JPH05121237A - コイル装置 - Google Patents

コイル装置

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JPH05121237A
JPH05121237A JP27015691A JP27015691A JPH05121237A JP H05121237 A JPH05121237 A JP H05121237A JP 27015691 A JP27015691 A JP 27015691A JP 27015691 A JP27015691 A JP 27015691A JP H05121237 A JPH05121237 A JP H05121237A
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JP
Japan
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solder
copper
plating layer
iron
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP27015691A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Yoshimura
俊一 吉村
Motoe Yoshimura
源衛 吉村
Yukihiko Koshimizu
幸比古 輿水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Totoku Electric Co Ltd
Original Assignee
Totoku Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Totoku Electric Co Ltd filed Critical Totoku Electric Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Coating With Molten Metal (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 はんだ接続部において巻線線材にはんだ細り
を生ずることのない信頼性の高いコイル装置を提供す
る。 【構成】 巻線線材5として、銅または銅合金導体11
の外周に鉄または鉄−ニッケル合金めっき層12とはん
だ濡れ性の良い金属めっき層13とはんだ付け可能な絶
縁皮膜14とを順次設けた耐はんだ溶食性を有する絶縁
電線15を用い、コイル装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコイル装置に関し、特に
チップコイル或は精密コイル等のマイクロコイルやマイ
クロインダクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より電子機器には各種のコイルがコ
イル装置として組み込まれ用いられている。近年、電子
機器の小型化高性能化が進む中、コイル装置も同様に小
型化高性能化が進んでいる。このため小型コイルに使用
される各部品,特に巻線線材の細径化も一段と進行し、
導体径が0.04mm近辺の極細銅線も用いられるように
なってきている。そして巻線線材には絶縁皮膜を剥離す
ることなくはんだ付け可能なポリウレタンエナメル銅線
が広く用いられている。
【0003】小型インダクタとして、例えば図1(a)
に示す構造のマイクロインダクタを製造する場合、前記
ポリウレタンエナメル銅線を巻線線材5として用い、手
動巻線又は自動巻線によりフランジ3a,3bが設けら
れているコア1の巻線部2に螺旋状に巻線し、巻線線材
5の巻き始めと巻き終わりの両端末をそれぞれコイル装
置のリード部4a及び4bに数回からげ、このリード部
4a及び4bを溶融はんだ浴(図示せず)に浸漬しはん
だ処理をするという方法が一般的に行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記はんだ処
理工程中に、溶融はんだ浴中に浸漬された巻線線材は、
巻線線材の銅導体と溶融はんだ中の錫成分との間で金属
学的な拡散が起こり、銅導体中の銅原子がはんだ中へ拡
散溶出し導体径が細くなるという、所謂導体のはんだ細
りの現象を生じ、はんだ処理される部分の銅導体の機械
的強度を劣化させていた。上記はんだ細りの現象は溶融
はんだ浴の温度が高いほど、またはんだ浴への浸漬時間
が長ほど顕著となり、はなはだしい場合には導体の断線
に至ることがある。このためコイル製品の歩留りを低下
させ、またコイル装置のはんだ処理部の信頼性を著しく
損ねるという問題があった。
【0005】これらの問題点を解決しようとして、従来
よりも低温ではんだ処理のできるポリウレタン皮膜を設
けたエナメル線をコイルの巻線線材に採用し、はんだ処
理温度を下げてはんだ細りを極力抑えようとする試みも
なされているが、この低温はんだ付けの可能なポリウレ
タン皮膜は軟化温度が低くコイルの耐熱性を低下させる
という欠点があり、十分な解決手段とはなっていなかっ
た。
【0006】また、コイルの耐熱性を向上させるため
に、軟化温度の高いはんだ付け可能な絶縁皮膜を設けた
エナメル線をコイルの巻線線材に採用した場合は、はん
だ処理温度を高くせねばならず、導体のはんだ細りが益
々助長されるという相反する結果を招いていた。
【0007】本発明は上記従来技術が有する問題点を解
決するために為されたものであり、コイル装置のはんだ
処理部の巻線線材の強度が保持された信頼性の高いコイ
ル装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、銅または銅合金からなる導体の外周に鉄ま
たは鉄−ニッケル合金めっき層とはんだ濡れ性の良い金
属めっき層とはんだ付け可能な絶縁皮膜とを順次設けた
耐はんだ溶食性を有する絶縁電線を巻回して形成したコ
イル装置にある。前記絶縁電線のはんだ濡れ性の良い金
属めっき層は銅,ニッケル,銅−ニッケル合金,金合
金,銀または銀合金の何れかのめっき層からなる。また
前記絶縁電線のはんだ付け可能な絶縁皮膜は、ポリウレ
タン塗料,はんだ付け可能なポリエステル塗料またはは
んだ付け可能なポリエステルイミド塗料を塗布焼付けし
た絶縁皮膜からなる。
【0009】
【作用】本発明のコイル装置の巻線線材に用いられる耐
はんだ溶食性を有する絶縁電線は、銅または銅合金から
なる導体の外周に設けられている鉄または鉄−ニッケル
合金めっき層が銅または銅合金導体と溶融はんだ中の錫
成分との間の金属学的な拡散を防止するバリア層として
作用するので、導体中の銅原子が溶融はんだ中へ拡散溶
出せず、はんだ細りを抑えることができる。鉄または鉄
−ニッケル合金めっき層が銅原子の熱拡散を防止するバ
リア層として有効なのは、鉄または鉄−ニッケル合金が
はんだ或は銅とは600〜700℃以下の温度では合金
化することがなく、従って導体の銅原子が鉄または鉄−
ニッケル合金めっき層を通過してはんだ中へ溶出するこ
とがないからである。また、鉄または鉄−ニッケル合金
めっき層の外周にはんだ濡れ性の良い金属めっき層を設
けることにより、一般に用いられている銅導体と何等遜
色のないはんだ付け性を持たせることができる。
【0010】従って、本発明のコイル装置は、コイル線
材に極細導体を用いることができ、しかもコイル線材の
はんだ接続部のはんだ処理工程に於けるはんだ処理温度
を高くすることができるので、はんだ処理時間を短くす
ることが可能となる。また、はんだ付け可能な絶縁皮膜
として軟化温度の高いはんだ付け可能なポリエステル皮
膜或ははんだ付け可能なポリエステルイミド皮膜等を用
いることもできる。
【0011】
【実施例】本発明のコイル装置の一実施例について図を
用いて説明する。なお、本発明は本実施例に限定される
ものではない。図1(a)はマイクロインダクタの構造
を示す正面図であり、図1(b)は本発明の耐はんだ溶
食性を有する絶縁電線の断面図である。
【0012】耐はんだ溶食性を有する絶縁電線の製造 図1(b)の構成を有する耐はんだ溶食性を有する絶縁
電線の製造について説明する。0.04mm径の銅導体
11の外周に、電気めっき法により0.5μm厚さの鉄
めっき層12を施し、更に連続してこの外周に電気めっ
き法により0.1μm厚さの銅めっき層13を施した。
次にこのめっき線を焼付炉を用いてはんだ付け可能なポ
リエステル塗料を複数回塗布,焼付して6μm厚さのは
んだ付け可能なポリエステル皮膜14を設け、耐はんだ
溶食ポリエステル絶縁電線15を製造した。
【0013】評価コイル試料の作製 評価コイル試料として図1(a)の構造のマイクロイン
ダクタを作製した。コア1はフェライト材から形成さ
れ、巻線部2とその軸方向の両端に形成されたフランジ
3a,3bからなる。そして、コア1の一方のフランジ
3bの外側表面には錫めっき銅材からなるリード部4
a,4bが植立されている。コイル巻線は、前記により
製造された耐はんだ溶食ポリエステル絶縁電線15を用
い、この巻始め端末をコイルのリード部4aにからげた
後、この耐はんだ溶食ポリエステル絶縁電線15をコア
1の巻線部2に所要回数螺旋状に巻線し、その巻終り端
末をリード部4bに数回からげ止めする。次にこの耐は
んだ溶食ポリエステル絶縁電線15のからげられたリー
ド部4a,4bを450℃の溶融はんだ浴に15秒間浸
漬し、耐はんだ溶食ポリエステル絶縁電線15とリード
部4a,4bとの接続を行った。
【0014】比較例 はんだ付け可能なポリエステル絶縁電線の製造及び評価
コイル試料の作製 0.04mm径の銅導体の外周に焼付炉を用いて実施例
と同一のはんだ付け可能なポリエステル塗料を複数回塗
布,焼付して6μm厚さのはんだ付け可能なポリエステ
ル皮膜を設け、はんだ付け可能なポリエステル絶縁電線
を製造した。次に、この絶縁電線を用い上記実施例と同
様の製造方法により評価コイル試料としてマイクロイン
ダクタを作製した。
【0015】評価試験 上記により作製した実施例及び比較例の評価コイル試料
の各10ケについてコイルリード部4a,4bの個所の
絶縁電線の状態を拡大鏡を用いて外観検査したところ、
実施例の試料は、はんだ処理されたリード部4a,4b
の耐はんだ溶食ポリエステル絶縁電線15のはんだ付け
界面部分の導体には何れにもはんだ細りの現象の発生が
みられず、断線も発生していなかった。これに対し比較
例の試料は、はんだ処理されたリード部4a,4bのは
んだ付け可能なポリエステル絶縁電線のはんだ付け界面
部分の導体には何れもはんだ細りの現象が発生してお
り、その内の3ケは断線に至っていた。
【0016】
【発明の効果】本発明のコイル装置は、銅または銅合金
導体の外周に鉄または鉄−ニッケル合金めっき層とはん
だ濡れ性の良い金属めっき層とはんだ付け可能な絶縁皮
膜とを順次設けた絶縁電線を巻線線材として使用してい
るので、コイル装置のリード部にコイル巻線線材の端末
をはんだ接続処理するとき、この巻線線材の外側めっき
層のはんだ濡れ性の良い金属めっき層により従来の銅導
体と同等のはんだ付け性をもたせることができ、また、
巻線線材の内側めっき層の鉄または鉄−ニッケル合金め
っき層により巻線線材のはんだ細り現象を防ぐことがで
きるので、巻線線材をコイル装置のリード部4a,4b
にはんだ接続したときにも巻線線材の機械的強度を低下
させない。従って、マイクロコイルやマイクロインダク
タのように極細導体径の巻線線材を用いた場合にも、は
んだ接続部における巻線線材のはんだ細りに起因する断
線事故が防止され、コイル製品の信頼性,歩留りの向上
をもたらすことができ、コイル装置のより一層の小型化
高性能化設計が可能となる。またコイル装置のはんだ接
続工程に於いて、はんだ処理温度を上げることが可能と
なるので、はんだ処理時間の短縮による生産効率の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)マイクロインダクタの構造を示す正面図
である。 (b)本発明の耐はんだ溶食性を有する絶縁電線の断面
図である。
【符号の説明】
1 コア 2 巻線部 3a,3b フランジ 4a,4b リード部 5 巻線線材 11 銅または銅合金導体 12 鉄または鉄−ニッケル合金めっき層 13 はんだ濡れ性の良い金属めっき層 14 はんだ付け可能な絶縁皮膜 15 耐はんだ溶食性を有する絶縁電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 7/00 303 8936−5G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅または銅合金からなる導体の外周に鉄
    または鉄−ニッケル合金めっき層とはんだ濡れ性の良い
    金属めっき層とはんだ付け可能な絶縁皮膜とを順次設け
    た耐はんだ溶食性を有する絶縁電線を巻回して形成した
    ことを特徴とするコイル装置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁電線のはんだ濡れ性の良い金属
    めっき層が、銅,ニッケル,銅−ニッケル合金,金,金
    合金,銀または銀合金の何れかのめっき層からなること
    を特徴とする請求項1記載のコイル装置。
  3. 【請求項3】 前記絶縁電線のはんだ付け可能な絶縁皮
    膜が、ポリウレタン塗料,はんだ付け可能なポリエステ
    ル塗料またははんだ付け可能なポリエステルイミド塗料
    を塗布焼付けした絶縁皮膜からなることを特徴とする請
    求項1または2記載のコイル装置。
JP27015691A 1991-09-21 1991-09-21 コイル装置 Pending JPH05121237A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS421339Y1 (ja) * 1964-10-31 1967-01-26
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JPH0221508A (ja) * 1988-07-08 1990-01-24 Furukawa Electric Co Ltd:The 極細巻線用導体

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