JPH051192U - 絶縁電線の断線防止装置 - Google Patents

絶縁電線の断線防止装置

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JPH051192U
JPH051192U JP4630991U JP4630991U JPH051192U JP H051192 U JPH051192 U JP H051192U JP 4630991 U JP4630991 U JP 4630991U JP 4630991 U JP4630991 U JP 4630991U JP H051192 U JPH051192 U JP H051192U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の断線防止装置は絶縁電線の被覆に穴
があいていたり、破れて支持金具(バインド線)が充電
状態になった場合にも侵入する雷サージを限流素子に確
実に誘導して、限流素子を通過させることにより商用周
波の続流アークを遮断して、絶縁電線の断線事故と碍子
体の破損事故を防止するものである。 【構成】 碍子体4の頭部4aに絶縁電線2をバインド
線等の支持金具6で固定し、限流素子11を内臓した断
線防止装置10を絶縁電線2に具備し、一方を限流素子
11に接続した放電電極16の他端にリング状の捕捉部
16aを形成し、同捕捉部16aを碍子体4の外周面に
密着的に嵌合し、同捕捉部16aに、アース側の腕金8
に対向して放電部16bを形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は高圧配電線路の絶縁電線支持装置に備え付けて絶縁電線の断線事故等 を防止するための断線防止装置に関するものであり、特に絶縁電線の被覆が破れ たりしていてバインド線等の支持金具が充電状態にあっても雷サージを確実に捕 捉し、そして同装置の限流素子へ適確に誘導できるようにした断線防止装置を提 案しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
高圧配電線路の絶縁電線支持装置においては、続流アークによる絶縁電線の断 線防止、碍子の破損防止を目的とする断線防止装置が備えられている。
【0003】 これは、図7にあるように断線電線防止装置100を絶縁支持装置101の近 傍の絶縁電線102に取り付け、さらに同装置100の電圧非直線性を有する限 流素子103の一方に密接する充電側電極104を同電極に接続するクランプ金 具111により電線の芯線102bに、また同素子103の他方に密接する接地 側電極105に接続する放電電極109をバインド線あるいは巻付けグリップ等 の電線支持金具106に直接ないしは若干の絶縁距離(沿面距離)を介して接続 するようにしていた。
【0004】 そして雷サージの侵入があると、芯線102bークランプ金具111ー充電側 電極104ー限流素子103ー接地側電極105ー放電電極109ー支持金具1 06ー碍子体108の沿面(放電ギヤツプG)ーピン107(腕金110)の経 路で放電(閃絡)させるもので、放電経路を構成する上記限流素子103により 続流アークを遮断して絶縁電線102の断線防止と碍子体108の破損防止を行 うようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところで上記断線防止装置100にあっては、絶縁電線102の被覆102a が、バインド線や巻き付けグリップ等の支持金具106の食い込みや風や通行車 両等の振動による摩耗などで破れたり、穴があいたりしていたりすると、上記バ インド線等の支持金具106が充電状態となる。そのため侵入する雷サージは芯 線102bー支持金具106ー碍子体108の沿面(放電ギヤツプG)ーピン1 07(腕金110)の放電経路で流れて上記正規の放電経路の場合のように限流 素子103を通過しないことが出てくる。
【0006】 したがってこのような放電(閃絡)時には商用周波の続流アークが発生し、断 線防止装置が取り付けられているにも拘わらず依然として絶縁電線の断線や碍子 体の破損を生じさせることになる。
【0007】 本考案は上記のような絶縁電線の被覆が絶縁破壊した状態にある時にも確実に 雷サージが限流素子を通過するように工夫した断線防止装置を提案しようとする もので、第1の考案は碍子体(4)の頭部(4a)に絶縁電線(2)をバインド 線あるいは巻付グリップ等の支持金具(6)により支持固定し、さらにその碍子 体(4)を同碍子体(4)に固着したピン(7)によりアース側の腕金(8)に 取付固定して高圧配電線路における絶縁電線支持装置(1)と、これとは別に電 圧非直線性を有する限流素子(11)と、同素子(11)の一方の端面(11b )に密接する充電側電極(12)と、同素子(11)の他方の端面(11c)に 密接する非充電側電極(13)と、一方を非充電側電極(13)に接続すると共 に他方を絶縁電線(2)側の側方に延出させた放電電極(16)と、上記限流素 子(11)、非充電側電極(13)、充電側電極(12)及び上記放電電極(1 6)の外周面を一体に被覆した絶縁物(17)とからなる断線防止装置(10) を設け、この断線防止装置(10)をクランプ部(20)により上記碍子体(4 )の近傍の絶縁電線(2)に対し電気的並びに機械的に接続し、さらに上記放電 電極(16)の他方の先端側には、これをリング状に折曲してなる捕捉部(16 a)を形成し、同捕捉部(16a)を上記碍子体(4)の頭部(4a)より下方 の円筒部(4b)の外周面(4c)に対し同心的に密着嵌合し、而も同捕捉部( 16a)には上記アース側の腕金(8)に対向する側に位置して非絶縁被覆状態 の放電部(16b)を設けたことを特徴とするものである。
【0008】 また第2の考案は上記において、前記捕捉部(16a)が、一部に欠落部を有 する有端のリング状に形成されていると共にその径方向に対し弾性を有すること を特徴とするものである。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例を図1乃至図4に基づき具体的に説明する。 1は周知の絶縁電線支持装置を示すもので、芯線2bとその周囲を覆う絶縁被覆 2aとからなる絶縁電線2を高圧中実碍子3の碍子体4の頭部4aに対し、バイ ンド線、巻付グリップ等の支持金具6によって支持固定したもので、深溝4dを 備えた碍子体4は同碍子体4に固着するピン7を介してアースした腕金8に対し ナット9によって取付けられている。
【0010】 10は本考案の断線防止装置を示すもので、同装置10は図3に示すように、 電圧非直線性を有する炭化ケイ素(Sic)や酸化亜鉛(ZnO)からなる円柱 形の限流素子11と、アルミあるいは銀等の金属溶射を施した限流素子11の一 方の端面11bに密接する銅、アルミ等からなる充電側電極12と、同じく金属 溶射を施した素子11の他方の端面11cに同じく密接する銅、アルミ等からな る非充電電極13と、一端を圧着等により非充電側電極13に接続すると共にそ の他端を絶縁電線2側の側方へ大きく延出形成した弾性部材、例えばステンレス 線、黄銅線、リン青銅線等からなる放電電極16と、上記限流素子11および非 充電側電極13と充電側電極12に接続するクランプ部20を除いた同電極12 と放電電極16の外周面を一体に絶縁被覆したEPT等のゴムよりなる絶縁物1 7からなる。
【0011】 上記放電電極16の先端側は、図2に示すように、平面形状が有端のリング状 にしてなる捕捉部16aに形成されている。更に同捕捉部16aはその内外方向 に弾性を有し、常態では、これを取付ける部分である碍子体4の外周面の径より も若干小径に形成されている。
【0012】 16eはその取付用の欠落部であり、捕捉部16aを碍子体の頭部4aと円筒 部4b間に位置する細径の頸部4eに案内するためのもので、欠落部16eを利 用して頸部4eに一旦案内した捕捉部16aは図1において円筒部4bの左側に 位置させた状態から右側に引っ張るようにして図1および図2の如く円筒部4b の外周面14cに引掛状態で取り付けられる。そして、このリング状の補足部1 6aが、その取付時に碍子体4の頭部4aの下方の円筒部4bの外周面4cに対 し弾力的かつ同心的に密着嵌合する。
【0013】 16bは図2に示すように、捕捉部16aの下面16c側において、その絶縁 物17に形成した小穴からなる放電部で、捕捉部16aの全周において適宜間隔 を存して多数形成されている。そして、捕捉部16aを取り付けることにより、 放電部16bがアース側のベース金具あるいは腕金8に対向して所定の放電ギヤ ツプGを形成するようになっている。
【0014】 なお、この放電ギヤップGのギヤップ長は少なくとも6KV級高圧配電線路に おいて規定される絶縁耐力(充電部ー大地間の閃絡電圧)値を確保する長さ(位 置)に設定されている。18は放電電極16の中間部16fを絶縁電線2に縛着 するためのテープあるいはバンドからなる止着具を示す。
【0015】 なお、断線防止装置10は、上記のように一方の放電電極16を碍子体4の円 筒部4bの外周面4cに対し同心的に密着嵌合し、さらに他方に備えたクランプ 部20を絶縁電線2に対し挟持して電気的並びに機械的に取り付けることになっ ている。
【0016】 つまり、図4に示すように、充電側電極12にネジ26着された充電側電極1 2に接続する受部12aと押圧部12bとで絶縁電線2を挟着するようにすると 共に受部12aの内面側に絶縁電線2の芯線2bと電気的に接続されるように針 形状の接触部12cを付設し、蝶ボルト21の締付時にこの接触部12cが絶縁 被覆2aを突き破って芯線2bと接触するようになっている。
【0017】 22は接触部12cに付設した破壊部(穴)を補修するための粘着部材、24 は断面コ字形に形成した座金兼用のナット、25はクランプ部20の外周を覆う ようにして絶縁被覆17の突出部17aと絶縁電線2に対して取脱自在に装着し たゴムあるいは合成樹脂製の絶縁カバーを締めす。
【0018】 なお、図5、図6のものは前記実施例とクランプ部20の一部が異なる場合の 本考案の他の実施例を示すもので、所謂間接工法のホットステックを使用した場 合に対処できるようにした構造のクランプ部20からなる。すなわち、フック状 の受部12aを絶縁電線2に引っかけて吊り下げた状態で、下方に突出するボル ト27をホットステックにより締め付けてボルト先端の押圧部12bと上記受部 12a間で電線2を挟持して取り付けるもので、受部12aの内面側には前記実 施例と同じく針形状の接触部12cが付設され、さらに接触部の近傍には絶縁被 覆の破壊部を補修するための粘着部材22が同じく添設されている。
【0019】 このように構成されたものにおいて、雷サージが侵入し、その衝撃過電圧(雷 サージ)が少なくともあらかじめ設定した所定の閃絡電圧より大きければアース 側のベース金具5ないし腕金8と放電電極16の捕捉部16a間で形成する放電 ギヤップGで閃絡し、これにより同サージは絶縁電線の芯線2bークランプ部2 0ー充電側電極12ー限流素子11ー非充電側電極13ー放電側電極16の捕捉 部16aー放電ギヤップG(碍子体)ーベース金具5ないしは腕金8の放電経路 で速やかにアース(大地)へ逃がされる。
【0020】 そしてこの場合上記経路には限流素子11が直列に介在されているため同素子 11および碍子体4の放電(沿面)ギヤップGにより商用周波の続流が阻止(遮 断)されて従来発生したような絶縁電線2の続流アークによる断線事故防止が確 実に防止される。
【0021】 上記動作は絶縁電線2に正(プラス)の雷サージが印加された場合の説明であ るが、雷サージの極性が負(マイナス)の場合には上記と同じ放電経路を通り、 正の場合とは逆方向に放電電流が流れることになる。
【0022】
【考案の効果】
本考案は以上の構成からなり、雷サージが侵入してきた場合には、同サージを 限流素子を介してアースに速やかに放電し、同時に商用周波の続流を同素子によ って阻止(遮断)するため従来みられたような続流アークによる絶縁電線の断線 事故が確実に防止できるのは勿論のこと、同防止装置の特に放電電極はその先端 側の捕捉部をリング状に形成してこれを碍子体の頭部の下方の円筒部の外周面に 対し同心的に密着して取り付けたため、仮に絶縁電線の被覆が絶縁破壊していて も同捕捉部によって適確にいち早く侵入する雷サージを捕捉でき、これを限流素 子へ導くことができるため従来一部あった限流素子の不通過による続流アークの 発生が確実に防止できる。
【0023】 またさらに放電電極の捕捉部を有端のリング状でかつその径方向に弾性を有す るように形成したので、同部を碍子体の円筒部に対しその側方から引っ掛ける状 態で嵌合して同筒部に密着的に取り付けることができ、そのため断線防止装置の 取付作業が極めて簡単かつ確実にできる。
【0024】 また上記のごとく捕捉部は碍子体の円筒部の外周面に対し同心的に密着嵌合す るため碍子体からの側方への飛び出しが少なくなって着雪しにくくなり、したが って雪の重みによる放電電極の変形が防止されて放電特性が安定するため、降雪 地区の配電線にも本装置の使用が可能になる。
【0025】 更に、捕捉部を径方向に弾性を有するリング状に形成したので、外径寸法が異 なる異径の碍子体に対しても同一の断線防止装置を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す断線防止装置の一部
を破断した取付状態図である。
【図2】図1におけるA−A線で切断した底面図であ
る。
【図3】同断線防止装置の要部を示す破断図である。
【図4】同クランプ部の取付状態図である。
【図5】本考案の断線防止装置におけるクランプ部の異
なる第2実施例の正面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】従来例の断線防止装置の取付状態図である。
【符号の説明】
2 絶縁電線 4 碍子体 4a 頭部 4b 円筒部 4c 外周部 6 支持金具 7 ピン 8 腕金 10 断線防止装置 11 限流素子 12 充電側電極 12a 受部 13 非充電側電極 16 放電電極 16a 捕捉部 16b 放電部 17 絶縁物

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 碍子体(4)の頭部(4a)に絶縁電線
    (2)をバインド線あるいは巻付グリップ等の支持金具
    (6)により支持固定し、さらにその碍子体(4)を同
    碍子体(4)に固着したピン(7)によりアース側の腕
    金(8)に取付固定して高圧配電線路における絶縁電線
    支持装置(1)と、これとは別に電圧非直線性を有する
    限流素子(11)と、同素子(11)の一方の端面(1
    1b)に密接する充電側電極(12)と、同素子(1
    1)の他方の端面(11c)に密接する非充電側電極
    (13)と、一方を非充電側電極(13)に接続すると
    共に他方を絶縁電線(2)側の側方に延出させた放電電
    極(16)と、上記限流素子(11)、非充電側電極
    (13)、充電側電極(12)及び上記放電電極(1
    6)の外周面を一体に被覆した絶縁物(17)とからな
    る断線防止装置(10)を設け、この断線防止装置(1
    0)をクランプ部(20)により上記碍子体(4)の近
    傍の絶縁電線(2)に対し電気的並びに機械的に接続
    し、さらに上記放電電極(16)の他方の先端側には、
    これをリング状に折曲してなる捕捉部(16a)を形成
    し、同捕捉部(16a)を上記碍子体(4)の頭部(4
    a)より下方の円筒部(4b)の外周面(4c)に対し
    同心的に密着嵌合し、而も同捕捉部(16a)には上記
    アース側の腕金(8)に対向する側に位置して非絶縁被
    覆状態の放電部(16b)を設けたことを特徴とする絶
    縁電線の断線防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記捕捉部(16
    a)が、一部に欠落部を有する有端のリング状に形成さ
    れていると共にその径方向に対し弾性を有することを特
    徴とする絶縁電線の断線防止装置。
JP1991046309U 1991-06-20 1991-06-20 絶縁電線の断線防止装置 Expired - Lifetime JP2568853Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4253090B2 (ja) * 1999-11-04 2009-04-08 日本高圧電気株式会社 絶縁電線の断線防止装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57203489U (ja) * 1981-06-22 1982-12-24
JPS59194290U (ja) * 1983-06-09 1984-12-24 日本高圧電気株式会社 電線支持用碍子体の雷サ−ジに対する保護装置

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