JPH0512829U - フアイナルドライブの潤滑構造 - Google Patents

フアイナルドライブの潤滑構造

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JPH0512829U
JPH0512829U JP5903891U JP5903891U JPH0512829U JP H0512829 U JPH0512829 U JP H0512829U JP 5903891 U JP5903891 U JP 5903891U JP 5903891 U JP5903891 U JP 5903891U JP H0512829 U JPH0512829 U JP H0512829U
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JP
Japan
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carrier
lubricating liquid
final drive
drive pinion
bearing
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Application number
JP5903891U
Other languages
English (en)
Inventor
和義 渡邊
Original Assignee
栃木富士産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】潤滑液の液量を増大することなしに、潤滑液が
低温で粘性が高い場合においても、ドライブピニオンを
キャリアに支持するベアリングを確実に潤滑できるよう
にして、低温焼き付きの発生を防止する。 【構成】ドライブピニオン16を収容配置するとともに
潤滑液を貯留したファイナルドライブ10のキャリア1
2内部に、膨張および収縮自在であって、膨張時にキャ
リア12内の潤滑液の液面を押し上げて、ドライブピニ
オン16を支持するベアリング14を浸潤するようにし
た膨縮自在装置22を配設した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ファイナルドライブの潤滑構造に関し、特に、ドライブピニオンを 回転自在に支持するベアリングを、効率よく潤滑することのできるファイナルド ライブの潤滑構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のファイナルドライブの潤滑構造として、例えば、実開平2−18724 号公報に開示されたファイナルドライブの潤滑構造がある。上記公報に開示され たファイナルドライブは、ドライブピニオンがリングギアの中心より上方にオフ セットされたものであり、キャリア内におけるドライブピニオンの取り付け位置 が高くなっているものである。このようなファイナルドライブにあっては、始動 時などにおいて潤滑液が低温のために粘性が高くなっている場合には、リングギ アによる潤滑液の掻き上げのみによっては、ドライブピニオンをキャリアに回転 自在に支持するベアリングへ潤滑液を十分に供給することが困難であり、潤滑液 の供給不足によるベアリングの低温焼き付きをおこしやすいという問題点があっ た。このため上記公報に開示された潤滑構造にあっては、キャリア内に貯留され る潤滑液を、予め液面の高さがドライブピニオンのギア部位により潤滑液が掻 きあげられる高さまで到達するようにキャリア内に注入し、ドライブピニオンと リングギアとの両者の回転による掻きあげによって、ドライブピニオンのベアリ ングへ潤滑液を供給するようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術にあっては、低温焼き付きを防止するために、ドライブピニオンと リングギアとの両者の回転により潤滑液を掻きあげるようにしてベアリングへ供 給していたため、ドライブピニオンのギア部位へ到達するまで潤滑液をキャリア 内へ注入する必要があった。このため、ドライブピニオンがリングギアの中心よ り下方にオフセットされている一般的なファイナルドライブの場合における、リ ングギアの掻きあげのみによりベアリングを潤滑する場合の潤滑液の液量と比較 すると、潤滑液の液量が増大するようになり、ユニット全体の重量が増大すると ともに、ドライブピニオンの潤滑液の掻きあげのためのかくはん抵抗が多く発生 するため、ユニットとしての目標性能が低下するという問題点があった。
【0004】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、潤滑液の液量を増大することなしに、潤滑液が低温 で粘性が高い場合においても、ドライブピニオンをキャリアに支持するベアリン グを確実に潤滑できるようにして、低温焼き付きの発生を防止したファイナルド ライブの潤滑構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案におけるファイナルドライブの潤滑構造は 、ドライブピニオンを収容配置するとともに潤滑液を貯留したファイナルドライ ブのキャリア内部に、膨張および収縮自在であって、膨張時にキャリア内の潤滑 液の液面を押し上げて、ドライブピニオンを支持するベアリングを浸潤するよう にした膨縮自在装置を配設してなるものである。
【0006】
【作用】
始動時などにおいて、潤滑液の温度が低く、潤滑液の粘性が高い場合には、膨 縮自在装置を膨張させて、キャリア内に貯留された潤滑液の液面を押し上げる。 このため、ドライブピニオンをキャリアに回転自在に支持するベアリングを、潤 滑液に漬けることができ、ベアリングを確実に潤滑することができる。従って、 始動時などにおけるベアリングの低温焼き付きはおこらない。
【0007】 また、潤滑液の温度が上昇し、粘性が低くなったり、あるいはドライブピニオ ンが高回転数で回転していて、ドライブピニオンと噛み合うリングギアの掻きあ げのみによって十分にベアリングを潤滑できる場合には、膨縮自在装置を収縮さ せて、キャリア内に貯留された潤滑液の液面を降下させて、ベアリングへの潤滑 油の供給を制御することができる。
【0008】 さらに、上記の場合のみに限らず、必要に応じて膨縮自在装置を膨張あるいは 収縮させて、キャリア内に貯留された潤滑液の液面の高さを制御して、ベアリン グにとって最適な潤滑条件を達成することができる。
【0009】
【実施例】
以下、図面に基づいて、本考案によるファイナルドライブの潤滑構造を詳細に 説明する。
【0010】 図1および図2は、本考案によるファイナルドライブの潤滑構造の一実施例を 示しており、ファイナルドライブ10のキャリア12内には、ベアリング14を 介してドライブピニオン16のドライブピニオンシャフト16aが回転自在に支 持されている。キャリア12内にはさらに、ドライブピニオン16と噛み合うリ ングギア18を外径側部位に固定するとともに、内部に差動歯車機構を配設した 差動装置20が収容配置されている。
【0011】 ドライブピニオン16とリングギア18との噛み合い状態は、ドライブピニオ ン16の中心線O−Oがリングギア18の中心線P−Pの上方に位置するように オフセットされている。
【0012】 キャリア12内の底部12aには、膨縮自在装置22が配設されている。この 膨縮自在装置22は、圧縮空気により膨張および収縮自在とされた柔軟性ゴムあ るいは合成樹脂等よりなるエアバッグ24と、このエアバッグ24が膨張した際 の形状を規制するとともに、ドライブピニオン16あるいはリングギア18など の回転部材によってエアバッグ24が損傷されることを防止する保護プレート2 6とを有している。保護プレート26は、底部12aとの間に所定の空間を形成 するようにしてキャリア12の底部12aにリベット28により固定されている 。保護プレート26は、編み目の荒い金網等を用いることによって、軽量化を図 ることができる。
【0013】 エアバッグ24は、保護プレート26によって形成された、キャリア12と保 護プレート26との間の空間に位置されており、キャリア12の外部に配置され たエアポンプ30の作動により、膨張および収縮自在とされている。エアポンプ 30の作動状態は、センサ32により検知されていて、エアポンプ30の作動に 基づくエアバッグ24の膨張および収縮状態がモニターされることになる。
【0014】 また、キャリア12の底部12aには、潤滑液が貯留されている。潤滑液の液 面の高さは、エアバッグ24が完全に収縮した場合には、リングギア18のみが 浸潤するB−B線の高さ(図1)となり、エアバッグ24が完全に膨張した場合 には、ベアリング14が浸潤するA−A線(図1)の高さとなる。
【0015】 なお、符号34は、ドライブピニオン16とベアリング14との間に配置され たスラストワッシャである。
【0016】 以上の構成において、ドライブピニオン16が、エンジン(図示せず)によっ て回転されていない場合、あるいは回転され始めたばかりの始動時においては、 エアポンプ30により膨縮自在装置22のエアバッグ24に圧縮空気が送出され て、エアバッグ24を完全に膨張させる。このため、キャリア12の底部12a でエアバッグ24が膨張して、結果としてキャリア12の底部12aに貯留され た潤滑液を押し上げて液面の高さを図1上A−A線まで上昇させる。この際、エ アバッグ24は、保護プレート26によって被覆されているため、保護プレート 26の形状に沿って膨張し、ドライブピニオン16やリングギア18等の回転部 材と接触することがないので、これらの回転部材によって損傷されることがない 。
【0017】 潤滑液の液面が上昇する結果として、ベアリング14が潤滑液に漬けられるた め、ベアリング14に潤滑液が十分に供給されて、ベアリング14が潤滑液切れ をおこすことがない。従って、始動時における低温焼き付きを確実に防止するこ とができる。
【0018】 また潤滑油の温度上昇により粘性が低下して、リングギア18の掻きあげのみ によって十分に潤滑液をベアリング14へ供給できるようになると、エアポンプ 30によりエアバッグ24から圧縮空気を抜いて、エアバッグ24を収縮させる 。このエアバッグ24の収縮にともない、キャリア12内の潤滑液の液面の高さ が下降する。エアバッグ24が完全に収縮すると、潤滑油の液面の高さは、図1 上B−B線まで下降する。このためベアリング14は潤滑液に浸かることがなく 、リングギア18の掻きあげのみによって、ベアリング14は潤滑される。
【0019】 なお、エアポンプ30の作動状態は、センサ32によって検知されているので 、エアバッグ24の膨張および収縮状態をモニターすることができ、キャリア1 2内の潤滑液の液面の高さを知ることができる。従って、上記の場合以外にあっ ても、ファイナルドライブ10の作動状態における必要性に応じてエアポンプ3 0を作動して、エアバッグ24を膨張あるいは収縮させて、それに基づいてキャ リア内の潤滑液の液面の高さを上下することができ、ベアリング14を確実に潤 滑することができる。
【0020】 なお、上記実施例においては、ドライブピニオンがリングギアの中心より上方 にオフセットされたファイナルドライブに本考案を用いた場合を説明したが、こ れに限られることなく、ドライブピニオンがリングギアの中心、あるいはリング ギアの中心より下方に位置する通常のファイナルドライブに本考案を用いても良 いこと勿論である。
【0021】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、いかに記載されるような 効果を奏する。
【0022】 キャリア内に潤滑液の液面を上下させる膨縮自在装置を設けたため、潤滑液の 液量を増大することなしに、所望の時にドライブピニオンを支持するベアリング を潤滑液に浸潤することができる。従って、始動時にベアリングを潤滑できるた め、低温焼き付きを確実に防止できる。
【0023】 また、必要に応じて膨縮自在装置を膨長または収縮させてキャリア内に貯留さ れた潤滑油の高さを制御して、ドライブピニオンの支持ベアリングや差動装置に とって最適な潤滑条件を達成できる。さらには膨縮自在装置が収縮された状態に おいては、ファイナルドライブの潤滑油かくはん抵抗が低減され、潤滑油の発熱 やエアブリーザからの吹き出しが防止され、走行燃費が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるファイナルドライブの潤滑構造の
一実施例を示す要部断面側面図である。
【図2】図1に示すファイナルドライブの潤滑構造の要
部断面正面図である。
【符号の説明】
10 ファイナルドライブ 12 キャリア 12a 底部 14 ベアリング 16 ドライブピニオン 16a ドライブピニオンシャフト 18 リングギア 20 差動装置 22 膨縮自在装置 24 エアバッグ 26 保護プレート 28 リベット 30 エアポンプ 32 センサ 34 スラストワッシャ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライブピニオンをベアリングを介して
    回転自在に収容配置するとともに前記ドライブピニオン
    と噛み合うリングギアが固設された差動装置を収容配置
    するキャリアと、前記キャリアの底部に貯留した潤滑液
    とを有するファイナルドライブの潤滑構造において、 前記キャリア内部に膨縮自在に配設され、膨張時に前記
    潤滑液を前記キャリア内で押し上げて前記潤滑液の液面
    の高さを上昇させ、前記ベアリングを前記潤滑液に浸潤
    させる膨縮自在装置を有することを特徴とするファイナ
    ルドライブの潤滑構造。
  2. 【請求項2】 前記膨縮自在装置は、前記キャリアの底
    部に配設された膨縮自在のエアバッグと、前記エアバッ
    グの膨張時に前記エアバッグの形状変化を規制する保護
    プレートとを有する請求項1記載のファイナルドライブ
    の潤滑構造。
  3. 【請求項3】 前記エアバッグは、前記ファイナルドラ
    イブの外部に配設されたエアポンプによって、膨縮自在
    に制御される請求項2記載のファイナルドライブの潤滑
    構造。
JP5903891U 1991-07-26 1991-07-26 フアイナルドライブの潤滑構造 Pending JPH0512829U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006200730A (ja) * 2004-12-24 2006-08-03 Nissan Motor Co Ltd ファイナルドライブの潤滑構造
JP2006234105A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Jtekt Corp 車両用ピニオン軸支持装置

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