JPH05121995A - 弾性表面波回路装置 - Google Patents

弾性表面波回路装置

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JPH05121995A
JPH05121995A JP28341791A JP28341791A JPH05121995A JP H05121995 A JPH05121995 A JP H05121995A JP 28341791 A JP28341791 A JP 28341791A JP 28341791 A JP28341791 A JP 28341791A JP H05121995 A JPH05121995 A JP H05121995A
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acoustic wave
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Koji Nishida
幸治 西田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面波弾性波回路において、低損失化を図
る。 【構成】 弾性表面波の伝搬する伝搬路中、両端に位置
する入力櫛歯電極3a、3dを、互いに直列に接続する様
に配置したものである。櫛歯電極3aには、1/6のパワー
が印可されることになる。そこで電波より変換された音
波は、左右両側vA,vBに同じ大きさに分配され、1/12
で伝搬する。外側に伝搬するvAの音波は、捨てられる
ので損失となる。両側を合わせると、1/6の音波が失わ
れることになる。出力櫛歯電極4で、音波から電波に変
換されて、合成され、出力2には、5/6の電波エネルギ
ーとなって出て行く。これは約0.8dBの挿入損失とな
り、従来例の1.2dBの挿入損失より、0.4dB改善されるこ
とになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、低損失のフィルタ等の弾
性表面波回路に用いる物でそのハ゜ターンの構成に関する物
である。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば1990年発行のVol.64・No.9
の三菱電機技報の中のP29,図1に記載されている弾性表
面波回路装置を、電極数を増やしたパターンの構成図で
ある。図において、1は入力、2は出力、3は入力櫛歯
電極、4は出力櫛歯電極、5はクスバーである。
【0003】次に動作について説明する。入力1から入
って来た電波は、左右両側に1/2づつ分離されて、左側
に伝搬した電波は、櫛歯電極3bの部分を過ぎると、半
分の1/4づつに分配される。櫛歯電極3aにより、クスバ
ー5a、5b間に印可される電波により比例して、音波に
変換される。それは左右両側vA,vBに同じ大きさであ
るので、半分の1/8で伝搬する。ここで外側に伝搬する
vAの音波は、捨てられるので損失となる。この捨てら
れる音波はもう片側の外側にもあり、それはvDであ
る。両側の合わせると、1/4の音波が失われることにな
る。出力櫛歯電極4には、それ以外の音波が合成され
て、即ち3/4の音波のエネルギーに合成されて、出力の
櫛歯電極4により電波に変換されて出力2から出て行
く。約1.2dBの挿入損失となる。又できるかぎり電極数
を、増やせば挿入損失を減少させることが出きるのであ
るが、形状が大きくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の弾
性表面波回路装置では、電波から音波に変換される時
は、櫛歯電極の外側の方に伝搬するものがあり、捨てら
れるので、その部分が損失となる。これを少なくしよう
とすると、電極数を増やさねばならないので、形状が大
きくなる。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
為になされたもので、その捨てる音波のエネルギーを減
らして、形状を大きくしないで、低損失化を図ることを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る弾性表面
波回路は、弾性表面波の伝搬する伝搬路中、両端に位置
する入力櫛歯電極を、互いに直列に接続する様に配置し
たものである。
【0007】特に、伝搬路が複数ある場合に、係る伝搬
路間にまたがって入力の櫛歯電極の両端に位置した櫛歯
電極を、互いに直列に接続する様に配置したものであ
る。
【0008】また、伝搬路中、両端に位置した入力櫛歯
電極のみならず、出力櫛歯電極を介し隣接した出力櫛歯
電極をも直列に接続したものである。
【0009】更に、最も外側に位置した入力櫛歯電極の
数よりも出力櫛歯電極を介し隣接した出力櫛歯電極の数
の方が少なくしたものである。
【0010】
【作用】この発明における入力の櫛歯電極の左右両側を
直列に接続して、そこで変換される音波を少なくできる
ので、形状の大きさはほぼ同じでで、捨てられる音波の
量を少なくすることができ、低損失となる。
【0011】これらが多系列ある場合にも、同様に捨て
る音波の量を少なくすることができ、低損失となる。
【0012】また、両端に位置した入力櫛歯電極のみな
らず、出力櫛歯電極を介し隣接した出力櫛歯電極をも直
列に接続することで、より効率的に低損失化が図ること
ができる。
【0013】更に、両端に位置した入力櫛歯電極の数よ
りも出力櫛歯電極を介し隣接した出力櫛歯電極の数の方
が少なくしたことにより、最も外側に位置した出力櫛歯
電極の両側で生じる音波の不均衡を低減する。
【0014】
【実施例】実施例1.以下この発明の一実施例を図につ
いて説明する。図1において、1〜5は従来例と同一又
は相当部を示す。
【0015】次に動作について説明する。まず基本的な
考えは、クスバー5aと5b間、5cと5d間の両方には同
じものが直列に接続されていることになるので、クスバ
ー5aと5bの間に印可される電界は、クスバー5aと5d
の両方に印可される電界の約半分となることを利用す
る。入力1から入って来た電波は、3つの入力櫛歯電極
があるのと同じなので、3分配され、左に2/3が伝搬
し、右側には1/3が伝搬される。左側の電波は櫛歯電極
3bの部分を過ぎると、1/3づつ等分配される。櫛歯電極
3aにより、クスバー5aと5bの間に印可される電波に
より比例して、音波に変換される。但しここで変換され
る量は、5aと5dに印可される電波の約半分となる。即
ち3aの櫛歯電極には、1/6のパワーが印可されることに
なる。そこで電波より変換された音波は、左右両側vA,
vBに同じ大きさに分配され、1/12で伝搬する。外側に
伝搬するvAの音波は、捨てられるので損失となる。こ
こで捨てられる音波はもう片側の外側にもあり、それは
vDである。両側のを合わせると、1/6の音波が失われる
ことになる。出力櫛歯電極4で、音波から電波に変換さ
れて、合成され、出力2には、5/6の電波エネルギーと
なって出て行く。これは約0.8dBの挿入損失となり、従
来例の1.2dBの挿入損失より、0.4dB改善されることにな
る。形状もほぼ同じで、配線を変えれば良い。
【0016】実施例2.なお上記実施例では1系列であ
ったが、2系列の場合の実施例を図2に示す。かかる場
合には、それぞれの系列の両方側をそれぞれ直列に接続
した。ところで、本発明は、1系列又は2系列に限ら
ず、さらに多系列としてもよい。多系列とし、各々の系
列の両方側に位置する入力櫛歯電極を系列にまたがって
直列に接続することで、両側に位置する入力櫛歯電極か
ら発生する音波を少なくすることができ、低損失とする
ことができる。
【0017】実施例3.図3では、最も外側に位置する
入力櫛歯電極のみならず、さらに、出力櫛歯電極を介し
てかかる入力櫛歯電極と隣接する入力櫛歯電極をも直列
に接続した実施例を示す。特に本実施例では、最も外側
に位置する入力櫛歯電極は、4個の櫛歯電極3a、3f、
3g、3lが直列に接続され、また、その内側の入力櫛歯
電極3bと3k、3eと3hが各々直列に接続されている。
ここで、入力櫛歯電極3bと3k、3eと3hが双方とも直
列に接続されていないとすると、出力櫛歯電極4a、4
e、4f、4jは、1/72と1/18の音波を受け取ることとな
り、不均衡が生じる。しかしながら、本実施例において
は、出力櫛歯電極4a、4e、4f、4jは、1/56と1/28の
音波を受け取り、また出力櫛歯電極4b、4d、4g、4i
は、1/28と1/14の音波を受け取る。従って、出力櫛歯電
極の受け取る音波の量は依然として不均衡を生じている
ものの、その度合は低減されているといえる。さらに、
左右の入力櫛歯電極から出力櫛歯電極が受け取る音波の
不均衡を低減するように、外側から1番目、2番目の入
力櫛歯電極のみならず、3番目、4番目.....と直列数
を減少させながら、直列に接続してもよい。
【0018】ところで上記説明では、入力の櫛歯電極に
対して行ったが、配置が同じで入出力の端子を反対にし
ても同じことはいうまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、入力
の櫛歯電極の左右両側を直列に接続して、そこで変換さ
れる音波を少なくできるので、形状の大きさはほぼ同じ
で、捨てられる音波の量を少なくすることができ、低損
失化を実現できる。
【0020】これらが多系列ある場合にも、同様に捨て
る音波の量を少なくすることができ、低損失化を実現で
きる。
【0021】また、両端に位置した入力櫛歯電極のみな
らず、出力櫛歯電極を介し隣接した出力櫛歯電極をも直
列に接続することで、より効率的に低損失化が図ること
ができる。
【0022】更に、両端に位置した入力櫛歯電極の数よ
りも出力櫛歯電極を介し隣接した出力櫛歯電極の数の方
が少なくしたことにより、最も外側に位置した出力櫛歯
電極の両側で生じる音波の不均衡を低減することがで
き、精度の高い弾性表面波回路装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による弾性表面波回路装置
を示すパターン構成図である。
【図2】この発明の他の実施例による弾性表面波回路装
置を示すパターン構成図である。
【図3】この発明の他の実施例による弾性表面波回路装
置を示すパターン構成図である。
【図4】従来の弾性表面波回路を示すパターン構成図で
ある。
【符号の説明】
1 入力 2 出力 3 入力櫛歯電極 4 出力櫛歯電極 5 クスバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された電波を変換し弾性表面波を発
    生させる入力櫛歯電極と、前記入力櫛歯電極から発生し
    た前記弾性表面波を伝搬する圧電性基板と、前記圧電性
    基板を介して前記弾性表面波を電波に変換し出力する出
    力櫛歯電極を有し、前記入力櫛歯電極と前記圧電性基板
    と前記出力櫛歯電極とからなる伝搬路が形成されている
    弾性表面波回路装置において、前記伝搬路中、両端に位
    置した第1の入力櫛歯電極群が直列に接続されているこ
    とを特徴とする弾性表面波回路装置。
  2. 【請求項2】 前記伝搬路が複数あり、前記伝搬路間に
    またがって前記第1の入力櫛歯電極群が直列に接続され
    ていることを特徴とする請求項1記載の弾性表面波回路
    装置。
  3. 【請求項3】 前記伝搬路中、両端に位置した前記第1
    の入力櫛歯電極に対して前記出力櫛歯電極を介し隣接し
    た第2の櫛歯電極群が直列に接続されていることを特徴
    とすることを特徴とする請求項1又は2記載の弾性表面
    波回路装置。
  4. 【請求項4】 直列に接続された前記第1の櫛歯電極群
    中の櫛歯電極数よりも直列に接続された前記第2の櫛歯
    電極群中の櫛歯電極数の方が少ないことを特徴とする請
    求項3記載の弾性表面波回路装置。
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