JPH05126040A - 往復動型圧縮機 - Google Patents
往復動型圧縮機Info
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- JPH05126040A JPH05126040A JP4023983A JP2398392A JPH05126040A JP H05126040 A JPH05126040 A JP H05126040A JP 4023983 A JP4023983 A JP 4023983A JP 2398392 A JP2398392 A JP 2398392A JP H05126040 A JPH05126040 A JP H05126040A
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Landscapes
- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】往復動型圧縮機において、圧力損失が小さく、
騒音や破損の発生を防止する。 【構成・作用】吸入弁手段としての回転弁22が吸入行
程と同期して機械的に吸入ポート21を開閉する。フラ
ッパ型の吸入弁の弾性力を働かさないため、ピストン1
5が吸入行程にあれば、各ボア1b内の圧力如何にかか
わらず、吸入ポート21から冷媒が各ボア1bに吸入さ
れ、吸入遅れを生じない。回転弁22が吐出弁手段も兼
ねれば、吐出遅れも生じない。
騒音や破損の発生を防止する。 【構成・作用】吸入弁手段としての回転弁22が吸入行
程と同期して機械的に吸入ポート21を開閉する。フラ
ッパ型の吸入弁の弾性力を働かさないため、ピストン1
5が吸入行程にあれば、各ボア1b内の圧力如何にかか
わらず、吸入ポート21から冷媒が各ボア1bに吸入さ
れ、吸入遅れを生じない。回転弁22が吐出弁手段も兼
ねれば、吐出遅れも生じない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両空調用に供して好
適な往復動型圧縮機の改良に関する。
適な往復動型圧縮機の改良に関する。
【0002】
【従来技術】従来の往復動型圧縮機として、図23、2
4に示す揺動斜板式圧縮機が知られている。この揺動斜
板式圧縮機では、シリンダブロック90には軸心の周り
に軸心と平行な複数のボア91が形成されており、各ボ
ア91内にはピストン92が収納されている。シリンダ
ブロック90の前端にはクランク室93を有してフロン
トハウジング94が通しボルト90aにより固着され、
シリンダブロック90の後端には吸入弁95、弁板96
及び吐出弁97を挟持してリアハウジング98が同通し
ボルト90aにより固着されている。なお、89は弁板
96に固着されたリテーナである。
4に示す揺動斜板式圧縮機が知られている。この揺動斜
板式圧縮機では、シリンダブロック90には軸心の周り
に軸心と平行な複数のボア91が形成されており、各ボ
ア91内にはピストン92が収納されている。シリンダ
ブロック90の前端にはクランク室93を有してフロン
トハウジング94が通しボルト90aにより固着され、
シリンダブロック90の後端には吸入弁95、弁板96
及び吐出弁97を挟持してリアハウジング98が同通し
ボルト90aにより固着されている。なお、89は弁板
96に固着されたリテーナである。
【0003】シリンダブロック90の軸心孔1a内には
フロントハウジング94及びシリンダブロック90に軸
封装置99a、ラジアル軸受99b、99cを介して駆
動軸80が軸支されており、この駆動軸80にはフロン
トハウジング94との間にスラスト軸受81aを介して
ロータ81が固着されているとともに、この駆動軸80
には図示しないコイルばねにより前方に付勢されたスリ
ーブ82が摺動可能に遊嵌されている。ロータ81に形
成された長孔81bにピン83aが変位可能に嵌入され
た斜板83は、スリーブ82にトラニオン形式で突設さ
れた枢軸82aに揺動可能に軸支されている。こうし
て、斜板83は所定の傾角及びデッドスペースの下で駆
動軸80とともに回転可能になされている。
フロントハウジング94及びシリンダブロック90に軸
封装置99a、ラジアル軸受99b、99cを介して駆
動軸80が軸支されており、この駆動軸80にはフロン
トハウジング94との間にスラスト軸受81aを介して
ロータ81が固着されているとともに、この駆動軸80
には図示しないコイルばねにより前方に付勢されたスリ
ーブ82が摺動可能に遊嵌されている。ロータ81に形
成された長孔81bにピン83aが変位可能に嵌入され
た斜板83は、スリーブ82にトラニオン形式で突設さ
れた枢軸82aに揺動可能に軸支されている。こうし
て、斜板83は所定の傾角及びデッドスペースの下で駆
動軸80とともに回転可能になされている。
【0004】斜板83にはスラスト軸受84a等を介し
て揺動板85が係留され、案内部85aが通しボルト9
0aと係合することにより自転が拘束されることによ
り、斜板83の揺動運動のみが揺動板85に伝達される
ようになされている。揺動板85にはコンロッド86の
一端が係留されており、コンロッド86の他端が前記ピ
ストン92に係留されている。こうして、各ピストン9
2は、駆動軸80の回転により各ボア91内を往復動
し、これにより各ボア91に容積変化を生じしめる。
て揺動板85が係留され、案内部85aが通しボルト9
0aと係合することにより自転が拘束されることによ
り、斜板83の揺動運動のみが揺動板85に伝達される
ようになされている。揺動板85にはコンロッド86の
一端が係留されており、コンロッド86の他端が前記ピ
ストン92に係留されている。こうして、各ピストン9
2は、駆動軸80の回転により各ボア91内を往復動
し、これにより各ボア91に容積変化を生じしめる。
【0005】また、リアハウジング98には、外周側に
環状の吸入室87が形成され、内周側に吐出室88が形
成されている。吸入室87は冷媒を導入する冷媒導入孔
87aにより冷凍回路と接続されており、吐出室88は
冷媒を導出する冷媒導出孔88aにより冷凍回路と接続
されている。吐出弁97と弁板96との外周側には整合
する複数の吸入ポート96aが貫設され、吸入室87
は、ピストン92が下死点に向かう吸入行程にあると
き、冷媒導入孔87aから吸入室87内に導入した冷媒
が吸入弁95の吸入弁部95aを押し開くことにより、
各吸入ポート96aを介して容積拡大途上の各ボア91
と連通される。また、弁板96と吸入弁95との内周側
には整合する複数の吐出ポート96bが貫設され、各ボ
ア91は、ピストン92が上死点に向かう吐出行程にあ
るとき、容積縮小途上のボア91内の冷媒が吐出弁97
の吐出弁部97aをリテーナ89(図24では図示せ
ず)に規制されて押し開くことにより、各吐出ポート9
6bを介して吐出室88と連通される。
環状の吸入室87が形成され、内周側に吐出室88が形
成されている。吸入室87は冷媒を導入する冷媒導入孔
87aにより冷凍回路と接続されており、吐出室88は
冷媒を導出する冷媒導出孔88aにより冷凍回路と接続
されている。吐出弁97と弁板96との外周側には整合
する複数の吸入ポート96aが貫設され、吸入室87
は、ピストン92が下死点に向かう吸入行程にあると
き、冷媒導入孔87aから吸入室87内に導入した冷媒
が吸入弁95の吸入弁部95aを押し開くことにより、
各吸入ポート96aを介して容積拡大途上の各ボア91
と連通される。また、弁板96と吸入弁95との内周側
には整合する複数の吐出ポート96bが貫設され、各ボ
ア91は、ピストン92が上死点に向かう吐出行程にあ
るとき、容積縮小途上のボア91内の冷媒が吐出弁97
の吐出弁部97aをリテーナ89(図24では図示せ
ず)に規制されて押し開くことにより、各吐出ポート9
6bを介して吐出室88と連通される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の往復動
型圧縮機では、上記揺動斜板式圧縮機で説明すれば、図
23、24に示すように、閉弁状態を維持する方向に働
くそれ自身の弾性力に打ち勝って開弁するフラッパ型の
吸入弁95を吸入弁手段として採用するとともに、同フ
ラッパ型の吐出弁97を吐出弁手段として採用してい
る。
型圧縮機では、上記揺動斜板式圧縮機で説明すれば、図
23、24に示すように、閉弁状態を維持する方向に働
くそれ自身の弾性力に打ち勝って開弁するフラッパ型の
吸入弁95を吸入弁手段として採用するとともに、同フ
ラッパ型の吐出弁97を吐出弁手段として採用してい
る。
【0007】このようにフラッパ型の吸入弁を吸入弁手
段として採用したこの種の往復動型圧縮機では、各ボア
内の圧力が充分に低下し、吸入室内の圧力が各ボア内の
圧力と弾性力とに打ち勝つまで開弁せず、これにより吸
入遅れを生じる。また、フラッパ型の吐出弁を吐出弁手
段として採用したこの種の往復動型圧縮機では、各ボア
内の圧力が充分に上昇して吐出室内の圧力と弾性力とに
打ち勝つまで開弁せず、これにより吐出遅れを生じる。
段として採用したこの種の往復動型圧縮機では、各ボア
内の圧力が充分に低下し、吸入室内の圧力が各ボア内の
圧力と弾性力とに打ち勝つまで開弁せず、これにより吸
入遅れを生じる。また、フラッパ型の吐出弁を吐出弁手
段として採用したこの種の往復動型圧縮機では、各ボア
内の圧力が充分に上昇して吐出室内の圧力と弾性力とに
打ち勝つまで開弁せず、これにより吐出遅れを生じる。
【0008】このため、従来の往復動型圧縮機では、圧
力損失が大きく、体積効率を低下させるという問題があ
る。また、この種の往復動型圧縮機では、高負荷運転時
や高速運転時などにおいては、上記圧力損失がさらに大
きくなるとともに、閉弁時に吸入弁及び吐出弁が弁板と
弾性力により衝突し、これにより大きな騒音が発生し、
かつ吸入弁及び吐出弁の破損を生じるという問題もあ
る。
力損失が大きく、体積効率を低下させるという問題があ
る。また、この種の往復動型圧縮機では、高負荷運転時
や高速運転時などにおいては、上記圧力損失がさらに大
きくなるとともに、閉弁時に吸入弁及び吐出弁が弁板と
弾性力により衝突し、これにより大きな騒音が発生し、
かつ吸入弁及び吐出弁の破損を生じるという問題もあ
る。
【0009】なお、油圧ポンプの分野では、同様の課題
を解決すべく、吸入側切欠部と吐出側切欠部とが形成さ
れたバルブ体を駆動軸に固着し、バルブ体の回転によ
り、吸入行程時にバルブ体の吸入側切欠部と連通する吸
入ポートと、吐出行程時にバルブ体の吐出側切欠部と連
通する吐出ポートとをシリンダブロックに形成してなる
斜板式油圧ポンプが知られている(実開平3−6378
5号後方)。この斜板式油圧ポンプでは、こうして作動
油の強制吸入及び強制吐出を行なうことにより、高速回
転時における体積効率を向上させている。しかし、かか
る斜板式油圧ポンプでは、非圧縮体たる作動油を媒体と
しており、圧縮体たる冷媒を媒体とする往復動型圧縮機
の分野では他の課題の解決をも必要とする。すなわち、
往復動型圧縮機において冷媒の吸入遅れを生じれば、そ
の冷媒は吸入室と隣接する高温の吐出室との隔壁に長時
間接触し、これにより冷媒が吸入時に加熱されて大きく
膨張する。希薄な冷媒を圧縮した場合、同一の圧縮仕事
の下では例えば冷房能力に差を生じ、充分な性能を発揮
できない。一方、非圧縮体たる作動油の場合は、加熱に
より僅かに膨張しても効率にさほどの影響を与えること
はない。また、作動油の強制吸入及び強制吐出を行なう
ことは、シリンダブロックを回転させる通常のアキシャ
ルピストンポンプにおいてなされることである。
を解決すべく、吸入側切欠部と吐出側切欠部とが形成さ
れたバルブ体を駆動軸に固着し、バルブ体の回転によ
り、吸入行程時にバルブ体の吸入側切欠部と連通する吸
入ポートと、吐出行程時にバルブ体の吐出側切欠部と連
通する吐出ポートとをシリンダブロックに形成してなる
斜板式油圧ポンプが知られている(実開平3−6378
5号後方)。この斜板式油圧ポンプでは、こうして作動
油の強制吸入及び強制吐出を行なうことにより、高速回
転時における体積効率を向上させている。しかし、かか
る斜板式油圧ポンプでは、非圧縮体たる作動油を媒体と
しており、圧縮体たる冷媒を媒体とする往復動型圧縮機
の分野では他の課題の解決をも必要とする。すなわち、
往復動型圧縮機において冷媒の吸入遅れを生じれば、そ
の冷媒は吸入室と隣接する高温の吐出室との隔壁に長時
間接触し、これにより冷媒が吸入時に加熱されて大きく
膨張する。希薄な冷媒を圧縮した場合、同一の圧縮仕事
の下では例えば冷房能力に差を生じ、充分な性能を発揮
できない。一方、非圧縮体たる作動油の場合は、加熱に
より僅かに膨張しても効率にさほどの影響を与えること
はない。また、作動油の強制吸入及び強制吐出を行なう
ことは、シリンダブロックを回転させる通常のアキシャ
ルピストンポンプにおいてなされることである。
【0010】本発明は、往復動型圧縮機において、圧力
損失が小さく、騒音や破損の発生を防止することを解決
すべき課題とする。
損失が小さく、騒音や破損の発生を防止することを解決
すべき課題とする。
【0011】
(1)本第1発明の往復動型圧縮機は、上記課題を解決
するため、前記吸入行程と同期して機械的に前記吸入ポ
ートを開閉すべく前記吸入弁手段を構成するという新規
な手段を採用している。 (2)上記(1)の往復動型圧縮機において、前記シリ
ンダブロックの外端を閉塞するハウジングには前記低圧
室として吸入室を形成し、前記吸入弁手段は、前記駆動
軸に一体回転可能に装着され、該吸入室と吸入行程時の
前記吸入ポートとを連通させる吸入通路をもつ回転弁で
あることができる。 (3)上記(1)の往復動型圧縮機において、前記シリ
ンダブロックの中央部には前記低圧室として斜板室を形
成し、該斜板室と前記各ボアとを連通すべく該シリンダ
ブロックに前記吸入ポートを形成し、前記吸入弁手段
は、下死点近傍で該吸入ポートを開放するピストンであ
ることができる。 (4)上記(1)の往復動型圧縮機において、前記シリ
ンダブロックの外端を閉塞するハウジングには前記低圧
室として吸入室を形成し、前記吸入弁手段は、出没によ
り前記吸入ポートを開閉するロッドであることができ
る。 (5)上記(1)の往復動型圧縮機において、前記吸入
弁手段は、前記吸入行程と同期する同期信号を検出する
同期信号検出手段と、該同期信号検出手段により前記吸
入ポートを開閉する駆動手段とをもつことができる。 (6)本第2発明の往復動型圧縮機は、上記課題を解決
するため、前記吐出行程と同期して機械的に前記吐出ポ
ートを開閉すべく前記吐出弁手段を構成するという新規
な手段を採用している。 (7)上記(6)の往復動型圧縮機において、前記吐出
室は前記シリンダブロックの外端を閉塞するハウジング
に形成され、前記吐出弁手段は、前記駆動軸に一体回転
可能に装着され、該吐出室と吐出行程時の前記吐出ポー
トとを連通させる吐出通路をもつ回転弁であることがで
きる。 (8)上記(6)の往復動型圧縮機において、前記吐出
室は前記シリンダブロックの外端を閉塞するハウジング
に形成され、前記吐出弁手段は、上死点近傍で前記吐出
ポートを開放するピストンであることができる。 (9)上記(6)の往復動型圧縮機において、前記吐出
室は前記シリンダブロックの外端を閉塞するハウジング
に形成され、前記吐出弁手段は、出没により前記吐出ポ
ートを開閉するロッドであることができる。 (10)上記(6)の往復動型圧縮機において、前記吐
出弁手段は、前記吐出行程と同期する同期信号を検出す
る同期信号検出手段と、該同期信号検出手段により前記
吐出ポートを開放する駆動手段とをもつことができる。
するため、前記吸入行程と同期して機械的に前記吸入ポ
ートを開閉すべく前記吸入弁手段を構成するという新規
な手段を採用している。 (2)上記(1)の往復動型圧縮機において、前記シリ
ンダブロックの外端を閉塞するハウジングには前記低圧
室として吸入室を形成し、前記吸入弁手段は、前記駆動
軸に一体回転可能に装着され、該吸入室と吸入行程時の
前記吸入ポートとを連通させる吸入通路をもつ回転弁で
あることができる。 (3)上記(1)の往復動型圧縮機において、前記シリ
ンダブロックの中央部には前記低圧室として斜板室を形
成し、該斜板室と前記各ボアとを連通すべく該シリンダ
ブロックに前記吸入ポートを形成し、前記吸入弁手段
は、下死点近傍で該吸入ポートを開放するピストンであ
ることができる。 (4)上記(1)の往復動型圧縮機において、前記シリ
ンダブロックの外端を閉塞するハウジングには前記低圧
室として吸入室を形成し、前記吸入弁手段は、出没によ
り前記吸入ポートを開閉するロッドであることができ
る。 (5)上記(1)の往復動型圧縮機において、前記吸入
弁手段は、前記吸入行程と同期する同期信号を検出する
同期信号検出手段と、該同期信号検出手段により前記吸
入ポートを開閉する駆動手段とをもつことができる。 (6)本第2発明の往復動型圧縮機は、上記課題を解決
するため、前記吐出行程と同期して機械的に前記吐出ポ
ートを開閉すべく前記吐出弁手段を構成するという新規
な手段を採用している。 (7)上記(6)の往復動型圧縮機において、前記吐出
室は前記シリンダブロックの外端を閉塞するハウジング
に形成され、前記吐出弁手段は、前記駆動軸に一体回転
可能に装着され、該吐出室と吐出行程時の前記吐出ポー
トとを連通させる吐出通路をもつ回転弁であることがで
きる。 (8)上記(6)の往復動型圧縮機において、前記吐出
室は前記シリンダブロックの外端を閉塞するハウジング
に形成され、前記吐出弁手段は、上死点近傍で前記吐出
ポートを開放するピストンであることができる。 (9)上記(6)の往復動型圧縮機において、前記吐出
室は前記シリンダブロックの外端を閉塞するハウジング
に形成され、前記吐出弁手段は、出没により前記吐出ポ
ートを開閉するロッドであることができる。 (10)上記(6)の往復動型圧縮機において、前記吐
出弁手段は、前記吐出行程と同期する同期信号を検出す
る同期信号検出手段と、該同期信号検出手段により前記
吐出ポートを開放する駆動手段とをもつことができる。
【0012】
【作用】本第1発明(1)〜(5)の往復動型圧縮機で
は、吸入弁手段が吸入行程と同期して機械的に吸入ポー
トを開閉し、フラッパ型の吸入弁の弾性力を働かさな
い。このため、ピストンが吸入行程にあれば、各ボア内
の圧力如何にかかわらず、吸入ポートから冷媒が各ボア
に吸入され、吸入遅れを生じない。
は、吸入弁手段が吸入行程と同期して機械的に吸入ポー
トを開閉し、フラッパ型の吸入弁の弾性力を働かさな
い。このため、ピストンが吸入行程にあれば、各ボア内
の圧力如何にかかわらず、吸入ポートから冷媒が各ボア
に吸入され、吸入遅れを生じない。
【0013】本発明(2)の往復動型圧縮機において
は、駆動軸と同期して回転弁が回転すると、吸入行程に
ある各ボアの吸入ポートと吸入室とが回転弁の吸入通路
を介して所定時間連通されることにより、吸入室の冷媒
が順次各ボア内に吸入される。このように、回転弁が回
転することにより各ボアに対して吸入ポートの開閉が行
われるため、吸入遅れがない。
は、駆動軸と同期して回転弁が回転すると、吸入行程に
ある各ボアの吸入ポートと吸入室とが回転弁の吸入通路
を介して所定時間連通されることにより、吸入室の冷媒
が順次各ボア内に吸入される。このように、回転弁が回
転することにより各ボアに対して吸入ポートの開閉が行
われるため、吸入遅れがない。
【0014】本発明(3)の往復動型圧縮機において
は、ピストンが下死点側に向かえば、斜板室と各ボアと
が吸入ポートにより所定時間連通されることにより、斜
板室の冷媒が順次各ボア内に吸入される。このように、
ピストンの往復動により各ボアの吸入が行われるため、
吸入遅れがない。本発明(4)の往復動型圧縮機におい
ては、駆動軸と同期してロッドが出没し、これにより吸
入行程にある各ボアの吸入ポートと吸入室とが所定時間
連通され、吸入室の冷媒が順次各ボア内に吸入される。
このように、ロッドが出没することにより各ボアに対し
て吸入ポートの開閉が行われるため、吸入遅れがない。
は、ピストンが下死点側に向かえば、斜板室と各ボアと
が吸入ポートにより所定時間連通されることにより、斜
板室の冷媒が順次各ボア内に吸入される。このように、
ピストンの往復動により各ボアの吸入が行われるため、
吸入遅れがない。本発明(4)の往復動型圧縮機におい
ては、駆動軸と同期してロッドが出没し、これにより吸
入行程にある各ボアの吸入ポートと吸入室とが所定時間
連通され、吸入室の冷媒が順次各ボア内に吸入される。
このように、ロッドが出没することにより各ボアに対し
て吸入ポートの開閉が行われるため、吸入遅れがない。
【0015】本発明(5)の往復動型圧縮機において
は、同期信号検出手段が吸入行程と同期する同期信号を
検出し、この同期信号検出手段により駆動手段が吸入ポ
ートを開閉する。これにより、吸入行程にある各ボアの
吸入ポートと吸入室とが所定時間連通されることによ
り、吸入室の冷媒が順次各ボア内に吸入され、吸入遅れ
がない。
は、同期信号検出手段が吸入行程と同期する同期信号を
検出し、この同期信号検出手段により駆動手段が吸入ポ
ートを開閉する。これにより、吸入行程にある各ボアの
吸入ポートと吸入室とが所定時間連通されることによ
り、吸入室の冷媒が順次各ボア内に吸入され、吸入遅れ
がない。
【0016】このため、本第1発明(1)〜(5)の往
復動型圧縮機では、圧力損失が小さく、体積効率が上昇
する。また、この往復動型圧縮機では、高負荷運転時や
高速運転時などにおいても、上記圧力損失が小さくなる
とともに、閉弁時に吸入弁が弾性力により衝突しないた
め、騒音が低減され、かつ構成部品の破損を生じにく
い。
復動型圧縮機では、圧力損失が小さく、体積効率が上昇
する。また、この往復動型圧縮機では、高負荷運転時や
高速運転時などにおいても、上記圧力損失が小さくなる
とともに、閉弁時に吸入弁が弾性力により衝突しないた
め、騒音が低減され、かつ構成部品の破損を生じにく
い。
【0017】本第2発明(6)〜(10)の往復動型圧
縮機では、吐出弁手段が吐出行程と同期して機械的に吐
出ポートを開閉し、フラッパ型の吐出弁の弾性力を働か
さない。このため、ピストンが吐出行程にあれば、各ボ
ア内の圧力如何にかかわらず、各ボアから吐出ポートを
介して冷媒が吐出室に吐出され、吐出遅れを生じない。
縮機では、吐出弁手段が吐出行程と同期して機械的に吐
出ポートを開閉し、フラッパ型の吐出弁の弾性力を働か
さない。このため、ピストンが吐出行程にあれば、各ボ
ア内の圧力如何にかかわらず、各ボアから吐出ポートを
介して冷媒が吐出室に吐出され、吐出遅れを生じない。
【0018】本発明(7)の往復動型圧縮機において
は、駆動軸と同期して回転弁が回転すると、吐出行程に
ある各ボアの吐出ポートと吐出室とが回転弁の吐出通路
を介して所定時間連通されることにより、各ボアの冷媒
が順次吐出室内に吐出される。このように、回転弁が回
転することにより吐出室に対して吐出ポートの開閉が行
われるため、吐出遅れがない。
は、駆動軸と同期して回転弁が回転すると、吐出行程に
ある各ボアの吐出ポートと吐出室とが回転弁の吐出通路
を介して所定時間連通されることにより、各ボアの冷媒
が順次吐出室内に吐出される。このように、回転弁が回
転することにより吐出室に対して吐出ポートの開閉が行
われるため、吐出遅れがない。
【0019】本発明(8)の往復動型圧縮機において
は、ピストンが上死点側に向かえば、各ボアと吐出室と
が吐出ポートにより所定時間連通されることにより、各
ボアの冷媒が順次吐出室内に吐出される。このように、
ピストンの往復動により各ボアの吐出が行われるため、
吐出遅れがない。本発明(9)の往復動型圧縮機におい
ては、駆動軸と同期してロッドが出没し、これにより吐
出行程にある各ボアの吐出ポートと吐出室とが所定時間
連通され、各ボアの冷媒が順次吐出室内に吐出される。
このように、ロッドが出没することにより各ボアに対し
て吐出ポートの開閉が行われるため、吐出遅れがない。
は、ピストンが上死点側に向かえば、各ボアと吐出室と
が吐出ポートにより所定時間連通されることにより、各
ボアの冷媒が順次吐出室内に吐出される。このように、
ピストンの往復動により各ボアの吐出が行われるため、
吐出遅れがない。本発明(9)の往復動型圧縮機におい
ては、駆動軸と同期してロッドが出没し、これにより吐
出行程にある各ボアの吐出ポートと吐出室とが所定時間
連通され、各ボアの冷媒が順次吐出室内に吐出される。
このように、ロッドが出没することにより各ボアに対し
て吐出ポートの開閉が行われるため、吐出遅れがない。
【0020】本発明(10)の往復動型圧縮機において
は、同期信号検出手段が吐出行程と同期する同期信号を
検出し、この同期信号検出手段により駆動手段が吐出ポ
ートを開閉する。これにより、吐出行程にある各ボアの
吐出ポートと吐出室とが所定時間連通されることによ
り、各ボアの冷媒が順次吐出室内に吐出され、吐出遅れ
がない。
は、同期信号検出手段が吐出行程と同期する同期信号を
検出し、この同期信号検出手段により駆動手段が吐出ポ
ートを開閉する。これにより、吐出行程にある各ボアの
吐出ポートと吐出室とが所定時間連通されることによ
り、各ボアの冷媒が順次吐出室内に吐出され、吐出遅れ
がない。
【0021】このため、本第2発明(6)〜(10)の
往復動型圧縮機では、圧力損失が小さく、体積効率が上
昇する。また、この往復動型圧縮機では、高負荷運転時
や高速運転時などにおいても、上記圧力損失が小さくな
るとともに、閉弁時に吐出弁が弾性力により衝突しない
ため、騒音が低減され、かつ構成部品の破損を生じにく
い。
往復動型圧縮機では、圧力損失が小さく、体積効率が上
昇する。また、この往復動型圧縮機では、高負荷運転時
や高速運転時などにおいても、上記圧力損失が小さくな
るとともに、閉弁時に吐出弁が弾性力により衝突しない
ため、騒音が低減され、かつ構成部品の破損を生じにく
い。
【0022】なお、本第1、2発明(1)〜(10)の
往復動型圧縮機では、冷媒の吸入遅れを生じないため、
冷媒が吸入室と隣接する高温の吐出室との隔壁に短時間
しか接触せず、冷媒が加熱されにくいため吸入時にほと
んど膨張しない。よって濃厚な冷媒を圧縮することとな
るため、同一の圧縮仕事の下でも優れた性能を発揮す
る。
往復動型圧縮機では、冷媒の吸入遅れを生じないため、
冷媒が吸入室と隣接する高温の吐出室との隔壁に短時間
しか接触せず、冷媒が加熱されにくいため吸入時にほと
んど膨張しない。よって濃厚な冷媒を圧縮することとな
るため、同一の圧縮仕事の下でも優れた性能を発揮す
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例1〜5及び変形例1〜
11を図面に基づき説明する。 (実施例1)図1は本実施例に係る揺動斜板式圧縮機の
断面図である。図において、1は軸方向に貫通する軸心
孔1a及び5個のボア1bを有するシリンダブロックで
あって、このシリンダブロック1の一端面には通しボル
ト16によりフロントハウジング2が接合され、他端面
には弁板3、吐出弁18b及びリテーナ20を介して同
通しボルト16によりリアハウジング4が接合されてい
る。フロントハウジング2内のクランク室5には、駆動
軸6がフロントハウジング2及びシリンダブロック1の
軸心孔1aに嵌挿され軸封装置6a、ラジアル軸受6
b、6cを介して回転可能に支承されている。この駆動
軸6上にはフロントハウジング2との間にスラスト軸受
7aを介してロータ7が固着され、該ロータ7の後面側
に延出した支持アーム8の先端部には長孔8aが貫設さ
れている。そして、該長孔8aにはピン8bが摺動可能
に嵌入されており、同ピン8bには斜板9が傾動可能に
連結されている。
11を図面に基づき説明する。 (実施例1)図1は本実施例に係る揺動斜板式圧縮機の
断面図である。図において、1は軸方向に貫通する軸心
孔1a及び5個のボア1bを有するシリンダブロックで
あって、このシリンダブロック1の一端面には通しボル
ト16によりフロントハウジング2が接合され、他端面
には弁板3、吐出弁18b及びリテーナ20を介して同
通しボルト16によりリアハウジング4が接合されてい
る。フロントハウジング2内のクランク室5には、駆動
軸6がフロントハウジング2及びシリンダブロック1の
軸心孔1aに嵌挿され軸封装置6a、ラジアル軸受6
b、6cを介して回転可能に支承されている。この駆動
軸6上にはフロントハウジング2との間にスラスト軸受
7aを介してロータ7が固着され、該ロータ7の後面側
に延出した支持アーム8の先端部には長孔8aが貫設さ
れている。そして、該長孔8aにはピン8bが摺動可能
に嵌入されており、同ピン8bには斜板9が傾動可能に
連結されている。
【0024】ロータ7の後端に隣接して駆動軸6上には
スリーブ10が遊嵌され、コイルばね11により常にロ
ータ7側へ付勢されるとともに、スリーブ10の左右両
側に突設された枢軸10a(一方のみ図示)が斜板9の
図示しない係合孔に嵌入されて、該斜板9は枢軸10a
の周りを揺動しうるように支持されている。斜板9の後
面側にはスラスト軸受9a等を介して揺動板12が相対
回転可能に支持され、かつ外縁部に設けた案内部12a
が通しボルト16と係合することにより自転が拘束され
るとともに、シリンダブロック1に貫設されたボア1b
内のピストン15と該揺動板12とはコンロッド14に
より連節されている。
スリーブ10が遊嵌され、コイルばね11により常にロ
ータ7側へ付勢されるとともに、スリーブ10の左右両
側に突設された枢軸10a(一方のみ図示)が斜板9の
図示しない係合孔に嵌入されて、該斜板9は枢軸10a
の周りを揺動しうるように支持されている。斜板9の後
面側にはスラスト軸受9a等を介して揺動板12が相対
回転可能に支持され、かつ外縁部に設けた案内部12a
が通しボルト16と係合することにより自転が拘束され
るとともに、シリンダブロック1に貫設されたボア1b
内のピストン15と該揺動板12とはコンロッド14に
より連節されている。
【0025】さらに、リアハウジング4には内周側に弁
板3の中央孔3aを介してシリンダブロック1の軸心孔
1aと連通する吸入室17が形成されており、吸入室1
7はリア側端面中央に開口し冷媒を導入する冷媒導入孔
13aにより冷凍回路と接続されている。また、弁板3
には、図2に示すように、中央孔3aから放射状に延在
し各ボア1bの頂部と導通する吸入ポート21が設けら
れている。そして、図1に示すように、軸心孔1a内に
延出した駆動軸6の後端には、軸心孔1a及び中央孔3
aと滑合する円柱状の回転弁22がキー23により装着
されており、回転弁22のリア側は、吸入室17の隔壁
に形成された段部にスラスト軸受24を介して支持され
ている。この回転弁22には、図3及び図4に示すよう
に、吸入室17側の軸心中央から径方向に屈曲貫通する
円孔25aと、該円孔25aに連なって外周面の約半周
部分にわたって延在する溝部25bとによって吸入通路
25が形成されており、この溝部25bが吸入行程にあ
る各ボア1bの吸入ポート21と対向する間、吸入通路
25を介して吸入室17と吸入ポート21とが連通する
ようになされている。また、リアハウジング4の吸入室
17の外周側には冷媒導出孔13bが開口する環状の吐
出室18が隔設されており、この吐出室18は、弁板3
の吐出ポート18a及び吐出弁18bを介して各ボア1
bと連通している。したがって、駆動軸4の回転運動が
斜板9を介して揺動板12の前後揺動に変換され、ピス
トン15がボア1b内を往復動することにより吸入室1
7からボア1b内へ吸入された冷媒が圧縮されつつ吐出
室18へ吐出される。そして、クランク室5内の圧力と
ボア1b内の吸入圧力とのピストン15を介した差圧に
応じてピストン15のストロークが変動し、揺動板12
の傾角が変化する。なお、クランク室5内の圧力はリア
ハウジング4の後端突出部内に配設された図示しない電
磁制御弁機構により冷房負荷に基づいて制御される。
板3の中央孔3aを介してシリンダブロック1の軸心孔
1aと連通する吸入室17が形成されており、吸入室1
7はリア側端面中央に開口し冷媒を導入する冷媒導入孔
13aにより冷凍回路と接続されている。また、弁板3
には、図2に示すように、中央孔3aから放射状に延在
し各ボア1bの頂部と導通する吸入ポート21が設けら
れている。そして、図1に示すように、軸心孔1a内に
延出した駆動軸6の後端には、軸心孔1a及び中央孔3
aと滑合する円柱状の回転弁22がキー23により装着
されており、回転弁22のリア側は、吸入室17の隔壁
に形成された段部にスラスト軸受24を介して支持され
ている。この回転弁22には、図3及び図4に示すよう
に、吸入室17側の軸心中央から径方向に屈曲貫通する
円孔25aと、該円孔25aに連なって外周面の約半周
部分にわたって延在する溝部25bとによって吸入通路
25が形成されており、この溝部25bが吸入行程にあ
る各ボア1bの吸入ポート21と対向する間、吸入通路
25を介して吸入室17と吸入ポート21とが連通する
ようになされている。また、リアハウジング4の吸入室
17の外周側には冷媒導出孔13bが開口する環状の吐
出室18が隔設されており、この吐出室18は、弁板3
の吐出ポート18a及び吐出弁18bを介して各ボア1
bと連通している。したがって、駆動軸4の回転運動が
斜板9を介して揺動板12の前後揺動に変換され、ピス
トン15がボア1b内を往復動することにより吸入室1
7からボア1b内へ吸入された冷媒が圧縮されつつ吐出
室18へ吐出される。そして、クランク室5内の圧力と
ボア1b内の吸入圧力とのピストン15を介した差圧に
応じてピストン15のストロークが変動し、揺動板12
の傾角が変化する。なお、クランク室5内の圧力はリア
ハウジング4の後端突出部内に配設された図示しない電
磁制御弁機構により冷房負荷に基づいて制御される。
【0026】以上のように構成された揺動斜板式圧縮機
は、車両空調用冷凍装置としてその回路中に配設され、
使用に供される。この揺動斜板式圧縮機が運転されて駆
動軸6が回転すると、斜板9は駆動軸6とともに回転し
つつ揺動運動する。揺動板12は斜板9に対して回転規
制状態とされて揺動運動のみを行い、これによりピスト
ン15がボア1b内で往復動する。そして、ボア1b内
でピストン15が下死点に向かって移動を開始して吸入
行程に入ると、駆動軸6と同期して回転する回転弁22
の吸入通路25の溝部25b先端側がそのボア1bの吸
入ポート21と対向し、吸入通路25を介して吸入室1
7と吸入ポート21とが連通する。これにより、吸入室
17からそのボア1bに冷媒が吸入される。その後、ボ
ア1b内のピストン15が下死点に到達すると、回転弁
22の回転に伴って吸入通路25の溝部25b後端側が
吸入ポート21を通過し、吸入室17と吸入ポート21
とが遮断される。そして、ピストン15が上死点に向か
って移動を開始すると、冷媒が圧縮されそのボア1b内
の圧力が高圧になるのに伴って吐出弁18bがリテーナ
20に規制されて開弁し、その冷媒は吐出ポート18a
から吐出室18へ吐出される。このように回転弁22が
駆動軸6と同期して回転することにより、各ボア1b内
では冷媒を吸入室17から吸入し、圧縮し、吐出室18
へ吐出する動作が繰り返し行われる。
は、車両空調用冷凍装置としてその回路中に配設され、
使用に供される。この揺動斜板式圧縮機が運転されて駆
動軸6が回転すると、斜板9は駆動軸6とともに回転し
つつ揺動運動する。揺動板12は斜板9に対して回転規
制状態とされて揺動運動のみを行い、これによりピスト
ン15がボア1b内で往復動する。そして、ボア1b内
でピストン15が下死点に向かって移動を開始して吸入
行程に入ると、駆動軸6と同期して回転する回転弁22
の吸入通路25の溝部25b先端側がそのボア1bの吸
入ポート21と対向し、吸入通路25を介して吸入室1
7と吸入ポート21とが連通する。これにより、吸入室
17からそのボア1bに冷媒が吸入される。その後、ボ
ア1b内のピストン15が下死点に到達すると、回転弁
22の回転に伴って吸入通路25の溝部25b後端側が
吸入ポート21を通過し、吸入室17と吸入ポート21
とが遮断される。そして、ピストン15が上死点に向か
って移動を開始すると、冷媒が圧縮されそのボア1b内
の圧力が高圧になるのに伴って吐出弁18bがリテーナ
20に規制されて開弁し、その冷媒は吐出ポート18a
から吐出室18へ吐出される。このように回転弁22が
駆動軸6と同期して回転することにより、各ボア1b内
では冷媒を吸入室17から吸入し、圧縮し、吐出室18
へ吐出する動作が繰り返し行われる。
【0027】こうして、この揺動斜板式圧縮機では、閉
弁状態を維持する方向に働くそれ自身の弾性力に打ち勝
って開弁するフラッパ型の吸入弁を吸入弁手段として採
用していない。このため、ピストン15が吸入行程にあ
れば、各ボア1b内の圧力如何にかかわらず、吸入ポー
ト21から冷媒が各ボア1bに吸入され、吸入遅れを生
じない。このため、この揺動斜板式圧縮機では、圧力損
失が小さく、体積効率が上昇する。また、この揺動斜板
式圧縮機では、高負荷運転時や高速運転時などにおいて
も、上記圧力損失が小さくなるとともに、閉弁時に弁板
3と弾性力により衝突する従来の吸入弁がないため、騒
音が低減され、かつ吸入弁の破損を生じない。
弁状態を維持する方向に働くそれ自身の弾性力に打ち勝
って開弁するフラッパ型の吸入弁を吸入弁手段として採
用していない。このため、ピストン15が吸入行程にあ
れば、各ボア1b内の圧力如何にかかわらず、吸入ポー
ト21から冷媒が各ボア1bに吸入され、吸入遅れを生
じない。このため、この揺動斜板式圧縮機では、圧力損
失が小さく、体積効率が上昇する。また、この揺動斜板
式圧縮機では、高負荷運転時や高速運転時などにおいて
も、上記圧力損失が小さくなるとともに、閉弁時に弁板
3と弾性力により衝突する従来の吸入弁がないため、騒
音が低減され、かつ吸入弁の破損を生じない。
【0028】なお、この揺動斜板式圧縮機では、冷媒の
吸入遅れを生じないため、冷媒が吸入室17と隣接する
高温の吐出室18との隔壁に短時間しか接触せず、冷媒
が加熱されにくいため吸入時にほとんど膨張しない。よ
って濃厚な冷媒を圧縮することとなるため、同一の圧縮
仕事の下でも優れた性能を発揮する。 (変形例1)図5に示すように、上記のような回転弁2
2を用いることにより、吐出ポート18aをボア1bの
中央に位置させて形成することが可能となる。これによ
り、ピストン15のヘッド部に吐出ポート18aと符合
する突起15aを設けることによって、デッドスペース
に残留する冷媒の量を減少させ、体積効率を向上させる
ことができる。 (変形例2)図6に示すように、上記実施例において弁
板3に設けられている吸入ポート21は、シリンダブロ
ック1に設けてもよい。この場合には、吸入ポート21
の長さを短くすることができるため、吸入ポート21内
に残留する圧縮冷媒の量を減少させ、体積効率を向上さ
せることができる。 (変形例3)図7に本変形例の要部の断面図を示す。本
変形例は、駆動軸6の先端部近傍に形成されたフランジ
部61と回転弁22との間にばね26を介装し、このば
ね26によって回転弁22をリア側方向に常時付勢する
ようにしたものである。これにより回転弁22の軸方向
の組付寸法精度が緩和され、同時に回転弁22のがたつ
き、異常摩耗、焼付等の発生が防止される。 (変形例4)図8に示すように、駆動軸6とシリンダブ
ロック1との間にラジアル軸受63を介装させ、そのラ
ジアル軸受63によってばね26の一端を支持するよう
にすれば、駆動軸6にフランジ部を形成する必要がない
ため、組付け性が良好となる。 (変形例5)図9に示すように、シリンダブロック1の
軸心孔1aに張出部1cを設け、その張出部1cに支持
されるスラスト軸受65によってばね25の一端を支持
するようにしても、変形例4と同様に組付け性が良好と
なる。 (実施例2)図10は本実施例に係る揺動斜板式圧縮機
の要部を示す断面図であり、図11は回転弁の斜視図で
あり、図12はリアハウジングの斜視図である。
吸入遅れを生じないため、冷媒が吸入室17と隣接する
高温の吐出室18との隔壁に短時間しか接触せず、冷媒
が加熱されにくいため吸入時にほとんど膨張しない。よ
って濃厚な冷媒を圧縮することとなるため、同一の圧縮
仕事の下でも優れた性能を発揮する。 (変形例1)図5に示すように、上記のような回転弁2
2を用いることにより、吐出ポート18aをボア1bの
中央に位置させて形成することが可能となる。これによ
り、ピストン15のヘッド部に吐出ポート18aと符合
する突起15aを設けることによって、デッドスペース
に残留する冷媒の量を減少させ、体積効率を向上させる
ことができる。 (変形例2)図6に示すように、上記実施例において弁
板3に設けられている吸入ポート21は、シリンダブロ
ック1に設けてもよい。この場合には、吸入ポート21
の長さを短くすることができるため、吸入ポート21内
に残留する圧縮冷媒の量を減少させ、体積効率を向上さ
せることができる。 (変形例3)図7に本変形例の要部の断面図を示す。本
変形例は、駆動軸6の先端部近傍に形成されたフランジ
部61と回転弁22との間にばね26を介装し、このば
ね26によって回転弁22をリア側方向に常時付勢する
ようにしたものである。これにより回転弁22の軸方向
の組付寸法精度が緩和され、同時に回転弁22のがたつ
き、異常摩耗、焼付等の発生が防止される。 (変形例4)図8に示すように、駆動軸6とシリンダブ
ロック1との間にラジアル軸受63を介装させ、そのラ
ジアル軸受63によってばね26の一端を支持するよう
にすれば、駆動軸6にフランジ部を形成する必要がない
ため、組付け性が良好となる。 (変形例5)図9に示すように、シリンダブロック1の
軸心孔1aに張出部1cを設け、その張出部1cに支持
されるスラスト軸受65によってばね25の一端を支持
するようにしても、変形例4と同様に組付け性が良好と
なる。 (実施例2)図10は本実施例に係る揺動斜板式圧縮機
の要部を示す断面図であり、図11は回転弁の斜視図で
あり、図12はリアハウジングの斜視図である。
【0029】本実施例は、上記実施例1の圧縮機におけ
る回転弁22に、吸入弁及び吐出弁の両機能を有するよ
うに構成し、いずれにもフラッパ型の吸入弁及び吐出弁
を使用しないようにしたものである。ここでは、実施例
1と共通する基本的構成部分の説明は省略し、異なる部
分を中心に説明する。なお、共通する部材の符号は同じ
ものを使用する。
る回転弁22に、吸入弁及び吐出弁の両機能を有するよ
うに構成し、いずれにもフラッパ型の吸入弁及び吐出弁
を使用しないようにしたものである。ここでは、実施例
1と共通する基本的構成部分の説明は省略し、異なる部
分を中心に説明する。なお、共通する部材の符号は同じ
ものを使用する。
【0030】回転弁22の外周面には、周方向に延在す
る吸入通路25の溝部25b先端側と隣接し所定距離離
間した位置で軸方向に延在する溝状の吐出通路27が形
成されている。この吐出通路27は、回転弁22のリア
側端面近傍から弁板3に形成された吸入・吐出ポート2
1と対向する位置まで延在している。一方、リアハウジ
ング4には、吐出通路27のリア側端部と対向して管状
溝41が形成されているとともに、この管状溝41には
吐出室18に貫通する適数個の吐出孔42が形成されて
いる。これにより、吐出通路27が吐出行程にある各ボ
ア1bの吸入・吐出ポート21と対向したときには、吐
出通路27を介して吐出室18と吸入・吐出ポート21
とが連通するようになっている。
る吸入通路25の溝部25b先端側と隣接し所定距離離
間した位置で軸方向に延在する溝状の吐出通路27が形
成されている。この吐出通路27は、回転弁22のリア
側端面近傍から弁板3に形成された吸入・吐出ポート2
1と対向する位置まで延在している。一方、リアハウジ
ング4には、吐出通路27のリア側端部と対向して管状
溝41が形成されているとともに、この管状溝41には
吐出室18に貫通する適数個の吐出孔42が形成されて
いる。これにより、吐出通路27が吐出行程にある各ボ
ア1bの吸入・吐出ポート21と対向したときには、吐
出通路27を介して吐出室18と吸入・吐出ポート21
とが連通するようになっている。
【0031】以上のように構成された揺動斜板式圧縮機
において、駆動軸6が回転すると図示しないピストンが
ボア1b内で往復動する。そして、ボア1b内でピスト
ンが吸入行程に入ると、回転弁22の吸入通路25の溝
部25b先端側がそのボア1bの吸入・吐出ポート21
と対向し、吸入通路25を介して吸入室17からそのボ
ア1bに冷媒が吸入される。その後、回転弁22の回転
に伴って吸入通路25の溝部25b後端側が吸入・吐出
ポート21を通過すると、吸入室17と吸入・吐出ポー
ト21とが遮断されて、そのボア1b内は圧縮行程に移
る。そして、回転弁22がさらに回転すると、そのボア
1bの吸入・吐出ポート21と吐出通路27が対向して
吐出室18と吸入・吐出ポート21とが連通し、ボア1
b内の圧縮冷媒が吐出室18へ吐出される。このように
回転弁22が駆動軸6と同期して回転することにより、
各ボア1b内では冷媒を吸入室17から吸入し、圧縮
し、吐出室18へ吐出する動作が繰り返し行われ、かつ
各ボア1bに対して連続的に行われる。
において、駆動軸6が回転すると図示しないピストンが
ボア1b内で往復動する。そして、ボア1b内でピスト
ンが吸入行程に入ると、回転弁22の吸入通路25の溝
部25b先端側がそのボア1bの吸入・吐出ポート21
と対向し、吸入通路25を介して吸入室17からそのボ
ア1bに冷媒が吸入される。その後、回転弁22の回転
に伴って吸入通路25の溝部25b後端側が吸入・吐出
ポート21を通過すると、吸入室17と吸入・吐出ポー
ト21とが遮断されて、そのボア1b内は圧縮行程に移
る。そして、回転弁22がさらに回転すると、そのボア
1bの吸入・吐出ポート21と吐出通路27が対向して
吐出室18と吸入・吐出ポート21とが連通し、ボア1
b内の圧縮冷媒が吐出室18へ吐出される。このように
回転弁22が駆動軸6と同期して回転することにより、
各ボア1b内では冷媒を吸入室17から吸入し、圧縮
し、吐出室18へ吐出する動作が繰り返し行われ、かつ
各ボア1bに対して連続的に行われる。
【0032】したがって、この揺動斜板式圧縮機では、
駆動軸6と同期して回転する回転弁22が吸入弁及び吐
出弁の両機能を有するように構成されているため、圧力
損失を大幅に小さくさせることができ、体積効率を一層
向上させることができるとともに、フラッパ型の吸入弁
及び吐出弁使用時のように騒音や破損が発生する恐れを
解消させることができる。
駆動軸6と同期して回転する回転弁22が吸入弁及び吐
出弁の両機能を有するように構成されているため、圧力
損失を大幅に小さくさせることができ、体積効率を一層
向上させることができるとともに、フラッパ型の吸入弁
及び吐出弁使用時のように騒音や破損が発生する恐れを
解消させることができる。
【0033】また、この揺動斜板式圧縮機では、複数の
ボア1bに対する吸入弁と吐出弁とを一つの部品で構成
することができるため、部品点数が激減し、その構造を
著しく簡略化することができる。 (変形例6)上記実施例1及び実施例2では、一方側に
ピストンヘッドをもつ単頭型ピストンを用いて構成され
る揺動斜板式圧縮機を例にとって説明したが、シリンダ
ブロックの中央部に斜板室をもち、その両側に対設され
たボア内を両頭ピストンが往復動するように構成された
両頭斜板式圧縮機に対しても本発明を適用できる。この
場合、フロント側及びリア側の各ボアに対して、それぞ
れ同様の吸入ポート及び回転弁をほぼ対称的に配設する
が、一つのピストンについてフロント側とリア側とでは
吸入行程と吐出行程が逆になることから、二つの回転弁
はほぼ180°位相をずらせて駆動軸に固着し、吸入行
程にある各ボアに対して吸入室から冷媒が流入するよう
にすればよい。 (実施例3)図13、14は本実施例に係る両頭斜板式
圧縮機の断面図である。この両頭斜板式圧縮機では、中
央部に低圧室たる斜板室30を形成する一対のシリンダ
ブロック31a、31bが両端に弁板32及びリテーナ
33を介してフロント及びリアハウジング34、35と
ともに通しボルト36により固着されており、弁板32
とリテーナ33との間にはフラッパ型の吐出弁37が挟
持されている。フロントハウジング34及び両シリンダ
ブロック31a、31bには軸封装置34a、ラジアル
軸受34b、34cを介して駆動軸38が軸支されてお
り、この駆動軸38には斜板室30に位置する斜板39
がスラスト軸受34d、34eを介して固着されてい
る。両シリンダブロック31a、31bには5対のボア
40が形成されており、各ボア40には斜板39にシュ
ー41を介して両頭ピストン42(図14では図示せ
ず)が収納されている。各弁板32には各ボア40との
連通を吐出弁37で閉塞する吐出ポート32aが貫設さ
れており、各ピストン42のヘッド部には、この吐出ポ
ート32aの径よりも小さい径であってかつ同吐出ポー
ト32aの深さよりも長く突出する突起42aが突設さ
れている。また、斜板室30には冷凍回路より冷媒を導
入する冷媒導入孔30aが開口されており、フロント及
びリアハウジング34、35には吐出ポート32aと吐
出弁37を介して連通する吐出室35aが形成され、こ
の吐出室35aは図示しない冷媒導出孔により冷凍回路
に接続されている。さらに、シリンダブロック31a、
31bには、下死点位置のピストン42のヘッド部を跨
いで斜板室30と各ボア40とを連通する吸入ポート3
0bが形成されている。
ボア1bに対する吸入弁と吐出弁とを一つの部品で構成
することができるため、部品点数が激減し、その構造を
著しく簡略化することができる。 (変形例6)上記実施例1及び実施例2では、一方側に
ピストンヘッドをもつ単頭型ピストンを用いて構成され
る揺動斜板式圧縮機を例にとって説明したが、シリンダ
ブロックの中央部に斜板室をもち、その両側に対設され
たボア内を両頭ピストンが往復動するように構成された
両頭斜板式圧縮機に対しても本発明を適用できる。この
場合、フロント側及びリア側の各ボアに対して、それぞ
れ同様の吸入ポート及び回転弁をほぼ対称的に配設する
が、一つのピストンについてフロント側とリア側とでは
吸入行程と吐出行程が逆になることから、二つの回転弁
はほぼ180°位相をずらせて駆動軸に固着し、吸入行
程にある各ボアに対して吸入室から冷媒が流入するよう
にすればよい。 (実施例3)図13、14は本実施例に係る両頭斜板式
圧縮機の断面図である。この両頭斜板式圧縮機では、中
央部に低圧室たる斜板室30を形成する一対のシリンダ
ブロック31a、31bが両端に弁板32及びリテーナ
33を介してフロント及びリアハウジング34、35と
ともに通しボルト36により固着されており、弁板32
とリテーナ33との間にはフラッパ型の吐出弁37が挟
持されている。フロントハウジング34及び両シリンダ
ブロック31a、31bには軸封装置34a、ラジアル
軸受34b、34cを介して駆動軸38が軸支されてお
り、この駆動軸38には斜板室30に位置する斜板39
がスラスト軸受34d、34eを介して固着されてい
る。両シリンダブロック31a、31bには5対のボア
40が形成されており、各ボア40には斜板39にシュ
ー41を介して両頭ピストン42(図14では図示せ
ず)が収納されている。各弁板32には各ボア40との
連通を吐出弁37で閉塞する吐出ポート32aが貫設さ
れており、各ピストン42のヘッド部には、この吐出ポ
ート32aの径よりも小さい径であってかつ同吐出ポー
ト32aの深さよりも長く突出する突起42aが突設さ
れている。また、斜板室30には冷凍回路より冷媒を導
入する冷媒導入孔30aが開口されており、フロント及
びリアハウジング34、35には吐出ポート32aと吐
出弁37を介して連通する吐出室35aが形成され、こ
の吐出室35aは図示しない冷媒導出孔により冷凍回路
に接続されている。さらに、シリンダブロック31a、
31bには、下死点位置のピストン42のヘッド部を跨
いで斜板室30と各ボア40とを連通する吸入ポート3
0bが形成されている。
【0034】この両頭斜板式圧縮機においては、ピスト
ン42が下死点側に向かえば、斜板室30と各ボア40
とが吸入ポート30bにより所定時間連通されることに
より、冷媒導入孔30aから導入した斜板室30内の冷
媒は順次各ボア40内に吸入される。このように、ピス
トン42の往復動により各ボア40の吸入が行われるた
め、吸入遅れがない。
ン42が下死点側に向かえば、斜板室30と各ボア40
とが吸入ポート30bにより所定時間連通されることに
より、冷媒導入孔30aから導入した斜板室30内の冷
媒は順次各ボア40内に吸入される。このように、ピス
トン42の往復動により各ボア40の吸入が行われるた
め、吸入遅れがない。
【0035】また、この両頭斜板式圧縮機においては、
ピストン42が上死点側に向かえば、ピストン42のヘ
ッド部で吐出ポート32aの深さよりも長く突設された
突起42aが強制的に吐出弁37をリテーナ33に規制
される状態まで押し開き、突起42aと吐出ポート32
aとの間隙からボア40内の冷媒を吐出室35aに吐出
させる。このため、ピストン42が吐出行程にあれば、
各ボア40内の圧力如何にかかわらず、吐出ポート32
aから冷媒が吐出室35a、冷媒導出孔を介して冷凍回
路に吐出され、吐出遅れを生じない。この後、ピストン
42が復動すれば、吐出弁37は突起42aと当接した
まま滑らかに弁板32側に復帰する。
ピストン42が上死点側に向かえば、ピストン42のヘ
ッド部で吐出ポート32aの深さよりも長く突設された
突起42aが強制的に吐出弁37をリテーナ33に規制
される状態まで押し開き、突起42aと吐出ポート32
aとの間隙からボア40内の冷媒を吐出室35aに吐出
させる。このため、ピストン42が吐出行程にあれば、
各ボア40内の圧力如何にかかわらず、吐出ポート32
aから冷媒が吐出室35a、冷媒導出孔を介して冷凍回
路に吐出され、吐出遅れを生じない。この後、ピストン
42が復動すれば、吐出弁37は突起42aと当接した
まま滑らかに弁板32側に復帰する。
【0036】したがって、この両頭斜板式圧縮機では、
圧力損失が小さく、体積効率が上昇し、高負荷運転時や
高速運転時などにおいても、騒音がより低減され、かつ
構成部品の破損をより生じにくい。また、この両頭斜板
式圧縮機においては、フロント及びリアハウジング3
4、35に一般的な吸入室を設ける必要がなく、一般的
なフラッパ型の吸入弁を採用しないため、小型化及び軽
量化を実現することもできる。 (実施例4)図15、16は本実施例に係る揺動斜板式
圧縮機の断面図である。この揺動斜板式圧縮機は、吸入
弁手段として平板状の回転弁を採用しない点等について
実施例1のものと異なるが、他の構成は実施例1のもの
とほぼ同一であるため、ほぼ同一の構成については同一
符号を付して説明を省略する。
圧力損失が小さく、体積効率が上昇し、高負荷運転時や
高速運転時などにおいても、騒音がより低減され、かつ
構成部品の破損をより生じにくい。また、この両頭斜板
式圧縮機においては、フロント及びリアハウジング3
4、35に一般的な吸入室を設ける必要がなく、一般的
なフラッパ型の吸入弁を採用しないため、小型化及び軽
量化を実現することもできる。 (実施例4)図15、16は本実施例に係る揺動斜板式
圧縮機の断面図である。この揺動斜板式圧縮機は、吸入
弁手段として平板状の回転弁を採用しない点等について
実施例1のものと異なるが、他の構成は実施例1のもの
とほぼ同一であるため、ほぼ同一の構成については同一
符号を付して説明を省略する。
【0037】シリンダブロック1の後端には弁板43、
吐出弁44及びリテーナ45を挟持してリアハウジング
4が通しボルト16により固着されている。リアハウジ
ング4の内周側には低圧室たる吸入室17が形成され、
この吸入室17の外周側に環状の吐出室18が形成され
ている。吸入室17は冷媒導入孔46aにより冷凍回路
と接続されており、吐出室18は冷媒導出孔46bによ
り同冷凍回路と接続されている。
吐出弁44及びリテーナ45を挟持してリアハウジング
4が通しボルト16により固着されている。リアハウジ
ング4の内周側には低圧室たる吸入室17が形成され、
この吸入室17の外周側に環状の吐出室18が形成され
ている。吸入室17は冷媒導入孔46aにより冷凍回路
と接続されており、吐出室18は冷媒導出孔46bによ
り同冷凍回路と接続されている。
【0038】吸入室17内では駆動軸6の後端にシリン
ダブロック1との間にラジアル軸受6d及び弁板43と
の間にスラスト軸受6eを介して回転弁47がボルト4
8により固着されており、弁板43の内周側には均等半
径で吸入室17に開口する複数の吸入ポート43bがボ
ス状に貫設されている。回転弁47には三日月状の吸入
通路47aが貫設されており、吸入通路47aと整合す
る吸入ポート43aが開放可能にされている。
ダブロック1との間にラジアル軸受6d及び弁板43と
の間にスラスト軸受6eを介して回転弁47がボルト4
8により固着されており、弁板43の内周側には均等半
径で吸入室17に開口する複数の吸入ポート43bがボ
ス状に貫設されている。回転弁47には三日月状の吸入
通路47aが貫設されており、吸入通路47aと整合す
る吸入ポート43aが開放可能にされている。
【0039】また、弁板43の外周側には複数の吐出ポ
ート43aが貫設され、各ボア1bは、ピストン15が
上死点に向かう吐出行程にあるとき、容積縮小途上のボ
ア1b内の冷媒が吐出弁44をリテーナ45(図16で
は図示せず)に規制されて押し開くことにより、各吐出
ポート43bを介して吐出室18と連通される。この揺
動斜板式圧縮機においては、吸入室17内で駆動軸6と
同期して回転弁47が回転すると、吸入行程にある各ボ
ア1bの吸入ポート43aと吸入室17とが回転弁47
の吸入通路47aを介して所定時間連通されることによ
り、吸入室17内の冷媒が順次各ボア1b内に吸入され
る。このように、この揺動斜板式圧縮機においても、回
転弁47が回転することにより各ボア1bに対して吸入
ポート43aの開閉が行われるため、吸入遅れがない。
ート43aが貫設され、各ボア1bは、ピストン15が
上死点に向かう吐出行程にあるとき、容積縮小途上のボ
ア1b内の冷媒が吐出弁44をリテーナ45(図16で
は図示せず)に規制されて押し開くことにより、各吐出
ポート43bを介して吐出室18と連通される。この揺
動斜板式圧縮機においては、吸入室17内で駆動軸6と
同期して回転弁47が回転すると、吸入行程にある各ボ
ア1bの吸入ポート43aと吸入室17とが回転弁47
の吸入通路47aを介して所定時間連通されることによ
り、吸入室17内の冷媒が順次各ボア1b内に吸入され
る。このように、この揺動斜板式圧縮機においても、回
転弁47が回転することにより各ボア1bに対して吸入
ポート43aの開閉が行われるため、吸入遅れがない。
【0040】したがって、この揺動斜板式圧縮機におい
ても、圧力損失が小さく、体積効率が上昇し、高負荷運
転時や高速運転時などにおいても、騒音が低減され、か
つ構成部品の破損を生じにくい。 (変形例7)上記実施例4では、同期手段として回転弁
47を駆動軸6に固着したが、同期手段として同期信号
検出手段と駆動手段とを採用して回転弁47を駆動させ
ることもできる。この場合、図示はしないが、例えば、
駆動軸に永久磁石を固着するとともに、この永久磁石に
より1回転毎に電磁誘導されるコイルを設け、かかるコ
イルとマイクロコンピュータとを接続する。これら永久
磁石、コイル及びマイクロコンピュータが同期信号検出
手段である。そして、マイクロコンピュータに駆動回路
を接続し、この駆動回路を回転弁駆動用のモータと接続
する。駆動回路及びモータが駆動手段である。こうした
場合であっても、実施例4と同様の作用及び効果を奏す
ることができる。 (実施例5)図17〜19は本実施例に係る揺動斜板式
圧縮機の断面図である。この揺動斜板式圧縮機は、吸入
弁手段としての回転弁を採用してない点等について実施
例1のものと異なるが、他の構成は実施例1のものとほ
ぼ同一であるため、ほぼ同一の構成については同一符号
を付して説明を省略する。
ても、圧力損失が小さく、体積効率が上昇し、高負荷運
転時や高速運転時などにおいても、騒音が低減され、か
つ構成部品の破損を生じにくい。 (変形例7)上記実施例4では、同期手段として回転弁
47を駆動軸6に固着したが、同期手段として同期信号
検出手段と駆動手段とを採用して回転弁47を駆動させ
ることもできる。この場合、図示はしないが、例えば、
駆動軸に永久磁石を固着するとともに、この永久磁石に
より1回転毎に電磁誘導されるコイルを設け、かかるコ
イルとマイクロコンピュータとを接続する。これら永久
磁石、コイル及びマイクロコンピュータが同期信号検出
手段である。そして、マイクロコンピュータに駆動回路
を接続し、この駆動回路を回転弁駆動用のモータと接続
する。駆動回路及びモータが駆動手段である。こうした
場合であっても、実施例4と同様の作用及び効果を奏す
ることができる。 (実施例5)図17〜19は本実施例に係る揺動斜板式
圧縮機の断面図である。この揺動斜板式圧縮機は、吸入
弁手段としての回転弁を採用してない点等について実施
例1のものと異なるが、他の構成は実施例1のものとほ
ぼ同一であるため、ほぼ同一の構成については同一符号
を付して説明を省略する。
【0041】シリンダブロック1の後端には弁板49、
吐出弁50及びリテーナ51を挟持してリアハウジング
4が通しボルト16により固着されている。リアハウジ
ング4の内周側には低圧室たる吸入室17が形成され、
この吸入室17の外周側に環状の吐出室18が形成され
ている。吸入室17は冷媒導入孔52aにより冷凍回路
と接続されており、吐出室18は冷媒導出孔52bによ
り同冷凍回路と接続されている。
吐出弁50及びリテーナ51を挟持してリアハウジング
4が通しボルト16により固着されている。リアハウジ
ング4の内周側には低圧室たる吸入室17が形成され、
この吸入室17の外周側に環状の吐出室18が形成され
ている。吸入室17は冷媒導入孔52aにより冷凍回路
と接続されており、吐出室18は冷媒導出孔52bによ
り同冷凍回路と接続されている。
【0042】クランク室5内では駆動軸6に図19に示
すカム53が嵌合されており、弁板49には吸入室17
と連通する複数の吸入ポート49aが貫設され、これら
吸入ポート49aはシリンダブロック1に刻設された複
数のスプール室54と連通されている。シリンダブロッ
ク1にはスプール室54から軸前方に向かって延びクラ
ンク室5に開口するロッド孔55aが貫設されており、
このロッド孔55aにはスプール室54内で吸入ポート
49aを開閉可能なスプール56aを後端にもつロッド
56がコイルばね56bによって軸前方に付勢された状
態で装備されている。このロッド56の先端はカム53
に当接されている。カム53には、図19に示すよう
に、端面から所定円周角度だけ突出する凸部53aが形
成されており、この凸部53aに案内されてロッド56
が軸後方に退動することにより、ロッド56のスプール
56aは吸入ポート49aを閉鎖可能になされている。
すカム53が嵌合されており、弁板49には吸入室17
と連通する複数の吸入ポート49aが貫設され、これら
吸入ポート49aはシリンダブロック1に刻設された複
数のスプール室54と連通されている。シリンダブロッ
ク1にはスプール室54から軸前方に向かって延びクラ
ンク室5に開口するロッド孔55aが貫設されており、
このロッド孔55aにはスプール室54内で吸入ポート
49aを開閉可能なスプール56aを後端にもつロッド
56がコイルばね56bによって軸前方に付勢された状
態で装備されている。このロッド56の先端はカム53
に当接されている。カム53には、図19に示すよう
に、端面から所定円周角度だけ突出する凸部53aが形
成されており、この凸部53aに案内されてロッド56
が軸後方に退動することにより、ロッド56のスプール
56aは吸入ポート49aを閉鎖可能になされている。
【0043】また、弁板49の外周側には複数の吐出ポ
ート49aが貫設され、各ボア1bは、ピストン15が
上死点に向かう吐出行程にあるとき、容積縮小途上のボ
ア1b内の冷媒が吐出弁50をリテーナ51に規制され
て押し開くことにより、各吐出ポート49bを介して吐
出室18と連通される。この揺動斜板式圧縮機において
は、駆動軸6と同期してカム53が回転すると、ロッド
56が出没し、これにより吸入行程にある各ボア1bの
吸入ポート49aと吸入室17とが所定時間連通され、
吸入室17の冷媒が順次各ボア1b内に吸入される。こ
のように、ロッド56が出没することにより各ボア1b
に対して吸入ポート49aの開閉が行われるため、吸入
遅れがない。
ート49aが貫設され、各ボア1bは、ピストン15が
上死点に向かう吐出行程にあるとき、容積縮小途上のボ
ア1b内の冷媒が吐出弁50をリテーナ51に規制され
て押し開くことにより、各吐出ポート49bを介して吐
出室18と連通される。この揺動斜板式圧縮機において
は、駆動軸6と同期してカム53が回転すると、ロッド
56が出没し、これにより吸入行程にある各ボア1bの
吸入ポート49aと吸入室17とが所定時間連通され、
吸入室17の冷媒が順次各ボア1b内に吸入される。こ
のように、ロッド56が出没することにより各ボア1b
に対して吸入ポート49aの開閉が行われるため、吸入
遅れがない。
【0044】したがって、この揺動斜板式圧縮機におい
ても、圧力損失が小さく、体積効率が上昇し、高負荷運
転時や高速運転時などにおいても、騒音が低減され、か
つ構成部品の破損を生じにくい。 (変形例8)上記実施例5では、同期手段としてカム5
3を駆動軸6に固着したが、同期手段として吸入行程と
同期する同期信号検出手段と駆動手段とを採用してロッ
ド56を出没させることもできる。この場合、他の構成
は実施例5のものと同一であるため、同一の構成につい
ては図20において同一符号を付して説明を省略する。
ても、圧力損失が小さく、体積効率が上昇し、高負荷運
転時や高速運転時などにおいても、騒音が低減され、か
つ構成部品の破損を生じにくい。 (変形例8)上記実施例5では、同期手段としてカム5
3を駆動軸6に固着したが、同期手段として吸入行程と
同期する同期信号検出手段と駆動手段とを採用してロッ
ド56を出没させることもできる。この場合、他の構成
は実施例5のものと同一であるため、同一の構成につい
ては図20において同一符号を付して説明を省略する。
【0045】例えば、図示はしないが、駆動軸6に永久
磁石を固着するとともに、駆動軸6廻りにはこの永久磁
石により1回転毎に電磁誘導されるコイルを設け、かか
るコイルとマイクロコンピュータとを接続する。これら
永久磁石、コイル及びマイクロコンピュータが同期信号
検出手段である。そして、マイクロコンピュータに駆動
回路を接続し、この駆動回路をソレノイドと接続する。
一方、ロッド56はコイルばね56bによって軸後方に
付勢された状態で装備されており、ソレノイド57は励
磁によりコイルばね56bの付勢力に抗してロッド56
の先端を吸引可能になされている。駆動回路76及びソ
レノイド57が駆動手段である。こうした場合であって
も、実施例5と同様の作用及び効果を奏することができ
る。 (変形例9)上記実施例5及び変形例8では、先端にス
プール56aをもつロッド56を採用し、このスプール
56aが吸入ポート49bの開閉を行なう構成とした
が、図21に示すように、弁板49とシリンダブロック
1との間にフラッパ型の吸入弁58を介在し、ロッド5
6の先端にゴムブッシュ71及びナット72を介して吸
入弁58の吸入弁部58aを挟持させることもできる。
なお、弁板49の吸入ポート59にはナット72を収納
する凹部59aを設け、吸入弁58には吐出ポート49
bを整合させる。この場合、他の構成は実施例5のもの
と同一であるため、同一の構成については同一符号を付
して説明を省略する。
磁石を固着するとともに、駆動軸6廻りにはこの永久磁
石により1回転毎に電磁誘導されるコイルを設け、かか
るコイルとマイクロコンピュータとを接続する。これら
永久磁石、コイル及びマイクロコンピュータが同期信号
検出手段である。そして、マイクロコンピュータに駆動
回路を接続し、この駆動回路をソレノイドと接続する。
一方、ロッド56はコイルばね56bによって軸後方に
付勢された状態で装備されており、ソレノイド57は励
磁によりコイルばね56bの付勢力に抗してロッド56
の先端を吸引可能になされている。駆動回路76及びソ
レノイド57が駆動手段である。こうした場合であって
も、実施例5と同様の作用及び効果を奏することができ
る。 (変形例9)上記実施例5及び変形例8では、先端にス
プール56aをもつロッド56を採用し、このスプール
56aが吸入ポート49bの開閉を行なう構成とした
が、図21に示すように、弁板49とシリンダブロック
1との間にフラッパ型の吸入弁58を介在し、ロッド5
6の先端にゴムブッシュ71及びナット72を介して吸
入弁58の吸入弁部58aを挟持させることもできる。
なお、弁板49の吸入ポート59にはナット72を収納
する凹部59aを設け、吸入弁58には吐出ポート49
bを整合させる。この場合、他の構成は実施例5のもの
と同一であるため、同一の構成については同一符号を付
して説明を省略する。
【0046】こうした場合であっても、実施例5、6と
同様の作用及び効果を奏することができる。 (変形例10)上記変形例8では、同期信号検出手段に
より吸入行程と同期してロッド56を出没させたが、同
期信号検出手段により吐出手段と同期してロッド56を
出没させることもできる。この場合、他の構成は実施例
5のものと同一であるため、同一の構成については図2
0において同一符号を付して説明を省略する。
同様の作用及び効果を奏することができる。 (変形例10)上記変形例8では、同期信号検出手段に
より吸入行程と同期してロッド56を出没させたが、同
期信号検出手段により吐出手段と同期してロッド56を
出没させることもできる。この場合、他の構成は実施例
5のものと同一であるため、同一の構成については図2
0において同一符号を付して説明を省略する。
【0047】例えば、図22に示すように、ピストン1
5に永久磁石73を固着するとともに、ボア1bの所定
位置にこの永久磁石73により電磁誘導されるコイル7
4を設け、かかるコイル74とマイクロコンピュータ7
5とを接続する。これら永久磁石73、コイル74及び
マイクロコンピュータ75が同期信号検出手段である。
そして、マイクロコンピュータ75に駆動回路76を接
続し、この駆動回路76をソレノイド57と接続する。
また、リアハウジング4には、冷媒導入孔52aが設け
られた吸入室17を外周側に設け、冷媒導出孔52bが
設けられた吐出室18を内周側に設け、弁板49にはボ
ア1b側にフラッパ型の吸入弁58を設ける。弁板49
には吸入弁58の弁部分と整合して吸入ポート49aが
貫設されており、弁板49、吸入弁58及びシリンダブ
ロック1には整合する吐出ポート49bが形成されてい
る。一方、ロッド56はコイルばね56bによって軸前
方に付勢された状態で装備されており、ソレノイド57
は励磁によりコイルばね56bの付勢力に抗して鉄芯5
6cを吸引し、これによりロッド56の先端のスプール
56aを吸引して吐出ポート49bを開放可能になされ
ている。この場合、駆動回路76及びソレノイド57が
駆動手段である。
5に永久磁石73を固着するとともに、ボア1bの所定
位置にこの永久磁石73により電磁誘導されるコイル7
4を設け、かかるコイル74とマイクロコンピュータ7
5とを接続する。これら永久磁石73、コイル74及び
マイクロコンピュータ75が同期信号検出手段である。
そして、マイクロコンピュータ75に駆動回路76を接
続し、この駆動回路76をソレノイド57と接続する。
また、リアハウジング4には、冷媒導入孔52aが設け
られた吸入室17を外周側に設け、冷媒導出孔52bが
設けられた吐出室18を内周側に設け、弁板49にはボ
ア1b側にフラッパ型の吸入弁58を設ける。弁板49
には吸入弁58の弁部分と整合して吸入ポート49aが
貫設されており、弁板49、吸入弁58及びシリンダブ
ロック1には整合する吐出ポート49bが形成されてい
る。一方、ロッド56はコイルばね56bによって軸前
方に付勢された状態で装備されており、ソレノイド57
は励磁によりコイルばね56bの付勢力に抗して鉄芯5
6cを吸引し、これによりロッド56の先端のスプール
56aを吸引して吐出ポート49bを開放可能になされ
ている。この場合、駆動回路76及びソレノイド57が
駆動手段である。
【0048】この揺動斜板式圧縮機においては、吐出行
程にある各ボア1bの吐出ポート49bと吐出室18と
が所定時間連通されることにより、各ボア1bの冷媒が
順次吐出室18内に吐出され、吐出遅れがない。このた
め、この揺動斜板式圧縮機では、ピストン15が吐出行
程にあれば、各ボア1b内の圧力如何にかかわらず、吐
出ポート49bから冷媒が吐出室18に吐出され、吐出
遅れを生じない。よって、圧力損失が小さく、体積効率
が上昇する。また、この揺動斜板式圧縮機では、高負荷
運転時や高速運転時などにおいても、上記圧力損失が小
さくなるとともに、閉弁時に従来のようなフラッパ型の
吐出弁が弾性力により弁板49と衝突しないため、騒音
が低減され、かつ構成部品の破損を生じにくい。 (変形例11)実施例5又は変形例9において、カム5
3に凸部53と同心上に吐出行程と同期する他の凸部を
突出させ、この凸部により出没可能なロッドにより吐出
ポートを強制的に開放させることもできる。
程にある各ボア1bの吐出ポート49bと吐出室18と
が所定時間連通されることにより、各ボア1bの冷媒が
順次吐出室18内に吐出され、吐出遅れがない。このた
め、この揺動斜板式圧縮機では、ピストン15が吐出行
程にあれば、各ボア1b内の圧力如何にかかわらず、吐
出ポート49bから冷媒が吐出室18に吐出され、吐出
遅れを生じない。よって、圧力損失が小さく、体積効率
が上昇する。また、この揺動斜板式圧縮機では、高負荷
運転時や高速運転時などにおいても、上記圧力損失が小
さくなるとともに、閉弁時に従来のようなフラッパ型の
吐出弁が弾性力により弁板49と衝突しないため、騒音
が低減され、かつ構成部品の破損を生じにくい。 (変形例11)実施例5又は変形例9において、カム5
3に凸部53と同心上に吐出行程と同期する他の凸部を
突出させ、この凸部により出没可能なロッドにより吐出
ポートを強制的に開放させることもできる。
【0049】また、変形例8又は変形例9において、吐
出行程と同期して励磁される他のソレノイドを設け、こ
のソレノイドにより出没可能なロッドにより吐出ポート
を強制的に開放させることもできる。これらの場合に
は、吸入遅れと同時に吐出遅れも同時に解決することが
できるため、圧力損失をより小さくできるとともに、騒
音及び構成部品の破損をより生じにくい。
出行程と同期して励磁される他のソレノイドを設け、こ
のソレノイドにより出没可能なロッドにより吐出ポート
を強制的に開放させることもできる。これらの場合に
は、吸入遅れと同時に吐出遅れも同時に解決することが
できるため、圧力損失をより小さくできるとともに、騒
音及び構成部品の破損をより生じにくい。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、本第1発明の往復
動型圧縮機では、吸入弁手段が吸入行程と同期して機械
的に吸入ポートを開閉するため、吸入遅れを防止し、こ
れにより圧力損失が小さく、騒音や破損の発生を防止す
ることができる。また、本第2発明の往復動型圧縮機で
は、吐出弁手段が吐出行程と同期して機械的に吐出ポー
トを開閉するため、吐出遅れを防止し、これにより圧力
損失が小さく、騒音や破損の発生を防止することができ
る。
動型圧縮機では、吸入弁手段が吸入行程と同期して機械
的に吸入ポートを開閉するため、吸入遅れを防止し、こ
れにより圧力損失が小さく、騒音や破損の発生を防止す
ることができる。また、本第2発明の往復動型圧縮機で
は、吐出弁手段が吐出行程と同期して機械的に吐出ポー
トを開閉するため、吐出遅れを防止し、これにより圧力
損失が小さく、騒音や破損の発生を防止することができ
る。
【0051】そして、本第1、第2発明の往復動型圧縮
機では、吸入弁手段が吸入行程と同期して機械的に吸入
ポートを開閉するとともに、吐出弁手段が吐出行程と同
期して機械的に吐出ポートを開閉するため、吸入遅れ及
び吐出遅れを防止し、これにより圧力損失がより小さ
く、騒音や破損の発生をさらに防止することができる。
機では、吸入弁手段が吸入行程と同期して機械的に吸入
ポートを開閉するとともに、吐出弁手段が吐出行程と同
期して機械的に吐出ポートを開閉するため、吸入遅れ及
び吐出遅れを防止し、これにより圧力損失がより小さ
く、騒音や破損の発生をさらに防止することができる。
【図1】実施例1の揺動斜板式圧縮機の縦断面図であ
る。
る。
【図2】実施例1の揺動斜板式圧縮機に係る弁板の平面
図である。
図である。
【図3】実施例1の揺動斜板式圧縮機に係る回転弁の斜
視図である。
視図である。
【図4】実施例1の揺動斜板式圧縮機に係る回転弁の平
面図である。
面図である。
【図5】変形例1の揺動斜板式圧縮機に係る要部の縦断
面図である。
面図である。
【図6】変形例2の揺動斜板式圧縮機に係る要部の縦断
面図である。
面図である。
【図7】変形例3の揺動斜板式圧縮機に係る要部の縦断
面図である。
面図である。
【図8】変形例4の揺動斜板式圧縮機に係る要部の縦断
面図である。
面図である。
【図9】変形例5の揺動斜板式圧縮機に係る要部の縦断
面図である。
面図である。
【図10】実施例2の揺動斜板式圧縮機に係る要部の縦
断面図である。
断面図である。
【図11】実施例2の揺動斜板式圧縮機に係る回転弁の
斜視図である。
斜視図である。
【図12】実施例2の揺動斜板式圧縮機に係るリアハウ
ジングの斜視図である。
ジングの斜視図である。
【図13】実施例3の両頭斜板式圧縮機の縦断面図であ
る。
る。
【図14】実施例3の両頭斜板式圧縮機に係り、図13
のA−A矢視断面図である。
のA−A矢視断面図である。
【図15】実施例4の揺動斜板式圧縮機の縦断面図であ
る。
る。
【図16】実施例4の揺動斜板式圧縮機に係り、図15
のC−C矢視断面図である。
のC−C矢視断面図である。
【図17】実施例5の揺動斜板式圧縮機の一部縦断面図
である。
である。
【図18】実施例5の揺動斜板式圧縮機に係り、図17
のD−D矢視断面図である。
のD−D矢視断面図である。
【図19】実施例5の揺動斜板式圧縮機に係る回転弁の
平面図である。
平面図である。
【図20】変形例8の揺動斜板式圧縮機の一部縦断面図
である。
である。
【図21】変形例9の揺動斜板式圧縮機に係る要部の縦
断面図である。
断面図である。
【図22】変形例10の揺動斜板式圧縮機に係る要部の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図23】従来の揺動斜板式圧縮機の縦断面図である。
【図24】従来の揺動斜板式圧縮機に係り、図22のB
−B矢視断面図である。
−B矢視断面図である。
1、31a、31b…シリンダブロック 2、34…フロントハウジング 1a…軸心孔 3、32、43、49…弁板 4、35…リアハウ
ジング 17、30…低圧室(17…吸入室、30…斜板室) 18、35a…吐出室 13a、30a…冷
媒導入孔 1b、40…ボア 6、38…駆動軸 15、42…ピストン 53、57、76…
駆動手段 21、30b、43a、49a、59…吸入ポート 22、47、56、56a、58…吸入弁手段(22、
47…回転弁、56…ロッド、56a…スプール、58
…吸入弁) 18a、32a、43b、49b…吐出ポート 18b、37、44、50、42a…吐出弁手段(18
b、37、44、50…吐出弁、42a…突起) 25、47a…吸入通路 27…吐出通路(5
3…カム、57…ソレノイド、76…駆動回路) 73、74、75…同期信号検出手段(73…永久磁
石、74…コイル、75…マイクロコンピュータ)
ジング 17、30…低圧室(17…吸入室、30…斜板室) 18、35a…吐出室 13a、30a…冷
媒導入孔 1b、40…ボア 6、38…駆動軸 15、42…ピストン 53、57、76…
駆動手段 21、30b、43a、49a、59…吸入ポート 22、47、56、56a、58…吸入弁手段(22、
47…回転弁、56…ロッド、56a…スプール、58
…吸入弁) 18a、32a、43b、49b…吐出ポート 18b、37、44、50、42a…吐出弁手段(18
b、37、44、50…吐出弁、42a…突起) 25、47a…吸入通路 27…吐出通路(5
3…カム、57…ソレノイド、76…駆動回路) 73、74、75…同期信号検出手段(73…永久磁
石、74…コイル、75…マイクロコンピュータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 忠一 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (10)
- 【請求項1】軸心の周りに該軸心と平行な複数のボアを
有するシリンダブロックと、該シリンダブロックの軸心
孔内に挿嵌支承された駆動軸と、該駆動軸と共動する斜
板に連係されて前記ボア内を直動するピストンと、前記
ボアに連通する各ポートを順次開閉する吸入及び吐出の
各弁手段とを備え、該ピストンが吸入行程にあるときに
低圧室内の冷媒をそれぞれ該吸入ポートを介して容積拡
大途上の該ボアに吸入させ、該ピストンが吐出行程にあ
るときに容積縮小途上の該ボア内の該冷媒をそれぞれ該
吐出ポートを介して吐出室に吐出させる往復動型圧縮機
において、 前記吸入弁手段は、前記吸入行程と同期して機械的に前
記吸入ポートを開閉すべく構成されていることを特徴と
する往復動型圧縮機。 - 【請求項2】前記シリンダブロックの外端を閉塞するハ
ウジングには前記低圧室として吸入室を形成し、前記吸
入弁手段は、前記駆動軸に一体回転可能に装着され、該
吸入室と吸入行程時の前記吸入ポートとを連通させる吸
入通路をもつ回転弁であることを特徴とする請求項1記
載の往復動型圧縮機。 - 【請求項3】前記シリンダブロックの中央部には前記低
圧室として斜板室を形成し、該斜板室と前記各ボアとを
連通すべく該シリンダブロックに前記吸入ポートを形成
し、前記吸入弁手段は、下死点近傍で該吸入ポートを開
放するピストンであることを特徴とする往復動型圧縮
機。 - 【請求項4】前記シリンダブロックの外端を閉塞するハ
ウジングには前記低圧室として吸入室を形成し、前記吸
入弁手段は、出没により前記吸入ポートを開閉するロッ
ドであることを特徴とする請求項1記載の往復動型圧縮
機。 - 【請求項5】前記吸入弁手段は、前記吸入行程と同期す
る同期信号を検出する同期信号検出手段と、該同期信号
検出手段により前記吸入ポートを開閉する駆動手段とを
もつことを特徴とする請求項1記載の往復動型圧縮機。 - 【請求項6】軸心の周りに該軸心と平行な複数のボアを
有するシリンダブロックと、該シリンダブロックの軸心
孔内に挿嵌支承された駆動軸と、該駆動軸と共動する斜
板に連係されて前記ボア内を直動するピストンと、前記
ボアに連通する各ポートを順次開閉する吸入及び吐出の
各弁手段とを備え、該ピストンが吸入行程にあるときに
低圧室内の冷媒をそれぞれ該吸入ポートを介して容積拡
大途上の該ボアに吸入させ、該ピストンが吐出行程にあ
るときに容積縮小途上の該ボア内の該冷媒をそれぞれ該
吐出ポートを介して吐出室に吐出させる往復動型圧縮機
において、 前記吐出弁手段は、前記吐出行程と同期して機械的に前
記吐出ポートを開閉すべく構成されていることを特徴と
する往復動型圧縮機。 - 【請求項7】前記吐出室は前記シリンダブロックの外端
を閉塞するハウジングに形成され、前記吐出弁手段は、
前記駆動軸に一体回転可能に装着され、該吐出室と吐出
行程時の前記吐出ポートとを連通させる吐出通路をもつ
回転弁であることを特徴とする請求項6記載の往復動型
圧縮機。 - 【請求項8】前記吐出室は前記シリンダブロックの外端
を閉塞するハウジングに形成され、前記吐出弁手段は、
上死点近傍で前記吐出ポートを開放するピストンである
ことを特徴とする請求孔6記載の往復動型圧縮機。 - 【請求項9】前記吐出室は前記シリンダブロックの外端
を閉塞するハウジングに形成され、前記吐出弁手段は、
出没により前記吐出ポートを開閉するロッドであること
を特徴とする請求項6記載の往復動型圧縮機。 - 【請求項10】前記吐出弁手段は、前記吐出行程と同期
する同期信号を検出する同期信号検出手段と、該同期信
号検出手段により前記吐出ポートを開閉する駆動手段と
をもつことを特徴とする請求項6記載の往復動型圧縮
機。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4023983A JP2819917B2 (ja) | 1991-09-11 | 1992-02-10 | 往復動型圧縮機 |
| KR1019930000465A KR930018156A (ko) | 1992-02-10 | 1993-01-15 | 왕복 운동형 압축기 |
| DE4303745A DE4303745C2 (de) | 1992-02-10 | 1993-02-09 | Mehrkolben-Kältemittelkompressor |
| US08/016,013 US5429482A (en) | 1991-09-11 | 1993-02-10 | Reciprocatory piston type compressor |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-231853 | 1991-09-11 | ||
| JP23185391 | 1991-09-11 | ||
| JP4023983A JP2819917B2 (ja) | 1991-09-11 | 1992-02-10 | 往復動型圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05126040A true JPH05126040A (ja) | 1993-05-21 |
| JP2819917B2 JP2819917B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=26361433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4023983A Expired - Fee Related JP2819917B2 (ja) | 1991-09-11 | 1992-02-10 | 往復動型圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2819917B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5362208A (en) * | 1992-03-04 | 1994-11-08 | Nippondenso Co., Ltd. | Swash plate type compressor |
| US5478212A (en) * | 1992-03-04 | 1995-12-26 | Nippondenso Co., Ltd. | Swash plate type compressor |
| EP0860607A2 (en) | 1997-02-25 | 1998-08-26 | Sanden Corporation | Suction and discharge valve mechanism for a compressor |
| US6149412A (en) * | 1998-08-05 | 2000-11-21 | Sanden Corporation | Rotation preventing mechanism using thrust ball bearing and scroll type compressor using the same |
| US6200115B1 (en) | 1998-08-04 | 2001-03-13 | Sanden Corporation | Scroll type compressor and rotation preventing mechanism used in the same |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5657975U (ja) * | 1979-10-11 | 1981-05-19 | ||
| JPH04119370U (ja) * | 1991-04-12 | 1992-10-26 | サンデン株式会社 | 圧縮機 |
| JPH04125681U (ja) * | 1991-05-02 | 1992-11-16 | サンデン株式会社 | 圧縮機 |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP4023983A patent/JP2819917B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5657975U (ja) * | 1979-10-11 | 1981-05-19 | ||
| JPH04119370U (ja) * | 1991-04-12 | 1992-10-26 | サンデン株式会社 | 圧縮機 |
| JPH04125681U (ja) * | 1991-05-02 | 1992-11-16 | サンデン株式会社 | 圧縮機 |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5362208A (en) * | 1992-03-04 | 1994-11-08 | Nippondenso Co., Ltd. | Swash plate type compressor |
| US5478212A (en) * | 1992-03-04 | 1995-12-26 | Nippondenso Co., Ltd. | Swash plate type compressor |
| EP0860607A2 (en) | 1997-02-25 | 1998-08-26 | Sanden Corporation | Suction and discharge valve mechanism for a compressor |
| US6012905A (en) * | 1997-02-25 | 2000-01-11 | Sanden Corporation | Suction and discharge valve mechanism for fluid displacement apparatus |
| US6200115B1 (en) | 1998-08-04 | 2001-03-13 | Sanden Corporation | Scroll type compressor and rotation preventing mechanism used in the same |
| US6149412A (en) * | 1998-08-05 | 2000-11-21 | Sanden Corporation | Rotation preventing mechanism using thrust ball bearing and scroll type compressor using the same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2819917B2 (ja) | 1998-11-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |