JPH0510116A - 水噴射装置付エンジン - Google Patents

水噴射装置付エンジン

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Publication number
JPH0510116A
JPH0510116A JP3159195A JP15919591A JPH0510116A JP H0510116 A JPH0510116 A JP H0510116A JP 3159195 A JP3159195 A JP 3159195A JP 15919591 A JP15919591 A JP 15919591A JP H0510116 A JPH0510116 A JP H0510116A
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JP
Japan
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water
cooling
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cooling water
passage
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Application number
JP3159195A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Hitomi
光夫 人見
Kazuaki Umezono
和明 梅園
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ノッキングの発生を抑制すべくエンジン本体に
接続された吸気通路部に水噴射手段によって水を噴射供
給するにあたり、吸気通路部に供給されるべき水の補給
が自動的に行われるものとなす。 【構成】吸気通路部(4)に配された水噴射弁(18)
と、排気通路部(8)における触媒コンバータ(31)
の下流側に配された排気ガス冷却部(45)と、排気通
路部(8)における排気ガス冷却手段(45)の下流側
に配された水回収タンク(42)と、水回収タンク(4
2)と水噴射弁(18)とを連通させて水回収タンク
(42)に貯留された水を水噴射弁(18)に供給する
連通路(44)とを備え、排気ガス冷却部(45)が、
触媒コンバータ(31)を経た排気ガスを冷却する水冷
式インタークーラ(47)及び水冷式インタークーラ
(47)により冷却された排気ガスをさらに冷却する空
冷式インタークーラ(48)を含むものとされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン本体に接続さ
れた吸気通路部に水を噴射する水噴射手段が備えられ
て、耐ノッキング性の向上が図られたものとされる水噴
射装置付エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載されるエンジンにおいて
は、例えば、圧縮比が高められることにより、あるい
は、過給機が用いられて吸気充填効率が向上せしめられ
ることによって、熱効率や燃焼性が高められ、それによ
り燃費が改善され、また、高出力化が図られる。そし
て、高出力化が図られたエンジンにあっては、熱効率や
燃焼性が高められたことに起因して、ノッキングが発生
し易くなる虞があるので、それに対する対策として、例
えば、特開昭59−126058号公報にも示される如くに、運
転状態に応じてエンジン本体に接続された吸気通路部に
水を噴射する水噴射装置を付設し、ノッキングが発生す
る虞がある状況のもとでは吸入空気の温度を低下させる
ようになすことが提案されている。斯かる吸気通路部に
水を噴射して吸入空気の温度を低下させる水噴射装置が
付設されたエンジンにあっては、ノッキングが発生する
虞がある状況のもとにおいて、吸気通路部に噴射された
水により温度が低下せしめられた吸入空気が燃焼室に供
給されることによって燃焼室内の温度低下がまねかれ、
その結果、ノッキングの発生が抑制されることになる。
【0003】このような燃焼室に供給される吸入空気の
温度を低下させるべく吸気通路部に水を噴射する水噴射
装置にあっては、通常、吸気通路部に臨設された水噴射
弁に電動式のポンプが配設された水パイプを介して水タ
ンクが接続される構成がとられ、制御部により、エンジ
ンの運転状態に基づいて水タンク内の水がポンプを通じ
て水噴射弁に導かれ、吸気通路部内に水の噴射供給が行
われるようにされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くの水噴射装
置が備えられて、高出力化に伴うノッキングの発生が抑
制されるものとされたエンジンにあっては、吸気通路部
に対する水の噴射が吸気通路部に臨設された水噴射弁に
より自動的に行われるようにされるが、水噴射弁に電動
式のポンプが配設された水パイプを介して接続される水
タンクに対する水の補給は、自動的には行われず、人手
に依存されるという不都合がある。
【0005】斯かる点に鑑み、本発明は、ノッキングの
発生を抑制すべくエンジン本体に接続された吸気通路部
に水噴射手段によって水を噴射供給するにあたり、水噴
射手段に対する吸気通路部に供給されるべき水の補給が
自動的に行われて、煩わしい人手に依る水補給作業が不
要とされる水噴射装置付エンジンを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る水噴射装置付エンジンは、吸気通路部
と排気通路部とが接続されたエンジン本体と、吸気通路
部に配され、エンジン本体の動作状態に応じて、吸気通
路部の内部に水を噴射供給する水噴射手段と、排気通路
部に配されて排気ガス浄化を行う触媒手段と、排気通路
部に配された排気ガス冷却部と、排気通路部における排
気ガス冷却部より下流側の部分に配され、排気通路部内
において生成される水を貯留する水貯留手段と、水貯留
手段と水噴射手段とを連通させ、水貯留手段に貯留され
た水を水噴射手段に供給する連通手段とを備え、排気ガ
ス冷却部が、排気通路部における触媒手段より下流側の
部分に配されて排気通路部内の排気ガスを冷却する水冷
手段、及び、排気通路部における水冷手段より下流側の
部分に配されて排気通路部内の水冷手段により冷却され
た排気ガスをさらに冷却する空冷手段を含むものとされ
て、構成される。
【0007】
【作用】上述の如くに構成される本発明に係る水噴射装
置付エンジンにおいては、排気通路部内の排気ガスが、
排気通路部における触媒手段より下流側の部分に配され
た水冷手段により冷却された後、排気通路部における水
冷手段より下流側の部分に配された空冷手段によりさら
に冷却される。それにより、排気通路部内の排気ガスの
冷却が極めて効果的に行われることになり、排気通路部
内において排気ガス中の水蒸気の凝縮による水が効率良
く生成される。そして、排気通路部内に生成された水が
水貯留手段に貯留されるとともに、連通手段によって水
貯留手段から水噴射手段に自動的に供給される。従っ
て、水噴射手段によって吸気通路部の内部に水が噴射供
給されるにあたり、水噴射手段に対しての人手による水
補給作業が不要とされることになる。
【0008】さらに、排気通路部内の排気ガスの冷却が
極めて効果的に行われることに基づき、排気通路部の下
流端側に設けられる消音器が、小型化が図られたものと
され得ることになる。
【0009】
【実施例】図2は、本発明に係る水噴射装置付エンジン
の一例を示す。
【0010】図2においては、エンジン本体1が複数の
シリンダを有するものとされて設けられており、各シリ
ンダに配されたピストンの上部に燃焼室3が形成されて
いる。複数の燃焼室3には、吸気通路部4の下流側部分
を形成し、燃料噴射弁6が臨設された複数の分岐吸気通
路7が、図示が省略された吸気弁を介して夫々連結され
るとともに、排気通路部8の上流側部分を形成する複数
の分岐排気通路9が、図示が省略された排気弁を介して
夫々連結されている。吸気通路部4には、その上流側か
ら順次、エアクリーナ10,エアフローセンサ12,吸
気通路部4を開閉制御するスロットル弁13,エンジン
本体1に配されたクランク軸の回転がベルト及び電磁ク
ラッチ15を介して選択的に伝達されて作動せしめられ
るリショルム型の過給機16、及び、水噴射弁18が臨
設されたサージタンク20が配されており、サージタン
ク20と複数の燃焼室3とが、複数の分岐吸気通路7の
夫々を介して連結されている。
【0011】過給機16に備えられた電磁クラッチ15
は、エンジンが比較的低速/低負荷運転状態にあるとき
には遮断状態をとり、また、エンジンが比較的高速/高
負荷運転状態にあるときには接続状態をとるものとされ
ており、それによって、過給機16は、エンジンが比較
的低速/低負荷運転状態にあるときには、クランク軸の
回転が伝達されず、非動作状態におかれ、また、エンジ
ンが比較的高速/高負荷運転状態にあるときには、クラ
ンク軸の回転が伝達されて、燃焼室3における吸気充填
率を高める過給動作状態におかれる。そして、燃焼室3
においては、吸気通路部4を通じた吸入空気と燃料噴射
弁6から噴射される燃料とで形成される混合気が供給さ
れて燃焼せしめられ、混合気の燃焼により生成された排
気ガスが排気通路部8に排出される。
【0012】吸気通路部4におけるスロットル弁13と
過給機16との間の部分とサージタンク20とは吸気バ
イパス22によって連結されており、吸気バイパス22
には、ソレノイド弁24により駆動されるダイアフラム
式の吸気バイパス制御弁25が設けられている。ソレノ
イド弁24は、それに供給される制御信号SSに応じ
て、エンジンが比較的低速/低負荷運転状態にあるとき
には、サージタンク20に得られる吸気圧が吸気バイパ
ス22を通じて吸気バイパス制御弁25の圧力室に導か
れることになる動作状態をとり、また、エンジンが比較
的高速/高負荷運転状態にあるときには、サージタンク
20に得られる吸気圧が吸気バイパス制御弁25の圧力
室に導かれないことになる動作状態をとるものとされて
いる。それにより、吸気バイパス制御弁25は、エンジ
ンが比較的低速/低負荷運転状態にあって過給機16が
非動作状態におかれるときには、吸気バイパス22を開
通状態とし、それにより、吸気通路部4におけるスロッ
トル弁13を通じた吸入空気が吸気バイパス22を通じ
て直接にサージタンク20に流入することになって、吸
入空気に対する通路抵抗が低減せしめられる。
【0013】また、吸気バイパス制御弁25は、エンジ
ンが比較的高速/高負荷運転状態にあって過給機16が
過給動作状態におかれるときには、吸気通路部4におけ
る過給機16より下流側の部分における吸気圧が予め設
定された充分に高い値以下とされる所定の値となるよう
に、吸気バイパス22における還流量を制御し、それに
より、吸気通路部4におけるスロットル弁13を通じた
吸入空気が過給機16による過給に供され、サージタン
ク20に比較的高い吸気圧が得られることになる。そし
て、斯かるもとで、吸気通路部4における過給機16よ
り下流側の部分における吸気圧が予め設定された充分に
高い値を越えるものとされると、ソレノイド弁24が、
サージタンク20に得られる吸気圧が吸気バイパス22
を通じて吸気バイパス制御弁25の圧力室に導かれて、
吸気バイパス制御弁25が吸気バイパス22を開状態と
することになる状態をとるものとされ、それにより、サ
ージタンク20に得られる吸気圧が吸気バイパス22を
通じて低下せしめられて、吸気通路部4における過給機
16より下流側の部分における吸気圧が予め設定された
充分に高い値以下となるように調整され、吸気通路部4
内における吸気圧が過大となって各部に悪影響を及ぼす
ことになる事態が回避される。
【0014】サージタンク20に臨設された水噴射弁1
8には、水位センサ27が配された水供給タンク29が
備えられている。そして、水噴射弁18は、吸気通路部
4内における吸入空気量及び吸気負圧,エンジン本体1
についての冷却水の温度、及び、エンジン回転数等のエ
ンジンの運転状態をあらわす各種の要素についての検出
出力信号に加えて、水位センサ27からの水供給タンク
29における水位についての検出出力信号SWが供給さ
れる制御部30から送出される制御駆動パルス信号CA
により動作制御される。
【0015】制御部30は、エンジンが比較的低速/低
負荷運転状態にあるとき、水噴射弁18に対する制御駆
動パルス信号CAの供給を行わず、水噴射弁18に非作
動状態をとらせ、また、エンジンが比較的高速/高負荷
運転状態にあるとき、水噴射弁18に制御駆動パルス信
号CAを供給して、水噴射弁18に作動状態をとらせ
る。作動状態をとるものとされた水噴射弁18は、例え
ば、エンジン本体1に配されたクランク軸の回転に同期
した所定のタイミングをもって、水供給タンク29内の
水をサージタンク20内に噴射供給する。それにより、
サージタンク20内に導入されて燃焼室3に導かれる吸
入空気の温度が水噴射弁18から噴射された水により低
下せしめられ、その結果、燃焼室3内の温度が低減され
てノッキングの発生が抑制される。
【0016】また、エンジン本体1に対して冷却水循環
通路部50が設けられており、この冷却水循環通路部5
0は、クランク軸の回転が伝達されて駆動されるポンプ
51から吐出される冷却水をエンジン本体1内に設けら
れた冷却水路に導く第1の冷却水通路52,エンジン本
体1内に設けられた冷却水路を通じた冷却水を開閉弁5
3に導く第2の冷却水通路54、及び、ラジエータ55
が配設され、開閉弁53を通じた冷却水をポンプ51に
戻す第3の冷却水通路56を含んで構成されている。ラ
ジエータ55は、第3の冷却水通路56内の冷却水と大
気との間の熱交換を生じさせて第3の冷却水通路56内
の冷却水の温度を低下させる熱交換器を形成しており、
エンジンが運転状態にあるときにはファン55aの作動
による通風が行われ、第3の冷却水通路56を通じてポ
ンプ51に戻される冷却水の温度低下を効果的に生じさ
せるものとされている。
【0017】冷却水循環通路部50に配された開閉弁5
3は、例えば、サーモスタットが付設されたものとされ
て、エンジン本体1から第2の冷却水通路54に流出し
た冷却水の温度が、例えば、90℃とされる比較的高い
値未満であるとき、第2の冷却水通路54と第3の冷却
水通路56とを遮断状態となす閉状態をとって、第2の
冷却水通路54を通じた冷却水が、第3の冷却水通路5
6に配設されたラジエータ55に導かれることなく、後
述される排気ガス冷却部45に導かれるようになし、ま
た、エンジン本体1から第2の冷却水通路54に流出し
た冷却水の温度が90℃以上であるときには、第2の冷
却水通路54と第3の冷却水通路56とを連通状態とな
す開状態をとって、第2の冷却水通路54を通じた冷却
水が、第3の冷却水通路56を通じてラジエータ55に
導かれるとともに排気ガス冷却部45にも導かれるよう
にする。
【0018】一方、燃焼室3から排気通路部8に排出さ
れた排気ガスは、排気通路部8にその上流側から順次配
された、排気ガス浄化を行う触媒コンバータ31,排気
ガス冷却部45、及び、消音器34を通過した後外部に
排出される。また、排気通路部8における排気ガス冷却
部45と消音器34との間となる部分に、水回収タンク
42が設けられていて、この水回収タンク42と水噴射
弁18における水供給タンク29とは、連通路44によ
って連結されている。連通路44には、制御部30から
送出される制御信号CPにより動作制御されるポンプ4
3が配されている。
【0019】図1に示される如く、排気ガス冷却部45
は、排気通路部8における触媒コンバータ31より下流
側の部分に配され、排気通路部8内の排気ガスと大気と
の間における熱交換を生じさせて排気通路部8内の排気
ガスを冷却する第1の空冷式インタークーラ46,排気
通路部8における第1の空冷式インタークーラ46より
下流側の部分に配されてエンジン本体1から第2の冷却
水通路54に流出した冷却水が供給されるものとなさ
れ、排気通路部8内における第1の空冷式インタークー
ラ46により冷却された排気ガスと冷却水との間におけ
る熱交換を生じさせて、第1の空冷式インタークーラ4
6により冷却された排気ガスを冷却する水冷式インター
クーラ47、及び、排気通路部8における水冷式インタ
ークーラ47より下流側の部分に配され、排気通路部8
内における第1の空冷式インタークーラ46及び水冷式
インタークーラ47により冷却された排気ガスと大気と
の間における熱交換を生じさせて、第1の空冷式インタ
ークーラ46と水冷式インタークーラ47とにより冷却
された排気ガスをさらに冷却する第2の空冷式インター
クーラ48を含んで構成されている。そして、排気通路
部8における第1の空冷式インタークーラ46と水冷式
インタークーラ47との間の部分には、制御部30から
送出される制御信号CBにより動作制御される開閉弁3
2が設けられており、また、排気通路部8における第1
の空冷式インタークーラ46と開閉弁32との間の部分
と、水冷式インタークーラ47と第2の空冷式インター
クーラ48との間の部分とは、排気バイパス36を介し
て連結されており、排気バイパス36には、開閉弁32
に、例えば、リンクを介して連結されて、開閉弁32に
連動して作動せしめられる開閉弁35が配されている。
開閉弁35は、開閉弁32が開状態もしくは閉状態とさ
れるとき、それとは逆に、閉状態もしくは開状態をとる
ものとされている。
【0020】第1及び第2の空冷式インタークーラ46
及び48の夫々は、排気ガスが並列配置された複数のパ
イプ状部を通じて流れるものとされている。また、水冷
式インタークーラ47には冷却水導入口47a及び冷却
水導出口47bが設けられており、冷却水導入口47a
は、一端部が冷却水循環通路部50の第2の冷却水通路
54に接続された第1の特設冷却水通路40の他端部に
接続され、また、冷却水導出口47bは、一端部が冷却
水循環通路部50の第3の冷却水通路56におけるラジ
エータ55とポンプ51との間となる部分に接続された
第2の特設冷却水通路41の他端部に接続されていて、
第1の特設冷却水通路40には、制御部30から送出さ
れる制御信号CQにより動作制御されるポンプ37が配
されている。ポンプ37が配された第1の特設冷却水通
路40、及び、水冷式インタークーラ47とポンプ51
とを連結する第2の特設冷却水通路41も、冷却水循環
通路部50の一部を形成するものとされている。
【0021】第1の特設冷却水通路40に配されたポン
プ37は、エンジン本体1から第2の冷却水通路54に
流出した冷却水の温度が90℃未満であって、開閉弁5
3が第2の冷却水通路54と第3の冷却水通路56とを
遮断状態となす閉状態におかれ、エンジン本体1から第
2の冷却水通路54に流出した冷却水が、全て第1の特
設冷却水通路40を通じて水冷式インタークーラ47に
導かれるときには、開閉弁53のサーモスタットから制
御部30に供給される検出出力信号STに基づいて制御
部30により形成される制御信号CQの制御部30から
の供給がなされず、非作動状態におかれ、また、エンジ
ン本体1から第2の冷却水通路54に流出した冷却水の
温度が90℃以上となって、開閉弁53が第2の冷却水
通路54と第3の冷却水通路56とを連通状態となす開
状態におかれ、エンジン本体1から第2の冷却水通路5
4に流出した冷却水が、第3の冷却水通路56を通じて
ラジエータ55に導かれるとともに第1の特設冷却水通
路40を通じて水冷式インタークーラ47にも導かれる
ときには、開閉弁53のサーモスタットから制御部30
に供給される検出出力信号STに基づいて制御部30に
より形成される制御信号CQが制御部30から供給され
て作動状態におかれ、それにより、第2の冷却水通路5
4から第1の特設冷却水通路40を通じて水冷式インタ
ークーラ47に導かれる冷却水の適切な量が確保され
る。
【0022】排気バイパス36に配された開閉弁35が
連結された開閉弁32は、エンジン本体1から第2の冷
却水通路54に流出した冷却水の温度が90℃未満であ
って、開閉弁53が第2の冷却水通路54と第3の冷却
水通路56とを遮断状態となす閉状態におかれるとき、
あるいは、エンジン本体1から第2の冷却水通路54に
流出した冷却水の温度が90℃以上であって、開閉弁5
3が第2の冷却水通路54と第3の冷却水通路56とを
連通状態となす開状態におかれるもとで、第3の冷却水
通路56におけるラジエータ55の下流側の部分に設け
られた水温センサ57により検出される冷却水の温度
が、例えば、80℃とされる比較的高い所定の値未満で
あるときには、開閉弁53のサーモスタットから制御部
30に供給される検出出力信号ST、及び、水温センサ
57から制御部30に供給される検出出力信号SUに基
づいて制御部30により形成される制御信号CBが、制
御部30から供給されて開状態をとるものとされる。
【0023】また、開閉弁32は、エンジン本体1から
第2の冷却水通路54に流出した冷却水の温度が90℃
以上であって、開閉弁53が第2の冷却水通路54と第
3の冷却水通路56とを連通状態となす開状態におかれ
るもとで、水温センサ57により検出される冷却水の温
度が80℃以上であるときには、開閉弁53のサーモス
タットから制御部30に供給される検出出力信号ST、
及び、水温センサ57から制御部30に供給される検出
出力信号SUに基づいて制御部30により形成される制
御信号CBの制御部30からの供給が停止されて閉状態
をとるものとされる。
【0024】それにより、排気バイパス36に配された
開閉弁35は、エンジン本体1から第2の冷却水通路5
4に流出した冷却水の温度が90℃未満であるとき、あ
るいは、エンジン本体1から第2の冷却水通路54に流
出した冷却水の温度が90℃以上であるもとで、水温セ
ンサ57により検出される冷却水の温度が80℃未満で
あるとき、閉状態をとるものとされ、また、エンジン本
体1から第2の冷却水通路54に流出した冷却水の温度
が90℃以上であるもとで、水温センサ57により検出
される冷却水の温度が80℃以上であるとき、開状態を
とるものとされる。
【0025】従って、エンジン本体1から第2の冷却水
通路54に流出した冷却水の温度が90℃未満であると
き、あるいは、エンジン本体1から第2の冷却水通路5
4に流出した冷却水の温度が90℃以上であるもとで、
水温センサ57により検出される第3の冷却水通路56
におけるラジエータ55の下流側の部分の冷却水の温度
が80℃未満であるときには、排気通路部8内において
触媒コンバータ31を通じ、さらに、第1の空冷式イン
タークーラ46を通じた排気ガスが、排気バイパス36
に導かれることなく、開閉弁32を通じて水冷式インタ
ークーラ47を通過するものとされ、水冷式インターク
ーラ47において、第1及び第2の特設冷却水通路40
及び41を流通する冷却水により効果的に冷却される。
このようにして、排気通路部8内において、触媒コンバ
ータ31を通じた排気ガスが、先ず、第1の空冷式イン
タークーラ46において冷却され、続いて、水冷式イン
タークーラ47において効果的に冷却され、次に、第2
の空冷式インタークーラ48においてさらに冷却される
ことにより、排気通路部8内における空冷式インターク
ーラ48より下流側の部分において、排気ガス中の水蒸
気の凝縮による水の生成が効率よく行われ、その生成さ
れた水が水回収タンク42に貯留される。
【0026】また、エンジン本体1から第2の冷却水通
路54に流出した冷却水の温度が90℃未満であるとき
には、第2の冷却水通路54とラジエータ55が配され
た第3の冷却水通路56とが、閉状態をとる開閉弁53
により遮断状態とされて、ラジエータ55により温度が
低下せしめられた冷却水がポンプ51に戻されることが
なく、水冷式インタークーラ47において排気ガスの冷
却に用いられ、それにより温度が上昇せしめられた冷却
水が、第2の特設冷却水通路41を通じてポンプ51に
戻され、その温度が上昇せしめられた冷却水が、ポンプ
51から第1の冷却水通路52を通じてエンジン本体1
に導かれるので、エンジン本体1が暖機運転状態にある
場合には、暖機の促進が図られることになる。
【0027】一方、エンジン本体1から第2の冷却水通
路54に流出した冷却水の温度が90℃以上であるもと
で、水温センサ57により検出される第3の冷却水通路
56におけるラジエータ55の下流側の部分の冷却水の
温度が80℃以上であるときには、排気通路部8内にお
いて触媒コンバータ31により浄化され、第1の空冷式
インタークーラ46を通じた排気ガスが、水冷式インタ
ークーラ47を通じることなく、排気バイパス36を通
じて、排気通路部8における水冷式インタークーラ47
と第2の空冷式インタークーラ48との間の部分に導か
れる。従って、斯かる際には、排気通路部8内の排気ガ
スの冷却は第1及び第2の空冷式インタークーラ46及
び48によってのみ行われ、第1の特設冷却水通路40
を通じて水冷式インタークーラ47に導かれた冷却水
は、水冷式インタークーラ47において排気ガスにより
昇温せしめられることなく、水冷式インタークーラ47
から第2の特設冷却水通路41を通じてポンプ51に戻
される。そして、斯かる際においては、エンジン本体1
から第2の冷却水通路54に流出した冷却水の温度が9
0℃となって、開閉弁53が閉状態から開状態をとるも
のとされることにより、第2の冷却水通路54と第3の
冷却水通路56とが連通状態とされて、ポンプ51に
は、第3の冷却水通路56に配されたラジエータ55に
より降温せしめられた冷却水が戻される。従って、冷却
水循環通路部50内を循環せしめられる冷却水の温度上
昇が抑制され、エンジン本体1にオーバーヒートが生じ
る事態が防止される。
【0028】さらに、連通路44に配されたポンプ43
は、エンジンが比較的低速/低負荷運転状態にあると
き、及び、水供給タンク29における水位が所定以上で
あるときには、制御部30からの制御信号CPの供給が
行われず、非作動状態におかれ、また、エンジンが比較
的高速/高負荷運転状態にあり、かつ、水供給タンク2
9における水位が所定未満であるときには、制御部30
から制御信号CPが供給されて作動状態におかれる。そ
して、第1の空冷式インタークーラ46,水冷式インタ
ークーラ47及び第2の空冷式インタークーラ48を含
む排気ガス冷却部45における排気ガスの冷却により生
成されて水回収タンク42内に貯留された水は、ポンプ
43が作動状態におかれたとき、連通路44を通じて水
供給タンク29に供給される。このように、エンジンが
比較的高速/高負荷運転状態にあって、水噴射弁18
が、過給機16による過給動作によって吸気充填効率が
高められたことに起因するノッキングの発生を抑制すべ
く、サージタンク20内に水供給タンク29内の水を噴
射供給する状態にあるとき、水回収タンク42内に貯留
された水が水噴射弁18における水供給タンク29に自
動的に供給されるようになされることにより、水噴射弁
18における水供給タンク29に対しての人手による水
補給作業が不要とされる。なお、水回収タンク42は、
図示が省略された水排出口から、過剰な水が外部に排出
されるようになされている。
【0029】それに加え、排気通路部8内を第1の空冷
式インタークーラ46,水冷式インタークーラ47及び
第2の空冷式インタークーラ48を含む排気ガス冷却部
45を経て消音器34に達する排気ガスが、排気ガス冷
却部45において効果的に冷却されることに基づき、消
音器34を、その性能を低下させることなく、小型化が
図られたものとなすことができる。
【0030】なお、上述の例においては、排気通路部8
に配された排気ガス冷却部45が、第1の空冷式インタ
ークーラ46,水冷式インタークーラ47及び第2の空
冷式インタークーラ48が縦列配置されて構成されたも
のとなされているが、本発明に係る水噴射装置付エンジ
ンにあっては、例えば、排気通路部8における触媒コン
バータ31から水冷式インタークーラ47までの距離が
比較的大とされる場合等において、排気ガス冷却部45
が第1の空冷式インタークーラ46を含むことなく構成
されるようになされてもよい。さらに、上述の例におい
ては、サージタンク20内に対する水噴射が、エンジン
が比較的高速/高負荷運転状態にあるとき行われるよう
にされているが、本発明に係る水噴射装置付エンジン
は、サージタンク20内に対する水噴射が、エンジンが
比較的高速/高負荷運転状態にあるときに加えて、比較
的低速/低負荷運転状態にあるときにも行われるように
されて、排気ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)の
低減が図られるようになされてもよい。斯かる場合に
は、連通路44に配されたポンプ43についての動作制
御が、水噴射弁18の水供給タンク29における水位の
状態に応じて行われるようにされる。
【0031】また、上述の例においては、エンジン本体
1から第2の冷却水通路54に流出した冷却水の温度
が、例えば、90℃以上とされる比較的高い値以上であ
り、かつ、水温センサ57により検出される第3の冷却
水通路56におけるラジエータ55の下流側の部分の冷
却水の温度が、例えば、80℃以上とされる比較的高い
値以上であるときには、排気通路部8内において第1の
空冷式インタークーラ46を通じた排気ガスが、水冷式
インタークーラ47には導かれず、排気バイパス36を
通じて第2の空冷式インタークーラ48に導かれるよう
になされているが、本発明に係る水噴射装置付エンジン
は、排気通路部8に排気バイパス36が設けられず、エ
ンジン本体1から第2の冷却水通路54に流出した冷却
水の温度が、例えば、90℃以上とされる比較的高い値
以上であり、かつ、水温センサ57により検出される第
3の冷却水通路56におけるラジエータ55の下流側の
部分の冷却水の温度が、例えば、80℃以上とされる比
較的高い値以上であるときにおいても、排気通路部8内
において第1の空冷式インタークーラ46を通じた排気
ガスが、水冷式インタークーラ47を通じて、第2の空
冷式インタークーラ48に導かれるようにされ、水冷式
インタークーラ47において第1及び第2の特設冷却水
通路40及び41を流通する冷却水との熱交換が行われ
るようになされてもよい。斯かる場合には、水冷式イン
タークーラ47から第2の特設冷却水通路41を通じて
昇温された冷却水がポンプ51に戻されても、第3の冷
却水通路56に配されたラジエータ55により降温され
た冷却水がポンプ51に戻されることにより、ポンプ5
1から第1の冷却水通路52を通じてエンジン本体1に
導かれる冷却水の温度上昇が抑制される。
【0032】さらに、本発明に係る水噴射装置付エンジ
ンによれば、エンジン本体の作動が開始されると短時間
のうちに排気通路部内に排気ガス中の水蒸気の凝縮によ
る水の生成が充分になされる状態がとられるので、上述
の例における水噴射弁18に設けられた水供給タンク2
9及び水回収タンク42に貯留された水は、エンジン本
体1の作動が停止されたときには、凍結等を防止すべ
く、排除されるようになされることが望ましい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る水噴射装置付エンジンによれば、ノッキングの発生
を抑制すべくエンジン本体に接続された吸気通路部の内
部に水噴射手段によって水を噴射供給するにあたり、排
気通路部内の排気ガスが、排気通路部における触媒手段
より下流側の部分に配された水冷手段により冷却された
後、排気通路部における水冷手段より下流側の部分に配
された空冷手段によりさらに冷却されて、排気通路部内
の排気ガスの冷却が極めて効果的に行われる状態とさ
れ、それにより、排気通路部内において排気ガス中の水
蒸気の凝縮による水が効率良く生成されて、その排気通
路部内に生成された水が水貯留手段に貯留されるととも
に、連通手段によって水貯留手段から水噴射手段に自動
的に供給されるので、吸気通路部の内部に水を噴射供給
する水噴射手段に対しての、煩わしい人手による水補給
作業が不要とされることになる。
【0034】さらに、排気通路部内の排気ガスの冷却が
極めて効果的に行われることに基づき、排気通路部の下
流端側に設けられる消音器を、その性能を損なうことな
く、小型化が図られたものとなすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水噴射装置付エンジンの一例に用
いられる排気ガス冷却部の一例を示す概略構成図であ
る。
【図2】本発明に係る水噴射装置付エンジンの一例を示
す概略構成図である。
【符号の説明】
3 燃焼室 4 吸気通路部 18 水噴射弁 20 サージタンク 27 水位センサ 29 水供給タンク 30 制御部 31 触媒コンバータ 34 消音器 42 水回収タンク 43 ポンプ 44 連通路 45 排気ガス冷却部 46 第1の空冷式インタークーラ 47 水冷式インタークーラ 48 第2の空冷式インタークーラ 50 冷却水循環通路部 53 開閉弁 55 ラジエータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気通路部と排気通路部とが接続されたエ
    ンジン本体と、 上記吸気通路部に配され、上記エンジン本体の動作状態
    に応じて、上記吸気通路部の内部に水を噴射供給する水
    噴射手段と、 上記排気通路部に配されて排気ガスの浄化を行う触媒手
    段と、 上記排気通路部における上記触媒手段より下流側の部分
    に配され、該排気通路部内の排気ガスを冷却する水冷手
    段と、 上記排気通路部における上記水冷手段より下流側の部分
    に配され、上記排気通路部内の上記水冷手段により冷却
    された排気ガスをさらに冷却する空冷手段と、 上記排気通路部における上記空冷手段より下流側の部分
    に配され、該排気通路部内において生成される水を貯留
    する水貯留手段と、 該水貯留手段と上記水噴射手段とを連通させ、上記水貯
    留手段に貯留された水を上記水噴射手段に供給する連通
    手段と、 を備えて構成される水噴射装置付エンジン。
  2. 【請求項2】水冷手段が、上記エンジン本体に対して設
    けられた冷却水循環通路部内を流通する冷却水を利用し
    て、上記排気通路部内の排気ガスの冷却を行うものとさ
    れたことを特徴とする請求項1記載の水噴射装置付エン
    ジン。
  3. 【請求項3】冷却水循環通路部に配され、該冷却水循環
    通路部内の冷却水を冷却する冷却水空冷手段と、上記冷
    却水循環通路部に設けられ、上記エンジン本体を通じる
    冷却水の温度が所定の値未満であるとき、上記水冷手段
    及び上記冷却水空冷手段のうちの上記水冷手段のみを上
    記冷却水循環通路部内の冷却水が流通する状態となすと
    ともに、上記エンジン本体を通じる冷却水の温度が上記
    所定の値以上であるとき、上記水冷手段及び上記冷却水
    空冷手段の双方を上記冷却水循環通路部内の冷却水が流
    通する状態となす冷却水循環径路変更手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項2記載の水噴射装置付エンジン。
  4. 【請求項4】排気通路部における上記触媒手段と上記水
    冷手段との間の位置に配され、上記排気通路部内の排気
    ガスを冷却する前段空冷手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の水噴射装置付エンジン。
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