JPH0510866U - メカニカルシール - Google Patents
メカニカルシールInfo
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- JPH0510866U JPH0510866U JP5754591U JP5754591U JPH0510866U JP H0510866 U JPH0510866 U JP H0510866U JP 5754591 U JP5754591 U JP 5754591U JP 5754591 U JP5754591 U JP 5754591U JP H0510866 U JPH0510866 U JP H0510866U
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Landscapes
- Mechanical Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 静止密封環1と回転密封環2との密封摺動部
分Sにおける異常過熱を、より簡単な構造で、しかも、
より確実に防止することができるメカニカルシールを提
供する。 【構成】 回転密封環2を回転軸Jに取り付けるアダプ
タリング5に、液体封止部分L内の封止液体を、アダプ
タリング5の回転に伴う遠心力によって、密封摺動部分
Sに循環させる貫通孔54,55を形成した。
分Sにおける異常過熱を、より簡単な構造で、しかも、
より確実に防止することができるメカニカルシールを提
供する。 【構成】 回転密封環2を回転軸Jに取り付けるアダプ
タリング5に、液体封止部分L内の封止液体を、アダプ
タリング5の回転に伴う遠心力によって、密封摺動部分
Sに循環させる貫通孔54,55を形成した。
Description
【0001】
本考案は、1000r.p.m.以上の中、高速で回転するポンプ等の機器に使用さ
れる、液体封止用のメカニカルシールに関するものである。
【0002】
従来、上記メカニカルシールとしては、図7に示すように、回転軸90に固定
された回転密封環91と、フランジ等の固定部材92に固定された静止密封環9
3の、それぞれの密封端部同士を圧縮ばね94の押圧力によって密接させること
で、図において右側の液体封止部分Lを、大気側Aに対して密封するものが、一
般的に使用されている。
【0003】
上記のメカニカルシールにおいては、静止密封環93と回転密封環91との密
封摺動部分における異常過熱を防止するため、同図に一点鎖線の矢印で示すよう
に、液体封止部分L中の封止液体を、装置外部に設けたポンプP等を用いて、上
記密封摺動部分に冷却媒体として供給したのち、回転軸90に回転密封環91を
取り付けるためのアダプタリング95と、固定部材92との隙間から、液体封止
部分Lに戻す冷却流路Rが設けられている。
【0004】
しかし、上記のように冷却流路Rを必要とするメカニカルシールは、構造が複
雑化するため、機器全体の小型化が要求される、1000r.p.m.以上の中、高速
で回転する機器類に使用することが難しいという問題がある。
また、上記メカニカルシールにおいては、ポンプPや冷却流路Rの接続部分等
において液漏れが発生する可能性が増大し、安定した密封を維持できなくなるお
それもある。
【0005】
さらに、上記メカニカルシールにおいては、ポンプPの動力等が必要となって
、機器運転のための消費エネルギーが増加するという問題もある。
本考案は、以上の事情に鑑みてなされたものであって、ポンプや配管等を必要
とせず、より簡単な構造で、静止密封環と回転密封環との密封摺動部分における
異常過熱を確実に防止することができるメカニカルシールを提供することを目的
としている。
【0006】
上記課題を解決するための、本考案のメカニカルシールは、回転密封環を回転
軸に取り付けるアダプタリングの、封止液体側に臨む部分に、当該アダプタリン
グの回転によって、静止密封環および回転密封環の密封摺動部分に、封止液体を
冷却媒体として循環させるための液体循環部分を一体形成したことを特徴とする
。
【0007】
上記構成からなる、本考案のメカニカルシールにおいては、回転軸の回転に伴
ってアダプタリングが回転すると、このアダプタリングの、封止液体側に臨む部
分に一体形成された液体循環部分によって、静止密封環と回転密封環との密封摺
動部分に封止液体が冷却媒体として循環されて、上記密封摺動部分が冷却される
。
【0008】
なお、本考案において、液体循環部分がアダプタリングに形成されるのは、以
下の理由による。すなわち、液体循環部分を回転密封環に設けた場合には、その
形成時の加工歪みや傷により、静止密封環と回転密封環との密封摺動部分の精度
が低下して、十分な密封を行えなくなる。一方、液体循環部分を回転軸自体に形
成する方法もあるが、回転軸の強度等を考慮すると、事実上不可能である。
【0009】
以下に、本考案のメカニカルシールを、実施例を示す図面を参照しつつ説明す
る。
図2〜図4に示すように、この実施例のメカニカルシールは、静止密封環1と
回転密封環2とによる密封摺動部分Sによって、回転軸Jと固定部材Fとの間を
シールすることで、図において右側の液体封止部分Lを、大気側Aに対して密封
するためのものである。
【0010】
上記メカニカルシールは、回転軸Jとともに回転する部材と、固定部材Fに取
り付けられた部材とで構成されており、回転軸Jとともに回転する部材としては
、当該回転軸Jに、ストッパリング3を介して固定された筒状のスリーブ4と、
このスリーブ4の一端部に、ボルトn1によって固定されたアダプタリング5と
、このアダプタリング5の一側面に取り付けられた回転密封環2とがある。
【0011】
一方、固定部材Fに取り付けられた部材としては、当該固定部材Fにボルトn
2によって固定されたフランジ6と、このフランジ6に、ボルトn3を介して、
回転軸Jの軸線方向に摺動自在に取り付けられた略筒状の取り付け部材7と、こ
の取り付け部材7の筒内に嵌合された静止密封環1と、上記フランジ6および取
り付け部材7の間に介装された圧縮ばねとしてのコイルばね8とがある。
【0012】
回転軸Jとともに回転する部材のうち、ストッパリング3は、図2に示すよう
に、ボルトn4がねじ孔30に螺着されることで、当該回転軸Jに固定されてい
る。そして、一側面に設けられた凹部31に、回転軸Jに外挿されたスリーブ4
の一端部を挿入し、この凹部31からリングの外周に貫通したねじ孔32に、外
側からボルトn5を螺着して、その先端を、スリーブ4の外周面に設けた凹部4
0に係合させることで、当該スリーブ4を、回転軸Jに係止している。
【0013】
スリーブ4は、回転軸Jとの間をシールするOリングr1を介して、当該回転
軸Jに外挿され、ストッパリング3によって回転軸Jに係止されたもので、上記
ストッパリング3によって係止された側と反対側の端面41に、アダプタリング
5固定のためのボルトn1が螺着されるねじ孔41aが形成されている。
また、スリーブ4の、上記端面41に近い側の外周面には、アダプタリング5
を固定した際に、当該アダプタリング5との間に回転密封環2を挟み込んで固定
するためのフランジ42が形成されており、このフランジ42の、アダプタリン
グ5側の側面には、回転密封環2を挟み込んで固定した際に、当該回転密封環2
との間をシールするOリングr2が取り付けられている。
【0014】
さらに、スリーブ4の、ストッパリング3に近い側の外周面には、回転軸Jと
固定部材Fとの軸方向位置合わせのために、ボルトn6によってフランジ6の側
面に取り付けられたセット爪6aが係合される、溝43が形成されている。
アダプタリング5は、静止密封環1側の側面50に、回転密封環2を収容する
凹部51を備えており、この凹部51に回転密封環2を収容した状態で、ボルト
n1によってスリーブ4の端面41に固定されて、前述したように、スリーブ4
のフランジ42との間に回転密封環2を挟み込んで固定している。
【0015】
凹部51の底面には、当該凹部51に収容された回転密封環2の切り欠き20
に係合して、回転密封環2を回転軸Jと一体回転させるためのボルトn7が螺着
されているとともに、フランジ42との間に回転密封環2を挟み込んで固定した
際に、当該回転密封環2が凹部51の底面に直接接触しないようにOリングr3
が取り付けられている。
【0016】
凹部51は、上記ボルトn7等が配置された底面の近傍の内径が、回転密封環
2の外径と合致しており、それによって、回転密封環2とアダプタリング5とが
芯合わせされている。また、上記凹部51の、入口付近の内径は、回転密封環2
の外径よりも大きめに設定されており、回転密封環2との間に環状の隙間T1が
設けられている。
【0017】
上記アダプタリング5には、図1に拡大して示すように、凹部51が形成され
た側面50と反対側の側面52に設けた入口54aから、まず径方向外方へ斜め
に伸び、途中で方向を変えて、回転軸Jの軸線に沿って側面50に設けた出口5
4bへ抜ける、液体循環部分としての第1の貫通孔54が、複数本、回転軸Jを
中心として放射状に形成されている。また、上記凹部51の入口付近には、回転
密封環2とアダプタリング5との隙間T1に面して、凹部51の内周面に設けた
入口55aから径方向外方へ伸び、アダプタリング5の外周面53に設けた出口
55bへ抜ける、液体循環部分としての第2の貫通孔55が、複数本、回転軸J
を中心として放射状に形成されている。
【0018】
第1の貫通孔54は、回転軸Jの回転に伴ってアダプタリング5が回転した際
に、径方向外方へ伸びる部分で遠心力による圧力差を生じて、図中一点鎖線の矢
印で示すように、入口54aから液体封止部分Lの封止液体を吸い込んで、出口
54bから吐出し、静止密封環1と回転密封環2との密封摺動部分Sに、封止液
体を冷却媒体として供給する。
【0019】
一方、第2の貫通孔55は、回転軸Jの回転に伴ってアダプタリング5が回転
した際に、同様に、遠心力による圧力差を生じて、図中一点鎖線の矢印で示すよ
うに、静止密封環1と回転密封環2との密封摺動部分Sに供給された封止液体を
、入口55aから吸い込んで、出口55bから吐出させ、固定部材Fとアダプタ
リング5との隙間T2を通して、液体封止部分Lへ戻す働きをする。
【0020】
固定部材Fに取り付けられた部材のうち、フランジ6は、図2〜図4に示すよ
うに、密封摺動部分S側に、取り付け部材7を回転軸Jの軸線方向に摺動自在に
収容する凹部60を備えている。
凹部60の底面には、圧縮ばねとしてのコイルばね8が収容される孔63と、
取り付け部材7の端面に螺着されたボルトn3が摺動自在に挿通される通孔62
と、図5に示すように、同じく取り付け部材7の端面に螺着固定されたピンp1
が挿通される通孔61とが形成されている。
【0021】
上記孔63内に収容されたコイルばね8は、取り付け部材7をフランジ6と離
間する方向に押圧し、それによって、取り付け部材7に取り付けられた静止密封
環1を回転密封環2に密接させる働きをする。また、通孔62には、挿通された
ボルトn3の頭部n3aに当接して、取り付け部材7の、フランジ6からの離間
距離を規制する段部62aが設けられている。なお、上記通孔62,63は、取
り付け部材7のピンp1およびボルトn3が1本ずつ挿通されることによって、
この取り付け部材7に取り付けられた静止密封環1の回り止めの働きをも有して
いる。
【0022】
さらに、上記フランジ6の、固定部材Fとの当接面には、両者の間をシールす
るOリングr5が取り付けられており、凹部60の内周面には、フランジ6と取
り付け部材7との間をシールするOリングr4が取り付けられている。
取り付け部材7は、以上の機構により、フランジ6に、回転軸Jの軸線方向に
摺動自在に取り付けられたもので、全体が略筒状に形成されており、この取り付
け部材7の筒内に、静止密封環1が嵌合されて、固定されている。
【0023】
上記各部からなる、この実施例のメカニカルシールにおいては、回転軸Jを回
転させると、前述したように、アダプタリング5に設けた第1および第2の貫通
孔54,55内で、遠心力による圧力差が生じて、各図中に一点鎖線の矢印で示
すように、液体封止部分Lの封止液体が、静止密封環1と回転密封環2との密封
摺動部分Sに、冷却媒体として供給された後、再び液体封止部分Lに戻される、
封止液体の循環が生じる。
【0024】
したがって、上記実施例によれば、ポンプや配管等を必要とせず、より簡単な
構造で、静止密封環1と回転密封環2との密封摺動部分Sにおける異常過熱を確
実に防止することが可能となる。
なお、上記実施例では、封止液体を循環させる液体循環部分として、アダプタ
リング5に、第1および第2の貫通孔54,55が形成されていたが、上記液体
循環部分は、図6に示す変形例のように、アダプタリング5の外周面に形成した
スパイラル溝56によって構成されていてもよい。
【0025】
上記変形例においては、回転軸Jの回転に伴ってアダプタリング5が回転した
際に、図中一点鎖線の矢印で示すように、スパイラル溝56によって、静止密封
環1と回転密封環2との密封摺動部分Sから液体封止部分Lへの封止液体の流れ
を生じ、それに伴って発生する圧力差により、アダプタリング5の両側面50,
52間を貫通して形成された貫通孔57を通して、新たな封止液体が、上記密封
摺動部分Sに供給されて、封止液体の循環が生じる。
【0026】
なお、上記変形例においては、アダプタリング5以外の部分の構成は、先の図
1〜図5の実施例と同じであるので、それ以外の部分については、同一部分に同
一符号を付して、説明を省略する。
本考案のメカニカルシールの構成は、以上で説明した実施例、変形例には限定
されない。
【0027】
たとえば、封止液体を循環させる液体循環部分としては、上記貫通孔やスパイ
ラル溝以外にも、アダプタリングの両側面間を貫通して形成された螺旋状の貫通
孔等、従来公知の種々の構造を採用することができる。
その他、本考案の要旨を変更しない範囲で、種々の設計変更を施すことができ
る。
【0028】
本考案のメカニカルシールは、以上のように構成されており、回転軸の回転に
伴って回転するアダプタリングの、封止液体側に臨む部分に、当該アダプタリン
グの回転によって、静止密封環および回転密封環の密封摺動部分に、封止液体を
冷却媒体として循環させるための液体循環部分が一体形成されているため、ポン
プや配管等を必要とせず、より簡単な構造で、静止密封環と回転密封環との密封
摺動部分における異常過熱を確実に防止することが可能となる。したがって、本
考案のメカニカルシールは、機器全体の小型化が要求される、1000r.p.m.以
上の中、高速で回転するポンプ等の機器類に適したものである。
【図1】本考案のメカニカルシールの一実施例におけ
る、要部を拡大した断面図である。
る、要部を拡大した断面図である。
【図2】上記実施例の他の部分を示す断面図である。
【図3】上記実施例の要部の周囲を示す断面図である。
【図4】上記実施例の全体を示す断面図である。
【図5】上記実施例のさらに他の部分を示す断面図であ
る。
る。
【図6】本考案のメカニカルシールの変形例における、
要部を拡大した断面図である。
要部を拡大した断面図である。
【図7】従来のメカニカルシールの一例を示す断面図で
ある。
ある。
J 回転軸
1 静止密封環
2 回転密封環
5 アダプタリング
S 密封摺動部分
54 貫通孔(液体循環部分)
55 貫通孔(液体循環部分)
56 スパイラル溝(液体循環部分)
Claims (3)
- 【請求項1】回転軸に外挿された静止密封環および回転
密封環の、それぞれの密封端部同士の密接によって液体
を封止するメカニカルシールにおいて、上記回転密封環
を回転軸に取り付けるアダプタリングの、封止液体側に
臨む部分に、当該アダプタリングの回転によって、静止
密封環および回転密封環の密封摺動部分に、封止液体を
冷却媒体として循環させるための液体循環部分を一体形
成したことを特徴とするメカニカルシール。 - 【請求項2】液体循環部分が、アダプタリングの径方向
内方から外方へ穿設された複数の貫通孔である請求項1
記載のメカニカルシール。 - 【請求項3】液体循環部分が、アダプタリングの外周面
に形成されたスパイラル溝である請求項1記載のメカニ
カルシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5754591U JPH0510866U (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | メカニカルシール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5754591U JPH0510866U (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | メカニカルシール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0510866U true JPH0510866U (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=13058747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5754591U Pending JPH0510866U (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | メカニカルシール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0510866U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011163494A (ja) * | 2010-02-12 | 2011-08-25 | Ebara Corp | タンデムメカニカルシール |
| JPWO2013125269A1 (ja) * | 2012-02-20 | 2015-07-30 | イーグル工業株式会社 | メカニカルシール装置 |
| JP2018194148A (ja) * | 2017-05-22 | 2018-12-06 | 日本ピラー工業株式会社 | 軸封装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6376960A (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-07 | Hitachi Ltd | 軸封装置 |
-
1991
- 1991-07-23 JP JP5754591U patent/JPH0510866U/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6376960A (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-07 | Hitachi Ltd | 軸封装置 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011163494A (ja) * | 2010-02-12 | 2011-08-25 | Ebara Corp | タンデムメカニカルシール |
| JPWO2013125269A1 (ja) * | 2012-02-20 | 2015-07-30 | イーグル工業株式会社 | メカニカルシール装置 |
| JP2018194148A (ja) * | 2017-05-22 | 2018-12-06 | 日本ピラー工業株式会社 | 軸封装置 |
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