JPH0512823U - ダンパープーリー - Google Patents
ダンパープーリーInfo
- Publication number
- JPH0512823U JPH0512823U JP6052991U JP6052991U JPH0512823U JP H0512823 U JPH0512823 U JP H0512823U JP 6052991 U JP6052991 U JP 6052991U JP 6052991 U JP6052991 U JP 6052991U JP H0512823 U JPH0512823 U JP H0512823U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- elastic body
- rim portion
- damper pulley
- pulley
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴム状弾性体の径を可及的に大きくし、しか
もリム部に応力集中が発生しないようにしたダンパープ
ーリーを提供する。 【構成】 円筒状に形成されたリム部12の軸線方向中
間部にウェブ部11を有するプーリー本体10をすり割
りにより形成し、リム部12の一方にベルト溝13aを
形成すると共に、他方にゴム状弾性体20を介してマス
30を取付けた。
もリム部に応力集中が発生しないようにしたダンパープ
ーリーを提供する。 【構成】 円筒状に形成されたリム部12の軸線方向中
間部にウェブ部11を有するプーリー本体10をすり割
りにより形成し、リム部12の一方にベルト溝13aを
形成すると共に、他方にゴム状弾性体20を介してマス
30を取付けた。
Description
【0001】
この考案は、主として自動車等の回転動力伝達手段に用いられるダンパープー リーに関する。
【0002】
自動車等のエンジンにおいて、例えばクランク軸からエアコンプレッサーや各 種のポンプ類等へ回転動力を伝達するために用いられるダンパープーリーは、ク ランク軸の端部に取付けられており、その構造は、プーリー本体と、このプーリ ー本体のリム部にゴム状弾性体を介して取付けられたマスとからなっている。そ して、エンジン回転中におけるクランク軸の振動を、マスとゴム状弾性体との協 働作用により緩和することができるようになっている。
【0003】
ところで、近年自動車は高速走行及び燃費の向上を目的として、エンジン関連 部品を軽量化することが必須課題となっている。
【0004】 そこで、従来鋳物で構成していたプーリー本体を金属板から塑性加工したもの が使用されつつある。この金属板製ダンパープーリーの一例が図7に示してある 。
【0005】 このダンパープーリーのプーリー本体1は金属板から塑性加工され、図示しな いボス部に固定される円板状のウェブ部2と、このウェブ部2の外周縁を軸線方 向に沿って2段に折曲した円筒状のリム部3とからなっており、大径のリム部に ベルト溝3aが形成され、小径のリム部にゴム状弾性体4を介してマス5を加硫 接着したリング6が圧入されている。
【0006】 しかし、このダンパープーリーでは、ゴム状弾性体4の内径D1 をベルト溝3 aのピッチサークルの径D2 より小さくせざるを得ないので、ゴム状弾性体4の 捩りバネ定数が後記図9に示すものより小さくなり、この結果、ダンパー性能を 決定する固有振動数が小さくなり、ダンパー性能が低下するという問題がある。 また、オーバーハングとなるため、A部に応力集中が発生して破損するおそれが あり、強度上問題があった。
【0007】 さらに、図8に示すダンパープーリーは、図7に示す如き小径のリム部3にゴ ム状弾性体4を圧入してマス5を取付けたものであり、小径のリム部3の軸線方 向中間部にゴム状弾性体4抜き止め用の凸部3bが形成されている。このような ゴム状弾性体4圧入方式のダンパープーリーでは、上述した図7に示すダンパー プーリーの問題点に加えて、滑りトルク及び抜け力が共に小さくなり、このため 、ゴム状弾性体4が抜けやすくなるという問題がある。
【0008】 この問題を解決するために、図9に示すようなダンパープーリーが使用されて いる。このダンパープーリーのプーリー本体1は金属板から塑性加工され、図示 しないボス部に固定される円板状のウェブ部2と、このウェブ部2の外周縁を軸 線方向に折曲した円筒状のリム部3とからなっている。そして、このリム部3の 外側の一半部にベルト溝3aが形成されており、内側の他半部にゴム状弾性体4 を介してマス5を加硫接着したリング6が圧入されている。しかしながら、依然 としてオーバーハングにより強度が不足するという問題は残っていた。
【0009】 この考案は、上述した従来技術の問題点を解決すべくなされたもので、その目 的とするところは、ゴム状弾性体の径を可及的に大きくし、しかもリム部に応力 集中が発生しないようにしたダンパープーリーを提供することにある。
【0010】
上記目的を達成するため、この考案のダンパープーリーでは、円筒状に形成さ れたリム部の軸線方向中間部にウェブ部を有するプーリー本体をすり割りにより 成形し、前記リム部の一方にベルト溝を形成すると共に、他方にゴム状弾性体を 介してマスを取付けたことを特徴としている。
【0011】
この考案によれば、リム部の軸線方向中間部をウェブ部によって支持している から、リム部のオーバーハングによる応力集中の発生を防ぐことができる。これ によって、リム部の破損を防ぐことができ、ダンパープーリーの耐久性を向上さ せることができる。
【0012】 また、ゴム状弾性体の径を可及的に大きくすることができるので、ゴム状弾性 体の捩りバネ定数が大きくなり、ダンパー性能を向上させることができる。
【0013】
以下、この考案を図面に示す実施例に基いて説明する。
【0014】 図1はこの考案の第1実施例に係るダンパープーリーの断面説明図であり、図 において、Eはダンパープーリーで、円筒状に形成されたリム部12の軸線方向 中間部にウェブ部11を有するプーリー本体10をすり割により形成し、リム部 12の一方にベルト溝13aを形成すると共に、他方にゴム状弾性体20を介し てマス30を取付けたことを特徴としている。
【0015】 つぎに、この考案の第1実施例の構造をさらに詳細に説明する。
【0016】 プーリー本体10は金属板から塑性加工されており、円板状のウェブ部11と 、円筒状のリム部12とから構成され、このリム部12は、ウェブ部11の外周 縁をその板厚方向にすり割り分割して、反対方向に延びる一対のリム部13,1 4とからなっている。
【0017】 ウェブ部11はボス部、例えば自動車用エンジンのクランク軸(図示略)端部 に固定されたボス部15に、スプリングワッシャー16を介して取付ボルト17 により固定されている。また、リム部13には、ベルト溝であるポリV溝13a が形成されており、リム部14には、リング状のマス30が、その内周面とリム 部14外周面との間に圧入されたゴム状弾性体20によって取付けられている。 また、リム部14の軸線方向中間部には、周方向に沿ってゴム状弾性体20抜け 止め用の凹部14aがマス30の外周面にはポリV溝30aがそれぞれ形成され ている。
【0018】 つぎに、この考案の第1実施例の作用を説明する。
【0019】 まず、図2乃至図5によってゴム状弾性体20の捩りバネ定数について解析す る。図2に示すように、厚さt,幅Lの板状のゴム21の下面を固定し、上面に 矢印Aの方向の変位を与えると、図3に示すように剪断力Fが発生する。
【0020】 この板状のゴム21を図4に示すように円筒状にし、矢印Bの方向の変位を与 える、すなわち捩ると、捩りトルクが発生する。
【0021】 この捩りトルクは、図5に示すように、径の小さいゴム21Aより径の大きい ゴム21Bの方が大きくなる。すなわち、図5において、同一変位での剪断力は 同一となるが、θrad 捩ったときの変位はC−D>C1 −D1 となるため、単一 角度当りの剪断力(捩りトルク)である捩りバネ定数は、ゴム21Bの方がゴム 21Aより大きくなる。
【0022】 ところで、この考案のダンパープーリーEによれば、ゴム状弾性体の内径D3 は、ポリV溝13aのピッチサークルの径D4 と略同一に設定されており、図7 及び図8に示す従来のダンパープーリーと比較してゴム状弾性体20の内径D3 を大きく設定することができる。したがって、図2乃至図5において説明したよ うに、ゴム状弾性体20の捩りバネ定数を可及的に大きくすることができる。こ の結果、ダンパープーリーEの固有振動数を大きくすることができ、ダンパー性 能を向上させることができる。
【0023】 また、リム部12が、その軸線方向中央部でウェブ部11によって支持されて いるから、図9に示す従来のダンパープーリーのようなオーバーハングによる応 力集中がリム部14に発生しない。したがって、リム部12の破損を防ぐことが でき、ダンパープーリーEの耐久性を向上させることができる。
【0024】 さらに、捩りトルク及び抜け力を図8に示す従来のダンパープーリーと比較し て大幅に大きくすることができるので、ゴム状弾性体20の脱落を防ぐことがで きると共に、抜け止め用凹部14aのへこみを小さくしてゴム状弾性体20の圧 入作業を容易にすることができる。
【0025】 図6は、この考案の第2実施例に係るダンパープーリーの断面説明図である。 この第2実施例に係るダンパープーリーEは、第1実施例に示すリム部14に相 当するリム部14Aに、ゴム状弾性体20Aを介してマス30Aを加硫接着した リング18が圧入されている。この実施例では、図1に示す凹部14aが不要と なる。
【0026】 その他の構成及び作用は第1実施例に示すものと同様であり、その説明は省略 する。
【0027】
上述した通り、この考案によれば、リム部の軸線方向中間部をウェブ部によっ て支持しているから、リム部のオーバーハングによる応力集中の発生を防ぐこと ができる。これによって、リム部の破損を防ぐことができ、ダンパープーリーの 耐久性を向上させることができる。また、ゴム状弾性体の径を可及的に大きくす ることができるので、ゴム状弾性体の捩りバネ定数が大きくなり、ダンパー性能 を向上させることができる。
【図1】この考案の第1実施例に係るダンパープーリー
の断面説明図である。
の断面説明図である。
【図2】ゴム状弾性体の捩りバネ定数の解析説明図であ
る。
る。
【図3】ゴム状弾性体の捩りバネ定数の解析説明図であ
る。
る。
【図4】ゴム状弾性体の捩りバネ定数の解析説明図であ
る。
る。
【図5】ゴム状弾性体の捩りバネ定数の解析説明図であ
る。
る。
【図6】この考案の第2実施例に係るダンパープーリー
の断面説明図である。
の断面説明図である。
【図7】従来例に係るダンパープーリーの断面説明図で
ある。
ある。
【図8】他の従来例に係るダンパープーリーの断面説明
図である。
図である。
【図9】さらに他の従来例に係るダンパープーリーの断
面説明図である。
面説明図である。
E ダンパープーリー 10 プーリー本体 11 ウェブ部 12 リム部 13 リム部 13a ベルト溝 14 リム部 18 リング 20 ゴム状弾性体 20A ゴム状弾性体 30 マス 30A マス 30a ポリV溝
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒状に形成されたリム部の軸線方向中
間部にウェブ部を有するプーリー本体をすり割りにより
成形し、前記リム部の一方にベルト溝を形成すると共
に、他方にゴム状弾性体を介してマスを取付けたことを
特徴とするダンパープーリー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6052991U JPH0512823U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | ダンパープーリー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6052991U JPH0512823U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | ダンパープーリー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0512823U true JPH0512823U (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=13144932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6052991U Pending JPH0512823U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | ダンパープーリー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0512823U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004156754A (ja) * | 2002-11-08 | 2004-06-03 | Nok Corp | 防振マウント及びその製造方法 |
| WO2008133212A1 (ja) * | 2007-04-23 | 2008-11-06 | Hitachi, Ltd. | ダンパプーリ、ダンパプーリの製造方法、および可変容量型ベーンポンプ |
| KR20150007100A (ko) * | 2013-07-10 | 2015-01-20 | 한라비스테온공조 주식회사 | 압축기의 동력전달장치 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61132238A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-19 | Fuji Kiko Co Ltd | 多段プ−リ−およびその製造方法 |
| JPH02292558A (ja) * | 1989-04-28 | 1990-12-04 | Fuji Kiko Co Ltd | ダンパープーリー |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP6052991U patent/JPH0512823U/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61132238A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-19 | Fuji Kiko Co Ltd | 多段プ−リ−およびその製造方法 |
| JPH02292558A (ja) * | 1989-04-28 | 1990-12-04 | Fuji Kiko Co Ltd | ダンパープーリー |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004156754A (ja) * | 2002-11-08 | 2004-06-03 | Nok Corp | 防振マウント及びその製造方法 |
| WO2008133212A1 (ja) * | 2007-04-23 | 2008-11-06 | Hitachi, Ltd. | ダンパプーリ、ダンパプーリの製造方法、および可変容量型ベーンポンプ |
| KR20150007100A (ko) * | 2013-07-10 | 2015-01-20 | 한라비스테온공조 주식회사 | 압축기의 동력전달장치 |
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