JPH0494967A - インクリボン - Google Patents

インクリボン

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JPH0494967A
JPH0494967A JP2212960A JP21296090A JPH0494967A JP H0494967 A JPH0494967 A JP H0494967A JP 2212960 A JP2212960 A JP 2212960A JP 21296090 A JP21296090 A JP 21296090A JP H0494967 A JPH0494967 A JP H0494967A
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JP
Japan
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color
magenta
cyan
yellow
ink ribbon
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Pending
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JP2212960A
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English (en)
Inventor
Tadashi Mizutani
水谷 正
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0494967A publication Critical patent/JPH0494967A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、記録画像の形成に際して用いられるインクリ
ボンに関し、特に感熱転写方式のカラプリンタ、カラー
タイプライタ、ワードプロセッサ等を用いて、塗れ性の
悪い、剥離性の強い面へも転写印字可能と為すとともに
、感熱転写して得られる転写像が圧力により、目的とす
る被転写物上へ効果的に感圧再転写できるようにしたイ
ンクリボンの構造に関する。
[従来技術] 近年、乾式転写材製造用単色インクリボンが実用化され
ている。乾式転写材製造用単色インクリボンで構成され
てなる各々のインクカートリッジを乾式転写材製造装置
に収納し、内蔵のサーマルヘッドの有する多数の発熱素
子のうち、記録に必要とする発熱素子のみを発熱せしめ
ることにより、乾式転写材を各色製造することが可能で
ある。例えば、乾式転写材製造用単色インクリボンの構
造に関しては、従来、特開昭63−128990号、特
開昭63−128991号、及び特開昭63−2512
87号公報等に記載されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前述の従来技術では、リボン基村上に、
感圧接着性と色素を有する均質な単色インク層と、感熱
接着性を有する均質な層の2層、もしくはリボン基村上
に、感圧接着性を有する均質な層と、感熱接着性と色素
を有する均質な単色インク層の2層が塗布されたいずれ
かで構成されていたために、単色記録にしか用いること
ができず、多色同時記録ができないという課題を有して
いた。
そこで、本発明は、このような課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、多色同時記録
を可能としたインクリボンを提供するところにある。
[課題を解決するための手段] 本発明のインクリボンは、文字や図形等の記録画像を形
成する画像記録装置に内蔵して、前記記録画像の形成に
際して用いられるインクリボンにおいて、フィルム状リ
ボン基材の片面に、n種類の染料を別々に含有構成して
なるマイクロカプセル群より選ばれる少なくとも2種類
以上の各マイクロカプセルと、n種類の染料を消色する
ための消色剤を別々に含有して構成されるマイクロカフ
セル群より選ばれる少なくとも1種類以上の各マイクロ
カプセルとを均一に含有構成してなることを特徴とする
[作用] 上述した本発明の構成によれば、各系染料と消色剤をそ
れぞれ別々に、マイクロカプセルで含有せしめてインク
リボンを作製したことにより、多色同時記録が可能にな
ったということである。また、n種類の染料を別々に含
有構成したマイクロカプセル群を用いているので製造が
比較的簡易に行える。
[実施例] 以下に、本発明の詳細な説明することとするか、本発明
が、そのような記載によって同等制約をも受けるもので
ないことは言うまでもないところである。
また、本発明には、以下の実施例の他にも、本発明の主
旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて
種々たる変更、修正、改良等を加え得るものであること
か理解されるべきところである。
第1図は、本発明の乾式転写材製造用多色インクリボン
と、多色同時記録で作製した乾式転写材の断面拡大模式
図である。
1がサーマルヘッドで、2がリボン基材である。
3かシアン系染料含有のマイクロカプセル、4がイエロ
ー系染料含有のマイクロカプセル、5がマゼンタ系染料
含有のマイクロカプセルである。
シアン系染料含有のマイクロカプセル3は、70(℃)
から80(℃)の間で熱透過性を有するマイクロカプセ
ル壁物質で、シアン系染料C−1を単独に含有内包した
ものと、90(’C)から100(”C)の間で熱透過
性を有するマイクロカプセル壁物質で、シアン系染料C
−2を単独に含有内包したものと、115(’C)から
120(’C)の間で熱透過性を有するマイクロカプセ
ル壁物質で、シアン系染料C−3を単独に含有内包した
ものと、150(℃)から160(°C)の間で熱透過
性を有するマイクロカプセル壁物質で、シアン系染料C
−4を単独に含有内包したものと、185(℃)から1
90(’C)の間で熱透過性を有す゛るマイクロカプセ
ル壁物質で、シアン系染料C−6を単独に含有内包した
ものとで構成されてなる。
イエロー系染料含有のマイクロカプセル4は、85(’
C)から90じC)の間で熱透過性を有するマイクロカ
プセル壁物質で、イエロー系染料Y2を単独に含有内包
したものと、130(℃)から140(℃)の間で熱透
過性を有するマイクロカプセル壁物質で、イエロー系染
料Y−3を単独に含有内包したものと、170(℃)か
ら18o(’c)の間で熱透過性を有するマイクロカプ
セル壁物質で、イエロー系染料Y−5を単独に含有内包
したものと、190(℃)から200(’C)の間で熱
透過性を有するマイクロカプセル壁物質で、イエロー系
染料Y−6を単独に含有内包したものとで構成されてな
る。
マゼンタ系染料含有のマイクロカプセル5は、60(’
C)から70(’C)の間で熱透過性を有するマイクロ
カプセル壁物質で、マゼンタ系染料M−1を単独に含有
内包したものと、100(’C)から110(’C)の
間で熱透過性を有するマイクロカプセル壁物質で、マゼ
ンタ系染料M−2を単独に含有内包したものと、120
(℃)から130(’C)の間で熱透過性を有するマイ
クロカプセル壁物質で、マゼンタ系染料M−3を単独に
含有内包したものと、14!5(’C)から150(℃
)の間で熱透過性を有するマイクロカプセル壁物質で、
マゼンタ系染料M−4を単独に含有内包したものと、1
65(’C)から170(’C)の間で熱透過性を有す
るマイクロカプセル壁物質で、マゼンタ系染料M−5を
単独に含有内包したものとで構成されてなる。
そして、マイクロカプセル壁は前述したように熱透過性
を有しており、具体的に述べるならば、印加する熱エネ
ルギーを用いて、マイクロカプセル壁が定まった温度以
上に加熱されている間のみ、内包物かマイクロカプセル
壁を徐々に透過放出するか、もしくはマイクロカプセル
外物質かマイクロカプセル壁を徐々に透過、マイクロカ
プセル内部にしん人するという特性を有している。
従って、各々のマイクロカプセルは特定のガラス転移温
度、具体的に述べるならば特定の熱発色温度を有してい
る。そして、その際のマイクロカプセル壁物質材料とし
て、公知の壁物質材料を、例えばポリウレタン、ポリウ
レア、ポリエステル、ポリカーボネート、尿素−ホルム
アルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ポリスチレン、スチレ
ンメタクリレート共重合体、スチレン−アクリレート共
重合体、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、及びポリビ
ニルアルコール等を用いることが可能である。
一方、6は、消色剤含有のマイクロカプセルで、各系染
料を消色することが可能である。
消色剤E−1は、80(℃)から85(’C)の間で熱
透過性を有するマイクロカプセル壁物質で含有内包され
、60(°C)から80(℃)の間で順に呈色したイエ
ロー系、イエロー系とマゼンタ系との中間色(イエロー
気味のマゼンタ色。)、オレンジレッド系、オレンジレ
ッド系とシアン系との中間色(オレンジレッド気味のシ
アン系。)、及びグレー系を消色することが可能である
消色剤E−2は、110(’C)から115(℃)の間
で熱透過性を有するマイクロカプセル壁物質で含有内包
され、85(℃)から110(’C)の間で順に呈色し
たイエロー系とシアン系との中間色(イエロー気味のシ
アン色。)、グリーン系、及びグリーン系とマゼンタ系
との中間色(グリーン気味のマゼンタ系。)を消色する
ことが可能である。
消色剤E−3は、140(’C)から14.5 (’C
)の間で熱透過性を有するマイクロカプセル壁物質で含
有内包され、115(’C)から140(℃)の間で順
に呈色したシアン系、シアン系とマゼンタ系との中間色
(シアン気味のマゼンタ色)、バイオレットブルー系、
及びバイオレットブルー系とイエロー系との中間色(バ
イオレットブルー気味のイエロー系。)を消色すること
が可能である。
消色剤E−4は、160(’C)から165(’C)の
間で熱透過性を有するマイクロカプセル壁物質で含有内
包され、145(’C)から160(℃)の間で順に呈
色したマゼンタ系、マゼンタ系とシアン系との中間色(
マゼンタ気味のシアン色。)を消色することか可能であ
る。
消色剤E−5は、180(’C)から185(’C)の
間で熱透過性を有するマイクロカプセル壁物質で含有内
包され、165(℃)から180(0C)の間で呈色し
たマゼンタ系とイエロー系との中間色(マゼンタ気味の
イエロー色。)を消色することが可能である。
そして、その際の消色剤として、公知の材料を、例えば
熱可塑性ポリエーテル、アルコール類、ポリエチレング
リコール誘導体、アセトアミド、ステアロアミド、及び
無機有機アンモニウム塩、有機アミン、尿素やチオ尿素
、及びその誘導体、チアゾール類、ピロール類、ピリミ
ジン類、ピペラジン類、グアニジン類、インドール類、
イミダゾール類、イミダシリン類、トリアゾール類、モ
ルホリン類、ピペリジン類、アミジン類、フォルムアジ
ン類、ピリジン類等の含窒素化合物等を用いることが可
能である。
そして、多色インク部7は、3から6を含有して構成さ
れる。
また、8は、感熱接着性層で、乾式転写材製造用多色イ
ンクリボンは、2から8を含有して構成されることとな
る。
次に、サーマルヘッド1の発熱素子に印加する熱エネル
ギーを′制御することで、記録に必要とする各系色相が
自由自在に、且つ同時に得られる様子を示したのが、第
1図の9.10、及び12で構成されてなる乾式転写材
11であり、マゼンタ系と、シアン系とマゼンタ系との
中間色を呈していることを示している。
9が、マゼンタ系を呈した乾式転写材部分で、10が、
シアン系とマゼンタ系との中間色を呈した乾式転写材部
分であり、多色同時記録が可能となっている。
尚、12は再転写シートである。
第2図は、本発明の乾式転写材製造用多色インクリボン
を用いて熱発色特性を測定した結果を示す図である。横
軸か、熱発色温度(’C)と発色に関与する染料を、縦
軸が、光学的密度(0,D。
=Optical  Density)を表わす。
熱発色温度が60(’C)である場合、イエロー系を呈
している。
そして、熱発色温度を60(℃)から徐々に70(℃)
まで制御増加させた場合、マゼンタ系か徐々に加わるこ
とでイエロー系とマゼンタ系との中間色(イエロー気味
のマゼンタ色。)が自由自在に、そして最終的にはオレ
ンジレッド系が得られている。
同様に、熱発色温度を制御増加すると、オレンジレッド
系とシアン系との中間色(オレンジレッド気味のシアン
色。)呈色とグレー系呈色、グレー系消色、イエロー系
とシアン系との中間色(イエロー気味のシアン色。)呈
色とグリーン系呈色、グリーン系とマゼンタ系との中間
色(グリーン気味のマゼンタ色。)呈色とグレー系呈色
、ブレ系消色、シアン系呈色、シアン系とマゼンタ系と
の中間色(シアン気味のマゼンタ色。)呈色とバイオレ
ットブルー系呈色、バイオレットブルー系とイエロー系
との中間色(バイオレットブルー気味のイエロー色。)
呈色とグレー系呈色、グレー系消色、マゼンタ系呈色、
マゼンタ系とシアン系との中間色(マゼンタ気味のシア
ン色。)呈色とバイオレットブルー系呈色、バイオレッ
トブルー系消色、マゼンタ系とイエロー系との中間色(
マゼンタ気味のイエロー色。)呈色とオレンジレッド系
呈色、オレンジレッド系消色、シアン系とイエロー系と
の中間色(シアン気味のイエロー色)呈色が順次得られ
、多色同時記録が可能となっている。
また、各県の光学的密度も十分に得られている。
そして、また各県の場合において、消色の立ち下がりも
急峻で、充分な消色特性も得られている。
次に、工程を追いながら製造方法の概略を説明し、更に
本発明の詳細な説明することにする。
まず第1工程は、第3図に示す組成を以って感圧接着性
を有する分散液、もしくは乳化液を作製する。
そして、第2工程は、第1工程で作製した分散液、もし
くは乳化液を、特定なガラス転移温度を有するマイクロ
カプセル壁物質を以って包含させて、低温側から、イエ
ロー系とマゼンタ系との中間色(イエロー気味のマゼン
タ色。)、オレンジレッド系、オレンジレッド系とシア
ン系との中間色(オレンジレッド気味のシアン色。)、
グレー系、イエロー系とシアン系との中間色(イエロー
気味のシアン色。)、グリーン系、グリーン系とマゼン
タ系との中間色(グリーン気味のマゼンタ色。)、グレ
ー系、シアン系、シアン系とマゼンタ系との中間色(シ
アン気味のマゼンタ色。)、バイオレットブルー系、バ
イオレットブルー系とイエロー系との中間色(バイオレ
ットブルー気味のイエロー色。)、グレー系、マゼンタ
系、マゼンタ系とシアン系との中間色(マゼンタ気味の
シアン色。)、バイオレットブルー系、マゼンタ系とイ
エロー系との中間色(マゼンタ気味のイエロ−色。)、
オレンジレッド系、及びシアン系とイエロー系との中間
色(シアン気味のイエロー色)の各色糸を呈することの
可能なロイコ型染料M−1、C−1、Y−2、C−2、
M−2、C−3、M−3、Y−3、M−4、C−4、M
−5、Y−5、C−6、及びY−6とをそれぞれ別々に
含有内包したマイクロカプセル3.4、及び5を調製す
る。
そして、その際のロイコ型染料には、フタライド系化合
物、フルオラン系化合物、ラクトン系化合物、トリフェ
ニルメタン系化合物、ローダミンラクタム系化合物及び
、キノン系化合物等の公知の材料を主に使用することが
できる。
そして、発色成分中の顕色剤として、フェノル系物質も
しくは、酸性物質が主に用いられ、発色温度で発色反応
が進行することで多色発色する機構となっている。
第3工程は、グレー系、バイオレットブルー系、及びオ
レンジレッド系を消色することの可能な消色剤E−1、
E−2、E−3、E−4、及びE5を等量含有して構成
される分散液、もしくは乳化液を作製する。
そして、第4工程は、第3工程で作製した分散液、もし
くは乳化液を、特定なガラス転移温度を有するマイクロ
カプセル壁物質を以て含有させて、グレー系、バイオレ
ットブルー系、及びオレンジレッド系の各色糸を消色す
ることの可能な消色剤E−1、E−2、E−3、E−4
、及びE−5を含有内包したマイクロカプセル6をそれ
ぞれ調製する。
その際のマイクロカプセル壁は、熱透過性を有しており
、第2工程とは、異なる特定のガラス転移温度を有して
いる。
第5工程は、第2工程と第4工程で調製した各々のマイ
クロカプセルをワックスバインダーを用いて、分散、も
しくは乳化させて、マイクロカプセル液を調製する。
第6エ程は、第5工程で調製したマイクロカプセル液を
、公知の塗布方法、例えばバー塗布法、ブレード塗布法
、エアナイフ塗布法、グラビア塗布法、ロールコーティ
ング塗布法、スプレー塗布法、もしくはデイツプ塗布法
等により、リボン基材2のポリエチレンテレフタレート
(PET) 上に塗布する。
第7エ程は、第4図に示すがごとく組成を以って、感熱
接着性を有する分散液、もしくは乳化液を調製する。
第8工程は、第7エ程で調製した、感熱接着性を有する
分散液、もしくは乳化液を、公知の塗布方法、例えばバ
ー塗布法、ブレード塗布法、エアナイフ塗布法、グラビ
ア塗布法、ロールコーティング塗布法、スプレー塗布法
、もしくはデイツプ塗布法等を用いて、第6エ程で得ら
れた塗布膜の上に積層塗布する。
最終工程は、第8工程までで得られた乾式転写材製造用
多色インクリボンを最終加熱乾燥させることで、最終的
な乾式転写材製造用多色インクリボンが形成される。
その際、第5工程で得られるマイクロカプセル液の粘度
は、95℃の温度雰囲気下において、150〜3000
センチポイズ程度となることか望ましく、また、第7エ
程で得られる分散液、もしくは乳化液の粘度は、95℃
の温度雰囲気下において、10000〜60000セン
チポイズ程度となることが望ましい。
次に、このようにして得られた乾式転写材製造用多色イ
ンクリボンを用いて、感熱転写型のタイプライタ−にセ
ットせしめ、シリコーン樹脂を塗工したポリエチレンフ
ィルム(厚さ100μm)上に印字多色同時記録したと
ころ、充分に美麗な、且つ良好な品質の多色印字像を同
時に得ることが出来、そのような印字されたポリエチレ
ンフィルムをその裏側から擦って圧力を加えることによ
ってかかる多色印字像を紙、プラスチックス、あるいは
金属の所望の基材表面上へ感圧再転写したところ、充分
良好な品質の多色像を同時に得ることが可能となった。
更−に、このようにして得られた乾式転写材製造用多色
インクリボンを用いて、次なる諸条件において、リボン
保存性、走行性の試験を行なった。
即ち、第1の条件が、40℃雰囲気下で72時間保持し
たもの、第2の条件が、55℃雰囲気下で48時間保存
したもの、第3の条件が、40℃雰囲気下で72時間保
持し、更に55°C雰囲気下で48時間保持したもの、
第4の条件が、55℃雰囲気下で48時間保持し、更に
40℃雰囲気下で72時間保持した、4種類の条件につ
いて、その保存性を観察し、続いて、塗工直後のものも
加えてリボン走行試験も行なった。
その結果、保存性に関しては、ブロッキング、巻乱れが
なく、良好な結果が得られ、また、リボン走行性に関し
ても、蛇行、及びスリップが起こることなく、良好な結
果が得られた。
また、リボン基材2において、スティッキングを防止す
るために、乾式転写材製造用多色インクリボンの塗工面
とは反対側の面に、シリコン樹脂等の耐熱性樹脂層に、
硫酸バリウム、酸化チタン、水酸化アルミニウム、酸化
亜鉛、炭酸カルシウム等の顔料を含有せしめることが可
能である。
更に、弗素系ポリマー、シリコーン系ポリマ等より選ば
れる少なくとも1種以上から構成されてなる高分子表面
改質剤を添加しても、何等差しつかえのないものである
。高分子表面改質剤は、インクリボン表面のべとつき、
粘着性を無くし、摩擦抵抗を小さくすることによって、
ブロッキング等の無い良好な保存性、及び蛇行、スリッ
プのない良好なリボン走行性を得ることをより可能とす
るものである。
また、高分子表面改質剤は、感熱接着成分と粘着付与性
の樹脂の合計量の100重量部に対して、0.05〜1
0重量部の割合において配合することが特に望ましい。
また、このようにして作製される乾式転写材製造用多色
インクリボンには、その膜強度を調節し、切れの良いシ
ャープな多色印字像を得るために、また、汚れやブロッ
キング防止のために、カオリン、タルク、ベントナイト
、酸化チタン等の充填剤、もしくはステアリン酸亜鉛、
ステアリン酸アルミニウム等の金属石鹸のごとき有機、
もしくは無機の粉末を、20(重量%)を越えない割合
において配合し、乾式転写材製造用多色インクリボン内
に存在せしめることも可能である。
尚、このような乾式転写材製造用多色インクリボンにお
いて用いるフィルム状のリボン基材2として、ポリエチ
レンテレフタレートを用いたが、従来から感熱転写イン
クリボンの基材として用いられている公知のものはいず
れも使用可能であり、何等差しつかえのないものである
。特に、サーマルヘッドが接触密着するが故にインクリ
ボン基材には、耐熱温度が150℃7以上の、ポリブチ
レンテレフタレート等のポリエステル、ポリイミド、ポ
リカーボネート、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフ
ォン、ポリフェニレンサルファイド等からなる樹脂フィ
ルムまたは、コンデンサー紙、グラシン紙等の紙が所望
の材料として用いられ、またその厚さとしても材料の種
類により適宜に選定されることとなるが、3〜20(μ
m)の範囲の厚さのものを用いることが特に望ましい。
また、本発明において、基本原色であるシアン系、マゼ
ンタ系、イエロー系、及び黒系を呈することの可能な染
料としてロイコ型染料を用いたか、ロイコ型染料以外の
酸発色染料、ジアゾ型染料等の塩基発色染料等を始めと
する染料か、単独に、もしくは組み合わせて適宜使用す
ることか可能であり、何等限定されないものである。
また、塩基によって発色するジアゾ型染料は、ジアゾ化
合物とカップラーとで生成するカップリング化合物によ
って構成されるものであり、加熱による物質の接触に基
づいて多色発色するものである。ジアゾ化合物は、一般
式A r N2+X−(式中、N2+はジアゾニウム基
を表わし、X−は酸アニオンを表わす。また、Arは芳
香族系アルキル基を表す。)で示されるジアゾニウム塩
であり、カップラーとともに公知の材料を使用すること
が可能であり、限定されるものではないが、例えば、ジ
アゾ化合物の場合、芳香族ジアゾニウム塩、ジアゾスル
ホネート化合物及び、ジアゾアミノ化合物を挙げること
ができる。また、これらのジアゾ化合物とカップラーと
のカップリング反応は塩基性雰囲気下で特に起こり易い
ため、塩基性物質を添加することが公知となっており、
水難溶性、もしくは水不溶性の塩基性物質等が用いられ
る。そして、その具体例としては、無機、及び有機アン
モニウム塩、有機アミン、アミド、尿素やその誘導体等
を挙げることができる。また、塩基性物質は2種以上併
用しても何等差しつかえのないものである。
そして、各原色、各中間色系を呈するのに必要とする染
料、及び消色剤をそれぞれ別々に含有するマイクロカプ
セルを構成するバインダー剤として、マイクロクリスタ
リンワックスを用いたが、キャンデリラワックス、カル
ナバワックス、ライスワックス、本ろう等の植物系ワッ
クス;蜜ろう、ラノリン、鯨ろう等の動物系ワックス:
モンタンワックス、セレシン等の鉱物系ワックス:パラ
フィンワックス等の石油ワックスの1種、あるいは2種
以上から構成されてなるワックス類が用いられても何等
差しつかえのないものである。また、上記のワックス類
としては、α−オレフィン−無水マレイン酸共重合体等
の樹脂系ワックスも使用可能である。
そして、かくのごとき多色インク部7を構成するマイク
ロカプセルとバインダー剤とは、一般に、1: (1〜
20)程度の割合において配合せしめられることが好ま
しい。
また、第5工程で調製したマイクロカプセル液を構成す
るワックスバインダーは、特にパラフィンワックスを用
いることが好ましいが、何等限定されないものである。
更に、本発明において、インクの密着性、硬度向上、凝
集力付与、粘着力付与、及び感圧接着性と感熱接着性に
粘着の働きを付与するために、粘着付与剤として、ロジ
ンエステル、ケトン樹脂を用いたが、石油樹脂、ロジン
系樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂等から構成さ
れてなるものを用いても何等差しつかえのないものであ
る。
そして、感熱接着性層を構成する感熱接着成分と、粘着
付与剤とは、前者の1重量部に対して後者の0. 5〜
10重量部、好ましくは0.8〜7重量部の割合におい
て配合せしめられることか特に望ましい。
次に、本発明において、直接感熱接着性を有する成分と
して、ヒドロキシプロピルセルロースを用いたが、感熱
接着性の大きな樹脂、例えばエチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリ酢酸ビニル、アイオノマー、アクリル系重合
体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン
−アクリル酸共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール、ポリアミド、エチルセルロース等
の1種、もしくは2種以上から構成されて用いても何等
差しつかえのないものである。
更に、第3図、及び第4図において、分散媒として水を
用いたが、トルエンを始めとする有機溶剤を用いても何
等差しつかえのないものである。
また、マイクロカプセル壁の破壊方法として、熱透過に
よる破壊方法を用いたが、熱溶融等の熱破壊方法と、圧
力による破壊方法を用いても何等差しつかえのないもの
である。そして、その際のマイクロカプセル壁物質材料
としては公知の材料を、例えば熱溶融による破壊方法の
場合はワックス類等、圧力による破壊方法の場合はメラ
ミン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド
樹脂、ゼラチン、アラビアゴム、ポリビニルアルコール
、卵白、アルギン酸塩、ゼイン、カゼイン、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、カラゲーナン、
エチレン−無水マレイン酸共重合体、ビニルメチルエー
テル−無水マレイン酸共重合体、尿素−ホルマリン樹脂
、メラミン−ホルマリン樹脂、ポリウレタン樹脂、及び
ポリ尿素等を用いることが可能である。
そして、多色相の表現方法として、マゼンタ系(紫みの
赤色)、イエロー系と、シアン系(緑みの青色)の減法
混色方法を用いたが、紫みの青色、緑色と、黄みの赤色
の加法混色方法等を始めとする公知の表現方法を用いて
も何等差しつかえのないもので、また第2図で示した発
色に関与する染料と熱発色温度とは特定対応するもので
なく何等限定されないものである。
また、ロイコ型染料を発呈色させるのに必要な顕色剤は
、第2工程で芯物質中に含有させても、また、第5工程
で分散物として、マイクロカプセルの外に含有させても
何等差しつかえのないものである。
また、更に本発明においては、乾式転写材製造用インク
リボン以外の、例えばサーマルリボン等を始めとするイ
ンクリボンにも有効であり、同等制約を受けないもので
ある。
[発明の効果] 以上に述べたように本発明によれば、特に単一リボン構
成の乾式転写材製造用多色インクリボンを作製したこと
により、従来法と比較して、多色同時記録を可能とした
。また、単一リボンであるため、製造コストも大幅に低
減した。
従って、多大の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の乾式転写材製造用多色インクリボン
と、多色同時記録で作製した乾式転写材の断面拡大模式
図であり、第2図は、本発明の乾式転写材製造用多色イ
ンクリボンを用いて熱発色特性を測定した結果を示す説
明図であり、第3図は、感圧接着性を有する分散液、も
しくは乳化液の組成を示す説明図であり、第4図は、感
熱接着性を有する分散液、もしくは乳化液の組成を示す
説明図である。 1  サーマルヘッド。 2  リボン基材。 3  シアン系染料含有のマイクロカプセル。 4  イエロー系染料含有のマイクロカプセル。 5  マゼンタ系染料含有のマイクロカプセル。 6  消色剤含有のマイクロカプセル。 7  多色インク部。 8  感熱接着性層。 9  マゼンタ系を呈した乾式転写材部分10 シアン
系とマゼンタ系との中間色を呈した乾式転写材部分。 11 乾式転写材。 12 再転写シート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、文字や図形等の記録画像を形成する画像記録装置に
    内蔵して、前記記録画像の形成に際して用いられるイン
    クリボンにおいて、フィルム状リボン基材の片面に、n
    種類の染料を別々に含有構成してなるマイクロカプセル
    群より選ばれる少なくとも2種類以上の各マイクロカプ
    セルと、n種類の前記染料を消色するための消色剤を別
    々に含有して構成される前記マイクロカプセル群より選
    ばれる少なくとも1種類以上の前記各マイクロカプセル
    とを均一に含有構成してなることを特徴とするインクリ
    ボン。 2、n種類の前記染料が、イエロー系、マゼンタ系、シ
    アン系、及び黒系を呈することの可能な染料であること
    を特徴とする請求項1記載のインクリボン。
JP2212960A 1990-08-10 1990-08-10 インクリボン Pending JPH0494967A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111845134A (zh) * 2020-08-21 2020-10-30 河南卓立膜材料股份有限公司 一种水性可变色热转印碳带及其制作方法
CN119640615A (zh) * 2025-01-21 2025-03-18 湖南鼎一致远科技发展股份有限公司 一种可擦写彩色热敏纸及其制备方法

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