JPH0510353A - デイスクブレ−キパツドおよびその製造法 - Google Patents

デイスクブレ−キパツドおよびその製造法

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JPH0510353A
JPH0510353A JP15794191A JP15794191A JPH0510353A JP H0510353 A JPH0510353 A JP H0510353A JP 15794191 A JP15794191 A JP 15794191A JP 15794191 A JP15794191 A JP 15794191A JP H0510353 A JPH0510353 A JP H0510353A
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JP
Japan
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layer
friction material
heat
back plate
treated
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Pending
Application number
JP15794191A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Hara
泰啓 原
Mitsuhiro Inoue
光弘 井上
Akio Baba
日男 馬場
Takuji Ito
拓二 伊藤
Takaaki Kurita
高明 栗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高温焼成を行った摩擦材とバックプ−トとの間
の接着性を向上させる。 【構成】非酸化性雰囲気300℃以上で熱処理をした摩
擦材とバックプレ−トとの間に、摩擦材成形粉を挾んで
一体に熱圧成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に自動車に用いら
れるディスクブレ−キパッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用ディスクブレ−キパッ
ドは、繊維基材と、摩擦・摩耗調整剤等よりなる充填剤
と、フェノ−ル樹脂等の熱硬化性樹脂結合剤とを用い、
これを秤量し混合して予備成形し、つぎに予備成形した
ものをバックプレ−トと一体に熱圧プレスし、200℃
〜300℃の温度で熱処理をして製造している。
【0003】しかしながら、このような製造法によって
得られたディスクブレ−キパッドでは、特に結合剤であ
る熱硬化性樹脂が高温下で分解し、その時発生する熱分
解物が摩擦材の摩擦係数を低下させる原因となってい
る。そのため、下り坂等の制動のような高温・高負荷の
制動においては、フェ−ド現象と呼ばれる制動力の低下
現象が起こるという問題点がある。また、この熱分解物
は一般走行時にあっては、鳴きの原因になっていること
も知られている。
【0004】これに対して、特公昭59−113038
号公報、特公昭59−25865号公報、特公昭62−
142638号公報に示されるように、ディスクブレ−
キパッドを非酸化性雰囲気において、熱硬化性樹脂のガ
ラス転移点以上で熱処理し、高温・高負荷の制動におい
ても熱分解物が発生しないようにする方法も知られてい
る。また、成形したディスクブレ−キパッドの表面を5
00℃以上の高温で数分間熱処理し、高温・高負荷の制
動においても熱分解物が発生しないようにする方法も知
られている。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、前者の
方法に従いディスクブレ−キパッドを製造すると、バッ
クプレ−トと摩擦材との間の接着剤が熱処理によつて劣
化し、バックプレ−トが剥離するという問題ある。その
ため、バックプレ−トと摩擦材とをリベット止めする必
要が生じ、摩耗代が少なくなるという課題がある。ま
た、後者の方法によると、摩擦材の表面にのみ熱分解の
発生しない層が形成されるだけで、摩耗が進むと十分な
効果が得られない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するためになされたものであり、繊維基材、有機系結
合剤、充填剤からなる摩擦材を非酸化性雰囲気において
300℃以上で熱処理を施した第一層と、繊維基材、有
機結合剤、充填剤からなる摩擦材を熱処理を施さない第
二層と、バックプレ−トとを一体に形成してなることを
特徴とするものである。
【0007】詳述するに、本発明で用いる繊維基材は、
スチ−ル繊維、真鍮繊維、銅繊維、亜鉛繊維、アルミ繊
維等の金属繊維や、ガラス繊維、セラミック繊維、チタ
ン酸カリウム繊維、ウォラストナイト、スラグウ−ル等
の無機繊維のいずれか1種類を含む一般に摩擦材で用い
られる繊維を用いることができる。また、有機系結合剤
には、フェノ−ル樹脂や、メラミン樹脂等の熱硬化性樹
脂や、NBR、SBR等一般に摩擦材で用いられる樹脂
を用いることができる。さらに、充填剤は、黒鉛、カシ
ュ−ダスト、クレ−、硫酸バリウム、アルミ粉、銅粉等
の摩擦調整剤を用いることができる。
【0008】そして、第一層の摩擦材を成形するには、
それらの繊維基材、有機結合剤、充填剤を混合した成形
粉を、常温で圧力5MPaから50MPaで予備成形す
る。その後、成形温度80℃乃至200℃で、圧力10
MPa乃至100MPaで成形する。そして、200℃
乃至300℃で1時間乃至10時間のアフタ−キュアを
行う。次ぎに、第1層を非酸化性雰囲気中で300℃以
上の温度で熱処理を行う。即ち、窒素、アルゴン、ヘリ
ウム等の非酸化性雰囲気中で、有機結合剤のガラス移転
点に相等する300℃以上の温度で有機結合剤が十分に
炭化する時間だけ保持する。保持時間は、30分以上2
時間以内保持することが好ましい。この時間以下では有
機結合剤の炭化が十分に進まず、またこの時間以上であ
ると摩擦材の強度が低下する。
【0009】次ぎに、第2層の摩擦材を成形するには、
摩擦材で一般に用いられている繊維基材と有機結合剤と
充填剤とを混合した成形粉を、第一層と同様に常温で、
圧力5MPa乃至50MPaで予備成形する。
【0010】そして、第一層と第二層とバックプレ−ト
とを一体に成形するには、ショットブラスト等でバック
ブレ−トを表面処理して洗浄し、表面にフェノ−ル系又
はニトリルゴム系等の一般に摩擦材を接着するのに用い
られている接着剤を塗布し、その上面に第二層を重ね、
更にその上面に第層一を重ね、第一層を成形したのと同
様に成形温度80℃乃至200℃で圧力10MPa乃至
100MPで成形する。そして、200℃乃至300℃
で1時間乃至10時間のアフタ−キュアを行う。なお、
第一層と第二層を重ねるに際し、フェノ−ル樹脂系の接
着剤を第一層の裏面に塗布すると、より接着強度が高ま
り好ましい。一体成形終了後、所定の厚さに研磨を行
う。成形した形状は、図1、図2に示すような形状でも
良いが、図3、図4に示すような形状にしても良い。
【0011】
【作用】本発明は、前記の手段により、接着面は高温の
熱処理を受けないので、バックプレ−トと摩擦材との間
の接着剤が熱処理によって劣化して、バックプレ−トが
剥離することがない。したがって、リペット止めの必要
がなくなり煩雑な製造工程の必要がなくなる。そして、
リベット止めに比べ十分な摩耗代が得られる。第二層も
摩擦特性は第一層に比べ悪いが、その分も摩耗代として
扱える。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図1及び図2に基づき以下
説明する。図1は、本発明に係わるディスクプレ−ト正
面図、図2は図1のA−A断面図を示す。まず、スチ−
ル繊維30部、フェノ−ル樹脂20部、黒鉛30部、硫
酸バリュウム20部をニ−ダによって混練する。次に、
この材料を常温で圧力20MPaの条件で予備成形し、
予備成形した材料を150℃、圧力50MPaで10分
間成形する。そして、窒素ガスを流した非酸化性雰囲気
炉内で500℃で1時間熱処理した後、第一層の厚さを
8mmに研磨し、そして、第二層との境界となる面にフ
ェノ−ル樹脂系接着剤を塗布する。
【0013】次ぎに、スチ−ル繊維30部、フェノ−ル
樹脂20部、黒鉛30部、硫酸バリュウム20部をニ−
ダによって混練する。次ぎに、この材料を常温で20M
Paの条件で第2層を予備成形する。
【0014】バックプレ−トは厚さ6mmのものを用い
てショットブラストによって表面処理した後、フエノ−
ル樹脂系接着剤を塗布する。
【0015】さらに、第1層、第2層、バックプレ−ト
を重ねて150℃、圧力50MPaで10分間成形し、
そして、200℃で2時間熱処理をする。そして、最後
に成形品を厚さ17mmに研磨し、所定のディスクブレ
−キパッドを得た。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高温で熱処理した摩擦材とバックプレ−トの間が剥離す
ることがないので、バックプレ−トと摩擦材とをリベッ
ト止めする必要がなく、高温、高負荷の特性が良く、摩
擦代の大きいディスクブレ−キバッドが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】本発明の他の実施例を示す正面図。
【図4】図3のB−B断面図。 符号の説明 1.ディスクブレ−キパッド 2.第一層(非酸化性雰囲気熱処理層) 3.第二層 4.バックプレ−ト
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 拓二 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内 (72)発明者 栗田 高明 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維基材、有機系結合剤、充填剤からな
    る摩擦材を非酸化性雰囲気において300℃以上で熱処
    理を施した第一層と、繊維基材、有機結合剤、充填剤か
    らなる摩擦材を熱処理を施さない第二層と、バックプレ
    −トとを一体に形成してなることを特徴とするディスク
    ブレ−キパッド。
  2. 【請求項2】 バックプレ−トに繊維基材、有機結合
    剤、充填剤を混合した摩擦材成形粉を載置し、その摩擦
    材成形粉の上に繊維基材、結城結合剤、充填剤を混合し
    熱圧成形した後非酸化性雰囲気において300℃以上で
    熱処理した摩擦材を載置し、熱圧成形によって一体に成
    形することを特徴とするディスクブレ−キパッドの製造
    法。
JP15794191A 1991-06-28 1991-06-28 デイスクブレ−キパツドおよびその製造法 Pending JPH0510353A (ja)

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JP15794191A JPH0510353A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 デイスクブレ−キパツドおよびその製造法

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JP15794191A Pending JPH0510353A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 デイスクブレ−キパツドおよびその製造法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008020071A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Akebono Corp (North America) 複数層の摩擦材のブレーキパッド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008020071A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Akebono Corp (North America) 複数層の摩擦材のブレーキパッド

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