JPH05104646A - 繊維補強熱可塑性樹脂偏肉管の製造方法 - Google Patents
繊維補強熱可塑性樹脂偏肉管の製造方法Info
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- JPH05104646A JPH05104646A JP3270990A JP27099091A JPH05104646A JP H05104646 A JPH05104646 A JP H05104646A JP 3270990 A JP3270990 A JP 3270990A JP 27099091 A JP27099091 A JP 27099091A JP H05104646 A JPH05104646 A JP H05104646A
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- JP
- Japan
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- thermoplastic resin
- core
- fiber
- pipe
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 長手方向において肉厚が部分的に異なる繊維
補強熱可塑性樹脂偏肉管の製造方法を提供すること。 【構成】 本発明の製造方法は、熱可塑性樹脂をマトリ
ックスとするプリプレグ又は繊維補強熱可塑性樹脂パイ
プを、熱膨張性の中子と該中子の外側に配された外型と
の間に介在させると共に、該プリプレグ又は該繊維補強
熱可塑性樹脂パイプと該中子との間に、熱可塑性樹脂を
マトリックスとする別のプリプレグ又は別の繊維補強熱
可塑性樹脂パイプを介在させ、ついで前記熱可塑性樹脂
の可塑化温度以上の温度にこれらのプリプレグ又は繊維
補強熱可塑性樹脂パイプおよび中子を加熱して該中子を
膨張させた後、これらを冷却することからなる。
補強熱可塑性樹脂偏肉管の製造方法を提供すること。 【構成】 本発明の製造方法は、熱可塑性樹脂をマトリ
ックスとするプリプレグ又は繊維補強熱可塑性樹脂パイ
プを、熱膨張性の中子と該中子の外側に配された外型と
の間に介在させると共に、該プリプレグ又は該繊維補強
熱可塑性樹脂パイプと該中子との間に、熱可塑性樹脂を
マトリックスとする別のプリプレグ又は別の繊維補強熱
可塑性樹脂パイプを介在させ、ついで前記熱可塑性樹脂
の可塑化温度以上の温度にこれらのプリプレグ又は繊維
補強熱可塑性樹脂パイプおよび中子を加熱して該中子を
膨張させた後、これらを冷却することからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長手方向において肉厚
が部分的に異なる繊維補強熱可塑性樹脂偏肉管の製造方
法に関する。
が部分的に異なる繊維補強熱可塑性樹脂偏肉管の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、繊維補強熱可塑性樹脂、すなわ
ち熱可塑性樹脂をマトリックスとする連続繊維補強複合
材(Thermoplastic Composite 、以下、TPCという)
からなるパイプ(TPCパイプ)は、靱性、耐熱性、耐
環境性がエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂をマトリックス
とする複合材料に比して格段に優れている。このため、
近年、TPCパイプを例えば自転車の構造部材、ゴルフ
シャフトや釣竿などのスポーツレジャー分野、航空・宇
宙分野の構造部材等として用いる試みがなされるように
なった。
ち熱可塑性樹脂をマトリックスとする連続繊維補強複合
材(Thermoplastic Composite 、以下、TPCという)
からなるパイプ(TPCパイプ)は、靱性、耐熱性、耐
環境性がエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂をマトリックス
とする複合材料に比して格段に優れている。このため、
近年、TPCパイプを例えば自転車の構造部材、ゴルフ
シャフトや釣竿などのスポーツレジャー分野、航空・宇
宙分野の構造部材等として用いる試みがなされるように
なった。
【0003】そして、この構造部材の軽量化への要望が
つよくなってきており、このためにTPCパイプを長手
方向において部分的に薄肉化して偏肉管とすることによ
りTPCパイプの軽量化をはかる試みがなされてきた。
しかし、この偏肉管の満足できる製造方法が提案されて
いないのが現状である。
つよくなってきており、このためにTPCパイプを長手
方向において部分的に薄肉化して偏肉管とすることによ
りTPCパイプの軽量化をはかる試みがなされてきた。
しかし、この偏肉管の満足できる製造方法が提案されて
いないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情にかんがみなされたものであって、長手方向において
部分的に薄肉化されて軽量化した繊維補強熱可塑性樹脂
偏肉管の有利な製造方法を提供することを目的とする。
ここで、“偏肉管”とは、長手方向において外径は同一
であるが肉厚が部分的に異なる(すなわち、内径が長手
方向において部分的に異なる)パイプをいい、バテッド
パイプとも称されるものである。
情にかんがみなされたものであって、長手方向において
部分的に薄肉化されて軽量化した繊維補強熱可塑性樹脂
偏肉管の有利な製造方法を提供することを目的とする。
ここで、“偏肉管”とは、長手方向において外径は同一
であるが肉厚が部分的に異なる(すなわち、内径が長手
方向において部分的に異なる)パイプをいい、バテッド
パイプとも称されるものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の製造方法
は、熱可塑性樹脂をマトリックスとする第一のプリプレ
グを、熱膨張性の中子と該中子の外側に配された外型と
の間に介在させると共に、該第一のプリプレグと該中子
との間に、熱可塑性樹脂をマトリックスとする第二のプ
リプレグを該中子の1周に亘って部分的に介在させ、つ
いで前記熱可塑性樹脂の可塑化温度以上の温度にこれら
のプリプレグおよび中子を加熱して該中子を膨張させた
後、該中子およびこれらのプリプレグを冷却することを
特徴とする。
は、熱可塑性樹脂をマトリックスとする第一のプリプレ
グを、熱膨張性の中子と該中子の外側に配された外型と
の間に介在させると共に、該第一のプリプレグと該中子
との間に、熱可塑性樹脂をマトリックスとする第二のプ
リプレグを該中子の1周に亘って部分的に介在させ、つ
いで前記熱可塑性樹脂の可塑化温度以上の温度にこれら
のプリプレグおよび中子を加熱して該中子を膨張させた
後、該中子およびこれらのプリプレグを冷却することを
特徴とする。
【0006】本発明の第二の製造方法は、繊維補強熱可
塑性樹脂パイプを、熱膨張性の中子と該中子の外側に配
された外型との間に介在させると共に、該繊維補強熱可
塑性樹脂パイプと該中子との間に、熱可塑性樹脂をマト
リックスとするプリプレグを該中子の1周に亘って部分
的に介在させ、ついで前記熱可塑性樹脂の可塑化温度以
上の温度にこれらの繊維補強熱可塑性樹脂パイプ、プリ
プレグおよび中子を加熱して該中子を膨張させた後、こ
れらを冷却することを特徴とする。
塑性樹脂パイプを、熱膨張性の中子と該中子の外側に配
された外型との間に介在させると共に、該繊維補強熱可
塑性樹脂パイプと該中子との間に、熱可塑性樹脂をマト
リックスとするプリプレグを該中子の1周に亘って部分
的に介在させ、ついで前記熱可塑性樹脂の可塑化温度以
上の温度にこれらの繊維補強熱可塑性樹脂パイプ、プリ
プレグおよび中子を加熱して該中子を膨張させた後、こ
れらを冷却することを特徴とする。
【0007】本発明の第三の製造方法は、第一の繊維補
強熱可塑性樹脂パイプを、熱膨張性の中子と該中子の外
側に配された外型との間に介在させると共に、該第一の
繊維補強熱可塑性樹脂パイプと該中子との間に、該第一
の繊維補強熱可塑性樹脂パイプよりも長さの短い第二の
繊維補強熱可塑性樹脂パイプを介在させ、ついで前記熱
可塑性樹脂の可塑化温度以上の温度にこれらのパイプお
よび中子を加熱して該中子を膨張させた後、これらのパ
イプおよび中子を冷却することを特徴とする。
強熱可塑性樹脂パイプを、熱膨張性の中子と該中子の外
側に配された外型との間に介在させると共に、該第一の
繊維補強熱可塑性樹脂パイプと該中子との間に、該第一
の繊維補強熱可塑性樹脂パイプよりも長さの短い第二の
繊維補強熱可塑性樹脂パイプを介在させ、ついで前記熱
可塑性樹脂の可塑化温度以上の温度にこれらのパイプお
よび中子を加熱して該中子を膨張させた後、これらのパ
イプおよび中子を冷却することを特徴とする。
【0008】以下、本発明の構成につき詳しく説明す
る。本発明で使用する熱可塑性樹脂をマトリックスとす
るプリプレグは、具体的には、複数本の連続繊維を引き
揃えて一方向に帯状に配列した一般にトウと呼ばれる繊
維束にマトリックスの熱可塑性樹脂を含浸させたもの
(一方向引き揃えのプリプレグ (UDプリプレグ) ) など
である。室温においてタック性や可塑性がないばかりで
なく、剛性が高い。シート状又は短冊状 (スリットテー
プ) をしている。このプリプレグを構成する繊維束に用
いる補強繊維としては、例えば、炭素繊維、ガラス繊
維、アラミド繊維(芳香族ポリアミド繊維)、炭化珪素
繊維、ボロン繊維、アルミナ繊維等の耐熱性を備えた強
度の大きい連続繊維である。
る。本発明で使用する熱可塑性樹脂をマトリックスとす
るプリプレグは、具体的には、複数本の連続繊維を引き
揃えて一方向に帯状に配列した一般にトウと呼ばれる繊
維束にマトリックスの熱可塑性樹脂を含浸させたもの
(一方向引き揃えのプリプレグ (UDプリプレグ) ) など
である。室温においてタック性や可塑性がないばかりで
なく、剛性が高い。シート状又は短冊状 (スリットテー
プ) をしている。このプリプレグを構成する繊維束に用
いる補強繊維としては、例えば、炭素繊維、ガラス繊
維、アラミド繊維(芳香族ポリアミド繊維)、炭化珪素
繊維、ボロン繊維、アルミナ繊維等の耐熱性を備えた強
度の大きい連続繊維である。
【0009】また、本発明で使用する繊維補強熱可塑性
樹脂パイプは、このような繊維と熱可塑性樹脂からなる
パイプである。熱可塑性樹脂としては、特に限定されな
いが、好ましくは融点が343 ℃のポリエーテルエーテル
ケトン (PEEK) 、融点が282 〜288 ℃のポリフェニレン
サルファイド(PPS) 、軟化点が219 ℃のポリエーテルイ
ミド(PEI) 、ポリエーテルスルフォン(PES) 、ポリアリ
レンケトン、ポリアリレンサルファイド、ポリアリルイ
ミド、ポリアミドイミド、ポリイミドスルフォン、ポリ
スルフォン、ポリアリルスルフォン、ポリエステル等の
高融点又は高軟化点の熱可塑性樹脂を例示することがで
きる。
樹脂パイプは、このような繊維と熱可塑性樹脂からなる
パイプである。熱可塑性樹脂としては、特に限定されな
いが、好ましくは融点が343 ℃のポリエーテルエーテル
ケトン (PEEK) 、融点が282 〜288 ℃のポリフェニレン
サルファイド(PPS) 、軟化点が219 ℃のポリエーテルイ
ミド(PEI) 、ポリエーテルスルフォン(PES) 、ポリアリ
レンケトン、ポリアリレンサルファイド、ポリアリルイ
ミド、ポリアミドイミド、ポリイミドスルフォン、ポリ
スルフォン、ポリアリルスルフォン、ポリエステル等の
高融点又は高軟化点の熱可塑性樹脂を例示することがで
きる。
【0010】本発明で使用する熱膨張性の中子は、具体
的にはフッ素系樹脂からなる中実又は中空のマンドレル
である。フッ素系樹脂としては、ポリテトラフルオロエ
チレン (PTFE、商品名テフロン) 、ポリ弗化アルコキシ
エチレン樹脂 (PFA)、弗化エチレンプロピレンエーテル
共重合体樹脂 (FEP)等の熱膨張性が大で耐熱性の高い樹
脂を例示することができる。
的にはフッ素系樹脂からなる中実又は中空のマンドレル
である。フッ素系樹脂としては、ポリテトラフルオロエ
チレン (PTFE、商品名テフロン) 、ポリ弗化アルコキシ
エチレン樹脂 (PFA)、弗化エチレンプロピレンエーテル
共重合体樹脂 (FEP)等の熱膨張性が大で耐熱性の高い樹
脂を例示することができる。
【0011】本発明で使用する外型は、円筒状をしてお
り、繊維補強熱可塑性樹脂偏肉管すなわちTPC偏肉管
の製造時の温度に耐え得る耐熱性に優れたものであっ
て、例えば銅パイプ等の金属パイプである。 本発明の第一の製造方法においては、まず、熱可塑
性樹脂をマトリックスとする第一のプリプレグを図1に
示すような円筒状外型1に横断面が中空形状となるよう
に装填する。この場合、短冊状のプリプレグで編組した
筒状のプリフォームを円筒状外型1内に挿入すればよ
い。また、シート状のプリプレグを渦巻状に巻回して筒
状のプリフォームとし、これを円筒状外型1内に挿入し
てもよい。
り、繊維補強熱可塑性樹脂偏肉管すなわちTPC偏肉管
の製造時の温度に耐え得る耐熱性に優れたものであっ
て、例えば銅パイプ等の金属パイプである。 本発明の第一の製造方法においては、まず、熱可塑
性樹脂をマトリックスとする第一のプリプレグを図1に
示すような円筒状外型1に横断面が中空形状となるよう
に装填する。この場合、短冊状のプリプレグで編組した
筒状のプリフォームを円筒状外型1内に挿入すればよ
い。また、シート状のプリプレグを渦巻状に巻回して筒
状のプリフォームとし、これを円筒状外型1内に挿入し
てもよい。
【0012】つぎに、図2に示されるように、この第一
のプリプレグ2の中空部に、熱可塑性樹脂をマトリック
スとする第二のプリプレグ3を横断面が中空形状となる
ように装填する。第二のプリプレグ3は第一のプリプレ
グ2よりも長さが短い。この場合、第一のプリプレグ2
におけると同様にプリフォームを第一のプリプレグ2内
に挿入すればよい。
のプリプレグ2の中空部に、熱可塑性樹脂をマトリック
スとする第二のプリプレグ3を横断面が中空形状となる
ように装填する。第二のプリプレグ3は第一のプリプレ
グ2よりも長さが短い。この場合、第一のプリプレグ2
におけると同様にプリフォームを第一のプリプレグ2内
に挿入すればよい。
【0013】ついで、図3に示すように、第一のプリプ
レグ2および第二のプリプレグ3の中空部に棒状の熱膨
張性の中子4を挿入する。このようにして、第一のプリ
プレグ2を熱膨張性の中子4と中子4の外側に配された
円筒状外型1との間に介在させると共に、第一のプリプ
レグ2と中子4との間に、第二のプリプレグ3を中子4
の1周に亘って部分的に介在させるのである。
レグ2および第二のプリプレグ3の中空部に棒状の熱膨
張性の中子4を挿入する。このようにして、第一のプリ
プレグ2を熱膨張性の中子4と中子4の外側に配された
円筒状外型1との間に介在させると共に、第一のプリプ
レグ2と中子4との間に、第二のプリプレグ3を中子4
の1周に亘って部分的に介在させるのである。
【0014】この後、第一のプリプレグ2および第二の
プリプレグ3を構成する熱可塑性樹脂の可塑化温度以上
の温度にこれらのプリプレグおよび中子4を加熱して中
子4を熱膨張させ、熱可塑性樹脂を溶融又は軟化させる
と共に中子4の熱膨張による押圧力でこれらのプリプレ
グを円筒状外型1に押しつけて型締めする。この場合の
加熱は、例えば、全体を加熱炉内に入れることにより行
われる。
プリプレグ3を構成する熱可塑性樹脂の可塑化温度以上
の温度にこれらのプリプレグおよび中子4を加熱して中
子4を熱膨張させ、熱可塑性樹脂を溶融又は軟化させる
と共に中子4の熱膨張による押圧力でこれらのプリプレ
グを円筒状外型1に押しつけて型締めする。この場合の
加熱は、例えば、全体を加熱炉内に入れることにより行
われる。
【0015】つぎに、円筒状外型1と共にこれらのプリ
プレグおよび中子4を冷却し、中子4をこれらのプリプ
レグの中空部から引き抜くと共に円筒状外型1を除去す
ることにより、図4、図5、および図6に示すようなT
PC偏肉管5を得ることができる。なお、この場合の冷
却は、例えば、全体を水中に投じることによって行えば
よい。図5ではTPC偏肉管5は、肉厚部が両端部の厚
肉部6と中央部の薄肉部7からなる。すなわち、中央部
が薄く両端部が厚い。図6ではTPC偏肉管5は、肉厚
部が一端部の厚肉部6と中央部の中肉部8と他端部の薄
肉部7からなる。すなわち、一端部が厚くて他端部が薄
く中央部がその中間の厚さとなる。
プレグおよび中子4を冷却し、中子4をこれらのプリプ
レグの中空部から引き抜くと共に円筒状外型1を除去す
ることにより、図4、図5、および図6に示すようなT
PC偏肉管5を得ることができる。なお、この場合の冷
却は、例えば、全体を水中に投じることによって行えば
よい。図5ではTPC偏肉管5は、肉厚部が両端部の厚
肉部6と中央部の薄肉部7からなる。すなわち、中央部
が薄く両端部が厚い。図6ではTPC偏肉管5は、肉厚
部が一端部の厚肉部6と中央部の中肉部8と他端部の薄
肉部7からなる。すなわち、一端部が厚くて他端部が薄
く中央部がその中間の厚さとなる。
【0016】 本発明の第二の製造方法は、第一のプ
リプレグ2の代わりに繊維補強熱可塑性樹脂パイプを用
いることを除いて前記第一の製造方法と同じである。繊
維補強熱可塑性樹脂パイプは、長手方向に外径および肉
厚が同一のものである。この繊維補強熱可塑性樹脂パイ
プとしては、一般に市販されているものでよい。また、
前記第一の製造方法において第二のプリプレグ3を省く
ことにより得られるTPCパイプを用いてもよい。この
第二の製造方法によっても同様に図4、図5、および図
6に示すようなTPC偏肉管5を得ることができる。
リプレグ2の代わりに繊維補強熱可塑性樹脂パイプを用
いることを除いて前記第一の製造方法と同じである。繊
維補強熱可塑性樹脂パイプは、長手方向に外径および肉
厚が同一のものである。この繊維補強熱可塑性樹脂パイ
プとしては、一般に市販されているものでよい。また、
前記第一の製造方法において第二のプリプレグ3を省く
ことにより得られるTPCパイプを用いてもよい。この
第二の製造方法によっても同様に図4、図5、および図
6に示すようなTPC偏肉管5を得ることができる。
【0017】 本発明の第三の製造方法は、第一のプ
リプレグ2の代わりに第一の繊維補強熱可塑性樹脂パイ
プを用いると共に、第二のプリプレグ3の代わりに第一
の繊維補強熱可塑性樹脂パイプよりも長さの短い第二の
繊維補強熱可塑性樹脂パイプを用いることを除いて前記
第一の製造方法と同じである。これらの繊維補強熱可塑
性樹脂パイプは、長手方向に外径および肉厚が同一のも
のである。これらの繊維補強熱可塑性樹脂パイプとして
は、一般に市販されているものでよい。また、前記第一
の製造方法において第二のプリプレグ3を省くことによ
り得られるTPCパイプを用いてもよい。この第三の製
造方法によっても同様に図4、図5、および図6に示す
ようなTPC偏肉管5を得ることができる。
リプレグ2の代わりに第一の繊維補強熱可塑性樹脂パイ
プを用いると共に、第二のプリプレグ3の代わりに第一
の繊維補強熱可塑性樹脂パイプよりも長さの短い第二の
繊維補強熱可塑性樹脂パイプを用いることを除いて前記
第一の製造方法と同じである。これらの繊維補強熱可塑
性樹脂パイプは、長手方向に外径および肉厚が同一のも
のである。これらの繊維補強熱可塑性樹脂パイプとして
は、一般に市販されているものでよい。また、前記第一
の製造方法において第二のプリプレグ3を省くことによ
り得られるTPCパイプを用いてもよい。この第三の製
造方法によっても同様に図4、図5、および図6に示す
ようなTPC偏肉管5を得ることができる。
【0018】 これらの製造方法において、中央部の
肉厚だけを厚肉化(バテッド化)したTPC偏肉管をま
ずつくり、それをその中央部で切断することにより片端
をバテッド化したTPC偏肉管を得ることができる。ま
た、第二のプリプレグ3又は第二の繊維補強熱可塑性樹
脂パイプと中子4との間に、別のプリプレグ層(好まし
くは補強繊維の中子4の軸方向に対する角度が0°のい
わゆる0°層)を配するとよく、これにより中子4の軸
方向の膨張に伴う第二のプリプレグ3又は第二の繊維補
強熱可塑性樹脂パイプの位置ずれを防止することができ
る。
肉厚だけを厚肉化(バテッド化)したTPC偏肉管をま
ずつくり、それをその中央部で切断することにより片端
をバテッド化したTPC偏肉管を得ることができる。ま
た、第二のプリプレグ3又は第二の繊維補強熱可塑性樹
脂パイプと中子4との間に、別のプリプレグ層(好まし
くは補強繊維の中子4の軸方向に対する角度が0°のい
わゆる0°層)を配するとよく、これにより中子4の軸
方向の膨張に伴う第二のプリプレグ3又は第二の繊維補
強熱可塑性樹脂パイプの位置ずれを防止することができ
る。
【0019】これらの製造方法においては、第三の製造
方法が好ましい。すなわち、第三の製造方法では、他の
方法に比してバテッド化率(厚い部分の肉厚を薄い部分
の肉厚で割った値)を大きくとることができるからであ
る。
方法が好ましい。すなわち、第三の製造方法では、他の
方法に比してバテッド化率(厚い部分の肉厚を薄い部分
の肉厚で割った値)を大きくとることができるからであ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、熱
膨張性の中子の外側に熱可塑性樹脂をマトリックスとす
るプリプレグ又は繊維補強熱可塑性樹脂パイプを配置し
てバテッド化するために、バテッド化のために特殊なプ
リフォームを成形するという繁雑さを避けることができ
るので、TPC偏肉管の生産性を高めることができる。
また、使用する中子が単純なパイプ又は棒状のものでよ
いので中子にかかる費用が少なくてすむ。さらに、バテ
ッド化に伴う肉厚段差の位置に生じる補強繊維の乱れが
少なく力学的にも健全である。
膨張性の中子の外側に熱可塑性樹脂をマトリックスとす
るプリプレグ又は繊維補強熱可塑性樹脂パイプを配置し
てバテッド化するために、バテッド化のために特殊なプ
リフォームを成形するという繁雑さを避けることができ
るので、TPC偏肉管の生産性を高めることができる。
また、使用する中子が単純なパイプ又は棒状のものでよ
いので中子にかかる費用が少なくてすむ。さらに、バテ
ッド化に伴う肉厚段差の位置に生じる補強繊維の乱れが
少なく力学的にも健全である。
【図1】円筒状外型を示す斜視説明図である。
【図2】熱可塑性樹脂をマトリックスとするプリプレグ
を円筒状外型内に挿入した様子を示す断面図である。
を円筒状外型内に挿入した様子を示す断面図である。
【図3】円筒状外型とプリプレグと中子との位置関係を
示す斜視説明図である。
示す斜視説明図である。
【図4】繊維補強熱可塑性樹脂偏肉管の一例を示す斜視
説明図である。
説明図である。
【図5】繊維補強熱可塑性樹脂偏肉管の一例を示す断面
図である。
図である。
【図6】繊維補強熱可塑性樹脂偏肉管の一例を示す断面
図である。
図である。
1 円筒状外型、 2 第一のプリプレグ、 3 第二
のプリプレグ、4 中子、 5 TPC偏肉管、 6
厚肉部、 7 薄肉部、8 中肉部。
のプリプレグ、4 中子、 5 TPC偏肉管、 6
厚肉部、 7 薄肉部、8 中肉部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 23:00 4F
Claims (3)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂をマトリックスとする第一
のプリプレグを、熱膨張性の中子と該中子の外側に配さ
れた外型との間に介在させると共に、該第一のプリプレ
グと該中子との間に、熱可塑性樹脂をマトリックスとす
る第二のプリプレグを該中子の1周に亘って部分的に介
在させ、ついで前記熱可塑性樹脂の可塑化温度以上の温
度にこれらのプリプレグおよび中子を加熱して該中子を
膨張させた後、該中子およびこれらのプリプレグを冷却
することからなる繊維補強熱可塑性樹脂偏肉管の製造方
法。 - 【請求項2】 繊維補強熱可塑性樹脂パイプを、熱膨張
性の中子と該中子の外側に配された外型との間に介在さ
せると共に、該繊維補強熱可塑性樹脂パイプと該中子と
の間に、熱可塑性樹脂をマトリックスとするプリプレグ
を該中子の1周に亘って部分的に介在させ、ついで前記
熱可塑性樹脂の可塑化温度以上の温度にこれらの繊維補
強熱可塑性樹脂パイプ、プリプレグおよび中子を加熱し
て該中子を膨張させた後、これらを冷却することからな
る繊維補強熱可塑性樹脂偏肉管の製造方法。 - 【請求項3】 第一の繊維補強熱可塑性樹脂パイプを、
熱膨張性の中子と該中子の外側に配された外型との間に
介在させると共に、該第一の繊維補強熱可塑性樹脂パイ
プと該中子との間に、該第一の繊維補強熱可塑性樹脂パ
イプよりも長さの短い第二の繊維補強熱可塑性樹脂パイ
プを介在させ、ついで前記熱可塑性樹脂の可塑化温度以
上の温度にこれらのパイプおよび中子を加熱して該中子
を膨張させた後、これらのパイプおよび中子を冷却する
ことからなる繊維補強熱可塑性樹脂偏肉管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3270990A JPH05104646A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 繊維補強熱可塑性樹脂偏肉管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3270990A JPH05104646A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 繊維補強熱可塑性樹脂偏肉管の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05104646A true JPH05104646A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17493863
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3270990A Pending JPH05104646A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 繊維補強熱可塑性樹脂偏肉管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05104646A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013086798A (ja) * | 2011-10-21 | 2013-05-13 | Luhn & Pulvermacher-Dittmann & Neuhaus Gmbh | 繊維強化合成樹脂複合構造におけるスタビライザ及びその製造方法 |
| CN113442478A (zh) * | 2021-06-29 | 2021-09-28 | 上海伽材新材料科技有限公司 | 一种复合材料薄壁异形管表面成型硅胶的成型工艺 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP3270990A patent/JPH05104646A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013086798A (ja) * | 2011-10-21 | 2013-05-13 | Luhn & Pulvermacher-Dittmann & Neuhaus Gmbh | 繊維強化合成樹脂複合構造におけるスタビライザ及びその製造方法 |
| CN113442478A (zh) * | 2021-06-29 | 2021-09-28 | 上海伽材新材料科技有限公司 | 一种复合材料薄壁异形管表面成型硅胶的成型工艺 |
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