JPH05116233A - 繊維補強熱可塑性樹脂パイプの製造方法 - Google Patents
繊維補強熱可塑性樹脂パイプの製造方法Info
- Publication number
- JPH05116233A JPH05116233A JP3284616A JP28461691A JPH05116233A JP H05116233 A JPH05116233 A JP H05116233A JP 3284616 A JP3284616 A JP 3284616A JP 28461691 A JP28461691 A JP 28461691A JP H05116233 A JPH05116233 A JP H05116233A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermoplastic resin
- prepreg
- cylindrical outer
- film body
- reinforced thermoplastic
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- Pending
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造工程を簡略化した繊維補強熱可塑性樹脂
パイプの製造方法を提供すること。 【構成】 本発明の繊維補強熱可塑性樹脂パイプの製造
方法は、円筒状外型1内に熱可塑性樹脂をマトリックス
とするプリプレグ2を筒状にして挿入すると共に、この
筒状のプリプレグ2の内周面に耐熱性の膜体5を配置
し、ついで膜体5の内側の中空部に、前記熱可塑性樹脂
の可塑化温度以上の高温液体を圧入して前記熱可塑性樹
脂を溶融又は軟化させた後、プリプレグ2を冷却するこ
とからなる。
パイプの製造方法を提供すること。 【構成】 本発明の繊維補強熱可塑性樹脂パイプの製造
方法は、円筒状外型1内に熱可塑性樹脂をマトリックス
とするプリプレグ2を筒状にして挿入すると共に、この
筒状のプリプレグ2の内周面に耐熱性の膜体5を配置
し、ついで膜体5の内側の中空部に、前記熱可塑性樹脂
の可塑化温度以上の高温液体を圧入して前記熱可塑性樹
脂を溶融又は軟化させた後、プリプレグ2を冷却するこ
とからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維補強熱可塑性樹脂
パイプの有利な製造方法に関する。
パイプの有利な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、熱可塑性樹脂であるポリエーテ
ルエーテルケトン(PEEK) に代表されるようないわゆる
エンジニアリングプラスチックスをマトリックスとする
連続繊維強化複合材料 (プリプレグ) は、靱性、耐熱
性、耐環境性がエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂をマトリ
ックスとする複合材料に比して格段に優れている。近
年、熱可塑性樹脂をマトリックスとするプリプレグで繊
維補強熱可塑性樹脂パイプをつくり、このパイプを例え
ば自転車の構造部材、ゴルフシャフトや釣竿などのスポ
ーツレジャー分野、航空・宇宙分野の構造部材等として
用いる試みがなされるようになった。
ルエーテルケトン(PEEK) に代表されるようないわゆる
エンジニアリングプラスチックスをマトリックスとする
連続繊維強化複合材料 (プリプレグ) は、靱性、耐熱
性、耐環境性がエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂をマトリ
ックスとする複合材料に比して格段に優れている。近
年、熱可塑性樹脂をマトリックスとするプリプレグで繊
維補強熱可塑性樹脂パイプをつくり、このパイプを例え
ば自転車の構造部材、ゴルフシャフトや釣竿などのスポ
ーツレジャー分野、航空・宇宙分野の構造部材等として
用いる試みがなされるようになった。
【0003】繊維補強熱可塑性樹脂パイプを製造するに
は、まず、熱可塑性樹脂をマトリックスとするプリプレ
グを図3に示すような金属製の円筒状外型1に横断面が
中空形状となるように装填する。つぎに、図4に示すよ
うにプリプレグ2の中空部に棒状の中子3を挿入する。
中子3は、熱膨張性のものであって、具体的にはフッ素
系樹脂からなる中実又は中空のマンドレルである。フッ
素系樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン (PTF
E、商品名テフロン) 、ポリ弗化アルコキシエチレン樹
脂 (PFA)、弗化エチレンプロピレンエーテル共重合体樹
脂 (FEP)等の熱膨張性が大で耐熱性の高い樹脂を例示す
ることができる。
は、まず、熱可塑性樹脂をマトリックスとするプリプレ
グを図3に示すような金属製の円筒状外型1に横断面が
中空形状となるように装填する。つぎに、図4に示すよ
うにプリプレグ2の中空部に棒状の中子3を挿入する。
中子3は、熱膨張性のものであって、具体的にはフッ素
系樹脂からなる中実又は中空のマンドレルである。フッ
素系樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン (PTF
E、商品名テフロン) 、ポリ弗化アルコキシエチレン樹
脂 (PFA)、弗化エチレンプロピレンエーテル共重合体樹
脂 (FEP)等の熱膨張性が大で耐熱性の高い樹脂を例示す
ることができる。
【0004】ついで、プリプレグ2を構成する熱可塑性
樹脂の可塑化温度以上の温度にプリプレグ2および中子
3を加熱してプリプレグ2の中空部内で中子3を熱膨張
させ、熱可塑性樹脂を溶融させると共に中子3の熱膨張
による押圧力でプリプレグ2を型締めする。この後、円
筒状外型1と共にプリプレグ2および中子3を冷却し、
中子3をプリプレグ2の中空部から引き抜くと共に円筒
状外型1を除去することにより、図5に示すような形状
の熱可塑性樹脂からなるパイプ4を得ることができる。
樹脂の可塑化温度以上の温度にプリプレグ2および中子
3を加熱してプリプレグ2の中空部内で中子3を熱膨張
させ、熱可塑性樹脂を溶融させると共に中子3の熱膨張
による押圧力でプリプレグ2を型締めする。この後、円
筒状外型1と共にプリプレグ2および中子3を冷却し、
中子3をプリプレグ2の中空部から引き抜くと共に円筒
状外型1を除去することにより、図5に示すような形状
の熱可塑性樹脂からなるパイプ4を得ることができる。
【0005】しかしながら、このようにして繊維補強熱
可塑性樹脂パイプを製造する場合には、仕様に応じた寸
法の中子をいちいち準備したり、使用後の中子を再生し
たりしなければならないため製造工程が繁雑となり、さ
らに中子が高価であるなどの問題がある。
可塑性樹脂パイプを製造する場合には、仕様に応じた寸
法の中子をいちいち準備したり、使用後の中子を再生し
たりしなければならないため製造工程が繁雑となり、さ
らに中子が高価であるなどの問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情にかんがみなされたものであって、製造工程を簡略
化した繊維補強熱可塑性樹脂パイプの有利な製造方法を
提供することを目的とする。
事情にかんがみなされたものであって、製造工程を簡略
化した繊維補強熱可塑性樹脂パイプの有利な製造方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の繊維補強熱可塑
性樹脂パイプの製造方法は、円筒状外型内に熱可塑性樹
脂をマトリックスとするプリプレグを筒状にして挿入す
ると共に、この筒状のプリプレグの内周面に耐熱性の膜
体を配置し、ついで該膜体の内側の中空部に、前記熱可
塑性樹脂の可塑化温度以上の高温液体を圧入して前記熱
可塑性樹脂を溶融又は軟化させた後、前記プリプレグを
冷却することからなることを特徴とするものである。
性樹脂パイプの製造方法は、円筒状外型内に熱可塑性樹
脂をマトリックスとするプリプレグを筒状にして挿入す
ると共に、この筒状のプリプレグの内周面に耐熱性の膜
体を配置し、ついで該膜体の内側の中空部に、前記熱可
塑性樹脂の可塑化温度以上の高温液体を圧入して前記熱
可塑性樹脂を溶融又は軟化させた後、前記プリプレグを
冷却することからなることを特徴とするものである。
【0008】このように本発明では、従来におけるよう
に中子を用いることがないので製造工程の簡略化をはか
ることが可能となる。以下、本発明の構成につき詳しく
説明する。 本発明では、まず、円筒状外型内に熱可塑性樹脂を
マトリックスとするプリプレグを筒状にして挿入すると
共に、この筒状のプリプレグの内周面に耐熱性の膜体を
配置する。
に中子を用いることがないので製造工程の簡略化をはか
ることが可能となる。以下、本発明の構成につき詳しく
説明する。 本発明では、まず、円筒状外型内に熱可塑性樹脂を
マトリックスとするプリプレグを筒状にして挿入すると
共に、この筒状のプリプレグの内周面に耐熱性の膜体を
配置する。
【0009】円筒状外型は、図3に示したような従来に
おけると同様なものであって、繊維補強熱可塑性樹脂パ
イプ製造時の温度に耐え得る耐熱性に優れたものであ
り、例えば銅パイプ、鉄パイプ等の金属パイプである。
熱可塑性樹脂をマトリックスとするプリプレグは、具体
的には、複数本の連続繊維を引き揃えて一方向に帯状に
配列した一般にトウと呼ばれる繊維束にマトリックスの
熱可塑性樹脂を含浸させたもの (一方向引き揃えのプリ
プレグ (UDプリプレグ) ) などである。室温においてタ
ック性や可塑性がないばかりでなく、剛性が高い。シー
ト状又は短冊状 (スリットテープ) をしている。このプ
リプレグを構成する繊維束に用いる補強繊維としては、
例えば、炭素繊維、ガラス繊維等である。
おけると同様なものであって、繊維補強熱可塑性樹脂パ
イプ製造時の温度に耐え得る耐熱性に優れたものであ
り、例えば銅パイプ、鉄パイプ等の金属パイプである。
熱可塑性樹脂をマトリックスとするプリプレグは、具体
的には、複数本の連続繊維を引き揃えて一方向に帯状に
配列した一般にトウと呼ばれる繊維束にマトリックスの
熱可塑性樹脂を含浸させたもの (一方向引き揃えのプリ
プレグ (UDプリプレグ) ) などである。室温においてタ
ック性や可塑性がないばかりでなく、剛性が高い。シー
ト状又は短冊状 (スリットテープ) をしている。このプ
リプレグを構成する繊維束に用いる補強繊維としては、
例えば、炭素繊維、ガラス繊維等である。
【0010】マトリックスの熱可塑性樹脂としては、特
に限定されないが、好ましくは融点が343 ℃のポリエー
テルエーテルケトン(PEEK)、融点が282 ℃〜288 ℃のポ
リフェニレンサルファイド(PPS) 、軟化点が219 ℃のポ
リエーテルイミド(PEI) 、ポリエーテルスルフォン(PE
S) 、ポリアリレンケトン、ポリアリレンサルファイ
ド、ポリアリルイミド、ポリアミドイミド、ポリイミド
スルフォン、ポリスルフォン、ポリエステル等の高融点
又は高軟化点の熱可塑性樹脂を例示することができる。
特に、エンジニアリングプラスチック又はスーパーエン
ジニアリングプラスチックと称される融点200 ℃以上の
熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。
に限定されないが、好ましくは融点が343 ℃のポリエー
テルエーテルケトン(PEEK)、融点が282 ℃〜288 ℃のポ
リフェニレンサルファイド(PPS) 、軟化点が219 ℃のポ
リエーテルイミド(PEI) 、ポリエーテルスルフォン(PE
S) 、ポリアリレンケトン、ポリアリレンサルファイ
ド、ポリアリルイミド、ポリアミドイミド、ポリイミド
スルフォン、ポリスルフォン、ポリエステル等の高融点
又は高軟化点の熱可塑性樹脂を例示することができる。
特に、エンジニアリングプラスチック又はスーパーエン
ジニアリングプラスチックと称される融点200 ℃以上の
熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。
【0011】耐熱性の膜体は、繊維補強熱可塑性樹脂パ
イプ製造時の温度に耐え得る耐熱性に優れたものであっ
て、例えば、ポリテトラフルオロエチレン (PTFE)のシ
ート、ポリイミドフィルム、アルミニウム箔などの金属
箔等である。本発明では、図1に示すように、円筒状外
型1内に熱可塑性樹脂をマトリックスとするプリプレグ
2を筒状にして挿入すると共に、この筒状のプリプレグ
2の内周面に耐熱性の膜体5を配置する。この場合、プ
リプレグ2の挿入は、短冊状のプリプレグで編組した筒
状のプリフォームを円筒状外型1内に挿入することによ
って行えばよい。また、シート状のプリプレグを渦巻状
に巻回して筒状のプリフォームとし、これを円筒状外型
1内に挿入してもよい。膜体5の配置は、例えば、膜体
を渦巻状に巻回して筒状となし、これを筒状のプリプレ
グ2の中空部に挿入し、プリプレグ2の内周面に密着さ
せるようにすることによればよい。
イプ製造時の温度に耐え得る耐熱性に優れたものであっ
て、例えば、ポリテトラフルオロエチレン (PTFE)のシ
ート、ポリイミドフィルム、アルミニウム箔などの金属
箔等である。本発明では、図1に示すように、円筒状外
型1内に熱可塑性樹脂をマトリックスとするプリプレグ
2を筒状にして挿入すると共に、この筒状のプリプレグ
2の内周面に耐熱性の膜体5を配置する。この場合、プ
リプレグ2の挿入は、短冊状のプリプレグで編組した筒
状のプリフォームを円筒状外型1内に挿入することによ
って行えばよい。また、シート状のプリプレグを渦巻状
に巻回して筒状のプリフォームとし、これを円筒状外型
1内に挿入してもよい。膜体5の配置は、例えば、膜体
を渦巻状に巻回して筒状となし、これを筒状のプリプレ
グ2の中空部に挿入し、プリプレグ2の内周面に密着さ
せるようにすることによればよい。
【0012】 ついで、本発明では、膜体5の内側の
中空部に、プリプレグ2を構成する熱可塑性樹脂の可塑
化温度以上の高温液体を圧入して前記熱可塑性樹脂を溶
融又は軟化させた後、プリプレグ2を冷却する。膜体5
の内側の中空部に高温液体を圧入するには、例えば、図
2に示すように円筒状外型1の両端を栓6で密閉し、栓
6に穿たれた液体圧入口7から高温液体の圧入を行えば
よい。高温液体は、プリプレグ2を構成する熱可塑性樹
脂の可塑化温度以上の温度を有する液体であって、特に
限定されるものではないが、例えば、硝酸リチウムを35
0 ℃以上の温度に加熱して溶融させた溶融塩類、ハンダ
等の合金を350℃以上の温度に加熱して溶融させた溶融
金属、プリプレグ2を構成する熱可塑性樹脂の可塑化温
度以上の温度に加熱したシリコーンオイル等の耐熱性
油、プリプレグ2を構成する熱可塑性樹脂の可塑化温度
以上の温度に加熱して溶融させた別の熱可塑性樹脂、シ
リコーンゴム粉末などのような無機物又は有機物の微粉
末固体の流動可能物(非粘着性)をプリプレグ2を構成
する熱可塑性樹脂の可塑化温度以上の温度に加熱したも
の等である。圧入口時の圧力は、3〜10kg/cm2程度であ
る。
中空部に、プリプレグ2を構成する熱可塑性樹脂の可塑
化温度以上の高温液体を圧入して前記熱可塑性樹脂を溶
融又は軟化させた後、プリプレグ2を冷却する。膜体5
の内側の中空部に高温液体を圧入するには、例えば、図
2に示すように円筒状外型1の両端を栓6で密閉し、栓
6に穿たれた液体圧入口7から高温液体の圧入を行えば
よい。高温液体は、プリプレグ2を構成する熱可塑性樹
脂の可塑化温度以上の温度を有する液体であって、特に
限定されるものではないが、例えば、硝酸リチウムを35
0 ℃以上の温度に加熱して溶融させた溶融塩類、ハンダ
等の合金を350℃以上の温度に加熱して溶融させた溶融
金属、プリプレグ2を構成する熱可塑性樹脂の可塑化温
度以上の温度に加熱したシリコーンオイル等の耐熱性
油、プリプレグ2を構成する熱可塑性樹脂の可塑化温度
以上の温度に加熱して溶融させた別の熱可塑性樹脂、シ
リコーンゴム粉末などのような無機物又は有機物の微粉
末固体の流動可能物(非粘着性)をプリプレグ2を構成
する熱可塑性樹脂の可塑化温度以上の温度に加熱したも
の等である。圧入口時の圧力は、3〜10kg/cm2程度であ
る。
【0013】このように高温液体を圧入することによ
り、プリプレグ2を構成する熱可塑性樹脂を溶融又は軟
化させると共に高温液体の加圧力によりプリプレグ2を
円筒状外型1に押しつける。これによりプリプレグ2が
型締めされる。この後、プリプレグ2を冷却する。この
場合の冷却は、例えば、高温液体を抜き取り、円筒状外
型1と共にプリプレグ2および膜体5を水中に投じるこ
とにより行うことができる。つぎに、プリプレグ2から
円筒状外型1および膜体5を除去することにより図5に
示すような形状の熱可塑性樹脂からなるパイプ4を得る
ことができる。
り、プリプレグ2を構成する熱可塑性樹脂を溶融又は軟
化させると共に高温液体の加圧力によりプリプレグ2を
円筒状外型1に押しつける。これによりプリプレグ2が
型締めされる。この後、プリプレグ2を冷却する。この
場合の冷却は、例えば、高温液体を抜き取り、円筒状外
型1と共にプリプレグ2および膜体5を水中に投じるこ
とにより行うことができる。つぎに、プリプレグ2から
円筒状外型1および膜体5を除去することにより図5に
示すような形状の熱可塑性樹脂からなるパイプ4を得る
ことができる。
【0014】
実施例1 図2において、膜体5としてPTFEの50μm 厚のフィルム
を円筒状に整えてプリプレグ2 の内周面に配置した。プ
リプレグ2としては、PEEK/カーボン(APC-2、ICI-Fibe
rite社製) のプリプレグを円筒状に巻いたものを用い
た。円筒状外型1および栓6は金属製で、栓6は膜体5
のシールと高温液体の出入り口とを兼ねている。
を円筒状に整えてプリプレグ2 の内周面に配置した。プ
リプレグ2としては、PEEK/カーボン(APC-2、ICI-Fibe
rite社製) のプリプレグを円筒状に巻いたものを用い
た。円筒状外型1および栓6は金属製で、栓6は膜体5
のシールと高温液体の出入り口とを兼ねている。
【0015】380 ℃に加熱したシリコーンオイルを液体
圧入口7から3kg/cm2の圧力で圧入した。プリプレグ2
の熱可塑性樹脂が溶融し、内部空隙が排除されるに従い
圧力は低下するが、これを補って圧力と温度を保ちなが
ら圧力低下が停止するまで約90秒圧入を行った。しかる
後にシリコーンオイルを吸引排除し、外型ごと全体を水
に投じて冷却してPEEK/カーボン製のパイプを得た。
圧入口7から3kg/cm2の圧力で圧入した。プリプレグ2
の熱可塑性樹脂が溶融し、内部空隙が排除されるに従い
圧力は低下するが、これを補って圧力と温度を保ちなが
ら圧力低下が停止するまで約90秒圧入を行った。しかる
後にシリコーンオイルを吸引排除し、外型ごと全体を水
に投じて冷却してPEEK/カーボン製のパイプを得た。
【0016】比較例1 実施例1と同じ外型およびプリプレグを用いるが、プリ
プレグの中空部にPTFE製の中子を挿入し、これらを380
℃の雰囲気中で60分間加熱した後に、全体を冷却して実
施例1と同様のPEEK/カーボン製のパイプを得た。この
パイプは、実施例1で得られるパイプと品質的な差異は
みられなかった。しかし、実施例1に比してパイプの製
造に長時間を要した。すなわち、実施例1の方が製造時
間が格段に短縮された。また、PTFE製の中子は高価であ
り、かつ使用後の中子の再生作業も繁雑であった。
プレグの中空部にPTFE製の中子を挿入し、これらを380
℃の雰囲気中で60分間加熱した後に、全体を冷却して実
施例1と同様のPEEK/カーボン製のパイプを得た。この
パイプは、実施例1で得られるパイプと品質的な差異は
みられなかった。しかし、実施例1に比してパイプの製
造に長時間を要した。すなわち、実施例1の方が製造時
間が格段に短縮された。また、PTFE製の中子は高価であ
り、かつ使用後の中子の再生作業も繁雑であった。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、円
筒状外型内に熱可塑性樹脂をマトリックスとするプリプ
レグを筒状にして挿入すると共に、この筒状のプリプレ
グの内周面に耐熱性の膜体を配置し、ついで該膜体の内
側の中空部に、前記熱可塑性樹脂の可塑化温度以上の高
温液体を圧入して前記熱可塑性樹脂を溶融又は軟化させ
た後、前記プリプレグを冷却するために下記の効果を奏
することができる。
筒状外型内に熱可塑性樹脂をマトリックスとするプリプ
レグを筒状にして挿入すると共に、この筒状のプリプレ
グの内周面に耐熱性の膜体を配置し、ついで該膜体の内
側の中空部に、前記熱可塑性樹脂の可塑化温度以上の高
温液体を圧入して前記熱可塑性樹脂を溶融又は軟化させ
た後、前記プリプレグを冷却するために下記の効果を奏
することができる。
【0018】(a) 熱膨張性の中子を使用する場合に比し
て、仕様に応じた寸法の中子をいちいち準備する繁雑さ
が避けられる。 (b) 熱膨張性の中子を使用する場合のように、使用後の
中子の再生プロセスという繁雑なことを行わずにすむ。 (c) 高温液体の圧入によるこめ短時間でパイプの製造が
可能となり、しかも圧力の制御が容易である。
て、仕様に応じた寸法の中子をいちいち準備する繁雑さ
が避けられる。 (b) 熱膨張性の中子を使用する場合のように、使用後の
中子の再生プロセスという繁雑なことを行わずにすむ。 (c) 高温液体の圧入によるこめ短時間でパイプの製造が
可能となり、しかも圧力の制御が容易である。
【図1】円筒状外型とプリプレグと膜体との配置関係を
示す斜視説明図である。
示す斜視説明図である。
【図2】膜体の内側の中空部に高温液体を圧入する様子
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】円筒状外型を示す斜視説明図である。
【図4】円筒状外型とプリプレグと中子との位置関係を
示す斜視説明図である。
示す斜視説明図である。
【図5】繊維補強熱可塑性樹脂パイプの一例を示す斜視
説明図である。
説明図である。
1 円筒状外型、 2 プリプレグ、 3 中子、 4
パイプ、5 膜体、 6 栓、 7 液体圧入口。
パイプ、5 膜体、 6 栓、 7 液体圧入口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 4F 23:22 4F
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒状外型内に熱可塑性樹脂をマトリッ
クスとするプリプレグを筒状にして挿入すると共に、こ
の筒状のプリプレグの内周面に耐熱性の膜体を配置し、
ついで該膜体の内側の中空部に、前記熱可塑性樹脂の可
塑化温度以上の高温液体を圧入して前記熱可塑性樹脂を
溶融又は軟化させた後、前記プリプレグを冷却すること
からなる繊維補強熱可塑性樹脂パイプの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3284616A JPH05116233A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 繊維補強熱可塑性樹脂パイプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3284616A JPH05116233A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 繊維補強熱可塑性樹脂パイプの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05116233A true JPH05116233A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17680773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3284616A Pending JPH05116233A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 繊維補強熱可塑性樹脂パイプの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05116233A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000238141A (ja) * | 1999-02-24 | 2000-09-05 | Society Of Japanese Aerospace Co Inc | 複合樹脂製品の成形方法及びその装置 |
| FR2845145A1 (fr) * | 2002-10-01 | 2004-04-02 | Nobel Plastiques | Conduite multicouche comprenant une couche comportant du pps et du pa |
| JP2009162606A (ja) * | 2008-01-07 | 2009-07-23 | Keyence Corp | 流量計 |
| CN103722733A (zh) * | 2013-12-11 | 2014-04-16 | 哈尔滨朗格斯特节能科技有限公司 | 预制直埋保温管冷却喷淋防水堵塞盖及喷淋冷却防水方法 |
| US8865281B2 (en) | 2008-09-19 | 2014-10-21 | Solvay Advanced Polymers, L.L.C. | Flexible pipes made of a polyaryletherketone/perfluoropolymer composition |
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| WO2019225294A1 (ja) * | 2018-05-23 | 2019-11-28 | 三菱電機株式会社 | パイプ構造体およびトラス構造体およびこれらを用いた人工衛星 |
| CN116997459A (zh) * | 2021-03-22 | 2023-11-03 | 三菱化学株式会社 | 纤维增强树脂物品的制造方法和纤维增强树脂物品 |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP3284616A patent/JPH05116233A/ja active Pending
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