JPH049089Y2 - - Google Patents
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- JPH049089Y2 JPH049089Y2 JP1990072494U JP7249490U JPH049089Y2 JP H049089 Y2 JPH049089 Y2 JP H049089Y2 JP 1990072494 U JP1990072494 U JP 1990072494U JP 7249490 U JP7249490 U JP 7249490U JP H049089 Y2 JPH049089 Y2 JP H049089Y2
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- circuit
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Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は主として消耗性電極を使用するアーク
溶接に適した直流アーク溶接用電源装置に関する
ものである。
溶接に適した直流アーク溶接用電源装置に関する
ものである。
<従来の技術および問題点>
従来、直流アーク溶接用電源装置としては商品
交流電源を変圧器により溶接に適した電圧に変換
した後にサイクリスタなどのスイツチング素子に
より位相制御して出力の制御と整流とを行なつて
直流電力を得た後に、さらに溶接に適した電流・
電圧の動特性を得るために直流リアクトルを介し
て出力端子に供給していた。一方、消耗性電極を
用いる直流アーク溶接方法においては、溶接開始
時または溶接途中において消耗性電極と被溶接物
とが短絡するときがある。この場合に消耗性電極
の直径、材質、溶接電流値、溶接電流通路の抵抗
値およびリアクタンス値などに応じて適正な立上
り速度を有する適正な大きさの短絡電流を通電し
なければ円滑にアークを発生させることができな
かつたり、スパツタが増加したりして作業性を害
するばかりでなく溶接欠陥をも生じることにな
る。さらに、アーク発生後は、それぞれ溶接条件
に適した下降速度で電流が設定値にまで減少する
ことがアークの安定性に重要な要件である。この
ために、従来の直流アーク溶接電極装置において
は、出力回路中に直流リアクトルを設けて短絡時
の出力電流の立上り速度、その大きさおよび下降
速度を調整するようにしていた。しかし、必要な
時定数を有する直流リアクトルを設計、製作する
ことは必らずしも容易でなく、さらに要求される
電流の変化の時定数は非常に長く、このために必
要なインダクタンスは数10μHないし数100μHに
も達し、このような大きなインダクタンスのもの
を得ることは相当困難であつた。しかも通電され
る電流が数100Aと大きな値であるので非常に大
形のリアクトルとなる。また大きなインダクタン
スを得るために鉄心を用いるとこれの飽和の問題
も生じ、さらに適正なインダクタンスの値が使用
する消耗性電極の直径や材質及び溶接電流・電圧
によつて複雑に変化するのでこれらのすべてに適
合した直流リアクトルを得ることは事実上不可能
であつた。そこで現実にはこれらの中間的な200
ないし300μH程度のインダクタンスのリアクトル
を使用することによつて間に合わせていた。
交流電源を変圧器により溶接に適した電圧に変換
した後にサイクリスタなどのスイツチング素子に
より位相制御して出力の制御と整流とを行なつて
直流電力を得た後に、さらに溶接に適した電流・
電圧の動特性を得るために直流リアクトルを介し
て出力端子に供給していた。一方、消耗性電極を
用いる直流アーク溶接方法においては、溶接開始
時または溶接途中において消耗性電極と被溶接物
とが短絡するときがある。この場合に消耗性電極
の直径、材質、溶接電流値、溶接電流通路の抵抗
値およびリアクタンス値などに応じて適正な立上
り速度を有する適正な大きさの短絡電流を通電し
なければ円滑にアークを発生させることができな
かつたり、スパツタが増加したりして作業性を害
するばかりでなく溶接欠陥をも生じることにな
る。さらに、アーク発生後は、それぞれ溶接条件
に適した下降速度で電流が設定値にまで減少する
ことがアークの安定性に重要な要件である。この
ために、従来の直流アーク溶接電極装置において
は、出力回路中に直流リアクトルを設けて短絡時
の出力電流の立上り速度、その大きさおよび下降
速度を調整するようにしていた。しかし、必要な
時定数を有する直流リアクトルを設計、製作する
ことは必らずしも容易でなく、さらに要求される
電流の変化の時定数は非常に長く、このために必
要なインダクタンスは数10μHないし数100μHに
も達し、このような大きなインダクタンスのもの
を得ることは相当困難であつた。しかも通電され
る電流が数100Aと大きな値であるので非常に大
形のリアクトルとなる。また大きなインダクタン
スを得るために鉄心を用いるとこれの飽和の問題
も生じ、さらに適正なインダクタンスの値が使用
する消耗性電極の直径や材質及び溶接電流・電圧
によつて複雑に変化するのでこれらのすべてに適
合した直流リアクトルを得ることは事実上不可能
であつた。そこで現実にはこれらの中間的な200
ないし300μH程度のインダクタンスのリアクトル
を使用することによつて間に合わせていた。
このような直流リアクトルの欠点を解消するべ
く出力フイードバツク回路中に位相遅れ要素を挿
入して、負荷の変化に対して出力変化に位相遅れ
をもたせて実質上、直流リアクトルの効果を発生
させたものが提案されている。しかしこれらの電
源もすべて商用交流電源を整流して所望の特性を
得るようになつているから出力には200Hz以下の
低周波の脈動分を多く含みこれを平滑するために
は時定数の長い平滑回路を必要とし、この平滑回
路は出力電流が大なることからリアクトルによつ
て構成せざるを得ず、この平滑用リアクトルが先
に説明した溶接の安定性のために要求される直流
リアクトルと略同程度となり、両者を兼用するの
が一般的である。したがつてフイールドバツク制
御系に位相遅れ要素を含ませて溶接の安定に必要
なリアクトル効果をもたせたとしても低周波の交
流電源を整流した出力を平滑するための大形のリ
アクトルを設けることが必要となるために、結局
は大きな利点は得られなかつた。
く出力フイードバツク回路中に位相遅れ要素を挿
入して、負荷の変化に対して出力変化に位相遅れ
をもたせて実質上、直流リアクトルの効果を発生
させたものが提案されている。しかしこれらの電
源もすべて商用交流電源を整流して所望の特性を
得るようになつているから出力には200Hz以下の
低周波の脈動分を多く含みこれを平滑するために
は時定数の長い平滑回路を必要とし、この平滑回
路は出力電流が大なることからリアクトルによつ
て構成せざるを得ず、この平滑用リアクトルが先
に説明した溶接の安定性のために要求される直流
リアクトルと略同程度となり、両者を兼用するの
が一般的である。したがつてフイールドバツク制
御系に位相遅れ要素を含ませて溶接の安定に必要
なリアクトル効果をもたせたとしても低周波の交
流電源を整流した出力を平滑するための大形のリ
アクトルを設けることが必要となるために、結局
は大きな利点は得られなかつた。
このような制御系によつてリアクトル効果を奏
するように構成したときに最も有利となるのは直
流電源として例えば多相交流を整流してトランジ
スタのようなアナログ素子によつてアナログ制御
するものが提案されている。(例えば特開昭53−
76941号、特開昭54−62140号など)しかし、この
方式のものにおいては、アナログ素子が脈動分に
相当する電力を常時負担することになり大電力の
トランジスタを用いることが必要となる。このた
めに装置が大型高価となるのみならず、使用時に
おいても電力損失が多く効率の悪いものとなるこ
とが避けられない。
するように構成したときに最も有利となるのは直
流電源として例えば多相交流を整流してトランジ
スタのようなアナログ素子によつてアナログ制御
するものが提案されている。(例えば特開昭53−
76941号、特開昭54−62140号など)しかし、この
方式のものにおいては、アナログ素子が脈動分に
相当する電力を常時負担することになり大電力の
トランジスタを用いることが必要となる。このた
めに装置が大型高価となるのみならず、使用時に
おいても電力損失が多く効率の悪いものとなるこ
とが避けられない。
<問題点を解決するための手段>
本考案は上記各従来例の欠点を解消するもので
あつて、直流電源の出力をスイツチング素子を用
いた高周波インバータ回路によつて一旦高周波交
流に変換してから整流・平滑して直流とする方式
を採用し、かつ高周波インバータの出力制御回路
を負荷の変動に対して位相遅れをもたせる回路構
成とすることによつて、良好な溶接性の確保のた
めに必要な直流リアクトルの代用とし、かつ出力
平滑回路は10ないし30μH程度の小さなインダク
タンスとして高効率で安価な直流アーク溶接用電
源装置を提供するものである。
あつて、直流電源の出力をスイツチング素子を用
いた高周波インバータ回路によつて一旦高周波交
流に変換してから整流・平滑して直流とする方式
を採用し、かつ高周波インバータの出力制御回路
を負荷の変動に対して位相遅れをもたせる回路構
成とすることによつて、良好な溶接性の確保のた
めに必要な直流リアクトルの代用とし、かつ出力
平滑回路は10ないし30μH程度の小さなインダク
タンスとして高効率で安価な直流アーク溶接用電
源装置を提供するものである。
<実施例>
第1図は本考案の実施例を示すブロツク図であ
る。同図において、1は入力端子であり例えば三
相交流電源に接続される。2は入力端子1からの
交流電力を直流に変換する整流回路であり、交流
電源に三相交流を使用し三相全波あるいは六相半
波のような多相整流回路によつて整流する方式の
ものが望ましい。3は整流回路23の出力を調整
するための出力調整回路であつて整流回路2の直
流出力を受けて高周波交流電力に変換した後に所
定の電圧にするインバータ回路31およびインバ
ータ回路31の出力を整流して直流に戻す整流器
32から構成されている。4は出力調整回路3の
出力を平滑する平滑回路であり、出力調整回路3
に使用するインバータ回路31の動作周波数を数
KHz以上の高周波とすれば、この平滑回路4の時
定数は極く短いもので十分となり10μHないし
30μH程度の小さなアクトルで間に合うことにな
る。
る。同図において、1は入力端子であり例えば三
相交流電源に接続される。2は入力端子1からの
交流電力を直流に変換する整流回路であり、交流
電源に三相交流を使用し三相全波あるいは六相半
波のような多相整流回路によつて整流する方式の
ものが望ましい。3は整流回路23の出力を調整
するための出力調整回路であつて整流回路2の直
流出力を受けて高周波交流電力に変換した後に所
定の電圧にするインバータ回路31およびインバ
ータ回路31の出力を整流して直流に戻す整流器
32から構成されている。4は出力調整回路3の
出力を平滑する平滑回路であり、出力調整回路3
に使用するインバータ回路31の動作周波数を数
KHz以上の高周波とすれば、この平滑回路4の時
定数は極く短いもので十分となり10μHないし
30μH程度の小さなアクトルで間に合うことにな
る。
またこの平滑回路の時定数は0.2ms以下の短い
ものでありアークの安定性のために必要となる出
力変化の時定数(数ms以上)に比較して十分に
短いので、この平滑回路がアークの安定性に影響
を与えることはない。5は所定の速度で送給され
る消耗性電極、6は被溶接物、7は溶接アークで
ある。8は負荷の変動に対して出力の変化に位相
遅れをもたせるための位相遅れ制御回路であり、
出力電流検出器85の出力Iaに係数k1を乗じる
係数器81、出力電圧検出器86の出力Eaを積
分して係数k2を乗じる積分回路87、出力電圧
検出器86の出力Eaに係数k3を乗じる係数器8
3および出力設定器9の出力Erから係数器81
の出力k1・Ia,積分回路87の出力k2∫Eadtおよ
び係数器83の出力k3・Eaの各出力の和を差引
き {Er−(k1・Ia+k2∫Eadt+k3・Ea)} を得る演算回路88から構成されている。この場
合、演算回路88に係数加算器を用いるときある
いは各検出器に出力レベルの調整が可能なものを
使用する場合には各係数器は省略することもでき
る。10は位相遅れ制御回路8の出力に応じてイ
ンバータ回路31を駆動するための出力制御回路
であつて、入力信号に対応した時間幅で一定周波
数の駆動信号、または時間幅は一定で入力信号に
対応した間隔の駆動信号あるいは時間幅、間隔と
もに入力信号に対応した値の駆動信号を発生する
ものである。
ものでありアークの安定性のために必要となる出
力変化の時定数(数ms以上)に比較して十分に
短いので、この平滑回路がアークの安定性に影響
を与えることはない。5は所定の速度で送給され
る消耗性電極、6は被溶接物、7は溶接アークで
ある。8は負荷の変動に対して出力の変化に位相
遅れをもたせるための位相遅れ制御回路であり、
出力電流検出器85の出力Iaに係数k1を乗じる
係数器81、出力電圧検出器86の出力Eaを積
分して係数k2を乗じる積分回路87、出力電圧
検出器86の出力Eaに係数k3を乗じる係数器8
3および出力設定器9の出力Erから係数器81
の出力k1・Ia,積分回路87の出力k2∫Eadtおよ
び係数器83の出力k3・Eaの各出力の和を差引
き {Er−(k1・Ia+k2∫Eadt+k3・Ea)} を得る演算回路88から構成されている。この場
合、演算回路88に係数加算器を用いるときある
いは各検出器に出力レベルの調整が可能なものを
使用する場合には各係数器は省略することもでき
る。10は位相遅れ制御回路8の出力に応じてイ
ンバータ回路31を駆動するための出力制御回路
であつて、入力信号に対応した時間幅で一定周波
数の駆動信号、または時間幅は一定で入力信号に
対応した間隔の駆動信号あるいは時間幅、間隔と
もに入力信号に対応した値の駆動信号を発生する
ものである。
同図の実施例においては、出力制御回路10は
一般のフイールドバツク制御回路の基本動作にし
たがつて Er−(k1・Ia+k2∫Eadt+k3・Ea)=0 ……(1) となるように動作する。したがつて k3・Ea=Er−(k1・Ia+k2・∫Eadt) ……(2) あるいは k1・Ia=Er−(k3・Ea+k2・∫Eadt) ……(3) となる。ここで係数k1を出力回路の抵抗値に相
当する値とし、k2を使用する消耗性電極の直径
や材質によつて定まる値に選定すれば、出力回路
中に抵抗器R=k1、インダクタンスL=k2の直
流リアクトルが存在するときと全く同様の出力特
性が静的にも、動的にも得ることができる。した
がつて係数k2を調整可能にしておけば、あるい
は係数k2を出力設定に対応して連動して設定さ
れるようにしておけば常に最適のリアクトル効果
を容易に得ることができる。
一般のフイールドバツク制御回路の基本動作にし
たがつて Er−(k1・Ia+k2∫Eadt+k3・Ea)=0 ……(1) となるように動作する。したがつて k3・Ea=Er−(k1・Ia+k2・∫Eadt) ……(2) あるいは k1・Ia=Er−(k3・Ea+k2・∫Eadt) ……(3) となる。ここで係数k1を出力回路の抵抗値に相
当する値とし、k2を使用する消耗性電極の直径
や材質によつて定まる値に選定すれば、出力回路
中に抵抗器R=k1、インダクタンスL=k2の直
流リアクトルが存在するときと全く同様の出力特
性が静的にも、動的にも得ることができる。した
がつて係数k2を調整可能にしておけば、あるい
は係数k2を出力設定に対応して連動して設定さ
れるようにしておけば常に最適のリアクトル効果
を容易に得ることができる。
ところでアーク溶接においては被溶接物および
適用する溶接条件や溶接方法によつては電源の電
圧、電流の静特性が完全な定電圧特性のものより
もある程度出力電流の増加に従つて出力電圧が降
下する下降特性のもの、あるいは出力電圧の変化
にかかわらず出力電流が変化しない定電流特性の
ものである方が都合がよい場合がある。そこで係
数k2以外に係数k1およびk3も固定しないでそれ
ぞれ調整可能としておくことが望ましい。この場
合、k1<<k3なら、k3・Ea≒Er−k2∫Eadt、と
なつてほぼ定電圧特性が、またk1>>k3なら、
k1・Ia≒Er−k2∫Eadt、となつてほぼ定電流特性
が、さらに両者の中間においては中間的な下降特
性の電源が得られる。もちろん、定電圧特性のみ
必要な場合には、係数k1を零、即ち第1図にお
いて係数器81の回路を除外し、逆に定電流特性
のみ必要な場合には、係数k3を零、即ち係数器
83の回路を除外した回路構成とすればよい。
適用する溶接条件や溶接方法によつては電源の電
圧、電流の静特性が完全な定電圧特性のものより
もある程度出力電流の増加に従つて出力電圧が降
下する下降特性のもの、あるいは出力電圧の変化
にかかわらず出力電流が変化しない定電流特性の
ものである方が都合がよい場合がある。そこで係
数k2以外に係数k1およびk3も固定しないでそれ
ぞれ調整可能としておくことが望ましい。この場
合、k1<<k3なら、k3・Ea≒Er−k2∫Eadt、と
なつてほぼ定電圧特性が、またk1>>k3なら、
k1・Ia≒Er−k2∫Eadt、となつてほぼ定電流特性
が、さらに両者の中間においては中間的な下降特
性の電源が得られる。もちろん、定電圧特性のみ
必要な場合には、係数k1を零、即ち第1図にお
いて係数器81の回路を除外し、逆に定電流特性
のみ必要な場合には、係数k3を零、即ち係数器
83の回路を除外した回路構成とすればよい。
第1図の実施例においては、位相遅れ制御回路
8として出力フイードバツク信号に出力電圧検出
器の出力を積分した信号を含ませるように構成し
たが、位相遅れ制御回路8はこれに限られるもの
ではなく、負荷の変化は出力電流の変化としても
現われるからこれを利用してもよい。この場合
は、第1図において、積分回路87にかえて、出
力電流検出器85の出力Iaを入力とし、入力信号
を微分して信号dIa/dtを演算回路88に出力す
る微分回路を設ければよい。
8として出力フイードバツク信号に出力電圧検出
器の出力を積分した信号を含ませるように構成し
たが、位相遅れ制御回路8はこれに限られるもの
ではなく、負荷の変化は出力電流の変化としても
現われるからこれを利用してもよい。この場合
は、第1図において、積分回路87にかえて、出
力電流検出器85の出力Iaを入力とし、入力信号
を微分して信号dIa/dtを演算回路88に出力す
る微分回路を設ければよい。
第2図はこのようにしたときの本考案の実施例
を示す接続図である。同図においては第1図に示
した実施例の積分回路にかえて出力電流検出器8
5の出力Iaを微分する微分回路89を用いてお
り、他の部分は第1図の実施例と同じである。
を示す接続図である。同図においては第1図に示
した実施例の積分回路にかえて出力電流検出器8
5の出力Iaを微分する微分回路89を用いてお
り、他の部分は第1図の実施例と同じである。
第2図において、出力電流検出器85の出力Ia
を微分する微分回路89の係数をk4とすると出
力制御回路10は、 Er−(k1・Ia+k4・dIa/dt+k3・Ea)=0 ……(4) となるように動作する。この場合も各係数k1,
k3およびk4の決定方法は第1図の場合と同様で
ある。
を微分する微分回路89の係数をk4とすると出
力制御回路10は、 Er−(k1・Ia+k4・dIa/dt+k3・Ea)=0 ……(4) となるように動作する。この場合も各係数k1,
k3およびk4の決定方法は第1図の場合と同様で
ある。
また第1図および第2図においては、出力設定
器9は1個だけ設けたが、出力設定器として電圧
用と電流用との2個を設け、演算回路88におい
て電流要素と電圧要素とを別々に比較してその結
果を合成してもよい。また位相遅れを与えるため
に出力電流検出器の微分信号と出力電圧検出器の
積分信号とをともにフイードバツクするようにし
てもよい。
器9は1個だけ設けたが、出力設定器として電圧
用と電流用との2個を設け、演算回路88におい
て電流要素と電圧要素とを別々に比較してその結
果を合成してもよい。また位相遅れを与えるため
に出力電流検出器の微分信号と出力電圧検出器の
積分信号とをともにフイードバツクするようにし
てもよい。
第3図は、電圧要素と電流要素とをともに比較
合成するとともに位相遅れ制御回路にも両要素を
設けたときの実施例を示す接続図である。
合成するとともに位相遅れ制御回路にも両要素を
設けたときの実施例を示す接続図である。
同図において、出力設定器には出力電圧設定器
9aと出力電流設定器9bとを設け、また位相遅
れ要素として出力電圧検出器86の出力信号Ea
を積分してk2∫Eadtを得る積分回路87と出力電
流検出器85の出力信号Iaを微分してk4・dIa/
dtを得る微分回路89との両方を設けてあり、演
算回路88にてこれらの合成信号 a{Er−(k3・Ea+k2・∫Eadt)}+ b{Ir−(k1・Ia+k4・dIa/dt)} が演算される。(但しa,bは定数でありそれぞ
れ0≦a≦1,0≦b≦1でかつa+b=1) したがつて出力制御回路10は a{Er−(k3・Ea+k2・∫Eadt)}+ {Ir−(k1・Ia+k4・dIa/dt)}=0 ……(5) となるように動作する。
9aと出力電流設定器9bとを設け、また位相遅
れ要素として出力電圧検出器86の出力信号Ea
を積分してk2∫Eadtを得る積分回路87と出力電
流検出器85の出力信号Iaを微分してk4・dIa/
dtを得る微分回路89との両方を設けてあり、演
算回路88にてこれらの合成信号 a{Er−(k3・Ea+k2・∫Eadt)}+ b{Ir−(k1・Ia+k4・dIa/dt)} が演算される。(但しa,bは定数でありそれぞ
れ0≦a≦1,0≦b≦1でかつa+b=1) したがつて出力制御回路10は a{Er−(k3・Ea+k2・∫Eadt)}+ {Ir−(k1・Ia+k4・dIa/dt)}=0 ……(5) となるように動作する。
(5)式において、各係数k1ないしk4の決定方法
は第1図および第2図と同様である。また合成す
るときの定数a,bの比率をかえることによつて
出力電圧と電流特性の傾きを変化させることがで
きる。
は第1図および第2図と同様である。また合成す
るときの定数a,bの比率をかえることによつて
出力電圧と電流特性の傾きを変化させることがで
きる。
なお第1図ないし第3図において用いるインバ
ータ回路31としては、変圧器結合によつて出力
を取出す方式のものが便利である。この場合に
は、内蔵の変圧器によつて出力電圧をアーク溶接
に適した電圧とする。もしインバータ回路31が
変圧器結合でない場合にはインバータ回路31と
整流回路32との間に変圧器を設けることが必要
となるが、この場合にもインバータ回路の出力周
波数が高周波であれば非常に小形のものとするこ
とができる。
ータ回路31としては、変圧器結合によつて出力
を取出す方式のものが便利である。この場合に
は、内蔵の変圧器によつて出力電圧をアーク溶接
に適した電圧とする。もしインバータ回路31が
変圧器結合でない場合にはインバータ回路31と
整流回路32との間に変圧器を設けることが必要
となるが、この場合にもインバータ回路の出力周
波数が高周波であれば非常に小形のものとするこ
とができる。
<考案の効果>
以上のように本考案においては、出力調整手段
として高周波インバータ回路を用いることによつ
て出力平滑回路として極く短い時定数の簡単なも
のが使用できる。また消耗性電極が被溶接物に短
絡した場合、あるいは短絡からアークに移行する
場合のように負荷の変動が発生したときにはこれ
に対して出力変化に位相遅れを持たせることによ
つてアークを安定に発生させるための大形の直流
リアクトルを用いることなく、しかも電源側に基
因する脈動分を除去するための前述の平滑回路の
時定数は、負荷である溶接アークの変化の周期に
くらべて十分に短いので、この平滑回路が従来の
直流リアクトルに使用されても本考案に使用する
位相遅れ制御回路に何ら影響を与えることがない
ので、常に各溶接条件に最適のリアクトル効果を
得ることができ、高周波インバータ方式による電
力損失の大幅な改善とともに装置が極めて小形、
安価でかつ高精能の電源装置が得られるものであ
る。
として高周波インバータ回路を用いることによつ
て出力平滑回路として極く短い時定数の簡単なも
のが使用できる。また消耗性電極が被溶接物に短
絡した場合、あるいは短絡からアークに移行する
場合のように負荷の変動が発生したときにはこれ
に対して出力変化に位相遅れを持たせることによ
つてアークを安定に発生させるための大形の直流
リアクトルを用いることなく、しかも電源側に基
因する脈動分を除去するための前述の平滑回路の
時定数は、負荷である溶接アークの変化の周期に
くらべて十分に短いので、この平滑回路が従来の
直流リアクトルに使用されても本考案に使用する
位相遅れ制御回路に何ら影響を与えることがない
ので、常に各溶接条件に最適のリアクトル効果を
得ることができ、高周波インバータ方式による電
力損失の大幅な改善とともに装置が極めて小形、
安価でかつ高精能の電源装置が得られるものであ
る。
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示すブ
ロツク図である。 2……整流回路、3……出力調整回路、31…
…インバータ回路、32……整流器、4……平滑
回路、8……位相遅れ制御回路、9……出力設定
器、9a……出力電圧設定器、9b……出力電流
設定器、10……出力制御回路、81,83……
係数器、88……演算回路、85……出力電流検
出器、86……出力電圧検出器、87……積分回
路、89……微分回路。
ロツク図である。 2……整流回路、3……出力調整回路、31…
…インバータ回路、32……整流器、4……平滑
回路、8……位相遅れ制御回路、9……出力設定
器、9a……出力電圧設定器、9b……出力電流
設定器、10……出力制御回路、81,83……
係数器、88……演算回路、85……出力電流検
出器、86……出力電圧検出器、87……積分回
路、89……微分回路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 直流電源と、前記直流電源の出力を高周波交
流電力に変換する高周波インバータ回路と、前
記高周波インバータ回路の出力を直流に変換す
る整流回路と、前記整流回路の出力を平滑する
出力平滑回路と、出力設定器と、前記出力設定
器の出力と前記出力平滑回路の出力とを比較し
負荷の変化に対して位相遅れをもつた差信号を
出力する位相遅れ制御回路と、前記位相遅れ制
御回路の出力に応じて前記高周波インバータ回
路を駆動する出力制御回路とを具備した直流ア
ーク溶接用電源装置。 2 前記位相遅れ回路は、出力電圧検出器と、出
力電流検出器と、前記出力電圧検出器の出力を
積分する積分回路と、前記出力設定器の出力か
ら前記出力電流検出器の出力と前記積分回路の
出力との和を差引く演算回路とからなる実用新
案登録請求の範囲第1項に記載の直流アーク溶
接用電源装置。 3 前記位相遅れ制御回路は、出力電圧検出器
と、前記出力電圧検出器の出力を積分する積分
回路と、前記出力設定器の出力から前記出力電
圧検出器の出力と前記積分回路の出力との和を
差引く演算回路とからなる実用新案登録請求の
範囲第1項に記載の直流アーク溶接用電源装
置。 4 前記位相遅れ制御回路は、出力電圧検出器
と、出力電流検出器と、前記出力電圧検出器の
出力を積分する積分回路と、前記出力設定器の
出力から前記出力電圧検出器の出力と前記出力
電流検出器の出力と前記積分回路の出力との和
を差引く演算回路とからなる実用新案登録請求
の範囲第1項に記載の直流アーク溶接用電源装
置。 5 前記位相遅れ制御回路は、出力電流検出器
と、前記出力電流検出器の出力を微分する微分
回路と、前記出力設定器の出力から前記出力電
流検出器の出力と前記微分回路の出力との和を
差引く演算回路とからなる実用新案登録請求の
範囲第1項に記載の直流アーク溶接用電源装
置。 6 前記位相遅れ制御回路は、出力電圧検出器
と、出力電流検出器と、前記出力電流検出器の
出力を微分する微分回路と、前記出力設定器の
出力から前記出力電圧検出器の出力と前記微分
回路の出力との和を差引く演算回路とからなる
実用新案登録請求の範囲第1項に記載の直流ア
ーク溶接用電源装置。 7 前記位相遅れ制御回路は、出力電圧検出器
と、出力電流検出器と、前記出力電流検出器の
出力を微分する微分回路と、前記出力設定器の
出力から前記出力電圧検出器の出力と前記出力
電流検出器の出力と前記微分回路の出力との和
を差引く演算回路とからなる実用新案登録請求
の範囲第1項に記載の直流アーク溶接用電源装
置。 8 前記位相遅れ制御回路は、出力電圧検出器
と、出力電流検出器と、前記出力電圧検出器の
出力を積分する積分回路と、前記出力電流検出
器の出力を微分する微分回路と、前記出力電圧
設定器の出力から前記出力電圧検出器の出力と
前記積分回路の出力との和を差し引いた信号及
び前記出力電流設定器の出力から前記出力電流
検出器の出力と前記微分回路の出力との和を差
し引いた信号の合成信号を出力する演算回路と
からなる実用新案登録請求の範囲第1項に記載
の直流アーク溶接用電源装置。 9 前記位相遅れ制御回路による出力変化の位相
遅れ量が調整可能である実用新案登録請求の範
囲第1項ないし第8項のいずれかに記載の直流
アーク溶接用電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990072494U JPH049089Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990072494U JPH049089Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0314069U JPH0314069U (ja) | 1991-02-13 |
| JPH049089Y2 true JPH049089Y2 (ja) | 1992-03-06 |
Family
ID=31610477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990072494U Expired JPH049089Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH049089Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5170982A (ja) * | 1974-12-14 | 1976-06-19 | Hiroshi Shimizu | Jinkaishokyakuro |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5376941A (en) * | 1976-12-20 | 1978-07-07 | Osaka Transformer Co Ltd | Method of controlling dc arc welding |
| JPS52131954A (en) * | 1977-04-28 | 1977-11-05 | Svetsia Ab | Electric welder |
-
1990
- 1990-07-06 JP JP1990072494U patent/JPH049089Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0314069U (ja) | 1991-02-13 |
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