JPH0512058U - 転削工具 - Google Patents

転削工具

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JPH0512058U
JPH0512058U JP3682791U JP3682791U JPH0512058U JP H0512058 U JPH0512058 U JP H0512058U JP 3682791 U JP3682791 U JP 3682791U JP 3682791 U JP3682791 U JP 3682791U JP H0512058 U JPH0512058 U JP H0512058U
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end mill
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康雄 石井
和男 飯塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切削に伴って生成される切屑を機械周囲に広
く飛散させることなく回収することができる転削工具を
提供する。 【構成】 主軸2と一体となって回転駆動されるエンド
ミル8の周面外方に、カバー20を、エンドミル8の周
面を覆い、且つ、エンドミル8に対して相対的に回転自
在に配設する。カバー20の内周面とエンドミル8の外
周面との間には、切屑排出空間34が形成され、この切
屑排出空間34とカバー20の外方に設けられた切屑吸
引機とを連通する吸引口32が、カバー20に形成され
ている。また、該カバー20の先端側部分には、エンド
ミル8の先端側外周部を外方に露出せしめる切欠26が
形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、端面に正面切刃が形成されるとともに外周に長尺状の外周切刃が 形成されたエンドミルを用いて倣い切削等を行う転削工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の転削工具の一例を図6及び図7を参照して説明する。 これらの図に示す転削工具は、工作機械の主軸2にキー4を介してアーバ6が 取り付けられ、このアーバ6にエンドミル8の端部がボルト10,10によって 締付固定されて構成されている。このエンドミル8の端面には、複数の正面切刃 12…が形成され、外周面には、長尺状をなす螺旋状の外周切刃14が複数形成 されている。ここで本明細書において、「長尺状」とは、エンドミルの直径dに 対して外周切刃の切刃長(図8の(a),(b)において、Lに相当する長さを 言うのものとする。)が2倍以上となる場合を言うものとする。
【0003】 上記構成に係る転削工具においては、主軸2とともにエンドミル8を軸線回り に回転させつつ、該エンドミル8を軸線と垂直な方向に送って被削材Cの倣い削 り等の切削加工を行っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の如き従来の転削工具においては、生成された切屑が被削材や機械周囲に 無秩序に飛散されており、この結果作業環境が悪化し、また、切削終了後の切屑 処理にも相当の時間を要するという欠点があった。また、切削を継続するにつれ て切屑が被削材や機械のテーブル等に徐々に堆積してゆくため、これら切屑の熱 によって被削材や機械に熱変形が生じて加工精度が劣化したり、あるいは切刃1 2,14に切屑が噛み込まれて切削面の品位が損なわれる欠点もあった。さらに 、機械の周囲に飛散した切屑が機械の摺動面等に入り込んで、機械自身の精度劣 化や寿命低下を招くおそれもあった。
【0005】 この考案は、このような背景の下になされたもので、切削に伴って生成される 切屑を機械周囲に広く飛散させることなく回収することができる転削工具を提供 することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、端面に正面切刃が形成されるとともに外周に長尺状の外周切刃が 形成されたエンドミルを、軸線回りに回転させつつ軸線と垂直な方向に送って切 削を行う転削工具において、前記エンドミルの周面外方に、該エンドミルの少な くとも周面を覆うカバーを、前記エンドミルに対して相対的に回転自在に配設し 、前記カバーの内周面と前記エンドミルの外周面との間に切屑排出空間を形成し 、前記カバーに前記切屑排出空間と該カバーの周面外方に設けられた切屑吸引機 とを連通する吸引口を形成し、前記カバーの先端側部分に、前記エンドミルの先 端側外周部を外方に露出せしめる切欠を形成するものである。
【0007】
【作用】
上記構成に係る転削工具においては、切屑吸引機によって吸引口からカバー内 部を吸引しながら、エンドミルを軸線回りに回線させつつ軸線と垂直な方向に送 って、カバーの切欠から外方に露出する、エンドミルの先端側外周部に形成され た外周切刃及び正面切刃によって被削材を切削してゆく。主として外周切刃によ って生成された切屑は切屑排出空間に取り込まれた後、吸引口から切屑吸引機に 吸引されて回収される。
【0008】
【実施例】
以下、図1乃至図4を参照して本考案の一実施例を説明する。なお、上述した 従来例と同一の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。 これらの図において、符号16はアーバ6に嵌挿されたラジアルベアリングで あり、止め輪18で軸方向に係止されている。このラジアルベアリング16の外 輪には、エンドミル8の外周を覆う略漏斗状のカバー20が嵌挿され、該カバー 20は、キャップ22とボルト24で連結されることによってアーバ6に回転自 在に支持されている。
【0009】 前記カバー20の軸線方向における先端位置はエンドミル8の先端位置とほぼ 同位置となっており、該カバー20の先端側部分には、略矩形状の切欠26が形 成されている。この切欠26の横幅Wは、エンドミル8の直径dより若干大きく 形成され、その軸線方向の切込み深さhは、エンドミル8の切込み深さmより若 干大きく形成されている。
【0010】 前記カバー20の先端側部分のうち、前記切欠26とほぼ対向する部分には、 円形の切込み穴28が形成され、該切込み穴28に管30が嵌挿されて吸入口3 2が形成されている。
【0011】 また、前記カバー20の内周面とエンドミル8の外周面との間には、切屑排出 空間34が形成されている。この切屑排出空間34を形成するエンドミル8の外 周部とカバー20の隙間量δは、被削材の材質や切削条件等に応じて適宜定めら れるが、1mm〜10mmの範囲内に定めることが望ましい。隙間量δが1mmに満た ないと、切屑排出空間32の上部に巻き込まれた切屑が該切屑排出空間34の上 部に堆積して詰まり、エンドミル8及びカバー20を損傷する可能性があり、他 方、隙間量δが10mmを越えると、後述する切屑吸引力が低下して切屑処理に支 障を来す虞が生じるからである。切屑排出空間34の基端側の部分は隔壁36に よってラジアルベアリング16と離隔されている。
【0012】 前記吸入口32には、カバー20の周面外方に設けられた切屑吸引機(図示省 略)に連結されたホース38の先端部が嵌合され、これにより切屑排出空間34 と前記切屑吸引機とが連通されている。
【0013】 以上のように構成された転削工具においては、切屑吸引機によって吸引口32 からカバー20内部の空気を吸引しながら、主軸2によってエンドミル8を軸線 回りに回転させつつ軸線と垂直な方向に送って、カバー20の切欠26から外方 に露出するエンドミル8の外周切刃14及び正面切刃12によって被削材Cを切 削してゆく。
【0014】 切屑排出空間34の内部には、ホース38から空気が吸引されるために負圧が 発生しており、カバー20の先端側開口部及び切欠26から取り込まれた空気は 切屑排出空間34内に導かれ、吸引口32から切屑吸引機に取り込まれる。この ため、被削材Cからエンドミル8の主として外周切刃14で切削され、生成した 切屑は、切屑排出空間34内に取り込まれた後、吸引口32から切屑吸引機に導 かれ、そこで回収される。
【0015】 従って、上記構成に係る転削工具によれば、被削材Cの形状を問わず切削時に 生成される切屑が工具の周囲に飛散せず、作業環境が改善され、切屑処理に要す る時間が短縮され、さらには、切屑の堆積による機械精度の劣化や被削材Cの加 工面の品位の劣化等も回避される等、切屑の飛散に伴う種々の問題点がすべて解 消されるという優れた効果を奏する。
【0016】 なお、図1及び図4は、図2の矢印A方向(図4の矢印B方向)に転削工具を 送って被削材Cの側面を切削している状態を示しており、図4の矢印Dは、エン ドミル8の回転方向を示している。これらの図に示す実施例においては、カバー 20はホース38によって拘束されず、軸線回りに回動自在な状態となっている 。そして被削材Cの表面(図4の面E)にカバー20の切欠26の一端26aを 当接させた状態において、エンドミル8を前述の方向に回転させつつ矢印B方向 に送ってゆく。すると、カバー20はラジアルベアリング16の回転摩擦抵抗に より、図4の矢印F方向に常に付勢された状態となり、面Eと切欠26の一端2 6aとの当接が切削加工中、常に継続される。但し、上記のような切削を行うた めには、切欠26の横幅Wが切削幅nに応じて形成されている必要がある。また 、全切削工程において切削幅が一定のときは、カバー20の回り止めをするよう にしてもよい。
【0017】 また、上記実施例の変形例として、図1におけるカバー20を図5におけるカ バー40のようにエンドミル8の先端部を覆う形状としてもよい。カバーをこの ような形状とすることによりカバーの密閉度が高まり、切屑排出空間34の負圧 がより高まって、切屑吸引効果をより高めることが可能となる。
【0018】 なお、上記実施例ではエンドミルにストレートエンドミルを用いているが、端 面に正面切刃が形成されるとともに外周に長尺状の外周切刃が形成されたエンド ミルであれば、テーパエンドミルであってもよいことは勿論である。
【0019】 また、本考案に用いられるエンドミルは切刃が一体成形されたソリッドエンド ミルに限定されるものではなく、切刃を有するスローアウェイチップを着脱自在 に取り付けてなるスローアウェイ式のエンドミルであってもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、端面に正面切刃が形成されるととも に外周に長尺状の外周切刃が形成されたエンドミルを、軸線回りに回転させつつ 軸線と垂直な方向に送って切削を行う転削工具において、前記エンドミルの周面 外方に、該エンドミルの少なくとも周面を覆うカバーを、前記エンドミルに対し て相対的に回転自在に配設し、前記カバーの内周面と前記エンドミルの外周面と の間に切屑排出空間を形成し、前記カバーに前記切屑排出空間と該カバーの周面 外方に設けられた切屑吸引機とを連通する吸引口を形成し、前記カバーの先端側 部分に、前記エンドミルの先端側外周部を外方に露出せしめる切欠を形成したの で、前記エンドミルの主として外周切刃によって生成される切屑を、機械周囲に 飛散させることなく逐次回収でき、これにより切屑処理時間を短縮し、作業環境 を改善し、さらには、機械精度の劣化を防止できる等、切屑の飛散に伴う種々の 問題をすべて解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る転削工具の軸方向断面
図である。
【図2】図1のII方向からの矢視図である。
【図3】図1のIII方向からの矢視図である。
【図4】図1のIV-IV線断面図である。
【図5】本考案の他の実施例に係る転削工具の軸方向断
面図である。
【図6】従来の転削工具の側面図である。
【図7】同転削工具のI方向からの矢視図である。
【図8】エンドミルの説明図である。
【符号の説明】
8 エンドミル 12 正面切刃 14 外周切刃 20,40 カバー 26 切欠 34 切屑排出空間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面に正面切刃が形成されるとともに外
    周に長尺状の外周切刃が形成されたエンドミルを、軸線
    回りに回転させつつ軸線と垂直な方向に送って切削を行
    う転削工具において、 前記エンドミルの周面外方に、該エンドミルの少なくと
    も周面を覆うカバーを、前記エンドミルに対して相対的
    に回転自在に配設し、 前記カバーの内周面と前記エンドミルの外周面との間に
    切屑排出空間を形成し前記カバーに前記切屑排出空間と
    該カバーの周面外方に設けられた切屑吸引機とを連通す
    る吸引口を形成し、 前記カバーの先端側部分に、前記エンドミルの先端側外
    周部を外方に露出せしめる切欠を形成したことを特徴と
    する転削工具。
JP1991036827U 1991-05-23 1991-05-23 切屑排出機構付き転削工具 Expired - Lifetime JP2547164Y2 (ja)

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