JPH05124814A - 人工真珠製造方法および人工真珠製造装置 - Google Patents

人工真珠製造方法および人工真珠製造装置

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JPH05124814A
JPH05124814A JP3288955A JP28895591A JPH05124814A JP H05124814 A JPH05124814 A JP H05124814A JP 3288955 A JP3288955 A JP 3288955A JP 28895591 A JP28895591 A JP 28895591A JP H05124814 A JPH05124814 A JP H05124814A
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liquid
carbon dioxide
pearl
reaction
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JP3288955A
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Jinzo Nagahiro
仁藏 長廣
Tokio Hori
登紀男 堀
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Idec Izumi Corp
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  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 精巧な研磨技術や手間を必要とすることな
く、天然の真珠と同等の美しい表面光沢、輝きを生じる
人工真珠を、高効率に、低コストにて生産すること。 【構成】 水酸化カルシウムの溶液中に真珠の核を配置
し、液体を噴出し当該液体の噴流による負圧により気体
を吸引してこれを噴出液体と共に気泡として噴出するエ
ゼクタ式ガスノズル5により、前記溶液中に炭酸ガスあ
るいは炭酸ガスの混合ガスを微細気泡して注入し、水酸
化カルシウムと炭酸ガスとの気液接触による化学反応に
より前記核の外周に真珠層を生成せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工真珠製造方法およ
び人工真珠製造装置に関し、特に気液接触反応を利用し
て真珠の核の外周に真珠層を生成せしめる人工真珠製造
方法および人工真珠製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人工真珠には、魚鱗より得られるグアニ
ンをガラス球に膠着したもの、貝殻を機械的に研磨した
もの、それらの粉体を球体にスプレーコートしたものが
ある。
【0003】これらの人工真珠は、どこまでも自然物の
模造で、天然の真珠とはおおよそかけ離れたものであ
り、装飾性価値の低いものしか生産されない。
【0004】天然の真珠に近い真珠を生産する他の技術
として以下のものが知られている。すなわち、気泡塔等
を用い、この反応槽に充填された水酸化カルシウムの溶
液中に真珠の核を配置する。この溶液中に、炭酸ガスあ
るいは炭酸ガス・空気の混合ガスを気泡として注入し、
水酸化カルシウムと炭酸ガスとの気液接触化学反応によ
り前記核の外周に真珠層を生成せしめる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来一般に、気泡塔等
に於ける気泡発生は、エアーストンと称される多孔質構
造の気体分散器・散気管等により気体を液中に分散噴出
することより行われており、この場合に発生する気泡
は、気泡径がミリメートル単位のものがほとんどで、巨
大である。したがって浮上逸散する気泡が多いうえ、肌
理の細かい真珠層が生成されず、天然真珠の様な高滑性
表面による美しい表面光沢・輝きを得ることができな
い。またこの製法に於いては、真珠層の生成に時間がか
かり、実用的でない面がある。
【0006】上述の如き水酸化カルシウムと炭酸ガスと
の気液接触による化学反応により生産された真珠は、天
然の真珠に近い組織構造により構成されているから、研
磨により表面滑性を高めれば、天然の真珠に近い美しい
表面光沢・輝きを生じるようになる。しかしこの研磨に
は精巧な研磨技術と手間が必要で、この手法による人工
真珠の製造は、コスト的要素から実際には商用化するこ
とが難しいという問題点があった。
【0007】本発明は、従来の人工真珠の製造法に於け
る上述の如き問題点に着目してなされたものであり、そ
の目的は、精巧な研磨技術や手間を必要とすることな
く、天然の真珠と同等の美しい表面光沢・輝きを生じる
人工真珠を、高効率・低コストにて生産することができ
る人工真珠製造方法、およびこの方法の実施に使用する
人工真珠製造装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
目的は、水酸化カルシウムの溶液中に真珠の核を配置
し、液体を噴出し当該液体の噴流による負圧により気体
を吸引してこれを噴出液体と共に気泡として噴出するエ
ゼクタ式ガスノズルにより、前記溶液中に炭酸ガスある
いは炭酸ガスの混合ガスを微細気泡として注入し、水酸
化カルシウムと炭酸ガスとの気液接触による化学反応に
より前記核の外周に真珠層を生成せしめることを特徴と
する人工真珠製造方法によって達成される。
【0009】本発明による人工真珠製造方法は、前記エ
ゼクタ式ガスノズルに供給する噴射液体の流量・圧力あ
るいは、炭酸ガス若しくは炭酸ガス含有混合ガスの流量
の少なくとも一つの制御より、前記エゼクタ式ガスノズ
ルにより水酸化カルシウムの溶液中に発生させる炭酸ガ
スあるいは炭酸ガス含有混合ガスの微細気泡の気泡直径
を、10〜200μmに設定することをもう一つの特徴
としている。
【0010】また本発明による人工真珠製造方法は、真
珠の核を通水構造の円筒状のタンブラー内に収納し、こ
のタンブラーを自身の中心軸線周りに回転させつつ水酸
化カルシウムと炭酸ガスとの気液接触による化学反応に
より前記核の外周に真珠層を生成せしめることをもう一
つの特徴としている。
【0011】また本発明による人工真珠製造装置は、上
述の目的を達成するために、水酸化カルシウムの溶液を
貯容し真珠の核を配置される反応槽と、前記反応槽に液
体を噴出し当該液体の噴流による負圧により炭酸ガス若
しくは炭酸ガス含有混合ガスを吸引してこれを噴出液体
と共に前記反応槽に気泡として供給するエゼクタ式ガス
ノズルとを有していることを特徴としている。
【0012】本発明による人工真珠製造装置に於いて
は、前記反応槽内に於ける前記エゼクタ式ガスノズルと
真珠の核の配置部との間に、真珠の核の配置部に於ける
前記エゼクタ式ガスノズルからの噴流による溶液の撹拌
流の強さを制御するバッフル部材が設けられていてよ
い。
【0013】また本発明による人工真珠製造装置に於い
ては、前記反応槽内に、内部に真珠の核を収容する通水
構造の円筒状のタンブラーが配置され、前記タンブラー
を自身の中心軸線周りに回転駆動する駆動手段が設けら
れていてもよい。
【0014】
【作用】上述の如き構成によれば、エゼクタ式ガスノズ
ルにより気体の分散が行われるから、気泡径が10〜2
00μm程度の微細気泡が得られ、これによって肌理の
細かい真珠層が生成され、天然の真珠と同等の高滑性表
面による美しい表面光沢・輝きを有する人工真珠が得ら
れるようになる。また微細気泡により気液の接触面積が
飛躍的に増加し、気液接触反応効率が向上し、良質の人
工真珠が従来手法に比して短時間にて安定生産される。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0016】図1は本発明による人工真珠製造装置の一
実施例を示している。人工真珠製造装置は、反応槽1を
有しており、反応槽1には水酸化カルシウムを含む反応
液Aが注入されている。反応液Aは、化学反応により真
珠層を形成する炭酸カルシウムのバインダとして、アミ
ノ酸・核酸・脂肪酸等を溶解状態にて含有していてよい
(なお水酸化カルシウムは、水に対して難溶性であるた
め、反応液Aに於ける水酸化カルシウムの包有量は保持
すべく、1g/リットル・day程度の割合で加え
る)。
【0017】反応槽1内には吊り線3により球形の真珠
の核Cが吊下げ配置されており、この真珠の核Cは全体
を反応液A中に浸漬される。
【0018】反応槽1の側壁部の底部近傍にはエゼクタ
式ガスノズル5が装着されている。エゼクタ式ガスノズ
ル5は、噴射反応液槽7に貯容された反応液Bを噴射
し、この反応液Bの噴流による負圧により、炭酸ガスあ
るいは炭酸ガス含有混合ガスを吸引して、これを反応液
Bと共に反応槽1に気泡として供給する。
【0019】尚、噴射反応液槽7が貯容する反応液Bは
反応液Aと同等の成分の反応液であってよい。また炭酸
ガスに混合されるガスは二酸化炭素、空気であってよ
い。
【0020】反応槽1内には、エゼクタ式ガスノズル5
と吊り線3による真珠の核Cの配置部との間に、真珠の
核Cの配置部に於けるエゼクタ式ガスノズル5よりの噴
流による反応液Aの撹拌流の強さを制御するためのバッ
フル部材としての遮弊板9が固定配置されている。
【0021】反応槽1にはオバーフロー式の排液通路1
1が設けられており、排液通路11よりの余剰の反応液
Aは途中にフィルタ13を有する還流管15により噴射
反応液槽7へ戻される。
【0022】噴射反応液槽7には反応液圧送ポンプ17
が設けられている。反応液圧送ポンプ17は、下端部に
フィルタ19を取り付けた反応液汲み上げ管21より噴
射反応液槽7の反応液Bを、吸引し、吸引した反応液B
を加圧して反応液圧送管23へ圧送する。反応液圧送管
23はエゼクタ式ガスノズル5と接続され、途中には反
応液流量制御弁25と圧力計27が取り付けられてい
る。
【0023】反応液流量制御弁25は可変絞り式の通常
の流量制御弁であってよく、これは、手動操作、あるい
はアクチュエータを用いて遠隔操作され、反応液圧送管
21を流れる反応液Bの流量を定量的に制御(換言すれ
ば可変設定)するようになっている。
【0024】反応液流量制御弁25よりエゼクタ式ガス
ノズル5側の反応液圧送管23には、反応液Bを噴射反
応液槽7に戻すための反応液還流管29が接続されてい
る。反応液還流管29の途中には反応液圧力制御弁31
が取り付けらけている。
【0025】反応液圧力制御弁31は、リリーフ圧を定
量的に可変設定できる設定圧可変型のリリーフ弁であっ
てよく、エゼクタ式ガスノズル5に与える反応液Bの圧
力を定量的に制御するようになっている。
【0026】次に図2、図3を用いてエゼクタ式ガスノ
ズル5について説明する。エゼクタ式ガスノズル5はノ
ズル本体57を有しており、ノズル本体57には反応液
圧送管23と接続されて反応液Bを導く反応液通路59
が形成されている。ノズル本体57の先端側には液体ノ
ズル部材61が着脱可能に嵌合装着されており、液体ノ
ズル部材61の先端部にはノズル本体57の先端面中心
部より前方へ突出してノズル細管65が精密嵌合により
固定装着されている。ノズル細管65に形成された液体
噴孔63は液体通路59と連通しており、液体通路59
より反応液Bを与えられて、これを前方へ噴出するよう
になっている。この場合、ノズル細管65の外径d1
0.6〜1.6mm、内径d2 、即ち液体噴孔63の口
径は0.3〜1.2mm程度であってよい。
【0027】ノズル本体57には吸引ガス通路67が形
成されており、吸引ガス通路67は一端にてニップル6
9によりガス吸引管33と接続されている。ノズル本体
57の円筒部外周にはノズル取付フランジ部72を有す
る筒状のアウタケース73がOリング75により気密状
態にて嵌合装着されている。吸引ガス通路67は他端に
てノズル本体57とアウタケース73との間に形成され
た環状通路76に連通している。環状通路76はノズル
本体57の液体ノズル部材装着部の周りに形成されてノ
ズル本体57の先端面に開口した複数個の吸引ガス通路
77の各々と連通している。
【0028】ノズル本体57の先端部外周には、ガスノ
ズル位置決め用のスペーサリング81とシムリング83
が(Oリング79により気密に)着脱可能に嵌合装着さ
れ、更にキャップ状のガスノズル部材85が交換可能に
ねじ係合により固定装着されている。ノズル本体57の
先端面とガスノズル部材85との間には吸引ガス通路7
7と連通関係にある吸引ガス室86が形成されており、
この吸引ガス室86の中心部にノズル細管65が延在さ
れている。
【0029】ガスノズル部材85の先端部中央には吸引
ガス室86よりガスノズル部材85の先端面に開口した
ガス噴孔87が形成されている。ガス噴孔87は、ノズ
ル細管65の外側にこれと同心に形成され、液体噴孔6
3の軸心と同心位置にて液体噴孔63よりの反応液噴出
方向に沿って延在する平行通路部89を備えている。こ
の平行通路部89の長さLは1〜6mm程度に設定さ
れ、またこれの内径dgは0.8〜2.0mm程度に設
定されてよい。
【0030】上述の如き寸法設定によりノズル細管65
の外周面と平行通路部89の内周面との間にガスリング
層が形成され、このガスリング厚さδgは(dg−
1 )/2により決まり、これは0.1〜0.2mmの
範囲に設定される。また、平行通路部89の始端に対す
るノズル細管65の先端の相対位置ΔLは0〜−6mm
程度に設定され(ΔLが負であることは第4図において
ノズル細管65先端が平行通路部の左側に位置すること
を意味する)、これの調整は厚さが異なったシムリング
83の交換により行われるようになっている。
【0031】上述のガス吸引管33は、図1に示されて
いる如く、炭酸ガスあるいは炭酸ガス含有混合ガスの供
給源35と接続され、これより炭酸ガスあるいは炭酸ガ
ス含有混合ガスをエゼクタ式ガスノズル5の吸引ガス通
路67に供給するようになっている。ガス吸引管33に
は吸引ガス微少流量制御弁37が接続されている。
【0032】吸引ガス微少流量制御弁37は、ニードル
弁等による微少可変絞りを有する流量制御弁等により構
成され、ガス吸引管33を流れるガスの流量を定量的に
可変制御するようになっている。
【0033】次に上述の如き構成よりなる人工真珠製造
装置の作用について説明する。
【0034】人工真珠製造に際しては、反応液圧送ポン
プ17が運転され、これにより噴射反応液槽7の反応液
Bが加圧されて反応液圧送管23へ圧送される。反応液
Bは反応液流量制御弁25により流量を制御され、また
反応液圧力制御弁31が反応液Bの圧力に応じて開弁
し、これにより余剰の反応液Bが反応液還流管29を通
って噴射反応液槽7に戻され、反応液圧送管23の反応
液Bの圧力が反応液圧力制御弁31のリリーフ圧に応じ
て調整される。
【0035】これによってエゼクタ式ガスノズル5の液
体通路59には、反応液流量制御弁25により流量を制
御され、また反応液圧力制御弁31により圧力を調整さ
れた反応液Bが圧送される。従ってエゼクタ式ガスノズ
ル5の液体通路59に供給される反応液Bの流量は反応
液流量制御弁25の流量設定値に応じて定量的に可変設
定され、またこの反応液Bの圧力は反応液圧力制御弁3
1の設定リリーフ圧に応じて定量的に可変設定されるこ
とになる。
【0036】エゼクタ式ガスノズル5の液体通路59に
供給された反応液Bは、液体ノズル部材61内を通過し
てノズル細管65の液体噴孔63よりガス噴孔87へ向
けて高速噴出される。この反応液Bの噴流束の外周部に
は反応液Bの噴出流速に応じて負圧が発生し、これによ
りガス供給源35のガス(即ち炭酸ガスあるいは炭酸ガ
ス含有混合ガス)が吸引ガス微少流量制御弁37により
流量を制御されつつガス吸引管33を経て、吸引ガス室
86から反応液Bの噴流束の外周部に沿ってガス噴孔8
7の平行通路部89内に吸い込まれる。そして、このガ
スは、反応液Bの噴流により剪断され、気泡径が10〜
200μm程度の微細な気泡となって反応液Bと共に反
応槽1内の反応液A中へ噴出される。
【0037】この場合、気泡径は、反応液流量制御弁2
5による反応液Bの噴射流量、反応液圧力制御弁31に
よるエゼクタ式ガスノズル5に対する反応液Bの供給
圧、吸引ガス微少流量制御弁37による吹き込みガスの
流量、のうちの少なくとも一つの制御より適正値に可変
設定される。
【0038】本実施例によれば特に、制御弁37の開放
度が小さくなるにしたがって小さい気泡径の気泡が発生
される(すなわち、制御弁37の開放度を絞るにつれて
気泡の径が小さくすることができる)。
【0039】上述の如く反応槽1の反応液A中に炭酸ガ
スあるいは炭酸ガス含有混合ガスの微細気泡が噴出注入
されることにより、反応液Aと炭酸ガスとの気液接触反
応が生じ、これにより次に示す化学式による化学反応が
起りにより炭酸カルシウムが生成される。この炭酸カル
シウムが反応液Aが含有しているアミノ酸・核酸・脂肪
酸等をバインダとして、吊下げ線3により反応液A中に
吊下げられている真珠の核Cの外周に付着し、真珠層を
形成する。
【0040】 Ca(OH)2 +CO2 →CaCO3 +H2 O この場合、反応液A中に注入される炭酸ガスあるいは炭
酸ガス含有混合ガスの気泡が10〜200μm程度の微
細な気泡であることにより、気液の接触面積が飛躍的に
増加し、高効率の気液接触反応のもとに肌理の細かい真
珠層が効率よく生成されるようになる。
【0041】また反応槽1の反応液Aにはエゼクタ式ガ
スノズル5が噴射する反応液Bの噴流により撹拌流が生
じ、この撹拌流により気液境界面での濃度勾配が大きく
なり、このことによっても気液接触反応が活発になり、
効率のよい気液接触反応が行われるようになる。しかも
この撹拌流により反応槽1全域に亘って均一な気液接触
反応が行われるようになり、このことにより真珠の核C
の周りに真珠層が一様に生成されるようになって真球性
の高い形のよい人工真珠が生産性よく製造される。
【0042】尚、反応槽1に於ける反応液Aの撹拌流が
強すぎると、真珠の核Cに対する炭酸カルシウムの付着
量が低下する傾向が生じる。したがって、遮弊板(バッ
フル部材)9によってエゼクタ式ガスノズル5よりの反
応液Bの噴流が真珠の核Cの配置部へ直接向かわないよ
うにして反応液Aの撹拌流の強さを調整される。
【0043】図4、図5は本発明による人工真珠製造装
置の他の実施例を示している。尚、図4、図5に於い
て、図1に対応する部分は図1に付した符号と同一の符
号により示されている。この実施例に於いては、反応槽
1内に水平な中心軸39により通水構造の、例えば金網
製の円筒状のタンブラー41が自身の中心軸線周りに回
転可能に設けられている。このタンブラー41の内部に
複数個の真珠の核Cが取出し可能に収納されている。タ
ンブラー41を構成する金網のピッチは、真珠の核Cが
タンブラー内部より外部へ脱落せず、タンブラー内部に
対する気泡の通過を阻害しない大きさ、例えば真珠の核
Cの直径が1mm以上である場合は1〜5mm程度に設
定される。
【0044】中心軸39にはベルト車43が取り付けら
れている。ベルト車43は無端ベルト45により減速機
47の出力軸49に取り付けられたベルト車51と駆動
連結されている。減速機47は、電動機53と駆動連結
され、電動機53により回転駆動される。
【0045】この実施例に於いては、電動機53により
減速機47が駆動されることにより、タンブラー41が
中心軸39と共に自身の中心軸線周りにゆっくりと回転
駆動される。タンブラー41がゆっくりと、例えば0.
2〜1rpm程度にて回転することにより、タンブラー
内部の真珠の核Cが反応槽1の反応液A中を転動するよ
うになる。
【0046】これにより核Cに万遍なく炭酸カルシウム
による真珠層が生成されるようになり、また真珠同士が
擦れ合うことにより、研磨作用が得られ、真珠層の生成
過程にて真珠層表面に小突起ができても、これが成長せ
ずに研磨消去され滑性度の高い人工真珠が得られるよう
になる。
【0047】上記何れの実施例に於いても、真珠の核C
は、球形以外の形状、例えば回転楕円径、多面体等であ
ってもよく、真珠の核Cの形状に応じて任意の形状の人
工真珠が得られる。
【0048】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これらに限定される
ものではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能
であることは当業者にとって明らかであろう。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による人工真珠製造方法および人工真珠製造装置によれ
ば、エゼクタ式ガスノズルにより気体の分散が行われて
気泡径が10〜200μm程度の微細気泡が得られ、こ
れによって肌理の細かい真珠層が生成され、天然の真珠
と同等の高滑性表面による美しい表面光沢、輝きを有す
る人工真珠が、精巧な研磨技術や手間を必要とすること
なく、効率よく、長い生産時間を必要とすることなく安
定生産されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による人工真珠製造装置の一実施例を示
すブロック線図である。
【図2】本発明による人工真珠製造装置に用いられるエ
ゼクタ式ガスノズルの一実施例を示す縦断面図である。
【図3】本発明による人工真珠製造装置に用いられるエ
ゼクタ式ガスノズルの噴孔部の拡大縦断面図である。
【図4】本発明による人工真珠製造装置の他の実施例を
示すブロック線図である。
【図5】図4に示された本発明による人工真珠製造装置
の反応槽部分の側面図である。
【符号の説明】
1 反応槽 3 吊り線 5 エゼクタ式ガスノズル 7 噴射反応液槽 9 遮弊板 11 排液通路 17 反応液圧送ポンプ 23 反応液圧送管 25 反応液流量制御弁 31 反応液圧力制御弁 33 ガス吸引管 37 吸引ガス微少流量制御弁 41 タンブラー 53 電動機 57 ノズル本体 61 反応液ノズル部材 63 反応液噴孔 65 ノズル細管 85 ガスノズル部材 87 ガス噴孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水酸化カルシウムの溶液中に真珠の核を
    配置し、液体を噴出し当該液体の噴流による負圧により
    気体を吸引してこれを噴出液体と共に気泡として噴出す
    るエゼクタ式ガスノズルにより、前記溶液中に炭酸ガス
    あるいは炭酸ガスの混合ガスを微細気泡として注入し、
    水酸化カルシウムと炭酸ガスとの気液接触による化学反
    応により前記核の外周に真珠層を生成せしめることを特
    徴とする人工真珠製造方法。
  2. 【請求項2】 前記エゼクタ式ガスノズルにより水酸化
    カルシウムの溶液中に発生させる炭酸ガスあるいは炭酸
    ガスの混合ガスの微細気泡の気泡直径を、前記エゼクタ
    式ガスノズルに供給する噴射液体の流量、圧力、炭酸ガ
    スあるいは炭酸ガスの混合ガスの流量の少なくとも一つ
    の制御より、10〜200μmに設定することを特徴と
    する請求項1に記載の人工真珠製造方法。
  3. 【請求項3】 真珠の核を通水構造の円筒状のタンブラ
    ー内に収納し、前記タンブラーを自身の中心軸線周りに
    回転させつつ水酸化カルシウムと炭酸ガスとの気液接触
    による化学反応により前記核の外周に真珠層を生成せし
    めることを特徴とする請求項1また2に記載の人工真珠
    製造方法。
  4. 【請求項4】 水酸化カルシウムの溶液を貯容し真珠の
    核を配置される反応槽と、前記反応槽に液体を噴出し当
    該液体の噴流による負圧により炭酸ガスあるいは炭酸ガ
    スの混合ガスを吸引してこれを噴出液体と共に前記反応
    槽に気泡として供給するエゼクタ式ガスノズルとを有し
    ていることを特徴とする人工真珠製造装置。
  5. 【請求項5】 前記反応槽内に於ける前記エゼクタ式ガ
    スノズルと真珠の核の配置部との間に、真珠の核の配置
    部に於ける前記エゼクタ式ガスノズルよりの噴流による
    溶液の撹拌流の強さを制御するバッフル部材が設けられ
    ていることを特徴とする請求項4に記載の人工真珠製造
    装置。
  6. 【請求項6】 前記反応槽内に、内部に真珠の核を収容
    する通水構造の円筒状のタンブラーが配置され、前記タ
    ンブラーを自身の中心軸線周りに回転駆動する駆動手段
    を有していることを特徴とする請求項4に記載の人工真
    珠製造装置。
JP3288955A 1991-11-05 1991-11-05 人工真珠製造方法および人工真珠製造装置 Pending JPH05124814A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN118648563A (zh) * 2024-07-15 2024-09-17 桂林理工大学 一种用于处理珠核的浆液及采用该浆液处理珠核的方法以及橄榄石珍珠的培育方法

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CN118648563A (zh) * 2024-07-15 2024-09-17 桂林理工大学 一种用于处理珠核的浆液及采用该浆液处理珠核的方法以及橄榄石珍珠的培育方法

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