JPH05127541A - 転写装置及びカラー画像形成装置 - Google Patents

転写装置及びカラー画像形成装置

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JPH05127541A
JPH05127541A JP3287861A JP28786191A JPH05127541A JP H05127541 A JPH05127541 A JP H05127541A JP 3287861 A JP3287861 A JP 3287861A JP 28786191 A JP28786191 A JP 28786191A JP H05127541 A JPH05127541 A JP H05127541A
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JP
Japan
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potential
transfer material
image
carrier
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Application number
JP3287861A
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English (en)
Inventor
Shigeru Fujiwara
茂 藤原
Takao Izumi
貴雄 泉
Hiroshi Murata
弘 村田
Toshihiro Kasai
利博 笠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高い転写効率が得られ、転写ムラ
のない均一な転写動作を行うことが可能な転写装置を提
供する。 【構成】 本発明は、像担持体上に形成した潜像を転写
部において転写材Pに転写する転写装置で、厚み方向の
1cm2 当りの電気抵抗が106 乃至1010Ωの範囲に設
定され、前記転写材Pを担持してこの転写材Pを転写部
において像担持体上の潜像に接触させるシート状の転写
材担持体2を用いた転写材搬送手段と、前記転写部の領
域において前記転写材担持体2に対し転写電界形成用の
バイアス電圧を印加するバイアス電圧印加手段とを有す
る。この構成により、転写電界が適正となり、現像剤の
極性反転が生じること無く、また、剥離放電も生じるこ
と無く、高い転写効率が得られ、転写ムラのない均一な
転写動作を行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機,プリンタ,フ
ァクシミリ等の電子写真装置や静電記録装置に使用され
る転写装置及びカラー複写機等のようなカラー画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フルカラー画像を用紙等の転写材
に画像形成する方法として、像担持体である感光体上へ
のトナー像の形成と、転写材への前記トナー像の転写と
を所定の色順に従って順次行うカラー画像形成装置が実
用化されている。
【0003】この種のカラー画像形成装置における転写
装置は、ドラム状もしくはベルト状に形成したプラスチ
ック等の電荷保持可能な絶縁体(誘電体)シートからな
る転写材担持体に転写材を担持させて、同一もしくは個
別の感光体上の転写部に搬送し、感光体における転写部
において転写材担持体の裏面を非接触型の帯電器である
高圧電源が接続されたコロナ帯電器で帯電させることに
よって静電界を形成し、所定の極性に帯電した感光体上
のトナー像を転写材に転写することを所定の色に対応し
た回数行うものである。
【0004】この場合、通常の転写材を直接帯電させる
場合の如く帯電電荷が転写材を抜けて感光体上のトナー
像を逆帯電させることがないので、湿度等の環境変化に
対して安定な転写が行えるという利点を有する。
【0005】しかしながら、前記転写装置においては、
転写材担持体が電荷を保持できる絶縁体シートであるた
め、コロナ帯電器で転写材担持体の裏面に電荷付与して
帯電させることによって形成される転写電界は、転写材
担持体の存在により弱めらる。
【0006】この結果、十分なトナー像の転写効率を得
るためには、コロナ帯電器の放電出力を上げて転写材担
持体の裏面の帯電電位を高くする必要があった。
【0007】さらに、フルカラー像を得る場合の多重転
写においては、転写回数が増加するに従って帯電電位を
順次高くする必要があった。
【0008】このため、転写後に転写材が感光体から離
れる際に生じる剥離放電(微少ギャップ中の空気のイオ
ン化)が生じて十分な転写効率が得られず、また、部分
的な転写抜けによる転写ムラが発生するという問題があ
った。
【0009】また、従来のカラー画像形成装置において
は、感光体の周辺にコロナ帯電器,露光装置及び所定の
色に対応した複数の現像器を配置するとともに、感光体
上の転写部に接触対向して転写材を担持させて前記転写
部に転写材を搬送するための既述した絶縁体シートから
なる転写材担持体を転写ドラム枠体に巻装した転写ドラ
ムとを具備している。
【0010】前記感光体上に形成された静電潜像を、所
定の現像器に収容され、所定の極性に帯電した所定の色
のトナー供給によりトナー像として現像し、他方、転写
材担持体に担持された転写材は転写部に搬送され、この
転写部において転写材担持体の裏面を転写用コロナ帯電
器によりトナーとは逆極性に帯電させて、静電界を形成
して感光体上のトナー像を転写材に転写することを、異
なる複数色のトナーにより所定の回数行うもので、この
カラー画像形成装置は多数回の転写を行う場合の転写材
の搬送を安定に行えることと、シート状の転写材担持体
により転写材を感光体ドラム上のトナー像に柔らかにに
接触させることができるという利点を有する。
【0011】しかしながら、前記カラー画像形成装置に
おいては、少量のトナーが付着しているハーフトーン部
のトナー像と、多量のトナーが付着しているベタ部のト
ナー像とは、トナー像が付着している静電潜像電位が異
なるために、転写強度,転写用コロナ帯電器の出力に対
する転写効率の特性が一致せず、そのためどちらか一
方、あるいは両方の画像の転写効率が不十分のまま使用
せざるを得なかった。
【0012】このため、リニア階調と色再現が要求させ
るカラー画像形成装置の画質は、依然として良好ではな
かった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の転写装置の場合には、転写効率が悪く、転写ムラ等が
生じるという問題があった。
【0014】また、従来のカラー画像形成装置の場合に
は、転写材に多重転写する場合に画像種類,転写回数に
よってリニア階調や色再現性が悪く良質な画像形成を行
うことができないという問題があった。
【0015】そこで、本発明は、高い転写効率が得ら
れ、転写ムラのない均一な転写動作を行うことが可能な
転写装置を提供することを目的とする。
【0016】また、本発明は、同一又は個別の像担持体
に順次形成された画像を転写材に多重転写するカラー画
像形成装置において、画像種類,転写回数に関係なく、
高い転写効率で転写ムラがない画像形成を実現できるカ
ラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
像担持体上に形成した潜像を転写部において転写材に転
写する転写装置であって、厚み方向の1cm2 当りの電気
抵抗が106 乃至1010Ωの範囲に設定され、前記転写
材を担持してこの転写材を転写部において像担持体上の
潜像に接触させるシート状の転写材担持体を用いた転写
材搬送手段と、前記転写部の領域において前記転写材担
持体に対し転写電界形成用のバイアス電圧を印加するバ
イアス電圧印加手段とを有するものである。
【0018】請求項2記載の発明は、同一又は個別の像
担持体へ静電潜像を形成する像形成手段と、この像形成
手段により形成された前記静電潜像を帯電した現像剤に
より現像する現像手段と、この現像手段により前記像担
持体上に形成された画像を所定の転写電位の基に静電転
写により転写材上に多重転写する転写手段とを有するカ
ラー画像形成装置において、前記転写手段による多重転
写動作に先立って、前記像担持体の静電潜像の電位を均
一化する電位均一化手段と、前記転写手段による多重転
写の転写回数に応じて前記電位均一化手段によって均一
化された電位の値を前記転写電位との差が大きくなるよ
うに変更する電位変更手段とを有するものである。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明によれば、転写材担持体の
厚み方向の1cm2 当りの電気抵抗が106 乃至1010Ω
の範囲に設定されているので、バイアス電圧印加手段に
より前記転写部の領域においてバイアス電圧を印加した
場合、転写電界が適正となり、現像剤の極性反転が生じ
ること無く、また、剥離放電も生じること無く、高い転
写効率が得られ、転写ムラのない均一な転写動作を行う
ことが可能となる。
【0020】請求項2記載の発明によれば、電位均一化
手段により、転写手段による多重転写動作に先立って、
像担持体の静電潜像の電位が均一化され、かつ、電位変
更手段により、多重転写の転写回数に応じて前記電位均
一化手段によって均一化された電位の値が転写電位との
差が大きくなるように変更されるので、画像種類,転写
回数に関係なく、高い転写効率で転写ムラがないカラー
画像形成を実現できる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。
【0022】図1は、本実施例の転写装置の転写部の概
略正面図である。
【0023】同図において、像担持体である感光体ドラ
ム1は、接地されたAlドラム1a表面上に感光体層1
bを設けたもので、この感光体ドラム1上には周知の画
像形成プロセスによってマイナス極性に帯電したトナー
像Tが形成され、矢印の方向に回転駆動されるようにな
っている。
【0024】他方、図示しない一対の駆動ローラによっ
て駆動される環状ベルト状の転写材担持体2には、転写
材(用紙)Pが担持されており、感光体ドラム1に所定
のニップ幅で接触している。
【0025】転写材担持体2は、カーボンが分散された
厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートにより形
成され、厚み方向の1cm2 当りの電気抵抗が108 Ωで
あり、駆動ローラの回転に伴って、感光体ドラム1の周
速と等しい速度で図1に示す矢印方向に駆動されるよう
になっている。
【0026】前記感光体ドラム1と転写材Pとの接触
部、即ち、転写部において、転写材担持体2の裏面に
は、転写材担持体2にバイアス電圧を印加するためのバ
イアス電圧印加手段を構成する給電ローラ3が配置され
ており、この給電ローラ3は適当な弾性を有し、感光体
ドラム1上のトナー像Tと転写材Pとが適度な圧力で接
触するように、転写材担持体2をその裏面から感光体ド
ラム1に当接しつつ矢印の方向に回転するようになって
いる。
【0027】前記給電ローラ3は、芯体3aの外周に導
電性発泡ウレタンからなる弾性層3bを設けた構成で、
芯体3aと弾性層3bの表面との間の電気抵抗は約10
4 Ωになっている。芯金3aにバイアス電源4が接続さ
れている。
【0028】給電ローラ3は、移動する転写材担持体2
を裏面から感光体ドラム1へ押圧しつつ、この転写材担
持体2にバイアス電圧を印加することによって転写電界
を形成する。これにより、感光体ドラム1上のマイナス
極性に帯電したトナー像Tは、転写部において転写材P
上に転写,保持される。
【0029】図2は、転写材担持体2の厚み方向の1cm
2 当りの電気抵抗を種々変えた場合の転写特性を示すグ
ラフで、横軸は給電ローラ3によって転写材担持体2に
印加される転写バイアス電圧を、縦軸は転写効率を示す
ものである。
【0030】転写材担持体2の電気抵抗は、ポリエチレ
ンテレフタレートに分散させるカーボンの量によって調
整し、105 ,106 ,108 ,1010,1011Ωの場
合について実験した。
【0031】同図から明らかなように、転写材担持体2
の電気抵抗が105 Ωと低すぎる場合には、転写材担持
体2から転写材Pへ電荷が付与されて、さらにこの電荷
がトナーへ付与されてトナーの帯電極性を逆極にしてし
まうため、高い転写効率が得られない。
【0032】また、転写材担持体2の電気抵抗が1011
Ωと高すぎる場合には、十分な転写電界を得るために高
い転写バイアス電圧が必要で、剥離放電が生じ易くな
る。
【0033】従って、転写材担持体2の厚み方向の1cm
2 当りの電気抵抗は106 乃至1010Ωの範囲にあるの
が好ましい。尚、転写材担持体2の厚み方向の電気抵抗
は、この転写材担持体2の厚みを変えること、あるいは
転写材担持体2の体積抵抗率を変えることによって上述
したような値が得られる。
【0034】本実施例における適度の電気抵抗に調整さ
れたシート状の転写材担持体2としては、前述のポリエ
チンテレフタレートにカーボンを分散させたもののほか
に、ポリカーボネイト,ポリイミド,ポリテトラフルオ
ロエチレン(テフロン)等の高抵抗の誘電体シートにカ
ーボンなどの導電粒子を分散させたもの、あるいは導電
粒子を用いず、組成調整によって電気抵抗を調整した高
分子フィルム、あるいは比較的電気抵抗が低いシリコン
ゴム,ウレタンゴム等のゴム材でも良い。
【0035】バイアス電圧印加手段としては、転写材担
持体2に比べて低い電気抵抗で、シート状の転写材担持
体2及び転写材Pを柔らかく均一に感光体ドラム1に押
圧できる手段であれば良い。
【0036】即ち、前記ローラ状のものの他に、例えば
図3に示すように、芯体5aの表面に固定層5aを設
け、この固定層5aにカーボンを含有したレーヨンなど
の糸からなる導電ブラシ5cを設けた回転ブラシ5や、
図4に示すように、ホルダー6aに固定された導電性ゴ
ム性の弾性板材6bからなる固定ブレート6や、図5に
示すようにホルダー7aに固定された導電ブラシ7bか
らなる固定ブラシ7を用いることもできる。
【0037】次に、本実施例の電子写真方式のカラー画
像形成装置について説明する。
【0038】図6に示すカラー画像形成装置において、
上述した転写装置はベルト転写装置17として適用され
ている。
【0039】即ち、環状ベルト状になっている転写材担
持体2は、一対の駆動ローラ20,21によって回転駆
動されるようになっている。
【0040】前記転写材担持体2の上部平坦面には、4
個のプロセスユニット100a,100b,100c,
100dが順次配置されている。プロセスユニット10
0aはブラック、プロセスユニット100bはイエロ
ー、プロセスユニット100cはマゼンタ、プロセスユ
ニット100dはシアンの各色のトナー像を形成するも
のであるる。
【0041】4個のプロセスユニット100a,100
b,100c,100dは、同様の構成を有し、各々矢
印の方向に回転する感光体ドラム10a,10b,10
c,10dを具備し、これらの回りには、コロナ帯電器
11a,11b,11c,11d、前記感光体ドラム1
0a,10b,10cにレーザビーム12a,12b,
12c,12dを照射するレーザ光学系16a,16
b,16c,16d、現像器13a,13b,13c,
13c、ブレードを用いたクリーナ14a,14b,1
4c,14d、除電ランプ15a,15b,15c,1
5dが配置されている。前記現像器13a,13b,1
3c,13dには各々ブラック,イエロー,マゼンタ,
シアンの現像剤が収容されている。
【0042】転写材担持体2の内側には、各プロセスユ
ニット100a,100b,100c,100dに対応
した4個の給電ローラ19a,19b,19c,19d
が、4個の感光体ドラム10a,10b,10c,10
dを転写材担持体2を介して対向して押圧するように設
けられている。各給電ローラ19a,19b,19c,
19dは、接触部分である転写部において、転写材担持
体2に転写バイアス電圧を印加するものである。
【0043】各プロセスユニット100a,100b,
100c,100dの上流側に設けられたカセット24
には、転写材Pが貯えられ、給紙ローラ23によってピ
ックアップされ、一対のレジストローラ22によってタ
イミングを図って転写材担持体2上に供給されるように
なっている。
【0044】各色に対して設けられた4個のプロセスユ
ニット100a,100b,100c,100d毎に、
帯電,露光,現像が行われ、各感光体ドラム10a,1
0b,10c,10d上に形成されたトナー像は、転写
材担持体18に担持されて搬送される転写材Pに順次多
重転写される。
【0045】転写動作後、転写材担持体2から分離され
た転写材Pは、ヒートローラ定着器25に搬送されて、
転写材P上のトナー像は定着され、トレイ26に排出さ
れるようになっている。
【0046】上述した構成の複数の転写部を有するカラ
ー画像形成装置においては、色毎に設けられたプロセス
ユニット100a,100b,100c,100dの各
感光体ドラム10a,10b,10c,10d上に順次
トナー像が形成され、該トナー像を1回の紙通しで、順
次多重転写するため、高速のカラー画像形成が行えると
いう利点を有する。
【0047】このようなカラー画像形成装置に既述した
転写装置を適用することにより、色毎の各転写画像にお
いて、転写ムラ,転写抜けがない高転写効率の転写を実
現できる。
【0048】以上説明した図6に示すカラー画像形成装
置を用いて、ブラック,イエロー,マゼンタ,シアンの
順で4色の多重転写を行った。
【0049】転写材担持体2は、カーボンが分散された
厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートで、厚み
方向の1cm2 当りの電気抵抗は108 Ωである。また、
4個の給電ローラ19a,19b,19c,19dは、
芯体外周に導電性発泡ウレタンを設けたもので、芯体と
表面との間の電気抵抗は約104 Ωになっている。
【0050】このときの転写バイアス電圧に対する転写
効率、即ち、転写特性を図7に示す。
【0051】同図より、転写回数によって転写バイアス
電圧を少しづつ順次増加させることで、広い転写バイア
ス電圧範囲で、各色とも極めて高い転写効率が得られる
ことがわかる。これは多重転写の場合、転写材Pに転写
されるトナー量が転写を繰り返す度に増加するため、こ
れに応じて転写バイアス電圧を上げた方がより効率良く
転写を行うことを示している。
【0052】また、4色の適正転写バイアス電圧の重な
り部分も存在するので、1個のバイアス電源による電圧
供給で転写を行うことができる。尚、得られた転写画像
において、部分的な転写不良,転写抜けなどは4色とも
一切発生しなかった。
【0053】次に、電子写真方式のカラー画像形成装置
の他例を図8に示す。
【0054】同図において、感光体ドラム1の周囲に
は、周知のコロナ帯電器31、感光体ドラム30にミラ
ー37,38を介してレーザビーム32を照射するレー
ザ光学系36、現像器33、転写ドラム39、ファーブ
ラシからなるクリーナ34、除電ランプ35、現像後の
感光体ドラム1上の電位を実質的に均一化する電位均一
化手段としての転写前帯電器51が配置されている。
【0055】前記現像器33は、ブラック現像器33
a、イエロー現像器33b、マゼンタ現像器33c及び
シアン現像器33dから構成され、感光体ドラム1上の
静電潜像に対して、適時選択されて現像を行うものであ
る。
【0056】転写ドラム39は、連結部材42でつなが
れた図示しない転写ドラム枠体に張られた100μm厚
のPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムから
なる転写材担持体40を有し、この転写ドラム39に
は、転写材担持体40上に担持される転写材Pの先端を
挟持するため連結部材42に設けられたグリッパ43、
既述した場合と同様な給電ローラ41、分離爪44、一
対の除電器52が設けられている。
【0057】カセット50には、転写材Pが貯えられ、
給紙ローラ49によってピックアップされ、一対のレジ
ストローラ48によってタイミングを図って転写ドラム
39に供給されるようになっている。
【0058】他方、分離爪44によって転写材担持体4
0から分離された転写後の転写材Pは、搬送ベルト45
により搬送され、その後ヒートローラ定着器46におい
て転写材P上のトナー像が定着され、トレイ47に排出
されるようになっている。
【0059】上記構成の転写装置を用いるカラー画像形
成装置において、感光体ドラム1では1色毎に帯電,露
光,現像,転写,クリーニング,感光体除電が繰り返さ
れ、転写ドラム39では、転写ドラム39に転写材Pを
給紙した後は、所定の色数(ブラック,イエロー,マゼ
ンタ,シアンから選択)に応じた回数だけ転写ドラム3
9が回転して多重転写され、転写終了後、転写材Pの分
離が行われる。
【0060】このような構成のカラー画像形成装置によ
っても、図6に示すカラー画像形成装置と同様な作用効
果を発揮させることができる。
【0061】次に、前記電位均一化手段としての転写前
帯電器51について詳述する。
【0062】図9は、転写前帯電器51及び転写部を示
すものである。
【0063】同図において、感光体ドラム1に対向し
て、現像後でかつ、転写部前に設けられた電位均一化手
段としての転写前帯電器51は、ワイヤーからなる放電
電極51aとシールド電極51bとからなるコロトロン
・コロナ帯電器である。この転写前帯電器51の放電電
極51aには、交流電源E1 と、この交流電源E1 に直
列接続された直流電源E2 が接続されており、直流電源
E2 からの直流電圧で偏寄された交流電圧が印加されて
いる。
【0064】また、シールド電極51bは接地されてい
る。直流電圧で偏寄された交流コロン放電(プラスイオ
ンとマイナスイオンの両方を発生)は帯電の作用と除電
の作用をしながら、被帯電物である感光体ドラム1上の
電位を一定の電位に収束させる働きがある。
【0065】図13は、現像後の感光体ドラム1上の電
位を示す電位模式図である。
【0066】本実施例では、一様に帯電した感光体ドラ
ム1にレーザ露光して得られた静電潜像において露光部
を現像する反転現像を行っているため、一様帯電する感
光体ドラム1の帯電極性及びトナーの帯電極性はマイナ
スである。
【0067】図6から明らかなように、現像トナー量が
少ないハーフトーン部と、現像トナー量が多いベタ部と
では、感光体ドラム1上の電位が大きく異なり、そのた
め図8に示す転写部において直流電源E3 によりプラス
極性の電圧が印加された給電ローラ41により、転写材
担持体40の裏面を一様に帯電した場合の転写電位差
(転写電界を決める)、即ち、感光体ドラム電位と転写
電位との電位差はベタ部に比べてハーフトーン部の方が
大きくなってしまう。
【0068】この場合の転写特性を示すグラフが図16
で、横軸は転写帯電に印加する転写コロナ電圧、縦軸は
転写効率を示す。
【0069】同図から明らかなように、従来の場合は、
ハーフトーン部とベタ部とでは適正転写コロナ電圧の範
囲が大きくずれていた。
【0070】これに対して、本実施例を適用した場合を
図14及び図17に示す。図14は転写前帯電器51を
通過した後の感光体ドラム1上の電位を示す電位模式図
で、放電電極51aに印加する交流電圧は5.2KVrm
s (500Hz)、直流電圧は−250Vに設定した場
合である。
【0071】同図において、転写前帯電器51により、
ハーフトーン部電位は除電され、ベタ部電位は帯電さ
れ、感光体ドラム1の電位は一定になる。図17はこの
電位均一化手段を施した場合の転写特性を示すグラフ
で、ハーフトーン部とベタ部の転写特性が一致すること
がわかる。
【0072】次に、多重転写を行った場合について説明
する。
【0073】図18は、転写前に電位均一化を行わない
従来の場合の4色重ねの転写特性を1色毎に示すもの
で、同図より転写回数が増えるに従って、適正転写コロ
ナ電圧が順次高い方にシフトすることがわかる。そし
て、高い転写電位を必要とするため、部分的な転写ムラ
が発生していた。
【0074】これに対して、本実施例を適用した場合を
図15及び図19に示す。図15は転写回数が増えるに
従って、交流電圧を偏寄する直流電圧を−200V(1
色目),−400V(2色目),−600V(3色
目),−800V(4色目)と変化させていった場合の
感光体ドラム1上の電位の電位模式図である。
【0075】同図より、感光体ドラム1上の電位と転写
電位の差が転写回数に応じて増えていることがわかる。
【0076】図19は、この転写回数に応じ均一化電位
を変化させた場合の4色重ねの転写特性を1色毎に示す
もので、同図より、適正転写コロナ電圧は4色ともほぼ
一致していることもわかる。また、本実施例の場合は転
写ムラが全く生じなかった。次に転写前の電位均一化手
段の他例について、図10乃至図13を参照して説明す
る。
【0077】図10は、放電電極51aに交流電源E1
から交流電圧を、シールド電極51bに直流電源E4 か
ら直流電圧を印加する場合で、シールド電極51bに印
加する直流電圧を調整することによって一定の均一化電
位が得られる。
【0078】図11は、直流電源E5 から直流電圧が印
加されたグリット電極61aを有するスコロトロン・コ
ロナ放電器61で、放電電極51aには交流電圧が印加
され、シールド電極51bは接地されている。この場
合、グリッド電極61aに印加する直流電圧を調整する
ことによって一定の均一化電位が得らえる。
【0079】図12は、除電ランプ72と放電電極51
aに直流電圧が印加されたコロトロン・コロナ放電器7
1を用いる場合で、先ず光除電により感光体ドラム1上
の電位をゼロ付近とし、その後コロトロン・コロナ放電
器71により一定の帯電を行うものである。
【0080】本発明は上述した実施例の他、その要旨の
範囲内で種々の変形が可能である。
【0081】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、以下の効
果を奏する。
【0082】請求項1記載の発明によれば、上述した構
成としたので、転写材担持体の厚み方向の1cm2 当りの
電気抵抗が106 乃至1010Ωの範囲に設定されている
ので、バイアス電圧印加手段により前記転写部の領域に
おいてバイアス電圧を印加した場合、転写電界が適正と
なり、現像剤の極性反転が生じること無く、また、剥離
放電も生じること無く、高い転写効率が得られ、転写ム
ラのない均一な転写動作を行うことが可能な転写装置を
提供することができる。
【0083】請求項2記載の発明によれば、上述した構
成としたので、画像種類,転写回数に関係なく、高い転
写効率で転写ムラがないカラー画像形成を実現可能なカ
ラー画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の転写装置を示す正面図
【図2】本実施例の転写装置の転写バイアス電圧と転写
効率との関係を示すグラフ
【図3】本実施例の転写装置の他例を示す正面図
【図4】本実施例の転写装置の他例を示す正面図
【図5】本実施例の転写装置の他例を示す正面図
【図6】本実施例のカラー画像形成装置を示す概略正面
【図7】本実施例のカラー画像形成装置の転写バイアス
電圧と転写効率との関係を示すグラフ
【図8】本実施例のカラー画像形成装置の他例を示す概
略正面図
【図9】本実施例のカラー画像形成装置における転写前
帯電器を示す部分拡大図
【図10】本実施例のカラー画像形成装置における転写
前帯電器の他例を示す部分拡大図
【図11】本実施例のカラー画像形成装置における転写
前帯電器の他例を示す部分拡大図
【図12】本実施例のカラー画像形成装置における転写
前帯電器の他例を示す部分拡大図
【図13】従来例における転写電位と静電潜像の電位と
の関係を示す説明図
【図14】本実施例における転写電位と静電潜像の電位
との関係を示す説明図
【図15】本実施例におけ複数色転写の場合の転写電位
と静電潜像の電位との関係を示す説明図
【図16】従来例の転写コロナ電圧と転写効率との関係
を示すグラフ
【図17】本実施例の転写コロナ電圧と転写効率との関
係を示すグラフ
【図18】従来例の複数色転写の場合の転写コロナ電圧
と転写効率との関係を示すグラフ
【図19】本実施例の複数色転写の場合の転写コロナ電
圧と転写効率との関係を示すグラフ
【符号の説明】 1 感光体ドラム 2 転写材担持体 3 給電ローラ 51 転写前帯電器 P 用紙 E1 交流電源 E2 直流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠井 利博 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成した潜像を転写部にお
    いて転写材に転写する転写装置であって、厚み方向の1
    cm2 当りの電気抵抗が106 乃至1010Ωの範囲に設定
    され、前記転写材を担持してこの転写材を転写部におい
    て像担持体上の潜像に接触させるシート状の転写材担持
    体を用いた転写材搬送手段と、前記転写部の領域におい
    て前記転写材担持体に対し転写電界形成用のバイアス電
    圧を印加するバイアス電圧印加手段とを有することを特
    徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】 同一又は個別の像担持体へ静電潜像を形
    成する像形成手段と、この像形成手段により形成された
    前記静電潜像を帯電した現像剤により現像する現像手段
    と、この現像手段により前記像担持体上に形成された画
    像を所定の転写電位の基に静電転写により転写材上に多
    重転写する転写手段とを有するカラー画像形成装置にお
    いて、前記転写手段による多重転写動作に先立って、前
    記像担持体の静電潜像の電位を均一化する電位均一化手
    段と、前記転写手段による多重転写の転写回数に応じて
    前記電位均一化手段によって均一化された電位の値を前
    記転写電位との差が大きくなるように変更する電位変更
    手段とを有することを特徴とするカラー画像形成装置。
JP3287861A 1991-11-01 1991-11-01 転写装置及びカラー画像形成装置 Pending JPH05127541A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5794110A (en) * 1994-11-30 1998-08-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus having a semiconductive transfer belt

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5794110A (en) * 1994-11-30 1998-08-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus having a semiconductive transfer belt

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