JPH05113522A - セラミツクスフエルールの外径加工方法 - Google Patents

セラミツクスフエルールの外径加工方法

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JPH05113522A
JPH05113522A JP30410891A JP30410891A JPH05113522A JP H05113522 A JPH05113522 A JP H05113522A JP 30410891 A JP30410891 A JP 30410891A JP 30410891 A JP30410891 A JP 30410891A JP H05113522 A JPH05113522 A JP H05113522A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミックス一体型フェルールのセラミック
スフェルールとしても十分に使用し得る程度の、安定し
た同心度が得られ、更に、外径寸法精度、真円度、円筒
度、面粗度をも良好な、作業性の良い、セラミックスフ
ェルールの外径加工方法を提供する。 【構成】 ブランク1はその中心穴2の両端部が、円筒
研削盤の両センタ42、44にて回転自在に保持され、
同時に、該ブランク1の一端部に取り付けられたケレー
46にて回転駆動される。このようにして回転されるブ
ランク1に、例えば#600番手の砥石40が押付けら
れ、外径加工がなされる。これによって、中心穴2と外
径とが所定の同心度とされる。この後、面粗度を向上
し、最終外径寸法出しのための外径加工をセンタレスグ
ラインダにて行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般には、光ファイバ
を接続するために使用される光コネクタの精密フェルー
ルに関するものであり、特に、セラミックスフェルール
の外径を高精度にて、即ち、良好な同心度、外径寸法精
度、真円度、円筒度、面粗度を得ることのできる外径加
工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光コネクタの精密フェルールとし
て、セラミックスフェルールが頻繁に使用されている。
精密フェルールはセラミックスフェルールの微小穴に光
ファイバを挿入するだけで心出しが行なわれるために、
フェルールの製造に当たっては極めて高精度の穴ラップ
加工(穴研削、研摩加工)と共に、高精度の外径加工が
必要とされる。
【0003】精密フェルールには、ステンレス筺体10
0の先端部内部にセラミックスフェルール110を備え
たキャピラリ型フェルール(図3(A))と、これに対
して、実質的に全体がセラミックスフェルール110に
て作製され、一端にステンレス筺体100が設けられた
セラミックス一体型フェルール(図3(B))とがあ
る。
【0004】又、これらセラミックスフェルール110
を作製するためのブランクには、図4(A)に示すよう
に、押出成形により大略一定の下穴2が形成された押出
成形ブランク1と、図4(B)に示すように、射出成形
により作製され、下穴2にテーパが付いた射出成形ブラ
ンク1とがある。これらブランク1は、1個、1個、個
々に穴加工が施されるか、或は、特に押出成形ブランク
においては加工用ワイヤーを利用して複数個同時に穴加
工が行なわれている。
【0005】又、ブランク1は、穴加工が終了した時点
において、図5(A)、(B)に図示するように、セン
タレスグラインダにて外径加工され、同心度と共に、真
円度、外径寸法精度、円筒度が所定の値内に仕上げられ
た。
【0006】つまり、センタレスグラインダは、砥石2
0と、該砥石20に対して所定間隔をおいて配置された
ゴムローラ22とを備え、該砥石20とゴムローラ22
との間に、心出しワイヤー6’に通された複数個のブラ
ンク1を棚板24にて押入することによって外径加工が
なされている。このとき、心出しワイヤー6’は、各ブ
ランクの軸線方向に往復運動され、それによって、各ブ
ランク1も軸線方向に、即ち、砥石20の軸線に平行な
方向に往復運動される。
【0007】このような方法にて、砥石の粒度を変え
て、例えば荒加工、中加工、仕上加工の3段階の外径加
工が行なわれ、ブランクの同心度、真円度、外径寸法精
度、円筒度が所定値内に仕上られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らの研究実験の結果によると、上記心出しワイヤ6’
を使用したセラミックスフェルールの外径加工方法によ
れば、一度に多量のブランクを加工し得るという利点は
あるものの、図5(B)に図示するように、ワイヤー
6’に通された加工中の数個のブランクにて自動センタ
リングがなされるが、各ブランク1の下穴2と、ワイヤ
ー6’の径との間にはギャップがあり、ワイヤー6’に
通された全てのブランクにて所定の同心度を安定的に得
るのは極めて困難である。
【0009】キャピラリ型フェルール(図3(A))に
おいては、フェルールの穴に対する外径の同心度は、セ
ラミックスフェルール110をステンレス筺体100に
圧入後、ステンレス筺体100の外径を後加工すること
によりセラミックスフェルールの穴に対する同心度を取
る構成とされるために、セラミックスフェルールの穴加
工に対しては高い寸法精度の加工が要求する反面、外径
加工におけるセラミックスフェルール自体の同心度はそ
れほど要求されない。従って、図5に示す上記外径加工
方法にて得られたブランク、即ちセラミックスフェルー
ルは、このようなキャビラリ型フェルールには好適に利
用することができる。
【0010】しかしながら、セラミックス一体型フェル
ール(図3(B))においては、セラミックスフェルー
ル自体に高度の安定した同心度が要求されるために、上
述したような外径加工方法では歩留りが極めて悪い結果
となっている。
【0011】この問題を解決するために、両センタ円筒
研削盤を使用して、セラミックスフェルールの外径加工
を行なうことが行なわれているが、同心度は良好に仕上
がるが、現状では、外径寸法精度、円筒度までをも同時
に出そうとしているために、生産性が悪く、しかも研削
砥石などの保守管理が困難であり、実用的ではない。
【0012】従って、本発明の目的は、セラミックス一
体型フェルールのセラミックスフェルールとしても十分
に使用し得る程度の、安定した同心度が得られ、更に、
外径寸法精度、真円度、円筒度、面粗度をも良好な、作
業性の良い、セラミックスフェルールの外径加工方法を
提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
セラミックスフェルールの外径加工方法にて達成され
る。要約すれば、本発明は、両センタ円筒研削盤にてセ
ラミックスブランクを外径加工して同心度を出し、セン
タレスグラインダにて前記セラミックスブランクを連続
的に外径加工して、各セラミックスブランクの外径寸法
精度、真円度、円筒度、面粗度を所定値内とすることを
特徴とするセラミックスフェルールの外径加工方法であ
る。好ましくは、セラミックスブランクの外径の曲がり
及びテーパー除去のための外径一次研削加工、ブランク
の穴加工後に行われる、同心度を出すための外径二次研
削加工、面粗度を向上し、最終外径寸法出しのための外
径三次研削加工及び外径仕上加工を少なくとも有してお
り、前記外径一次研削加工、外径三次研削加工及び外径
仕上加工は、センタレスグラインダにて実施し、前記外
径二次研削加工は、両センタ円筒研削盤にて実施する。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係るセラミックスフェルール
の外径加工方法を図面に則して更に詳しく説明する。本
実施例では、射出成形ブランクを使用して、図3(B)
に示すセラミックス一体型フェルール用のセラミックス
フェルール110を製造する場合について説明する。
【0015】本発明によれば、ブランクの外径加工は、
少なくとも、(1)射出時に生じた後端のバリを除去し
た後に、ブランクの外径の曲がり及びテーパー除去のた
めの外径一次研削加工、(2)ブランクの穴加工後に行
われる、同心度を出すための外径二次研削加工、(3)
面粗度を向上し、最終外径寸法出しのため外径三次研削
加工及び外径仕上加工、からなっており、外径一次研削
加工、外径三次研削加工及び外径仕上加工は、図1
(A)、(B)に図示するような、センタレスグライン
ダにて実施され、外径二次研削加工は、図2に示すよう
な、両センタ円筒研削盤にて実施される。
【0016】更に説明すると、センタレスグラインダ
は、図1(A)、(B)に図示するように、所定の粒度
とされる砥石30と、該砥石30に対して所定間隔をお
いて配置されたゴムローラ32とを有し、この砥石30
とゴムローラ32との間に、ブランク1が棚板34に担
持されて、砥石30の一方側より他方側へと連続して挿
入される。従って、本発明によれば、各ブランク1は、
従来のように心出しワイヤーが通され、この心出しワイ
ヤーにて砥石表面に沿って往復運動されるのではなく、
砥石30の一方側より他方側へと、軸線方向に沿って押
圧されながら進行することにより外径加工が施され、砥
石30とゴムローラ32との押圧から開放されることに
より、外径加工が終了する。
【0017】外径一次研削加工、外径三次研削加工及び
外径仕上加工は、このようなセンタレスグラインダを使
用して行なわれ、ただ、使用される砥石30の粒度が相
違している。例えば、外径一次研削加工、外径三次研削
加工及び外径仕上加工は、それぞれ#600番手の砥
石、#2000番手の砥石及び#5000番手の砥石が
使用される。必要に応じて、外径三次研削加工と外径仕
上加工の間に、更に例えば#3000番手の砥石を使用
した外径研削加工工程を増設することも可能である。
【0018】本発明に従えば、一次研削加工がなされた
後のブランクの穴加工後に行われる、同心度を出すため
の外径二次研削加工は、上述のように、図2に示す両セ
ンタ円筒研削盤にて実施される。
【0019】つまり、ブランク1はその中心穴2の両端
部が、円筒研削盤の両センタ42、44にて回転自在に
保持され、同時に、該ブランク1の一端部、本実施例で
は右側端部に取り付けられたケレー46にて回転駆動さ
れる。このようにして回転されるブランク1に、例えば
#600番手の砥石40が押付けられ、外径加工がなさ
れる。これによって、中心穴2と外径とが所定の同心度
とされる。この円筒研削盤での外径加工は、単に同心度
を所定値に確定するためにだけ行なわれる。
【0020】引き続いて、同心度が所定値とされたブラ
ンク1は、ケレー44による把持部分を切除した後、上
述のように、三次研削加工がなされる。
【0021】このような、本発明に従ったブランクの外
径加工により、ブランクの同心度、外径寸法精度、真円
度、円筒度、及び面粗度が所定値内にもたらされる。
【0022】その後、所要のその他の各種の仕上加工が
施されて、セラミックスフェルール110が作製され
る。
【0023】このセラミックスフェルール110は、ス
テンレス筺体100に圧入され、図3(B)に示す精密
フェルールが完成する。
【0024】上記実施例では、射出成形ブランクを使用
して説明したが、本発明の方法は、押出成形ブランクの
外径加工にも好適に適用し得るものである。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るセラミックスフェルールの
外径加工方法は、両センタ円筒研削盤による外径加工は
単に同心度を出すのに使用し、外径寸法精度、真円度、
円筒度、面粗度はセンタレスグラインダにて出す構成と
されるために、本発明の外径加工方法にて加工されたセ
ラミックスフェルールは、セラミックス一体型フェルー
ル用としても十分に使用し得る程度の、安定した良好な
同心度が得られ、更に、外径寸法精度、真円度、円筒
度、面粗度をも良好であり、しかも歩留りが良い、とい
う特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセラミックスフェルールの外径加
工方法を実施するためのセンタレスグラインダの作動を
説明する図であり、図1(A)は正面図で、図1(B)
は平面図である。
【図2】本発明に係るセラミックスフェルールの外径加
工方法を実施するための両センタ円筒研削盤の作動を説
明する図である。
【図3】精密フェルールの断面図である。
【図4】セラミックスブランクの断面図である。
【図5】従来のセラミックスブランクの外径加工を説明
する図である。
【符号の説明】
1 セラミックスブランク 30、40 砥石 32 ゴムローラ 34 棚板 42、44 センタ 46 ケレー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両センタ円筒研削盤にてセラミックスブ
    ランクを外径加工して同心度を出し、センタレスグライ
    ンダにて前記セラミックスブランクを連続的に外径加工
    して、各セラミックスブランクの外径寸法精度、真円
    度、円筒度、面粗度を所定の値とすることを特徴とする
    セラミックスフェルールの外径加工方法。
  2. 【請求項2】 セラミックスブランクの外径の曲がり及
    びテーパー除去のための外径一次研削加工、ブランクの
    穴加工後に行われる、同心度を出すための外径二次研削
    加工、面粗度を向上し、最終外径寸法出しのための外径
    三次研削加工及び外径仕上加工を少なくとも有してお
    り、前記外径一次研削加工、外径三次研削加工及び外径
    仕上加工は、センタレスグラインダにて実施し、前記外
    径二次研削加工は、両センタ円筒研削盤にて実施する請
    求項1記載のセラミックスフェルールの外径加工方法。
JP3304108A 1991-10-23 1991-10-23 セラミックスフェルールの外径加工方法 Expired - Lifetime JP2628250B2 (ja)

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