JPH05121027A - 蒸着手段付き電子顕微鏡装置 - Google Patents
蒸着手段付き電子顕微鏡装置Info
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- JPH05121027A JPH05121027A JP3308409A JP30840991A JPH05121027A JP H05121027 A JPH05121027 A JP H05121027A JP 3308409 A JP3308409 A JP 3308409A JP 30840991 A JP30840991 A JP 30840991A JP H05121027 A JPH05121027 A JP H05121027A
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 試料室内を汚染することなく再蒸着を可能と
して試料の連続観察を可能とする。 【構成】 蒸着室26を有する蒸着手段18と試料室2
を有する電子顕微鏡16とを鋼管等よりなる真空搬送通
路20で連結すると共に、この通路にゲートバルブ2
8、30を設けて開閉可能にする。そして、上記通路2
0に試料4を載置した試料台36を搬送する磁気浮上式
の搬送手段22を設ける。これにより、蒸着物質による
汚染を排除しつつ電子顕微鏡による試料の観察を可能に
する。
して試料の連続観察を可能とする。 【構成】 蒸着室26を有する蒸着手段18と試料室2
を有する電子顕微鏡16とを鋼管等よりなる真空搬送通
路20で連結すると共に、この通路にゲートバルブ2
8、30を設けて開閉可能にする。そして、上記通路2
0に試料4を載置した試料台36を搬送する磁気浮上式
の搬送手段22を設ける。これにより、蒸着物質による
汚染を排除しつつ電子顕微鏡による試料の観察を可能に
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸着手段を備えた電子
顕微鏡装置に関する。
顕微鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子顕微鏡、例えば走査型電子
顕微鏡にあっては、試料の観察面に加速された一次電子
を入射させ、この一次電子によって試料から励起される
二次電子により試料表面の凹凸形状を画像として表現す
るものである。このような電子顕微鏡により、試料の変
化を観察する場合には、試料を電子顕微鏡の試料室内へ
入れ、これにアクチュエータにより負荷を加えて試料を
変形させつつその表面を観察する。ところで、観察すべ
き試料が自由電子を持たない絶縁材料の場合には、試料
に入射した一次電子がチャージアップして二次電子が励
起されずに観察が不可能であるために、観察に先立って
試料の観察面に予め導電材料を蒸着し、これにより二次
電子を励起させることにより観察を可能ならしめてい
る。
顕微鏡にあっては、試料の観察面に加速された一次電子
を入射させ、この一次電子によって試料から励起される
二次電子により試料表面の凹凸形状を画像として表現す
るものである。このような電子顕微鏡により、試料の変
化を観察する場合には、試料を電子顕微鏡の試料室内へ
入れ、これにアクチュエータにより負荷を加えて試料を
変形させつつその表面を観察する。ところで、観察すべ
き試料が自由電子を持たない絶縁材料の場合には、試料
に入射した一次電子がチャージアップして二次電子が励
起されずに観察が不可能であるために、観察に先立って
試料の観察面に予め導電材料を蒸着し、これにより二次
電子を励起させることにより観察を可能ならしめてい
る。
【0003】しかしながら、観察時におけるアクチュエ
ータによる試料の変形により、この変形に追従できない
蒸着導電部材が試料から剥がれて試料の新生面が現わ
れ、これがために一次電子がチャージアップして試料の
観察が継続できなくなっていた。そこで、この問題点を
解決するために特開平3−34247号公報に開示され
るように電子顕微鏡の試料室に蒸着手段を組み込むよう
にした装置が提案されている。図12に示すようにこの
装置は、電子顕微鏡の試料室2内に試料4を固定すると
共に、これに変形負荷を加える負荷装置6を収容して構
成され、更に、この試料4に臨ませて蒸着ノズル8が形
成されると共に、このノズル8内に導電材料よりなるコ
イル10を設置している。そして、観察試験中に試料4
の蒸着導電材料が剥離した場合には、直ちに制御回路1
2によりコイル10を加熱して蒸発した導電材料を蒸着
ノズル8の先端から試料に当てて、再蒸着させるように
なっている。これにより、試料に負荷をかける前と変わ
らぬ明瞭な表面画像を得るものである。
ータによる試料の変形により、この変形に追従できない
蒸着導電部材が試料から剥がれて試料の新生面が現わ
れ、これがために一次電子がチャージアップして試料の
観察が継続できなくなっていた。そこで、この問題点を
解決するために特開平3−34247号公報に開示され
るように電子顕微鏡の試料室に蒸着手段を組み込むよう
にした装置が提案されている。図12に示すようにこの
装置は、電子顕微鏡の試料室2内に試料4を固定すると
共に、これに変形負荷を加える負荷装置6を収容して構
成され、更に、この試料4に臨ませて蒸着ノズル8が形
成されると共に、このノズル8内に導電材料よりなるコ
イル10を設置している。そして、観察試験中に試料4
の蒸着導電材料が剥離した場合には、直ちに制御回路1
2によりコイル10を加熱して蒸発した導電材料を蒸着
ノズル8の先端から試料に当てて、再蒸着させるように
なっている。これにより、試料に負荷をかける前と変わ
らぬ明瞭な表面画像を得るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来装置にあっては、電子顕微鏡の試料室2内に蒸着
源及び蒸着ノズル8を一体化して導入したために、試料
室2内が蒸着物質により汚染されてしまい、観察に支障
をきたす場合が生ずるという問題があるばかりか、上記
汚染によって試料室2内にて観察に必要な真空が得られ
難くなるという不都合もあった。また、上述のように電
子顕微鏡と蒸着手段とを一体化させているので全体の構
造が複雑になり、メンテナンス作業が非常に困難になっ
ていた。更には試料4に導電材料を再蒸着している間
は、電子顕微鏡として機能させることができないという
不都合もあった。本発明は、以上のような問題点に着目
し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本
発明の目的は、試料室内を汚染することなく再蒸着を可
能として試料の連続観察を可能にできる蒸着手段付き電
子顕微鏡装置を提供することにある。
の従来装置にあっては、電子顕微鏡の試料室2内に蒸着
源及び蒸着ノズル8を一体化して導入したために、試料
室2内が蒸着物質により汚染されてしまい、観察に支障
をきたす場合が生ずるという問題があるばかりか、上記
汚染によって試料室2内にて観察に必要な真空が得られ
難くなるという不都合もあった。また、上述のように電
子顕微鏡と蒸着手段とを一体化させているので全体の構
造が複雑になり、メンテナンス作業が非常に困難になっ
ていた。更には試料4に導電材料を再蒸着している間
は、電子顕微鏡として機能させることができないという
不都合もあった。本発明は、以上のような問題点に着目
し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本
発明の目的は、試料室内を汚染することなく再蒸着を可
能として試料の連続観察を可能にできる蒸着手段付き電
子顕微鏡装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、蒸着手段と、電子顕微鏡と、前記蒸着
手段と前記電子顕微鏡の試料室とを開閉可能に連結する
真空搬送通路と、前記真空搬送通路内に沿って試料を搬
送するための搬送手段とを備えるように構成したもので
ある。
解決するために、蒸着手段と、電子顕微鏡と、前記蒸着
手段と前記電子顕微鏡の試料室とを開閉可能に連結する
真空搬送通路と、前記真空搬送通路内に沿って試料を搬
送するための搬送手段とを備えるように構成したもので
ある。
【0006】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、電子顕
微鏡の試料室にて観察中に蒸着導電材料が剥がれた場合
には、この試料を搬送手段により真空搬送通路内を搬送
してこれを蒸発装置内に設置する。そして、この真空搬
送通路を閉状態に維持した状態で、蒸発装置内で試料に
導電材料を再蒸着させる。この再蒸着が完了したなら
ば、上記試料を真空搬送通路を介して再度、試料室内に
戻して観察を続行する。
微鏡の試料室にて観察中に蒸着導電材料が剥がれた場合
には、この試料を搬送手段により真空搬送通路内を搬送
してこれを蒸発装置内に設置する。そして、この真空搬
送通路を閉状態に維持した状態で、蒸発装置内で試料に
導電材料を再蒸着させる。この再蒸着が完了したなら
ば、上記試料を真空搬送通路を介して再度、試料室内に
戻して観察を続行する。
【0007】
【実施例】以下に、本発明に係る蒸着手段付き電子顕微
鏡装置の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1
は本発明に係る蒸着手段付き電子顕微鏡装置を示す側面
図、図2は電子顕微鏡装置を示す平面図、図3は真空搬
送通路を示す側断面図、図4は真空搬送通路を示す平面
断面図である。尚、従来装置と同一部分には同一符号を
付す。図示するように、この蒸着手段付き電子顕微鏡装
置14は、実際に試料を観察する、例えば走査型の電子
顕微鏡16と試料に金等の導電材料を蒸着させる蒸着手
段18と、これら装置16、18間を連絡する真空搬送
通路20と、この中に収容される搬送手段22とにより
主に構成されている。
鏡装置の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1
は本発明に係る蒸着手段付き電子顕微鏡装置を示す側面
図、図2は電子顕微鏡装置を示す平面図、図3は真空搬
送通路を示す側断面図、図4は真空搬送通路を示す平面
断面図である。尚、従来装置と同一部分には同一符号を
付す。図示するように、この蒸着手段付き電子顕微鏡装
置14は、実際に試料を観察する、例えば走査型の電子
顕微鏡16と試料に金等の導電材料を蒸着させる蒸着手
段18と、これら装置16、18間を連絡する真空搬送
通路20と、この中に収容される搬送手段22とにより
主に構成されている。
【0008】具体的には、上記走査型の電子顕微鏡とし
ては、通常のものが用いられ、この試料室2と上記蒸着
手段18の蒸着室26とは、例えば所定の径及び所定の
長さを有する鋼管よりなる上記真空搬送通路20により
接続されており、各装置とこの搬送通路20との接続部
にはこの通路を開閉可能とする、例えばスライド式のゲ
ートバルブ28、30が設けられている。
ては、通常のものが用いられ、この試料室2と上記蒸着
手段18の蒸着室26とは、例えば所定の径及び所定の
長さを有する鋼管よりなる上記真空搬送通路20により
接続されており、各装置とこの搬送通路20との接続部
にはこの通路を開閉可能とする、例えばスライド式のゲ
ートバルブ28、30が設けられている。
【0009】上記真空搬送通路20内に設けられる上記
搬送手段22は、磁気浮上方式の一対のガイドレール3
4、34を有しており、図7及び図8に示すように各ガ
イドレール34、34の下部には、これに沿って走行移
動されることになる図9及び図10に示す試料台36を
磁気浮上させるための試料台浮上用電磁石コイル38が
設けられると共に、各ガイドレール34、34の側部に
は上記試料台36を推進させるための試料台推進用電磁
石コイル40が設けられている。そして、上記ガイドレ
ール34、34の端部は、図11に示すように電子顕微
鏡16の試料室24の内部に設けた負荷装置6の観察固
定位置及び蒸着手段18の蒸着室26の蒸着処理位置で
ある固定位置まで伸びており、ガイドレール34、34
の先端部には、図8にも示すように移動してくる試料台
36の速度を減速させてこれを停止するための試料台減
速停止用電磁石コイル42がそれぞれ設けられると共
に、この試料台36に異常な衝撃が加わることを阻止す
る非常用緩衝バネ44が取り付けられている。
搬送手段22は、磁気浮上方式の一対のガイドレール3
4、34を有しており、図7及び図8に示すように各ガ
イドレール34、34の下部には、これに沿って走行移
動されることになる図9及び図10に示す試料台36を
磁気浮上させるための試料台浮上用電磁石コイル38が
設けられると共に、各ガイドレール34、34の側部に
は上記試料台36を推進させるための試料台推進用電磁
石コイル40が設けられている。そして、上記ガイドレ
ール34、34の端部は、図11に示すように電子顕微
鏡16の試料室24の内部に設けた負荷装置6の観察固
定位置及び蒸着手段18の蒸着室26の蒸着処理位置で
ある固定位置まで伸びており、ガイドレール34、34
の先端部には、図8にも示すように移動してくる試料台
36の速度を減速させてこれを停止するための試料台減
速停止用電磁石コイル42がそれぞれ設けられると共
に、この試料台36に異常な衝撃が加わることを阻止す
る非常用緩衝バネ44が取り付けられている。
【0010】そして、この固定位置における、例えば3
つの試料台浮上用電磁石コイルは、試料台36を固定す
るために電流の向きが切換え可能になされており、試料
台浮上用兼固定用切換式電磁石コイル39として構成さ
れている。また、図9及び図10に示すように上記試料
台36は略矩形状に成形されると共にこの下部には、こ
の移動時に磁気的に浮上させる浮上用永久磁石46が設
けられている。そして、この試料台36の上部には、試
料4を実際に搭載するための試料搭載部48が着脱自在
に設けられている。そして、図3及び図4に示すよう
に、真空搬送通路20の略中央部には、各ガイドレール
34、34を途中にて分断するごとく試料を選別するた
めの試料選別機構32が設けられている。この試料選別
機構32の外殻は略円筒体状に成形されると共に、その
下部には図示しない排気系に接続された排気管50が設
けられており、この搬送通路20内を真空引きし得るよ
うに構成されている。
つの試料台浮上用電磁石コイルは、試料台36を固定す
るために電流の向きが切換え可能になされており、試料
台浮上用兼固定用切換式電磁石コイル39として構成さ
れている。また、図9及び図10に示すように上記試料
台36は略矩形状に成形されると共にこの下部には、こ
の移動時に磁気的に浮上させる浮上用永久磁石46が設
けられている。そして、この試料台36の上部には、試
料4を実際に搭載するための試料搭載部48が着脱自在
に設けられている。そして、図3及び図4に示すよう
に、真空搬送通路20の略中央部には、各ガイドレール
34、34を途中にて分断するごとく試料を選別するた
めの試料選別機構32が設けられている。この試料選別
機構32の外殻は略円筒体状に成形されると共に、その
下部には図示しない排気系に接続された排気管50が設
けられており、この搬送通路20内を真空引きし得るよ
うに構成されている。
【0011】そして、この選別機構32内には、上記分
断されたガイドレール34、34の端部間を橋渡すよう
に回転可能になされた試料台選別用回転ホルダ52が設
けられると共に、この下部にはこのホルダ52を回転す
るための、例えばステッピングモータよりなる試料台回
転用モータ54が取り付けられている。この回転ホルダ
52には、このホルダの回転中心を中心として十字状に
配置された4つの凹部状の試料台保持溝56がそれぞれ
の一側を開放させて設けられており、各開放端はガイド
レール34、34の端部と水平レベルが同一になるよう
に設定されている。そして、各試料台保持溝56の幅、
高さ、長さ等の大きさは前記図9及び図10に示す試料
台36よりも僅かに大きく設定されており、この試料台
36を保持溝56内に完全に収容し得るように構成され
ている。
断されたガイドレール34、34の端部間を橋渡すよう
に回転可能になされた試料台選別用回転ホルダ52が設
けられると共に、この下部にはこのホルダ52を回転す
るための、例えばステッピングモータよりなる試料台回
転用モータ54が取り付けられている。この回転ホルダ
52には、このホルダの回転中心を中心として十字状に
配置された4つの凹部状の試料台保持溝56がそれぞれ
の一側を開放させて設けられており、各開放端はガイド
レール34、34の端部と水平レベルが同一になるよう
に設定されている。そして、各試料台保持溝56の幅、
高さ、長さ等の大きさは前記図9及び図10に示す試料
台36よりも僅かに大きく設定されており、この試料台
36を保持溝56内に完全に収容し得るように構成され
ている。
【0012】そして、上記試料台保持溝56の入口部に
は、試料台の通過を確認する試料台通過確認センサ58
が設けられると共に、その溝内には試料台の有無を検知
するための試料台有無確認センサ60が設けられてい
る。更に、図5及び図6に示すように真空搬送通路20
のゲートバルブ28、30が設けられる箇所には分断さ
れるガイドレール34、34間を橋渡しするようにはね
板方式のレール連結用継手66、66が屈曲可能に設け
られており、ゲートバルブのスライド板64が挿入され
た時に屈曲し得るように構成されている。そして、図1
に示すように電子顕微鏡16の側部には、先に説明した
例えば蒸着手段、電子顕微鏡、磁気浮上機構、試料台選
別機構等の全ての動作制御を行うための制御部70が設
けられている。
は、試料台の通過を確認する試料台通過確認センサ58
が設けられると共に、その溝内には試料台の有無を検知
するための試料台有無確認センサ60が設けられてい
る。更に、図5及び図6に示すように真空搬送通路20
のゲートバルブ28、30が設けられる箇所には分断さ
れるガイドレール34、34間を橋渡しするようにはね
板方式のレール連結用継手66、66が屈曲可能に設け
られており、ゲートバルブのスライド板64が挿入され
た時に屈曲し得るように構成されている。そして、図1
に示すように電子顕微鏡16の側部には、先に説明した
例えば蒸着手段、電子顕微鏡、磁気浮上機構、試料台選
別機構等の全ての動作制御を行うための制御部70が設
けられている。
【0013】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。まず、導電材料が予めスパッタ
リング等によって蒸着された試験すべき試料4を試料搭
載部48に載置すると共に、これを試料台36に取付け
る。そして、これを電子顕微鏡16の試料室2の負荷装
置6へ設置する。また、他に試験すべき試料が1つ或い
は複数存在するならば、それを上述のように試料台36
にセットしてその試料台36を試料選別機構32の回転
ホルダ52の試料台保持溝56に適宜収容させておく。
このような状態において、上記試料室24、真空搬送通
路20及び蒸着手段18の蒸着室26を真空引きして所
定の真空状態に維持しておく。そして、電子顕微鏡16
を駆動しつつ試料室2に置かれた試料4に負荷装置6で
もって負荷をかけてこれを変形し、電子ビームにより観
察面71より試料4を観察する。尚、試料台36を固定
するためには、ガイドレール34の端部に設けた切換式
電磁石コイル39を駆動することにより、これに試料台
36の底部の浮上用永久磁石46を吸着させて全体を固
定する。
動作について説明する。まず、導電材料が予めスパッタ
リング等によって蒸着された試験すべき試料4を試料搭
載部48に載置すると共に、これを試料台36に取付け
る。そして、これを電子顕微鏡16の試料室2の負荷装
置6へ設置する。また、他に試験すべき試料が1つ或い
は複数存在するならば、それを上述のように試料台36
にセットしてその試料台36を試料選別機構32の回転
ホルダ52の試料台保持溝56に適宜収容させておく。
このような状態において、上記試料室24、真空搬送通
路20及び蒸着手段18の蒸着室26を真空引きして所
定の真空状態に維持しておく。そして、電子顕微鏡16
を駆動しつつ試料室2に置かれた試料4に負荷装置6で
もって負荷をかけてこれを変形し、電子ビームにより観
察面71より試料4を観察する。尚、試料台36を固定
するためには、ガイドレール34の端部に設けた切換式
電磁石コイル39を駆動することにより、これに試料台
36の底部の浮上用永久磁石46を吸着させて全体を固
定する。
【0014】この観察途中にて、変形により試料4に蒸
着してあった薄い導電材料が剥離した場合には電子ビー
ムのチャージアップにより観察が続行できなくなること
からこの試料に導電材料を再蒸着する操作へ移行する。
まず、真空搬送装置20に設けられた2つのゲートバル
ブ28、30を開状態とし、そしてガイドレール34、
34に設けた試料台推進用電磁石コイル40及び試料台
浮上用電磁石コイル38を駆動すると共に、ガイドレー
ル34、34の端部に設けた切換式電磁石コイル39の
電流の方向を反転して試料台の固定用から浮上用に切換
える。これにより、試料搭載部48を載せたまま試料台
36はリニアモータの原理でガイドレール34、34に
沿って磁気浮上した状態で移動し、試料台選別用回転ホ
ルダ52の空いている試料台保持溝56内に収容され
る。
着してあった薄い導電材料が剥離した場合には電子ビー
ムのチャージアップにより観察が続行できなくなること
からこの試料に導電材料を再蒸着する操作へ移行する。
まず、真空搬送装置20に設けられた2つのゲートバル
ブ28、30を開状態とし、そしてガイドレール34、
34に設けた試料台推進用電磁石コイル40及び試料台
浮上用電磁石コイル38を駆動すると共に、ガイドレー
ル34、34の端部に設けた切換式電磁石コイル39の
電流の方向を反転して試料台の固定用から浮上用に切換
える。これにより、試料搭載部48を載せたまま試料台
36はリニアモータの原理でガイドレール34、34に
沿って磁気浮上した状態で移動し、試料台選別用回転ホ
ルダ52の空いている試料台保持溝56内に収容され
る。
【0015】ゲートバルブが開くに伴ってこの部分に設
けたレール連結用継手66が稼働してレールの切断箇所
に橋渡しされるので、試料台36は円滑にこの部分を通
過することができる。また、試料台保持溝56内へ収容
された試料台36は、試料台有無確認センサ60により
その存在が確認されると共に、試料台通過確認センサ5
8によりその通過した事実も確認される。このように試
料台36の保持溝56への収納が確認されたならば、こ
の回転ホルダ52は半回転して対応する保持溝56が蒸
着手段18側へ向けて臨むようにセットされる。そし
て、再度、試料台浮上用電磁石コイル38及び試料台推
進用電磁石コイル40を駆動することにより試料台36
を移動させて、これを蒸着手段18の蒸着室26内に収
容し、これを停止固定する。この場合、試料台36が蒸
着室26内に激突しないように、ガイドレール34、3
4の蒸着室内終端部において図8に示すように試料台減
速停止用電磁石コイル42を駆動して走行してくる試料
台36を減速させて停止させる。その後、切換式電磁石
コイル39の電流方向を固定用に切換えて試料台36を
固定する。
けたレール連結用継手66が稼働してレールの切断箇所
に橋渡しされるので、試料台36は円滑にこの部分を通
過することができる。また、試料台保持溝56内へ収容
された試料台36は、試料台有無確認センサ60により
その存在が確認されると共に、試料台通過確認センサ5
8によりその通過した事実も確認される。このように試
料台36の保持溝56への収納が確認されたならば、こ
の回転ホルダ52は半回転して対応する保持溝56が蒸
着手段18側へ向けて臨むようにセットされる。そし
て、再度、試料台浮上用電磁石コイル38及び試料台推
進用電磁石コイル40を駆動することにより試料台36
を移動させて、これを蒸着手段18の蒸着室26内に収
容し、これを停止固定する。この場合、試料台36が蒸
着室26内に激突しないように、ガイドレール34、3
4の蒸着室内終端部において図8に示すように試料台減
速停止用電磁石コイル42を駆動して走行してくる試料
台36を減速させて停止させる。その後、切換式電磁石
コイル39の電流方向を固定用に切換えて試料台36を
固定する。
【0016】このようにして蒸着手段18側への試料台
36の収容が完了したならば、少なくとも蒸着手段18
側に設けたゲートバルブ28を閉じて、これと搬送通路
20側とを完全に区画する。この状態で蒸着手段18を
駆動して、先に導電材料の剥離した試料4に再度、導電
材料を所定時間だけ蒸着させる。この蒸着操作の間にお
いて、他に観察すべき試料がある場合には、その試料は
他の試料台36に載せられて前述のごとく試料選別機構
32の回転ホルダ52に予め収容されているので、この
試料台36をガイドレール34、34に沿って移動させ
て電子顕微鏡16の試料室2内に収容し、電子顕微鏡側
のゲートバルブ30を閉じて、所定の真空度のもとで前
述のように試料4の観察を行う。
36の収容が完了したならば、少なくとも蒸着手段18
側に設けたゲートバルブ28を閉じて、これと搬送通路
20側とを完全に区画する。この状態で蒸着手段18を
駆動して、先に導電材料の剥離した試料4に再度、導電
材料を所定時間だけ蒸着させる。この蒸着操作の間にお
いて、他に観察すべき試料がある場合には、その試料は
他の試料台36に載せられて前述のごとく試料選別機構
32の回転ホルダ52に予め収容されているので、この
試料台36をガイドレール34、34に沿って移動させ
て電子顕微鏡16の試料室2内に収容し、電子顕微鏡側
のゲートバルブ30を閉じて、所定の真空度のもとで前
述のように試料4の観察を行う。
【0017】このように、電子顕微鏡16での観察操作
と、蒸着手段18での蒸着操作とを同時に並行に行うこ
とが可能となり、しかも両装置はゲートバルブ28、3
0により完全に仕切られているので、蒸着物質により電
子顕微鏡の試料室2が汚染されることもない。このよう
にして、試料4の再蒸着が完了したならば、前記したと
逆の操作を行って再蒸着さなれた試料4を有する試料台
36を電子顕微鏡16の試料室2に戻す。この時、今ま
で観察されていた他の試料は試料選別機構32の回転ホ
ルダ52内に既に戻されている。このようにして導電材
料が再蒸着された試料4を試料室2内に戻したならば、
前記したと同様に再度、この試料4の観察を行うことに
なる。
と、蒸着手段18での蒸着操作とを同時に並行に行うこ
とが可能となり、しかも両装置はゲートバルブ28、3
0により完全に仕切られているので、蒸着物質により電
子顕微鏡の試料室2が汚染されることもない。このよう
にして、試料4の再蒸着が完了したならば、前記したと
逆の操作を行って再蒸着さなれた試料4を有する試料台
36を電子顕微鏡16の試料室2に戻す。この時、今ま
で観察されていた他の試料は試料選別機構32の回転ホ
ルダ52内に既に戻されている。このようにして導電材
料が再蒸着された試料4を試料室2内に戻したならば、
前記したと同様に再度、この試料4の観察を行うことに
なる。
【0018】このように本実施例においては、電子顕微
鏡16と蒸着手段18とを真空搬送通路20で接続して
たので、試料室2内を蒸着物質により汚染することなく
試料に導電材料の再蒸着を施して、観察を継続的に行う
ことが可能となる。また、このシステム全体が常に真空
状態に維持されているので試料は全工程に渡って大気中
に曝されることがなく、従って、この試料表面が大気で
汚染されて観察が不可能になる恐れもない。更に、試料
4を両装置間に渡って搬送する場合には、磁気浮上方式
による搬送手段22を用いているので、試料台36の搬
送に伴う金属同士の接触がなく、汚染源となる金属粉等
の発生を抑制することができる。
鏡16と蒸着手段18とを真空搬送通路20で接続して
たので、試料室2内を蒸着物質により汚染することなく
試料に導電材料の再蒸着を施して、観察を継続的に行う
ことが可能となる。また、このシステム全体が常に真空
状態に維持されているので試料は全工程に渡って大気中
に曝されることがなく、従って、この試料表面が大気で
汚染されて観察が不可能になる恐れもない。更に、試料
4を両装置間に渡って搬送する場合には、磁気浮上方式
による搬送手段22を用いているので、試料台36の搬
送に伴う金属同士の接触がなく、汚染源となる金属粉等
の発生を抑制することができる。
【0019】また、本実施例にあっては、真空搬送通路
20の途中にタレット式の多重保持機能を有する試料選
別機構32を設けたので、再蒸着操作を行いながら他の
複数の試料を電子顕微鏡16により観察することが可能
である。尚、本実施例にあっては、上述のように装置の
効率的利用を図るために試料選別機構32を設けたが、
これを設けなくてもよいのは勿論であり、また、搬送手
段22として磁気浮上方式でなく、他の方式を採用して
もよい。
20の途中にタレット式の多重保持機能を有する試料選
別機構32を設けたので、再蒸着操作を行いながら他の
複数の試料を電子顕微鏡16により観察することが可能
である。尚、本実施例にあっては、上述のように装置の
効率的利用を図るために試料選別機構32を設けたが、
これを設けなくてもよいのは勿論であり、また、搬送手
段22として磁気浮上方式でなく、他の方式を採用して
もよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような優れた作用効果を発揮することができる。電
子顕微鏡内を蒸着物質で汚染することなく試料に導電材
料の再蒸着を施して観察を継続的に行うことができる。
また、各装置を分割した状態で設置できるので、メンテ
ナンス作業を容易に行うことができるのみならず、既存
の装置を大幅に改造することなく使用することができ
る。更に、真空搬送通路は開閉可能になされているの
で、蒸着操作を行いつつ電子顕微鏡による観察操作も行
うことができる。
次のような優れた作用効果を発揮することができる。電
子顕微鏡内を蒸着物質で汚染することなく試料に導電材
料の再蒸着を施して観察を継続的に行うことができる。
また、各装置を分割した状態で設置できるので、メンテ
ナンス作業を容易に行うことができるのみならず、既存
の装置を大幅に改造することなく使用することができ
る。更に、真空搬送通路は開閉可能になされているの
で、蒸着操作を行いつつ電子顕微鏡による観察操作も行
うことができる。
【図1】本発明に係る蒸着手段付き電子顕微鏡装置を示
す側面図である。
す側面図である。
【図2】電子顕微鏡装置を示す平面図である。
【図3】真空搬送通路を示す側断面図である。
【図4】真空搬送通路を示す平面断面図である。
【図5】ゲートバルブの開状態を示す状態図である。
【図6】ゲートバルブの閉状態を示す状態図である。
【図7】搬送手段に用いる電磁石コイルを示す平面図で
ある。
ある。
【図8】搬送手段に用いる電磁石コイルを示す側面図で
ある。
ある。
【図9】試料台を示す側面図である。
【図10】試料台を示す平面図である。
【図11】電子顕微鏡の試料室を示す概略構成図であ
る。
る。
【図12】従来の蒸着手段付き電子顕微鏡装置を示す概
略構成図である。
略構成図である。
2…試料室、4…試料、6…負荷装置、8…蒸着ノズ
ル、14…電子顕微鏡装置、16…電子顕微鏡、18…
蒸着手段、20…真空搬送通路、22…搬送手段、26
…蒸着室、28,30…ゲートバルブ、34…ガイドレ
ール、36…試料台、38…試料台浮上用電磁石コイ
ル、40…試料台推進用電磁石コイル、48…試料載置
部、52…試料台選別用回転ホルダ、56…試料台保持
溝。
ル、14…電子顕微鏡装置、16…電子顕微鏡、18…
蒸着手段、20…真空搬送通路、22…搬送手段、26
…蒸着室、28,30…ゲートバルブ、34…ガイドレ
ール、36…試料台、38…試料台浮上用電磁石コイ
ル、40…試料台推進用電磁石コイル、48…試料載置
部、52…試料台選別用回転ホルダ、56…試料台保持
溝。
Claims (1)
- 【請求項1】 蒸着手段と、電子顕微鏡と、前記蒸着手
段と前記電子顕微鏡の試料室とを開閉可能に連結する真
空搬送通路と、前記真空搬送通路内に沿って試料を搬送
するための搬送手段とを備えたことを特徴とする蒸着手
段付き電子顕微鏡装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3308409A JPH05121027A (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 蒸着手段付き電子顕微鏡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3308409A JPH05121027A (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 蒸着手段付き電子顕微鏡装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05121027A true JPH05121027A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=17980717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3308409A Pending JPH05121027A (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 蒸着手段付き電子顕微鏡装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05121027A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103805956A (zh) * | 2014-02-27 | 2014-05-21 | 苏州大学 | 一种原位形貌和光学性能监控蒸发源及真空沉积设备 |
| JP2018527455A (ja) * | 2016-05-18 | 2018-09-20 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated | キャリア又は基板を搬送するための装置及び方法 |
-
1991
- 1991-10-28 JP JP3308409A patent/JPH05121027A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103805956A (zh) * | 2014-02-27 | 2014-05-21 | 苏州大学 | 一种原位形貌和光学性能监控蒸发源及真空沉积设备 |
| CN103805956B (zh) * | 2014-02-27 | 2015-10-21 | 苏州大学 | 一种原位形貌和光学性能监控蒸发源及真空沉积设备 |
| JP2018527455A (ja) * | 2016-05-18 | 2018-09-20 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated | キャリア又は基板を搬送するための装置及び方法 |
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