JPH049176B2 - - Google Patents

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JPH049176B2
JPH049176B2 JP58217952A JP21795283A JPH049176B2 JP H049176 B2 JPH049176 B2 JP H049176B2 JP 58217952 A JP58217952 A JP 58217952A JP 21795283 A JP21795283 A JP 21795283A JP H049176 B2 JPH049176 B2 JP H049176B2
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cao
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は特に透明感のある合成樹脂成形品を製
造するために有用な充填材に関するものである。 従来、例えばバスタブ、便器等の合成樹脂成形
品にガラス系充填材を混合して機械的強度、耐水
性、耐蝕性を改良することが行われている。そし
てこのような熱硬化性樹脂成形品に透明感を与え
ることは意匠的にみて極めて望ましいものであ
る。 本発明は上記のように熱硬化性樹脂成形品に望
ましい透明感を与えること、および該透明感を長
期にわたつて維持し、もつて合成樹脂成形品の市
場性を高めることを目的とするものである。 上記目的を達成するために本発明者等は鋭意研
究を重ねた結果、下記の組成のガラスからなる充
填材が最とも適したものであることを見出した。 SiO2 45〜70重量%(以下単に%とする) B2O3 1〜9重量% R2O 5〜15重量% MO 15〜35重量% Al2O3 0〜10重量% ここにRはアルカリ金属であり、R2Oは一種も
しくは二種以上のアルカリ金属酸化物の混合物で
あつてもよく、MはMg、Ca、BaおよびZnから
選ばれた金属であり、MOは一種もしくは二種以
上の該金属の酸化物の混合物であつてもよい。 SiO2は化学耐久性に重要な成分であり、SiO2
の含有量が45%以下では化学耐久性に劣るガラス
しか得られない。しかし70%以上の含有量ではガ
ラスが高融点になりフリツト化に高温を要する。 B2O3とMOとはガラスの屈折率に関与する成
分であり、B2O3は屈折率を下げる方向に関与し、
MOは屈折率を上げる方向に関与する。各種合成
樹脂に近い屈折率を得るためにはMOが15〜35%
の範囲であることが必要であり、なかんづくCaO
はガラスの屈折率を大きくするために重要な成分
でありCaOがMO全体の40重量%以上を占めるこ
とが必要である。特にMOが上記範囲において少
なくなるとCaOの割合を増やす必要がある。
B2O3は屈折率の補助的調整要素として1〜9%
の範囲で添加されるが、含有量が9%以上になる
と屈折率が低くなり過ぎ調整が困難になり、また
得られる成形品の耐酸性、耐アルカリ性、耐熱水
性等に悪影響を及ぼす。 R2Oはフリツト化する為の融剤としての作用を
するものであり、R2Oの含有量が5%以下では融
剤効果が乏しくなり、15%以上の含有量ではガラ
スの耐久性に悪影響を及ぼす。 Al2O3は化学耐久性および屈折率に対して助長
効果をもたらすために添加されるが、含有量が10
%を越えるとガラスの融点が高くなり、フリツト
化に高温を要する。 上記組成において、SiO2/B2O3は7〜35の範
囲の重量比とする。そしてSiO2/B2O3が7を下
廻るとガラスの耐水性が悪くなり、SiO2/B2O3
が35を上廻るとフリツト化が困難である。また
SiO2/B2O3が上記範囲であると屈折率が所定の
範囲に調節し易い。 上記組成範囲のガラスは屈折率が1.45〜1.65の
範囲にあり、この種の成形品に多用される例えば
ポリエステル樹脂の屈折率1.52〜1.57、アクリル
樹脂の屈折率1.48〜1.57、エポキシ樹脂の屈折率
1.61、フエノール樹脂の屈折率1.50〜1.58、尿素
樹脂の屈折率1.54〜1.56、ポリカーボネートの屈
折率1.586、ポリスチレンの屈折率1.59〜1.60、ポ
リエチレンの屈折率1.54、ポリプロピレンの屈折
率1.49、ポリアセタールの屈折率1.48、ナイロン
の屈折率1.53等に一致もしくは極めて近似するも
のであり、これら合成樹脂の成形品に混合されて
極めて良好な透明感を与えるものである。 本発明の充填材は粉末状、繊維状、片状等任意
の形状で提供されるものである。そして繊維状の
場合には不織布あるいは編織物とされてもよい。 本発明の充填材は上記したように合成樹脂の成
形品に添加されて極めて良好な透明感を与えるも
のであるが、該透明感を維持するには更に上記組
成のガラス表面にシラン処理を施こした充填材を
用いることが必要である。該シラン処理とはシラ
ンカツプリング剤、シリコン樹脂、オルガノポリ
シロキサン等の珪素化合物によつてガラス表面を
処理することを言う。該シラン処理は具体的には
上記例示したような珪素化合物を0.5〜50%、望
ましくは0.7〜10%の水および/または有機溶剤
溶液にガラスを浸漬させた後、常温で乾燥、ある
いは所望なれば150〜250℃程度の温度で熱処理を
行うことにより実施される。かくしてシラン処理
を施こせば合成樹脂とガラスとの結合力が強化さ
れ、合成樹脂とガラスとの剥離にもとづく白化現
象のような透明感を阻害するような要因は排除さ
れ、長期にわたつて透明感を維持することが出来
る。 以上本発明によれば上記組成のガラスは屈折率
が各種合成樹脂と実質的に一致し、したがつて充
填材として成形品に添加されて極めて優れた透明
感が得られ、該透明感は該ガラス表面をシラン処
理することによつて長期間にわたつて維持される
が、上記組成のガラスはまた耐熱水性、耐寒性、
耐薬品性にも優れ、キツチンカウンター、浴槽、
便器、洗面化粧台、流し台、壁材、床材等に有用
な市場性の高い合成樹脂成形品を提供する。 実験1(B2O3溶出試験) 次の組成をベース組成としてB2O3の含有量を
種々に変えたガラス粉末(平均粒径50μ前後)を
作成し、該ガラス粉末の50gを500mlの蒸留水中
に入れ、室温(20℃)および60℃にて6時間撹拌
し、上澄液中に溶出したB2O3の濃度(μg/ml)
を分析した。該実験は3回繰返して行われ、その
結果を第1表、第1図および第2図に示す。 ベース組成 SiO2 55重量部 Na2O 10重量部 K2O 2重量部 CaO 20重量部 Al2O3 3重量部 溶出試験結果
【表】 第1表、第1図および第2図によればB2O3
含有量が本発明の限定範囲(10重量部以上)を越
えかつSiO2/B2O3が7を下廻るとB2O3の溶出量
が急激に増加することが明らかである。 実験2(屈折率の組成依存) 次の組成をベースとしてMO含有量を種々に変
えたガラスを作成し屈折率を測定した。但しMO
はCaO:BaO=1:1とする。その結果を第2
表および第3図に示す。 ベース組成1 SiO2 50重量部 Na2O 10重量部 K2O 2重量部 Al2O3 3重量部 B2O3 5重量部 ベース組成2 SiO2 50重量部 Na2O 10重量部 K2O 2重量部 Al2O3 3重量部 B2O3 10重量部 ベース組成3 SiO2 50重量部 Na2O 10重量部 K2O 2重量部 Al2O3 3重量部 B2O3 15重量部
【表】 第2表および第3図に示すようにB2O3を本発
明に限定範囲以内で含むベース組成1においては
MOと屈折率との関係がMOが15〜35重量部の範
囲で略線型になり、しかもその範囲で屈折率は
1.45〜1.65の範囲に入る。したがつてベース組成
1ではMOの量で屈折率を調節することが容易で
ある。しかしB2O3を本発明の限定範囲以上で含
むベース組成2、3ではMOと屈折率との関係が
非線型になり、更にMOの低含有領域では屈折率
が1.45を下廻る。 実験3(屈折率の組成依存) 次に組成においてMOをCaO+BaOとしてCaO
のMO中の重量%を種々に変えたガラスを作成し
屈折率を測定した。その結果を第3表に示す。 SiO2 60重量% Na2O 10重量% K2O 2重量% MO 20重量% Al2O3 3重量% B2O3 5重量%
【表】 第3表に示すようにMO中にCaOが40重量%以
下含まれているガラスは屈折率が1.45以下にな
る。 実施例 1 次の組成ガラス粉末を充填材とする。 SiO2 58% B2O3 7% Na2O 8% K2O 1% CaO 26% 上記充填材の屈折率は1.55である。 上記充填材300gを不飽和ポリエステル:スチ
レン単量体の1:1混合物700gと混合し、該混
合物に更にメチルエチルケトンハイドロパーオキ
サイド0.5gを添加し真空脱泡しつつ混練する。
該混練物を所定の鋳型中に流しこみ、70℃3時間
の加熱により透明性の良好な成形物を得る。 実施例 2 次の組成のガラス繊維でガラスクロスを作成す
る。 SiO2 55% B2O3 7% Na2O 7% K2O 3% CaO 27% Al2O3 2% 上記ガラスクロスの屈折率は1.57である。 上記ガラスクロスをシランカツプリング剤とし
てビニルトリメトキシシランの5%トルエン溶液
に含浸し、含浸後10分間の風乾の後100℃5分の
加熱乾燥を行う。かくしてシラン処理を施こした
ガラスクロスによつて成形型中で実施例1の合成
樹脂原料を用いてハンドレイアツプ法にて成形物
を成形する。該成形物は良好な透明感を有し該透
明感は該成形物を80℃の温水に400時間浸漬した
後も維持される。 実施例 3 次の組成のガラス小片を用いる。 SiO2 55% B2O3 3% Na2O 10% K2O 3% CaO 20% Al2O3 9% 上記ガラス小片の屈折率は1.53である。 上記ガラス小片をシリコン油(オルガノポリシ
ロキサン:信越化学社製KF−96)に浸漬し浸漬
後200℃10分間の熱処理を行う。かくして得られ
た充填材400gをポリエチレン600gの溶融物と混
合し、ペレタイザーによつてペレツト化して成形
用コンパウンドを得る。該コンパウンドは射出成
形、押出成形等によつて透明性良好な成形品を得
る。 実施例 4 実施例1のガラス粉末に代えて次の組成のガラ
ス粉末を充填材とし、実施例1と同様にして透明
性の良好な成形物を得る。 SiO2 60% B2O3 5% Na2O 7% K2O 2% CaO 12% BaO 5% ZnO 9% 上記ガラス粉末の屈折率は1.58である。 実施例 5 次の組成のガラス繊維を作成する。 SiO2 55% B2O3 7% Na2O 12% K2O 2% CaO 10% MgO 4% Al2O3 7% ZnO 3% 上記ガラス繊維の屈折率は1.50である。 上記ガラス繊維をシランカツプリング剤として
ビニルトリメトキイシシランの5%トルエン溶液
に含浸し、含浸後10分間の風乾の後100℃5分の
加熱乾燥を行う。かくしてシラン処理を施したガ
ラス繊維300gをポリプロピレン700gの溶融物と
混合し、鋳込法により透明性良好な成形品を得
る。 実施例 6 実施例3のガラス小片に代えて次の組成のガラ
ス小片を用いて実施例3と同様にして透明性良好
な成形品を得る。 SiO2 60% B2O3 3% Na2O 9% CaO 25% ZnO 2% MgO 1% 上記ガラス小片の屈折率は1.55である。 実施例 7 次の組成のガラス粉末を充填材とする。 SiO2 55% B2O3 2% Na2O 3% K2O 3% CaO 25% BaO 7% Al2O3 5% 上記充填材の屈折率は1.60である。 上記充填材300gをエポキシ樹脂700gと混合
し、該混合物に更にポリアミン10gを添加し真空
脱泡しつつ混練する。該混練物を所定の鋳型中に
流しこみ室温で10時間硬化させれば透明性の良好
な成形物を得る。 比較例 1 次の組成のガラス粉末を充填材として実施例1
と同様に成形物を作成する。 SiO2 55% B2O3 5% Na2O 5% K2O 18% CaO 12% 上記組成の充填材はCaOを本発明の限定範囲の
15%を下回る量で含み、屈折率が1.42と低く成形
物の透明感は良好でない。 比較例 2 次の組成のガラス粉末を充填材として実施例1
と同様に成形物を作成する。 SiO2 50% B2O3 3% Al2O3 6% Na2O 6% CaO 30% BaO 7% 上記組成の充填材はCaO+BaOを本発明の限
定範囲の35%を上回る量で含み、屈折率が1.68と
高く成形物の透明感は良好でない。 比較例 3 次の組成のガラス粉末はNa2Oを本発明の限定
範囲の5%を下回る量で含み、フリツト化に高温
を要し困難である。 Si2O3 65% B2O3 5% Al2O3 7% Na2O 4% CaO 17% MgO 2% 比較例 4 次の組成のガラス粉末はNa2Oを本発明の限定
範囲の15%を上回る量で含み、耐久性に劣る。 Si2O3 45% B2O3 5% Al2O3 8% Na2O 18% CaO 24% 比較例 5 次の組成のガラス粉末を充填材とする。 SiO2 53% B2O3 12% Na2O 8% K2O 1% CaO 26% 上記充填材の屈折率は1.46である。 上記充填材を用いて実施例1と同様にして成形
物を製造したが、該成形物の透明性は充分なもの
ではなかつた。 比較例 6 次の組成のガラス繊維でガラスクロスを作成す
る。 SiO2 50% B2O3 12% Na2O 7% K2O 3% CaO 27% Al2O3 2% 上記ガラスクロスの屈折率は1.48である。 上記充填材を用いて実施例2と同様にして成形
物を製造したが、該成形物の透明性は充分なもの
ではなかつた。 耐熱水性試験 実施例1、2および比較例5、6の成形物を用
いて耐熱水性試験を行う。耐熱水性試験は各成形
物について厚さ5mm、50×50mmのテストピースを
作成し、100℃の沸騰水中に100時間浸漬した後の
テストピース表面の状態を目視により観察する。
試験結果は下表の通りである。 テストピース 表面の状態 実施例 1 変化なし 2 変化なし 比較例 5 黄 変 6 黄 変 上記試験により、B2O3を本発明の限定範囲を
越えて含有する比較例5、6の充填材を用いた成
形物は耐熱水性に劣るが、B2O3を本発明の限定
範囲内で含有する実施例1、2の充填材を用いた
成形物は耐熱水性が良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は室温におけるB2O3含有量とB2O3溶出
量との関係を示すグラフ、第2図は60℃における
B2O3含有量とB2O3溶出量との関係を示すグラ
フ、第3図はMOと屈折率との関係を示すグラフ
であり、図中・−・はベース組成1、x−xはベ
ース組成2、△−△はベース組成3に関するグラ
フである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 SiO245〜70重量%、B2O31〜9重量%、
    R2O5〜15重量%(ここにRはアルカリ金属であ
    る)、MO15〜35重量%(ここにMはMg、Ca、
    BaおよびZnから選ばれた一種または二種以上の
    金属である)、Al2O30〜10重量%の組成であつ
    て、SiO2/B2O3が7〜35の範囲であり、CaOは
    MO全体の40重量%以上を占めるガラスからなる
    合成樹脂成形品用充填材 2 SiO245〜70重量%、B2O31〜9.9重量%、
    R2O5〜15重量%(ここにRはアルカリ金属であ
    る)、MO15〜35重量%(ここにMはMg、Ca、
    BaおよびZnから選ばれた一種または二種以上の
    金属である)、Al2O30〜10重量%の組成であつ
    て、SiO2/B2O3が7〜35の範囲であり、CaOは
    MO全体の40重量%以上を占めるガラス表面にシ
    ラン処理を施した合成樹脂成形品用充填材
JP21795283A 1983-11-18 1983-11-18 合成樹脂成形品用充填材 Granted JPS60127334A (ja)

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