JPH0513182U - 生食用蒟蒻 - Google Patents

生食用蒟蒻

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JPH0513182U
JPH0513182U JP067689U JP6768991U JPH0513182U JP H0513182 U JPH0513182 U JP H0513182U JP 067689 U JP067689 U JP 067689U JP 6768991 U JP6768991 U JP 6768991U JP H0513182 U JPH0513182 U JP H0513182U
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康廣 上原
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有限会社上原茂商店
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒟蒻特有の滑らかさと、歯触り感を残した状
態で、質量感に溢れた特有の舌触り感と、喉越し感とを
有する食用蒟蒻の提供。 【構成】 長さ幅側の径が1.5mm 〜3.5mm の凝固塊1を
有する蒟蒻片の厚幅を6mm以下とした生食用蒟蒻、連続
されている各凝固塊1、1間が凹陥溝部2となるように
した生食用蒟蒻、蒟蒻片に含まれる前記凝固塊1が凝固
塊全量の80重量%以上となるようにした生食用蒟蒻。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は生食、就中舌触りが良好で且つ味つけの容易な刺身蒟蒻に最適とさ れる生食用蒟蒻の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】
蒟蒻は日本特有の食品であり、古くから良好な歯触り、舌触り、喉越感等から 各種の料理素材として用いられてきている。 又、この種の蒟蒻は摂取に伴う満腹感にも拘らず摂取カロリーが少なく、近時 の肥満対策あるいは糖尿病等の摂取カロリーに制限のある人の料理素材として重 宝されてきている。 更に、この種の蒟蒻は、便通に効果があると共に、古来から腸内に残溜された 砂を取り除く効果があるとされており、料理素材以外にも重宝されてきている。
【0003】 かゝる蒟蒻は、粕汁、卯の花汁等の実として用いられたり、田楽、煮染、味噌 煮、和物等の各種の料理素材として用いられる他、所謂刺身蒟蒻と称し生食に用 いられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の蒟蒻は、マンナン(C5H10O6) を温湯で溶いて充分に水 を吸収させた状態で練り込み、これに石灰乳、炭酸ソーダ溶液等を添加、撹拌し て型箱内に充填、凝固して形成されていることから、形成される蒟蒻の表面が滑 らかな面とされており、又包丁等での切断面が滑らかな面とされる特徴を有して いる。
【0005】 かゝる蒟蒻表面の滑らかさが料理素材としての蒟蒻に特有の舌触り感、喉越し 感をもたらす特長を有している反面、この蒟蒻生地内に調理の味が充分に浸透し 難い不都合を有しており、又この為調理に長い時間を要する等の不都合があった 。 又、かゝる蒟蒻表面の滑らかさが故に、舌触り感、喉越し感が単調となり易く 、この面においても満足し難い向きがあった。
【0006】 かゝる点から蒟蒻の料理にあたっては蒟蒻を包丁で切らずに小口から手で千切 って調理することが一般に行なわれている。 しかしながら、このように手で千切ることによって表面に粗さをもたらした場 合においても、この千切られた表面が短に千切れ面とされているにすぎず、蒟蒻 生地内への調理の味の浸み込みに難があり、且つ充分な味の浸み込ませに多くの 調理手間を要する不都合があった。
【0007】 かゝる不都合は、調理なしで食用に供される生食用の蒟蒻において特に顕著に 生ずるものであって、生食用では殆ど調味料の浸み込みのない状態で食されるこ とが多く、調味料によって蒟蒻臭あるいは蒟蒻特有の舌触り感が効果的に取り除 かれない不都合を有していた。 又、かゝる不都合を避ける目的から生食用の蒟蒻に用いられる調味料を酢味噌 等のようなペースト状とした場合においても、このペースト状の調味手段と蒟蒻 部分とが口中で識別された状態で味わゝれることが多く、付着調味料とは別に特 有の蒟蒻臭、舌触り感を生ずる不都合があった。 又、このようにペースト状の調味手段は、蒟蒻本来が有している滑らかな舌触 り、喉越し感を著しく損なう不都合を有していた。
【0008】 本考案に係る生食用の蒟蒻は、蒟蒻自体を微細な凝固塊の連続された薄い片と することによって従来の蒟蒻に無い特有の舌触り感、喉越し感をもたらすと同時 に調味手段の付着が良く、しかも従来の蒟蒻と同様の良好な歯触り感のある蒟蒻 の提供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る生食用蒟蒻は叙上の目的を達成するものとして、長さ幅側の径が 1.5mm 〜3.5mm の凝固塊1を有する蒟蒻片の厚幅を6mm以下として生食用蒟蒻を 構成し、又、この連続されている各凝固塊1、1間が凹陥溝部2となるように生 食用蒟蒻の構成し、更に蒟蒻片に含まれる前記凝固塊1が凝固塊全量の80重量% 以上となるようにして生食用蒟蒻の構成をなしている。
【0010】
【作用】
蒟蒻片が、長さ幅側の径を1.5mm 〜3.5mm とする凝固塊1を有する構成とされ ており、しかも片の厚みが6mm以下であることから、凝固塊1、1間に特有の凹 陥溝部2が形成され、この凹陥溝部2内にポン酢、酢味噌、辛し醤油等の垂れ汁 が充分に含浸、付着するように機能する。 又、この蒟蒻片の表面が、長さ幅側の径を1.5mm 〜3.5mm とする凝固塊1の連 続体とされていることから、滑らかな舌触り、喉越し感と同時に、口喉中に密着 感をもって接触するように機能する。
【0011】
【実施例】
以下、本考案に係る典型的な生食用蒟蒻の一実施例を添付の図面について説明 する。 図1は、本実施例に係る生食用蒟蒻を断面で示しており、図2は、更に、これ を拡大した状態を断面で示している。
【0012】 この実施例に係る生食用蒟蒻は、切断することなしに、そのまゝ生食に適する 大きさの片としてあり、この片の厚さが6mm以下となるようにしてある。 この片の厚さが6mmより厚い場合、生食時の歯触り感が強くなり、蒟蒻として 食用時に臭いを呈する不都合がある。 又、この厚さが6mmより厚い片の蒟蒻では、付着されポン酢、酢味噌等の調理 手段が充分に蒟蒻肉部内に浸み込むことがなく、ポン酢等の垂れ汁の付着にも係 らず特有の蒟蒻臭を口中に生ずる不都合があった。
【0013】 次いで、この蒟蒻片が、一体に連続している蒟蒻の凝固塊1で構成されるもの とし、この凝固塊1が、その長さ幅側の径が1.5mm 〜3.5mm である凝固塊を全凝 固塊の少なくとも80重量%以上有する凝固塊となる構成としてある。
【0014】 この蒟蒻片を構成する凝固塊1の長さ幅の径が1.5mm より小さい粒径の凝固塊 からなる蒟蒻片では、滑らかな舌触り感、喉越し感の割に、口喉内での馴染み感 が少なく、食味時の舌触り感、喉越し感に質量感が伴なわない不都合がある。 又、この蒟蒻片を構成する凝固塊1の長さ側の径が3.5mm より大きい粒径の凝 固塊からなる蒟蒻片でも同様に食味時の舌触り、喉越し感に質量感が無く、又ポ ン酢等の垂れ汁の付着が極端に阻害される不都合がある。
【0015】 又、この蒟蒻片を構成する凝固塊1が、その長さ側の径を1.5mm 〜3.5mm とす る凝固塊を全凝固塊の80重量%以下として構成されている場合にも前記と同様に 食味時の舌触り感、喉越し感の質量感に難があり、又同時にポン酢等の垂れ汁の 付着性に難が残ることがあり、長さ側の径が1.5mm 〜3.5mmの凝固塊を全凝固塊 の80重量%以上とするのが好ましい。
【0016】 かくして長さ側径が、1.5mm 〜3.5mm である凝固塊1を特に凝固塊全量の80重 量%以上として蒟蒻片を構成することによって、凝固塊1の周側には適度の深さ からなる凹陥溝部2が都合良く形成されることゝなり、この凹陥溝部2によりポ ン酢、辛し醤油等の垂れ汁が効果的に担持される。
【0017】 又、このように凝固塊1と凝固塊1との間に適宜の凹陥溝部2が存在すること によって、食味時に蒟蒻片が口喉内に対し“面”的に接触をせず“塊”的な接触 をすることゝなり、これが蒟蒻特有の滑らかさと同時に食味時における舌触り感 、喉越し感に特有の質量感をもたらす。
【0018】 尚、本考案での凝固塊は、そのもっとも径の大きい位置でこれを測定した数値 で表現されており、凝固塊の形状が必ずしも球状、楕円状、桿状である必要がな く偏平且つ不定形のものであっても良い。
【0019】 このようにして構成された生食用蒟蒻は、これをポン酢垂れ、辛し醤油垂れ、 酢味噌垂れ等任意の垂れに漬けて食用に供することが可能であり、各種垂れ汁の 風味を損わず、しかも舌触り感、喉越し感が良好な所謂刺身蒟蒻として用いるこ とができる。
【0020】
【考案の効果】
本考案に係る生食用蒟蒻は叙上の特長ある構成、特に長さ側の径を1.5mm 〜3. 5mm とする凝固塊1をもって一体、連続した状態で蒟蒻片を構成すると共に、こ の蒟蒻片を構成する前記径の凝固塊1が凝固塊全量の80重量%以上となるように 構成し、しかも構成される蒟蒻片の厚さが6mm以下となるように構成したことか ら、蒟蒻特有の滑らかさと、歯触り感を残した状態で、質量感に溢れた特有の舌 触り感と、喉越し感とを生食用蒟蒻にもたらす特長を有している。 又、凝固塊1と凝固塊1との間に凹陥溝部2が設けられていることからポン酢 、辛し醤油、酢味噌等の垂れ汁が都合良く担持され、蒟蒻片を薄くしたことゝ相 まって蒟蒻特有の臭気の無い生食用蒟蒻とされる特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】生食用蒟蒻の断面図
【図2】同拡大断面図
【符号の説明】
1 凝固塊 2 凹陥溝部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ幅側の径が1.5mm 〜3.5mm の凝固塊
    を有する蒟蒻片であって、該蒟蒻片の厚幅が6mm以下と
    されていることを特徴とする生食用蒟蒻。
  2. 【請求項2】 蒟蒻片の前記凝固塊が凝固塊全量の少な
    くとも80重量%以上であることを特徴とする請求項1記
    載の生食用蒟蒻。
  3. 【請求項3】 連続される凝固塊間が凹陥溝部とされて
    いることを特徴とする請求項1記載の生食用蒟蒻。
JP1991067689U 1991-08-01 1991-08-01 生食用蒟蒻 Expired - Lifetime JPH0737509Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991067689U JPH0737509Y2 (ja) 1991-08-01 1991-08-01 生食用蒟蒻

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JPH0513182U true JPH0513182U (ja) 1993-02-23
JPH0737509Y2 JPH0737509Y2 (ja) 1995-08-30

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