JPH05100674A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH05100674A
JPH05100674A JP3220558A JP22055891A JPH05100674A JP H05100674 A JPH05100674 A JP H05100674A JP 3220558 A JP3220558 A JP 3220558A JP 22055891 A JP22055891 A JP 22055891A JP H05100674 A JPH05100674 A JP H05100674A
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昭 戸塚
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数のキーからなる鍵盤7を具備し、自動伴
奏機能を有する電子楽器において、自動伴奏中に、演奏
者によって鍵盤7のいずれかのキーが押鍵された場合に
は、自動伴奏の音量を直ちにあるいは徐々に下げ、鍵盤
7の最後のある押鍵状態から所定時間経過後、自動伴奏
の音量を徐々に復帰させるCPU2を設ける。 【効果】 自動伴奏がスタートした後、押鍵状態が検出
されても、楽音が急激に変化しない。したがって、演奏
者および聴衆に不自然な感じを与えることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動伴奏機能を有する
電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動伴奏機能を有する電子楽器に
おいては、自動伴奏をスタートさせた後、押鍵状態を検
出すると、自動伴奏の音量等を制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の電子楽器においては、自動伴奏をスタートさせた
後、押鍵状態が検出されると、直ちに音量等が変化して
しまうため、押鍵状態が検出される前と後とでは、楽音
変化が急激であり、演奏者および聴衆に不自然な感じを
与えてしまうという欠点があった。この発明は、このよ
うな背景の下になされたもので、自動伴奏がスタートし
た後、押鍵状態が検出されても、楽音が急激に変化する
ことがない電子楽器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明による電子楽器
は、複数のキーからなる鍵盤を具備し、自動伴奏機能を
有する電子楽器において、自動伴奏中に、演奏者によっ
て前記鍵盤のいずれかのキーが押鍵された場合には、前
記自動伴奏の音量を直ちにあるいは徐々に下げ、前記鍵
盤の最後のある押鍵状態から所定時間経過後、前記自動
伴奏の音量を徐々に復帰させる制御手段を具備すること
を特徴としている。
【0005】
【作用】上記構成によれば、自動伴奏中に、演奏者によ
って鍵盤のいずれかのキーが押鍵されると、制御手段
は、自動伴奏を直ちにあるいは徐々に下げる。そして、
制御手段は、演奏者による鍵盤の最後のある押鍵状態か
ら所定時間経過後、自動伴奏の音量を一定のレートで復
帰させる。
【0006】
【実施例】まず、この発明の第1の実施例について説明
する。この実施例においては、図11に示すように、自
動伴奏中(図11(a))に鍵盤の右鍵域のキーが押鍵
されると(図11(b))、自動伴奏を直ちにミュート
し、右鍵域の最後のキーが押鍵されてから所定時間(た
とえば、2拍)経過後、所定のレート(たとえば、1/
16拍毎に1レベル)で自動伴奏を復帰させている。こ
れにより、自動伴奏がスタートした後、押鍵状態が検出
されても、楽音が急激に変化することはない。
【0007】以下、図面を参照して、この発明の第1の
実施例について説明する。図1はこの発明の第1の実施
例による電子楽器の構成を示すブロック図であり、この
図において、1はマイクロコンピュータである。このマ
イクロコンピュータ1において、2は装置各部を制御す
るCPU(中央処理装置)、3はテンポクロックを発生
するテンポクロック発生回路であり、あらかじめ設定さ
れた時間が経過する毎(たとえば、1/16拍毎)に、
CPU1にインタラプトパルスを供給する。4はCPU
2において用いられる制御プログラムが記憶されたRO
Mからなるプログラムメモリである。
【0008】また、5はCPU2が各種の処理を行う際
に用いる各種レジスタやフラグ等が確保されたRAMか
らなるワーキングメモリである。このワーキングメモリ
5には、図2に示すテーブルがロックやワルツ等の自動
伴奏の種類であるスタイル毎に設けられている。図2に
おいて、TRKはトラックであり、トラック0〜5には
和音(コード)、トラック6にはベース音、トラック7
〜9には打楽器音(リズム音)がそれぞれ割り当てられ
ている。そして、各トラック毎に、ミュートレベルMT
LD、ミュートディレイMTDDおよびオフセットボリ
ュームOVLDがそれぞれ設定されている。ミュートレ
ベルMTLDは、右鍵域のキーの押鍵に応じたミュート
により下げる音量のレベルであり、FFH(FFHは16
進の数字を示す。以下、同様である。)は完全に音を出
さないことを意味している。ミュートディレイMTDD
は、右鍵域の最後のキーが押鍵されてからミュートを復
帰させるまでの拍数である。オフセットボリュームOV
LDは、音量のバランスであるボリュームのオフセット
値である。
【0009】さらに、6はROMからなる伴奏データメ
モリであり、各トラック毎に2小節分の伴奏パターンが
記憶されており、この伴奏パターンは、各タイミングで
発音するキーコード、リズムの種類および発音しないこ
とを示すデータFFH等から構成されている。7は複数
のキーからなる鍵盤であり、伴奏用の鍵域である左鍵域
7aと通常のメロディ等を弾く鍵域である右鍵域7bと
から構成されている。8は鍵盤7のキーが操作されたこ
とを検出してそのキーに対応したキー情報を出力する押
鍵検出回路である。
【0010】加えて、9は操作パネルであり、音量を制
御するマスタボリューム9a、自動伴奏スタートスイッ
チ9b、自動伴奏ストップスイッチ9c、スタイルスイ
ッチ9d等から構成されている。なお、各スイッチの機
能については後述する。10は操作パネル9の各スイッ
チが操作されたことを検出してそれぞれのスイッチに対
応した操作情報を出力するスイッチ操作検出回路であ
る。11はCPU2によって制御され、楽音信号を出力
する楽音信号形成回路、12は楽音信号形成回路11か
ら出力される楽音信号を増幅するアンプ、13はアンプ
12の出力信号を楽音に変換するスピーカである。
【0011】このような構成において、CPU2の動作
について図3〜図10のフローチャートに基づいて説明
する。図1の電子楽器に電源が投入されると、CPU2
は、まず、図3のメインルーチンのステップSA1の処
理へ進み、装置各部の初期設定を行う。この初期設定
は、楽音信号形成回路11への初期の音色の設定、ワー
キングメモリ5の各種レジスタのクリア等である。そし
て、CPU2は、ステップSA2へ進む。
【0012】ステップSA2では、キーイベントがある
か否か、すなわち、操作者により鍵盤7のいずれかのキ
ーが押鍵あるいは離鍵され、押鍵検出回路8がそのイベ
ントを検出したか否かを判断する。この判断結果が「Y
ES」の場合には、ステップSA3へ進む。
【0013】ステップSA3では、鍵盤7のいずれかの
キーが押鍵あるいは離鍵された際に働くキーイベント処
理を行う。この処理のルーチンを図4に示す。このルー
チンにおいて、ステップSB1では、自動伴奏が演奏中
である場合に1にセットされるフラグRUNが1にセッ
トされているか否かを判断する。この判断結果が「YE
S」の場合、すなわち、フラグRUNが1にセットされ
ている場合には、ステップSB2へ進む。
【0014】ステップSB2では、イベントが検出され
たキーが右鍵域7bに存在するか否かを判断する。この
判断結果が「NO」の場合、すなわち、イベントが検出
されたキーが左鍵域7aに存在するには、ステップSB
3へ進む。ステップSB3では、和音を検出し、和音の
根音コードが格納されるレジスタRTに検出和音の根音
コードを格納するとともに、和音の種類コードが格納さ
れるレジスタTPに検出和音の種類コードを格納した
後、図3のメインルーチンへ戻り、ステップSA4へ進
む。
【0015】いっぽう、ステップSB2の判断結果が
「YES」の場合、すなわち、イベントが検出されたキ
ーが右鍵域7bに存在する場合には、ステップSB4へ
進む。また、ステップSB1の判断結果が「NO」の場
合、すなわち、自動伴奏が停止状態であり、フラグRU
Nが0にリセットされている場合にも、ステップSB4
へ進む。
【0016】ステップSB4では、検出されたイベント
がオンイベントであるか否かを判断する。この判断結果
が「NO」の場合には、ステップSB5へ進む。ステッ
プSB5では、該当するキーのキーオフ処理(消音処
理)を行なった後、図3のメインルーチンへ戻り、ステ
ップSA4へ進む。
【0017】いっぽう、ステップSB4の判断結果が
「YES」の場合、すなわち、検出されたイベントがオ
ンイベントである場合には、ステップSB6へ進む。ス
テップSB6では、該当するキーのキーオン処理(発音
処理)を行なった後、ステップSB7へ進む。ステップ
SB7では、鍵盤7の右鍵域7bのいずれかのキーが押
鍵されてからの経過時間(拍数)をカウントするカウン
トレジスタCTの値を0にクリアした後、図3のメイン
ルーチンへ戻り、ステップSA4へ進む。
【0018】図3のメインルーチンにおいて、ステップ
SA4では、スイッチイベントがあるか否か、すなわ
ち、操作者が操作パネル9のいずれかのスイッチを操作
し、スイッチ操作検出回路10がそのイベントを検出し
たか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合に
は、ステップSA2へ戻る。いっぽう、ステップSA4
の判断結果が「YES」の場合、すなわち、スイッチイ
ベントがある場合には、ステップSA5へ進む。
【0019】ステップSA5では、操作パネル9のいず
れかのスイッチが操作された際に働くスイッチイベント
処理を行う。この処理のルーチンを図5に示す。このル
ーチンにおいて、ステップSC1では、操作パネル9の
スタイルスイッチ9d、スタートスイッチ9b、ストッ
プスイッチ9cおよびマスタボリューム9aのどれが操
作されたかを判断する。そして、それぞれのスイッチに
応じて以下に示すステップSC2、SC5、SC7およ
びSC8のいずれかへ進む。まず、図1のスタイルスイ
ッチ9dが操作された場合には、ステップSC2へ進
む。
【0020】ステップSC2では、操作者によって操作
されたスタイルスイッチ9dに対応したスタイル番号を
スタイル番号レジスタSTLNに格納した後、ステップ
SC3へ進む。ステップSC3では、現在の各トラック
(i=0〜9)のマスタボリュームの値を中心としたオ
フセット値が格納されるレジスタVOLV(i)に図2
に示すテーブルにあらかじめ設定されているオフセット
ボリュームOVLDの値を格納する。ここで、STLT
BLとは、スタイルのテーブルを意味し、STLNと
は、スタイル番号を意味している。そして、CPU2
は、ステップSC4へ進む。ステップSC4では、カウ
ントレジスタCTの値を0にクリアした後、図3のメイ
ンルーチンへ戻り、ステップSA2へ戻る。
【0021】また、図1のスタートスイッチ9bが操作
された場合には、ステップSC5へ進む。ステップSC
5では、フラグRUNを1にセットした後、ステップS
C6へ進む。ステップSC6では、テンポクロックの値
が格納されるレジスタCLKの値を0にクリアするとと
もに、カウントレジスタCTの値を0にクリアした後、
図3のメインルーチンへ戻り、ステップSA2へ戻る。
【0022】また、図1のストップスイッチ9cが操作
された場合には、ステップSC7へ進む。ステップSC
7では、フラグRUNを0にリセットした後、図3のメ
インルーチンへ戻り、ステップSA2へ戻る。
【0023】また、図1のマスタボリューム9aが操作
された場合には、ステップSC8へ進む。以下に示すス
テップSC8〜SC10の処理を行うのは、次に示す理
由による。すなわち、レジスタVOLV(i)に逐次記
憶される値は、マスタボリューム9aの値を中心とした
オフセット値であるが、ミュートを行う場合には、音量
のレベルが0である必要があるため、この場合、レジス
タVOLV(i)にオフセット値としてマスタボリュー
ム9aの値に(−)の符号を付けたものを格納する。し
かし、操作者がマスタボリューム9aを操作する度にミ
ュートのためのオフセット値が変わってしまうので、ス
テップSC8〜SC10の処理においてマスタボリュー
ム9aの値を記憶しているのである。
【0024】ステップSC8では、現在のマスタボリュ
ーム9aの値が格納されるレジスタVLMの値を過去の
マスタボリューム9aの値が格納されるレジスタOLD
に格納した後、ステップSC9へ進む。ステップSC9
では、操作者が今操作したマスタボリューム9aの値を
レジスタVLMに格納した後、ステップSC10へ進
む。
【0025】ステップSC10では、現在の各トラック
のマスタボリュームのオフセット値が格納されるレジス
タVOLV(k)にレジスタVLMに格納された値に
(−)の符号を付けたものを格納する。ここで、kは、
VOLV(k)=−OLDとなる値を意味している。こ
の処理を行うのは、ひとつ前の段階でミュートするため
に、レジスタVOLV(k)にレジスタVLMに格納さ
れた値に(−)の符号を付けたものが格納されている
と、今ミュートしても完全に消音されないからである。
そして、CPU2は、ステップSC11へ進む。ステッ
プSC11では、レジスタVLMの値を楽音信号形成回
路11へ出力した後、図3のメインルーチンへ戻り、ス
テップSA2へ戻る。
【0026】つぎに、CPU2のインタラプト処理につ
いて図6〜図10のフローチャートに基づいて説明す
る。このインタラプト処理は、図1のテンポクロック発
生回路3から1/16拍毎に供給されるインタラプトパ
ルスにより実行される。図6のステップSD1では、フ
ラグRUNが1にセットされているか否かを判断する。
この判断結果が「NO」の場合には、なにもせず、図3
のメインルーチンへ戻る。
【0027】いっぽう、ステップSD1の判断結果が
「YES」の場合、すなわち、フラグRUNが1にセッ
トされている場合には、ステップSD2へ進む。ステッ
プSD2では、トラック番号が格納されるレジスタTR
に和音トラックの中の先頭トラックを示す0を格納した
後、ステップSD3へ進む。ステップSD3では、各ト
ラックの再生を行う再生処理を行う。この再生処理の詳
細については後述する。そして、この再生処理が終了す
ると、CPU2は、ステップSD4へ進む。
【0028】ステップSD4では、レジスタTRの値に
1をインクリメントした後、ステップSD5へ進む。ス
テップSD5では、レジスタTRの値が9以上であるか
否か、すなわち、すべてのトラックについて上述したス
テップSD3の処理が終了したか否かを判断する。この
判断結果が「NO」の場合には、ステップSD3へ戻
る。
【0029】いっぽう、ステップSD5の判断結果が
「YES」の場合、すなわち、レジスタTRの値が9以
上であり、すべてのトラックについて上述したステップ
SD3の処理が終了した場合には、ステップSD6へ進
む。ステップSD6では、レジスタCLKおよびCTの
値をインクリメントするカウント処理を行う。このカウ
ント処理の詳細については後述する。そして、このカウ
ント処理が終了すると、CPU2は、図3のメインルー
チンへ戻る。
【0030】次に、CPU2の再生処理について図7〜
図9のフローチャートに基づいて説明する。CPU2の
処理が図6のステップSD3へ進むと、図7に示す再生
処理ルーチンが起動される。CPU2は、まず、ステッ
プSE1の処理へ進み、ミュートの音量のレベルを計算
するミュート処理を行う。この処理のルーチンを図8に
示す。このルーチンにおいて、ステップSF1では、カ
ウントレジスタCTの値が図2に示すスタイル番号ST
LNのスタイルテーブルSTLTBLのトラック番号T
RのミュートディレイMTDDの値以上であるか否かを
判断する。すなわち、ミュートを解除する時間に到達し
たか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合に
は、ステップSF2へ進む。
【0031】ステップSF2では、スタイル番号STL
NのスタイルテーブルSTLTBLのトラック番号TR
のミュートレベルMTLDがFFHであるか否か、すな
わち、完全にミュートするのか単にレベルを下げるだけ
であるかを判断する。この判断結果が「NO」の場合に
は、ステップSF3へ進む。ステップSF3では、レジ
スタVOLV(TR)にレジスタVLMに格納された値
に(−)の符号を付けたものを格納した後、図7の再生
処理ルーチンへ戻り、ステップSE2へ進む。
【0032】いっぽう、ステップSF2の判断結果が
「YES」の場合、すなわち、スタイル番号STLNの
スタイルテーブルSTLTBLのトラック番号TRのミ
ュートレベルMTLDがFFHである場合には、ステッ
プSF4へ進む。ステップSF4では、レジスタVOL
V(TR)に、スタイル番号STLNのスタイルテーブ
ルSTLTBLのトラック番号TRのオフセットボリュ
ームOVLDの値とミュートレベルMTLDの値とを加
えたものを格納した後、図7の再生処理ルーチンへ戻
り、ステップSE2へ進む。
【0033】また、ステップSF1の判断結果が「YE
S」の場合、すなわち、カウントレジスタCTの値が、
スタイル番号STLNのスタイルテーブルSTLTBL
のトラック番号TRのミュートディレイMTDDの値以
上である場合には、ステップSF5へ進む。ステップS
F5では、レジスタVOLV(TR)の値に1をインク
リメントした後、ステップSF6へ進む。
【0034】ステップSF6では、レジスタVOLV
(TR)の値が、スタイル番号STLNのスタイルテー
ブルSTLTBLのトラック番号TRのオフセットボリ
ュームOVLDの値以上であるか否かを判断する。この
判断結果が「NO」の場合には、なにもせず、図7の再
生処理ルーチンへ戻り、ステップSE2へ進む。いっぽ
う、ステップSF6の判断結果が「YES」の場合、す
なわち、レジスタVOLV(TR)の値が、スタイル番
号STLNのスタイルテーブルSTLTBLのトラック
番号TRのオフセットボリュームOVLDの値以上であ
る場合には、ステップSF7へ進む。ステップSF7で
は、レジスタVOLV(TR)に、スタイル番号STL
NのスタイルテーブルSTLTBLのトラック番号TR
のオフセットボリュームOVLDの値を格納した後、図
7の再生処理ルーチンへ戻り、ステップSE2へ進む。
【0035】図7のステップSE2では、スタイルレジ
スタSTLN、トラックレジスタTRおよびテンポクロ
ックレジスタCLKのそれぞれのレジスタに記憶された
データに基づいて伴奏データメモリ6から伴奏パターン
の各データを読み出してキーコードをレジスタKCに格
納した後、ステップSE3へ進む。ステップSE3で
は、レジスタKCに格納されたキーコードが発音しない
ことを示すデータFFHでないか否かを判断する。この
判断結果が「NO」の場合には、なにもせず、図6のイ
ンタラプト処理ルーチンへ戻り、ステップSD4へ進
む。いっぽう、ステップSE3の判断結果が「YES」
の場合、すなわち、レジスタKCに格納されたキーコー
ドが発音しないことを示すデータFFHでない場合に
は、ステップSE4へ進む。
【0036】ステップSE4では、ノートデータ処理を
行う。この処理のルーチンを図9に示す。このルーチン
において、ステップSG1では、レジスタVOLV(T
R)にレジスタVLMに格納された値に(−)の符号を
付けたものが格納されていないか否かを判断する。この
判断結果が「NO」の場合には、なにもせず、図7の再
生処理ルーチンを経て図6のインタラプト処理ルーチン
へ戻り、ステップSD4へ進む。
【0037】いっぽう、ステップSG1の判断結果が
「YES」の場合、すなわち、レジスタVOLV(T
R)にレジスタVLMに格納された値に(−)の符号を
付けたものが格納されていない場合には、ステップSG
2へ進む。ステップSG2では、レジスタTRの値が6
以下であるか否か、すなわち、トラックが和音あるいは
ベース音であるか否かを判断する。この判断結果が「Y
ES」の場合には、ステップSG3へ進む。
【0038】ステップSG3では、レジスタKCに格納
されたキーコードを図示せぬコード変換テーブルあるい
はベース変換テーブルを用いてレジスタRTに格納され
た和音の根音コードおよびレジスタTRに格納されたト
ラック番号により変換し、そのキーコードをレジスタK
Cに格納した後、ステップSG4へ進む。いっぽう、ス
テップSG2の判断結果が「NO」の場合、すなわち、
レジスタTRの値が6より大きく、トラックが打楽器音
である場合にも、ステップSG4へ進む。
【0039】ステップSG4では、レジスタKC、VO
LV(TR)、KONおよびTRのそれぞれに格納され
た各データ、すなわち、キーコード、現在設定されたボ
リュームのオフセット値、キーオン信号およびトラック
番号を楽音信号形成回路11へ出力した後、図7の再生
処理ルーチンを経て図6のインタラプト処理ルーチンへ
戻り、ステップSD4へ進む。
【0040】次に、CPU2のカウント処理について図
10のフローチャートに基づいて説明する。CPU2の
処理が図6のステップSD6へ進むと、図10に示すカ
ウント処理ルーチンが起動される。CPU2は、まず、
ステップSH1の処理へ進み、テンポクロックレジスタ
CLKの値に1をインクリメントした後、ステップSH
2へ進む。
【0041】ステップSH2では、テンポクロックレジ
スタCLKの値が1パターン時間に等しいか否かを判断
する。この判断結果が「YES」の場合には、ステップ
SH3へ進む。ステップSH3では、テンポクロックレ
ジスタCLKを0にクリアした後、ステップSH4へ進
む。
【0042】いっぽう、ステップSH2の判断結果が
「NO」の場合、すなわち、テンポクロックレジスタC
LKの値が1パターン時間に等しくない場合にも、ステ
ップSH4へ進む。ステップSH4では、テンポクロッ
クレジスタCLKの値を4で除算したあまりが0である
か否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合に
は、なにもせず、図6のインタラプト処理ルーチンを経
てメインルーチンへ戻る。
【0043】いっぽう、ステップSH4の判断結果が
「YES」の場合、すなわち、テンポクロックレジスタ
CLKの値を4で除算したあまりが0である場合には、
ステップSH5へ進む。ステップSH5では、カウント
レジスタCTの値が定数BMAXに等しいか否かを判断す
る。この判断結果が「NO」の場合には、なにもせず、
図6のインタラプト処理ルーチンを経てメインルーチン
へ戻る。
【0044】いっぽう、ステップSH5の判断結果が
「YES」の場合、すなわち、カウントレジスタCTの
値が定数BMAXに等しい場合には、ステップSH6へ進
む。ステップSH6では、カウントレジスタCTの値に
1をインクリメントした後、図6のインタラプト処理ル
ーチンを経てメインルーチンへ戻る。以上説明したステ
ップSH4〜SH6の処理は、カウントレジスタCTの
値を1拍毎にカウントする処理である。
【0045】次に、この発明の第2の実施例について説
明する。この実施例においては、図12に示すように、
自動伴奏中(図12(a))に鍵盤の右鍵域のキーが押
鍵されると(図12(b))、自動伴奏を所定のレート
(たとえば、1/16拍毎に1レベル)でミュートし、
右鍵域の最後のキーが押鍵されてから所定時間(たとえ
ば、2拍)経過後、所定のレート(たとえば、1/16
拍毎に1レベル)で自動伴奏を復帰させている。これに
より、自動伴奏がスタートした後、押鍵状態が検出され
ても、楽音が急激に変化することはない。
【0046】以下、図面を参照して、この発明の第2の
実施例について説明する。まず、電子楽器の構成につい
ては、第1の実施例と同様である。また、その動作につ
いても第1の実施例とほぼ同様であるので、この実施例
の特徴であるCPU2のミュート処理ルーチンについて
のみ説明する。CPU2の処理が図7のステップSE1
へ進むと、図13に示すミュート処理ルーチンが起動さ
れる。CPU2は、まず、ステップSF101へ進み、
カウントレジスタCTの値が図2に示すスタイル番号S
TLNのスタイルテーブルSTLTBLのトラック番号
TRのミュートディレイMTDDの値以上であるか否か
を判断する。すなわち、ミュートを解除する時間に到達
したか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合
には、ステップSF102へ進む。
【0047】ステップSF102では、スタイル番号S
TLNのスタイルテーブルSTLTBLのトラック番号
TRのミュートレベルMTLDがFFHであるか否か、
すなわち、完全にミュートするのか単にレベルを下げる
だけであるかを判断する。この判断結果が「NO」の場
合には、ステップSF103へ進む。ステップSF10
3では、ターゲットレジスタTGTにレジスタVLMに
格納された値に(−)の符号を付けたものを格納した
後、ステップSF105へ進む。
【0048】いっぽう、ステップSF102の判断結果
が「YES」の場合、すなわち、スタイル番号STLN
のスタイルテーブルSTLTBLのトラック番号TRの
ミュートレベルMTLDがFFHである場合には、ステ
ップSF104へ進む。ステップSF104では、ター
ゲットレジスタTGTに、スタイル番号STLNのスタ
イルテーブルSTLTBLのトラック番号TRのオフセ
ットボリュームOVLDの値とミュートレベルMTLD
の値とを加えたものを格納した後、ステップSF105
へ進む。
【0049】ステップSF105では、レジスタVOL
V(TR)の値から1をディクリメントした後、ステッ
プSF106へ進む。ステップSF106では、レジス
タVOLV(TR)の値がターゲットレジスタTGTに
格納されている値より小さいか否かを判断する。この判
断結果が「NO」の場合には、なにもせず、図7の再生
処理ルーチンへ戻り、ステップSE2へ進む。
【0050】いっぽう、ステップSF106の判断結果
が「YES」の場合、すなわち、レジスタVOLV(T
R)の値がターゲットレジスタTGTに格納されている
値より小さい場合には、ステップSF107へ進む。ス
テップSF107では、レジスタVOLV(TR)にタ
ーゲットレジスタTGTに格納されている値を格納した
後、図7の再生処理ルーチンへ戻り、ステップSE2へ
進む。
【0051】また、ステップSF101の判断結果が
「YES」の場合、すなわち、カウントレジスタCTの
値が、スタイル番号STLNのスタイルテーブルSTL
TBLのトラック番号TRのミュートディレイMTDD
の値以上である場合には、ステップSF108へ進む。
ステップSF108では、レジスタVOLV(TR)の
値に1をインクリメントした後、ステップSF109へ
進む。
【0052】ステップSF109では、レジスタVOL
V(TR)の値が、スタイル番号STLNのスタイルテ
ーブルSTLTBLのトラック番号TRのオフセットボ
リュームOVLDの値以上であるか否かを判断する。こ
の判断結果が「NO」の場合には、なにもせず、図7の
再生処理ルーチンへ戻り、ステップSE2へ進む。いっ
ぽう、ステップSF109の判断結果が「YES」の場
合、すなわち、レジスタVOLV(TR)の値が、スタ
イル番号STLNのスタイルテーブルSTLTBLのト
ラック番号TRのオフセットボリュームOVLDの値以
上である場合には、ステップSF110へ進む。ステッ
プSF110では、レジスタVOLV(TR)に、スタ
イル番号STLNのスタイルテーブルSTLTBLのト
ラック番号TRのオフセットボリュームOVLDの値を
格納した後、図7の再生処理ルーチンへ戻り、ステップ
SE2へ進む。
【0053】尚、上述した実施例においては、自動伴奏
中に鍵盤の右鍵域のキーが押鍵されると、自動伴奏を直
ちに、あるいは、所定のレートでミュートし、右鍵域の
最後のキーが押鍵されてから所定時間経過後、所定のレ
ートで自動伴奏を復帰させている例を示したが、右鍵域
の最後のキーが離鍵されてから所定時間経過後、所定の
レートで自動伴奏を復帰させてもよい。また、上述した
実施例においては、発音中の音に関しては音量制御しな
い例を示したが、発音中の音についても音量制御するよ
うにしてもよい。さらに、上述した実施例においては、
ミュートのフェードイン/フェードアウトを一定のレー
トで制御する例を示したが、一定時間でミュート/ミュ
ート復帰するようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、自動伴奏がスタートした後、押鍵状態が検出されて
も、自動伴奏が急激に変化せず、徐々に変化するため、
自然な流れになるという効果がある。したがって、演奏
者および聴衆に不自然な感じを与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1および第2の実施例による電
子楽器の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のワーキングメモリ5に記憶されたスタ
イル毎のテーブルの構成の一例を示す図である。
【図3】 この発明の第1および第2の実施例による電
子楽器のCPU2のメインルーチンの処理を表すフロー
チャートである。
【図4】 この発明の第1および第2の実施例による電
子楽器のCPU2のキーイベント処理を表すフローチャ
ートである。
【図5】 この発明の第1および第2の実施例による電
子楽器のCPU2のスイッチイベント処理を表すフロー
チャートである。
【図6】 この発明の第1および第2の実施例による電
子楽器のCPU2のインタラプト処理を表すフローチャ
ートである。
【図7】 この発明の第1および第2の実施例による電
子楽器のCPU2の再生処理を表すフローチャートであ
る。
【図8】 この発明の第1の実施例による電子楽器のC
PU2のミュート処理を表すフローチャートである。
【図9】 この発明の第1および第2の実施例による電
子楽器のCPU2のノートデータ処理を表すフローチャ
ートである。
【図10】 この発明の第1および第2の実施例による
電子楽器のCPU2のカウント処理を表すフローチャー
トである。
【図11】 この発明の第1の実施例による自動伴奏の
ミュートの手法を説明するための図である。
【図12】 この発明の第2の実施例による自動伴奏の
ミュートの手法を説明するための図である。
【図13】 この発明の第2の実施例による電子楽器の
CPU2のミュート処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1……マイクロコンピュータ、2……CPU、3……テ
ンポクロック発生回路、4……プログラムメモリ、5…
…ワーキングメモリ、6……伴奏データメモリ、7……
鍵盤、7a……左鍵域、7b……右鍵域、8……押鍵検
出回路、9……操作パネル、9a……マスタボリュー
ム、9b……スタートスイッチ、9c……ストップスイ
ッチ、9d……スタイルスイッチ、10……スイッチ操
作検出回路、11……楽音信号形成回路、12……アン
プ、13……スピーカ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキーからなる鍵盤を具備し、自動
    伴奏機能を有する電子楽器において、 自動伴奏中に、演奏者によって前記鍵盤のいずれかのキ
    ーが押鍵された場合には、前記自動伴奏の音量を直ちに
    あるいは徐々に下げ、前記鍵盤の最後のある押鍵状態か
    ら所定時間経過後、前記自動伴奏の音量を徐々に復帰さ
    せる制御手段を具備することを特徴とする電子楽器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007298751A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Roland Corp 楽音制御装置および楽音制御プログラム

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