JPH05126839A - フローセンサの製造方法 - Google Patents
フローセンサの製造方法Info
- Publication number
- JPH05126839A JPH05126839A JP3288996A JP28899691A JPH05126839A JP H05126839 A JPH05126839 A JP H05126839A JP 3288996 A JP3288996 A JP 3288996A JP 28899691 A JP28899691 A JP 28899691A JP H05126839 A JPH05126839 A JP H05126839A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow sensor
- manufacturing
- dielectric layer
- sensor according
- resistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】測温用抵抗体および発熱用抵抗体の材料として
抵抗温度係数の大きいNiを用いるときの誘電体層ダイヤ
フラム形成のためのプラズマエッチングに対するNiの保
護膜としてのAl膜を抵抗体に影響を与えることなく除去
する。 【構成】15〜30重量%の濃度のフェリシアン化カリウム
水溶液を水酸化カリウム0.04〜0.125 規定濃度にしたア
ルカリ液をAlのエッチング液として用いる。
抵抗温度係数の大きいNiを用いるときの誘電体層ダイヤ
フラム形成のためのプラズマエッチングに対するNiの保
護膜としてのAl膜を抵抗体に影響を与えることなく除去
する。 【構成】15〜30重量%の濃度のフェリシアン化カリウム
水溶液を水酸化カリウム0.04〜0.125 規定濃度にしたア
ルカリ液をAlのエッチング液として用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微量な流体の流速を電
気抵抗の変化で検出するフローセンサの製造方法に関す
る。
気抵抗の変化で検出するフローセンサの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記のフローセンサは、発熱用抵抗によ
り加熱された測温用抵抗体の抵抗値を測温用抵抗体の近
傍を流体が通過することによって変化することを利用し
ており、図2、図3に示すような構造を有する。すなわ
ち、周縁をシリコン基体1に支持された酸化シリコン膜
からなり、断熱性を増すためにスリットを設けた誘電体
層2のダイヤフラムの上に端部に電極パッド31を有する
発熱用抵抗体3およびそれを挟むように端部に電極パッ
ド41を有する測温用抵抗体4を配置したものである。こ
のようなフローセンサを製造するには、先ずシリコン基
板の一面上にシリコン酸化膜2を形成し、その酸化膜2
にスリットを開けた後に酸化膜の上に発熱用抵抗体3と
測温用抵抗体4を形成する。図2(a) 、(b) に示す場合
は、誘電体層2側からスリットを通してのアルカリ性溶
液によるシリコン基板の異方性エッチングを利用し、誘
電体層2の下側にシリコン基体1に囲まれた空洞5を設
けて誘電体層2のダイヤフラムを形成する。図3(a) 、
(b) の場合は、誘電体層2の反対側のSi基板側から選択
的プラズマエッチング等の方法によりSi基板を誘電体層
2までエッチングして環状のSi基体1に囲まれた空洞5
を設けて誘電体層2のダイヤフラムを形成する。
り加熱された測温用抵抗体の抵抗値を測温用抵抗体の近
傍を流体が通過することによって変化することを利用し
ており、図2、図3に示すような構造を有する。すなわ
ち、周縁をシリコン基体1に支持された酸化シリコン膜
からなり、断熱性を増すためにスリットを設けた誘電体
層2のダイヤフラムの上に端部に電極パッド31を有する
発熱用抵抗体3およびそれを挟むように端部に電極パッ
ド41を有する測温用抵抗体4を配置したものである。こ
のようなフローセンサを製造するには、先ずシリコン基
板の一面上にシリコン酸化膜2を形成し、その酸化膜2
にスリットを開けた後に酸化膜の上に発熱用抵抗体3と
測温用抵抗体4を形成する。図2(a) 、(b) に示す場合
は、誘電体層2側からスリットを通してのアルカリ性溶
液によるシリコン基板の異方性エッチングを利用し、誘
電体層2の下側にシリコン基体1に囲まれた空洞5を設
けて誘電体層2のダイヤフラムを形成する。図3(a) 、
(b) の場合は、誘電体層2の反対側のSi基板側から選択
的プラズマエッチング等の方法によりSi基板を誘電体層
2までエッチングして環状のSi基体1に囲まれた空洞5
を設けて誘電体層2のダイヤフラムを形成する。
【0003】このフローセンサによるガス流量の測定
は、ガスの流れに対して2個の測温用抵抗体4の一方が
上流側、他方が下流側にあるように設置し、電極パッド
41を用いて測温用抵抗体4の2個とセンサ外に設けられ
た抵抗2個との間で抵抗ブリッジを組む。電極パッド31
を用いて発熱用抵抗体3に電流を流し温度を上げてお
き、ガスの流れが0に対しブリッジ出力電圧が0となる
ように調整しておく。ガス流が発生すると、上流側の測
温用抵抗体4は冷やされ、下流側の測温用抵抗体4は発
熱用抵抗体3により温められたガス流により温められる
ので、抵抗値のバランスが崩れ、ブリッジに電圧が発生
する。既知の流量に対し発生する電圧をプロットしてお
けば流量の計測が可能となる。
は、ガスの流れに対して2個の測温用抵抗体4の一方が
上流側、他方が下流側にあるように設置し、電極パッド
41を用いて測温用抵抗体4の2個とセンサ外に設けられ
た抵抗2個との間で抵抗ブリッジを組む。電極パッド31
を用いて発熱用抵抗体3に電流を流し温度を上げてお
き、ガスの流れが0に対しブリッジ出力電圧が0となる
ように調整しておく。ガス流が発生すると、上流側の測
温用抵抗体4は冷やされ、下流側の測温用抵抗体4は発
熱用抵抗体3により温められたガス流により温められる
ので、抵抗値のバランスが崩れ、ブリッジに電圧が発生
する。既知の流量に対し発生する電圧をプロットしてお
けば流量の計測が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】抵抗体の温度変化によ
る抵抗値変化を電気信号変化に換算して流量の計測をす
るため、使用する抵抗体は温度に対し敏感であることが
望ましい。白金 (Pt) 薄膜の抵抗温度係数は他の薄膜材
料に比較して低く、フローセンサの材料としては不利で
あるのによく使用される理由は、抵抗材料として安定で
耐薬品性が高く、特に誘電体層2の下側のSi基板をエッ
チングする場合、耐薬品性が強くプロセス選択余裕度が
大きくなるためである。従って、薄膜材料を変更して抵
抗温度係数を改善するためには、Pt薄膜の場合と同等の
プロセス選択余裕度が要求される。
る抵抗値変化を電気信号変化に換算して流量の計測をす
るため、使用する抵抗体は温度に対し敏感であることが
望ましい。白金 (Pt) 薄膜の抵抗温度係数は他の薄膜材
料に比較して低く、フローセンサの材料としては不利で
あるのによく使用される理由は、抵抗材料として安定で
耐薬品性が高く、特に誘電体層2の下側のSi基板をエッ
チングする場合、耐薬品性が強くプロセス選択余裕度が
大きくなるためである。従って、薄膜材料を変更して抵
抗温度係数を改善するためには、Pt薄膜の場合と同等の
プロセス選択余裕度が要求される。
【0005】ニッケル (Ni) の抵抗温度係数は凡そ6600
ppm/℃であり、Ptの3860ppm /℃の2倍近くもあるの
でフローセンサの材料として有望であるが、比較的活性
な金属であるため安定したプロセスを得るに至っていな
かった。特に誘電体層2の下側のSi基板をエッチングす
る場合、Ni薄膜の表面を確保しておく必要がある。アル
カリ性エッチング液による異方性エッチングのときは、
保護膜としてシリコン窒化膜 (SiN膜) しか使用出来
ず、この保護膜はそのまま残しておくことが可能である
が、プラズマエッチングによりエッチングする場合はSi
基板のエッチングガスがふっ素系のガスであり、そのガ
スが表面の発熱用抵抗体や測温用抵抗体に影響を及ぼす
ため、ふっ素系のガスに強いアルミニウム (Al) 膜で保
護しておく必要があり、エッチング終了後にその保護膜
を除去しなければならないが、その時にNi薄膜あるいは
下地の誘電体膜まで影響が及んでしまう問題があった。
ppm/℃であり、Ptの3860ppm /℃の2倍近くもあるの
でフローセンサの材料として有望であるが、比較的活性
な金属であるため安定したプロセスを得るに至っていな
かった。特に誘電体層2の下側のSi基板をエッチングす
る場合、Ni薄膜の表面を確保しておく必要がある。アル
カリ性エッチング液による異方性エッチングのときは、
保護膜としてシリコン窒化膜 (SiN膜) しか使用出来
ず、この保護膜はそのまま残しておくことが可能である
が、プラズマエッチングによりエッチングする場合はSi
基板のエッチングガスがふっ素系のガスであり、そのガ
スが表面の発熱用抵抗体や測温用抵抗体に影響を及ぼす
ため、ふっ素系のガスに強いアルミニウム (Al) 膜で保
護しておく必要があり、エッチング終了後にその保護膜
を除去しなければならないが、その時にNi薄膜あるいは
下地の誘電体膜まで影響が及んでしまう問題があった。
【0006】本発明の目的は、上述の問題を解決し、図
3に示したような構造を有するフローセンサの抵抗体に
Niを用いた場合に、プラズマエッチングの際の保護膜と
してのAlの除去がNi薄膜あるいは下地誘電体膜に対して
影響の及ぶことのないフローセンサの製造方法を提供す
ることにある。
3に示したような構造を有するフローセンサの抵抗体に
Niを用いた場合に、プラズマエッチングの際の保護膜と
してのAlの除去がNi薄膜あるいは下地誘電体膜に対して
影響の及ぶことのないフローセンサの製造方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、シリコンからなる素体の一面上に形成
されたシリコン酸化物からなる誘電体層の上にNiからな
る測定用抵抗体および発熱用抵抗体を形成したのち、そ
れらの抵抗体の上をAl層で被覆し、前記素体の誘電体層
の反対側の面からプラズマエッチングして前記抵抗体の
下に誘電体層からなるダイヤフラムを形成するフローセ
ンサの製造方法において、プラズマエッチングの後フェ
リシアン化カリウムを含むアルカリ溶液によってエッチ
ングしてAl層を除去するものとする。そして、シリコン
酸化物からなる誘電体層をシリコンからなる素体を900
〜1000℃の温度の酸素を含む雰囲気中で加熱することで
形成すること、プラズマエッチングを酸素の混合された
ふっ素系ガスで行うこと、シリコンからなる素体の誘電
体層の反対側の面に設けられるプラズマエッチングマス
クが、Al層からなることが有効である。また、アルカリ
溶液が15〜30重量%の濃度のフェリシアン化カリウム水
溶液を水酸化カリウム0.04〜0.125 規定濃度にした液で
あること、エッチングの際のそのアルカリ液の温度が20
℃以上であることが効果的である。さらに、各測温抵抗
体および発熱抵抗体の両端にそれぞれチタンからなる電
極パッドを設けることが有効である。
めに、本発明は、シリコンからなる素体の一面上に形成
されたシリコン酸化物からなる誘電体層の上にNiからな
る測定用抵抗体および発熱用抵抗体を形成したのち、そ
れらの抵抗体の上をAl層で被覆し、前記素体の誘電体層
の反対側の面からプラズマエッチングして前記抵抗体の
下に誘電体層からなるダイヤフラムを形成するフローセ
ンサの製造方法において、プラズマエッチングの後フェ
リシアン化カリウムを含むアルカリ溶液によってエッチ
ングしてAl層を除去するものとする。そして、シリコン
酸化物からなる誘電体層をシリコンからなる素体を900
〜1000℃の温度の酸素を含む雰囲気中で加熱することで
形成すること、プラズマエッチングを酸素の混合された
ふっ素系ガスで行うこと、シリコンからなる素体の誘電
体層の反対側の面に設けられるプラズマエッチングマス
クが、Al層からなることが有効である。また、アルカリ
溶液が15〜30重量%の濃度のフェリシアン化カリウム水
溶液を水酸化カリウム0.04〜0.125 規定濃度にした液で
あること、エッチングの際のそのアルカリ液の温度が20
℃以上であることが効果的である。さらに、各測温抵抗
体および発熱抵抗体の両端にそれぞれチタンからなる電
極パッドを設けることが有効である。
【0008】
【作用】フェリシアン化カリウムを含むアルカリ溶液に
よってAlをエッチングすると、Alがアルカリ溶液に溶解
する時に発生する電子をフェリシアン化カリウムがフェ
ロシアン化カリウムになることで捕まえ、水素イオンと
結び付くことを防止し、発生期の活性な水素の発生を抑
え、さらにはアルカリ度を制御することで、Ni薄膜や下
地の誘電体膜への影響をなくすことができる。
よってAlをエッチングすると、Alがアルカリ溶液に溶解
する時に発生する電子をフェリシアン化カリウムがフェ
ロシアン化カリウムになることで捕まえ、水素イオンと
結び付くことを防止し、発生期の活性な水素の発生を抑
え、さらにはアルカリ度を制御することで、Ni薄膜や下
地の誘電体膜への影響をなくすことができる。
【0009】
【実施例】以下、図2、3と共通の部分に同一の符号を
付した図1を引用して本発明の一実施例について説明す
る。まずSi基板10を900 〜1000℃で酸素または水蒸気の
雰囲気中で加熱して表面上にシリコン酸化膜を1.5μm
の厚さに形成する。この場合、基板10の両面に酸化膜が
形成される。しかる後、一面上の酸化膜2にフォトリソ
グラフィを用いたウェットエッチングにより断熱用のス
リットパターンを作成する。この時裏面の酸化膜を同時
にエッチングして除去してしまう。そして、チタン(Ti)
膜を真空蒸着法あるいはスパッタ法等により形成し、フ
ォトリソグラフィにより所望の電極パッド31、41のパタ
ーンに作成する。次に抵抗体のNi膜をスパッタ法により
形成し、フォトリソグラフィにより所望の発熱用抵抗体
3および測温用抵抗体4のパターンに作成する。ついで
Si基板10の裏面側にAl膜を真空蒸着法あるいはスパッタ
法等により形成し、フォトリソグラフィにより所望のプ
ラズマエッチングマスク7のパターンに作成する。この
時表面側は、フォトレジストにて保護をしておく。そし
てフォトレジストを剥離し、表面側にプラズマエッチン
グ時の保護膜用Al膜6を真空蒸着法あるいはスパッタ法
等により形成する。しかる後、酸素が混合されたふっ素
系ガスを用いて酸化膜2が所望の面積現れるまでマスク
に覆われていないSi基体10をプラズマエッチングし、空
洞5を作成する。その後表面側並びに裏面側のAl膜6、
7をエッチングして除去する。このAl膜をエッチングす
る時、酸性のエッチング液を用いるとNi膜3、4までエ
ッチングされてしまう。またアルカリ性のエッチング液
をそのまま用いると、Ni膜3、4はエッチングされない
酸化膜2から剥離してしまう。
付した図1を引用して本発明の一実施例について説明す
る。まずSi基板10を900 〜1000℃で酸素または水蒸気の
雰囲気中で加熱して表面上にシリコン酸化膜を1.5μm
の厚さに形成する。この場合、基板10の両面に酸化膜が
形成される。しかる後、一面上の酸化膜2にフォトリソ
グラフィを用いたウェットエッチングにより断熱用のス
リットパターンを作成する。この時裏面の酸化膜を同時
にエッチングして除去してしまう。そして、チタン(Ti)
膜を真空蒸着法あるいはスパッタ法等により形成し、フ
ォトリソグラフィにより所望の電極パッド31、41のパタ
ーンに作成する。次に抵抗体のNi膜をスパッタ法により
形成し、フォトリソグラフィにより所望の発熱用抵抗体
3および測温用抵抗体4のパターンに作成する。ついで
Si基板10の裏面側にAl膜を真空蒸着法あるいはスパッタ
法等により形成し、フォトリソグラフィにより所望のプ
ラズマエッチングマスク7のパターンに作成する。この
時表面側は、フォトレジストにて保護をしておく。そし
てフォトレジストを剥離し、表面側にプラズマエッチン
グ時の保護膜用Al膜6を真空蒸着法あるいはスパッタ法
等により形成する。しかる後、酸素が混合されたふっ素
系ガスを用いて酸化膜2が所望の面積現れるまでマスク
に覆われていないSi基体10をプラズマエッチングし、空
洞5を作成する。その後表面側並びに裏面側のAl膜6、
7をエッチングして除去する。このAl膜をエッチングす
る時、酸性のエッチング液を用いるとNi膜3、4までエ
ッチングされてしまう。またアルカリ性のエッチング液
をそのまま用いると、Ni膜3、4はエッチングされない
酸化膜2から剥離してしまう。
【0010】Alがアルカリ液に溶解してアルミン酸塩に
なるとき、発生期の水素を発生するが、特にAl/Ni界面
に浸入したアルカリ液により発生する水素がNi膜に振動
を与え、もともと接着力の弱いNi膜を剥離するあるい
は、アルカリ液により酸化膜2が若干エッチングされて
剥離する。従って水素の発生を抑え、アルカリ度をコン
トロールすればAl/Ni構造でNi膜3、4に影響を与えず
Al膜6、7だけをエッチング可能となる。
なるとき、発生期の水素を発生するが、特にAl/Ni界面
に浸入したアルカリ液により発生する水素がNi膜に振動
を与え、もともと接着力の弱いNi膜を剥離するあるい
は、アルカリ液により酸化膜2が若干エッチングされて
剥離する。従って水素の発生を抑え、アルカリ度をコン
トロールすればAl/Ni構造でNi膜3、4に影響を与えず
Al膜6、7だけをエッチング可能となる。
【0011】そのエッチング液を決めるために行った実
験として、純水1000ccにフェリシアン化カリウム150 〜
100 g溶解した液に、水酸化カリウム (KOH) を種々の
濃度で溶かした液により、Al/Ni構造のAl膜7、8をエ
ッチングした。表1はその実験結果を示す。液の温度は
30℃であった。
験として、純水1000ccにフェリシアン化カリウム150 〜
100 g溶解した液に、水酸化カリウム (KOH) を種々の
濃度で溶かした液により、Al/Ni構造のAl膜7、8をエ
ッチングした。表1はその実験結果を示す。液の温度は
30℃であった。
【0012】
【表1】
【0013】表1に示すように、フェリシアン化カリウ
ムを添加したKOHアルカリ溶液でAlをエッチングする際
には水素の発生は見られず、さらにKOH濃度が0.5重量
%以下になると、抵抗体3、4のNi薄膜への影響もなく
Alのエッチング除去が可能になった。KOH濃度が0.2%
より小さくなると、Alのエッチング速度が極端に遅くな
り、実用的ではなくなる。さらに詳しく調べたところ、
KOH濃度が0.6%を越えると、Ni薄膜へ影響が現れだす
ことがわかった。従って、KOH濃度は0.2〜0.6重量
%、すなわち0.04〜0.125 規定濃度であることが最適で
ある。
ムを添加したKOHアルカリ溶液でAlをエッチングする際
には水素の発生は見られず、さらにKOH濃度が0.5重量
%以下になると、抵抗体3、4のNi薄膜への影響もなく
Alのエッチング除去が可能になった。KOH濃度が0.2%
より小さくなると、Alのエッチング速度が極端に遅くな
り、実用的ではなくなる。さらに詳しく調べたところ、
KOH濃度が0.6%を越えると、Ni薄膜へ影響が現れだす
ことがわかった。従って、KOH濃度は0.2〜0.6重量
%、すなわち0.04〜0.125 規定濃度であることが最適で
ある。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、Niからなる測温用抵抗
体および発熱用抵抗体のプラズマエッチング時の保護膜
となるAl膜を除去するのに、フェリシアン化カリウムを
含むアルカリ溶液をエッチング液として用いることによ
り、水素の発生を防止し、Ni膜の剥離が生じないように
することができた。この結果、抵抗温度係数の大きいNi
膜からなる測温用抵抗体を有し、感度の高いフローセン
サを製造することが可能になった。
体および発熱用抵抗体のプラズマエッチング時の保護膜
となるAl膜を除去するのに、フェリシアン化カリウムを
含むアルカリ溶液をエッチング液として用いることによ
り、水素の発生を防止し、Ni膜の剥離が生じないように
することができた。この結果、抵抗温度係数の大きいNi
膜からなる測温用抵抗体を有し、感度の高いフローセン
サを製造することが可能になった。
【図1】本発明の一実施例によるフローセンサの製造工
程の中間段階を示す断面図
程の中間段階を示す断面図
【図2】従来のフローセンサを示し、(a) は平面図、
(b) は断面図
(b) は断面図
【図3】本発明の一実施例によるフローセンサを示し、
(a) は平面図、(b) は断面図
(a) は平面図、(b) は断面図
1 Si基体 10 Si基板 2 酸化膜 3 発熱用抵抗体 31 電極パッド 4 測温用抵抗体 41 電極パッド 5 空洞 6 保護膜用Al膜 7 マスク用Al膜
Claims (7)
- 【請求項1】シリコンからなる素体の一面上に形成され
たシリコン酸化物からなる誘電体層の上にニッケルから
なる測定用抵抗体および発熱用抵抗体を形成したのち、
それらの抵抗体の上をアルミニウム層で被覆し、前記素
体の誘電体層の反対側の面からプラズマエッチングして
前記抵抗体の下に誘電体層からなるダイヤフラムを形成
するフローセンサの製造方法において、プラズマエッチ
ングの後フェリシアン化カリウムを含むアルカリ溶液に
よってエッチングしてアルミニウム層を除去することを
特徴とするフローセンサの製造方法。 - 【請求項2】シリコン酸化物からなる誘電体層をシリコ
ンからなる素体を900 〜1000℃の温度の酸素を含む雰囲
気中で加熱して形成する請求項1記載のフローセンサの
製造方法。 - 【請求項3】プラズマエッチングを酸素を含むふっ素系
ガスを用いて行う請求項1あるいは2記載のフローセン
サの製造方法。 - 【請求項4】シリコンからなる素体の誘電体層の反対側
の面に設けられるプラズマエッチングマスクがアルミニ
ウム層からなる請求項1、2あるいは3記載のフローセ
ンサの製造方法。 - 【請求項5】アルカリ溶液が15〜30重量%のフェリシア
ン化カリウム水溶液を水酸化カリウム0.04〜0.125 規定
濃度にした液である請求項1ないし4のいずれかに記載
のフローセンサの製造方法。 - 【請求項6】エッチングの際のアルカリ液の温度が20℃
以上である請求項5記載のフローセンサの製造方法。 - 【請求項7】各測温抵抗体および発熱抵抗体の両端にそ
れぞれチタンからなる電極パッドを設ける請求項1ない
し6のいずれかに記載のフローセンサの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3288996A JPH05126839A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | フローセンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3288996A JPH05126839A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | フローセンサの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05126839A true JPH05126839A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17737499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3288996A Pending JPH05126839A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | フローセンサの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05126839A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100849011B1 (ko) * | 2006-05-15 | 2008-07-30 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 감열식 유량 센서의 유량 검출 소자 |
-
1991
- 1991-11-06 JP JP3288996A patent/JPH05126839A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100849011B1 (ko) * | 2006-05-15 | 2008-07-30 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 감열식 유량 센서의 유량 검출 소자 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0393141B1 (en) | Silicon-based mass airflow sensor | |
| JP3494747B2 (ja) | 薄膜温度センサ及びその製造方法 | |
| US5545300A (en) | Low power consumption type thin film gas sensor | |
| JP4590764B2 (ja) | ガスセンサ及びその製造方法 | |
| JPH0429014B2 (ja) | ||
| JP3678180B2 (ja) | フローセンサ | |
| CN101344413A (zh) | 平膜式气体流量传感器及其制造方法 | |
| JP3457826B2 (ja) | 薄膜式抵抗体及びその製造方法、流量センサ、湿度センサ、ガスセンサ、温度センサ | |
| CN108658035A (zh) | 带有背腔结构的mems空气质量流量计芯片制造方法 | |
| US4841769A (en) | Apparatus for measuring velocity of flow | |
| KR20020011384A (ko) | 박막 피에조 저항 센서의 제조 방법 | |
| JPH05126839A (ja) | フローセンサの製造方法 | |
| JP5528006B2 (ja) | センサチップの製造方法 | |
| JP2001291607A (ja) | 白金薄膜抵抗体の製造方法 | |
| JPH0755523A (ja) | 流量センサ | |
| JPH0618465A (ja) | 複合センサ | |
| JP3985720B2 (ja) | 水素ガスセンサ | |
| JP3638786B2 (ja) | 流量検出素子及び流量センサ | |
| US8076245B2 (en) | MOS low power sensor with sacrificial membrane | |
| JPH05307045A (ja) | 流速センサ | |
| JP4074368B2 (ja) | 発熱型薄膜素子センサとその製造方法 | |
| JPH04273050A (ja) | ガスセンサ | |
| JP4160806B2 (ja) | ガスセンサ素子 | |
| JP4653265B2 (ja) | 発熱型薄膜素子センサとその製造方法 | |
| JPS63316467A (ja) | 薄膜抵抗体を有する半導体装置及びその製造方法 |