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JP1988125059U JPH048774Y2 (ja) 1988-09-24 1988-09-24

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JPH0246548U JPH0246548U (ja) 1990-03-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54142650U (ja) * 1978-03-27 1979-10-03
JPS6117971Y2 (ja) * 1980-08-09 1986-05-31
JPS5845650U (ja) * 1981-09-24 1983-03-28 小林製袋産業株式会社 二重果実掛袋

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JPH0246548U (ja) 1990-03-30

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