JPH049145Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH049145Y2 JPH049145Y2 JP1986201604U JP20160486U JPH049145Y2 JP H049145 Y2 JPH049145 Y2 JP H049145Y2 JP 1986201604 U JP1986201604 U JP 1986201604U JP 20160486 U JP20160486 U JP 20160486U JP H049145 Y2 JPH049145 Y2 JP H049145Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- thermal expansion
- main body
- metal
- branch runner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は比較的大型の射出成形用金型内部の複
数箇所に溶融状態にある合成樹脂材料を同時に供
給するために用いられる射出成形用分岐湯道盤に
関するものである。
数箇所に溶融状態にある合成樹脂材料を同時に供
給するために用いられる射出成形用分岐湯道盤に
関するものである。
(従来の技術)
上記のような分岐湯道盤は例えば自動車部品の
射出成形機等に広く用いられているが、多品種少
量生産を行う際には色替えが頻繁に行われるので
その内部に樹脂の滞留が生ずると色替え後の成形
品中に色替え前の色彩が混入するという重大な欠
点が発生する。このため本考案者等は分岐湯道盤
の内部における樹脂の滞留部を無くするために、
屈曲部を丸くした銅管又はステレンス管等を金属
材料中に鋳ぐるんだ分岐湯道盤を考案し、既に実
公昭54−1498号として提案した。ところがこの種
の分岐湯道盤は内部における樹脂の凝固を避ける
ために200〜250℃に加熱されるのが常であり、先
の考案においては鋳ぐるみのための金属材料とし
て熱伝導率の大きいベリリウム銅公金のような銅
合金を採用していたので、50〜60℃の金型本体と
の間の熱膨脹差は大きく、例えば長さが1mを越
えるような大型の金型において2mmを越える熱膨
脹差を生じていた。このため分岐湯道盤に取付け
られたノズルと金型側のスプルとの位置が食違
い、この部分にわずかながら樹脂の滞留が発生す
るため、いかに分岐湯道盤の内部における樹脂の
滞留を防止しても色むらの発生を完全に防止する
ことはできなかつた。そこで現状ではノズルの部
分に弾性を持たせてスプルとの位置ずれを防止す
る工夫も行われているが、繰返し使用すると疲労
により破壊してしまう欠点があつた。
射出成形機等に広く用いられているが、多品種少
量生産を行う際には色替えが頻繁に行われるので
その内部に樹脂の滞留が生ずると色替え後の成形
品中に色替え前の色彩が混入するという重大な欠
点が発生する。このため本考案者等は分岐湯道盤
の内部における樹脂の滞留部を無くするために、
屈曲部を丸くした銅管又はステレンス管等を金属
材料中に鋳ぐるんだ分岐湯道盤を考案し、既に実
公昭54−1498号として提案した。ところがこの種
の分岐湯道盤は内部における樹脂の凝固を避ける
ために200〜250℃に加熱されるのが常であり、先
の考案においては鋳ぐるみのための金属材料とし
て熱伝導率の大きいベリリウム銅公金のような銅
合金を採用していたので、50〜60℃の金型本体と
の間の熱膨脹差は大きく、例えば長さが1mを越
えるような大型の金型において2mmを越える熱膨
脹差を生じていた。このため分岐湯道盤に取付け
られたノズルと金型側のスプルとの位置が食違
い、この部分にわずかながら樹脂の滞留が発生す
るため、いかに分岐湯道盤の内部における樹脂の
滞留を防止しても色むらの発生を完全に防止する
ことはできなかつた。そこで現状ではノズルの部
分に弾性を持たせてスプルとの位置ずれを防止す
る工夫も行われているが、繰返し使用すると疲労
により破壊してしまう欠点があつた。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案はこのような従来の問題点を解決して、
内部における樹脂の滞留を生じないことは勿論、
大型の金型に用いた場合にもノズルと金型のスプ
ルとの間に位置ずれによる樹脂の滞留を生ずるこ
とのない、多品種少量生産に適した射出成形用分
岐湯道盤を目的として完成されたものである。
内部における樹脂の滞留を生じないことは勿論、
大型の金型に用いた場合にもノズルと金型のスプ
ルとの間に位置ずれによる樹脂の滞留を生ずるこ
とのない、多品種少量生産に適した射出成形用分
岐湯道盤を目的として完成されたものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、屈曲部に丸みを持たせた複数の金属
管を金属主体により鋳ぐるんだ射出成形用分岐湯
道盤において、上記金属主体を室温〜250℃の熱
膨脹係数が2〜6×10-6/℃の鉄系合金により形
成したことを特徴とするものである。
管を金属主体により鋳ぐるんだ射出成形用分岐湯
道盤において、上記金属主体を室温〜250℃の熱
膨脹係数が2〜6×10-6/℃の鉄系合金により形
成したことを特徴とするものである。
(実施例)
次に本考案を図示の実施例によつて更に詳細に
説明すると、1,2は鉄鋼製の金型であり、1は
複数個のスプル3を備えた固定型、2は可動型で
ある。本考案の分岐湯道盤は全体として4の番号
を付して示されたもので、その周囲に断熱用空気
層5を形成して固定枠6内にセツトされている。
説明すると、1,2は鉄鋼製の金型であり、1は
複数個のスプル3を備えた固定型、2は可動型で
ある。本考案の分岐湯道盤は全体として4の番号
を付して示されたもので、その周囲に断熱用空気
層5を形成して固定枠6内にセツトされている。
この分岐湯道盤4は図示のように屈曲部7に丸
みを持たせた複数の金属管8,8を鉄系合金製の
金属主体9の内部に鋳ぐるんだもので、金属管
8,8としては例えば極軟鋼あるいはステレンス
鋼管等が用いられる。本考案においてはこの金属
主体9として、室温〜250℃の熱膨脹係数が2〜
6×10-6/℃の鉄系合金が使用される。この鉄系
合金は金型1,2を構成する金属材料に比較して
熱膨脹係数が1/2以下である。金型1,2を構成
する一般的な金属材料は鉄鋼製であり、その熱膨
脹係数は11×10-6/℃程度であるため、金属主体
9に用いられる鉄系合金は6×10-6/℃以下、最
も好ましくは2〜4×10-6/℃程度の熱膨脹係数
を持つものである。このような鉄系合金として
は、例えばトータルカーボン2.6以下、Si1.0〜2.0
%、Mn1.0%以下、Ni34〜36%、Cr0.1%以下、
Mg0.02〜0.05%、残部Feからなるニレジスト鋳
鉄(ASTM−A436)を用いることができる。こ
のニレジスト鋳鉄は3〜6×10-6/℃の熱膨脹係
数を持ち、そのブリネル硬度は131〜185、引張強
度は約40Kg/mm2である。しかし金属主体9の組成
は必ずしもこれに限定されるものではなく、低い
熱膨脹係数を持つその他の材料、例えばアンバー
合金等を用いることも可能である。
みを持たせた複数の金属管8,8を鉄系合金製の
金属主体9の内部に鋳ぐるんだもので、金属管
8,8としては例えば極軟鋼あるいはステレンス
鋼管等が用いられる。本考案においてはこの金属
主体9として、室温〜250℃の熱膨脹係数が2〜
6×10-6/℃の鉄系合金が使用される。この鉄系
合金は金型1,2を構成する金属材料に比較して
熱膨脹係数が1/2以下である。金型1,2を構成
する一般的な金属材料は鉄鋼製であり、その熱膨
脹係数は11×10-6/℃程度であるため、金属主体
9に用いられる鉄系合金は6×10-6/℃以下、最
も好ましくは2〜4×10-6/℃程度の熱膨脹係数
を持つものである。このような鉄系合金として
は、例えばトータルカーボン2.6以下、Si1.0〜2.0
%、Mn1.0%以下、Ni34〜36%、Cr0.1%以下、
Mg0.02〜0.05%、残部Feからなるニレジスト鋳
鉄(ASTM−A436)を用いることができる。こ
のニレジスト鋳鉄は3〜6×10-6/℃の熱膨脹係
数を持ち、そのブリネル硬度は131〜185、引張強
度は約40Kg/mm2である。しかし金属主体9の組成
は必ずしもこれに限定されるものではなく、低い
熱膨脹係数を持つその他の材料、例えばアンバー
合金等を用いることも可能である。
なお、図示の実施例では金属管8,8の基部に
は注入口10と分岐部11とを持つブロツク12
が溶接されている。このブロツク12は例えばロ
ストワツクス法によつて鋳造され、金属管8,8
の基部を0.02mm以上の段差が生じないように溶接
したうえで金属主体9により鋳ぐるまれたもので
ある。しかしこのブロツク12を省略し、注入口
10の部分まで金属管8,8の基部を延長するこ
とも可能である。また図中13は各金属管8,8
の先端に取付けられたノズルである。
は注入口10と分岐部11とを持つブロツク12
が溶接されている。このブロツク12は例えばロ
ストワツクス法によつて鋳造され、金属管8,8
の基部を0.02mm以上の段差が生じないように溶接
したうえで金属主体9により鋳ぐるまれたもので
ある。しかしこのブロツク12を省略し、注入口
10の部分まで金属管8,8の基部を延長するこ
とも可能である。また図中13は各金属管8,8
の先端に取付けられたノズルである。
(作用)
このように構成されたものは、金属主体9の内
部に多くのヒーターを挿入してその温度を200〜
250℃とすることにより内部の樹脂を溶融状態に
保ちつつ50〜60℃程度の金型1,2間のキヤビテ
イ内に複数のノズル13,13から樹脂を供給す
るものであることは従来のこの種のものと変わる
ところはない。しかし本考案においては分岐湯道
盤4の内部に屈曲部7に丸みを持たせた複数の金
属管8,8お埋設してあるので、注入口10から
供給された樹脂は分岐部11で分岐されたうえで
これらの金属管8,8の内部をスムーズに流れて
ノズル13,13まで達することとなり、内部に
おける樹脂の滞留が生ずるおそれはない。また本
考案においては分岐湯道盤4の金属主体9として
室温〜250℃の熱膨脹係数が2〜6×10-6/℃の
鉄系合金を使用しているので、使用中に分岐湯道
盤4全体が200〜250℃程度にまで加熱されてもノ
ズル13と金型1のスプル3との間で位置ずれが
生ずることはない。即ち、例えば金属主体9とし
て熱膨脹係数が3×10-6/℃のニレジスト鋳鉄を
用いたとき、ノズル13,13間の長さを1mと
するとこの間の熱膨脹は約0.6mmとなるに対し、
金型1が鉄鋼製のものであればスプル3,3間の
熱膨脹は約0.55mmとなり、ほとんどずれを生ずる
ことがない。これに対して従来のような銅合金を
用いて分岐湯道盤4を製作した場合にはノズル1
3,13間の熱膨脹は4.0mm程度となり、スプル
3,3との間に3.5mmという大きなずれが生ずる
のである。この結果、本考案の分岐湯道盤を用い
れば金型1,2との間に大きい温度差が存在する
にもかかわらずノズル13と金型1のスプル3と
の間でずれが生ずることがないからこの部分に樹
脂が滞留することがなく、また内部における樹脂
の滞留もないので色替後の成形品中に色替前の色
が混入することが完全に防止される。なお金属主
体9の熱膨脹係数が6×10-6/℃を越えると、ノ
ズル13とスプル3との間の位置ずれが次第に大
きくなり樹脂の滞留が生じ易くなる。また逆に金
属主体9の熱膨脹係数が2×10-6/℃未満のもの
は経済性の点から好ましくない。
部に多くのヒーターを挿入してその温度を200〜
250℃とすることにより内部の樹脂を溶融状態に
保ちつつ50〜60℃程度の金型1,2間のキヤビテ
イ内に複数のノズル13,13から樹脂を供給す
るものであることは従来のこの種のものと変わる
ところはない。しかし本考案においては分岐湯道
盤4の内部に屈曲部7に丸みを持たせた複数の金
属管8,8お埋設してあるので、注入口10から
供給された樹脂は分岐部11で分岐されたうえで
これらの金属管8,8の内部をスムーズに流れて
ノズル13,13まで達することとなり、内部に
おける樹脂の滞留が生ずるおそれはない。また本
考案においては分岐湯道盤4の金属主体9として
室温〜250℃の熱膨脹係数が2〜6×10-6/℃の
鉄系合金を使用しているので、使用中に分岐湯道
盤4全体が200〜250℃程度にまで加熱されてもノ
ズル13と金型1のスプル3との間で位置ずれが
生ずることはない。即ち、例えば金属主体9とし
て熱膨脹係数が3×10-6/℃のニレジスト鋳鉄を
用いたとき、ノズル13,13間の長さを1mと
するとこの間の熱膨脹は約0.6mmとなるに対し、
金型1が鉄鋼製のものであればスプル3,3間の
熱膨脹は約0.55mmとなり、ほとんどずれを生ずる
ことがない。これに対して従来のような銅合金を
用いて分岐湯道盤4を製作した場合にはノズル1
3,13間の熱膨脹は4.0mm程度となり、スプル
3,3との間に3.5mmという大きなずれが生ずる
のである。この結果、本考案の分岐湯道盤を用い
れば金型1,2との間に大きい温度差が存在する
にもかかわらずノズル13と金型1のスプル3と
の間でずれが生ずることがないからこの部分に樹
脂が滞留することがなく、また内部における樹脂
の滞留もないので色替後の成形品中に色替前の色
が混入することが完全に防止される。なお金属主
体9の熱膨脹係数が6×10-6/℃を越えると、ノ
ズル13とスプル3との間の位置ずれが次第に大
きくなり樹脂の滞留が生じ易くなる。また逆に金
属主体9の熱膨脹係数が2×10-6/℃未満のもの
は経済性の点から好ましくない。
(考案の効果)
本考案は以上の説明からも明らかなように、分
岐湯道盤の内部における樹脂の滞留を防止すると
ともに、熱膨脹に起因するノズルと金型間との接
続部分の樹脂の滞留をも防止することができるも
のであるから、多品種少量生産のために樹脂の色
替えを頻繁に行うような場合においても色替後の
成形品中に色替前の樹脂が混入して色むらを生じ
させるおそれがない。よつて本考案は大型の成形
品を複数箇所から溶融樹脂を供給しつつ射出成形
するに適したものであり、その実用的価値は極め
て大きいものである。
岐湯道盤の内部における樹脂の滞留を防止すると
ともに、熱膨脹に起因するノズルと金型間との接
続部分の樹脂の滞留をも防止することができるも
のであるから、多品種少量生産のために樹脂の色
替えを頻繁に行うような場合においても色替後の
成形品中に色替前の樹脂が混入して色むらを生じ
させるおそれがない。よつて本考案は大型の成形
品を複数箇所から溶融樹脂を供給しつつ射出成形
するに適したものであり、その実用的価値は極め
て大きいものである。
図面は本考案の実施例を示す断面図である。
1,2……金型、7……屈曲部、8……金属
管、9……金属主体。
管、9……金属主体。
Claims (1)
- 屈曲部7に丸みを持たせた複数の金属管8,8
を金属主体9により鋳ぐるんだ射出成形用分岐湯
道盤において、上記金属主体9を室温〜250℃の
熱膨脹係数が2〜6×10-6/℃の鉄系合金により
形成したことを特徴とする射出成形用分岐湯道
盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986201604U JPH049145Y2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986201604U JPH049145Y2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63106620U JPS63106620U (ja) | 1988-07-09 |
| JPH049145Y2 true JPH049145Y2 (ja) | 1992-03-06 |
Family
ID=31165216
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986201604U Expired JPH049145Y2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH049145Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6886364B2 (ja) * | 2017-08-16 | 2021-06-16 | 日立金属株式会社 | 組立模型の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS541498Y2 (ja) * | 1975-07-30 | 1979-01-23 |
-
1986
- 1986-12-26 JP JP1986201604U patent/JPH049145Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63106620U (ja) | 1988-07-09 |
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