JPH0512004U - スローアウエイ式切削工具 - Google Patents
スローアウエイ式切削工具Info
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- JPH0512004U JPH0512004U JP050119U JP5011991U JPH0512004U JP H0512004 U JPH0512004 U JP H0512004U JP 050119 U JP050119 U JP 050119U JP 5011991 U JP5011991 U JP 5011991U JP H0512004 U JPH0512004 U JP H0512004U
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B27/00—Tools for turning or boring machines; Tools of a similar kind in general; Accessories therefor
- B23B27/14—Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material
- B23B27/16—Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material with exchangeable cutting bits or cutting inserts, e.g. able to be clamped
- B23B27/1614—Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material with exchangeable cutting bits or cutting inserts, e.g. able to be clamped with plate-like cutting inserts of special shape clamped against the walls of the recess in the shank by a clamping member acting upon the wall of a hole in the insert
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- B23B2200/00—Details of cutting inserts
- B23B2200/04—Overall shape
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- B23B2205/00—Fixation of cutting inserts in holders
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 超硬合金よりなるシャンク部12の先端に工
具本体11の長手方向に沿って取付面12Aを形成する
とともに該取付面12Aに嵌合穴12Bを穿設する。こ
の取付面12Aに、鋼材または焼結合金より成りチップ
取付座14が形成されるとともに嵌合突部13Eの形成
された平板状のチップ取付部材13を固定する。このチ
ップ取付座14の底面14Aから嵌合突部13Eにはク
ランプネジ穴13Fが螺設されており、チップ15にク
ランプネジ16を挿通してこのクランプネジ穴13Fに
螺着、締結することによりチップ15を装着する。 【効果】 チップ15に作用する切削力Fに対して高い
強度が確保され、チップ取付部材13の分断が防がれ、
また工具先端部における剛性が増して防振性の向上が図
られる。さらにスクリューオン式とした場合でもシャン
ク部12にネジを切る必要がなく、かつ工具先端部の剛
性を維持できる。
具本体11の長手方向に沿って取付面12Aを形成する
とともに該取付面12Aに嵌合穴12Bを穿設する。こ
の取付面12Aに、鋼材または焼結合金より成りチップ
取付座14が形成されるとともに嵌合突部13Eの形成
された平板状のチップ取付部材13を固定する。このチ
ップ取付座14の底面14Aから嵌合突部13Eにはク
ランプネジ穴13Fが螺設されており、チップ15にク
ランプネジ16を挿通してこのクランプネジ穴13Fに
螺着、締結することによりチップ15を装着する。 【効果】 チップ15に作用する切削力Fに対して高い
強度が確保され、チップ取付部材13の分断が防がれ、
また工具先端部における剛性が増して防振性の向上が図
られる。さらにスクリューオン式とした場合でもシャン
ク部12にネジを切る必要がなく、かつ工具先端部の剛
性を維持できる。
Description
【0001】
本考案は、工具本体の先端に形成されたチップ取付座にスローアウェイチップ (以下、チップと称する。)が装着されたバイト、ボーリングバー、エンドミル 等に係わり、特にシャンク部が超硬合金からなり、上記チップ取付座部分が鋼材 や機械加工可能な焼結合金からなるスローアウェイ式切削工具に関するものであ る。
【0002】
バイト、ボーリングバー、エンドミルなどの切削工具では、防振性を高めてビ ビリの発生を抑える目的から、シャンク部に超硬合金を用いたものが知られてい る。 しかしながら切刃にチップを使用したスローアウェイ式の切削工具においては 、工具本体全体を超硬合金より成形したのではチップ取付座の形成が困難となる ため、このチップが装着される工具本体の先端部分を鋼材や、あるいは機械加工 可能な焼結合金より成形し、これを超硬合金製のシャンク部に取り付けることが 行われている。
【0003】 図9および図10は、このようなスローアウェイ式の切削工具の一例を示すも のである。これらの図において工具本体1は、超硬合金よりなる円柱状のシャン ク部2と、鋼材もしくは焼結合金よりなるチップ取付部材3とから構成されてお り、このチップ取付部材3の先端部に形成されたチップ取付座4にチップ5が装 着されてクランプ機構6によって固定されている。 チップ取付部材3は、基端部3A側がシャンク部2と同径の円柱状に成形され るとともに、先端部3B側は上記円柱の軸線Oを含む平面3Cによって切り取ら れて断面半円状に成形されており、チップ取付部材3の基端面をシャンク部2の 先端面にロウ付けすることにより工具本体1先端に固着されている。そして、こ のチップ取付部材3の上記平面3Cにチップ取付座4およびクランプ機構6が設 けられている。
【0004】 チップ5は、この例ではすくい面となる一端面5A側からの平面視に略正三角 形状をなすポジ型のチップであって、上記一端面5Aと逃げ面となる3つの周面 5Bとがなす交差稜線部にはそれぞれ切刃5Cが形成されている。 一方、このチップ5が装着されるチップ取付座4は、上記平面3Cよりも一段 低められて成形されたチップ取付座底面4Aと、このチップ取付座底面4Aから 屹立して上記平面3Cに連なる2つのチップ取付座壁面4B,4Cとから構成さ れていて、これらチップ取付座壁面4B,4Cがなす狭角は60°に設定されて いる。さらにこのチップ取付座4は、チップ5を装着した状態でチップ5の切刃 5Cが上記軸線Oに垂直に、かつ該軸線O方向にチップ取付部材3の先端よりも 僅かに突出するように形成されている。
【0005】 またクランプ機構6は、クランプネジ6Aをねじ込むことにより、クランプ駒 6Bの先端に設けられた爪6Cをチップ取付座4に装着されたチップ5の上記一 端面5Aに押圧し、この押圧力によってチップ5の着座面となる他端面5Dを上 記チップ取付座底面4Aに密着させて固定する構造となっている。そして、チッ プ5の3つの周面5Bのうちの2つを上記チップ取付座壁面4B,4Cに当接さ せた上で、このクランプ機構6によりチップ5を固定することでチップ5はその 位置が決定される。なお、図中の符号4Dはチップ5の周面5B同志がなす角部 とチップ取付座4との干渉を避けるための逃げ部である。
【0006】
ところで、このような構成のスローアウェイ式切削工具では、上述のように工 具本体1は円柱状のシャンク部2の先端面と、これと同径のチップ取付部材3の 基端面とをロウ付け等によって固着することにより構成されている。このため、 両者のロウ付け面は工具軸線Oに垂直な方向に形成されることになる。 一方、このようなスローアウェイ式の工具による切削において切削時に工具に 作用する切削力Fは、図10に白抜き矢線で示すように上記軸線Oに垂直な方向 に作用することとなる。従って、上記従来例の場合には切削力Fの作用する方向 と、シャンク部2とチップ取付部材3との接合面がなす方向とが同じ方向となっ て、上記切削力Fはこの接合面を剪断する方向に作用してしまう。 このため、チップ取付部材3にチップ5を介して過大な切削力が作用した際に は、この接合面からチップ取付部材3がシャンク部2から分断されてしまう危険 性があった。 また分断に至らないまでも、上記構成の切削工具では鋼材等から成るチップ取 付部材3の占める部分が比較的大きくならざるを得ず、このため工具先端部にお いて工具の剛性が低くなることが避けられない。これにより、防振性が損なわれ て切削時の振動やビビリの発生の原因となるおそれがあった。
【0007】 一方、このような事態を避けるため、例えばシャンク部2の先端をV字型に突 出する凸面とするとともにチップ取付部材3の基端面をこの凸面に合致するV字 谷形に成形したり、あるいは上記シャンク部2先端を円錐凸面とするとともに上 記基端面をこれに合致する凹面とした切削工具も提案されている。しかし、この ような切削工具においては、上記凸面と凹面とを正確に合致させなければならず 、これらの面の成形がきわめて困難であり、またロウ付けも難しいという問題点 があった。
【0008】
本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、チップ取付部材 を平板状に成形して、その一方の面側にチップ取付座を形成するとともに、該チ ップ取付部材の他方の面には上記チップ取付座の底面の裏側部分から突出するよ うに嵌合突部を形成し、この嵌合突部にチップ取付座底面からクランプネジ穴を 螺設する一方、上記シャンク部の先端には該シャンク部の長手方向に沿って取付 面を形成するとともに、該取付面に上記嵌合突部に嵌合する嵌合孔を穿設し、こ の嵌合孔に上記嵌合突部を嵌入した上で上記他方の面を取付面に密着させてチッ プ取付部材を固定するとともに、チップにクランプネジを挿通せしめ、このクラ ンプネジを上記クランプネジ穴に螺着してチップをチップ取付座に装着したこと を特徴とするものである。
【0009】
本考案では、チップ取付部材が平板状に成形されているとともに、このチップ 取付部材が取り付けられる取付面がシャンク部の長手方向に沿って形成されてお り、このため工具本体の軸線に垂直な方向に作用する切削力は上記取付面に対し ても垂直な方向に作用することになる。すなわち、切削時に負荷がかかる方向に 対して、これに垂直な面で負荷を受けることになり、切削力がチップ取付部材と シャンク部とを剪断する方向に作用するのを避けることができる。 また、チップ取付部材が固定される取り付け面をシャンク部の長手方向に沿っ て形成することにより、超硬合金より成る該シャンク部が工具先端より突出する チップの切刃の近傍にまで延在することになり、工具先端部における当該切削工 具の剛性の向上を図ることが可能となる。
【0010】
図1ないし図5は、本考案の一実施例であるスローアウェイ式切削工具の先端 部を示すものである。 これらの図に示されるように、本実施例においても工具本体11はシャンク部 12とチップ取付部材13とから成り、この工具本体11の先端に形成されたチ ップ取付座14にチップ15が装着された構成となっている。
【0011】 シャンク部12は従来例同様に超硬合金より成る略円柱状の部材であるが、そ の先端部は、工具軸線Oを含まず、かつ該工具軸線Oに平行な方向に延びる平面 によって工具軸線Oを含む部分が切り欠かれており、これによってこのシャンク 部12の先端部には工具軸線Oに平行な略正方形状の、チップ取付部材13の取 付面12Aが形成されている。なお、この取付面12Aの基端側は一旦該取付面 12Aに対して垂直な方向に立ち上がった後、傾斜してシャンク部12の外周面 に連なる面とされている。
【0012】 一方、この取付面12Aに取り付けられるチップ取付部材13は、外形が上記 取付面12Aの平面形状に対応した略正方形の平板状に成形されており、鋼材も しくは機械加工可能な焼結合金等、上記シャンク部12を構成する超硬合金より も靱性の高い材質から構成されている。そして、このチップ取付部材13の一方 の面13A側には、この一方の面13Aからチップ取付部材13の厚さ方向内側 に一段低められるようにして凹み、この一方の面13Aと、該チップ取付部材1 3の工具本体11先端側の周面13B、および該周面13Bに交わる周面13C に開口するようにして、チップ取付座14が形成されている。
【0013】 ここで本実施例では、このチップ取付座14に装着されるチップ15は上記従 来例と同様、すくい面となる一端面15A側からの平面視に略正三角形状をなす ポジ型のチップであって、上記一端面15Aと逃げ面となる3つの周面15Bと がなす交差稜線部にはそれぞれ切刃15Cが形成されている。また、このチップ 15には上記一端面15Aの中央から該チップ15の厚さ方向に、後述するクラ ンプネジ16が挿通される取付穴15Dが貫設されている。
【0014】 そして、これに対応してチップ取付部材13に形成されるチップ取付座14も 、その底面14Aが上記チップ取付部材13の厚さ方向からの平面視に略正三角 形状になるように成形されている。また、この底面14Aから上記チップ取付部 材13の一方の面13Aに連なるチップ取付座14の2つの壁面14Bはその狭 角が60°になるように形成されており、かつそれぞれの壁面14Bはチップ1 5の周面15Bの逃げに応じて広がるように、その上記一方の面13A側の縁部 が僅かに傾斜せしめられている。 さらに、このチップ取付座14は上記チップ15を装着した状態で、該チップ 15の一の切刃15Cがチップ取付部材13の上記先端側の周面13Bより突出 し、かつ該一の切刃15Cが上記工具軸線Oに垂直な面内に配設されるように成 形されている。なお、図中の符号14Cはチップ15の周面15B同志の角部と チップ取付座14との干渉を避けるための逃げである。
【0015】 そして本実施例では、このチップ取付部材13の上記一方の面13Aとは反対 側の他方の面13Dに、上記チップ取付座15の底面15Aの裏面部分から該他 方の面13Dに垂直に突出するようにして、円筒状の嵌合突部13Eが当該チッ プ取付部材13に一体に形成されている。他方、上記シャンク部12先端の取付 面12Aには、上記チップ取付部材13を固定したときに上記嵌合突部13Eに 対応する位置に該取付面12Aに垂直に、上記嵌合突部13Eに嵌合し得る断面 円形の嵌合孔12Bが穿設されている。 ここで、この嵌合突部13Eは該嵌合突部13Eがなす上記円筒の中心線が、 上記チップ取付座14にチップ15を装着した際に該チップ15の中央に貫設さ れた上記取付穴15Dの中心線より僅かに上記逃げ14Cが形成されたチップ取 付座14の隅に偏心するように設定されている。また、上記嵌合孔12Bは取付 面12Aからシャンク部12の外周面に向かって貫通するように形成されており 、この嵌合孔12Bに嵌入される上記嵌合突部13Eの上記シャンク部12外周 面に露出する先端面は、該外周面に滑らかに連なるように突曲面状に成形されて いる。 さらに本実施例では、このチップ取付部材13の嵌合突部13Eに、該嵌合突 部13Eの中心線に同軸に、上記チップ取付座14の底面14Aから該嵌合突部 13Eの上記先端に向かって、上記クランプネジ16に螺合するクランプネジ孔 13Fが螺設されている。
【0016】 本実施例では、このようなチップ取付部材13が、その嵌合突部13Eを上記 嵌合孔12Bに嵌入させ、かつその工具軸線O方向基端側の周面13Gをシャン ク部12の取付面12A基端側の工具軸線Oに垂直な面12Cに当接させた状態 で、上記他方の面13Dを取付面12Aに密着させ、これら他方の面13Dと取 付面12Aとをロウ付けすることにより、シャンク部12の先端に固定される。 そして、この固定されたチップ取付部材13に形成されたチップ取付座14にチ ップ15が、その3つの周面15Bのうちの2つを上記チップ取付座14の2つ の壁面14Bに当接させた状態で装着され、取付穴15Dにクランプネジ16を 挿通されてこのクランプネジ16を上記嵌合突部13Eに形成されたクランプネ ジ穴13Fに螺合せしめて締め付けることによって固定されている。
【0017】 このような構成のスローアウェイ式切削工具によれば、切削時にチップ15に 作用する切削力Fは、該チップ15からチップ取付座14の底面14Aを介して 、超硬合金より成るシャンク部12の工具軸線Oに平行な方向、すなわちシャン ク部12の長手方向に沿って形成された取付面12Aによって受け止められるこ とになり、この切削力Fがシャンク部12とチップ取付部材13との接合面に、 これを剪断させる方向に働くのを避けることができる。このため、切削負荷に対 して高い強度を確保することができ、過大な負荷が生じた場合でも工具の分断等 が起きるのを防ぐことが可能となる。 また、超硬合金より成るシャンク部12がチップ取付座底面12Aとして切刃 15C付近にまで延在してチップ15を保持しているため、工具先端部において も高い剛性を確保することができ、防振性の向上が図られて切削作業中のビビリ や振動の発生をより効果的に抑えることが可能となる。
【0018】 さらに上記構成のスローアウェイ式切削工具によれば、取付面12Aに形成さ れた嵌合孔12Bに、チップ取付部材13に形成された嵌合突部13Eが嵌合し た状態でチップ取付部材13がシャンク部12に固定されている。このため、シ ャンク部12とチップ取付部材12との接合をより強くかつ確実なものとするこ とができ、切削負荷に対する強度を一層向上させることが可能となる。また、こ の嵌合突部13Eと上記取付面12Aに形成された嵌合穴12Bとを嵌合させる ことにより、チップ取付部材13に形成されるチップ取付座14の位置を正確に 設定することができ、これに伴ってチップ15の切刃15Cもより正確に位置決 めすることが可能となる。 また本実施例では、チップ取付部材13の一つの周面13Gがシャンク部12 の工具軸線Oに垂直な面12Cに当接した状態でチップ取付部材13が固定され ているため、上記嵌合突部13Eと嵌合穴12Bとの嵌合と相俟ってチップ取付 座14の位置をより正確に設定することができるとともに、これらの面が回り止 めとなってチップ取付部材13の位置がずれるのを防ぐことができる。
【0019】 さらにまた上記構成のスローアウェイ式切削工具では、チップ15に取付穴1 5Dを穿設して該取付穴15Dにクランプネジ16を挿通し、このクランプネジ 16をチップ取付座14に螺設されたクランプネジ穴13Fに螺着した上で該ク ランプネジ16を締め付けて直接的にチップ15を固定する、いわゆるスクリュ ーオン式とした場合でも、超硬合金より成るシャンク部12に上記クランプネジ 穴13Fを形成する必要がないという利点を得ることができる。 すなわち、このようにチップ取付部材13を平板状に成形するとともに該チッ プ取付部材13を取り付ける取付面12Aをシャンク部12の長手方向に沿って 形成した場合、チップ15をスクリューオンによって固定するにはチップ取付部 材13の肉厚を大きくするか、チップ取付部材13を貫いてシャンク部12にま でクランプネジ穴13Fを穿設しなければならなくなる。しかしながら、チップ 取付部材13の肉厚を大きくすることは、取りも直さず工具本体11先端部にお けるシャンク部12の肉厚が小さくなることを意味し、該先端部における工具剛 性を保持するためには好ましくない。他方、超硬合金より成る高硬度のシャンク 部12にネジ穴を形成することは容易ではない。 これに対して上記構成のスローアウェイ式切削工具では、鋼材もしくは焼結合 金より成るチップ取付部材13に一体に形成された嵌合突部13Eに上記クラン プネジ穴15Dを螺設することにより、超硬合金より成るシャンク部12にネジ 穴を設けることなくチップ15をスクリューオンによって取り付けることが可能 となる。しかも、工具先端部におけるシャンク部12の肉厚が小さくなることも ないため、該工具先端部における剛性を十分に保持することが可能となる。 なお、本実施例ではチップ15の取付穴15Dに対して嵌合突部13Eの上記 中心線がチップ取付座14の逃げ14C側に偏心せしめられており、このため該 嵌合突部14Eに形成されるクランプネジ孔13Fもその中心が上記逃げ14C 側に偏心しているため、チップ15の取付時にその周面15Bが強くチップ取付 座壁面14Bに押圧されて、より強固にチップ15を固定することができるとい う利点が獲られる。
【0020】 次に、図6ないし図8は本考案の他の実施例を示すものであり、図1ないし図 5に示した実施例と同じ部分には同一の符号を配して説明を省略する。 本実施例では、図1ないし図5に示した実施例のチップ取付部材13がシャン ク部12の取付面12Aにロウ付けによって取り付けられていたのに対し、チッ プ取付部材13にその厚さ方向にネジ穴17を螺設するとともに、このネジ穴1 7の取付面12Aに対応する位置に貫通穴18および座ぐり部19を形成し、こ れらに止めネジ20を挿通、螺着してチップ取付部材13を取付面12A側に引 き込んで固定したことを特徴とするものである。
【0021】 このような構成のスローアウェイ式切削工具においても、チップ取付部材13 が平板状に成形されるとともに取付面12Aがシャンク部12の長手方向に形成 され、かつ該取付面12Aに形成された嵌合穴12Bにチップ取付部材13に形 成された嵌合突部13Eが嵌合した状態でチップ取付部材13が固定されている ため、上記実施例と同様の効果を得ることができる。 さらに本実施例ではチップ取付部材13がネジ止めになっているため、チップ 取付部材13の取り外しおよび取付けが容易に可能であり、当該チップ取付部材 13が破損した場合などでも、これを交換するだけでシャンク部12はそのまま 使用することができる。また、チップ15の形状に応じて種々の形状のチップ取 付座14が形成されたチップ取付部材13を用意することにより、一つのシャン ク部12に複数の種類のチップ15を装着することが可能となる。
【0022】 なお、これらの実施例では平板状のチップ取付部材13の一方の面13A側に 、該一方の面13Aより一段低められるようにしてチップ取付座14が形成され ている。このため、該チップ取付座14の底面14Aからチップ取付部材13の 他方の面13Dまでは比較的肉厚の薄い部分となってしまう。ここで、この部分 の肉厚Tを薄く設定し過ぎるとチップ取付部材13の成形がきわめて困難となっ てしまうため好ましくない。また逆に、この肉厚Tが大きくなり過ぎるとチップ 取付部材13自体の肉厚が大きくなってしまい、上述のように工具先端における シャンク部12の肉厚が小さくなってしまうため、やはり好ましくない。これら の点を鑑みて、上記肉厚Tは0.1mm〜2.0mmの範囲に収められることが望ま しい。
【0023】
以上説明したように本考案によれば、チップ取付部材が固定される取付面が切 削力のかかる方向に対して垂直な方向に形成されるため、この切削力がチップ取 付部材とシャンク部との接合面を剪断するように働くことはなく、該切削力に対 する高い強度が確保され、また過大な切削負荷が作用した場合でもチップ取付部 材の分断等の発生を防ぐことができる。 さらに、超硬合金より成るシャンク部が工具先端の切刃付近にまで延在するた め、工具先端部における剛性が増し、防振性の向上が図られてビビリ等の発生を 効果的に抑えることが可能となる。
【0024】 さらにまた、チップ取付部材に形成された嵌合突部とシャンク部の取付面に形 成された嵌合穴とを嵌合させることにより、両者の接合をより一層強化すること ができる。そして、この嵌合突部にクランプネジ穴を螺設することにより、チッ プをスクリューオンによって装着する場合でも、超硬合金より成るシャンク部に ネジ穴を形成する必要なく、かつ工具本体先端部における剛性を維持することが 可能となる。
【図1】本考案の一実施例を示す工具先端部の平面図で
ある。
ある。
【図2】図1の工具先端部の、チップ取付部材13の一
方の面13Aの斜め上側からの側面図である。
方の面13Aの斜め上側からの側面図である。
【図3】図1の工具先端部の軸線O方向先端側からの正
面図である。
面図である。
【図4】図3におけるAA断面図である。
【図5】図1におけるBB断面図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す工具先端部の平面図
である。
である。
【図7】図6におけるC−C断面図である。
【図8】図6におけるD−D断面図である。
【図9】従来のスローアウェイ式切削工具の先端部を示
す平面図である。
す平面図である。
【図10】図9に示す従来例の側面図である。
1,11 工具本体 2,12 シャンク部 12A 取付面 12B 嵌合穴 3,13 チップ取付部材 13A チップ取付部材13の一方の面 13B,13C,13G チップ取付部材13の周面 13D チップ取付部材13の他方の面 13E 嵌合突部 13F クランプネジ穴 4,14 チップ取付座 4A,14A チップ取付座14の底面 4B,4C,14B チップ取付座14の壁面 5,15 チップ 15C 切刃 16 クランプネジ O 工具軸線 T チップ取付部材13の、チップ取付座14の底面1
4Aから他方の面13Dまでの肉厚
4Aから他方の面13Dまでの肉厚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斉藤 淳一 東京都品川区西品川1丁目27番20号 三菱 マテリアル株式会社東京製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 超硬合金よりなる棒状のシャンク部の先
端に鋼材または焼結合金よりなるチップ取付部材が固定
され、このチップ取付部材に形成されたチップ取付座に
スローアウェイチップが装着されてなるスローアウェイ
式切削工具において、 上記チップ取付部材を平板状に成形して、その一方の面
側に上記チップ取付座を形成するとともに、該チップ取
付部材の他方の面には該チップ取付座の底面の裏側部分
から突出するように嵌合突部を形成し、この嵌合突部に
上記チップ取付座の底面からクランプネジ穴を螺設する
一方、上記シャンク部の先端には該シャンク部の長手方
向に沿って取付面を形成するとともに、該取付面に上記
嵌合突部に嵌合する嵌合孔を穿設し、 この嵌合孔に上記嵌合突部を嵌入した上で上記他方の面
を上記取付面に密着させて上記チップ取付部材を固定す
るとともに、上記スローアウェイチップにクランプネジ
を挿通せしめ、該クランプネジを上記クランプネジ穴に
螺着して上記スローアウェイチップを上記チップ取付座
に装着したことを特徴とするスローアウェイ式切削工
具。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991050119U JP2573098Y2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | スローアウェイ式切削工具 |
| US07/900,490 US5332339A (en) | 1991-06-19 | 1992-06-18 | Throw-away cutting tool |
| DE69224012T DE69224012T2 (de) | 1991-06-19 | 1992-06-19 | Schneidwerkzeug |
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|---|---|---|---|
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| JP (1) | JP2573098Y2 (ja) |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107097310A (zh) * | 2017-06-23 | 2017-08-29 | 册亨奇松林业发展有限责任公司 | 一种木板修整刀 |
| US20210362251A1 (en) * | 2018-10-23 | 2021-11-25 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Tool Having a Cutting Edge Formed by a Plurality of Blade Elements |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5372886U (ja) * | 1976-11-20 | 1978-06-17 | ||
| JPS56152506A (en) * | 1980-04-07 | 1981-11-26 | Gen Electric | Holder device for insert which is used for cutting tool and can be divided |
| JPS61205704U (ja) * | 1985-06-13 | 1986-12-25 |
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1992
- 1992-06-24 KR KR92011338U patent/KR0117288Y1/ko not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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| US20210362251A1 (en) * | 2018-10-23 | 2021-11-25 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Tool Having a Cutting Edge Formed by a Plurality of Blade Elements |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR0117288Y1 (ko) | 1998-06-01 |
| JP2573098Y2 (ja) | 1998-05-28 |
| KR930000414U (ko) | 1993-01-20 |
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