JPH05107879A - 接触式帯電装置、及び画像形成装置 - Google Patents
接触式帯電装置、及び画像形成装置Info
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- JPH05107879A JPH05107879A JP3298441A JP29844191A JPH05107879A JP H05107879 A JPH05107879 A JP H05107879A JP 3298441 A JP3298441 A JP 3298441A JP 29844191 A JP29844191 A JP 29844191A JP H05107879 A JPH05107879 A JP H05107879A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 帯電部材2を被帯電体1に接触させ、該帯電
部材2に振動電圧を印加して被帯電体1を帯電させる接
触式帯電装置、該帯電装置を用いた画像形成装置におい
て、低温低湿環境またはインピーダンスの高い帯電部材
2を用いたときにも十分な帯電を行ない、しかも環境変
動による帯電部材2のインピーダンスの変化にもっとも
適した振動電圧を発生できるような制御を行うことを可
能とし、帯電部材2のインピーダンスに応じた振動電圧
で均一な帯電を簡単な構成で行うことができ、画像形成
装置にあっては低温低湿環境での異常放電、高温高湿環
境での画像流れ、トナー融着を起こさないようにするこ
と。 【構成】 帯電部材2に対する印加振動電圧の振動成分
が帯電部材2の負荷インピーダンスにかかわらず定電力
に制御されること。
部材2に振動電圧を印加して被帯電体1を帯電させる接
触式帯電装置、該帯電装置を用いた画像形成装置におい
て、低温低湿環境またはインピーダンスの高い帯電部材
2を用いたときにも十分な帯電を行ない、しかも環境変
動による帯電部材2のインピーダンスの変化にもっとも
適した振動電圧を発生できるような制御を行うことを可
能とし、帯電部材2のインピーダンスに応じた振動電圧
で均一な帯電を簡単な構成で行うことができ、画像形成
装置にあっては低温低湿環境での異常放電、高温高湿環
境での画像流れ、トナー融着を起こさないようにするこ
と。 【構成】 帯電部材2に対する印加振動電圧の振動成分
が帯電部材2の負荷インピーダンスにかかわらず定電力
に制御されること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯電部材を被帯電体に
接触させ、該帯電部材に振動電圧を印加して被帯電体を
帯電(除電も含む)させる接触式帯電装置、及び該接触
式帯電装置を像担持体の帯電処理手段として用いている
画像形成装置に関する。
接触させ、該帯電部材に振動電圧を印加して被帯電体を
帯電(除電も含む)させる接触式帯電装置、及び該接触
式帯電装置を像担持体の帯電処理手段として用いている
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、電子写真装置・静電記録
装置等の画像形成装置において感光体・誘電体等の像担
持体表面を帯電させる方法としては、細いコロナ放電ワ
イヤに高圧を印加して発生するコロナを像担持体面に作
用させて帯電を行なう、非接触帯電であるコロナ帯電が
一般的であった。
装置等の画像形成装置において感光体・誘電体等の像担
持体表面を帯電させる方法としては、細いコロナ放電ワ
イヤに高圧を印加して発生するコロナを像担持体面に作
用させて帯電を行なう、非接触帯電であるコロナ帯電が
一般的であった。
【0003】近年は、低圧プロセス、低オゾン発生量、
低コスト等の点から、ローラ型・ブレード型などの帯電
部材(導電電極)を被帯電体としての像担持体面に接触
させ、該帯電部材に電圧を印加することにより像担持体
面を帯電させる接触帯電が実用化されてきた。
低コスト等の点から、ローラ型・ブレード型などの帯電
部材(導電電極)を被帯電体としての像担持体面に接触
させ、該帯電部材に電圧を印加することにより像担持体
面を帯電させる接触帯電が実用化されてきた。
【0004】帯電のメカニズムとしては、電圧を印加し
た帯電部材と被帯電体としての像担持体の接触部近傍の
微小ギャップ間で空気の絶縁破壊が生じ、これによって
帯電部材から像担持体への電荷の移動が起こると考えら
れる。
た帯電部材と被帯電体としての像担持体の接触部近傍の
微小ギャップ間で空気の絶縁破壊が生じ、これによって
帯電部材から像担持体への電荷の移動が起こると考えら
れる。
【0005】一般的に帯電部材は、帯電部材と像担持体
の間に均一なニップを形成させて均一な放電ギャップを
形成するために、低硬度の材料を用いて構成されてい
る。
の間に均一なニップを形成させて均一な放電ギャップを
形成するために、低硬度の材料を用いて構成されてい
る。
【0006】帯電部材に対する印加電圧は直流電圧のみ
でもよいが、振動電圧(時間と共に電圧値が周期的に変
化する電圧)を印加することで帯電を均一に行わせるこ
とができる(特開昭63−149668号公報等)。
でもよいが、振動電圧(時間と共に電圧値が周期的に変
化する電圧)を印加することで帯電を均一に行わせるこ
とができる(特開昭63−149668号公報等)。
【0007】例えば、直流電圧を印加したときの被帯電
体の放電開始しきい値電圧(帯電開始電圧)の2倍以上
のピーク間電圧を有する交流電圧と、直流電圧(直流オ
フセットバイアス)とを重畳した振動電圧を印加するこ
とにより、被帯電体の帯電を均す効果があり均一な帯電
を実行することができる。振動電圧の波形としては正弦
波に限らず、矩形波、三角波、パルス波でもよい。交流
電圧は直流電源を周期的にオン−オフすることによって
形成された矩形波の電圧を含む。
体の放電開始しきい値電圧(帯電開始電圧)の2倍以上
のピーク間電圧を有する交流電圧と、直流電圧(直流オ
フセットバイアス)とを重畳した振動電圧を印加するこ
とにより、被帯電体の帯電を均す効果があり均一な帯電
を実行することができる。振動電圧の波形としては正弦
波に限らず、矩形波、三角波、パルス波でもよい。交流
電圧は直流電源を周期的にオン−オフすることによって
形成された矩形波の電圧を含む。
【0008】上記のように、帯電部材に振動電圧を印加
して帯電をする接触帯電方式を以下「AC帯電方式」と
記す。また振動電圧の交流電圧成分を「AC電圧成分」
又は「AC電圧」、直流電圧成分を「DC電圧成分」又
は「DC電圧」と記す。
して帯電をする接触帯電方式を以下「AC帯電方式」と
記す。また振動電圧の交流電圧成分を「AC電圧成分」
又は「AC電圧」、直流電圧成分を「DC電圧成分」又
は「DC電圧」と記す。
【0009】具体的に図10において、1は被帯電体と
しての例えば回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感
光体と記す)、2は該感光体に接触させたローラ型の帯
電部材(以下、帯電ローラと記す)、21は該帯電ロー
ラの芯金、3はバイアス印加電源である。感光体1は矢
示の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)で回
転駆動される。帯電ローラ2は感光体1の回転に従動回
転あるいは感光体1の回転に順方向または逆方向に回転
駆動される。
しての例えば回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感
光体と記す)、2は該感光体に接触させたローラ型の帯
電部材(以下、帯電ローラと記す)、21は該帯電ロー
ラの芯金、3はバイアス印加電源である。感光体1は矢
示の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)で回
転駆動される。帯電ローラ2は感光体1の回転に従動回
転あるいは感光体1の回転に順方向または逆方向に回転
駆動される。
【0010】そして電源3から帯電ローラ2に所定の電
圧が印加されることで回転感光体1面が接触式で帯電処
理される。
圧が印加されることで回転感光体1面が接触式で帯電処
理される。
【0011】なお、感光体1の周囲や近傍には上記の接
触帯電手段の他に露光・現像・転写等の作像プロセス手
段が配置されて画像形成装置が構成されるが、それらは
図に省略した。
触帯電手段の他に露光・現像・転写等の作像プロセス手
段が配置されて画像形成装置が構成されるが、それらは
図に省略した。
【0012】接触帯電方式において上記帯電ローラ2に
代表される帯電部材に必要とされる大きな特性として
は、 1)感光体(被帯電体)1とのニップNを必要とするた
め弾性体であること、 2)適当な抵抗値を持つこと、 があげられる。
代表される帯電部材に必要とされる大きな特性として
は、 1)感光体(被帯電体)1とのニップNを必要とするた
め弾性体であること、 2)適当な抵抗値を持つこと、 があげられる。
【0013】上記の1)は前述のように帯電部材と感光
体の間に均一なニップNを形成させて均一な放電ギャッ
プを形成するためである。
体の間に均一なニップNを形成させて均一な放電ギャッ
プを形成するためである。
【0014】2)の抵抗値に関しては、抵抗値が低すぎ
る場合には感光体1にピンホール等の低耐圧欠陥部が生
じたとき、帯電電流がそのピンホール部等に集中し、他
の感光体面部分が帯電されないためその非帯電部分が出
力画像上に黒筋となって現れる。一方、抵抗値が高すぎ
る場合には逆に帯電に必要な電流が流れず、帯電不良を
引き起こしてしまう。
る場合には感光体1にピンホール等の低耐圧欠陥部が生
じたとき、帯電電流がそのピンホール部等に集中し、他
の感光体面部分が帯電されないためその非帯電部分が出
力画像上に黒筋となって現れる。一方、抵抗値が高すぎ
る場合には逆に帯電に必要な電流が流れず、帯電不良を
引き起こしてしまう。
【0015】このように、帯電部材2の抵抗値はある範
囲内に収まっていなければならないことになる。しかし
ながら、この抵抗値は、環境による変動、製造時のロッ
ト差などによってある程度変化することが予想される。
囲内に収まっていなければならないことになる。しかし
ながら、この抵抗値は、環境による変動、製造時のロッ
ト差などによってある程度変化することが予想される。
【0016】例えば、プロセススピード100mm/secで
30mm径の感光体1をAC帯電方式で暗部電位−700
Vに帯電させるためには、12mm径の導電ゴム製の帯電
ローラ2にDC電圧(オフセット電圧)−700V、ピ
ーク間電圧Vpp約1200V以上の正弦波AC電圧を重
畳印加する必要がある。
30mm径の感光体1をAC帯電方式で暗部電位−700
Vに帯電させるためには、12mm径の導電ゴム製の帯電
ローラ2にDC電圧(オフセット電圧)−700V、ピ
ーク間電圧Vpp約1200V以上の正弦波AC電圧を重
畳印加する必要がある。
【0017】このとき、良好な画像を出力するためには
図11に示すような測定方法で測定して、帯電ローラ2
の電気抵抗値は105 から106 Ω台の範囲内に収まっ
ていなければならない。
図11に示すような測定方法で測定して、帯電ローラ2
の電気抵抗値は105 から106 Ω台の範囲内に収まっ
ていなければならない。
【0018】図11の帯電ローラ抵抗値測定方法は、帯
電ローラ2の外周に幅10mmの導電性金属テープ10を
巻き付け、このテープ10とローラ芯金21との間に直
流電源11によって1KVのDC電圧を印加し、この時
に流れる電流値を電流計Aで測定し、帯電ローラ2の抵
抗値を計算で求めるのである。
電ローラ2の外周に幅10mmの導電性金属テープ10を
巻き付け、このテープ10とローラ芯金21との間に直
流電源11によって1KVのDC電圧を印加し、この時
に流れる電流値を電流計Aで測定し、帯電ローラ2の抵
抗値を計算で求めるのである。
【0019】上記のように帯電ローラ2の電気抵抗値は
105 から106 Ω台の範囲内に収まっていなければな
らないのであるが、環境変動による上記抵抗値の変化は
101 Ω程度予想されるため、帯電ローラ2の抵抗値の
ラチチュードは極めて狭いことになる。
105 から106 Ω台の範囲内に収まっていなければな
らないのであるが、環境変動による上記抵抗値の変化は
101 Ω程度予想されるため、帯電ローラ2の抵抗値の
ラチチュードは極めて狭いことになる。
【0020】上記接触帯電装置の帯電ローラ2にDC電
圧のみを印加していくと、図12のようにある電圧(約
550V)から感光体1の帯電を開始し、それ以降は印
加電圧と感光体表面電位(帯電電位)VDは比例する。
そこで、この放電開始電圧をVTHとすると、帯電ローラ
2に所望の帯電電位VDに該電圧VTHを加えた直流電圧
を印加すれば、感光体表面は一様に電位VDに帯電され
ることになる。
圧のみを印加していくと、図12のようにある電圧(約
550V)から感光体1の帯電を開始し、それ以降は印
加電圧と感光体表面電位(帯電電位)VDは比例する。
そこで、この放電開始電圧をVTHとすると、帯電ローラ
2に所望の帯電電位VDに該電圧VTHを加えた直流電圧
を印加すれば、感光体表面は一様に電位VDに帯電され
ることになる。
【0021】しかし、このようにDC電圧のみを印加し
ての接触帯電では、帯電ローラ2上のゴミ、傷が帯電電
位のむらとなってあらわれやすい。又、若干のかぶりを
生じる等、微視的な電位の集束性が悪いといった問題が
ある。
ての接触帯電では、帯電ローラ2上のゴミ、傷が帯電電
位のむらとなってあらわれやすい。又、若干のかぶりを
生じる等、微視的な電位の集束性が悪いといった問題が
ある。
【0022】このため、一般的には前述のAC帯電方式
を用い、帯電部材に対する印加電圧を、電位VD相当の
オフセットDC電圧に、放電開始電圧VTHの二倍以上の
ピーク間電圧値を持つAC電圧成分を重畳したものにし
て、上記問題を解決することが行なわれる。このような
AC帯電方式では、AC電圧成分を重畳することによっ
て、感光体表面電位VDは振動するが、その平均値は電
位VDになるため、AC電圧成分の周波数をある程度以
上に大きくすると、この振動が画像に現れなくなる。
を用い、帯電部材に対する印加電圧を、電位VD相当の
オフセットDC電圧に、放電開始電圧VTHの二倍以上の
ピーク間電圧値を持つAC電圧成分を重畳したものにし
て、上記問題を解決することが行なわれる。このような
AC帯電方式では、AC電圧成分を重畳することによっ
て、感光体表面電位VDは振動するが、その平均値は電
位VDになるため、AC電圧成分の周波数をある程度以
上に大きくすると、この振動が画像に現れなくなる。
【0023】AC帯電方式において帯電部材2に印加し
なければならないAC電圧値は、上記のように本来は放
電開始電圧VTHの2倍のピーク間電圧であるが、実際に
はそれ以前の画像形成で感光体1上に残された電位の履
歴、転写によるプラスメモリ、感光体1や帯電部材2上
のゴミや汚れによる影響を完全に除去して一定の電位を
得るためには、放電開始電圧VTHの2倍以上のピーク間
電圧値を有するAC電圧を重畳しなければならないのが
実状である。
なければならないAC電圧値は、上記のように本来は放
電開始電圧VTHの2倍のピーク間電圧であるが、実際に
はそれ以前の画像形成で感光体1上に残された電位の履
歴、転写によるプラスメモリ、感光体1や帯電部材2上
のゴミや汚れによる影響を完全に除去して一定の電位を
得るためには、放電開始電圧VTHの2倍以上のピーク間
電圧値を有するAC電圧を重畳しなければならないのが
実状である。
【0024】また、前述のように帯電部材2の抵抗値は
材料の環境変動等によって一桁近く変動することがあ
る。特に高温高湿環境(32.5℃、85%RH、以
下、H/H環境と記す)下では材料が吸湿し、抵抗値が
下降し、感光体1上のピンホール部等に帯電電流が集中
する可能性が生じる。一方、低温低湿環境(15℃、1
0%RH、以下、L/L環境と記す)下では材料が乾燥
して抵抗値が上昇し、帯電不良が生じる可能性がある。
材料の環境変動等によって一桁近く変動することがあ
る。特に高温高湿環境(32.5℃、85%RH、以
下、H/H環境と記す)下では材料が吸湿し、抵抗値が
下降し、感光体1上のピンホール部等に帯電電流が集中
する可能性が生じる。一方、低温低湿環境(15℃、1
0%RH、以下、L/L環境と記す)下では材料が乾燥
して抵抗値が上昇し、帯電不良が生じる可能性がある。
【0025】このような環境特性による帯電部材2のイ
ンピーダンスの変化は前に述べた均一な帯電電位を得る
ために必要なAC電圧成分を変化させる。つまり、帯電
部材2のインピーダンスが上昇し、帯電不良を起こし易
いL/L環境においては均一帯電をするためのAC電圧
のピーク間電圧値Vppが論理的に求められる1200V
よりも高い2000Vが必要とされる。しかし、H/H
環境で均一帯電に必要なVpp値は理論値に近い1400
V程度で十分である。
ンピーダンスの変化は前に述べた均一な帯電電位を得る
ために必要なAC電圧成分を変化させる。つまり、帯電
部材2のインピーダンスが上昇し、帯電不良を起こし易
いL/L環境においては均一帯電をするためのAC電圧
のピーク間電圧値Vppが論理的に求められる1200V
よりも高い2000Vが必要とされる。しかし、H/H
環境で均一帯電に必要なVpp値は理論値に近い1400
V程度で十分である。
【0026】しかしながら、もし、全環境下で2000
Vppの定電圧制御を行なうと、特に、H/H環境で帯電
ローラ2に余分なAC電圧成分を重畳することは、感光
体表面の電位を安定化させるという利点のほかに、いく
つかの弊害を発生させる。
Vppの定電圧制御を行なうと、特に、H/H環境で帯電
ローラ2に余分なAC電圧成分を重畳することは、感光
体表面の電位を安定化させるという利点のほかに、いく
つかの弊害を発生させる。
【0027】接触帯電の利点としては、コロナ帯電器に
比べてオゾン発生量が少ないということが上げられる。
しかし、接触帯電は発生総オゾン量は少ないけれどもオ
ゾンの発生位置が帯電部材と感光体の間の微小ギャップ
であるため、少量のオゾン量でも容易に感光体に付着
し、感光層の表面が低抵抗化し、画像流れを引き起こす
可能性がある。
比べてオゾン発生量が少ないということが上げられる。
しかし、接触帯電は発生総オゾン量は少ないけれどもオ
ゾンの発生位置が帯電部材と感光体の間の微小ギャップ
であるため、少量のオゾン量でも容易に感光体に付着
し、感光層の表面が低抵抗化し、画像流れを引き起こす
可能性がある。
【0028】帯電にDC電圧成分だけを用いた場合に
は、放電量は感光体に目標表面電位VDを与えるだけの
最小限でよいが、AC電圧成分を重畳すると、これに加
えて感光体表面電位をVDに収束させるための余分な放
電が起きる。従って、AC電圧成分の重畳は画像流れに
対しては、悪い影響を与えることになる。
は、放電量は感光体に目標表面電位VDを与えるだけの
最小限でよいが、AC電圧成分を重畳すると、これに加
えて感光体表面電位をVDに収束させるための余分な放
電が起きる。従って、AC電圧成分の重畳は画像流れに
対しては、悪い影響を与えることになる。
【0029】帯電部材2に電圧を印加すると、感光体基
層の導電層との間に電界が発生するため、帯電部材2と
感光体1の間に電気的な力が生じる。このため、印加電
圧にAC電圧成分を重畳すると、この力がAC電圧成分
に応じて変化するため、感光体は振動を引き起こし、帯
電音と呼ばれる異音を発生する。また感光体1の該振動
は画像のブレ等にも悪影響を与える。
層の導電層との間に電界が発生するため、帯電部材2と
感光体1の間に電気的な力が生じる。このため、印加電
圧にAC電圧成分を重畳すると、この力がAC電圧成分
に応じて変化するため、感光体は振動を引き起こし、帯
電音と呼ばれる異音を発生する。また感光体1の該振動
は画像のブレ等にも悪影響を与える。
【0030】また、AC電圧成分によって放電量が増加
すると、転写式の画像形成装置の場合はクリーニングブ
レードをすり抜けて帯電部材2に至ったトナーが、上記
電気的な力により感光体1表面への付着力を増し、感光
体上トナー融着を引き起こすことがある。
すると、転写式の画像形成装置の場合はクリーニングブ
レードをすり抜けて帯電部材2に至ったトナーが、上記
電気的な力により感光体1表面への付着力を増し、感光
体上トナー融着を引き起こすことがある。
【0031】以上のような理由から、AC電圧成分によ
る放電量は感光体表面電位VDを安定化させるための各
環境下における必要最小限に制限することが望ましい。
る放電量は感光体表面電位VDを安定化させるための各
環境下における必要最小限に制限することが望ましい。
【0032】このため、従来は帯電部材2に印加するA
C電圧成分を定電流制御する手法が用いられてきた。こ
の方法によると環境特性、または帯電部材製造時にふれ
等によってインピーダンスが上昇すると、帯電部材に供
給される帯電AC電流が定電流制御されているため、発
生するAC電圧がオームの法則に従って上昇し、帯電不
良を防止する効果がある。一方、H/H環境下などで均
一帯電に必要な電圧値が小さくても良い場合には、帯電
部材のインピーダンスも下降するため、発生するAC電
圧値も小さくなり、AC電圧が高い場合の前述の問題点
である画像流れ、トナー融着等の問題点を防止すること
ができる。
C電圧成分を定電流制御する手法が用いられてきた。こ
の方法によると環境特性、または帯電部材製造時にふれ
等によってインピーダンスが上昇すると、帯電部材に供
給される帯電AC電流が定電流制御されているため、発
生するAC電圧がオームの法則に従って上昇し、帯電不
良を防止する効果がある。一方、H/H環境下などで均
一帯電に必要な電圧値が小さくても良い場合には、帯電
部材のインピーダンスも下降するため、発生するAC電
圧値も小さくなり、AC電圧が高い場合の前述の問題点
である画像流れ、トナー融着等の問題点を防止すること
ができる。
【0033】しかしながら、これに伴う問題点として、
帯電部材2のインピーダンスがL/L環境に長期放置、
製造時のふれ等で異常に高くなった場合には、そのイン
ピーダンスの上昇に応じて帯電AC電圧も無制限に大き
くなってしまい、帯電部材2と感光体1の間で異常放電
を起こし、この異常放電部分の帯電が行われないために
出力画像上に黒筋を生じるという問題が生じていた。こ
れを防ぐために、AC電圧を制限するように電圧リミッ
タをつける方法等が考えられているが、これによってコ
ストアップが生じるという結果になっていた。
帯電部材2のインピーダンスがL/L環境に長期放置、
製造時のふれ等で異常に高くなった場合には、そのイン
ピーダンスの上昇に応じて帯電AC電圧も無制限に大き
くなってしまい、帯電部材2と感光体1の間で異常放電
を起こし、この異常放電部分の帯電が行われないために
出力画像上に黒筋を生じるという問題が生じていた。こ
れを防ぐために、AC電圧を制限するように電圧リミッ
タをつける方法等が考えられているが、これによってコ
ストアップが生じるという結果になっていた。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、被帯電
体としての感光体の均一帯電に必要なAC電圧は、装置
の使用環境によって変化させることが望ましい。つま
り、L/L環境等で帯電部材2のインピーダンスが上昇
する場合には帯電不良を防止するためにAC電位即ちピ
ーク間電圧値Vppが上昇し、逆にトナー融着、画像流れ
が生じ易いH/H環境ではピーク間電圧値Vppが減少す
るような制御が望まれている。しかし、L/L環境にお
いても必要以上のピーク間電圧Vppの印加は異常放電が
発生するため避けなければならない。
体としての感光体の均一帯電に必要なAC電圧は、装置
の使用環境によって変化させることが望ましい。つま
り、L/L環境等で帯電部材2のインピーダンスが上昇
する場合には帯電不良を防止するためにAC電位即ちピ
ーク間電圧値Vppが上昇し、逆にトナー融着、画像流れ
が生じ易いH/H環境ではピーク間電圧値Vppが減少す
るような制御が望まれている。しかし、L/L環境にお
いても必要以上のピーク間電圧Vppの印加は異常放電が
発生するため避けなければならない。
【0035】そこで本発明は、AC帯電方式の接触式帯
電装置、該帯電装置を用いた画像形成装置において、L
/L環境またはインピーダンスの高い帯電部材を用いた
ときにも十分な帯電を行ない、しかも環境変動による帯
電部材のインピーダンスの変化にもっとも適したAC電
圧を発生できるような制御を行うことを目的とする。
電装置、該帯電装置を用いた画像形成装置において、L
/L環境またはインピーダンスの高い帯電部材を用いた
ときにも十分な帯電を行ない、しかも環境変動による帯
電部材のインピーダンスの変化にもっとも適したAC電
圧を発生できるような制御を行うことを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする接触式帯電装置、及び画像形成装置である。 (1)帯電部材を被帯電体に接触させ、該帯電部材に振
動電圧を印加して被帯電体を帯電させる接触式帯電装置
において、帯電部材に対する印加振動電圧の振動成分が
帯電部材の負荷インピーダンスにかかわらず定電力に制
御されることを特徴とする接触式帯電装置。
徴とする接触式帯電装置、及び画像形成装置である。 (1)帯電部材を被帯電体に接触させ、該帯電部材に振
動電圧を印加して被帯電体を帯電させる接触式帯電装置
において、帯電部材に対する印加振動電圧の振動成分が
帯電部材の負荷インピーダンスにかかわらず定電力に制
御されることを特徴とする接触式帯電装置。
【0037】(2)帯電部材は、被帯電体に接する表層
に抵抗層を持ち、少なくとも2層以上の積層体であるこ
とを特徴とする(1)記載の接触帯電装置。
に抵抗層を持ち、少なくとも2層以上の積層体であるこ
とを特徴とする(1)記載の接触帯電装置。
【0038】(3)帯電部材に対する印加振動電圧が、
直流電圧と交流電圧の重畳電圧であることを特徴とする
(1)記載の接触式帯電装置。
直流電圧と交流電圧の重畳電圧であることを特徴とする
(1)記載の接触式帯電装置。
【0039】(4)帯電部材に対する印加振動電圧が、
直流オフセットバイアスに、放電開始しきい像電圧の2
倍以上のピーク間電圧値を有する交流成分を重畳したも
のであること像特徴とする(1)又は(3)記載の接触
帯電装置。
直流オフセットバイアスに、放電開始しきい像電圧の2
倍以上のピーク間電圧値を有する交流成分を重畳したも
のであること像特徴とする(1)又は(3)記載の接触
帯電装置。
【0040】(5)像担持体面の帯電処理を含むプロセ
スにより作像を実行する画像形成装置において、像担持
体を帯電処理する手段が、帯電部材を像担持体に接触さ
せ、該帯電部材に振動電圧を印加して像担持体を帯電さ
せる接触式帯電装置であり、帯電部材に対する印加振動
電圧の振動成分が帯電部材の負荷インピーダンスにかか
わらず定電力に制御されることを特徴とする画像形成装
置。
スにより作像を実行する画像形成装置において、像担持
体を帯電処理する手段が、帯電部材を像担持体に接触さ
せ、該帯電部材に振動電圧を印加して像担持体を帯電さ
せる接触式帯電装置であり、帯電部材に対する印加振動
電圧の振動成分が帯電部材の負荷インピーダンスにかか
わらず定電力に制御されることを特徴とする画像形成装
置。
【0041】
【作用】帯電部材に対する印加振動電圧の振動成分が帯
電部材の負荷インピーダンスにかかわらず定電力に制御
することで、帯電部材のインピーダンスに応じた、交流
電圧成分のピーク間電圧値Vppを発生でき、更に過大電
圧の発生を抑制することができる。これによって、定電
流制御ではインピーダンスZの変化に対して線形にVpp
が変化したため発生Vppに上限値を設けることができな
かったが、定電力制御ではインピーダンスの平行根に応
じてVppが変化するため、図1に示すように、帯電部材
のインピーダンスの変化に対応し、しかも緩やかな電圧
リミッタをかけることが可能になった。したがって、L
/L環境またはインピーダンスの高い帯電部材を用いた
ときにも十分な帯電を行ない、しかも環境変動による帯
電部材のインピーダンスの変化にもっとも適したAC電
圧を発生できる。
電部材の負荷インピーダンスにかかわらず定電力に制御
することで、帯電部材のインピーダンスに応じた、交流
電圧成分のピーク間電圧値Vppを発生でき、更に過大電
圧の発生を抑制することができる。これによって、定電
流制御ではインピーダンスZの変化に対して線形にVpp
が変化したため発生Vppに上限値を設けることができな
かったが、定電力制御ではインピーダンスの平行根に応
じてVppが変化するため、図1に示すように、帯電部材
のインピーダンスの変化に対応し、しかも緩やかな電圧
リミッタをかけることが可能になった。したがって、L
/L環境またはインピーダンスの高い帯電部材を用いた
ときにも十分な帯電を行ない、しかも環境変動による帯
電部材のインピーダンスの変化にもっとも適したAC電
圧を発生できる。
【0042】
<第1の実施例>(図2〜図5) (1)画像形成装置 図2は本発明に従う接触式帯電装置を用いた画像形成装
置の一例の概略構成図である。
置の一例の概略構成図である。
【0043】1は像担持体としての回転ドラム型の電子
写真感光体である。本実施例の感光体1は、径30mm
感光層厚25μmのOPC(有機光導電体)感光体であ
り、矢示の時計方向に100mm/secのプロセスス
ピード(周速)で回転駆動される。
写真感光体である。本実施例の感光体1は、径30mm
感光層厚25μmのOPC(有機光導電体)感光体であ
り、矢示の時計方向に100mm/secのプロセスス
ピード(周速)で回転駆動される。
【0044】その回転過程で、接触帯電ローラ2による
負の均一な一次帯電処理を受け、次いでその帯電面に半
導体レーザ4から出力される、画像信号に応じて変調さ
れたレーザ光Lによるイメージ走査露光を受けること
で、露光部の帯電電荷が除電されて感光体1面に露光イ
メージに対応した静電潜像が形成されていく。
負の均一な一次帯電処理を受け、次いでその帯電面に半
導体レーザ4から出力される、画像信号に応じて変調さ
れたレーザ光Lによるイメージ走査露光を受けること
で、露光部の帯電電荷が除電されて感光体1面に露光イ
メージに対応した静電潜像が形成されていく。
【0045】次いでその潜像がジャンピング現像装置5
により負に帯電した一成分磁性トナーで反転現像され
る。そしてそのトナー像が、感光体1と、正の電圧が印
加された転写ローラ6との間に不図示の給紙部から給送
された転写材7上に転写されていく。
により負に帯電した一成分磁性トナーで反転現像され
る。そしてそのトナー像が、感光体1と、正の電圧が印
加された転写ローラ6との間に不図示の給紙部から給送
された転写材7上に転写されていく。
【0046】トナー像の転写を受けた転写材7は感光体
1面から分離されて定着器8へ導入されてトナー像の熱
加圧定着を受け、プリントアウトされる。
1面から分離されて定着器8へ導入されてトナー像の熱
加圧定着を受け、プリントアウトされる。
【0047】トナー像転写後の感光体1はクリーニング
装置のクリーニングブレード9により残トナーを除去さ
れて清浄面化され、繰り返して画像形成に供される。
装置のクリーニングブレード9により残トナーを除去さ
れて清浄面化され、繰り返して画像形成に供される。
【0048】(2)帯電ローラ2 帯電ローラ2は本実施例ものは図3に層構成模型図を示
したように、導電性芯金21を中心に順次外側に同心
に、カーボンで導電性処理したEPDMゴムなどの低抵
抗弾性層22、高抵抗層23、コーチング層24を積層
してなる、径12mmのものである。
したように、導電性芯金21を中心に順次外側に同心
に、カーボンで導電性処理したEPDMゴムなどの低抵
抗弾性層22、高抵抗層23、コーチング層24を積層
してなる、径12mmのものである。
【0049】この帯電ローラ2を感光体1にほぼ平行に
所定の当接圧をもって圧接させてあり、本例の場合は感
光体1の回転に従動して回転する。この帯電ローラ2の
芯金21に対して、後述する定電力回路30(図5)を
含む電源3から所定の電圧が印加されて感光体1の一次
帯電処理がなされる。
所定の当接圧をもって圧接させてあり、本例の場合は感
光体1の回転に従動して回転する。この帯電ローラ2の
芯金21に対して、後述する定電力回路30(図5)を
含む電源3から所定の電圧が印加されて感光体1の一次
帯電処理がなされる。
【0050】本実施例では感光体の目標表面電位(帯電
電位)VDを−700Vに帯電させるものとしてその電
位VDに相当する直流オフセット電圧VDC−700V
に、後述の定電力制御されたAC正弦波を重畳した振動
電圧を印加して感光体表面を−700Vに帯電してい
る。
電位)VDを−700Vに帯電させるものとしてその電
位VDに相当する直流オフセット電圧VDC−700V
に、後述の定電力制御されたAC正弦波を重畳した振動
電圧を印加して感光体表面を−700Vに帯電してい
る。
【0051】帯電ローラ2の高抵抗層23は感光体1に
ピンホール部などの低耐圧欠陥部が生じた場合、この部
分に帯電電流が集中すると他の部分が帯電しなくなるた
め、これを防止する目的で設けたもので、厚さ150μ
mのエピクロルヒドリンゴムを用いている。この他にも
高抵抗層として、ウレタンゴム、EPDMゴムにカーボ
ン、酸化チタン等の金属酸化物を導電フィラーとして分
散して抵抗値の処理を行なったものを用いることもでき
る。
ピンホール部などの低耐圧欠陥部が生じた場合、この部
分に帯電電流が集中すると他の部分が帯電しなくなるた
め、これを防止する目的で設けたもので、厚さ150μ
mのエピクロルヒドリンゴムを用いている。この他にも
高抵抗層として、ウレタンゴム、EPDMゴムにカーボ
ン、酸化チタン等の金属酸化物を導電フィラーとして分
散して抵抗値の処理を行なったものを用いることもでき
る。
【0052】コーチング層24は帯電ローラ2が感光体
1に対して長期間加圧放置された場合に固着を起こすこ
とを防止するために設けた層であり、ナイロン樹脂で5
μmの厚みをもっている (3)AC電圧成分の定電力制御 帯電ローラ2に印加する振動電圧のAC電圧成分は定電
力制御を行う。
1に対して長期間加圧放置された場合に固着を起こすこ
とを防止するために設けた層であり、ナイロン樹脂で5
μmの厚みをもっている (3)AC電圧成分の定電力制御 帯電ローラ2に印加する振動電圧のAC電圧成分は定電
力制御を行う。
【0053】帯電ローラ2の高抵抗層23のエピクロル
ヒドリンゴム等の材料は、温度、湿度に依って抵抗値、
静電容量値が変化するため、帯電ローラ2の帯電特性が
変化する。図4はH/H環境下及びL/L環境下での帯
電ローラ2のVpp−IAC特性を示している。
ヒドリンゴム等の材料は、温度、湿度に依って抵抗値、
静電容量値が変化するため、帯電ローラ2の帯電特性が
変化する。図4はH/H環境下及びL/L環境下での帯
電ローラ2のVpp−IAC特性を示している。
【0054】この中で帯電が行われにくいのはL/L環
境であり、AC電流が小さいと砂地と呼ばれる微小な帯
電不良が発生する。この砂地はL/L環境下で約200
0Vのピーク間電圧(実効値707V)を持つAC電圧
を印加する事によって除去でき、この時に帯電ローラ2
に流れるAC電流は550μA(実効値、周波数550
Hzの正弦波)であった。
境であり、AC電流が小さいと砂地と呼ばれる微小な帯
電不良が発生する。この砂地はL/L環境下で約200
0Vのピーク間電圧(実効値707V)を持つAC電圧
を印加する事によって除去でき、この時に帯電ローラ2
に流れるAC電流は550μA(実効値、周波数550
Hzの正弦波)であった。
【0055】ここで、実際には帯電ローラ2に静電容量
が存在するために、電力の計算には力率の項がはいって
くるが、単純に直流抵抗成分だけを考えると、この時の
負荷のインピーダンスは1.2MΩであり、電力Pは
が存在するために、電力の計算には力率の項がはいって
くるが、単純に直流抵抗成分だけを考えると、この時の
負荷のインピーダンスは1.2MΩであり、電力Pは
【0056】
【数1】P=1×V=389mW となる。
【0057】この電力を帯電ローラ2に供給していれば
帯電不良は生じないことになるため、他の各環境下にお
いても、帯電ローラ2に印加する振動電圧のAC電圧成
分は389mWの定電力制御を行うことにする。
帯電不良は生じないことになるため、他の各環境下にお
いても、帯電ローラ2に印加する振動電圧のAC電圧成
分は389mWの定電力制御を行うことにする。
【0058】図5は定電力制御回路30を示すブロック
図であり、この回路ではAC電圧成分の定電力制御を行
なうためにフィードバック制御を行なっている。発振器
31から出力されたAC正弦波をアンプ32で増幅し、
このアンプ出力を出力メータ33で測定し、得られた電
力測定値をアンプ32の入力側に電圧値として負帰還を
行なう。
図であり、この回路ではAC電圧成分の定電力制御を行
なうためにフィードバック制御を行なっている。発振器
31から出力されたAC正弦波をアンプ32で増幅し、
このアンプ出力を出力メータ33で測定し、得られた電
力測定値をアンプ32の入力側に電圧値として負帰還を
行なう。
【0059】そして、負荷が軽くなり、電力が大きくな
った場合には電圧を抑制し、逆の場合には電圧を増加さ
せ、常に目標電力値(本実施例では389mW)になる
ように制御を行なう。
った場合には電圧を抑制し、逆の場合には電圧を増加さ
せ、常に目標電力値(本実施例では389mW)になる
ように制御を行なう。
【0060】出力回路33から出力された定電力制御さ
れたAC電圧成分は、DC電源34から出力されたDC
成分に重畳され、帯電ローラ2としての負荷35に加え
られる。なお、ここでは負荷35の力率は一定と仮定し
て計算を行なっている。
れたAC電圧成分は、DC電源34から出力されたDC
成分に重畳され、帯電ローラ2としての負荷35に加え
られる。なお、ここでは負荷35の力率は一定と仮定し
て計算を行なっている。
【0061】この制御によると、通常環境では帯電ロー
ラのインピーダンスが下降するため、負荷が軽くなり、
電流が流れ易くなる。ここでは定電力制御を行っている
ため電圧は降下し、その結果として余分な放電を防ぐこ
とができるようになる。具体的には負荷のインピーダン
スZが1.0MΩとなるため、印加されるAC電圧値は
ラのインピーダンスが下降するため、負荷が軽くなり、
電流が流れ易くなる。ここでは定電力制御を行っている
ため電圧は降下し、その結果として余分な放電を防ぐこ
とができるようになる。具体的には負荷のインピーダン
スZが1.0MΩとなるため、印加されるAC電圧値は
【0062】
【数2】 となり、この時のピーク間電圧値Vppは1760Vとな
る。
る。
【0063】また、H/H環境下においては負荷のイン
ピーダンスが0.9MΩにまで減少するため、上記と同
様にAC電圧値はV=591V(ピーク間電圧1670
V)となり、トナー融着を防ぎ、画像流れが発生しにく
いようなAC電圧制御を行うことが可能になった。
ピーダンスが0.9MΩにまで減少するため、上記と同
様にAC電圧値はV=591V(ピーク間電圧1670
V)となり、トナー融着を防ぎ、画像流れが発生しにく
いようなAC電圧制御を行うことが可能になった。
【0064】これだけの制御であれば、回路の複雑さを
無視すれば従来技術のようなAC定電流制御によっても
同様の効果を得ることができる。表1にL/L環境で2
000Vppを発生できることを前提に、他の環境下での
「定電流制御」と「定電力制御」それぞれで発生するA
C電圧値を示す。なお、表1においてN/Nは通常環境
を示す。
無視すれば従来技術のようなAC定電流制御によっても
同様の効果を得ることができる。表1にL/L環境で2
000Vppを発生できることを前提に、他の環境下での
「定電流制御」と「定電力制御」それぞれで発生するA
C電圧値を示す。なお、表1においてN/Nは通常環境
を示す。
【0065】
【表1】 2200Vpp以上 異常放電 1200Vpp以下 帯電不良 しかし、帯電ローラ2の製造上での抵抗値のばらつき、
L/L環境での長期放置を行うと負荷のインピーダンス
が上記の1.28MΩ以上になる可能性がある。例とし
て、インピーダンスが1.5MΩにまで上昇した場合を
考えてみる。
L/L環境での長期放置を行うと負荷のインピーダンス
が上記の1.28MΩ以上になる可能性がある。例とし
て、インピーダンスが1.5MΩにまで上昇した場合を
考えてみる。
【0066】従来の定電流制御を行った場合には、発生
するAC電圧値は負荷インピーダンスに対して線形に上
昇するため2330Vppもの電圧が印加されることにな
る。実際にはこのインピーダンスの帯電ローラ2を用い
ても均一帯電に必要なAC電圧値は2000Vで十分な
ため、330Vの余分な電圧が印加されていることにな
る。
するAC電圧値は負荷インピーダンスに対して線形に上
昇するため2330Vppもの電圧が印加されることにな
る。実際にはこのインピーダンスの帯電ローラ2を用い
ても均一帯電に必要なAC電圧値は2000Vで十分な
ため、330Vの余分な電圧が印加されていることにな
る。
【0067】この結果として過剰な電圧のために帯電ロ
ーラ2と感光体1との間に異常放電が生じ、その異常放
電部分が黒筋として観測されるような画像異常となっ
た。この異常放電を従来の定電流制御で防止するために
は異常放電が発生する2200Vpp以上の電圧印加をカ
ットする電圧リミッタをつけるしかなく、コストの上昇
となっていた。
ーラ2と感光体1との間に異常放電が生じ、その異常放
電部分が黒筋として観測されるような画像異常となっ
た。この異常放電を従来の定電流制御で防止するために
は異常放電が発生する2200Vpp以上の電圧印加をカ
ットする電圧リミッタをつけるしかなく、コストの上昇
となっていた。
【0068】これに対して本発明によるAC定電力制御
では、負荷インピーダンスが1.5MΩの時に発生する
AC電圧値は
では、負荷インピーダンスが1.5MΩの時に発生する
AC電圧値は
【0069】
【数3】 であり、ピーク間電圧を2160Vppにまで抑制するこ
とができる。この電圧は異常放電発生の限界である22
00V以下であるので、AC電圧リミッタの必要がなく
なる。
とができる。この電圧は異常放電発生の限界である22
00V以下であるので、AC電圧リミッタの必要がなく
なる。
【0070】また、製造時に異常に抵抗値が低くなった
ような帯電ローラ2で、H/H環境で長期放置してイン
ピーダンスが0.7MΩにまで下降したような場合を想
定すると、定電流制御ではピーク間電圧を1089Vpp
しか発生できず、均一帯電に最低必要な放電開始しきい
値の2倍である1100Vを下回ってしまう可能性が生
じる。
ような帯電ローラ2で、H/H環境で長期放置してイン
ピーダンスが0.7MΩにまで下降したような場合を想
定すると、定電流制御ではピーク間電圧を1089Vpp
しか発生できず、均一帯電に最低必要な放電開始しきい
値の2倍である1100Vを下回ってしまう可能性が生
じる。
【0071】しかし、本発明のAC定電力制御を用いれ
ば、1476Vppのピーク間電圧を発生することがで
き、帯電ローラ2のインピーダンスが低すぎるために生
じる帯電不良を防ぐことができるようになった。
ば、1476Vppのピーク間電圧を発生することがで
き、帯電ローラ2のインピーダンスが低すぎるために生
じる帯電不良を防ぐことができるようになった。
【0072】以上のAC定電力制御を実施した本実施例
の画像形成装置(プリンタ)で実際に画像を出力し、H
/H環境下での出力のものと、L/L環境下での出力の
ものとの画像評価を行なった。帯電波形は正弦波で55
0Hzである。
の画像形成装置(プリンタ)で実際に画像を出力し、H
/H環境下での出力のものと、L/L環境下での出力の
ものとの画像評価を行なった。帯電波形は正弦波で55
0Hzである。
【0073】まず、L/L環境を例にとると、長期放置
を行った帯電ローラ2を用いて画像出力を行った。従来
の定電流制御を行った場合には2330Vppのピーク間
電圧を発生し、砂地状の帯電不良は発生しなかったもの
の、ベタ白画像に異常放電による微少な黒筋が発生し
た。
を行った帯電ローラ2を用いて画像出力を行った。従来
の定電流制御を行った場合には2330Vppのピーク間
電圧を発生し、砂地状の帯電不良は発生しなかったもの
の、ベタ白画像に異常放電による微少な黒筋が発生し
た。
【0074】そこで、前記のように定電力389mWで
AC電圧成分を制御したところ、2160Vppのピーク
間電圧を発生し、この時、感光体表面電位はVDで安定
し、出力画像も砂地、異常放電の発生しない良好なもの
であった。
AC電圧成分を制御したところ、2160Vppのピーク
間電圧を発生し、この時、感光体表面電位はVDで安定
し、出力画像も砂地、異常放電の発生しない良好なもの
であった。
【0075】このように、従来の定電流制御と同様に、
帯電ローラのインピーダンスに応じたAC電圧の制御を
行いながら、インピーダンスが異常に大きいときの異常
放電、同様に異常小さいときのAC電圧不足による帯電
不良の発生を、余分な回路を必要とすることなく低コス
トで防止することを可能にすることができる。
帯電ローラのインピーダンスに応じたAC電圧の制御を
行いながら、インピーダンスが異常に大きいときの異常
放電、同様に異常小さいときのAC電圧不足による帯電
不良の発生を、余分な回路を必要とすることなく低コス
トで防止することを可能にすることができる。
【0076】<第2の実施例>(図6〜図8)本実施例
は上述第1の実施例において帯電部材として帯電ローラ
2にかえて帯電ブレード2Aを用いたものである。
は上述第1の実施例において帯電部材として帯電ローラ
2にかえて帯電ブレード2Aを用いたものである。
【0077】この帯電ブレード2Aは図7の層構成模型
図に示したように、低抵抗弾性層22・高抵抗層23・
コーチング層24の3層積層構成のものである。各層の
材料や層厚などは前述の帯電ローラ2と同様である。
図に示したように、低抵抗弾性層22・高抵抗層23・
コーチング層24の3層積層構成のものである。各層の
材料や層厚などは前述の帯電ローラ2と同様である。
【0078】該帯電ブレード2はコーチング層24側を
感光体1側にしてブレード先端側を感光体1の回転方向
に対してカウンタ方向に向けて感光体1に総圧500g
で加圧接触させてある。
感光体1側にしてブレード先端側を感光体1の回転方向
に対してカウンタ方向に向けて感光体1に総圧500g
で加圧接触させてある。
【0079】この帯電ブレード2Aに導電性支持体21
を介して電源3より所定の電圧を印加することで回転感
光体1面が接触式で帯電処理される。
を介して電源3より所定の電圧を印加することで回転感
光体1面が接触式で帯電処理される。
【0080】帯電ブレード2Aの抵抗値も図8のような
測定方法で測定して、前述の帯電ローラ2の場合と同様
の理由で、105 Ωもしくは106 Ω台であることが必
要である。図8の帯電ブレード抵抗値測定方法は、ブレ
ードの表裏両面に電極としての導電性金属テープ(3.
77cm2)10・10を対向させて接触させ、その両
テープ間にDC電源11によって1KVの電圧を印加し
て電流値を電流計Aで測定して抵抗値を測定する。
測定方法で測定して、前述の帯電ローラ2の場合と同様
の理由で、105 Ωもしくは106 Ω台であることが必
要である。図8の帯電ブレード抵抗値測定方法は、ブレ
ードの表裏両面に電極としての導電性金属テープ(3.
77cm2)10・10を対向させて接触させ、その両
テープ間にDC電源11によって1KVの電圧を印加し
て電流値を電流計Aで測定して抵抗値を測定する。
【0081】帯電ブレード2Aにおいても、帯電ブレー
ド2Aの高抵抗層23を形成している材料は環境により
インピーダンスの変化を生じ、前記実施例で述べたよう
に各環境下で感光体表面を均一に帯電させるためのAC
電圧値が変わってくる。
ド2Aの高抵抗層23を形成している材料は環境により
インピーダンスの変化を生じ、前記実施例で述べたよう
に各環境下で感光体表面を均一に帯電させるためのAC
電圧値が変わってくる。
【0082】具体的にはH/H環境、N/N環境では1
400Vpp程度のピーク間電圧値をもつAC電圧を印加
することによって帯電電位が目標電位VDに収束し、砂
地と呼ばれる帯電不良を防止することができたが、L/
L環境に長期間放置することによってブレード2Aのイ
ンピーダンスが上昇し、2000Vppのピーク間電圧を
印加しなければ感光体表面を均一に帯電することができ
なくなってくる。
400Vpp程度のピーク間電圧値をもつAC電圧を印加
することによって帯電電位が目標電位VDに収束し、砂
地と呼ばれる帯電不良を防止することができたが、L/
L環境に長期間放置することによってブレード2Aのイ
ンピーダンスが上昇し、2000Vppのピーク間電圧を
印加しなければ感光体表面を均一に帯電することができ
なくなってくる。
【0083】しかし、全環境に於て2000VppのAC
定電圧制御を行うことは、H/H環境の画像流れ、感光
体上へのトナー融着、帯電音の抑制という見地から困難
が生じる。
定電圧制御を行うことは、H/H環境の画像流れ、感光
体上へのトナー融着、帯電音の抑制という見地から困難
が生じる。
【0084】また、L/L環境にブレード2Aを長期間
放置した場合、また、製造時にブレード2Aのインピー
ダンスが極端に高いものができてしまった場合、従来の
AC定電流制御ではインピーダンスに比例してピーク間
電圧Vppが上昇してしまい、異常放電による画像不良が
生じるという問題が実施例1の帯電ローラ同様に発生し
ていた。
放置した場合、また、製造時にブレード2Aのインピー
ダンスが極端に高いものができてしまった場合、従来の
AC定電流制御ではインピーダンスに比例してピーク間
電圧Vppが上昇してしまい、異常放電による画像不良が
生じるという問題が実施例1の帯電ローラ同様に発生し
ていた。
【0085】従って、帯電ブレード2Aを用いる場合に
おいても前記第1の実施例と同様に、環境変動によって
印加されるAC電圧を適切に変化させて余分な放電を抑
制し、更に極端に高いピーク間電圧Vppの発生を制限す
るようなAC電圧成分の制御法が求められてきた。。
おいても前記第1の実施例と同様に、環境変動によって
印加されるAC電圧を適切に変化させて余分な放電を抑
制し、更に極端に高いピーク間電圧Vppの発生を制限す
るようなAC電圧成分の制御法が求められてきた。。
【0086】本実施例はこの帯電ブレード2AをAC定
電力制御する。即ち、目標電位VDに相当するDCオフ
セット電圧−700Vに、定電力389mWで制御され
た周波数550Hz、正弦波のAC電圧成分を重畳した
振動電圧を帯電ブレード2Aに印加する。
電力制御する。即ち、目標電位VDに相当するDCオフ
セット電圧−700Vに、定電力389mWで制御され
た周波数550Hz、正弦波のAC電圧成分を重畳した
振動電圧を帯電ブレード2Aに印加する。
【0087】本実施例で用いたAC定電力制御値は、帯
電ブレード2Aのインピーダンスによって決定される
が、この制御値は帯電ブレード2AのL/L環境長期放
置時に感光体1を均一に帯電することができるようなA
C電圧Vppから求めた。
電ブレード2Aのインピーダンスによって決定される
が、この制御値は帯電ブレード2AのL/L環境長期放
置時に感光体1を均一に帯電することができるようなA
C電圧Vppから求めた。
【0088】帯電ブレード2Aの高抵抗層23は第1の
実施例の帯電ローラ2で用いたものと同じエピクロルヒ
ドリンゴムであるため、インピーダンスの環境変動等は
ほぼ同等であり、制御定電力値、発生電圧Vppも同じ様
な状況を示し、389mW定電力制御時の各環境での発
生電圧は前記の表1に示す値となった。
実施例の帯電ローラ2で用いたものと同じエピクロルヒ
ドリンゴムであるため、インピーダンスの環境変動等は
ほぼ同等であり、制御定電力値、発生電圧Vppも同じ様
な状況を示し、389mW定電力制御時の各環境での発
生電圧は前記の表1に示す値となった。
【0089】以上のように、定電力制御を行うことによ
って、従来の定電流制御でのL/L環境で異常放電を起
こす問題、また定電圧制御で問題となる、H/H環境で
の画像流れ、トナー融着を起こすことなく、全環境で安
定した画像の形成が行えることが確認された。
って、従来の定電流制御でのL/L環境で異常放電を起
こす問題、また定電圧制御で問題となる、H/H環境で
の画像流れ、トナー融着を起こすことなく、全環境で安
定した画像の形成が行えることが確認された。
【0090】<第3の実施例>(図9)本実施例では、
帯電部材に帯電ローラ2を用いAC定電流制御を行う
が、帯電ローラに印加する電圧を発生する高圧回路にお
いて、高圧発生能力の上限付近に動作点を設定し、過大
なAC電圧の発生する状況では回路が飽和して擬似的な
定電力制御になるようにしたことを特徴としている。
帯電部材に帯電ローラ2を用いAC定電流制御を行う
が、帯電ローラに印加する電圧を発生する高圧回路にお
いて、高圧発生能力の上限付近に動作点を設定し、過大
なAC電圧の発生する状況では回路が飽和して擬似的な
定電力制御になるようにしたことを特徴としている。
【0091】理想的なAC定電流制御の特性は図9のグ
ラフの実線グラフ線(a)に示されるように常に電流値
は一定に制御され、負荷のインピーダンスに比例したA
C電圧を発生する。しかし、実際の高圧回路においては
特にACトランスの容量不足に起因して負荷が大きい場
合に、本来の特性からはずれてAC電圧Vppが十分に発
生できないような制御になってしまう。この領域では実
線グラフ線(a)に示されるような定電流制御の特性で
はなく、破線グラフ線(b)のような擬似的な定電力制
御特性を示す。
ラフの実線グラフ線(a)に示されるように常に電流値
は一定に制御され、負荷のインピーダンスに比例したA
C電圧を発生する。しかし、実際の高圧回路においては
特にACトランスの容量不足に起因して負荷が大きい場
合に、本来の特性からはずれてAC電圧Vppが十分に発
生できないような制御になってしまう。この領域では実
線グラフ線(a)に示されるような定電流制御の特性で
はなく、破線グラフ線(b)のような擬似的な定電力制
御特性を示す。
【0092】そこで、本実施例ではこのことをあらかじ
め見込んで、帯電ローラ2の負荷での動作点を、高圧発
生回路が定電流制御を行える領域の限界付近にもってく
ることとする。
め見込んで、帯電ローラ2の負荷での動作点を、高圧発
生回路が定電流制御を行える領域の限界付近にもってく
ることとする。
【0093】具体的な例を以下に示す。全環境を通じて
帯電ローラ2が感光体1の均一帯電を行うために十分な
電圧は2000Vであることは前実施例ですでに述べて
いるが、このことは逆にこの電圧以上の印加は画像形成
のための電子写真プロセスにとって利点を生じないこと
を意味している。
帯電ローラ2が感光体1の均一帯電を行うために十分な
電圧は2000Vであることは前実施例ですでに述べて
いるが、このことは逆にこの電圧以上の印加は画像形成
のための電子写真プロセスにとって利点を生じないこと
を意味している。
【0094】そこで、高圧発生回路が定電流制御から擬
似的な定電力制御に移行する限界点、つまり実際にはL
/L環境での帯電ローラ2の負荷インピーダンスである
1.28MΩをこのポイントに設定する。
似的な定電力制御に移行する限界点、つまり実際にはL
/L環境での帯電ローラ2の負荷インピーダンスである
1.28MΩをこのポイントに設定する。
【0095】このような設定を行うことによって、1.
28MΩ以下の負荷の場合(N/N,H/H環境)は、
高圧回路は定電流制御を行うため、負荷のインピーダン
スに対して線形なAC電圧を発生し、これによってトナ
ー融着、画像流れを防止することができる。反対に1.
28MΩ以上の負荷の領域では破線グラフ線(b)のよ
うに擬似的な定電力制御となることによって、AC電流
が上昇してそのために過度のAC電圧が発生することを
抑制することができる。
28MΩ以下の負荷の場合(N/N,H/H環境)は、
高圧回路は定電流制御を行うため、負荷のインピーダン
スに対して線形なAC電圧を発生し、これによってトナ
ー融着、画像流れを防止することができる。反対に1.
28MΩ以上の負荷の領域では破線グラフ線(b)のよ
うに擬似的な定電力制御となることによって、AC電流
が上昇してそのために過度のAC電圧が発生することを
抑制することができる。
【0096】実際に第1の実施例と同じ画像形成装置
(電子写真方式のプリンタ)で画像形成を行った。L/
L環境で帯電ローラを長期放置したような状況では、帯
電ローラの負荷インピーダンスが1.5MΩにも達する
ため、従来の550μA定電流制御では2330Vppも
のAC電圧が発生し、異常放電による画像不良が発生し
ていたが、本実施例では1.28MΩの負荷時に擬似的
な定電力制御(b)になるように高圧回路の動作点を設
定したために、AC電圧の発生を2200Vppにまで抑
制することができるようになり、異常放電を防ぎ、良好
な画像を得ることができるようになった。
(電子写真方式のプリンタ)で画像形成を行った。L/
L環境で帯電ローラを長期放置したような状況では、帯
電ローラの負荷インピーダンスが1.5MΩにも達する
ため、従来の550μA定電流制御では2330Vppも
のAC電圧が発生し、異常放電による画像不良が発生し
ていたが、本実施例では1.28MΩの負荷時に擬似的
な定電力制御(b)になるように高圧回路の動作点を設
定したために、AC電圧の発生を2200Vppにまで抑
制することができるようになり、異常放電を防ぎ、良好
な画像を得ることができるようになった。
【0097】
【発明の効果】以上のように本発明は、AC帯電方式の
接触式帯電装置、該帯電装置を用いた画像形成装置にお
いて、L/L環境またはインピーダンスの高い帯電部材
を用いたときにも十分な帯電を行ない、しかも環境変動
による帯電部材のインピーダンスの変化にもっとも適し
たAC電圧を発生できるような制御を行うことが可能と
なり、帯電部材のインピーダンスに応じたAC電圧で均
一な帯電を簡単な構成で行うことができ、画像形成装置
にあってはL/L環境での異常放電、H/H環境での画
像流れ、トナー融着を起こさないようにすることができ
た。
接触式帯電装置、該帯電装置を用いた画像形成装置にお
いて、L/L環境またはインピーダンスの高い帯電部材
を用いたときにも十分な帯電を行ない、しかも環境変動
による帯電部材のインピーダンスの変化にもっとも適し
たAC電圧を発生できるような制御を行うことが可能と
なり、帯電部材のインピーダンスに応じたAC電圧で均
一な帯電を簡単な構成で行うことができ、画像形成装置
にあってはL/L環境での異常放電、H/H環境での画
像流れ、トナー融着を起こさないようにすることができ
た。
【図1】 定電力制御特性グラフ
【図2】 第1の実施例の画像形成装置(電子写真方式
のプリンタ)の概略構成図
のプリンタ)の概略構成図
【図3】 帯電ローラの層構成模型図
【図4】 帯電ローラのインピーダンスの環境特性グラ
フ
フ
【図5】 定電力回路のブロック図
【図6】 帯電ブレードを用いた第2の実施例装置の要
部図
部図
【図7】 帯電ブレードの層構成模型図
【図8】 帯電ブレードの抵抗値測定法の説明図
【図9】 第3の実施例装置における制御説明図
【図10】 接触帯電の説明図
【図11】 帯電ローラの抵抗値測定法の説明図
【図12】 DC帯電特性グラフ
1 被帯電体としての感光体 2・2A 帯電部材としての帯電ローラ又は帯電ブレー
ド 3 バイアス印加電源 30 定電力制御回路 21 導電性芯金又は導電性支持部材 22 低抵抗弾性層 23 高抵抗層 24 コーチング層 4 露光手段としての半導体レーザ 5 現像装置 6 転写ローラ 7 転写材 8 定着器 9 クリーニングブレード
ド 3 バイアス印加電源 30 定電力制御回路 21 導電性芯金又は導電性支持部材 22 低抵抗弾性層 23 高抵抗層 24 コーチング層 4 露光手段としての半導体レーザ 5 現像装置 6 転写ローラ 7 転写材 8 定着器 9 クリーニングブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 康正 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 七瀧 秀夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 笹目 裕志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 弓納持 貴康 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 長谷川 浩人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 帯電部材を被帯電体に接触させ、該帯電
部材に振動電圧を印加して被帯電体を帯電させる接触式
帯電装置において、帯電部材に対する印加振動電圧の振
動成分が帯電部材の負荷インピーダンスにかかわらず定
電力に制御されることを特徴とする接触式帯電装置。 - 【請求項2】 帯電部材は、被帯電体に接する表層に抵
抗層を持ち、少なくとも2層以上の積層体であることを
特徴とする請求項1記載の接触帯電装置。 - 【請求項3】 帯電部材に対する印加振動電圧が、直流
電圧と交流電圧の重畳電圧であることを特徴とする請求
項1記載の接触式帯電装置。 - 【請求項4】 帯電部材に対する印加振動電圧が、直流
オフセットバイアスに、放電開始しきい値電圧の2倍以
上のピーク間電圧値を有する交流成分を重畳したもので
あることを特徴とする請求項1又は同3記載の接触式帯
電装置。 - 【請求項5】 像担持体面の帯電処理を含むプロセスに
より作像を実行する画像形成装置において、像担持体を
帯電処理する手段が、帯電部材を像担持体に接触させ、
該帯電部材に振動電圧を印加して像担持体を帯電させる
接触式帯電装置であり、帯電部材に対する印加振動電圧
の振動成分が帯電部材の負荷インピーダンスにかかわら
ず定電力に制御されることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3298441A JPH05107879A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 接触式帯電装置、及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3298441A JPH05107879A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 接触式帯電装置、及び画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05107879A true JPH05107879A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17859752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3298441A Pending JPH05107879A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 接触式帯電装置、及び画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05107879A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008107605A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP3298441A patent/JPH05107879A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008107605A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
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