JPH049882B2 - - Google Patents

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JPH049882B2
JPH049882B2 JP8894888A JP8894888A JPH049882B2 JP H049882 B2 JPH049882 B2 JP H049882B2 JP 8894888 A JP8894888 A JP 8894888A JP 8894888 A JP8894888 A JP 8894888A JP H049882 B2 JPH049882 B2 JP H049882B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンクリート製橋桁等の構造物を
施工する際に、構造物支承用ゴム支承を、そのゴ
ム支承におけるゴム層のせん断変形を防止しなが
ら滑り移動させて据付ける方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
鉄筋コンクリートまたはプレストレストコンク
リートの連続橋桁等の上部構造物を、橋台、橋脚
等の下部構造物にわたつて架設施工する場合、架
設施工中の上部構造物のクリープ等により上部構
造物の被支承部が下部構造物に対し相対的に移動
する。このため下部構造物の上にゴム支承を介在
させて上部構造物を架設施工した場合は、架設施
工中にゴム支承におけるゴム層がせん断変形し、
架設後に気温変化により上部構造物が伸縮すると
ゴム支承におけるゴム層にせん断変形がさらに加
えられるので、せん断変形が過大になつてゴム層
に悪影響を及ぼす。
この対策として、下部構造物の上に滑り移動式
ゴム支承を介して上部構造物を施工することが考
えられ、また滑り移動式ゴム支承としては、特公
昭58−41365号公報に示されるように、下部構造
物の上部に固定される金属製支承部材の上面に、
その中間部上面に位置する滑り板と端部上面に位
置する滑動抑制部とを設け、ゴム支承における下
部硬質板を前記滑り板に載置した構造のものが知
られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、前記従来の滑り移動式ゴム支承を使
用して上部構造物を施工した場合、前記滑り板と
ゴム支承の下部硬質板との間には、比較的小さい
が摩擦抵抗があるので、上部構造物の被支承部が
下部構造物に対し相対的に移動したとき、ゴム支
承のゴム層がせん断変形する。また前記従来の滑
り移動式ゴム支承の場合は、上部構造物の施工後
も、滑り板を有する支承部材に対しゴム支承が固
定されないので、上部構造物に対し水平地震力が
作用したとき、ゴム支承が支承部材に対しずれ動
くことになり不安定である。
この発明は、上部構造物の架設施工を完了する
までの間、ゴム支承のせん断変形を確実に防止
し、かつ上部構造物の架設施工完了後は、ゴム支
承の下部を嵌合支持している可動支持盤を、下部
構造物に対し移動しないように固定して、水平地
震力に対して安定させることができる構造物支承
用ゴム支承のせん断変形防止滑り据付方法を提供
することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この発明の構造物
支承用ゴム支承のせん断変形防止滑り据付方法に
おいては、上部に滑り面を備えている金属製支承
部材1を、下部構造物2の上部に固定し、金属製
可動支持盤3の下面に固着された滑り板4を前記
支承部材1の滑り面に載置し、前記可動支持盤3
における上部構造物巾方向の両側に、それぞれ上
方に突出する係止部材5と上部構造物長手方向に
延長する長孔6と上部構造物長手方向に並列に並
ぶ多数の係止歯7とを設け、ゴム支承8の下部を
前記可動支持盤3の上部に設けられた凹部9に嵌
合すると共に、ゴム支承8の上部を金属製上部支
持盤10の下部に設けられた凹部11に嵌合し、
前記係止部材5と上部支持盤10における上部構
造物収縮方向の反対側に設けられた係合部12と
の間に、スペーサ13を介在させて、前記上部支
持盤10の上に上部構造物14を架設施工する際
の下部構造物2に対する上部構造物14および上
部支持盤10の移動により、前記スペーサ13お
よび係止部材5を介して可動支持盤3を滑り移動
させ、次に前記スペーサ13を取外し、かつ前記
係止歯7に、固定部材15の下部に設けられた係
合歯16を係合させ、前記支承部材1と可動支持
盤3と固定部材15とを締付具17により締付結
合する。
〔作用〕
上部支持盤10の上に上部構造物14を架設施
工する際の下部構造物2に対する上部構造物14
および上部支持盤10の移動により、前記スペー
サ13および係止部材5を介して可動支持盤3を
滑り移動させ、次に前記スペーサ13を取外し、
かつ前記係止歯7に、固定部材15の下部に設け
られた係合歯16を係合させ、前記支承部材1と
可動支持盤3と固定部材15とを締付具17によ
り締付結合する。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によつて詳細に説明す
る。
図面はこの発明の一実施例を示すものであつ
て、まず第1図ないし第5図に示すように、鋼板
等の金属板からなる支承部材1における上部構造
物巾方向の両側に、上部構造物長手方向の両側に
位置する円形のボルト挿通孔18が設けられ、か
つ支承部材1の上面にステンレス鋼板19が接着
剤または溶接あるいはビス20等により固着さ
れ、そのステンレス鋼板19の上面が滑り面を形
成し、前記支承部材1は鉄筋コンクリートの橋台
または橋脚等の下部構造物2の上部に載置され、
さらに前記ボルト挿通孔18に挿通されたアンカ
ーボルト21の下部は下部構造物2に埋込固定さ
れている。
鋼板等の金属板からなる可動支持盤3の下面
に、四フツ化エチレンからなる滑り板4が接着剤
等により固着され、その滑り板4は前記スンテレ
ス鋼板19に載置され、かつ可動支持盤3におけ
る上部構造物巾方向の両側には、前記ボルト挿通
孔18に重なる位置において上部構造物長手方向
に延長する長孔6が設けられ、さらに可動支持盤
3の上面の中央にゴム支承嵌合用凹部9が設けら
れ、また可動支持盤3の上面における前記長孔6
の両側には、上部構造物長手方向に並列に並ぶ多
数の係止歯7が設けられている。
可動支持盤3における上部構造物巾方向の両側
に、上部構造物長手方向の中央において上方に突
出する係止部材5が一体に設けられ、前記アンカ
ーボルト21は可動支持盤3の長孔6に挿通さ
れ、かつ可動支持盤3の凹部9にゴム支承8の下
部が嵌合載置されると共に、ゴム支承8の上部に
上部支持盤10の凹部11が嵌合装置され、さら
に多数のアンカー部材22の下部に設けられた雄
ねじ部は上部支持盤10に設けられたねじ孔に螺
合され、前記アンカー部材22は上部支持盤10
に対し溶接により固定されている。
逆L字状の保持金具23における縦部分24は
前記係止部材5の外面に当接され、その縦部分2
4に挿通されて係止部材5に螺合された複数のボ
ルト25により保持金具23が係止部材5に固定
され、各保持金具23における横部分26は上部
支持盤10における上部構造物巾方向の両側に設
けられた上昇防止用係合上面27に近接するよう
に配置され、かつ上部支持盤10における上部構
造物収縮方向の反端側(上部構造物端部側)に設
けられた係合部12と、前記係止部材5との間
に、液圧ジヤツキからなるスペーサ13が介在さ
れ、そのスペーサ13を支持する受台28は係止
部材5に対しビスにより着脱自在に固定されてい
る。
次に第6図ないし第8図に示すように前記上部
支持盤10の上部に鉄筋コンクリートまたはプレ
ストレストコンクリートの連続橋桁等の上部構造
物14が施工され、上部構造物14の施工中に、
乾燥収縮、クリープあるいはその他の原因によ
り、上部構造物14における被支承部および上部
支持盤10が下部構造物2に対し相対的に移動す
る場合は、上部支持盤10の係合部12によりス
ペーサ13および係止部材5を介して可動支持盤
3が押圧され、滑り板4を有する可動支持盤3と
ゴム支承8と上部支持盤10とが一体となつてス
テンレス鋼板19の上面を滑り移動するので、ゴ
ム支承のせん断変形が防止される。
上部構造物14の架設施工時における前記滑り
移動が終了したのち、前記スペーサ13が短縮さ
れて撤去されると共に、受台28が係止部材5か
ら取外され、次に固定部材15の下面に設けられ
ている多数の係合歯16が前記可動支持盤3の多
数の係止歯7に噛み合わされると共に、前記アン
カーボルト21に固定部材15の円形透孔が嵌挿
され、かつアンカーボルト21に螺合されたナツ
ト29が固定部材15の上面に圧接され、前記ア
ンカーボルト21とナツト29とからなる締付具
17により、支承部材1と可動支持盤3と固定部
材15と下部構造物2とが一体に締付結合され
る。
前記ゴム支承8の下部は、可動支持盤3の凹部
9に嵌合されているので、可動支持盤3に対し相
対的に水平移動しないように保持され、かつゴム
支承8の上部は、上部支持盤10の凹部11に嵌
合されているので、上部支持盤10に対し相対的
に水平移動しないように保持される。また上部構
造物14の架設施工後に、気温変化により上部構
造物14が伸縮した場合は、ゴム支承8のゴム層
がせん断変形される。
この発明を実施する場合、スペーサ13とし
て、雌ねじ筒とこれに螺合されたボルトとからな
る長さ調節自在なねじ式スペーサを使用してもよ
く、また支承部材1の下面に、上部構造物長手方
向に延長する突条および上部構造物巾方向に延長
する突条を一体に設けて、それらの突条を下部構
造物に埋込んでもよい。
前記支承部材1を下部構造物2に対しアンカー
ボルトにより固定し、かつ支承部材1と可動支持
盤3と固定部材15とを、アンカーボルトと別個
のボルトナツトからなる締付具により締付結合し
てもよい。また前記ステンレス鋼板19に代えて
四フツ化エチレン等の合成樹脂板を使用し、これ
を支承部材1に対し接着剤により固着してもよ
い。
〔発明の効果〕
この発明は、前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
上部構造物14を架設施工する際に、上部構造
物14の被支承部および上部支持盤10が下部構
造物2に対し相対的に移動しても、前記上部支持
盤10によりスペーサ13および係止部材5を介
して可動支持盤3を同時に移動させて、ゴム支承
8におけるゴム層がせん断変形されるのを、簡単
な手段によつて確実に防止することができ、さら
に上部構造物14の架設施工を終了したのちは、
前記スペーサ13を取外し、かつ前記可動支持盤
3の係止歯7に固定部材15の下部に設けられた
係合歯16を係合させ、前記支承部材1と可動支
持盤3と固定部材15とを、その固定部材15の
透孔および可動支持盤3の長孔6に挿通した締付
具17により締付結合するので、簡単な手段によ
つて可動支持盤3を支承部材1に対しずれ動かな
いように固定することができ、さらに気温変化に
より上部構造物14が伸縮する際のゴム支承8の
せん断変形を許容することができる。また可動支
持盤3の係止歯7と締付具17により定位置に保
持される固定部材15の係合歯16との噛み合い
により、上部構造物長手方向の可動支持盤3のず
れ動きを確実に防止することができ、さらにゴム
支承8の下部が可動支持盤3の凹部9に着脱自在
に嵌合されると共に、ゴム支承8の上部が上部支
持盤10の凹部11に着脱自在に嵌合されている
ので、ゴム支承8が老化あるいは損傷した場合
は、ゴム支承8のみを交換することができ、さら
に可動支持盤3とゴム支承8とを別個に製作でき
るので、製作も容易である等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すものであつ
て、第1図ないし第5図は上部構造物の架設施工
準備を完了した状態を示している。第1図は一部
縦断側面図、第2図は平面図、第3図は一部縦断
正面図、第4図は第1図のA−A線断面図、第5
図は第4図の一部を拡大して示す縦断正面図であ
る。第6図ないし第8図はゴム支承の据付けを完
了した状態を示すものであつて、第6図は一部縦
断側面図、第7図は横断平面図、第8図は固定部
材と可動支持盤との噛合部を示す縦断側面図であ
る。 図において、1は金属製支承部材、2は下部構
造物、3は金属製可動支持盤、4は滑り板、5は
係止部材、6は長孔、7は係止歯、8はゴム支
承、9は凹部、10は金属製上部支持盤、11は
凹部、12は係合部、13はスペーサ、14は上
部構造物、15は固定部材、16は係合歯、17
は締付具、19はステンレス鋼板、21はアンカ
ーボルト、23は保持金具、25はボルト、27
は上昇防止用係合上面である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上部に滑り面を備えている金属製支承部材1
    を、下部構造物2の上部に固定し、金属製可動支
    持盤3の下面に固着された滑り板4を前記支承部
    材1の滑り面に載置し、前記可動支持盤3におけ
    る上部構造物巾方向の両側に、それぞれ上方に突
    出する係止部材5と上部構造物長手方向に延長す
    る長孔6と上部構造物長手方向に並列に並ぶ多数
    の係止歯7とを設け、ゴム支承8の下部を前記可
    動支持盤3の上部に設けられた凹部9に嵌合する
    と共に、ゴム支承8の上部を金属製上部支持盤1
    0の下部に設けられた凹部11に嵌合し、前記係
    止部材5と上部支持盤10における上部構造物収
    縮方向の反対側に設けられた係合部12との間
    に、スペーサ13を介在させ、前記上部支持盤1
    0の上に上部構造物14を架設施工する際の下部
    構造物2に対する上部構造物14および上部支持
    盤10の移動により、前記スペーサ13および係
    止部材5を介して可動支持盤3を滑り移動させ、
    次に前記スペーサ13を取外し、かつ前記係止歯
    7に、固定部材15の下部に設けられた係合歯1
    6を係合させ、前記支承部材1と可動支持盤3と
    固定部材15とを締付具17により締付結合する
    構造物支承用ゴム支承のせん断変形防止滑り据付
    方法。
JP8894888A 1988-04-13 1988-04-13 構造物支承用ゴム支承のせん断変形防止滑り据付方法 Granted JPH01263306A (ja)

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