JPH05112651A - アラミド−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブロツク共重合体およびその製造方法 - Google Patents
アラミド−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブロツク共重合体およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH05112651A JPH05112651A JP29777591A JP29777591A JPH05112651A JP H05112651 A JPH05112651 A JP H05112651A JP 29777591 A JP29777591 A JP 29777591A JP 29777591 A JP29777591 A JP 29777591A JP H05112651 A JPH05112651 A JP H05112651A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aramid
- polybutadiene
- acrylonitrile
- group
- diblock copolymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐熱性、溶媒溶解性、ポリマーとの相溶性に
優れ、かつ、成形加工等による複合化が容易に行えるア
ラミド−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブロッ
ク共重合体とその製造方法を提供する。 【構成】 下記式(I)で示す片端末にカルボキシル基
を有するポリブタジエン−アクリロニトリル共重合体
(ブロック単位A) 【化1】 と、式(II)で示す片末端にアミノアリール基、他末端
にカルボキシル基を有するアラミド(ブロック単位B) 【化2】 とを芳香族亜リン酸エステルとピリジン誘導体の存在下
に重縮合させて得た一般式ABで示される構造のアラミ
ド−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブロック共
重合体。
優れ、かつ、成形加工等による複合化が容易に行えるア
ラミド−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブロッ
ク共重合体とその製造方法を提供する。 【構成】 下記式(I)で示す片端末にカルボキシル基
を有するポリブタジエン−アクリロニトリル共重合体
(ブロック単位A) 【化1】 と、式(II)で示す片末端にアミノアリール基、他末端
にカルボキシル基を有するアラミド(ブロック単位B) 【化2】 とを芳香族亜リン酸エステルとピリジン誘導体の存在下
に重縮合させて得た一般式ABで示される構造のアラミ
ド−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブロック共
重合体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な構造の規制され
たジブロック共重合体に関し、より詳しくは、アラミド
−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブロック共重
合体およびその製造方法に関する。
たジブロック共重合体に関し、より詳しくは、アラミド
−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブロック共重
合体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリブタジエンは柔軟な分子構造を有し
ているが、スチレン−ブタジエン共重合体は優れた熱可
塑性弾性体であることが知られている。しかしながら、
この共重合体はポリマー連鎖が低温で軟化し、120℃
を越える温度域では満足な性能すなわち機械強度や耐熱
性等の優れた特性を示さないという問題があった。この
問題を解決するために、スチレン成分をポリアミド成分
に変えたポリアミド−ポリブタジエン系ブロック共重合
体が提案されている(特開昭60−49026号公報及
び特公昭62−3171号公報)。しかしながらこのブ
ロック共重合体は耐熱性は満足するものの有機溶媒への
溶解性、他のポリマーとの相溶性に問題があるので、さ
らに耐熱性を損なわずに有機溶媒への溶解性等が改良さ
れた重合体としてポリアミド−アクリロニトリル−ブタ
ジエン系ブロック共重合体が提案されている(特願平1
−63493号)。
ているが、スチレン−ブタジエン共重合体は優れた熱可
塑性弾性体であることが知られている。しかしながら、
この共重合体はポリマー連鎖が低温で軟化し、120℃
を越える温度域では満足な性能すなわち機械強度や耐熱
性等の優れた特性を示さないという問題があった。この
問題を解決するために、スチレン成分をポリアミド成分
に変えたポリアミド−ポリブタジエン系ブロック共重合
体が提案されている(特開昭60−49026号公報及
び特公昭62−3171号公報)。しかしながらこのブ
ロック共重合体は耐熱性は満足するものの有機溶媒への
溶解性、他のポリマーとの相溶性に問題があるので、さ
らに耐熱性を損なわずに有機溶媒への溶解性等が改良さ
れた重合体としてポリアミド−アクリロニトリル−ブタ
ジエン系ブロック共重合体が提案されている(特願平1
−63493号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されている上記ポリアミド−ポリブタジエン系ブロッ
ク共重合体やポリアミド−アクリロニトリル−ブタジエ
ン系ブロック共重合体は、耐熱性、溶媒溶解性、相溶性
等を有するものの、そのポリマー構造、並びに分子量分
布が規制されていないため、他の材料とのブレンドに際
して粘度が異常に上昇するので、複合化するのに困難で
ある等の問題があった。
案されている上記ポリアミド−ポリブタジエン系ブロッ
ク共重合体やポリアミド−アクリロニトリル−ブタジエ
ン系ブロック共重合体は、耐熱性、溶媒溶解性、相溶性
等を有するものの、そのポリマー構造、並びに分子量分
布が規制されていないため、他の材料とのブレンドに際
して粘度が異常に上昇するので、複合化するのに困難で
ある等の問題があった。
【0004】本発明の目的は従来の技術における上記の
ような問題点に鑑みてなされたものである。したがっ
て、本発明の目的は、耐熱性が良好であり、溶媒への溶
解性、他のポリマーとの相溶性に優れ、且つ、成形加工
時に異常な粘度上昇を伴わない新規なジブロック共重合
体およびその製造方法を提供することにある。
ような問題点に鑑みてなされたものである。したがっ
て、本発明の目的は、耐熱性が良好であり、溶媒への溶
解性、他のポリマーとの相溶性に優れ、且つ、成形加工
時に異常な粘度上昇を伴わない新規なジブロック共重合
体およびその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来の技術
における上記の問題点を解決するために研究を進めた結
果、アラミド−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジ
ブロック共重合体を製造する際に、両末端にカルボキシ
ル基を有するアクリロニトリル−ブタジエン共重合体の
代わりに、片末端にカルボキシル基を有するアクリロニ
トリル−ブタジエン共重合体を使用する事により、上記
の問題が解決できることを見出し、本発明を完成するに
至った。
における上記の問題点を解決するために研究を進めた結
果、アラミド−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジ
ブロック共重合体を製造する際に、両末端にカルボキシ
ル基を有するアクリロニトリル−ブタジエン共重合体の
代わりに、片末端にカルボキシル基を有するアクリロニ
トリル−ブタジエン共重合体を使用する事により、上記
の問題が解決できることを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0006】すなわち、本発明のアラミド−ポリブタジ
エン−アクリロニトリル系ジブロック共重合体は、下記
式(I)
エン−アクリロニトリル系ジブロック共重合体は、下記
式(I)
【化5】 (式中、x,yは組成比を示し、x>0,y>0,y/
(x+y)=0.10〜0.27であり、zは重合度を
示し、5≦z≦15の範囲の整数である。またArは下
記一般式(1)〜(6)で示される二価の芳香族基を示
し、
(x+y)=0.10〜0.27であり、zは重合度を
示し、5≦z≦15の範囲の整数である。またArは下
記一般式(1)〜(6)で示される二価の芳香族基を示
し、
【化6】 Rは二価の有機基を示し、nは平均重合度であって、n
=2〜100の整数を示す)で表される構造よりなるこ
とを特徴とする。
=2〜100の整数を示す)で表される構造よりなるこ
とを特徴とする。
【0007】本発明のアラミド−ポリブタジエン−アク
リロニトリル系ジブロック共重合体は、下記式(II)で
示される数平均分子量1000〜5000の片末端にカ
ルボキシル基を有するアクリロニトリル−ブタジエン共
重合体と、下記一般式(III)で示される片末端にアミ
ノアリール基、他末端にカルボキシル基を有するアラミ
ドとを、
リロニトリル系ジブロック共重合体は、下記式(II)で
示される数平均分子量1000〜5000の片末端にカ
ルボキシル基を有するアクリロニトリル−ブタジエン共
重合体と、下記一般式(III)で示される片末端にアミ
ノアリール基、他末端にカルボキシル基を有するアラミ
ドとを、
【化7】 (式中、x,y,z,Ar,R,nは前記と同意義を有
する。)芳香族亜リン酸エステルおよびピリジン誘導体
の存在下で、重縮合させる事によって製造することがで
きる。
する。)芳香族亜リン酸エステルおよびピリジン誘導体
の存在下で、重縮合させる事によって製造することがで
きる。
【0008】本発明のアラミド−ポリブタジエン−アク
リロニトリル系ジブロック共重合体の製造方法について
さらに説明すると、まず上記式(III)で示される片末端
にアミノアリール基、他末端にカルボキシル基を有する
アラミドを次のようにして製造する。すなわち、亜リン
酸トリフェニルを縮合剤として用いて、芳香族ジアミン
とジカルボン酸またはその誘導体とを等モル量加えてピ
リジン溶液中で60〜140℃で数分〜数時間重縮合さ
せ、片末端にアミノアリール基、他末端にカルボキシル
基を有するアラミドオリゴマーを得る。ついで、このよ
うにして得られたアラミドオリゴマーに上記式(II)で
示される数平均分子量1000〜5000の片末端にカ
ルボキシル基を有するポリブタジエン−アクリロニトリ
ル共重合体を、アラミドオリゴマーの有する末端アミノ
アリール基とポリブタジエン−アクリロニトリル共重合
体の有する末端カルボキシル基とが等モル量になるよう
に加えて反応させることによって、本発明のアラミド−
ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブロック共重合
体を製造することができる。
リロニトリル系ジブロック共重合体の製造方法について
さらに説明すると、まず上記式(III)で示される片末端
にアミノアリール基、他末端にカルボキシル基を有する
アラミドを次のようにして製造する。すなわち、亜リン
酸トリフェニルを縮合剤として用いて、芳香族ジアミン
とジカルボン酸またはその誘導体とを等モル量加えてピ
リジン溶液中で60〜140℃で数分〜数時間重縮合さ
せ、片末端にアミノアリール基、他末端にカルボキシル
基を有するアラミドオリゴマーを得る。ついで、このよ
うにして得られたアラミドオリゴマーに上記式(II)で
示される数平均分子量1000〜5000の片末端にカ
ルボキシル基を有するポリブタジエン−アクリロニトリ
ル共重合体を、アラミドオリゴマーの有する末端アミノ
アリール基とポリブタジエン−アクリロニトリル共重合
体の有する末端カルボキシル基とが等モル量になるよう
に加えて反応させることによって、本発明のアラミド−
ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブロック共重合
体を製造することができる。
【0009】本発明において用いる上記式(II)で示さ
れる片末端にカルボキシル基を有するポリブタジエン−
アクリロニトリル共重合体は、数平均分子量が1000
〜5000程度のものであって、例えば、アクリロニト
リルのモル分率が10〜27モル%になるようにアクリ
ロニトリルとブタジエンをアニオン重合させて得ること
ができ、例えば、Goodrich社製のHycar
CTBN等が適用できる。
れる片末端にカルボキシル基を有するポリブタジエン−
アクリロニトリル共重合体は、数平均分子量が1000
〜5000程度のものであって、例えば、アクリロニト
リルのモル分率が10〜27モル%になるようにアクリ
ロニトリルとブタジエンをアニオン重合させて得ること
ができ、例えば、Goodrich社製のHycar
CTBN等が適用できる。
【0010】本発明において用いる上記式(III)で示
される片末端にアミノアリール基、他末端にカルボキシ
ル基を有するアラミドは前記一般式(1)〜(6)で示
される二価の芳香族基Arを有する下記式(IV)で示さ
れる。芳香族ジアミンと下記一般式(V)で示されるジ
カルボン酸またはその誘導体とを、
される片末端にアミノアリール基、他末端にカルボキシ
ル基を有するアラミドは前記一般式(1)〜(6)で示
される二価の芳香族基Arを有する下記式(IV)で示さ
れる。芳香族ジアミンと下記一般式(V)で示されるジ
カルボン酸またはその誘導体とを、
【化8】 (式中、Ar,R,nは前記と同意義を有し、Xはヒド
ロキシル基、メトキシ基等のアルコキシ基、フェノキシ
基等のアリールオキシ基、エチルチオ基等のアルキルチ
オ基、フェニルチオ基等のアリールチオ基、塩素等のハ
ロゲン原子を表している。)反応させる事によって製造
することができる。この場合、得られるアラミドの平均
重合度nは、本発明のジブロック共重合体の引張り強
度、引張り弾性率等の機械的特性を考慮して、2〜10
0の範囲、つまり数平均分子量にして数千〜20万の範
囲のものが必要である。平均重合度が100越えると溶
媒溶解性はあるものの、複合化などの加工性が劣るよう
になり、平均重合度が2より小さいとアラミドの効果が
得られない。
ロキシル基、メトキシ基等のアルコキシ基、フェノキシ
基等のアリールオキシ基、エチルチオ基等のアルキルチ
オ基、フェニルチオ基等のアリールチオ基、塩素等のハ
ロゲン原子を表している。)反応させる事によって製造
することができる。この場合、得られるアラミドの平均
重合度nは、本発明のジブロック共重合体の引張り強
度、引張り弾性率等の機械的特性を考慮して、2〜10
0の範囲、つまり数平均分子量にして数千〜20万の範
囲のものが必要である。平均重合度が100越えると溶
媒溶解性はあるものの、複合化などの加工性が劣るよう
になり、平均重合度が2より小さいとアラミドの効果が
得られない。
【0011】本発明を構成する前記一般式(III)のア
ラミドを合成するのに使用される上記式(IV)で示され
る芳香族ジアミンとしては、請求項1で規定したArを
有するジアミン、例えば、m−フェニレンジアミン,P
−フェニレンジアミン、3,4′−オキシジアニリン、
4,4′−オキシジアニリン、3,3’−スルホニルジ
アニリン、ビス(4−アミノフェニル)スルホン、1,
4−ナフタレンジアミン、1,5−ナフタレンジアミ
ン、2,6−ナフタレンジアミン、1,3−ビス(メタ
アミノフェニル)−1,1,3,3−テトラメチルジシ
ロキサン、4,4′−ビス(4−アミノフェノキシ)ジ
フェニルスルホン、4,4′−ビス(3−アミノフェノ
キシ)ジフェニルスルホン、3,3′−ジアミノベンゾ
フェノン、4,4′−ビス(4−アミノフェノキシ)ベ
ンゾフェノン、4,4′−ビス(3−アミノフェノキ
シ)ベンゾフェノン、4,4′−ビス(4−アミノフェ
ニルメルカプト)ベンゾフェノン、4,4′−ビス(4
−アミノフェニルメルカプト)ベンゾフェノン、2,
2′−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロ
パン、2,2′−ビス(4−(2−トリフルオロメチル
−4−アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプ
ロパン、2,2′−ビス(4−(3−トリフルオロメチ
ル−5−アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロ
プロパン、2,2′−ビス(4−(3−トリフルオロメ
チル−4−アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオ
ロプロパン、2,2′−ビス(4−(2−トリフルオロ
メチル−5−アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフル
オロプロパン、2,2′−ビス(4−(4−トリフルオ
ロメチル−5−アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフ
ルオロプロパン、2,2′−ビス(4−(2−ノナフル
オロブチル−5−アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサ
フルオロプロパン、2,2′−ビス(4−(4−ノナフ
ルオロブチル−5−アミノフェノキシ)フェニル)ヘキ
サフルオロプロパン、ビス(4−アミノフェニル)メタ
ン、o−トリジン、o−ジアニシジン等を挙げることが
できるが、これらに限定されるものではない。又、これ
らの芳香族ジアミンを単独または複数併用して実施して
も良い。
ラミドを合成するのに使用される上記式(IV)で示され
る芳香族ジアミンとしては、請求項1で規定したArを
有するジアミン、例えば、m−フェニレンジアミン,P
−フェニレンジアミン、3,4′−オキシジアニリン、
4,4′−オキシジアニリン、3,3’−スルホニルジ
アニリン、ビス(4−アミノフェニル)スルホン、1,
4−ナフタレンジアミン、1,5−ナフタレンジアミ
ン、2,6−ナフタレンジアミン、1,3−ビス(メタ
アミノフェニル)−1,1,3,3−テトラメチルジシ
ロキサン、4,4′−ビス(4−アミノフェノキシ)ジ
フェニルスルホン、4,4′−ビス(3−アミノフェノ
キシ)ジフェニルスルホン、3,3′−ジアミノベンゾ
フェノン、4,4′−ビス(4−アミノフェノキシ)ベ
ンゾフェノン、4,4′−ビス(3−アミノフェノキ
シ)ベンゾフェノン、4,4′−ビス(4−アミノフェ
ニルメルカプト)ベンゾフェノン、4,4′−ビス(4
−アミノフェニルメルカプト)ベンゾフェノン、2,
2′−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロ
パン、2,2′−ビス(4−(2−トリフルオロメチル
−4−アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプ
ロパン、2,2′−ビス(4−(3−トリフルオロメチ
ル−5−アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロ
プロパン、2,2′−ビス(4−(3−トリフルオロメ
チル−4−アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオ
ロプロパン、2,2′−ビス(4−(2−トリフルオロ
メチル−5−アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフル
オロプロパン、2,2′−ビス(4−(4−トリフルオ
ロメチル−5−アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフ
ルオロプロパン、2,2′−ビス(4−(2−ノナフル
オロブチル−5−アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサ
フルオロプロパン、2,2′−ビス(4−(4−ノナフ
ルオロブチル−5−アミノフェノキシ)フェニル)ヘキ
サフルオロプロパン、ビス(4−アミノフェニル)メタ
ン、o−トリジン、o−ジアニシジン等を挙げることが
できるが、これらに限定されるものではない。又、これ
らの芳香族ジアミンを単独または複数併用して実施して
も良い。
【0012】また本発明を構成する一般式(III)のア
ラミドを合成するのに使用される上記一般式(V)で示
されるジカルボン酸としては、前述のようにRで示され
る二価の有機基として脂肪族、脂環式、芳香族等を含む
ものならいずれも本発明に適用できる。例えば、イソフ
タル酸、テレフタル酸、4,4′−ビフェニルジカルボ
ン酸、3,3′−メチレン二安息香酸、4,4′−メチ
レン二安息香酸、4,4′−オキシ二安息香酸、4,
4′−チオ二安息香酸、3,3′−カルボニル二安息香
酸、4,4′−カルボニル二安息香酸、4,4′−スル
ホニル二安息香酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、
1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸、コハク酸、グルタル酸、スベリン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、1,3−シ
クロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジ
カルボン酸、マロン酸、メチルマロン酸、ジメチルマロ
ン酸、アジピン酸、1,10−デカン二酸、フェニルマ
ロン酸、ベンジルマロン酸、フェニルスクシン酸、3−
フェニルグルタル酸、ホモフタル酸、1,3−フェニレ
ン二酢酸、1,4−フェニレン二酢酸、4−カルボキシ
フェニル酢酸、5−ブロモ−N−(カルボメチル)アン
トラニル酸、2,5−ジヒドロキシ−1,4−ベンゼン
二酢酸、m−カルボキシシナモン酸等のジカルボン酸及
びこれらの誘導体をあげることができるが、これらに限
定されるものではない。又、これらを単独または複数併
用し実施しても良い。
ラミドを合成するのに使用される上記一般式(V)で示
されるジカルボン酸としては、前述のようにRで示され
る二価の有機基として脂肪族、脂環式、芳香族等を含む
ものならいずれも本発明に適用できる。例えば、イソフ
タル酸、テレフタル酸、4,4′−ビフェニルジカルボ
ン酸、3,3′−メチレン二安息香酸、4,4′−メチ
レン二安息香酸、4,4′−オキシ二安息香酸、4,
4′−チオ二安息香酸、3,3′−カルボニル二安息香
酸、4,4′−カルボニル二安息香酸、4,4′−スル
ホニル二安息香酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、
1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸、コハク酸、グルタル酸、スベリン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、1,3−シ
クロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジ
カルボン酸、マロン酸、メチルマロン酸、ジメチルマロ
ン酸、アジピン酸、1,10−デカン二酸、フェニルマ
ロン酸、ベンジルマロン酸、フェニルスクシン酸、3−
フェニルグルタル酸、ホモフタル酸、1,3−フェニレ
ン二酢酸、1,4−フェニレン二酢酸、4−カルボキシ
フェニル酢酸、5−ブロモ−N−(カルボメチル)アン
トラニル酸、2,5−ジヒドロキシ−1,4−ベンゼン
二酢酸、m−カルボキシシナモン酸等のジカルボン酸及
びこれらの誘導体をあげることができるが、これらに限
定されるものではない。又、これらを単独または複数併
用し実施しても良い。
【0013】以下、本発明を更に詳細に説明する。本発
明のアラミド−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジ
ブロック共重合体の製造は、片末端にカルボキシル基を
有するポリブタジエン−アクリロニトリル共重合体と片
末端にアミノアリール基、他末端にカルボキシル基を有
するアラミドとを重縮合させるが、その重縮合反応は、
両者を単に混合加熱して実施することもできるが、その
場合には、重縮合反応を高温下で行なう必要があり、そ
の結果アミド交換反応などの副反応を伴うことが避けら
れないので好ましくない。従って本発明では芳香族亜リ
ン酸エステルとピリジン誘導体の存在下で重縮合反応を
実施する必要がある。そのような場合には重縮合反応に
際して高温を必要とせず、アミド交換反応等の副反応を
避けることができるので、ポリブタジエン−アクリロニ
トリル共重合体(ブロック部分A)とアラミド(ブロッ
ク部分B)とからなるAB構造のブロック共重合体を容
易に製造することができるという大きな利点を有してい
る。
明のアラミド−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジ
ブロック共重合体の製造は、片末端にカルボキシル基を
有するポリブタジエン−アクリロニトリル共重合体と片
末端にアミノアリール基、他末端にカルボキシル基を有
するアラミドとを重縮合させるが、その重縮合反応は、
両者を単に混合加熱して実施することもできるが、その
場合には、重縮合反応を高温下で行なう必要があり、そ
の結果アミド交換反応などの副反応を伴うことが避けら
れないので好ましくない。従って本発明では芳香族亜リ
ン酸エステルとピリジン誘導体の存在下で重縮合反応を
実施する必要がある。そのような場合には重縮合反応に
際して高温を必要とせず、アミド交換反応等の副反応を
避けることができるので、ポリブタジエン−アクリロニ
トリル共重合体(ブロック部分A)とアラミド(ブロッ
ク部分B)とからなるAB構造のブロック共重合体を容
易に製造することができるという大きな利点を有してい
る。
【0014】本発明のジブロック共重合体を製造するた
めに使用する亜リン酸エステル系縮合剤としては、亜リ
ン酸トリフェニル、亜リン酸ジフェニル、亜リン酸トリ
−o−トリル、亜リン酸ジ−o−トリル、亜リン酸トリ
−m−トリル、亜リン酸ジ−m−トリル、亜リン酸トリ
−p−トリル、亜リン酸ジ−p−トリル、亜リン酸ジ−
o−クロロフェニル、亜リン酸トリ−p−クロロフェニ
ル、亜リン酸ジ−p−クロロフェニル等をあげることが
出来るが、これらに限定されるものではない。更に、本
発明において亜リン酸エステルと共に使用するピリジン
誘導体として、ピリジン、2−ピコリン、3−ピコリ
ン、4−ピコリン、2,4−ルチジン、2,6−ルチジ
ン、3,5−ルチジン等を挙げることができる。
めに使用する亜リン酸エステル系縮合剤としては、亜リ
ン酸トリフェニル、亜リン酸ジフェニル、亜リン酸トリ
−o−トリル、亜リン酸ジ−o−トリル、亜リン酸トリ
−m−トリル、亜リン酸ジ−m−トリル、亜リン酸トリ
−p−トリル、亜リン酸ジ−p−トリル、亜リン酸ジ−
o−クロロフェニル、亜リン酸トリ−p−クロロフェニ
ル、亜リン酸ジ−p−クロロフェニル等をあげることが
出来るが、これらに限定されるものではない。更に、本
発明において亜リン酸エステルと共に使用するピリジン
誘導体として、ピリジン、2−ピコリン、3−ピコリ
ン、4−ピコリン、2,4−ルチジン、2,6−ルチジ
ン、3,5−ルチジン等を挙げることができる。
【0015】本発明においては、上記重縮合反応を亜リ
ン酸エステルとピリジン誘導体の存在下に行なわせる
が、この反応に際しては、通常、ピリジン誘導体を含む
混合溶媒を用いる溶液重合法が採用される。ここで使用
される有機溶媒は、反応成分や亜リン酸エステルと実質
的に反応しない溶媒という点で制限を受けるが、このほ
かに反応成分に対する良溶媒であって、しかも反応生成
物であるブロック共重合体に対する良溶媒であることが
望ましい。このような有機溶媒としては、N−メチル−
2−ピロリドンやN,N−ジメチルアセトアミド等のア
ミド系溶媒が挙げられる。本発明において、重合度の大
きい共重合体を得るためには、塩化リチウム、塩化カル
シウム等の無機塩類をこの反応系に添加することも出来
る。
ン酸エステルとピリジン誘導体の存在下に行なわせる
が、この反応に際しては、通常、ピリジン誘導体を含む
混合溶媒を用いる溶液重合法が採用される。ここで使用
される有機溶媒は、反応成分や亜リン酸エステルと実質
的に反応しない溶媒という点で制限を受けるが、このほ
かに反応成分に対する良溶媒であって、しかも反応生成
物であるブロック共重合体に対する良溶媒であることが
望ましい。このような有機溶媒としては、N−メチル−
2−ピロリドンやN,N−ジメチルアセトアミド等のア
ミド系溶媒が挙げられる。本発明において、重合度の大
きい共重合体を得るためには、塩化リチウム、塩化カル
シウム等の無機塩類をこの反応系に添加することも出来
る。
【0016】本発明において、上記の重縮合反応で使用
する亜リン酸エステル系縮合剤の量は、通常、カルボキ
シル基に対して等モル量以上であるが、30倍モル量以
上の使用は経済的に見て好ましくない。またピリジン誘
導体の量は、カルボキシル基に対して等モル量以上であ
ることが必要であるが、実際には反応溶媒としての役割
を含めて大過剰使用されることが多い。
する亜リン酸エステル系縮合剤の量は、通常、カルボキ
シル基に対して等モル量以上であるが、30倍モル量以
上の使用は経済的に見て好ましくない。またピリジン誘
導体の量は、カルボキシル基に対して等モル量以上であ
ることが必要であるが、実際には反応溶媒としての役割
を含めて大過剰使用されることが多い。
【0017】本発明において、ピリジン誘導体とN−メ
チル−2−ピロリドン等の有機溶媒の混合溶媒を使用す
る場合、その使用量は、反応成分を5〜30重量%含む
ようにすることが好ましい。反応温度は、一般に60〜
140℃の範囲が好ましい。反応時間は、反応温度によ
り大きく影響されるが、いかなる場合にも最高の重合度
を意味する最高粘度が得られるまで反応系を攪拌するの
に必要な数分から20時間が好ましい。
チル−2−ピロリドン等の有機溶媒の混合溶媒を使用す
る場合、その使用量は、反応成分を5〜30重量%含む
ようにすることが好ましい。反応温度は、一般に60〜
140℃の範囲が好ましい。反応時間は、反応温度によ
り大きく影響されるが、いかなる場合にも最高の重合度
を意味する最高粘度が得られるまで反応系を攪拌するの
に必要な数分から20時間が好ましい。
【0018】反応終了後は、反応混合物をメタノール、
ヘキサン等の非溶媒中に投じて生成重合体を分離し、さ
らに再沈澱法により、副生成物や反応系の無機塩類等を
除去して精製された本発明のアラミド−ポリブタジエン
−アクリロニトリル系ジブロック共重合体を得ることが
できる。
ヘキサン等の非溶媒中に投じて生成重合体を分離し、さ
らに再沈澱法により、副生成物や反応系の無機塩類等を
除去して精製された本発明のアラミド−ポリブタジエン
−アクリロニトリル系ジブロック共重合体を得ることが
できる。
【0019】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を詳細に述べる
が、本発明はこれのみによって限定されるものではな
い。 実施例1 イソフタル酸1.661g(10ミリモル)、3,4′
−オキシジアニリン2.002g(10ミリモル)、塩
化リチウム0.33g、塩化カルシウム1.01g、N
−メチル−2−ピロリドン20ml、ピリジン20mlを1
00ml三ッ口丸底フラスコの中に入れ、攪拌しながら溶
解させた後、亜リン酸トリフェニル6.2gを加えて、
100℃で2時間反応させて、片末端にアミノアリール
基、他末端にカルボキシル基を有するアラミドオリゴマ
ー溶液を得た。得られた該アラミドオリゴマーの固有粘
度(N,N−ジメチルアセトアミド溶液中30℃)は
0.17 dl/g であった。つぎに該アラミドオリゴマー
溶液に、片末端にカルボキシル基を有するポリブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体(y/(x+y)=0.
17,z=10)1.80g(約0.5ミリモル相当)
を20mlのピリジンに溶解させ反応器中に加え、さら
に2時間反応させた。室温まで冷却した後、得られた反
応溶液を11のメタノール中に投入し、アラミド−ポリ
ブタジエン−アクリロニトリル系ジブロック共重合体を
析出させた。得られたジブロック共重合体の固有粘度は
0.34 dl/g (N,N−ジメチルアセトアミド中、3
0℃)であった。このジブロック共重合体の赤外スペク
トル(アナレクト社製FX6160)を測定したとこ
ろ、2800cm-1付近にポリブタジエン−アクリロニト
リル共重合体のC−Hに基づく吸収が、2340cm-1付
近にニトリル基に対応する吸収が、1658cm-1に−N
HCOに基づくカルボニルの吸収が認められ本発明のジ
ブロック共重合体であることを確認した。
が、本発明はこれのみによって限定されるものではな
い。 実施例1 イソフタル酸1.661g(10ミリモル)、3,4′
−オキシジアニリン2.002g(10ミリモル)、塩
化リチウム0.33g、塩化カルシウム1.01g、N
−メチル−2−ピロリドン20ml、ピリジン20mlを1
00ml三ッ口丸底フラスコの中に入れ、攪拌しながら溶
解させた後、亜リン酸トリフェニル6.2gを加えて、
100℃で2時間反応させて、片末端にアミノアリール
基、他末端にカルボキシル基を有するアラミドオリゴマ
ー溶液を得た。得られた該アラミドオリゴマーの固有粘
度(N,N−ジメチルアセトアミド溶液中30℃)は
0.17 dl/g であった。つぎに該アラミドオリゴマー
溶液に、片末端にカルボキシル基を有するポリブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体(y/(x+y)=0.
17,z=10)1.80g(約0.5ミリモル相当)
を20mlのピリジンに溶解させ反応器中に加え、さら
に2時間反応させた。室温まで冷却した後、得られた反
応溶液を11のメタノール中に投入し、アラミド−ポリ
ブタジエン−アクリロニトリル系ジブロック共重合体を
析出させた。得られたジブロック共重合体の固有粘度は
0.34 dl/g (N,N−ジメチルアセトアミド中、3
0℃)であった。このジブロック共重合体の赤外スペク
トル(アナレクト社製FX6160)を測定したとこ
ろ、2800cm-1付近にポリブタジエン−アクリロニト
リル共重合体のC−Hに基づく吸収が、2340cm-1付
近にニトリル基に対応する吸収が、1658cm-1に−N
HCOに基づくカルボニルの吸収が認められ本発明のジ
ブロック共重合体であることを確認した。
【0020】実施例2 実施例1の3,4′−オキシジアニリンを3,3′−ジ
アミノベンゾフェノン2.121g(10ミリモル)に
代えた以外は同様の操作を行い本発明のジブロック共重
合体を得た。得られたジブロック共重合体の固有粘度は
0.58 dl/g (N,N−ジメチルアセトアミド中、3
0℃)であった。このジブロック共重合体の赤外スペク
トル(アナレクト社製FX6160)を測定したとこ
ろ、2820cm-1付近にポリブタジエン−アクリロニト
リル共重合体のC−Hに基づく吸収が、2345cm-1付
近にニトリル基に対応する吸収が、1657cm-1に−N
HCOに基づくカルボニルの吸収が、1720cm-1にケ
トンカルボニル基に基づく吸収が認められた。
アミノベンゾフェノン2.121g(10ミリモル)に
代えた以外は同様の操作を行い本発明のジブロック共重
合体を得た。得られたジブロック共重合体の固有粘度は
0.58 dl/g (N,N−ジメチルアセトアミド中、3
0℃)であった。このジブロック共重合体の赤外スペク
トル(アナレクト社製FX6160)を測定したとこ
ろ、2820cm-1付近にポリブタジエン−アクリロニト
リル共重合体のC−Hに基づく吸収が、2345cm-1付
近にニトリル基に対応する吸収が、1657cm-1に−N
HCOに基づくカルボニルの吸収が、1720cm-1にケ
トンカルボニル基に基づく吸収が認められた。
【0021】実施例3 実施例1の3,4′−オキシジアニリンをビス(4−ア
ミノフェニル)スルホン2.482g(10ミリモル)
に代えた以外は同様の操作を行い本発明のジブロック共
重合体を得た。得られたジブロック共重合体の固有粘度
は0.71 dl/g (N,N−ジメチルアセトアミド中、
30℃)であった。このジブロック共重合体の赤外スペ
クトル(アナレクト社製FX6160にて測定)は28
10cm-1付近にポリブタジエン−アクリロニトリル共重
合体のC−Hに基づく吸収が、2343cm-1付近にニト
リル基に対応する吸収が、1661cm-1に−NHCOに
基づくカルボニルの吸収が、1217付近及び1368
cm-1に−SO2-に基づく吸収が認められた。
ミノフェニル)スルホン2.482g(10ミリモル)
に代えた以外は同様の操作を行い本発明のジブロック共
重合体を得た。得られたジブロック共重合体の固有粘度
は0.71 dl/g (N,N−ジメチルアセトアミド中、
30℃)であった。このジブロック共重合体の赤外スペ
クトル(アナレクト社製FX6160にて測定)は28
10cm-1付近にポリブタジエン−アクリロニトリル共重
合体のC−Hに基づく吸収が、2343cm-1付近にニト
リル基に対応する吸収が、1661cm-1に−NHCOに
基づくカルボニルの吸収が、1217付近及び1368
cm-1に−SO2-に基づく吸収が認められた。
【0022】実施例4 実施例1の3,4′−オキシジアニリンをビス(4−ア
ミノフェニル)メタン2.016g(10ミリモル)に
代えた以外は同様の操作を行い本発明のジブロック共重
合体を得た。得られたジブロック共重合体の固有粘度は
0.46 dl/g (N,N−ジメチルアセトアミド中、3
0℃)であった。このジブロック共重合体の赤外スペク
トル(アナレクト社製FX6160にて測定)を測定し
たところ、2812cm-1付近にポリブタジエン−アクリ
ロニトリル共重合体のC−Hに基づく吸収が、2343
cm-1付近にニトリル基に対応する吸収が、1664cm-1
に−NHCOに基づくカルボニルの吸収が認められた。
ミノフェニル)メタン2.016g(10ミリモル)に
代えた以外は同様の操作を行い本発明のジブロック共重
合体を得た。得られたジブロック共重合体の固有粘度は
0.46 dl/g (N,N−ジメチルアセトアミド中、3
0℃)であった。このジブロック共重合体の赤外スペク
トル(アナレクト社製FX6160にて測定)を測定し
たところ、2812cm-1付近にポリブタジエン−アクリ
ロニトリル共重合体のC−Hに基づく吸収が、2343
cm-1付近にニトリル基に対応する吸収が、1664cm-1
に−NHCOに基づくカルボニルの吸収が認められた。
【0023】実施例5 実施例1の3,4′−オキシジアニリンを2,2′−ビ
ス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン3.
333g(10ミリモル)に代えた以外は同様の操作を
行い本発明のジブロック共重合体を得た。得られたジブ
ロック共重合体の固有粘度は0.32 dl/g (N,N−
ジメチルアセトアミド中、30℃)であった。このジブ
ロック共重合体の赤外スペクトル(アナレクト社製FX
6160にて測定)は2800cm-1付近に測定したとこ
ろ、2814cm-1付近にポリブタジエン−アクリロニト
リル共重合体のC−Hに基づく吸収が、2348cm-1付
近にニトリル基に対応する吸収が、1300cm-1に−C
−Fに対応する吸収が、1667cm-1に−NHCOに基
づくカルボニルの吸収が認められた。
ス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン3.
333g(10ミリモル)に代えた以外は同様の操作を
行い本発明のジブロック共重合体を得た。得られたジブ
ロック共重合体の固有粘度は0.32 dl/g (N,N−
ジメチルアセトアミド中、30℃)であった。このジブ
ロック共重合体の赤外スペクトル(アナレクト社製FX
6160にて測定)は2800cm-1付近に測定したとこ
ろ、2814cm-1付近にポリブタジエン−アクリロニト
リル共重合体のC−Hに基づく吸収が、2348cm-1付
近にニトリル基に対応する吸収が、1300cm-1に−C
−Fに対応する吸収が、1667cm-1に−NHCOに基
づくカルボニルの吸収が認められた。
【0024】比較例1 実施例1の3,4′−オキシジアニリン2.002g
(10ミリモル)を2.202g(11ミリモル)に、
片末端にカルボキシル基を有するポリブタジエン−アク
リロニトリル共重合体1.80g(0.5ミリモル)を
両末端にカルボキシル基を有するポリブタジエン−アク
リロニトリル共重合体3.60g(1.0ミリモル)に
代えた以外は同様に操作をして比較用のジブロック共重
合体を作成した。得られた該ブロック共重合体の固有粘
度は0.90 dl/g (N,N−ジメチルアセトアミド
中、30℃)であった。また赤外吸収スペクトルには大
きな違いはなかった。
(10ミリモル)を2.202g(11ミリモル)に、
片末端にカルボキシル基を有するポリブタジエン−アク
リロニトリル共重合体1.80g(0.5ミリモル)を
両末端にカルボキシル基を有するポリブタジエン−アク
リロニトリル共重合体3.60g(1.0ミリモル)に
代えた以外は同様に操作をして比較用のジブロック共重
合体を作成した。得られた該ブロック共重合体の固有粘
度は0.90 dl/g (N,N−ジメチルアセトアミド
中、30℃)であった。また赤外吸収スペクトルには大
きな違いはなかった。
【0025】上記実施例1〜5で得た本発明のアラミド
−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブロック共重
合体および比較例のブロック共重合体から形成された膜
厚50μmのキャストフィルムについて、機械強度と熱
的特性の測定を行い、その結果を表1に示した。表1で
明らかなように本発明のジブロック共重合体は、実用
上、十分な耐熱性を有する熱可塑性弾性体である。なお
測定は下記の方法で行った。 <機械強度> 万能型引張り試験機(オリエンテック社
製 UCT−100)を用いてクロスヘッド速度50m
m/分、ロードセル10Kgfで測定した。試験片は5
0μm×5mm(幅)×50mm(長さ)を使用、n=
10 <熱分解温度> 熱天秤(島津製作所 TGA−30)
を用いて昇温速度10℃/mm、空気中で測定
−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブロック共重
合体および比較例のブロック共重合体から形成された膜
厚50μmのキャストフィルムについて、機械強度と熱
的特性の測定を行い、その結果を表1に示した。表1で
明らかなように本発明のジブロック共重合体は、実用
上、十分な耐熱性を有する熱可塑性弾性体である。なお
測定は下記の方法で行った。 <機械強度> 万能型引張り試験機(オリエンテック社
製 UCT−100)を用いてクロスヘッド速度50m
m/分、ロードセル10Kgfで測定した。試験片は5
0μm×5mm(幅)×50mm(長さ)を使用、n=
10 <熱分解温度> 熱天秤(島津製作所 TGA−30)
を用いて昇温速度10℃/mm、空気中で測定
【0026】
【表1】
【0027】さらに、本発明のジブロック共重合体10
gとエポキシ樹脂としてエピコート828(ビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂;平均分子量:380、エポキシ
当量:190±5、油化シエルエポキシ社製)10gと
を、ミキサーを使用して混合し、さらに170℃に設定
した熱ロールで混練し、常温に冷却してジブロック共重
合体−エポキシ樹脂複合体を得た。該複合体の80℃お
よび60℃における粘度をCSレオメーター(Carr
y−Mad社製CS−500)を用いて測定した。比較
例として作製した前記ブロック共重合体についても実施
例と同様に操作して、粘度の測定を行い、表2に結果を
示した。表2から明かなように、本発明のジブロック共
重合体の粘度上昇は小さく、複合化加工するのが容易で
あった。
gとエポキシ樹脂としてエピコート828(ビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂;平均分子量:380、エポキシ
当量:190±5、油化シエルエポキシ社製)10gと
を、ミキサーを使用して混合し、さらに170℃に設定
した熱ロールで混練し、常温に冷却してジブロック共重
合体−エポキシ樹脂複合体を得た。該複合体の80℃お
よび60℃における粘度をCSレオメーター(Carr
y−Mad社製CS−500)を用いて測定した。比較
例として作製した前記ブロック共重合体についても実施
例と同様に操作して、粘度の測定を行い、表2に結果を
示した。表2から明かなように、本発明のジブロック共
重合体の粘度上昇は小さく、複合化加工するのが容易で
あった。
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】本発明のアラミド−ポリブタジエン−ア
クリロニトリル系ジブロック共重合体は、従来のポリア
ミド−ポリブタジエン系ブロック共重合体、ポリアミド
−アクリロニトリル−ブタジエン系ブロック共重合体と
比較して、それらの特性を損なうことなく、相溶性に優
れ、かつ、異種材料と複合化する際に粘度の上昇を伴わ
ない、耐熱性の高い熱可塑性弾性体であるので、より利
用範囲の広い素材として有用性を有している。
クリロニトリル系ジブロック共重合体は、従来のポリア
ミド−ポリブタジエン系ブロック共重合体、ポリアミド
−アクリロニトリル−ブタジエン系ブロック共重合体と
比較して、それらの特性を損なうことなく、相溶性に優
れ、かつ、異種材料と複合化する際に粘度の上昇を伴わ
ない、耐熱性の高い熱可塑性弾性体であるので、より利
用範囲の広い素材として有用性を有している。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 (式中、x,yは組成比を示し、x>0,y>0,y/
(x+y)=0.10〜0.27であり、zは重合度を
示し、5≦z≦15の範囲の整数である。またArは下
記一般式(1)〜(6)で示される二価の芳香族基を示
し、 【化2】 Rは二価の有機基を示し、nは平均重合度であって、n
=2〜100の整数を示す)で表される構造よりなるこ
とを特徴とするアラミド−ポリブタジエン−アクリロニ
トリル系ジブロック共重合体。 - 【請求項2】 下記一般式(II) で示される片末端に
カルボキシル基を有する数平均分子量1000〜500
0のポリブタジエン−アクリロニトリル共重合体と、下
記一般式(III)で示される片末端にアミノアリール
基、他末端にカルボキシル基を有するアラミドとを、 【化3】 (式中、x,y,z,Ar,R,nは前記と同意義を有
する。)芳香族亜リン酸エステルおよびピリジン誘導体
の存在下で、重縮合させる事を特徴とするアラミド−ポ
リブタジエン−アクリロニトリル系ジブロック共重合体
の製造方法。 - 【請求項3】 下記一般式(III) 【化4】 (式中、Ar,R,nは前記のものと同じ意味を有す
る。)で表されるアラミドを合成する際の仕込み量にお
いて、芳香族ジカルボン酸に対して芳香族ジアミンを等
モル量加えて重縮合反応させて、片末端にアミノアリー
ル基、他末端にカルボキシル基を有するアラミドオリゴ
マーを生成させ、しかるのち、該アラミドオリゴマーの
片末端アミノアリール基とポリブタジエン−アクリロニ
トリル共重合体のカルボキシル基との比率を1:1にし
て重縮合反応せしめることを特徴とする請求項2に記載
のアラミド−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブ
ロック共重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29777591A JPH05112651A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | アラミド−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブロツク共重合体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29777591A JPH05112651A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | アラミド−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブロツク共重合体およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05112651A true JPH05112651A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17851022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29777591A Withdrawn JPH05112651A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | アラミド−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブロツク共重合体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05112651A (ja) |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP29777591A patent/JPH05112651A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2511353B2 (ja) | フェノ―ル性水酸基を含有するトリブロック共重合体およびその製造方法 | |
| JP3051537B2 (ja) | フェノール性水酸基を含有するジブロック共重合体およびその製造方法 | |
| JPH05112651A (ja) | アラミド−ポリブタジエン−アクリロニトリル系ジブロツク共重合体およびその製造方法 | |
| JP3051521B2 (ja) | フェノール性水酸基を有する構造の規制されたジブロック共重合体およびその製造方法 | |
| JP2524271B2 (ja) | フェノ―ル性水酸基を有する構造の規制されたトリブロック共重合体およびその製造方法 | |
| JP3053940B2 (ja) | 芳香族ポリアミド−ポリシロキサン系共重合体およびその製造方法 | |
| JPH04202224A (ja) | ポリアミド系ブロック共重合体及びその製造方法 | |
| JPH05105768A (ja) | アラミド−ポリブタジエン−アクリロニトリル系トリブロツク共重合体およびその製造方法 | |
| JP3022605B2 (ja) | ポリアミド−水素添加型アクリロニトリル変性ポリブタジエン系ブロック共重合体およびその製造方法 | |
| JPH0347836A (ja) | ブロック共重合体およびその製造方法 | |
| JP3022606B2 (ja) | ポリアミド−水素添加型アクリロニトリル変性ポリブタジエン系共重合体およびその製造方法 | |
| JPH05132563A (ja) | 芳香族ポリアミド−ポリブタジエン系ジブロツク共重合体およびその製造方法 | |
| JP2775378B2 (ja) | ポリシロキサン−芳香族ポリアミド系共重合体の製造方法 | |
| JP2800127B2 (ja) | ポリアミド樹脂 | |
| JP2759679B2 (ja) | ポリシロキサン―ポリアミド系ブロック共重合体 | |
| JP3109993B2 (ja) | ブロック共重合体及びその製造方法 | |
| JPH05132564A (ja) | 芳香族ポリアミド−ポリブタジエン系トリブロツク共重合体およびその製造方法 | |
| JPH075728B2 (ja) | ポリアミド―水素添加型ポリブタジエン系ブロック共重合体及びその製造方法 | |
| JPH05125182A (ja) | 芳香族ポリアミドアミン及びその製造方法 | |
| JPH07116291B2 (ja) | フェノール性水酸基を含有するブロック共重合体およびその製造方法 | |
| JP2548642B2 (ja) | フェノール性水酸基含有ポリアミド−ポリオキシエチレンブロック共重合体およびその製造方法 | |
| JPH0755983B2 (ja) | ブロック共重合体およびその製造方法 | |
| JPH0123490B2 (ja) | ||
| JPH0689150B2 (ja) | ブロック共重合体およびその製造方法 | |
| JP2949525B2 (ja) | ポリアミド樹脂 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |