JPH05100204A - デイスプレイ装置 - Google Patents
デイスプレイ装置Info
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- JPH05100204A JPH05100204A JP3290667A JP29066791A JPH05100204A JP H05100204 A JPH05100204 A JP H05100204A JP 3290667 A JP3290667 A JP 3290667A JP 29066791 A JP29066791 A JP 29066791A JP H05100204 A JPH05100204 A JP H05100204A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 立体表示を意図してディスプレイ装置を構成
する場合、レンズとドットとの間の実効光路長を短く
し、レンズの焦点距離を小さくすることが可能である。 【構成】 2次元ディスプレイDPのドット2bの前方
には、ドット2bに対応させて微小レンズ1bが設けら
れ、また、光路長変化部3と拡散層4とが設けられてい
る。この場合、観察者の目で2次元ディスプレイを観察
したときに焦点が合う面は、2次元ディスプレイDPの
配向膜7b付近ではなく拡散層4付近となり、実質的な
光路長を微小レンズ1bと拡散層4との間の光路長にす
ることができる。
する場合、レンズとドットとの間の実効光路長を短く
し、レンズの焦点距離を小さくすることが可能である。 【構成】 2次元ディスプレイDPのドット2bの前方
には、ドット2bに対応させて微小レンズ1bが設けら
れ、また、光路長変化部3と拡散層4とが設けられてい
る。この場合、観察者の目で2次元ディスプレイを観察
したときに焦点が合う面は、2次元ディスプレイDPの
配向膜7b付近ではなく拡散層4付近となり、実質的な
光路長を微小レンズ1bと拡散層4との間の光路長にす
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ,テレビ
受信機などに利用されるディスプレイ装置に関する。
受信機などに利用されるディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ・グラフィックスの
表示に見られるように3次元画像(立体画像をも含む)
を表示する技術へのニーズが高まっており、例えば文献
「画像ラボ 1990年11月 第20頁〜第24頁」
に開示されているように、実際に両眼視差を用いた方式
のものが3次元ディスプレイ装置として多く利用されて
いる。なお、両眼視差を用いた方式は、メガネ方式とメ
ガネ無し方式とに大別されている。メガネ無し方式は、
例えば文献「テレビジョン学会誌 第44巻,第5号,
第591頁〜第597頁,1990年」に示されている
ように、その一般性からテレビ受信機としての利用が考
えられている。
表示に見られるように3次元画像(立体画像をも含む)
を表示する技術へのニーズが高まっており、例えば文献
「画像ラボ 1990年11月 第20頁〜第24頁」
に開示されているように、実際に両眼視差を用いた方式
のものが3次元ディスプレイ装置として多く利用されて
いる。なお、両眼視差を用いた方式は、メガネ方式とメ
ガネ無し方式とに大別されている。メガネ無し方式は、
例えば文献「テレビジョン学会誌 第44巻,第5号,
第591頁〜第597頁,1990年」に示されている
ように、その一般性からテレビ受信機としての利用が考
えられている。
【0003】一方、メガネ方式には、メガネに単純な偏
光板や色フィルターなどを用いる方法と、メガネにシャ
ッター機能を持つ方法と、メガネに2次元ディスプレイ
を持つ方法などがある。
光板や色フィルターなどを用いる方法と、メガネにシャ
ッター機能を持つ方法と、メガネに2次元ディスプレイ
を持つ方法などがある。
【0004】メガネ方式では、単純な偏光板を持つ方法
が一般的であり、アイマックス社の様な大画面スクリー
ンに偏光の違う2つの像を投影する方法や、ソニーテク
トロニクス社の様な2次元ディスプレイの前面に偏光フ
ィルタのシャッタを設け、偏光方向を変化させた時分割
駆動を行なった方法等がある。
が一般的であり、アイマックス社の様な大画面スクリー
ンに偏光の違う2つの像を投影する方法や、ソニーテク
トロニクス社の様な2次元ディスプレイの前面に偏光フ
ィルタのシャッタを設け、偏光方向を変化させた時分割
駆動を行なった方法等がある。
【0005】また、メガネ方式において、2次元ディス
プレイをメガネに持つものは、例えば文献「画像ラボ
1991年1月 第29頁〜第33頁」や文献「画像ラ
ボ1991年1月 第20頁〜第23頁」に示されてい
るように、頭部搭載型ディスプレイ(HMD)ともいわ
れ、最近の人工現実感の研究により注目されている。
プレイをメガネに持つものは、例えば文献「画像ラボ
1991年1月 第29頁〜第33頁」や文献「画像ラ
ボ1991年1月 第20頁〜第23頁」に示されてい
るように、頭部搭載型ディスプレイ(HMD)ともいわ
れ、最近の人工現実感の研究により注目されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各種方式のディスプレイ装置は、そのほとんどが両眼
視差のみを利用した3次元ディスプレイとなっており、
両眼視差のみの情報で所謂錯覚を利用して立体表示して
いるので、目の調節機構(ピント調節等の機構)と輻輳
機構(物体を注視する運動機構)とが一致しない場合が
多く、一般に20分以上ディスプレイを見続けると、目
の疲労が蓄積するという欠点があった。図11はこの様
子を説明するための図であり、例えば、画面210上
に、2つの像P1,P2が所定間隔Zだけ隔てて表示さ
れており、この2つの像P1,P2を人間の目201,
202で両眼視するとき、目201,202の調節機構
は、目201,202から画面210までの実際の距離
L1にピントを合わすが、目201,202の輻輳機構
は、一方の目201が像P2の方に向き,他方の目20
2が像P1の方に向くように目201,202を制御す
るので、注視点は、これらの交差位置CLSとなり、図
11の例では、実際の画面よりも手前となる。従って、
ピントを合わす距離L1と注視点CLSまでの距離L2
とが一致せず、これにより目の疲労が生ずると考えら
れ、画面を長く見続けると、L1とL2との差が大きい
程、目の疲労の蓄積も大きくなると考えられる。
た各種方式のディスプレイ装置は、そのほとんどが両眼
視差のみを利用した3次元ディスプレイとなっており、
両眼視差のみの情報で所謂錯覚を利用して立体表示して
いるので、目の調節機構(ピント調節等の機構)と輻輳
機構(物体を注視する運動機構)とが一致しない場合が
多く、一般に20分以上ディスプレイを見続けると、目
の疲労が蓄積するという欠点があった。図11はこの様
子を説明するための図であり、例えば、画面210上
に、2つの像P1,P2が所定間隔Zだけ隔てて表示さ
れており、この2つの像P1,P2を人間の目201,
202で両眼視するとき、目201,202の調節機構
は、目201,202から画面210までの実際の距離
L1にピントを合わすが、目201,202の輻輳機構
は、一方の目201が像P2の方に向き,他方の目20
2が像P1の方に向くように目201,202を制御す
るので、注視点は、これらの交差位置CLSとなり、図
11の例では、実際の画面よりも手前となる。従って、
ピントを合わす距離L1と注視点CLSまでの距離L2
とが一致せず、これにより目の疲労が生ずると考えら
れ、画面を長く見続けると、L1とL2との差が大きい
程、目の疲労の蓄積も大きくなると考えられる。
【0007】本発明は、目の疲労が少なく臨場感に富ん
だ立体画像を容易に表示することの可能なディスプレイ
装置およびそれを用いた3次元ディスプレイ装置を提供
することを目的としている。
だ立体画像を容易に表示することの可能なディスプレイ
装置およびそれを用いた3次元ディスプレイ装置を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のディスプレイ装置は、2次元ディス
プレイを形成する少なくとも1画素からなるドットごと
に、ドットの前方に微小なレンズがそれぞれ設けられて
おり、さらに、前記微小なレンズと前記ドットとの光路
長を変化させる手段,または前記微小なレンズの焦点距
離を変化させる手段とを有し、前記ドットと前記光路長
を変化させる手段との間に,または前記ドットと前記微
小なレンズとの間に、近傍の他の部分よりもドットの表
示光の拡散率の高い層,または透過率の低い層,または
偏光を変化させる層が設けられていることを特徴として
いる。
に、請求項1記載のディスプレイ装置は、2次元ディス
プレイを形成する少なくとも1画素からなるドットごと
に、ドットの前方に微小なレンズがそれぞれ設けられて
おり、さらに、前記微小なレンズと前記ドットとの光路
長を変化させる手段,または前記微小なレンズの焦点距
離を変化させる手段とを有し、前記ドットと前記光路長
を変化させる手段との間に,または前記ドットと前記微
小なレンズとの間に、近傍の他の部分よりもドットの表
示光の拡散率の高い層,または透過率の低い層,または
偏光を変化させる層が設けられていることを特徴として
いる。
【0009】また、請求項2記載のディスプレイ装置
は、2次元ディスプレイを形成するドットの前方にディ
スプレイ全面に作用する少なくとも1枚以上のレンズが
設けられており、さらに、前記レンズと前記ドットとの
光路長を変化させる手段,またはレンズの焦点距離を変
化させる手段とを有し、前記ドットと前記光路長を変化
させる手段との間に,または前記ドットと前記レンズと
の間に、近傍の他の部分よりもドットの表示光の拡散率
の高い層,または透過率の低い層,または偏光を変化さ
せる層が設けられていることを特徴としている。
は、2次元ディスプレイを形成するドットの前方にディ
スプレイ全面に作用する少なくとも1枚以上のレンズが
設けられており、さらに、前記レンズと前記ドットとの
光路長を変化させる手段,またはレンズの焦点距離を変
化させる手段とを有し、前記ドットと前記光路長を変化
させる手段との間に,または前記ドットと前記レンズと
の間に、近傍の他の部分よりもドットの表示光の拡散率
の高い層,または透過率の低い層,または偏光を変化さ
せる層が設けられていることを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載のディスプレイ装置では、ドット
と光路長を変化させる手段との間に,またはドットと微
小なレンズとの間に、近傍の他の部分よりもドットの表
示光の拡散率の高い層,または透過率の低い層,または
偏光を変化させる層が設けられており、観察者の目の焦
点がこの層に合わせられるので、光路長を短くすること
ができ、これにより、レンズの焦点距離を小さくするこ
とができる。
と光路長を変化させる手段との間に,またはドットと微
小なレンズとの間に、近傍の他の部分よりもドットの表
示光の拡散率の高い層,または透過率の低い層,または
偏光を変化させる層が設けられており、観察者の目の焦
点がこの層に合わせられるので、光路長を短くすること
ができ、これにより、レンズの焦点距離を小さくするこ
とができる。
【0011】請求項2記載のディスプレイ装置では、ド
ットと光路長を変化させる手段との間に,またはドット
とレンズとの間に、近傍の他の部分よりもドットの表示
光の拡散率の高い層,または透過率の低い層,または偏
光を変化させる層が設けられており、観察者の目の焦点
がこの層に合わせられるので、光路長を短くすることが
でき、これにより、レンズの焦点距離を小さくすること
ができる。
ットと光路長を変化させる手段との間に,またはドット
とレンズとの間に、近傍の他の部分よりもドットの表示
光の拡散率の高い層,または透過率の低い層,または偏
光を変化させる層が設けられており、観察者の目の焦点
がこの層に合わせられるので、光路長を短くすることが
でき、これにより、レンズの焦点距離を小さくすること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1,図2は本発明に係るディスプレイ装置の第
1の実施例の正面図,断面図である。図1,図2のディ
スプレイ装置において、2次元ディスプレイDPは単純
マトリックスの液晶ディスプレイであって、この2次元
ディスプレイDPには、ドット2a,2b,2cが形成
される液晶層(STN液晶)9と、配向膜7a,7b
と、液晶層9,配向膜7a,7bに対し電圧を印加する
ためのX方向電極10,Y方向電極11と、ガラス基板
6a,6bと、偏光板5a,5bとが設けられている。
この2次元ディスプレイDPにおいて、ドット,例えば
2bは、X方向電極10,Y方向電極11間に電圧を印
加することによって偏光方向が変化する部分に生じ、偏
光方向が変化した部分に生じたドット2bがバックライ
ト光BKを通過させることによって表示されるようにな
っている。なお、図1,図2のディスプレイ装置では、
図1からわかるように、各ドット2a,2b,2cはそ
れぞれ1画素からなっており、図2には、簡単のため、
1つのドット2bだけが示されている。
する。図1,図2は本発明に係るディスプレイ装置の第
1の実施例の正面図,断面図である。図1,図2のディ
スプレイ装置において、2次元ディスプレイDPは単純
マトリックスの液晶ディスプレイであって、この2次元
ディスプレイDPには、ドット2a,2b,2cが形成
される液晶層(STN液晶)9と、配向膜7a,7b
と、液晶層9,配向膜7a,7bに対し電圧を印加する
ためのX方向電極10,Y方向電極11と、ガラス基板
6a,6bと、偏光板5a,5bとが設けられている。
この2次元ディスプレイDPにおいて、ドット,例えば
2bは、X方向電極10,Y方向電極11間に電圧を印
加することによって偏光方向が変化する部分に生じ、偏
光方向が変化した部分に生じたドット2bがバックライ
ト光BKを通過させることによって表示されるようにな
っている。なお、図1,図2のディスプレイ装置では、
図1からわかるように、各ドット2a,2b,2cはそ
れぞれ1画素からなっており、図2には、簡単のため、
1つのドット2bだけが示されている。
【0013】また、この実施例では、後述するように、
観察者の目から見た2次元ディスプレイDP上のドット
の像位置を変化させ、さらには立体表示を意図して、1
画素からなるドット2a,2b,2cの前方には、各ド
ット2a,2b,2cに対応させて微小なレンズ1a,
1b,1cが設けられており、また、2次元ディスプレ
イDPと微小なレンズ1a,1b,1cとの間には、ド
ット2a,2b,2cと微小なレンズ1a,1b,1c
との間の光路長を変化させるための光路長変化部3が設
けられている。
観察者の目から見た2次元ディスプレイDP上のドット
の像位置を変化させ、さらには立体表示を意図して、1
画素からなるドット2a,2b,2cの前方には、各ド
ット2a,2b,2cに対応させて微小なレンズ1a,
1b,1cが設けられており、また、2次元ディスプレ
イDPと微小なレンズ1a,1b,1cとの間には、ド
ット2a,2b,2cと微小なレンズ1a,1b,1c
との間の光路長を変化させるための光路長変化部3が設
けられている。
【0014】光路長変化部3は、液晶層(ネマチック液
晶)18と、配向膜14a,14bと、X方向電極1
3,Y方向電極15と、ガラス基板16と、スペーサ1
7とにより構成されている。なお、上記のような構成の
ときには、観察者の目で2次元ディスプレイを観察した
ときに焦点が合う面は、配向膜7b付近と考えられ、こ
のため、ドット2bの前方に設けられている微小レンズ
1bとドット2bとの光路長は、実質的には、微小レン
ズ1bと配向膜7b付近との光路長であると考えられ
る。
晶)18と、配向膜14a,14bと、X方向電極1
3,Y方向電極15と、ガラス基板16と、スペーサ1
7とにより構成されている。なお、上記のような構成の
ときには、観察者の目で2次元ディスプレイを観察した
ときに焦点が合う面は、配向膜7b付近と考えられ、こ
のため、ドット2bの前方に設けられている微小レンズ
1bとドット2bとの光路長は、実質的には、微小レン
ズ1bと配向膜7b付近との光路長であると考えられ
る。
【0015】ところで、微小レンズ1bと配向膜7b付
近との光路間には、2枚のガラス板6b,16が含まれ
ている。ガラス板6bは、ガラス板6aと協働して、液
晶ディスプレイDPの液晶層9の厚さを少なくとも0.
2μm以下の精度に維持するために、1mm程度の厚いも
のが使用される必要があり、また、ガラス板16につい
ても、スペーサ17と協働して、光路長変化部3の液晶
層18の厚さを1μm以下の精度に維持するために(光
路長のばらつきを防止するために)、1mm程度の厚いも
のが使用される必要がある。
近との光路間には、2枚のガラス板6b,16が含まれ
ている。ガラス板6bは、ガラス板6aと協働して、液
晶ディスプレイDPの液晶層9の厚さを少なくとも0.
2μm以下の精度に維持するために、1mm程度の厚いも
のが使用される必要があり、また、ガラス板16につい
ても、スペーサ17と協働して、光路長変化部3の液晶
層18の厚さを1μm以下の精度に維持するために(光
路長のばらつきを防止するために)、1mm程度の厚いも
のが使用される必要がある。
【0016】しかしながら、ガラスは、屈折率が約1.
5と大きいので、上記2枚のガラス6b,16における
光路長は約3mm程度と長いものとなってしまい、微小レ
ンズ1bの焦点距離と微小レンズ−配向膜付近間の光路
長とをほぼ等しくして、ドットの像を観察者に対して遠
方に見せようとすると、微小レンズ1bには、最低3mm
の焦点距離が必要になる。さらに、光路長変化部3の液
晶層18は、その厚さが厚い程、光路長,すなわち屈折
率の変化率を大きくすることができるので有利であり、
この屈折率変化を10%程度とし、光路長を0.1mm変
化させようとする場合には、液晶層18は、1mmの厚さ
を必要とする。この結果、液晶層18の屈折率を便宜上
1.5とすると、微小レンズ−配向膜付近間の光路長
は、最低でも4.5mm必要となり、微小レンズ1bの焦
点距離に制限が生じ、焦点距離を小さくすることができ
なくなるという問題が生ずる。
5と大きいので、上記2枚のガラス6b,16における
光路長は約3mm程度と長いものとなってしまい、微小レ
ンズ1bの焦点距離と微小レンズ−配向膜付近間の光路
長とをほぼ等しくして、ドットの像を観察者に対して遠
方に見せようとすると、微小レンズ1bには、最低3mm
の焦点距離が必要になる。さらに、光路長変化部3の液
晶層18は、その厚さが厚い程、光路長,すなわち屈折
率の変化率を大きくすることができるので有利であり、
この屈折率変化を10%程度とし、光路長を0.1mm変
化させようとする場合には、液晶層18は、1mmの厚さ
を必要とする。この結果、液晶層18の屈折率を便宜上
1.5とすると、微小レンズ−配向膜付近間の光路長
は、最低でも4.5mm必要となり、微小レンズ1bの焦
点距離に制限が生じ、焦点距離を小さくすることができ
なくなるという問題が生ずる。
【0017】換言すれば、微小レンズ1bの焦点距離を
小さくする程、像の位置を変化させるときに、光路長の
変化量が小さくて済み、光路長変化部3の液晶層18の
厚さを薄くすることができたり、電極13,15間への
印加電圧を小さくすることができるようになり、液晶層
18の厚さ制御等が極めて容易になるという利点を有す
るが、上述したような構成のままでは、焦点距離を小さ
くするには限界があるので、上記利点をディスプレイ装
置にもたすことができない。
小さくする程、像の位置を変化させるときに、光路長の
変化量が小さくて済み、光路長変化部3の液晶層18の
厚さを薄くすることができたり、電極13,15間への
印加電圧を小さくすることができるようになり、液晶層
18の厚さ制御等が極めて容易になるという利点を有す
るが、上述したような構成のままでは、焦点距離を小さ
くするには限界があるので、上記利点をディスプレイ装
置にもたすことができない。
【0018】そこで、この第1の実施例では、さらに、
2次元ディスプレイDPと光路長変化部3との間に、近
傍の他の部分よりも光の拡散率の高い拡散層4を設けて
いる。この拡散層4を設けることによって、ドット2b
からの光は拡散層4により拡散され、拡散層4の部分2
7が目の焦点を調節する新たなドットとなり、観察者が
2次元ディスプレイのドット2bを観察するときに、観
察者の目の焦点は、2次元ディスプレイDPの配向膜7
b付近ではなく、拡散層4付近に合せられる。従って、
この場合には、実質的な光路長は、微小レンズ−拡散層
間の光路長となり、拡散層4が設けられていない場合に
比べて、光路長を短かくすることができ、相対的に微小
レンズ1bを焦点距離の小さなものにすることが可能と
なる。すなわち、このときに、観察者は、微小レンズ−
拡散層間の光路長と微小レンズ1bの焦点距離とによっ
て定まる位置に、ドットの虚像または実像を見ることが
できる。
2次元ディスプレイDPと光路長変化部3との間に、近
傍の他の部分よりも光の拡散率の高い拡散層4を設けて
いる。この拡散層4を設けることによって、ドット2b
からの光は拡散層4により拡散され、拡散層4の部分2
7が目の焦点を調節する新たなドットとなり、観察者が
2次元ディスプレイのドット2bを観察するときに、観
察者の目の焦点は、2次元ディスプレイDPの配向膜7
b付近ではなく、拡散層4付近に合せられる。従って、
この場合には、実質的な光路長は、微小レンズ−拡散層
間の光路長となり、拡散層4が設けられていない場合に
比べて、光路長を短かくすることができ、相対的に微小
レンズ1bを焦点距離の小さなものにすることが可能と
なる。すなわち、このときに、観察者は、微小レンズ−
拡散層間の光路長と微小レンズ1bの焦点距離とによっ
て定まる位置に、ドットの虚像または実像を見ることが
できる。
【0019】なお、拡散層4は拡散率が高い程、後方の
ドットとの距離の影響を受けにくく良いが、拡散層4の
面上に像が形成されるわけではないので、拡散率が高す
ぎると、ドットの像の輪郭がぼやけ、光の透過率が減少
するので、像の表示品質が劣化し、またコントラストの
低下により目の調節がしにくくなったりするので、拡散
率を必要以上に高くする必要はない。
ドットとの距離の影響を受けにくく良いが、拡散層4の
面上に像が形成されるわけではないので、拡散率が高す
ぎると、ドットの像の輪郭がぼやけ、光の透過率が減少
するので、像の表示品質が劣化し、またコントラストの
低下により目の調節がしにくくなったりするので、拡散
率を必要以上に高くする必要はない。
【0020】図3は図1,図2のディスプレイ装置の変
形例を示す図であり、図2のディスプレイ装置では、図
2の拡散率の高い拡散層4のかわりに、その位置に近傍
の他の部分よりも透過率の低い層20が設けられてい
る。この層20は具体的には、ドットに対応した部分が
色フィルタとなっており、色フィルタにより光の透過率
を抑えている。この場合にも、図1,図2のディスプレ
イ装置と同様に、観察者は、その後方の実際のドットに
ではなく、層20の面に目の焦点を調節し易く、これに
より、ドットの表示面を配向膜7bよりも前方に移動で
き、微小レンズとの間の光路長を小さくすることができ
て、微小レンズを焦点距離の小さなものにすることが可
能となる。
形例を示す図であり、図2のディスプレイ装置では、図
2の拡散率の高い拡散層4のかわりに、その位置に近傍
の他の部分よりも透過率の低い層20が設けられてい
る。この層20は具体的には、ドットに対応した部分が
色フィルタとなっており、色フィルタにより光の透過率
を抑えている。この場合にも、図1,図2のディスプレ
イ装置と同様に、観察者は、その後方の実際のドットに
ではなく、層20の面に目の焦点を調節し易く、これに
より、ドットの表示面を配向膜7bよりも前方に移動で
き、微小レンズとの間の光路長を小さくすることができ
て、微小レンズを焦点距離の小さなものにすることが可
能となる。
【0021】また、拡散層4や透過率の低い層20のか
わりに、図示しないが、薄い液晶層をもつ偏光を変化さ
せる層を設けることによっても、上記と同様の効果を得
ることができる。
わりに、図示しないが、薄い液晶層をもつ偏光を変化さ
せる層を設けることによっても、上記と同様の効果を得
ることができる。
【0022】このように、第1の実施例においては、2
次元ディスプレイDPと光路長変化部3との間に、拡散
層4,または透過率の低い層,または偏光を変化させる
層を設けることによって、実効光路長を小さくし、微小
レンズを焦点距離の小さなものにすることが可能とな
り、ドットの虚像,または実像を所定位置に表示させる
ことができる。
次元ディスプレイDPと光路長変化部3との間に、拡散
層4,または透過率の低い層,または偏光を変化させる
層を設けることによって、実効光路長を小さくし、微小
レンズを焦点距離の小さなものにすることが可能とな
り、ドットの虚像,または実像を所定位置に表示させる
ことができる。
【0023】図4は上記実効光路長を微小レンズの焦点
距離以下にして、正立虚像24を後方に表示させる配置
を示す図であり、図5は上記実効光路長を微小レンズの
焦点距離以上にして、倒立実像26を手前に表示させる
配置を示す図である。図4のように正立虚像24を表示
させる場合,また図5のように倒立実像26を表示させ
る場合のいずれの場合においても、光路長を小さくする
ことは、微小レンズを焦点距離の小さなものにする上
で、極めて有効である。
距離以下にして、正立虚像24を後方に表示させる配置
を示す図であり、図5は上記実効光路長を微小レンズの
焦点距離以上にして、倒立実像26を手前に表示させる
配置を示す図である。図4のように正立虚像24を表示
させる場合,また図5のように倒立実像26を表示させ
る場合のいずれの場合においても、光路長を小さくする
ことは、微小レンズを焦点距離の小さなものにする上
で、極めて有効である。
【0024】図6は本発明に係るディスプレイ装置の第
2の実施例の構成図である。なお、図6において、図2
と同様の箇所には同じ符号を付している。この第2の実
施例のディスプレイ装置では、光路長変化部3を設ける
かわりに、微小レンズ22a,22b,22c自体に、
電気光学効果を利用した焦点可変レンズを用いている。
すなわち、微小レンズ22a,22b,22cは、図6
の例では、ネマチック液晶の一種が封入されている液晶
レンズ37と、透明電極38,39と、平とつガラス4
0,41とから構成されており、透明電極38,39へ
の印加電圧を変化させることにより、液晶レンズ37の
屈折率を変化させ、これにより、微小レンズ22a,2
2b,22cの焦点距離が可変となっている。この場合
には、光路長ではなく、焦点距離を変化させることによ
り、虚像または実像の位置を変化させるが、このときに
も、第1の実施例で述べたと同様に、光路長を短かくす
るのが有利である。
2の実施例の構成図である。なお、図6において、図2
と同様の箇所には同じ符号を付している。この第2の実
施例のディスプレイ装置では、光路長変化部3を設ける
かわりに、微小レンズ22a,22b,22c自体に、
電気光学効果を利用した焦点可変レンズを用いている。
すなわち、微小レンズ22a,22b,22cは、図6
の例では、ネマチック液晶の一種が封入されている液晶
レンズ37と、透明電極38,39と、平とつガラス4
0,41とから構成されており、透明電極38,39へ
の印加電圧を変化させることにより、液晶レンズ37の
屈折率を変化させ、これにより、微小レンズ22a,2
2b,22cの焦点距離が可変となっている。この場合
には、光路長ではなく、焦点距離を変化させることによ
り、虚像または実像の位置を変化させるが、このときに
も、第1の実施例で述べたと同様に、光路長を短かくす
るのが有利である。
【0025】そのため、図6のディスプレイ装置におい
ても、図2のディスプレイ装置と同様に、2次元ディス
プレイDPと微小レンズ22a,22b,22cとの間
に、さらに、近傍の他の部分よりも光の拡散率の高い拡
散層4が設けられている。この拡散層4が設けられてい
ることによって、拡散層4の面に目の焦点を調節し易
く、これにより、微小レンズとの間の光路長を小さくす
ることができて、微小レンズを焦点距離の小さなものに
することが可能となる。また、この場合にも、拡散層4
のかわりに、透過率の低い層や偏光を変化させる層を設
けることもできる。
ても、図2のディスプレイ装置と同様に、2次元ディス
プレイDPと微小レンズ22a,22b,22cとの間
に、さらに、近傍の他の部分よりも光の拡散率の高い拡
散層4が設けられている。この拡散層4が設けられてい
ることによって、拡散層4の面に目の焦点を調節し易
く、これにより、微小レンズとの間の光路長を小さくす
ることができて、微小レンズを焦点距離の小さなものに
することが可能となる。また、この場合にも、拡散層4
のかわりに、透過率の低い層や偏光を変化させる層を設
けることもできる。
【0026】なお、上記第1および第2の実施例では、
2次元ディスプレイの1画素からなるドットごとに微小
レンズが設けられているが、これらの微小レンズは、必
ずしも1画素からなるドットごとに対応したものである
必要はない。例えば、図7のように、R(赤),G
(緑),B(青)のRGB3画素を新たにドット2eと
して規定し、このRGB3画素からなるドット2eごと
に微小レンズ1eが設けられていてもよい。このとき、
色相情報を、RGBの3画素があってはじめて精度良く
表示できるので、カラー表示の場合には、RGBの各画
素それぞれに微小レンズを設けた場合と比べて、性能に
大きな変化がなく、レンズの直径を大きくできる分だけ
微小なレンズを作成し易い。
2次元ディスプレイの1画素からなるドットごとに微小
レンズが設けられているが、これらの微小レンズは、必
ずしも1画素からなるドットごとに対応したものである
必要はない。例えば、図7のように、R(赤),G
(緑),B(青)のRGB3画素を新たにドット2eと
して規定し、このRGB3画素からなるドット2eごと
に微小レンズ1eが設けられていてもよい。このとき、
色相情報を、RGBの3画素があってはじめて精度良く
表示できるので、カラー表示の場合には、RGBの各画
素それぞれに微小レンズを設けた場合と比べて、性能に
大きな変化がなく、レンズの直径を大きくできる分だけ
微小なレンズを作成し易い。
【0027】あるいは、図8のように、RGB3画素か
らなるドットの4つの組2f,2g,2h,2iを新た
に1ドットとして、このドットごとに微小レンズ1fが
設けられていてもよい。この場合には、細線や輪郭の情
報の表示精度はいくらか低くなるものの、レンズの直径
をさらに大きくすることができるため、微小なレンズを
作りやすくなる。さらに、4つの組を1ドットとするか
わりに、3×3=9組で1ドットとすることもできる。
らなるドットの4つの組2f,2g,2h,2iを新た
に1ドットとして、このドットごとに微小レンズ1fが
設けられていてもよい。この場合には、細線や輪郭の情
報の表示精度はいくらか低くなるものの、レンズの直径
をさらに大きくすることができるため、微小なレンズを
作りやすくなる。さらに、4つの組を1ドットとするか
わりに、3×3=9組で1ドットとすることもできる。
【0028】図9は本発明に係るディスプレイ装置の第
3の実施例の構成図である。このディスプレイ装置で
は、2次元ディスプレイDPの前方に、各ドットごとに
対応した前述のような微小レンズのかわりに、ディスプ
レイDP全面に作用するレンズ30が設けられ、また、
2次元ディスプレイDPとレンズ30との間には、これ
らの間の光路長を変化させるための前述したと同じ構成
の光路長変化部3が設けられている。なお、図9の例で
は、レンズ30とドット2a乃至2iとの間の光路長を
レンズ30の焦点距離以下にした場合が示されており、
この場合には、各ドット2a乃至2iの虚像28a乃至
28iを後方に表示することができ、光路長変化部3に
より光路長を変化させることにより、画面全てのドット
の虚像位置を変化させることができ、また、光路長変化
部3がドットごとに光路長を変化させるよう変形されて
いるときには、虚像の位置を1ドットごとに変化させる
ことができる。
3の実施例の構成図である。このディスプレイ装置で
は、2次元ディスプレイDPの前方に、各ドットごとに
対応した前述のような微小レンズのかわりに、ディスプ
レイDP全面に作用するレンズ30が設けられ、また、
2次元ディスプレイDPとレンズ30との間には、これ
らの間の光路長を変化させるための前述したと同じ構成
の光路長変化部3が設けられている。なお、図9の例で
は、レンズ30とドット2a乃至2iとの間の光路長を
レンズ30の焦点距離以下にした場合が示されており、
この場合には、各ドット2a乃至2iの虚像28a乃至
28iを後方に表示することができ、光路長変化部3に
より光路長を変化させることにより、画面全てのドット
の虚像位置を変化させることができ、また、光路長変化
部3がドットごとに光路長を変化させるよう変形されて
いるときには、虚像の位置を1ドットごとに変化させる
ことができる。
【0029】ところで、このような構成の場合にも、光
路長を短かくするのが有利である。そのため、図9のデ
ィスプレイ装置においても、図2,図6のディスプレイ
装置と同様に、2次元ディスプレイDPとレンズ30と
の間に、さらに、近傍の他の部分よりも光の拡散率の高
い拡散層4が設けられている。この拡散層4が設けられ
ていることによって、拡散層4の面に目の焦点を調節し
易く、これにより、微小レンズとの間の光路長を小さく
することができて、微小レンズを焦点距離の小さなもの
にすることが可能となる。また、この場合にも、拡散層
4のかわりに、透過率の低い層や偏光を変化させる層を
設けることもできる。
路長を短かくするのが有利である。そのため、図9のデ
ィスプレイ装置においても、図2,図6のディスプレイ
装置と同様に、2次元ディスプレイDPとレンズ30と
の間に、さらに、近傍の他の部分よりも光の拡散率の高
い拡散層4が設けられている。この拡散層4が設けられ
ていることによって、拡散層4の面に目の焦点を調節し
易く、これにより、微小レンズとの間の光路長を小さく
することができて、微小レンズを焦点距離の小さなもの
にすることが可能となる。また、この場合にも、拡散層
4のかわりに、透過率の低い層や偏光を変化させる層を
設けることもできる。
【0030】また、図9の構成において、光路長を焦点
距離よりも大きくすることにより、実像を表示させるこ
とができるが、この場合にも、光路長を短かくすること
が有利であり、上記と同様に、拡散層4が設けられてい
ることによって光路長を短かくすることができる。
距離よりも大きくすることにより、実像を表示させるこ
とができるが、この場合にも、光路長を短かくすること
が有利であり、上記と同様に、拡散層4が設けられてい
ることによって光路長を短かくすることができる。
【0031】また、図9のディスプレイ装置において光
路長変化部3を設けるかわりに、レンズ30自体に、電
気光学効果を利用した焦点可変レンズを用いることもで
きる。
路長変化部3を設けるかわりに、レンズ30自体に、電
気光学効果を利用した焦点可変レンズを用いることもで
きる。
【0032】なお、上述した各実施例において、図2,
図3,図6,図9のディスプレイ装置が、各ドットごと
に光路長,または焦点距離を変化させずに、ドットより
も広い領域,例えば、図1において1列分,あるいは1
行分のドット全域にわたって光路長,または焦点距離を
変化させるようには構成されているときには、広い領域
でのゆるやかな立体感を与える用途に適している。具体
的には、遠景,中景,近景の3種類だけの変化しか与え
ないで良いような場合には、これらの構成を用いること
により、遠景用領域の全てのドットに対して、光路長,
または焦点距離を遠景用に同じに設定し、近景用領域の
全てのドットに対して、光路長,または焦点距離を近景
用に同じに設定することができる。
図3,図6,図9のディスプレイ装置が、各ドットごと
に光路長,または焦点距離を変化させずに、ドットより
も広い領域,例えば、図1において1列分,あるいは1
行分のドット全域にわたって光路長,または焦点距離を
変化させるようには構成されているときには、広い領域
でのゆるやかな立体感を与える用途に適している。具体
的には、遠景,中景,近景の3種類だけの変化しか与え
ないで良いような場合には、これらの構成を用いること
により、遠景用領域の全てのドットに対して、光路長,
または焦点距離を遠景用に同じに設定し、近景用領域の
全てのドットに対して、光路長,または焦点距離を近景
用に同じに設定することができる。
【0033】一方、これらのディスプレイ装置が、各ド
ットごとに光路長,または焦点距離を変化させることが
可能な構成となっているときには(但し、図9は不
可)、画面の微細にわたって光路長,または焦点距離を
変化させるような用途に適しており、この場合には、ド
ットごとに立体感を得ることができる。
ットごとに光路長,または焦点距離を変化させることが
可能な構成となっているときには(但し、図9は不
可)、画面の微細にわたって光路長,または焦点距離を
変化させるような用途に適しており、この場合には、ド
ットごとに立体感を得ることができる。
【0034】しかしながら、上記いずれの場合において
も、各ドットに対応した微小レンズまたは2次元ディス
プレイDP全面に作用するレンズの焦点距離,または、
これらのレンズとドットとの間にある層の屈折率を所定
の値に容易に設定できるので、表示する画像情報に従っ
て、上記焦点距離または屈折率を決定することにより、
2次元ディスプレイDPを用いる場合にも3次元表示が
可能となり、3次元ディスプレイ装置に上記ディスプレ
イ装置のいずれかを適用することにより、両眼視差によ
る立体視の場合にも注視点の距離に像を結像すること
で、目の疲労を軽減することができる。
も、各ドットに対応した微小レンズまたは2次元ディス
プレイDP全面に作用するレンズの焦点距離,または、
これらのレンズとドットとの間にある層の屈折率を所定
の値に容易に設定できるので、表示する画像情報に従っ
て、上記焦点距離または屈折率を決定することにより、
2次元ディスプレイDPを用いる場合にも3次元表示が
可能となり、3次元ディスプレイ装置に上記ディスプレ
イ装置のいずれかを適用することにより、両眼視差によ
る立体視の場合にも注視点の距離に像を結像すること
で、目の疲労を軽減することができる。
【0035】図10(a),(b)はこの様子を説明す
るための図である。例えば、2次元画面210上に、2
つの像P1,P2が所定間隔Zだけ隔てて表示されてお
り、この2つ像P1,P2を観察する場合に、図10
(a)では一方の目201で像P2を見させる状態を示
し、図10(b)では他方の目202で像P1を見させ
る場合が示されている。目201,202の輻輳機構
は、図11に示したと同時に、一方の目201が像P2
の方に向き、他方の目202が像P1の方に向くように
目201,202を制御するので、注視点は、これらの
交差位置CLSとなり、図10(a),(b)の例で
は、実際の画面210よりも手前となる。このような場
合に、本発明によるディスプレイ装置をそれぞれ左眼
用,右眼用として取付け、このディスプレイ装置を画面
210の画像情報に従って制御することにより、画面2
10の像P1,P2の位置(いまの場合、実像位置)を
注視点CLSの位置まで移動させることができるので、
これにより、目201,202の調節機構は、目20
1,202から注視点CLSまでの距離L2にピントを
合わすよう目201,202を制御する。この結果、目
の輻輳と調節を一致させることができて、目の疲労を軽
減することができる。
るための図である。例えば、2次元画面210上に、2
つの像P1,P2が所定間隔Zだけ隔てて表示されてお
り、この2つ像P1,P2を観察する場合に、図10
(a)では一方の目201で像P2を見させる状態を示
し、図10(b)では他方の目202で像P1を見させ
る場合が示されている。目201,202の輻輳機構
は、図11に示したと同時に、一方の目201が像P2
の方に向き、他方の目202が像P1の方に向くように
目201,202を制御するので、注視点は、これらの
交差位置CLSとなり、図10(a),(b)の例で
は、実際の画面210よりも手前となる。このような場
合に、本発明によるディスプレイ装置をそれぞれ左眼
用,右眼用として取付け、このディスプレイ装置を画面
210の画像情報に従って制御することにより、画面2
10の像P1,P2の位置(いまの場合、実像位置)を
注視点CLSの位置まで移動させることができるので、
これにより、目201,202の調節機構は、目20
1,202から注視点CLSまでの距離L2にピントを
合わすよう目201,202を制御する。この結果、目
の輻輳と調節を一致させることができて、目の疲労を軽
減することができる。
【0036】また、上記例とは反対に、注視点CLSが
目201,202から画面210までの実際の距離L1
よりも遠い距離となるような像が画面210上に表示さ
れるときには、画面210の像の虚像が表示されるよう
ディスプレイ装置を構成し、注視点に虚像が表示される
ようにディスプレイ装置を制御することによって、同様
にして、目の輻輳と調節を一致させることができて、疲
労を軽減することができる。
目201,202から画面210までの実際の距離L1
よりも遠い距離となるような像が画面210上に表示さ
れるときには、画面210の像の虚像が表示されるよう
ディスプレイ装置を構成し、注視点に虚像が表示される
ようにディスプレイ装置を制御することによって、同様
にして、目の輻輳と調節を一致させることができて、疲
労を軽減することができる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1記載のデ
ィスプレイ装置では、2次元ディスプレイを形成する少
なくとも1画素からなるドットごとに、ドットの前方に
微小なレンズがそれぞれ設けられており、さらに、前記
微小なレンズと前記ドットとの光路長を変化させる手
段,または前記微小なレンズの焦点距離を変化させる手
段とを有し、前記ドットと前記光路長を変化させる手段
との間に,または前記ドットと前記微小なレンズとの間
に、近傍の他の部分よりもドットの表示光の拡散率の高
い層,または透過率の低い層,または偏光を変化させる
層が設けられているので、光路長を短くすることができ
微小なレンズの焦点距離を小さくすることができて、さ
らには、このディスプレイ装置を用いて3次元ディスプ
レイを構成する場合、光路長または焦点距離を適宜変化
させて像位置を適宜変化させることにより、目の疲労が
少なく臨場感に富んだ立体画像を容易に表示することが
できる。
ィスプレイ装置では、2次元ディスプレイを形成する少
なくとも1画素からなるドットごとに、ドットの前方に
微小なレンズがそれぞれ設けられており、さらに、前記
微小なレンズと前記ドットとの光路長を変化させる手
段,または前記微小なレンズの焦点距離を変化させる手
段とを有し、前記ドットと前記光路長を変化させる手段
との間に,または前記ドットと前記微小なレンズとの間
に、近傍の他の部分よりもドットの表示光の拡散率の高
い層,または透過率の低い層,または偏光を変化させる
層が設けられているので、光路長を短くすることができ
微小なレンズの焦点距離を小さくすることができて、さ
らには、このディスプレイ装置を用いて3次元ディスプ
レイを構成する場合、光路長または焦点距離を適宜変化
させて像位置を適宜変化させることにより、目の疲労が
少なく臨場感に富んだ立体画像を容易に表示することが
できる。
【0038】また、請求項2記載のディスプレイ装置で
は、2次元ディスプレイを形成するドットの前方にディ
スプレイ全面に作用する少なくとも1枚以上のレンズが
設けられており、さらに、前記レンズと前記ドットとの
光路長を変化させる手段,またはレンズの焦点距離を変
化させる手段とを有し、前記ドットと前記光路長を変化
させる手段との間に,または前記ドットと前記レンズと
の間に、近傍の他の部分よりもドットの表示光の拡散率
の高い層,または透過率の低い層,または偏光を変化さ
せる層が設けられているので、光路長を短くすることが
できレンズの焦点距離を小さくすることができて、さら
には、このディスプレイ装置を用いて3次元ディスプレ
イを構成する場合、光路長または焦点距離を適宜変化さ
せて像位置を適宜変化させることにより、目の疲労が少
なく臨場感に富んだ立体画像を容易に表示することがで
きる。
は、2次元ディスプレイを形成するドットの前方にディ
スプレイ全面に作用する少なくとも1枚以上のレンズが
設けられており、さらに、前記レンズと前記ドットとの
光路長を変化させる手段,またはレンズの焦点距離を変
化させる手段とを有し、前記ドットと前記光路長を変化
させる手段との間に,または前記ドットと前記レンズと
の間に、近傍の他の部分よりもドットの表示光の拡散率
の高い層,または透過率の低い層,または偏光を変化さ
せる層が設けられているので、光路長を短くすることが
できレンズの焦点距離を小さくすることができて、さら
には、このディスプレイ装置を用いて3次元ディスプレ
イを構成する場合、光路長または焦点距離を適宜変化さ
せて像位置を適宜変化させることにより、目の疲労が少
なく臨場感に富んだ立体画像を容易に表示することがで
きる。
【図1】本発明に係るディスプレイ装置の第1の実施例
の正面図である。
の正面図である。
【図2】本発明に係るディスプレイ装置の第1の実施例
の断面図である。
の断面図である。
【図3】図1,図2のディスプレイ装置の変形例を示す
図である。
図である。
【図4】実効光路長を微小レンズの焦点距離以下にし
て、正立虚像を後方に表示させる配置を示す図である。
て、正立虚像を後方に表示させる配置を示す図である。
【図5】実効光路長を微小レンズの焦点距離以上にし
て、倒立実像を手前に表示させる配置を示す図である。
て、倒立実像を手前に表示させる配置を示す図である。
【図6】本発明に係るディスプレイ装置の第2の実施例
の構成図である。
の構成図である。
【図7】複数画素に対応させて微小レンズを配置した構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図8】複数画素に対応させて微小レンズを配置した構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図9】本発明に係るディスプレイ装置の第3の実施例
の構成図である。
の構成図である。
【図10】(a),(b)は本発明によって目の輻輳と
調節とを一致させる原理を説明するための図である。
調節とを一致させる原理を説明するための図である。
【図11】目の輻輳と調節との一般的な関係を説明する
ための図である。
ための図である。
1a,1b,1c 微小なレンズ 2a,2b,2c ドット 3 光路長変化部 4 拡散層 5a,5b 偏光板 6a,6b ガラス基板 7a,7b 配向膜 9 液晶層 10 X方向電極 11 Y方向電極 13 X方向電極 14a,14b 配向膜 15 Y方向電極 16 ガラス基板 17 スペ−サ 18 液晶層 20 透過率の低い層 22a,22b,22c 微小レンズ 30 レンズ 37 液晶レンズ 38,39 透明電極 40,41 平とつガラス
Claims (2)
- 【請求項1】 2次元ディスプレイを形成する少なくと
も1画素からなるドットごとに、ドットの前方に微小な
レンズがそれぞれ設けられており、さらに、前記微小な
レンズと前記ドットとの光路長を変化させる手段,また
は前記微小なレンズの焦点距離を変化させる手段を有
し、前記ドットと前記光路長を変化させる手段との間
に,または前記ドットと前記微小なレンズとの間に、近
傍の他の部分よりもドットの表示光の拡散率の高い層,
または透過率の低い層,または偏光を変化させる層が設
けられていることを特徴とするディスプレイ装置。 - 【請求項2】 2次元ディスプレイを形成するドットの
前方にディスプレイ全面に作用する少なくとも1枚以上
のレンズが設けられており、さらに、前記レンズと前記
ドットとの光路長を変化させる手段,またはレンズの焦
点距離を変化させる手段を有し、前記ドットと前記光路
長を変化させる手段との間に,または前記ドットと前記
レンズとの間に、近傍の他の部分よりもドットの表示光
の拡散率の高い層,または透過率の低い層,または偏光
を変化させる層が設けられていることを特徴とするディ
スプレイ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3290667A JPH05100204A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | デイスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3290667A JPH05100204A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | デイスプレイ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05100204A true JPH05100204A (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=17758938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3290667A Pending JPH05100204A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | デイスプレイ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05100204A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996021171A3 (en) * | 1995-01-04 | 1996-09-06 | Sheldon S Zelitt | 3-d imaging system |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP3290667A patent/JPH05100204A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996021171A3 (en) * | 1995-01-04 | 1996-09-06 | Sheldon S Zelitt | 3-d imaging system |
| US5790086A (en) * | 1995-01-04 | 1998-08-04 | Visualabs Inc. | 3-D imaging system |
| EP0957386A1 (en) * | 1995-01-04 | 1999-11-17 | Visualabs Inc. | 3-D Imaging system |
| EP0957385A1 (en) * | 1995-01-04 | 1999-11-17 | Visualabs Inc. | 3-D imaging system |
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