JPH05128332A - 金属粒子検出センサ、金属粒子検出方法及び金属粒子検出装置 - Google Patents
金属粒子検出センサ、金属粒子検出方法及び金属粒子検出装置Info
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- JPH05128332A JPH05128332A JP31841291A JP31841291A JPH05128332A JP H05128332 A JPH05128332 A JP H05128332A JP 31841291 A JP31841291 A JP 31841291A JP 31841291 A JP31841291 A JP 31841291A JP H05128332 A JPH05128332 A JP H05128332A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 流体中の金属粒子を、簡単な構成で、インラ
インで、しかも粒子径毎にその粒子数量までも高精度に
推定又は検出し得る、全く新たな金属粒子検出センサ、
金属粒子検出方法及び金属粒子検出装置を提供する。 【構成】 金属フィルム1と絶縁フィルム2とを交互に
積層し、該積層断面が櫛形電極となるように、2本のリ
ード線3a、3bの各々に対し、各金属フィルム1をひ
とつおきに並列接続し、該積層端面を金属粒子存在流体
4内に浸漬させてなる構成とした。
インで、しかも粒子径毎にその粒子数量までも高精度に
推定又は検出し得る、全く新たな金属粒子検出センサ、
金属粒子検出方法及び金属粒子検出装置を提供する。 【構成】 金属フィルム1と絶縁フィルム2とを交互に
積層し、該積層断面が櫛形電極となるように、2本のリ
ード線3a、3bの各々に対し、各金属フィルム1をひ
とつおきに並列接続し、該積層端面を金属粒子存在流体
4内に浸漬させてなる構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑油中の金属摩耗粉
等を検出するに好適な金属粒子検出技術に係わり、殊
に、簡単な構成で、インラインで、しかも粒子径毎にそ
の粒子数量までも高精度に推定又は検出し得る、全く新
たな金属粒子検出センサ、金属粒子検出方法及び金属粒
子検出装置に関する。
等を検出するに好適な金属粒子検出技術に係わり、殊
に、簡単な構成で、インラインで、しかも粒子径毎にそ
の粒子数量までも高精度に推定又は検出し得る、全く新
たな金属粒子検出センサ、金属粒子検出方法及び金属粒
子検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の代表的金属粒子検出技術
には、ラボ用(分析室用)又はインライン用として、分
光式、照射光減衰式、電気抵抗式、磁気抵抗式等があ
る。
には、ラボ用(分析室用)又はインライン用として、分
光式、照射光減衰式、電気抵抗式、磁気抵抗式等があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
の特徴は、大略列挙すれば、次のとおりである。 (1) 分光式は、ほとんどの種類の粒子量を該種類毎に検
出することができるが、その検出装置が大掛かりとなる
ためにインラインでの使用に不向きであり、また粒子径
毎の粒子数量までも推定又は検出することができない。 (2) 照射光減衰式は、ほとんどの種類の粒子量を検出で
き、しかもインラインでの使用も好適であるが、粒子径
毎の粒子数量までも推定又は検出することができない。 (3) 電気抵抗式は、インラインでの使用に好適である
が、検出誤差が大きく、また粒子径毎の粒子数量までも
推定又は検出することができない。 (4) 磁気抵抗式は、インラインでの使用に好適である
が、強磁性体粉Fe、Niの粒子以外は検出できず、ま
た粒子径毎の粒子数量までも推定又は検出することがで
きない。
の特徴は、大略列挙すれば、次のとおりである。 (1) 分光式は、ほとんどの種類の粒子量を該種類毎に検
出することができるが、その検出装置が大掛かりとなる
ためにインラインでの使用に不向きであり、また粒子径
毎の粒子数量までも推定又は検出することができない。 (2) 照射光減衰式は、ほとんどの種類の粒子量を検出で
き、しかもインラインでの使用も好適であるが、粒子径
毎の粒子数量までも推定又は検出することができない。 (3) 電気抵抗式は、インラインでの使用に好適である
が、検出誤差が大きく、また粒子径毎の粒子数量までも
推定又は検出することができない。 (4) 磁気抵抗式は、インラインでの使用に好適である
が、強磁性体粉Fe、Niの粒子以外は検出できず、ま
た粒子径毎の粒子数量までも推定又は検出することがで
きない。
【0004】上述のとおり、上記従来技術に共通する欠
点は、流体中の金属粒子を粒子径毎の粒子数量までも推
定又は検出することができない点である。もっとも上記
従来技術を、複雑化し、かつ、専門化すれば、この共通
点を克服できないわけではなかろう。
点は、流体中の金属粒子を粒子径毎の粒子数量までも推
定又は検出することができない点である。もっとも上記
従来技術を、複雑化し、かつ、専門化すれば、この共通
点を克服できないわけではなかろう。
【0005】本発明は、上記従来技術の欠点に着目し、
流体中の金属粒子を、簡単な構成で、インラインで、し
かも粒子径毎にその粒子数量までも高精度に推定又は検
出し得る、全く新たな金属粒子検出センサ、金属粒子検
出方法及び金属粒子検出装置を提供することを目的とす
る。
流体中の金属粒子を、簡単な構成で、インラインで、し
かも粒子径毎にその粒子数量までも高精度に推定又は検
出し得る、全く新たな金属粒子検出センサ、金属粒子検
出方法及び金属粒子検出装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の金属粒子検出センサは、図1及び図 2
(c)を参照して説明すれば、金属フィルム1と絶縁フ
ィルム2とを交互に積層し、該積層断面が櫛形電極とな
るように、2本のリード線3a、3bの各々に対し、各
金属フィルム1をひとつおきに並列接続し、該積層端面
を金属粒子存在流体4内に浸漬させてなる構成とした。
め、請求項1の金属粒子検出センサは、図1及び図 2
(c)を参照して説明すれば、金属フィルム1と絶縁フ
ィルム2とを交互に積層し、該積層断面が櫛形電極とな
るように、2本のリード線3a、3bの各々に対し、各
金属フィルム1をひとつおきに並列接続し、該積層端面
を金属粒子存在流体4内に浸漬させてなる構成とした。
【0007】他方、請求項2の金属粒子検出方法は、上
記請求項1の金属粒子検出センサを利用した方法であっ
て、図4を参照して説明すれば、請求項1記載の金属粒
子検出センサにより、パルス電圧Vを検出し(ステップ
(01))、次に各検出パルス電圧Vについて、同一電圧V
毎にそのパルス数f(v)を積算し(ステップ(02)) 、次
に同一電圧V毎に、式(k1 ×V1/2 =r)と、式
(k2 ×f(v) ×V1/2 =Pn)とを演算し(ステップ
(03)、但しk1 とk2 とは所定定数)、最後に各結果r
毎の結果Pnと、被検出流体4内の金属粒子の各実際粒
子径R毎の実際粒子数Nとは相似又は同一であるとみな
す(ステップ(04)) こととした。
記請求項1の金属粒子検出センサを利用した方法であっ
て、図4を参照して説明すれば、請求項1記載の金属粒
子検出センサにより、パルス電圧Vを検出し(ステップ
(01))、次に各検出パルス電圧Vについて、同一電圧V
毎にそのパルス数f(v)を積算し(ステップ(02)) 、次
に同一電圧V毎に、式(k1 ×V1/2 =r)と、式
(k2 ×f(v) ×V1/2 =Pn)とを演算し(ステップ
(03)、但しk1 とk2 とは所定定数)、最後に各結果r
毎の結果Pnと、被検出流体4内の金属粒子の各実際粒
子径R毎の実際粒子数Nとは相似又は同一であるとみな
す(ステップ(04)) こととした。
【0008】さらにまた、請求項3の金属粒子検出装置
は、上記請求項1の金属粒子検出センサを利用し、か
つ、上記請求項2の金属粒子検出方法を使用してなる装
置であって、図5及び図6を参照して説明すれば、請求
項1記載の金属粒子検出センサ10と、この金属粒子検
出センサ10に接続された処理器20と、この処理器2
0に接続された出力器30とを備え、処理器20は、少
なくとも金属粒子検出センサ10に合わせて予め設定し
た定数k1 と、少なくとも金属粒子検出センサ10と検
出時間とに合わせて予め設定した定数k2とを記憶し
(ステップ(11)) 、次に金属粒子検出センサ10からパ
ルス電圧Vを入力し(ステップ(12)) 、次に各検出パル
ス電圧Vについて、同一電圧V毎にそのパルス数f(v)
を積算し(ステップ(13)) 、次に同一電圧V毎に、式
(k1 ×V1/2 =r)と、式(k2 ×f(v) ×V1/2
=Pn)とを演算し(ステップ(14)) 、最後に各結果r
毎の結果Pnと、被検出流体4内の金属粒子の各実際粒
子径R毎の実際粒子数Nとは相似又は同一であるとみな
す旨を出力器30により出力させる(ステップ(15)) 構
成とした。
は、上記請求項1の金属粒子検出センサを利用し、か
つ、上記請求項2の金属粒子検出方法を使用してなる装
置であって、図5及び図6を参照して説明すれば、請求
項1記載の金属粒子検出センサ10と、この金属粒子検
出センサ10に接続された処理器20と、この処理器2
0に接続された出力器30とを備え、処理器20は、少
なくとも金属粒子検出センサ10に合わせて予め設定し
た定数k1 と、少なくとも金属粒子検出センサ10と検
出時間とに合わせて予め設定した定数k2とを記憶し
(ステップ(11)) 、次に金属粒子検出センサ10からパ
ルス電圧Vを入力し(ステップ(12)) 、次に各検出パル
ス電圧Vについて、同一電圧V毎にそのパルス数f(v)
を積算し(ステップ(13)) 、次に同一電圧V毎に、式
(k1 ×V1/2 =r)と、式(k2 ×f(v) ×V1/2
=Pn)とを演算し(ステップ(14)) 、最後に各結果r
毎の結果Pnと、被検出流体4内の金属粒子の各実際粒
子径R毎の実際粒子数Nとは相似又は同一であるとみな
す旨を出力器30により出力させる(ステップ(15)) 構
成とした。
【0009】
【作用】上記金属粒子検出センサ、金属粒子検出方法及
び金属粒子検出装置は、実験と、その結果に基づく試行
錯誤とによってなされたものである。このため、本発明
が導き出された過程と、帰着的効果(即ち、流体中の金
属粒子を簡単な構成でインラインでしかも粒子径毎にそ
の粒子数量までも高精度に検出すること)とを説明し、
もって本発明の作用の説明とする。以下、図7の実験成
績グラフを参照し、帰納的に説明する。
び金属粒子検出装置は、実験と、その結果に基づく試行
錯誤とによってなされたものである。このため、本発明
が導き出された過程と、帰着的効果(即ち、流体中の金
属粒子を簡単な構成でインラインでしかも粒子径毎にそ
の粒子数量までも高精度に検出すること)とを説明し、
もって本発明の作用の説明とする。以下、図7の実験成
績グラフを参照し、帰納的に説明する。
【0010】実験は次の手順で実施した。先ず、金属粉
を顕微鏡で眺めながら、手作業で同一粒子径R毎に粒子
数Nを選り分けた。この層別結果を図7(a)に示す。
同図の横軸は実際粒子径R〔単位:μm〕、縦軸は各粒
子径R毎の実際粒子数N〔単位:個〕である。
を顕微鏡で眺めながら、手作業で同一粒子径R毎に粒子
数Nを選り分けた。この層別結果を図7(a)に示す。
同図の横軸は実際粒子径R〔単位:μm〕、縦軸は各粒
子径R毎の実際粒子数N〔単位:個〕である。
【0011】次に、この金属粉を潤滑油中に投入し、超
音波で懸濁しつつ、またさらにこの懸濁をより効果的に
持続させるため、かつ、エンジン等の実機稼働に合わせ
るため、該潤滑油容器をホットプレート上に乗せて80
°Cに一定加熱して、次の検出を行った。
音波で懸濁しつつ、またさらにこの懸濁をより効果的に
持続させるため、かつ、エンジン等の実機稼働に合わせ
るため、該潤滑油容器をホットプレート上に乗せて80
°Cに一定加熱して、次の検出を行った。
【0012】金属粉入り潤滑油内に後述する請求項1の
実施例なる金属粒子検出センサ10を浸漬し、該金属粒
子検出センサ10によってパルス電圧Vを検出した。図
7(b)は、50分間における検出結果のグラフであ
り、横軸は検出パルス電圧V〔単位:V〕、縦軸は同一
電圧V毎の検出パルス数f(v) 〔単位:個〕である。
実施例なる金属粒子検出センサ10を浸漬し、該金属粒
子検出センサ10によってパルス電圧Vを検出した。図
7(b)は、50分間における検出結果のグラフであ
り、横軸は検出パルス電圧V〔単位:V〕、縦軸は同一
電圧V毎の検出パルス数f(v) 〔単位:個〕である。
【0013】ところで上記図7(a)、(b)は、外観
上、相関関係を認め難いが、本発明は、これら図7
(a)、(b)の相関関係を明らかにした上で、利用
し、実用に耐え得る金属粒子検出センサ、金属粒子検出
方法及び金属粒子検出装置を提供しようとするものであ
る。
上、相関関係を認め難いが、本発明は、これら図7
(a)、(b)の相関関係を明らかにした上で、利用
し、実用に耐え得る金属粒子検出センサ、金属粒子検出
方法及び金属粒子検出装置を提供しようとするものであ
る。
【0014】即ち、発明者等は「電流が導体断面積の二
乗に比例して流れる」ことに着目し、所定の関係式を構
築すれば、図7(b)の検出パルス電圧Vを同図(a)
の実際粒子径Rに変換でき、かつ、同図(b)の検出パ
ルス数f(v)を同図(a)の実際粒子数Nに変換できる
のではないかと考え、その末に導き出した式が、k1 ×
V1/2 =r(式)と、k2 ×f(v) ×V1/2 =Pn
(式)とである。これら関係式、は、下記するよ
うに、上記の相関関係を明らかにしている。
乗に比例して流れる」ことに着目し、所定の関係式を構
築すれば、図7(b)の検出パルス電圧Vを同図(a)
の実際粒子径Rに変換でき、かつ、同図(b)の検出パ
ルス数f(v)を同図(a)の実際粒子数Nに変換できる
のではないかと考え、その末に導き出した式が、k1 ×
V1/2 =r(式)と、k2 ×f(v) ×V1/2 =Pn
(式)とである。これら関係式、は、下記するよ
うに、上記の相関関係を明らかにしている。
【0015】即ち、図7(c)は、上記関係式、に
従って得られたグラフであり、図7(b)の検出パルス
電圧Vを式によって補正した値が同図(c)の横軸の
みなし粒子径r、他方図7(b)の検出パルス数f(v)
を式によって補正した値が同図(c)の縦軸のみなし
粒子数Pnである。即ち、図7(c)と同図(a)との
グラフの形状は、誰が見ても、相似又は同一であると
(即ち、ほぼ有違差のない相関関係を有すると)判定す
ることができる。
従って得られたグラフであり、図7(b)の検出パルス
電圧Vを式によって補正した値が同図(c)の横軸の
みなし粒子径r、他方図7(b)の検出パルス数f(v)
を式によって補正した値が同図(c)の縦軸のみなし
粒子数Pnである。即ち、図7(c)と同図(a)との
グラフの形状は、誰が見ても、相似又は同一であると
(即ち、ほぼ有違差のない相関関係を有すると)判定す
ることができる。
【0016】尚、請求項2及び請求項3記載の「相似又
は同一」の用語について説明しておく。「相似」とは本
発明の目的で掲げた「粒子径毎にその粒子数量までも高
精度に推定し得る」こと、他方「同一」とは本発明の目
的で掲げた「粒子径毎にその粒子数量までも高精度に検
出し得る」ことを意味する。もっとも、「同一」といっ
ても、全く同一ということは、一切有り得ないのである
から、ここで言う「同一」とは、少なくとも、粒子径の
単位と粒子数とを特定できる程度に該粒子の分布を検出
できる程度を言い(勿論、粒子径と粒子数とには多少の
誤差が含まれるが、これは止むを得ないことである)、
他方「相似」とは、粒子径の単位までは特定できない
が、粒子径毎の粒子数の分布が判明できる程度を指すも
のとする(勿論、これも、粒子径と粒子数とには多少の
誤差が含まれるが、これも止むを得ないことである)。
は同一」の用語について説明しておく。「相似」とは本
発明の目的で掲げた「粒子径毎にその粒子数量までも高
精度に推定し得る」こと、他方「同一」とは本発明の目
的で掲げた「粒子径毎にその粒子数量までも高精度に検
出し得る」ことを意味する。もっとも、「同一」といっ
ても、全く同一ということは、一切有り得ないのである
から、ここで言う「同一」とは、少なくとも、粒子径の
単位と粒子数とを特定できる程度に該粒子の分布を検出
できる程度を言い(勿論、粒子径と粒子数とには多少の
誤差が含まれるが、これは止むを得ないことである)、
他方「相似」とは、粒子径の単位までは特定できない
が、粒子径毎の粒子数の分布が判明できる程度を指すも
のとする(勿論、これも、粒子径と粒子数とには多少の
誤差が含まれるが、これも止むを得ないことである)。
【0017】これを具体的に示す。図7(c)は、定数
k1 を2.55、定数k2 を2.33として得たグラフ
である。このように定数k1 、k2 を設定すると、同図
(c)は同図(a)と同一となる。即ち、図7(b)の
検出パルス電圧Vを式によって補正した図7(c)の
みなし粒子径rは、その単位〔V〕を単に〔μm〕とす
るだけで、図7(a)の横軸の実際粒子径Rに、単位ま
で一致している。他方図7(b)の検出パルス数f(v)
を式によって補正した図7(c)のみなし粒子数Pn
は、図7(a)の縦軸の実際粒子数Nと一致している。
即ち、図7(c)と図7(a)とは同一であると考えて
よい。繰り返すが、かかる場合が、請求項2及び請求項
3記載の「同一」であり、「粒子径毎にその粒子数量ま
でも高精度に検出し得る」と言う本発明の目的の達成と
なる。
k1 を2.55、定数k2 を2.33として得たグラフ
である。このように定数k1 、k2 を設定すると、同図
(c)は同図(a)と同一となる。即ち、図7(b)の
検出パルス電圧Vを式によって補正した図7(c)の
みなし粒子径rは、その単位〔V〕を単に〔μm〕とす
るだけで、図7(a)の横軸の実際粒子径Rに、単位ま
で一致している。他方図7(b)の検出パルス数f(v)
を式によって補正した図7(c)のみなし粒子数Pn
は、図7(a)の縦軸の実際粒子数Nと一致している。
即ち、図7(c)と図7(a)とは同一であると考えて
よい。繰り返すが、かかる場合が、請求項2及び請求項
3記載の「同一」であり、「粒子径毎にその粒子数量ま
でも高精度に検出し得る」と言う本発明の目的の達成と
なる。
【0018】他方、仮にk1 とk2 とを上記以外の他の
値(例えばk1 =0.255、k2 =0.233、その
他の数)とした場合、図7(c)は図7(a)に単に相
似するだけであって、粒子径r毎の粒子数の分布状況は
判明するが、実際粒子径Rも実際粒子数Nも分からな
い。即ち、かかる場合が、請求項2及び請求項3記載の
「相似」であり、「粒子径毎にその粒子数量までも高精
度に推定し得る」と言う本発明の目的の達成となる。
値(例えばk1 =0.255、k2 =0.233、その
他の数)とした場合、図7(c)は図7(a)に単に相
似するだけであって、粒子径r毎の粒子数の分布状況は
判明するが、実際粒子径Rも実際粒子数Nも分からな
い。即ち、かかる場合が、請求項2及び請求項3記載の
「相似」であり、「粒子径毎にその粒子数量までも高精
度に推定し得る」と言う本発明の目的の達成となる。
【0019】従って、「相似」又は「同一」(別言すれ
ば、「推定」又は「検出」)であるかは、定数k1 、k
2 の設定値如何に係わる。そこでこの定数k1 、k2 の
設定について、これも図7を利用し、以下説明する。
尚、これに先立ち、関係式、の成り立ちについて予
め説明しておく。
ば、「推定」又は「検出」)であるかは、定数k1 、k
2 の設定値如何に係わる。そこでこの定数k1 、k2 の
設定について、これも図7を利用し、以下説明する。
尚、これに先立ち、関係式、の成り立ちについて予
め説明しておく。
【0020】式は、上述「電流が導体断面積の二乗に
比例して流れる」により、V1/2 が不可欠と考えられ
た。これに対し、式は次のとおりである。V1/2 は、
図7(a)、(b)のグラフの外観類似から判断し、
「式は式(即ち、はV1/2 )の関数である」と考
え、これも当然に式に折り込むこととした。またf
(V) は検出パルス数自体であるから、これも当然に式
に折り込むこととした。尚、思考錯誤では、その他幾多
の近似式で試行したが、結果として、上記式、式に
落ち着いたのが本音である。
比例して流れる」により、V1/2 が不可欠と考えられ
た。これに対し、式は次のとおりである。V1/2 は、
図7(a)、(b)のグラフの外観類似から判断し、
「式は式(即ち、はV1/2 )の関数である」と考
え、これも当然に式に折り込むこととした。またf
(V) は検出パルス数自体であるから、これも当然に式
に折り込むこととした。尚、思考錯誤では、その他幾多
の近似式で試行したが、結果として、上記式、式に
落ち着いたのが本音である。
【0021】次に定数k1 、k2 の決定を、上述のk1
=2.55及びk2 =2.33の決定過程を元に説明す
る。即ち、上記実験において、金属粒子の実際分布は、
図7(a)に示すとおり、手作業により、予め実際粒子
径R毎の実際粒子数Nが判明していた。そこで、この各
R、Nと、図7(b)の検出値V、f(V) とを対応比較
し、上記定数k1 、kを決定したものである。
=2.55及びk2 =2.33の決定過程を元に説明す
る。即ち、上記実験において、金属粒子の実際分布は、
図7(a)に示すとおり、手作業により、予め実際粒子
径R毎の実際粒子数Nが判明していた。そこで、この各
R、Nと、図7(b)の検出値V、f(V) とを対応比較
し、上記定数k1 、kを決定したものである。
【0022】これを分かり易く説明する。図7(a)の
座標(R、N)におけるA1 点(1.1、300)とB
1 点(1.4、280)とは、図7(b)の座標(V、
f(V))において、A1 点はA2 点(0.18、270)
に、B1 点はB2 点(0.31、245)に対応する。
そこで式をr=Rとして、A1 点とA2 点とからの
1.1=k1 ×0.181/2 によるk1 ≒2.59と、
B1 点とB2 点とからの1.4=k1 ×0.311/2 に
よるk1≒2.51とを平均し、k1 ≒2.55を得
た。他方式をPr=Nとして、A1 点とA2 点とから
の300=k2 ×270×0.181/2 によるk2 ≒
2.62と、B1 点とB2 点とからの280=k2 ×2
45×0.311/2 によるk2 ≒2.05とを平均し、
k2 ≒2.33を得た。尚、上記A1 点とA2 点及びB
1 点とB2 点の対応抽出の仕方自体については、概ね、
図7(a)と同図(b)とのグラフの形状を参酌する
と、容易に求めることができる。
座標(R、N)におけるA1 点(1.1、300)とB
1 点(1.4、280)とは、図7(b)の座標(V、
f(V))において、A1 点はA2 点(0.18、270)
に、B1 点はB2 点(0.31、245)に対応する。
そこで式をr=Rとして、A1 点とA2 点とからの
1.1=k1 ×0.181/2 によるk1 ≒2.59と、
B1 点とB2 点とからの1.4=k1 ×0.311/2 に
よるk1≒2.51とを平均し、k1 ≒2.55を得
た。他方式をPr=Nとして、A1 点とA2 点とから
の300=k2 ×270×0.181/2 によるk2 ≒
2.62と、B1 点とB2 点とからの280=k2 ×2
45×0.311/2 によるk2 ≒2.05とを平均し、
k2 ≒2.33を得た。尚、上記A1 点とA2 点及びB
1 点とB2 点の対応抽出の仕方自体については、概ね、
図7(a)と同図(b)とのグラフの形状を参酌する
と、容易に求めることができる。
【0023】上記説明から分かるとおり、本発明での関
係式、自体は変更し難いが、その定数k1 、k2 は
極めて自由度の高い値である。即ち、上述のように、予
め試料を元に厳格に決定しておけば、「同一」検出する
ことができるようになる。尚、この定数k1 、k2 は、
金属粒子検出センサの仕様(主に絶縁フィルム2の厚
さ)によって必然的に決定されてしまう値であり、同一
仕様の金属粒子検出センサに対しては、例えば仕様表に
記載しておけば、その後の使用(即ち、本発明の使用)
では、その値を使用するだけである。これに対し、「推
定」の場合は、極端には、k1 =k2 =1としてもよ
い。即ち、「推定」にしろ、「同一」にしろ、その定数
k1 、k2 の設定は、検出要求精度如何によって適宜決
定することができる値である。
係式、自体は変更し難いが、その定数k1 、k2 は
極めて自由度の高い値である。即ち、上述のように、予
め試料を元に厳格に決定しておけば、「同一」検出する
ことができるようになる。尚、この定数k1 、k2 は、
金属粒子検出センサの仕様(主に絶縁フィルム2の厚
さ)によって必然的に決定されてしまう値であり、同一
仕様の金属粒子検出センサに対しては、例えば仕様表に
記載しておけば、その後の使用(即ち、本発明の使用)
では、その値を使用するだけである。これに対し、「推
定」の場合は、極端には、k1 =k2 =1としてもよ
い。即ち、「推定」にしろ、「同一」にしろ、その定数
k1 、k2 の設定は、検出要求精度如何によって適宜決
定することができる値である。
【0024】付記すれば、定数k1 は、少なくとも、上
述したとおり、金属粒子検出センサを考慮して設定する
必要があり、他方定数k2 は、少なくとも、上記同様に
金属粒子検出センサのほか、検出時間をも考慮して設定
する必要がある。この検出時間とは、上記実験では50
分間であったが、仮に1分間とすれば、単純計算によれ
ば、k2 =2.33×50=116.5とすべきだから
である。もっとも、この場合、定数k1 にも前記検出時
間と言う要素を加味してもよいが、かかる加減の有無
は、上記及び請求項記載の定数k1 、k2 の設定条件に
おける「少なくとも」に含まれるものとする。
述したとおり、金属粒子検出センサを考慮して設定する
必要があり、他方定数k2 は、少なくとも、上記同様に
金属粒子検出センサのほか、検出時間をも考慮して設定
する必要がある。この検出時間とは、上記実験では50
分間であったが、仮に1分間とすれば、単純計算によれ
ば、k2 =2.33×50=116.5とすべきだから
である。もっとも、この場合、定数k1 にも前記検出時
間と言う要素を加味してもよいが、かかる加減の有無
は、上記及び請求項記載の定数k1 、k2 の設定条件に
おける「少なくとも」に含まれるものとする。
【0025】即ち、「少なくとも」のこの用語は、「相
似(=推定)」」であれ、「同一(検出)」であれ、そ
れなりの値を設定できるのであるから、上記金属粒子検
出センサ及び/又は検出時間のほか、自在に他の因子を
も加味できる趣旨を含んだものとする。
似(=推定)」」であれ、「同一(検出)」であれ、そ
れなりの値を設定できるのであるから、上記金属粒子検
出センサ及び/又は検出時間のほか、自在に他の因子を
も加味できる趣旨を含んだものとする。
【0026】上記は、主として、請求項2及び請求項3
についての説明であるが、請求項1の金属粒子検出セン
サについて、述べておく必要がある。本発明者等は先に
特願平2ー83150号で本請求項1の構成に類似する
金属粒子検出センサを提案している。ところが、この金
属粒子検出センサにおける櫛形電極は、蒸着法等によっ
て成形された薄膜パターン電極であり、本発明の上記請
求項2、3の説明(即ち、本発明の目的、作用及び効
果)を得ることができないのが実情である。即ち、本請
求項1の金属粒子検出センサは、上記先に提案の金属粒
子検出センサと同じ櫛形電極ではあっても、金属フィル
ム1と絶縁フィルム2との積層断面が櫛形であって、飽
くまでフィルム間はコンデンサの機能を有していると考
えられる。従って、当該請求項1の金属粒子検出センサ
の構成自体には特徴があり、この請求項1の金属粒子検
出センサを使用して初めて、請求項2の金属粒子検出方
法及び請求項3の金属粒子検出装置において、上述の説
明(即ち、目的、作用及び効果)を達成できると考えら
れる。
についての説明であるが、請求項1の金属粒子検出セン
サについて、述べておく必要がある。本発明者等は先に
特願平2ー83150号で本請求項1の構成に類似する
金属粒子検出センサを提案している。ところが、この金
属粒子検出センサにおける櫛形電極は、蒸着法等によっ
て成形された薄膜パターン電極であり、本発明の上記請
求項2、3の説明(即ち、本発明の目的、作用及び効
果)を得ることができないのが実情である。即ち、本請
求項1の金属粒子検出センサは、上記先に提案の金属粒
子検出センサと同じ櫛形電極ではあっても、金属フィル
ム1と絶縁フィルム2との積層断面が櫛形であって、飽
くまでフィルム間はコンデンサの機能を有していると考
えられる。従って、当該請求項1の金属粒子検出センサ
の構成自体には特徴があり、この請求項1の金属粒子検
出センサを使用して初めて、請求項2の金属粒子検出方
法及び請求項3の金属粒子検出装置において、上述の説
明(即ち、目的、作用及び効果)を達成できると考えら
れる。
【0027】
【実施例】以下本発明の好ましい実施例を、図1〜図6
を参照し、説明する。図1は、請求項1の金属粒子検出
センサの構成図である。同図において、1は厚さ10μ
mの金属フィルム、2は厚さ10μmの絶縁フィルムで
あり、これら1、2が交互に積層されている。そして、
該積層断面は櫛形電極となるように、2本のリード線3
a、3bの各々に対し、各金属フィルム1をひとつおき
に並列接続してある。そして、図示しないが、該積層端
面が金属粒子存在流体内に浸漬するように構成してあ
る。
を参照し、説明する。図1は、請求項1の金属粒子検出
センサの構成図である。同図において、1は厚さ10μ
mの金属フィルム、2は厚さ10μmの絶縁フィルムで
あり、これら1、2が交互に積層されている。そして、
該積層断面は櫛形電極となるように、2本のリード線3
a、3bの各々に対し、各金属フィルム1をひとつおき
に並列接続してある。そして、図示しないが、該積層端
面が金属粒子存在流体内に浸漬するように構成してあ
る。
【0028】図2は、上記金属粒子検出センサのインラ
イン用としての第1具体例であって、同図(a)に示す
ように、ねじ込みプラグ形金属粒子検出センサ6として
構成した。同図において、金属粒子検出センサは、絶縁
体5に包埋されてその櫛形状なる積層断面1、2だけを
露出し、かつ、リード線3a、3bが外部に取り出され
ている。この一部拡大断面図を同図(b)に、当該ねじ
込みプラグ形金属粒子検出センサ6のインラインへの使
用例を同図(c)に示す。同図(c)において、ねじ込
みプラグ形金属粒子検出センサ6は、流体4が流れるチ
ュウブ7の外壁にに螺合され、その金属粒子検出センサ
10(以下、本請求項1の金属粒子検出センサのみにつ
いては、これを符号10で示す)の櫛形積層面は流体上
流側に面するようになっている。
イン用としての第1具体例であって、同図(a)に示す
ように、ねじ込みプラグ形金属粒子検出センサ6として
構成した。同図において、金属粒子検出センサは、絶縁
体5に包埋されてその櫛形状なる積層断面1、2だけを
露出し、かつ、リード線3a、3bが外部に取り出され
ている。この一部拡大断面図を同図(b)に、当該ねじ
込みプラグ形金属粒子検出センサ6のインラインへの使
用例を同図(c)に示す。同図(c)において、ねじ込
みプラグ形金属粒子検出センサ6は、流体4が流れるチ
ュウブ7の外壁にに螺合され、その金属粒子検出センサ
10(以下、本請求項1の金属粒子検出センサのみにつ
いては、これを符号10で示す)の櫛形積層面は流体上
流側に面するようになっている。
【0029】図3は、上記金属粒子検出センサ10のイ
ンライン用としての第2具体例であって、同図(a)、
(b)に示すように、ボルト取付け形金属粒子検出セン
サ8である。同図において、金属粒子検出センサ10
は、絶縁体5に包埋されてその櫛形状なる積層断面1、
2だけを露出し、リード線3a、3bが外部に取り出さ
れている。この一部拡大断面図を同図(c)に示す。
ンライン用としての第2具体例であって、同図(a)、
(b)に示すように、ボルト取付け形金属粒子検出セン
サ8である。同図において、金属粒子検出センサ10
は、絶縁体5に包埋されてその櫛形状なる積層断面1、
2だけを露出し、リード線3a、3bが外部に取り出さ
れている。この一部拡大断面図を同図(c)に示す。
【0030】尚、上記金属粒子検出センサ10の実施例
での金属フィルム1と絶縁フィルム2との厚さは、各々
10μmとしたが、実際粒子径Rによって自在に変更す
るのがよい。即ち、検出可能粒子径rを制約するのは、
基本的には、絶縁フィルム2の厚さであり、金属フィル
ム1の厚さではないからである。例えば、絶縁フィルム
2の厚さを10μmとしたまま、金属フィルム1の厚さ
を10〜30μmまで各種変更して実験してみたが、こ
の範中での成績(即ち、検出粒子径rと検出粒子数f
(V) との検出分布と、実際分布との関係)における有違
差はほとんど認められなかった。
での金属フィルム1と絶縁フィルム2との厚さは、各々
10μmとしたが、実際粒子径Rによって自在に変更す
るのがよい。即ち、検出可能粒子径rを制約するのは、
基本的には、絶縁フィルム2の厚さであり、金属フィル
ム1の厚さではないからである。例えば、絶縁フィルム
2の厚さを10μmとしたまま、金属フィルム1の厚さ
を10〜30μmまで各種変更して実験してみたが、こ
の範中での成績(即ち、検出粒子径rと検出粒子数f
(V) との検出分布と、実際分布との関係)における有違
差はほとんど認められなかった。
【0031】次に請求項2の金属粒子検出方法の実施例
を、図4を参照し、説明する。同図は、本金属粒子検出
方法のフローチャートであり、上記金属粒子検出センサ
10により、パルス電圧Vを検出し(ステップ(01)) 、
次に各検出パルス電圧Vについて、同一電圧V毎にその
パルス数f(v) を積算し(ステップ(02)) 、次に同一電
圧V毎に、式(k1 ×V1/2 =r)と、式(k2 ×
f(v) ×V1/2 =Pn)とを演算し(ステップ(03)、但
しk1 とk2 とは所定定数)、最後に、各結果r毎の結
果Pnと、被検出流体4内の金属粒子の各実際粒子径R
毎の実際粒子数Nとは相似又は同一であるとみなしてい
る(ステップ(04)) 。
を、図4を参照し、説明する。同図は、本金属粒子検出
方法のフローチャートであり、上記金属粒子検出センサ
10により、パルス電圧Vを検出し(ステップ(01)) 、
次に各検出パルス電圧Vについて、同一電圧V毎にその
パルス数f(v) を積算し(ステップ(02)) 、次に同一電
圧V毎に、式(k1 ×V1/2 =r)と、式(k2 ×
f(v) ×V1/2 =Pn)とを演算し(ステップ(03)、但
しk1 とk2 とは所定定数)、最後に、各結果r毎の結
果Pnと、被検出流体4内の金属粒子の各実際粒子径R
毎の実際粒子数Nとは相似又は同一であるとみなしてい
る(ステップ(04)) 。
【0032】尚、上記金属粒子検出方法における関係式
、、その定数k1 、k2 、「少なくとも」の意味及
び「相似又は同一」の意味等については、作用の欄で説
明済みのため、ここでは省略する。
、、その定数k1 、k2 、「少なくとも」の意味及
び「相似又は同一」の意味等については、作用の欄で説
明済みのため、ここでは省略する。
【0033】次に請求項3の金属粒子検出装置の実施例
を、図5及び図6を参照し、説明する。図5は、金属粒
子検出センサ10と、処理器20と、出力器30との接
続ブロックである。より詳しくは、処理器20は、検出
パルスを波高値別に集計し、これをマイコン21で処理
して出力器30でグラフィック表示をさせるため、検出
パルスのピーク値を保持するピークホールド回路22、
検出時間特定のためのトリガー回路23とをA/Dコン
バータ24を介して前記マイコン21(PC9801)
に取り込んでいる。尚、金属粒子検出センサ10の櫛形
電極には50Vの電圧を印加している。ところで本実施
例での前記A/Dコンバータ24は最大変換電圧が10
Vであるため、前記金属粒子検出センサ10で発生する
パルス電圧を1/5とするようにしている。尚、抵抗は
単なる電流制限用である。
を、図5及び図6を参照し、説明する。図5は、金属粒
子検出センサ10と、処理器20と、出力器30との接
続ブロックである。より詳しくは、処理器20は、検出
パルスを波高値別に集計し、これをマイコン21で処理
して出力器30でグラフィック表示をさせるため、検出
パルスのピーク値を保持するピークホールド回路22、
検出時間特定のためのトリガー回路23とをA/Dコン
バータ24を介して前記マイコン21(PC9801)
に取り込んでいる。尚、金属粒子検出センサ10の櫛形
電極には50Vの電圧を印加している。ところで本実施
例での前記A/Dコンバータ24は最大変換電圧が10
Vであるため、前記金属粒子検出センサ10で発生する
パルス電圧を1/5とするようにしている。尚、抵抗は
単なる電流制限用である。
【0034】以上のように構成とすると、該金属粒子検
出センサ10からパルス波が観察される。そこで、処理
器20は、図6のフローチャートに示す処理を実施す
る。即ち、少なくとも金属粒子検出センサ10に合わせ
て予め設定した定数k1 と、少なくとも金属粒子検出セ
ンサ10と検出時間とに合わせて予め設定した定数k2
とを記憶し(ステップ(11)) 、次に金属粒子検出センサ
10からパルス電圧Vを入力し(ステップ(12)) 、次に
各検出パルス電圧Vについて、同一電圧V毎にそのパル
ス数f(v) を積算し(ステップ(13)) 、次に同一電圧V
毎に、式(k1×V1/2 =r)と、式(k2 ×f(v)
×V1/2 =Pn)とを演算し(ステップ(14)) 、最後
に、各結果r毎の結果Pnと、被検出流体4内の金属粒
子の各実際粒子径R毎の実際粒子数Nとは相似又は同一
であるとみなす旨を出力器30により出力させる(ステ
ップ(15)) 。このようにすると、図 7(c)に示す結果
を得ることができる。
出センサ10からパルス波が観察される。そこで、処理
器20は、図6のフローチャートに示す処理を実施す
る。即ち、少なくとも金属粒子検出センサ10に合わせ
て予め設定した定数k1 と、少なくとも金属粒子検出セ
ンサ10と検出時間とに合わせて予め設定した定数k2
とを記憶し(ステップ(11)) 、次に金属粒子検出センサ
10からパルス電圧Vを入力し(ステップ(12)) 、次に
各検出パルス電圧Vについて、同一電圧V毎にそのパル
ス数f(v) を積算し(ステップ(13)) 、次に同一電圧V
毎に、式(k1×V1/2 =r)と、式(k2 ×f(v)
×V1/2 =Pn)とを演算し(ステップ(14)) 、最後
に、各結果r毎の結果Pnと、被検出流体4内の金属粒
子の各実際粒子径R毎の実際粒子数Nとは相似又は同一
であるとみなす旨を出力器30により出力させる(ステ
ップ(15)) 。このようにすると、図 7(c)に示す結果
を得ることができる。
【0035】尚、上記金属粒子検出装置における処理器
20は、上記請求項2の金属粒子検出方法に準じた手順
であるため、その関係式、、その定数k1 、k2 、
「少なくとも」の意味及び「相似又は同一」の意味等に
ついても、上記金属粒子検出方法と同様、作用の欄の説
明を参照されたい。
20は、上記請求項2の金属粒子検出方法に準じた手順
であるため、その関係式、、その定数k1 、k2 、
「少なくとも」の意味及び「相似又は同一」の意味等に
ついても、上記金属粒子検出方法と同様、作用の欄の説
明を参照されたい。
【0036】また上記出力器30とは、漠然とした表現
の用語であるが、これは、例えば単なるデータ出力器だ
けを指す場合(例えば、単なる数字の羅列出力)、また
例えばこれに画像処理器を伴った画像表示器をセットし
たもの(図7(c)の画像出力はこの例による)等、適
宜選択することができる。
の用語であるが、これは、例えば単なるデータ出力器だ
けを指す場合(例えば、単なる数字の羅列出力)、また
例えばこれに画像処理器を伴った画像表示器をセットし
たもの(図7(c)の画像出力はこの例による)等、適
宜選択することができる。
【0037】また、本金属粒子検出装置自体をインライ
ンで使用する際は、出力器30は何もグラフィック表示
器である必要はないのであるから、また、処理器20
は、例えば所定のみなし粒径rにおける検出粒子数Pn
に対してならば閾値r0 を、又は粒子数pnのみに対し
てならば閾値Pn0を予め処理器20内に記憶させてお
き、入力された検出パルスを逐次演算して、r=r0 か
つPn=Pn0となったとき又はPn=Pn0となったと
き、新たな出力器なる警報器30で警報を発するだけで
よい。即ち、インライン式の金属粒子検出装置では、何
も上記実施例のPC9801のような大袈裟なマイコン
を使用する必要はない。
ンで使用する際は、出力器30は何もグラフィック表示
器である必要はないのであるから、また、処理器20
は、例えば所定のみなし粒径rにおける検出粒子数Pn
に対してならば閾値r0 を、又は粒子数pnのみに対し
てならば閾値Pn0を予め処理器20内に記憶させてお
き、入力された検出パルスを逐次演算して、r=r0 か
つPn=Pn0となったとき又はPn=Pn0となったと
き、新たな出力器なる警報器30で警報を発するだけで
よい。即ち、インライン式の金属粒子検出装置では、何
も上記実施例のPC9801のような大袈裟なマイコン
を使用する必要はない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる金
属粒子検出センサ、金属粒子検出方法及び金属粒子検出
装置によれば、流体中の金属粒子を、簡単な構成で、イ
ンラインで、しかも粒子径毎にその粒子数量までも高精
度に推定又は検出することができるようになる。
属粒子検出センサ、金属粒子検出方法及び金属粒子検出
装置によれば、流体中の金属粒子を、簡単な構成で、イ
ンラインで、しかも粒子径毎にその粒子数量までも高精
度に推定又は検出することができるようになる。
【図1】本発明の金属粒子検出センサの一実施例を示す
図である。
図である。
【図2】本発明の金属粒子検出センサの使用例を示す図
であり、(a)は全体外観図、(b)は部分拡大断面
図、(c)は装着例を示す図である。
であり、(a)は全体外観図、(b)は部分拡大断面
図、(c)は装着例を示す図である。
【図3】本発明の金属粒子検出センサの他の使用例を示
す図であり、(a)は全体断面図、(b)は正面図、
(c)は部分拡大断面図である。
す図であり、(a)は全体断面図、(b)は正面図、
(c)は部分拡大断面図である。
【図4】本発明の金属粒子検出方法の一実施例を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】本発明の金属粒子検出装置の一実施例の全体ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図6】本発明の金属粒子検出装置の一実施例を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図7】本発明の目的、作用及び効果を説明する実験成
績図であって、(a)は実際粒子径毎の実際粒子数の分
布グラフ、(b)は金属粒子検出センサによって得られ
る検出パルス電圧毎の検出パルス数の分布グラフ、
(c)は金属粒子検出方法及び金属粒子検出装置によっ
て得られるみなし粒子径毎のみなし粒子数の分布グラフ
である。
績図であって、(a)は実際粒子径毎の実際粒子数の分
布グラフ、(b)は金属粒子検出センサによって得られ
る検出パルス電圧毎の検出パルス数の分布グラフ、
(c)は金属粒子検出方法及び金属粒子検出装置によっ
て得られるみなし粒子径毎のみなし粒子数の分布グラフ
である。
1 金属フィルム 2 絶縁フィルム 3a リード線 3b リード線 4 金属粒子存在流体 10 金属粒子検出センサ 20 処理器 30 表示器 V パルス電圧 f(v) パルス数 k1 定数 k2 定数 r みなし粒子径 R 実際粒子径 Pn みなし粒子数 N 実際粒子数
フロントページの続き (72)発明者 山崎 国博 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 金属フィルム1と絶縁フィルム2とを交
互に積層し、該積層断面が櫛形電極となるように、2本
のリード線3a、3bの各々に対し、各金属フィルム1
をひとつおきに並列接続し、該積層端面を金属粒子存在
流体4内に浸漬させてなる構成を特徴とする金属粒子検
出センサ。 - 【請求項2】 請求項1記載の金属粒子検出センサによ
り、パルス電圧Vを検出し(ステップ(01)) 、次に、各
検出パルス電圧Vについて、同一電圧V毎にそのパルス
数f(v) を積算し(ステップ(02)) 、次に、同一電圧V
毎に、式(k1 ×V1/2 =r)と、式(k2 ×f
(v) ×V1/2 =Pn)とを演算し(ステップ(03)、但し
k1 とk2 とは所定定数)、最後に、各結果r毎の結果
Pnと、被検出流体4内の金属粒子の各実際粒子径R毎
の実際粒子数Nとは相似又は同一であるとみなす(ステ
ップ(04))ことを特徴とする金属粒子検出方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の金属粒子検出センサ10
と、この金属粒子検出センサ10に接続された処理器2
0と、この処理器20に接続された出力器30とを備
え、処理器20は、少なくとも金属粒子検出センサ10
に合わせて予め設定した定数k1 と、少なくとも金属粒
子検出センサ10と検出時間とに合わせて予め設定した
定数k2 とを記憶し(ステップ(11)) 、次に、金属粒子
検出センサ10からパルス電圧Vを入力し(ステップ(1
2)) 、次に、各検出パルス電圧Vについて、同一電圧V
毎にそのパルス数f(v) を積算し(ステップ(13)) 、次
に、同一電圧V毎に、式(k1 ×V1/2 =r)と、
式(k2 ×f(v) ×V1/2 =Pn)とを演算し(ステッ
プ(14)) 、最後に、各結果r毎の結果Pnと、被検出流
体4内の金属粒子の各実際粒子径R毎の実際粒子数Nと
は相似又は同一であるとみなす旨を出力器30により出
力させる(ステップ(15)) 構成を特徴とする金属粒子検
出装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31841291A JP3123794B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 油中金属粒子の検出装置及び導電性粒子検出方法 |
| PCT/JP1992/001436 WO1993009425A1 (fr) | 1991-11-06 | 1992-11-06 | Detecteur de grains metalliques, procede et dispositif de detection de grains metalliques |
| US08/232,235 US5596266A (en) | 1991-11-06 | 1992-11-06 | Metal particle detecting sensor, metal particle detecting method and metal particle detecting apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31841291A JP3123794B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 油中金属粒子の検出装置及び導電性粒子検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05128332A true JPH05128332A (ja) | 1993-05-25 |
| JP3123794B2 JP3123794B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=18098864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31841291A Expired - Fee Related JP3123794B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 油中金属粒子の検出装置及び導電性粒子検出方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
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