JPH05126335A - ガスタービンの燃焼制御装置及びガスタービンの燃焼制御方法 - Google Patents

ガスタービンの燃焼制御装置及びガスタービンの燃焼制御方法

Info

Publication number
JPH05126335A
JPH05126335A JP29142391A JP29142391A JPH05126335A JP H05126335 A JPH05126335 A JP H05126335A JP 29142391 A JP29142391 A JP 29142391A JP 29142391 A JP29142391 A JP 29142391A JP H05126335 A JPH05126335 A JP H05126335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
gas
gas turbine
flow rate
combustor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29142391A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiyuki Hirose
文之 広瀬
Isao Sato
勲 佐藤
Akira Shimura
明 志村
Minoru Takaba
稔 鷹羽
Masae Takahashi
正衛 高橋
Koji Takahashi
浩二 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP29142391A priority Critical patent/JPH05126335A/ja
Publication of JPH05126335A publication Critical patent/JPH05126335A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】低NOx値でしかも安定燃焼に制御することが
できるガスタービンの燃焼制御装置及びガスタービンの
燃焼制御方法を提供することを目的とする。 【構成】個々の燃焼器1の燃焼状態に係る状態量を制御
因子25として計測してその計測値27を出力する計測
器26と、その計測器26からの計測値27に基づいて
燃焼用の空気流量を調整する調整手段32,40,4
2,44とを備える。この結果、個々の燃焼器の燃焼状
態に係る状態量を制御因子25として計測し、その計測
値27に基づいて燃焼用の空気流量を調整することがで
きる。従って、個々の燃焼器1の燃焼状態を監視し、燃
焼器1の一部に不安定燃焼が生じたとき、燃焼用の空気
流量を調整するので、積極的に均一に低NOx値でしか
も安定燃焼に制御することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予混合燃焼方式の燃焼
器を複数本装備したガスタービンの燃焼を制御するため
の装置及びその方法に係り、特に燃焼器の一部(1本乃
至複数本)に不安定燃焼が生じたとしても、積極的に均
一に低NOx値でしかも安定燃焼に制御することができ
るガスタービンの燃焼制御装置及びガスタービンの燃焼
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、予混合燃焼方式の燃焼器を複数本
装備したガスタービンの一般的な構造を、図9乃至図1
2を参照して説明する。
【0003】図において、1は燃焼器である。この燃焼
器1は、複数本、例えば10本周方向に配置されてい
る。2はタービン部である。このタービン部2にはター
ビン3と圧縮器4とが同軸に配置されている。5は排気
部である。前記燃焼器1は、図12に示すように、1段
目燃焼室6と、2段目燃焼室7と、前記1段目燃焼室6
と2段目燃焼室7との間で、かつ2段目燃焼室7の上流
側に設けた予混合部としてのスワラ8と、そのスワラ8
に隣接して設けた燃料ノズル9及び空気流量調整機10
とを備える。
【0004】次に、上述のガスタービンの燃焼運転につ
いて説明する。
【0005】すなわち、燃料11が燃料ノズル9からス
ワラ8に供給され、また圧縮空気(燃焼用空気であっ
て、以下単に空気と称する。)12が圧縮機4からスワ
ラ8に供給され、その燃料11と空気12とがスワラ8
において予め混合される。その予混合された燃料11及
び空気12が2段目燃焼室7において燃焼される。その
燃焼ガス13がタービン3に流入してそのタービン3及
び圧縮機4を駆動させる。そして、上述の燃焼ガス13
が排気ガス14となって排気部5から排出される。
【0006】かかるガスタービンの燃焼運転において
は、高出力が効率良く得られ、かつNOx値が低くなる
ように、スワラ8中の燃料11の流量と空気12の流量
との比、すわわち燃空比(燃料量/空気流)を調整する
必要がある。
【0007】図15は、燃焼器1のスワラ8における燃
空比と、燃焼ガス13又は排気ガス14の特性との関係
を示した説明図である。この図15に示すように、ある
予混合状態において、窒素酸化物(NOx)及び一酸化
炭素(CO)が低い燃空比の範囲24が存在する。従っ
て、この範囲24内で、燃空比を調整すれば、高出力及
び低NOxのガスタービンの燃焼運転が得られることと
なる。
【0008】以下、上述のガスタービンの高出力及び低
NOx燃焼運転するための基準制御装置について図13
を参照して説明する。
【0009】図において、15は制御器である。この制
御器15は、スワラ8に供給する燃料11と空気12と
の燃空比を前述の低NOx燃焼の燃空比の範囲24内で
一定に決定するもので、負荷の要求に対し、または後述
する温度センサー16−1〜16−13からの出力信号
17の中央値に対し、燃料11の流量の増減を指令する
燃料指令信号18を、燃料流量調整機19及び空気流量
調整用の関数発生器20に、それぞれ出力する。前記燃
料流量調整機19は、前記燃料指令信号18に基づいて
燃料ノズル9からスワラ8への燃料11の供給流量を増
減して調整するものである。前記関数発生器20は、上
述の低NOx燃焼の燃空比の関係から燃料11の流量に
対して空気12の流量が定まるので、前記燃料指令信号
18に対する空気流量調整機10の開度が定まり、その
定まった開度を開度指令信号21として空気流量調整機
10に出力するものである。前記空気流量調整機10
は、前記開度指令信号21に基づいて開度を調整して圧
縮機4からスワラ8への空気12の供給流量を増減して
調整するものである。
【0010】図において、16−1〜16−13は熱電
対などの温度センサーである。この温度センサー16−
1〜16−13を、燃焼器1の数と同数もしくはそれ以
上、例えば13個、図11に示すように、前記排気部5
に円周方向に等間隔に設置する。この13個の温度セン
サー16−1〜16−13は、それぞれの設置位置にお
いて、前記排気部5から排出される排気ガス14の温度
をそれぞれ計測し、その排気ガス14の温度に応じた出
力信号17を制御器15にそれぞれ出力するものであ
る。例えば、上述の排気ガス14の温度が、図14中の
符号22に示すような正常時の場合、又は符号23に示
すような部分的な低下がある場合等において、前記13
個の温度センサー16−1〜16−13は前記排気ガス
14の温度に応じた出力信号17を制御器15にそれぞ
れ出力する。
【0011】次に、上述のガスタービンの燃焼運転の基
準制御装置の作動を図13を参照して説明する。
【0012】まず、制御器15から負荷の要求に対する
燃料指令信号18が燃料流量調整機19及び関数発生器
20に出力される。この燃料流量調整機19で燃料指令
信号18に基づいて燃料11の流量が調整され、その流
量が調整された燃料11は燃料ノズル9からスワラ8に
供給される。一方、関数発生器20で燃料指令信号18
に基づく開度指令信号21が空気流量調整機10に出力
される。この空気流量調整機10で開度指令信号21に
基づいて開度が調整されて空気12の流量が調整され、
その流量が調整された空気12は空気流量調整機10か
らスワラ8に供給される。このスワラ8に供給された燃
料11及び空気12は、前述の低NOx燃焼の燃空比の範
囲24内で、かつ前記制御器15により決められた一定
の燃空比で予混合され、2段目燃焼室7において低NO
xの燃焼状態で燃焼される。その燃焼ガス13がタービ
ン3に流入してそのタービン3及び圧縮機4を駆動さ
せ、それから排気部5から排気ガス14として排出され
る。
【0013】また、13個の温度センサー16−1〜1
6−13が排気部5の排気ガス14の温度をそれぞれ計
測し、その13個の温度センサー16−1〜16−13
から上述の排気ガス14の温度に応じた出力信号17が
制御器15にそれぞれ出力される。そして、この制御器
15において、前記13個の温度センサー16−1〜1
6−13からの出力信号17の中央値が算出され、その
中央値に基づいて燃料指令信号18が出力され、燃料1
1及び空気12の流量が上述の一定の燃空比で上述のよ
うにして調整される。
【0014】ここで、上述の空気流量調整機10は、複
数本の燃焼器1の全数に亘ってそれぞれに設置されてお
り、かつこの複数個の空気流量調整機10の開度の調整
は、全数を一括して行なわれるように構成されている。
【0015】このように、上述のガスタービンの燃焼運
転の基準制御装置は、ガスタービンの出力と、その出力
に対するNOxの管理のために、複数本の燃焼器1に対
して一定の燃空比で、ガスタービンの燃焼運転を制御す
るものである。すなわち、上述のガスタービンの燃焼運
転の基準制御装置は、複数本の燃焼器1の燃焼状態を、
個々に監視するのではなく、排気ガス14の温度により
全数一括に監視し、制御器15により決定された一定の
燃空比で、燃料11の流量及び空気12の流量を、複数
本の燃焼器1全数一括に調整するものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ガスタービ
ンの複数本の燃焼器1においては、個々の燃焼器1の製
造過程での個体差があり、また燃焼器1の経年的な部品
の劣化や摩耗に伴う個々の燃焼器1の燃焼安定度にばら
つきがあり、さらに複数本の燃焼器1を周方向に配置し
たことによる燃焼用空気の偏流に伴う個々の燃焼器1の
燃焼安定度にばらつきがある。しかも、燃焼器1の燃焼
においては、燃焼用の空気12の温度や湿度、燃料11
の発熱量や成分の変化により、微妙に変化する。この結
果、複数本の燃焼器1を複数本装備したガスタービンに
おいては、個々の燃焼器1の燃焼状態が異なってくるこ
とがある。従って、複数本の燃焼器1の一部において、
不安定燃焼が生じる場合がある。
【0017】そして、燃焼器1の一部に不安定燃焼が生
じた場合、上述の基準制御装置では、複数本の燃焼器1
に対して一定の燃空比でガスタービンの燃焼運転を制御
するものであるから、積極的に安定燃焼に制御すること
ができないなどの問題がある。
【0018】本発明は、燃焼器の一部に不安定燃焼が生
じたとしても、積極的に均一に低NOx値でしかも安定
燃焼に制御することができるガスタービンの燃焼制御装
置及びガスタービンの燃焼制御方法を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のガスタービンの
燃焼制御装置は、上記目的を達成するために、個々の燃
焼器の燃焼状態に係る状態量を制御因子として計測して
その計測値を出力する計測器と、その計測器からの計測
値に基づいて燃焼用の空気流量を調整する調整手段とを
備えたことを特徴とする。
【0020】また、本発明のガスタービンの燃焼制御方
法は、個々の燃焼器の燃焼状態に係る状態量を制御因子
として計測し、その計測値に基づいて燃焼用の空気流量
を調整するようにしたことを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明は、上記の構成により、個々の燃焼器の
燃焼状態を監視し、燃焼器の一部に不安定燃焼が生じた
とき、燃焼用の空気流量を調整するので、積極的に均一
に低NOx値でしかも安定燃焼に制御することができ
る。すなわち、燃焼器の一部に不安定燃焼が生じると、
その燃焼器の燃焼状態に係る状態量に変動を来すので、
個々の燃焼器の燃焼状態を計測器で監視することによ
り、燃焼器の不安定燃焼を的確にかつ迅速に把握するこ
とができる。そして、燃焼器に不安定燃焼が生じて計測
器の計測値が所定値に達したところで、調整手段が燃焼
用の空気流量を調整することにより、不安定燃焼の燃焼
器を安定燃焼に制御することができる。従って、燃焼器
の一部に不安定燃焼が生じたとしても、積極的に均一に
低NOx値でしかも安定燃焼に制御することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明のガスタービンの燃焼制御装置
の一実施例を図1乃至図8を参照して説明する。図中、
図9乃至図15と同符号は同一のものを示す。
【0023】図1において、25は個々の燃焼器1の不
安定燃焼を見出すための制御因子である。この制御因子
25としては、例えば排気部5における排気ガス14の
温度、2段目燃焼室7における燃焼ガス3の温度、2段
目燃焼室7あるいはスワラ8における燃焼器メタル温
度、燃焼ガス13中あるいは排気ガス14中のNOx濃
度あるいはCO濃度、2段目燃焼室7における燃焼振動
などがある。すなわち、燃焼器1において不安定燃焼が
生じると、特に燃空比の微調整が必要な予混合部のスワ
ラ8が不安定となり、排気部5における排気ガス14の
温度、2段目燃焼室7における燃焼ガス3の温度、2段
目燃焼室7あるいはスワラ8における燃焼器メタル温
度、2段目燃焼室7における燃焼振動などに脈動が起こ
る傾向にあり、また燃焼ガス13中あるいは排気ガス1
4中のNOx濃度が急激に低下したりあるいはCO濃度
が急激に上昇したりする傾向にある。従って、上述の制
御因子25を個々の燃焼器1において監視することによ
り、個々の燃焼器1の不安定燃焼を確実に把握すること
ができる。
【0024】26は計測器で、この計測器26は前記制
御因子25を計測して、その計測値に応じて出力信号2
7を出力するものである。この計測器26としては、制
御因子25が排気ガス14の温度の場合には、排気部5
に配置した前記温度センサー16−1〜16−13であ
る。また、制御因子25が燃焼ガス13の温度の場合に
は、図2に示すように個々の燃焼器1の2段目燃焼室7
に設けた熱電対などの温度センサー28である。さら
に、制御因子25が燃焼器メタル温度の場合には、図2
に示すように個々の燃焼器1の2段目燃焼室7あるいは
スワラ8の燃焼器メタルに設けた熱電対などの温度セン
サー29である。さらにまた、制御因子25が燃焼ガス
13中あるいは排気ガス14中のNOx濃度あるいはC
O濃度の場合には、図2に示すように個々の燃焼器1の
2段目燃焼室7あるいは図示しないが排気部5に燃焼器
1の数と同数もしくはそれ以上設けたガス分析器30で
ある。そして、制御因子25が2段目燃焼室7における
燃焼振動の場合には、図3に示すように個々の燃焼器1
の2段目燃焼室7に設けた歪ゲージ31などである。こ
のようにして、上述の燃焼ガス13の温度,燃焼メタル
温度,燃焼振動,燃焼ガス13成分などは、個々の燃焼
器1に設けた計測器26により、個々の燃焼器1におけ
る制御因子25を計測することができる。一方、上述の
排気ガス14温度及び排気ガス14成分は、燃焼器1の
数と同数もしくはそれ以上設けた計測器26により、個
々の燃焼器1に対応した制御因子25を計測することが
できる。
【0025】32はモニターリレーで、このモニターリ
レー32は、前記計測器26からの出力信号27による
計測値と、許容値33とを比較して、計測値が許容値3
3より越えた場合に、その計測値に応じたバイアス量基
準値信号34を出力するものである。このモニターリレ
ー32としては、制御因子25が排気ガス14の温度、
燃焼ガス13の温度,燃焼器メタル温度,燃焼振動の場
合には、図4及び図5に示すように、温度センサー16
−1〜16−13,28,29,歪ゲージ31からの全
出力信号27の最大値と最小値との差をとり、その差が
図5中の符号35に示すように許容値33より大となっ
たときにバイアス量基準値信号34を出力するモニター
リレー36である。また、制御因子25が上述と同様に
排気ガス14の温度,燃焼ガス13の温度,燃焼器メタ
ル温度,燃焼振動の場合には、図6及び図7に示すよう
に、温度センサー16−1〜16−13,28,29,
歪ゲージ31からの複数個ある出力信号27の変動幅を
個々に見て、その複数個の変動幅の内のある出力信号2
7、例えば図7に示すように、温度センサー16−1か
らの出力信号27の変動幅が図7中の符号37に示すよ
うに許容値33より大となったときにバイアス量基準値
信号34を出力するモニターリレー38である。さら
に、制御因子25がNOx濃度あるいはCO濃度の場合
には、図8に示すように、ガス分析器30において計測
したNOx濃度が急激に減少したりあるいはCO濃度が
急激に増加したりし、そのNOx濃度あるいはCO濃度
の値が許容値33より大となったときにバイアス量基準
値信号34を出力するモニターリレー39である。
【0026】40はバイアス係数算出用の関数発生器
で、この関数発生器40は基準制御における制御器15
からの燃料指令信号18に基づいてバイアス係数が算出
され、そのバイアス係数信号41を出力するものであ
る。このバイアス係数は、燃料指令信号18に基づいて
算出されるので、燃料11の流量に応じて、空気流量調
整機10の開度、すなわち調整する空気12の流量を合
わせることができる。
【0027】42は乗算器で、この乗算器42は前記モ
ニターリレー32からのバイアス量基準値信号34と、
前記関数発生器40からのバイアス係数信号41とを入
力して、そのバイアス量基準値とバイアス係数とを乗算
し、その乗のバイアス量を信号43として出力する。
【0028】44は加算器で、この加算器44は空気流
量調整用の関数発生器20と空気流量調整器10との間
に設け、前記関数発生器20からの開度指令信号21に
基づく空気流量調整機10の開度量に、前記乗算器42
からのバイアス量信号43に基づく空気流量調整機10
の開度のバイアス量が加えられ、その和の空気流量調整
機10の開度量を信号45として空気流量調整機10に
出力する。その空気流量調整機10の開度量信号45に
基づいて空気流量調整機10の開度が絞り方向に調整さ
れる。
【0029】この実施例における本発明のガスタービン
の燃焼制御装置は、以上の如き構成からなり、以下上述
の燃焼制御装置による本発明のガスタービンの燃焼制御
方法について説明する。
【0030】まず、正常な安定燃焼においては、上述の
図13に基づく基準制御が行なわれると共に、個々の燃
焼器1の燃焼状態に係る状態量を制御因子25として計
測器26が計測し、その計測値の信号27をモニターリ
レー32に出力する。
【0031】ここで、複数本の燃焼器1の内、一部の燃
焼器1に不安定燃焼が生じると、その不安定燃焼が生じ
た燃焼器1において、排気部5における排気ガス14の
温度、2段目燃焼室7における燃焼ガス3の温度、2段
目燃焼室7あるいはスワラ8における燃焼器メタル温
度、2段目燃焼室7における燃焼振動などに脈動が起こ
り、また燃焼ガス13中あるいは排気ガス14中のNO
x濃度が急激に低下したりあるいはCO濃度が急激に上
昇したりする。この不安定燃焼による制御因子25の変
動が計測器26で計測され、その計測値信号27がモニ
ターリレー32に出力される。このとき、個々の燃焼器
1の燃焼状態を監視するので、燃焼器1の不安定燃焼を
的確にかつ迅速に把握することができる。
【0032】このモニターリレー32において、前記計
測器26からの出力信号27による計測値と許容値33
とを比較して、計測値が設定した許容値33に達したと
ころで、その計測値に応じたバイアス量基準値信号34
を出力する。例えば、排気ガス14の温度,燃焼ガス1
3の温度,燃焼器メタル温度,燃焼振動の最大値と最小
値との差が所定値(許容値33)に達すると、図4に示
すように、モニターリレー36から計測値に応じたバイ
アス量基準値信号34を出力する。また、複数本の燃焼
器1の、排気ガス14の温度,燃焼ガス13の温度,燃
焼器メタル温度,燃焼振動の変動幅の内の一のものが所
定値(許容値33)に達すると、図6に示すように、モ
ニターリレー38から計測値に応じたバイアス量基準値
信号34を出力する。さらに、排気ガス14中あるいは
燃焼ガス13中のNOx濃度の低下あるいはCO濃度の
上昇が所定値(許容値33)に達すると、図8に示すよ
うに、モニターリレー39から計測値に応じたバイアス
量基準値信号34を出力する。
【0033】一方、基準制御における燃料指令信号18
が関数発生器40に入力され、その関数発生器40にお
いて、燃料指令信号18に基づいてバイアス係数が算出
され、そのバイアス係数信号41が出力される。
【0034】上述のバイアス量基準値信号34とバイア
ス係数信号41とが乗算器42にそれぞれ入力され、こ
の乗算器42において、バイアス量基準値とバイアス係
数とが乗算され、その乗のバイアス量信号43が出力さ
れる。
【0035】上述のバイアス量信号43が加算器44に
入力され、この加算器44において、基準制御における
関数発生器20からの開度指令信号21に基づく空気流
量調整機10の開度量に、前記乗算器42からのバイア
ス量信号43に基づく空気流量調整機10の開度のバイ
アス量が加えられ、その和の空気流量調整機10の開度
量信号45が出力される。
【0036】そして、上述の開度量信号45が空気流量
調整機10に入力すると、その空気流量調整機10の開
度量信号45に基づいて空気流量調整機10の開度が絞
り方向に調整される。この結果、燃空比が大となり、N
Ox値が若干上昇するが、COが低下して、燃焼器1の
燃焼が安定することとなる。従って、燃焼器1の一部に
不安定燃焼が生じたとしても、積極的に均一に低NOx
値でしかも安定燃焼に制御することができる。
【0037】なお、複数本の燃焼器1の全数に亘ってそ
れぞれに設置した複数個の空気流量調整機10の開度の
調整は、不安定燃焼が生じた燃焼器1において個々に行
なったり、あるいは全数の燃焼器1に亘って一括して行
なったりし得るように構成されている。
【0038】
【発明の効果】本発明のガスタービンの燃焼制御装置及
びガスタービンの燃焼制御方法は、個個の燃焼器の燃焼
状態を監視し、燃焼器の一部に不安定燃焼が生じたと
き、燃焼用の空気流量を調整するので、積極的に均一に
低NOx値でしかも安定燃焼に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスタービンの燃焼制御装置の一実施
例を示し、制御系統を表したブロック図。
【図2】計測器を装備した燃焼器の一部断面図。
【図3】同じく計測器を装備した燃焼器の一部拡大断面
図。
【図4】計測器及び調整手段の一例を示したブロック
図。
【図5】図4による計測器により計測される制御因子の
説明図。
【図6】計測器及び調整手段の一例を示したブロック
図。
【図7】図6による計測器により計測される制御因子の
説明図。
【図8】計測器及び調整手段の一例を示したブロック
図。
【図9】予混合燃焼方式の燃焼器を複数本装備したガス
タービンの側面図。
【図10】図9におけるX矢視図。
【図11】図9におけるXI矢視図。
【図12】燃焼器及びタービン及び圧縮器を示した説明
図。
【図13】基準制御の制御系統を示したブロック図。
【図14】温度センサーと排気ガス温度との相関関係を
示した説明図。
【図15】燃空比と燃焼ガス中あるいは排気ガス中のN
Ox濃度及びCO濃度との相関関係を示した説明図。
【符号の説明】
1…燃焼器、2…タービン部、3…タービン、4…圧縮
器、5…排出部、8…スワラ(予混合部)、10…空気
流量調整機、11…燃料、12…空気(燃焼用空気)、
13…燃焼ガス、14…排気ガス、15…制御器、16
−1〜16−13…温度センサー、18…燃料指令信
号、25…制御因子、26…計測器、27…計測値信
号、28及び29…温度センサー、30…ガス分析器、
31…歪ゲージ、32及び36及び38及び39…モニ
ターリレー、33…許容値、34…バイアス量基準値信
号、40…関数発生器、41…バイアス係数信号、42
…乗算器、43…バイアス量信号、44…加算器、45
…開度量信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷹羽 稔 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 高橋 正衛 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 高橋 浩二 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予混合燃焼方式の燃焼器を複数本装備した
    ガスタービンにおいて、個々の燃焼器の燃焼状態に係る
    状態量を制御因子として計測してその計測値を出力する
    計測器と、その計測器からの計測値に基づいて燃焼用の
    空気流量を調整する調整手段とを備えたことを特徴とす
    るガスタービンの燃焼制御装置。
  2. 【請求項2】計測器としては、排気ガス温度を計測する
    熱電対などの温度センサー,燃焼ガス温度を計測する熱
    電対などの温度センサー,燃焼器メタル温度を計測する
    熱電対などの温度センサー,燃焼振動を計測する歪ゲー
    ジ,燃焼ガス成分を分析するガス分析器,排気ガス成分
    を分析するガス分析器の内、少なくとも一であることを
    特徴とする請求項1に記載のガスタービンの燃焼制御装
    置。
  3. 【請求項3】調整手段としては、排気ガス温度,燃焼ガ
    ス温度,燃焼器メタル温度,燃焼振動の内、少なくとも
    一の最高値と最低値との差あるいは少なくとも一の変動
    幅である計測値に基づいて燃焼用の空気流量を調整する
    ものであることを特徴とする請求項1に記載のガスター
    ビンの燃焼制御装置。
  4. 【請求項4】調整手段としては、燃焼ガス成分,排気ガ
    ス成分の内、少なくとも一のNOx濃度あるいはCO濃
    度である計測値に基づいて燃焼用の空気流量を調整する
    ものであることを特徴とする請求項1に記載のガスター
    ビンの燃焼制御装置。
  5. 【請求項5】調整手段としては、基準空気流量に対し
    て、計測値に基づくバイアス量を加算するものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のガスタービンの燃焼制
    御装置。
  6. 【請求項6】調整手段としては、個々の燃焼器に対して
    あるいは複数本の燃焼器に対して一括して燃焼用の空気
    流量の調整を行なうことを特徴とする請求項1に記載の
    ガスタービンの燃焼制御装置。
  7. 【請求項7】予混合燃焼方式の低NOx燃焼器を複数本
    装備したガスタービンにおいて、個々の燃焼器の燃焼状
    態に係る状態量を制御因子として計測し、その計測値に
    基づいて燃焼用の空気流量を調整するようにしたことを
    特徴とするガスタービンの燃焼制御方法。
  8. 【請求項8】制御因子としては、排気ガス温度,燃焼ガ
    ス温度,燃焼器メタル温度,燃焼振動,燃焼ガス成分,
    排気ガス成分の内、少なくとも一であることを特徴とす
    る請求項7に記載のガスタービンの燃焼制御方法。
  9. 【請求項9】計測値としては、排気ガス温度,燃焼ガス
    温度,燃焼器メタル温度,燃焼振動の内、少なくとも一
    の最高値と最低値との差あるいは少なくとも一の変動幅
    であることを特徴とする請求項7に記載のガスタービン
    の燃焼制御方法。
  10. 【請求項10】計測値としては、燃焼ガス成分,排気ガ
    ス成分の内、少なくとも一のNOx濃度あるいはCO濃
    度であることを特徴とする請求項7に記載のガスタービ
    ンの燃焼制御方法。
  11. 【請求項11】燃焼用の空気流量の調整は、基準空気流
    量に対して、計測値に基づくバイアス量を加算すること
    により行なうことを特徴とする請求項7に記載のガスタ
    ービンの燃焼制御方法。
  12. 【請求項12】燃焼用の空気流量の調整は、個々の燃焼
    器に対してあるいは複数本の燃焼器に対して一括して行
    なうことを特徴とする請求項7に記載のガスタービンの
    燃焼制御方法。
JP29142391A 1991-11-07 1991-11-07 ガスタービンの燃焼制御装置及びガスタービンの燃焼制御方法 Pending JPH05126335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29142391A JPH05126335A (ja) 1991-11-07 1991-11-07 ガスタービンの燃焼制御装置及びガスタービンの燃焼制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29142391A JPH05126335A (ja) 1991-11-07 1991-11-07 ガスタービンの燃焼制御装置及びガスタービンの燃焼制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05126335A true JPH05126335A (ja) 1993-05-21

Family

ID=17768690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29142391A Pending JPH05126335A (ja) 1991-11-07 1991-11-07 ガスタービンの燃焼制御装置及びガスタービンの燃焼制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05126335A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002243151A (ja) * 2001-02-21 2002-08-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタービンの燃焼調整システム
JP2014058967A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 General Electric Co <Ge> ガスタービン排気中の物質プロファイルを測定するための方法およびシステム
KR20190127025A (ko) * 2018-05-03 2019-11-13 두산중공업 주식회사 연소기의 캔들 간의 연소온도 편차 감소 시스템 및 방법
JPWO2022172853A1 (ja) * 2021-02-15 2022-08-18

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5510004A (en) * 1978-07-05 1980-01-24 Hitachi Ltd Gas turbine
JPS5692326A (en) * 1979-12-26 1981-07-27 Hitachi Ltd Method of and apparatus for controlling combustion of gas turbine
JPS6066020A (ja) * 1983-09-21 1985-04-16 Hitachi Ltd ガスタービン燃焼器
JPS61132729A (ja) * 1984-11-30 1986-06-20 Toshiba Corp ガスタ−ビン燃焼制御装置
JPH01240739A (ja) * 1988-03-18 1989-09-26 Toshiba Corp ガスタービン排ガス温度監視装置
JPH0249933A (ja) * 1988-08-09 1990-02-20 Hitachi Ltd ガスタービン燃焼器状態監視装置及び監視方法及び制御方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5510004A (en) * 1978-07-05 1980-01-24 Hitachi Ltd Gas turbine
JPS5692326A (en) * 1979-12-26 1981-07-27 Hitachi Ltd Method of and apparatus for controlling combustion of gas turbine
JPS6066020A (ja) * 1983-09-21 1985-04-16 Hitachi Ltd ガスタービン燃焼器
JPS61132729A (ja) * 1984-11-30 1986-06-20 Toshiba Corp ガスタ−ビン燃焼制御装置
JPH01240739A (ja) * 1988-03-18 1989-09-26 Toshiba Corp ガスタービン排ガス温度監視装置
JPH0249933A (ja) * 1988-08-09 1990-02-20 Hitachi Ltd ガスタービン燃焼器状態監視装置及び監視方法及び制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002243151A (ja) * 2001-02-21 2002-08-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタービンの燃焼調整システム
JP2014058967A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 General Electric Co <Ge> ガスタービン排気中の物質プロファイルを測定するための方法およびシステム
KR20190127025A (ko) * 2018-05-03 2019-11-13 두산중공업 주식회사 연소기의 캔들 간의 연소온도 편차 감소 시스템 및 방법
JPWO2022172853A1 (ja) * 2021-02-15 2022-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6796129B2 (en) Design and control strategy for catalytic combustion system with a wide operating range
JP5014432B2 (ja) ガスタービンの燃焼プロセスを制御するシステム
US6722135B2 (en) Performance enhanced control of DLN gas turbines
US7127898B2 (en) Method and system for incorporating an emission sensor into a gas turbine controller
US8061118B2 (en) Method for tuning valves for primary and secondary fuel circuit
EP1067338B1 (en) Method and apparatus for optimizing nox emissions in a gas turbine
US6912856B2 (en) Method and system for controlling gas turbine by adjusting target exhaust temperature
US6877307B2 (en) Automatic combustion control for a gas turbine
US6973791B2 (en) Method and apparatus for reduction of combustor dynamic pressure during operation of gas turbine engines
JPH09170709A (ja) 窒素酸化物排出物の最小化方法
EP1533573A1 (en) Method for controlling fuel splits to a gas turbine combustor
US20140033720A1 (en) Controller for Gas Turbine Power Plant
JP2007508491A (ja) ガスタービン設備における燃料の組成変動を補償する方法とその装置
JPH06323165A (ja) ガスタービン用制御装置及び制御方法
EP1300566A2 (en) Fuel ratio control method and device in a gas turbine combustor
JPH05126335A (ja) ガスタービンの燃焼制御装置及びガスタービンの燃焼制御方法
JPH1122490A (ja) パイロット比自動調整装置
JPH05187271A (ja) ガスタービン燃焼器の制御方法
JP3939368B2 (ja) ガスタービン制御における空気流量調整機の調整方法
JPS63306310A (ja) 燃焼制御方法及びその方法を使用する燃焼制御装置
JPH02267328A (ja) ガスタービンエンジンの制御装置および制御方法
JP3811033B2 (ja) ガスタービン設備の制御装置