JPH05132612A - 改質ポリエステル及びフイルム - Google Patents
改質ポリエステル及びフイルムInfo
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- JPH05132612A JPH05132612A JP29552891A JP29552891A JPH05132612A JP H05132612 A JPH05132612 A JP H05132612A JP 29552891 A JP29552891 A JP 29552891A JP 29552891 A JP29552891 A JP 29552891A JP H05132612 A JPH05132612 A JP H05132612A
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- film
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- acid
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J5/00—Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
- C08J5/18—Manufacture of films or sheets
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2367/00—Characterised by the use of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Derivatives of such polymers
- C08J2367/04—Polyesters derived from hydroxy carboxylic acids, e.g. lactones
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Abstract
(57)【要約】
【構成】ポリエステルに対して、エステル形成性スルホ
ン酸金属塩化合物を3〜30重量%およびポリラクトン
化合物を1〜20重量%含む改質ポリエステルおよびそ
のフィルム。 【効果】優れた接着性、透明性、巻ぐせカ−ル回復性を
有するフィルムを得ることができ、該フィルムは包装
用、写真用支持体、一般工業用、磁気テ−プ用等に利用
することができる。
ン酸金属塩化合物を3〜30重量%およびポリラクトン
化合物を1〜20重量%含む改質ポリエステルおよびそ
のフィルム。 【効果】優れた接着性、透明性、巻ぐせカ−ル回復性を
有するフィルムを得ることができ、該フィルムは包装
用、写真用支持体、一般工業用、磁気テ−プ用等に利用
することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は改質ポリエステル及びそ
のフィルムに関するものであり、詳しくは優れた接着
性、透明性、平面性を有する改質ポリエステル及びフィ
ルムに関するものである。さらに詳しくは写真用支持
体、包装用、一般工業用、磁気テ−プ用等に好適な優れ
た接着性、透明性、平面性を有する改質ポリエステル及
びそのフィルムに関するものである。
のフィルムに関するものであり、詳しくは優れた接着
性、透明性、平面性を有する改質ポリエステル及びフィ
ルムに関するものである。さらに詳しくは写真用支持
体、包装用、一般工業用、磁気テ−プ用等に好適な優れ
た接着性、透明性、平面性を有する改質ポリエステル及
びそのフィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル、特にポリエチレンテレフ
タレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−トあるいはポリ−
1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレ−ト及び
これらを主体とするポリエステルは優れた物理的、化学
的特性を有しており、繊維、フィルムあるいはシ−トさ
らにはその成形品として広く使用されている。
タレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−トあるいはポリ−
1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレ−ト及び
これらを主体とするポリエステルは優れた物理的、化学
的特性を有しており、繊維、フィルムあるいはシ−トさ
らにはその成形品として広く使用されている。
【0003】特に、ポリエステルフィルムは耐熱性、耐
薬品性、機械的特性において優れた性質を有するため
に、磁気テ−プ用、電気用、写真用、包装用、製図用等
多くの用途に用いられている。
薬品性、機械的特性において優れた性質を有するため
に、磁気テ−プ用、電気用、写真用、包装用、製図用等
多くの用途に用いられている。
【0004】しかしながら、一般にポリエステル自体が
不活性なため接着性および親水性インクによる印刷性に
劣るという問題がある。従来ポリエステルフィルムの接
着性を改良するためにフィルム表面にコロナ放電処理を
施したり、接着性物質をコ−ティングする方法などが知
られている。しかし、これらの方法は工程が煩雑とな
り、コストアップになるばかりでなく、フィルムの透明
性等が低下したりする欠点がある。
不活性なため接着性および親水性インクによる印刷性に
劣るという問題がある。従来ポリエステルフィルムの接
着性を改良するためにフィルム表面にコロナ放電処理を
施したり、接着性物質をコ−ティングする方法などが知
られている。しかし、これらの方法は工程が煩雑とな
り、コストアップになるばかりでなく、フィルムの透明
性等が低下したりする欠点がある。
【0005】そこで、これらの工程を必要とせず、ベ−
スフィルム自体から接着性を向上させることが試みられ
ている。例えば、特開昭52−151365号公報には
ポリアルキレングリコ−ルを使用してポリエ−テルセグ
メントを共重合し、フィルムの接着性や印刷性を改良し
ているものの、その特性は充分でない。
スフィルム自体から接着性を向上させることが試みられ
ている。例えば、特開昭52−151365号公報には
ポリアルキレングリコ−ルを使用してポリエ−テルセグ
メントを共重合し、フィルムの接着性や印刷性を改良し
ているものの、その特性は充分でない。
【0006】一方、写真用支持体は一般的にトリアセチ
ルセルロ−スとポリエチレンテレフタレ−トに代表され
るポリエステルなどからなるプラスチックフィルムが使
用されている。しかしながら、ポリエステルフィルムは
優れた機械的特性、透明性、寸法安定性を有するものの
ロ−ル形態では巻ぐせカ−ルが強く残留するため現像処
理後の取扱い性が悪く、X線用フィルム、製版用フィル
ムの如くシ−ト状形態での使用にその範囲が限定されて
きた。
ルセルロ−スとポリエチレンテレフタレ−トに代表され
るポリエステルなどからなるプラスチックフィルムが使
用されている。しかしながら、ポリエステルフィルムは
優れた機械的特性、透明性、寸法安定性を有するものの
ロ−ル形態では巻ぐせカ−ルが強く残留するため現像処
理後の取扱い性が悪く、X線用フィルム、製版用フィル
ムの如くシ−ト状形態での使用にその範囲が限定されて
きた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の欠点を解消することにあり、特に、余分な高
次加工を必要とせず優れた接着性を有し、透明性、巻ぐ
せカ−ル回復性、かつ、機械的特性をも満足させる改質
ポリエステル及びフィルムを提供することにある。
従来技術の欠点を解消することにあり、特に、余分な高
次加工を必要とせず優れた接着性を有し、透明性、巻ぐ
せカ−ル回復性、かつ、機械的特性をも満足させる改質
ポリエステル及びフィルムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、ポリエステルに対して、エステル形成性スルホン酸
アルカリ金属塩化合物を3〜30重量%およびポリラク
トン化合物を1〜20重量%含むことを特徴とする改質
ポリエステル及びそのフィルムにより達成できる。
は、ポリエステルに対して、エステル形成性スルホン酸
アルカリ金属塩化合物を3〜30重量%およびポリラク
トン化合物を1〜20重量%含むことを特徴とする改質
ポリエステル及びそのフィルムにより達成できる。
【0009】本発明におけるポリエステルとは芳香族ジ
カルボン酸または脂環族ジカルボン酸とジオ−ルを主た
る構成成分とするポリエステルであり、芳香族ジカルボ
ン酸成分としては例えば、テレフタル酸、イソフタル
酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,
5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸、4,4´−ジフェニルジカルボン酸、4,4
´−ジフェニルエ−テルジカルボン酸、4,4´−ジフ
ェニルスルホンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸を
挙げることができ、また脂環族ジカルボン酸成分として
は1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等を挙げること
ができる。これらの酸成分は2種以上併用してもよく、
さらにはアジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカ
ンジオン酸等の脂肪族ジカルボン酸、ヒドロキシエトキ
シ安息香酸等のオキシ酸などを一部共重合してもよい。
またジオ−ル成分としては例えば、エチレングリコ−
ル、1,2−プロパンジオ−ル、1,3−プロパンジオ
−ル、ネオペンチルグリコ−ル、1,3−ブタンジオ−
ル、1,3−ブタンジオ−ル、1,5−ペンタンジオ−
ル、1,6−ヘキサンジオ−ル、1,2−シクロヘキサ
ンジメタノ−ル、1,3−シクロヘキサンジメタノ−
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノ−ル、ジエチレン
グリコ−ル、トリエチレングリコ−ル、ポリアルキレン
グリコ−ル、2,2´−ビス(4´−β−ヒドロキシエ
トキシフェニル)プロパン、ビス(4´−β−ヒドロキ
シエトキシフェニル)スルホン等の脂肪族、脂環族、芳
香族ジオ−ルを挙げることができる。これらのジオ−ル
成分は1種のみ用いてもよく、また2種以上併用しても
よい。また、ポリエステルには三官能以上の多官能化合
物、単官能化合物等の他の化合物をポリマが実質的に線
状である量範囲で共重合されていてもよい。ポリエステ
ルの代表的な例としては、ポリエチレンテレフタレ−
ト、ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリエチレンナフタ
レ−ト、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレ
フタレ−ト等が挙げられる。
カルボン酸または脂環族ジカルボン酸とジオ−ルを主た
る構成成分とするポリエステルであり、芳香族ジカルボ
ン酸成分としては例えば、テレフタル酸、イソフタル
酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,
5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸、4,4´−ジフェニルジカルボン酸、4,4
´−ジフェニルエ−テルジカルボン酸、4,4´−ジフ
ェニルスルホンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸を
挙げることができ、また脂環族ジカルボン酸成分として
は1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等を挙げること
ができる。これらの酸成分は2種以上併用してもよく、
さらにはアジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカ
ンジオン酸等の脂肪族ジカルボン酸、ヒドロキシエトキ
シ安息香酸等のオキシ酸などを一部共重合してもよい。
またジオ−ル成分としては例えば、エチレングリコ−
ル、1,2−プロパンジオ−ル、1,3−プロパンジオ
−ル、ネオペンチルグリコ−ル、1,3−ブタンジオ−
ル、1,3−ブタンジオ−ル、1,5−ペンタンジオ−
ル、1,6−ヘキサンジオ−ル、1,2−シクロヘキサ
ンジメタノ−ル、1,3−シクロヘキサンジメタノ−
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノ−ル、ジエチレン
グリコ−ル、トリエチレングリコ−ル、ポリアルキレン
グリコ−ル、2,2´−ビス(4´−β−ヒドロキシエ
トキシフェニル)プロパン、ビス(4´−β−ヒドロキ
シエトキシフェニル)スルホン等の脂肪族、脂環族、芳
香族ジオ−ルを挙げることができる。これらのジオ−ル
成分は1種のみ用いてもよく、また2種以上併用しても
よい。また、ポリエステルには三官能以上の多官能化合
物、単官能化合物等の他の化合物をポリマが実質的に線
状である量範囲で共重合されていてもよい。ポリエステ
ルの代表的な例としては、ポリエチレンテレフタレ−
ト、ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリエチレンナフタ
レ−ト、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレ
フタレ−ト等が挙げられる。
【0010】本発明におけるエステル形成性スルホン酸
アルカリ金属塩化合物としてはスルホテレフタル酸、5
−スルホイソフタル酸、2−スルホイソフタル酸、4−
スルホイソフタル酸、4−スルホナフタレン−2,6−
ジカルボン酸等のアルカリ金属塩およびこれらのエステ
ル形成性誘導体を挙げることができ、なかでも5−スル
ホイソフタル酸、スルホテレフタル酸のナトリウム、カ
リウム塩がより好ましく用いられる。
アルカリ金属塩化合物としてはスルホテレフタル酸、5
−スルホイソフタル酸、2−スルホイソフタル酸、4−
スルホイソフタル酸、4−スルホナフタレン−2,6−
ジカルボン酸等のアルカリ金属塩およびこれらのエステ
ル形成性誘導体を挙げることができ、なかでも5−スル
ホイソフタル酸、スルホテレフタル酸のナトリウム、カ
リウム塩がより好ましく用いられる。
【0011】エステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩
化合物量は、ポリエステルに対して3〜30重量%とす
る必要があり、より好ましくは4〜20重量%、さらに
好ましくは5〜17重量%である。エステル形成性スル
ホン酸アルカリ金属塩化合物量がポリエステルに対して
3重量%未満であると、十分な接着性および巻ぐせカー
ル回復性が得られないため好ましくない。一方、30重
量%を越えると接着性は飽和に達し、逆に高分子量のポ
リエステルが得られず、フィルム成形が困難であった
り、得られるフィルムの機械的強度が低下して好ましく
ない。
化合物量は、ポリエステルに対して3〜30重量%とす
る必要があり、より好ましくは4〜20重量%、さらに
好ましくは5〜17重量%である。エステル形成性スル
ホン酸アルカリ金属塩化合物量がポリエステルに対して
3重量%未満であると、十分な接着性および巻ぐせカー
ル回復性が得られないため好ましくない。一方、30重
量%を越えると接着性は飽和に達し、逆に高分子量のポ
リエステルが得られず、フィルム成形が困難であった
り、得られるフィルムの機械的強度が低下して好ましく
ない。
【0012】本発明のエステル形成性スルホン酸アルカ
リ金属塩化合物をポリエステルへ共重合あるいは含有さ
せる方法は特に限定されるものではない。ポリエステル
への配合もしくは添加方法および時期は任意であり特に
限定されない。粉体もしくは溶融状態でポリエステルへ
配合、添加してもよい。また、配合、添加時期として
は、ポリエステル合成反応時、反応終了後の溶融状態、
ペレット状態、成形前のいずれかの時期に配合、添加し
てもよい。
リ金属塩化合物をポリエステルへ共重合あるいは含有さ
せる方法は特に限定されるものではない。ポリエステル
への配合もしくは添加方法および時期は任意であり特に
限定されない。粉体もしくは溶融状態でポリエステルへ
配合、添加してもよい。また、配合、添加時期として
は、ポリエステル合成反応時、反応終了後の溶融状態、
ペレット状態、成形前のいずれかの時期に配合、添加し
てもよい。
【0013】本発明におけるポリラクトン化合物は下記
式で示される繰り返し単位を有するものである。 -O(C(=O)Ci H 2i0)n - ただし、式中iは1〜5、nは正の整数である。
式で示される繰り返し単位を有するものである。 -O(C(=O)Ci H 2i0)n - ただし、式中iは1〜5、nは正の整数である。
【0014】特に好ましいポリラクトン化合物として
は、ポリ−ε−カプロラクトンが挙げられる。
は、ポリ−ε−カプロラクトンが挙げられる。
【0015】また、ポリラクトン化合物の分子量は、良
好な耐熱性、巻ぐせカ−ル回復性、機械特性や透明性を
得るために、平均分子量で500〜25000の範囲に
あるものが好ましく、より好ましくは550〜2000
0であり、さらに好ましくは600〜10000であ
る。
好な耐熱性、巻ぐせカ−ル回復性、機械特性や透明性を
得るために、平均分子量で500〜25000の範囲に
あるものが好ましく、より好ましくは550〜2000
0であり、さらに好ましくは600〜10000であ
る。
【0016】本発明のポリラクトン化合物量は、ポリエ
ステルに対して1〜20重量%とする必要があり、より
好ましくは3〜17重量%、さらに好ましくは6〜15
重量%である。ポリラクトン化合物量が1重量%未満で
あると、接着性および巻ぐせカール回復性が十分でな
く、20重量%を越えると機械特性、耐熱性が低下して
好ましくない。
ステルに対して1〜20重量%とする必要があり、より
好ましくは3〜17重量%、さらに好ましくは6〜15
重量%である。ポリラクトン化合物量が1重量%未満で
あると、接着性および巻ぐせカール回復性が十分でな
く、20重量%を越えると機械特性、耐熱性が低下して
好ましくない。
【0017】本発明の改質ポリエステルは、ポリエステ
ルにポリラクトン化合物を含むものであり、ポリラクト
ン化合物の存在状態は、ポリラクトン化合物単独でもま
たポリエステルと共重合体を形成していても良く、特に
限定されるものではないが、ポリラクトン化合物とポリ
エステルがブロック状に共重合体を形成しているもの
が、巻ぐせカール回復性、透明性の点で特に好ましい。
ポリエステルへ添加させる方法および時期は任意であり
特に限定されない。ポリラクトン化合物をブロック状に
共重合させる方法としては、ポリエステルとポリラクト
ン化合物を溶融状態で攪拌混練を2時間以内で行うこと
が好ましく、具体的な方法としては、ポリエステル重合
反応終了後のまだ重合容器内にある溶融状態のポリエス
テルにポリラクトン化合物を添加し溶融混練する方法、
あるいはポリエステルとポリラクトン化合物をベント2
軸押出機に投入し溶融混練する方法等が挙げられる。
ルにポリラクトン化合物を含むものであり、ポリラクト
ン化合物の存在状態は、ポリラクトン化合物単独でもま
たポリエステルと共重合体を形成していても良く、特に
限定されるものではないが、ポリラクトン化合物とポリ
エステルがブロック状に共重合体を形成しているもの
が、巻ぐせカール回復性、透明性の点で特に好ましい。
ポリエステルへ添加させる方法および時期は任意であり
特に限定されない。ポリラクトン化合物をブロック状に
共重合させる方法としては、ポリエステルとポリラクト
ン化合物を溶融状態で攪拌混練を2時間以内で行うこと
が好ましく、具体的な方法としては、ポリエステル重合
反応終了後のまだ重合容器内にある溶融状態のポリエス
テルにポリラクトン化合物を添加し溶融混練する方法、
あるいはポリエステルとポリラクトン化合物をベント2
軸押出機に投入し溶融混練する方法等が挙げられる。
【0018】本発明の改質ポリエステルの具体的な製造
方法としては、例えばテレフタル酸成分とエチレングリ
コ−ル成分とからなるポリエチレンテレフタレ−ト系改
質ポリエステルについて説明すると、 A.テレフタル酸、エステル形成性スルホン酸アルカリ
金属塩化合物(例えば、5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸)とエチレングリコ−ルとを直接エステル化反応さ
せるか、テレフタル酸ジメチル、エステル形成性スルホ
ン酸アルカリ金属塩化合物(例えば、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸ジメチル)とエチレングリコ−ルとを
エステル交換反応、重縮合反応させる第1段階の反応
と、この第1段階の反応生成物である溶融状態のポリエ
ステルにポリ−ε−カプロラクトンを添加し混練する第
2段階とによって製造する方法、 B.テレフタル酸あるいはそのエステル形成性誘導体、
エステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物とエチ
レングリコ−ルからポリエステルを重合した後、得られ
たペレットとポリ−ε−カプロラクトンから再溶融混練
反応により製造する方法等を挙げることができる。
方法としては、例えばテレフタル酸成分とエチレングリ
コ−ル成分とからなるポリエチレンテレフタレ−ト系改
質ポリエステルについて説明すると、 A.テレフタル酸、エステル形成性スルホン酸アルカリ
金属塩化合物(例えば、5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸)とエチレングリコ−ルとを直接エステル化反応さ
せるか、テレフタル酸ジメチル、エステル形成性スルホ
ン酸アルカリ金属塩化合物(例えば、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸ジメチル)とエチレングリコ−ルとを
エステル交換反応、重縮合反応させる第1段階の反応
と、この第1段階の反応生成物である溶融状態のポリエ
ステルにポリ−ε−カプロラクトンを添加し混練する第
2段階とによって製造する方法、 B.テレフタル酸あるいはそのエステル形成性誘導体、
エステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物とエチ
レングリコ−ルからポリエステルを重合した後、得られ
たペレットとポリ−ε−カプロラクトンから再溶融混練
反応により製造する方法等を挙げることができる。
【0019】この際、反応触媒として、従来公知のアル
カリ金属、アルカリ土類金属、マンガン、コバルト、亜
鉛、アンチモン、ゲルマニウム、チタン化合物等が用い
られ、さらに着色防止剤としてリン化合物等を用いても
よい。
カリ金属、アルカリ土類金属、マンガン、コバルト、亜
鉛、アンチモン、ゲルマニウム、チタン化合物等が用い
られ、さらに着色防止剤としてリン化合物等を用いても
よい。
【0020】本発明の改質ポリエステルのガラス転移温
度は、良好な耐熱性を得るために30℃以上が好まし
く、より好ましくは50℃以上であり、さらに好ましく
は60℃以上である。
度は、良好な耐熱性を得るために30℃以上が好まし
く、より好ましくは50℃以上であり、さらに好ましく
は60℃以上である。
【0021】本発明の改質ポリエステルの極限粘度は成
形したフィルムの強度を高めるために、0.3以上が好
ましく、より好ましくは0.35以上であり、さらに好
ましくは0.4以上である。
形したフィルムの強度を高めるために、0.3以上が好
ましく、より好ましくは0.35以上であり、さらに好
ましくは0.4以上である。
【0022】本発明の改質ポリエステルには必要に応じ
て、難燃剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、顔料、染料、脂
肪酸エステル、ワックスなどの有機滑剤、あるいはポリ
シロキサン等の消泡剤を配合してもよく、さらに滑り性
をよくする目的でクレ−、マイカ、酸化チタン、炭酸カ
ルシウム、カオリン、シリカ、リン酸カルシウム、硫酸
バリウム、アルミナ、あるいはアクリル、スチレン等を
構成成分とする有機粒子等を配合してもよい。
て、難燃剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、顔料、染料、脂
肪酸エステル、ワックスなどの有機滑剤、あるいはポリ
シロキサン等の消泡剤を配合してもよく、さらに滑り性
をよくする目的でクレ−、マイカ、酸化チタン、炭酸カ
ルシウム、カオリン、シリカ、リン酸カルシウム、硫酸
バリウム、アルミナ、あるいはアクリル、スチレン等を
構成成分とする有機粒子等を配合してもよい。
【0023】上記にて得られた改質ポリエステルは、乾
燥後、溶融押し出しして未延伸シートとし、続いて2軸
延伸、熱処理することにより目的とするフィルムとする
ことができる。
燥後、溶融押し出しして未延伸シートとし、続いて2軸
延伸、熱処理することにより目的とするフィルムとする
ことができる。
【0024】2軸延伸は、縦横逐次延伸あるいは2軸同
時延伸のいずれでもよく、延伸倍率は、特に限定される
ものではないが通常は縦横各々2.0〜5.0倍が適当
である。あるいは、縦横延伸後、縦、横方向のいずれか
に再延伸してもかまわない。また、本発明の改質ポリエ
ステルからは、常法に従って繊維及びその他の成形加工
製品を製造することができる。
時延伸のいずれでもよく、延伸倍率は、特に限定される
ものではないが通常は縦横各々2.0〜5.0倍が適当
である。あるいは、縦横延伸後、縦、横方向のいずれか
に再延伸してもかまわない。また、本発明の改質ポリエ
ステルからは、常法に従って繊維及びその他の成形加工
製品を製造することができる。
【0025】
【実施例】以下本発明を実施例により、さらに詳細に説
明する。なお、実施例中の特性は次のようにして測定し
た。
明する。なお、実施例中の特性は次のようにして測定し
た。
【0026】A.ポリエステルの極限粘度;[η] o−クロロフェノ−ル溶媒を用い、25℃で測定した。
【0027】B.ポリエステルのガラス転移温度(T
g)および融点(Tm) 差動走査熱量計により測定した。
g)および融点(Tm) 差動走査熱量計により測定した。
【0028】C.透明性 ポリエステルから得られたフィルムをASTM−D10
03−59に準じてフィルムヘイズを測定した。
03−59に準じてフィルムヘイズを測定した。
【0029】D.接着性 ポリエステルから得られたフィルムの表面にアルミニウ
ムを蒸着し、蒸着面にセロハンテ−プを圧着し、これを
剥離したときの状態で判定した。 ◎;セロハンテ−プ側に剥離されない。 ○;セロハンテ−プ側に剥離される部分が20%以下で
ある。 △;20%〜70%の部分がセロハンテ−プ側に剥離さ
れる。 ×;70%以上の部分がセロハンテ−プ側に剥離され
る。
ムを蒸着し、蒸着面にセロハンテ−プを圧着し、これを
剥離したときの状態で判定した。 ◎;セロハンテ−プ側に剥離されない。 ○;セロハンテ−プ側に剥離される部分が20%以下で
ある。 △;20%〜70%の部分がセロハンテ−プ側に剥離さ
れる。 ×;70%以上の部分がセロハンテ−プ側に剥離され
る。
【0030】E.破断強度 ポリエステルから得られたフィルムから10mm巾×50
mm長さの試料を作り、引張速度300mm/分で測定し
た。
mm長さの試料を作り、引張速度300mm/分で測定し
た。
【0031】F.巻ぐせカ−ル回復性 ポリエステルから得られたフィルムから35mm巾×13
3mm長さの試料を作り、直径10mmの巻芯に巻き、70
℃×30%RH×72hrの処理を行い、その後、巻芯
から解放し40℃の蒸留水に30分間浸漬後、サンプル
を垂直に吊し、30gの荷重をかけ50℃の空気恒温槽
で5分間乾燥する。処理したフィルムサンプルを平面上
に置き、元のサンプル長133mmに対して、サンプル長
さがどれだけ回復したかを評価した。
3mm長さの試料を作り、直径10mmの巻芯に巻き、70
℃×30%RH×72hrの処理を行い、その後、巻芯
から解放し40℃の蒸留水に30分間浸漬後、サンプル
を垂直に吊し、30gの荷重をかけ50℃の空気恒温槽
で5分間乾燥する。処理したフィルムサンプルを平面上
に置き、元のサンプル長133mmに対して、サンプル長
さがどれだけ回復したかを評価した。
【0032】G.熱収縮率 ポリエステルから得られたフィルムから10mm巾×25
0〜300mm長さの試料を作り、サンプルに3gのクリ
ップを用いて加重をかけ、150℃に設定した熱風オ−
ブン中で処理し、処理前後のサンプル長さを測定して熱
収縮率を求めた。
0〜300mm長さの試料を作り、サンプルに3gのクリ
ップを用いて加重をかけ、150℃に設定した熱風オ−
ブン中で処理し、処理前後のサンプル長さを測定して熱
収縮率を求めた。
【0033】実施例1 ジメチルテレフタレ−ト100重量部、5−ナトリウム
スルホイソフタル酸ジメチル10重量部、エチレングリ
コ−ル70重量部およびエステル交換反応触媒として酢
酸カルシウム0.1重量部、重縮合反応触媒として三酸
化アンチモン0.03重量部を加え、常法に従いエステ
ル交換反応せしめたのち、リン酸トリメチル0.05重
量部を添加し重縮合反応を行なった。その後、ポリラク
トン化合物として平均分子量4000のポリ−ε−カプ
ロラクトン10重量部を添加し、減圧状態で30分攪拌
してポリエステルを得た。o−クロロフェノ−ル溶媒を
用い、25℃で測定した極限粘度は0.55であった。
またTgは65℃、Tmは230℃であった。
スルホイソフタル酸ジメチル10重量部、エチレングリ
コ−ル70重量部およびエステル交換反応触媒として酢
酸カルシウム0.1重量部、重縮合反応触媒として三酸
化アンチモン0.03重量部を加え、常法に従いエステ
ル交換反応せしめたのち、リン酸トリメチル0.05重
量部を添加し重縮合反応を行なった。その後、ポリラク
トン化合物として平均分子量4000のポリ−ε−カプ
ロラクトン10重量部を添加し、減圧状態で30分攪拌
してポリエステルを得た。o−クロロフェノ−ル溶媒を
用い、25℃で測定した極限粘度は0.55であった。
またTgは65℃、Tmは230℃であった。
【0034】得られたポリエステルをフィルム成形機で
280℃にて製膜後、二軸延伸機により、縦延伸倍率
3.6倍、横延伸倍率3.8倍で延伸した後、190℃
で熱処理して厚さ80μのフィルムを得た。得られたフ
ィルムの特性を、表2に示す。フィルムのヘイズは1.
2%であり、接着性も良好で、巻ぐせカ−ル回復性を評
価したところフィルムはほとんどカ−ルせずにほぼ平ら
になった。また、150℃の熱収縮率は1.3%であっ
た。
280℃にて製膜後、二軸延伸機により、縦延伸倍率
3.6倍、横延伸倍率3.8倍で延伸した後、190℃
で熱処理して厚さ80μのフィルムを得た。得られたフ
ィルムの特性を、表2に示す。フィルムのヘイズは1.
2%であり、接着性も良好で、巻ぐせカ−ル回復性を評
価したところフィルムはほとんどカ−ルせずにほぼ平ら
になった。また、150℃の熱収縮率は1.3%であっ
た。
【0035】比較実施例1 実施例1と同様の方法でポリ−ε−カプロラクトンを添
加せずに5−ナトリウムスルホイソフタル酸共重合ポリ
エステルおよびフィルムを得た。ポリエステルの極限粘
度は0.50であり、フィルムのヘイズは0.9%と良
好であるものの、接着性、巻ぐせカ−ル回復性ともに不
良であった。
加せずに5−ナトリウムスルホイソフタル酸共重合ポリ
エステルおよびフィルムを得た。ポリエステルの極限粘
度は0.50であり、フィルムのヘイズは0.9%と良
好であるものの、接着性、巻ぐせカ−ル回復性ともに不
良であった。
【0036】実施例2〜5,比較実施例2〜4 表1に記載した如く、実施例1と同様の方法で各種エス
テル形成性スルホン酸金属塩化合物およびポリラクトン
化合物の種類、量を変更し、ポリエステルおよびフィル
ムを得た。
テル形成性スルホン酸金属塩化合物およびポリラクトン
化合物の種類、量を変更し、ポリエステルおよびフィル
ムを得た。
【0037】
【表1】
【0038】表中の略号は、次の化合物を示す。
【0039】PCL:ポリカプロラクトン また、得られたポリエステルおよびフルムの特性を表2
に示した。
に示した。
【0040】
【表2】
【0041】表2に示したように実施例2〜5は本発明
の範囲内のものでありフィルムヘイズ、接着性、巻ぐせ
カ−ル回復性ともに良好であった。一方、比較実施例2
はエステル形成性スルホン酸金属塩化合物を使用しない
ものであり、フィルムのヘイズは良好であるものの、接
着性、巻ぐせカ−ル回復性ともに不良であった。また、
比較実施例3はエステル形成性スルホン酸金属塩化合物
量が、比較実施例4はポリラクトン化合物量が本発明の
範囲外であり、いずれも接着性、巻ぐせカ−ル回復性に
劣るものであった。
の範囲内のものでありフィルムヘイズ、接着性、巻ぐせ
カ−ル回復性ともに良好であった。一方、比較実施例2
はエステル形成性スルホン酸金属塩化合物を使用しない
ものであり、フィルムのヘイズは良好であるものの、接
着性、巻ぐせカ−ル回復性ともに不良であった。また、
比較実施例3はエステル形成性スルホン酸金属塩化合物
量が、比較実施例4はポリラクトン化合物量が本発明の
範囲外であり、いずれも接着性、巻ぐせカ−ル回復性に
劣るものであった。
【0042】
【発明の効果】本発明は上述したように、ポリエステル
に対して、特定量のエステル形成性スルホン酸金属塩化
合物およびポリラクトン化合物が添加されてなる改質ポ
リエステル及びそのフィルムであり、優れた接着性、透
明性、巻ぐせカ−ル回復性を有し、写真用支持体、包装
用、一般工業用、磁気テ−プ用等に好ましく用いられ
る。
に対して、特定量のエステル形成性スルホン酸金属塩化
合物およびポリラクトン化合物が添加されてなる改質ポ
リエステル及びそのフィルムであり、優れた接着性、透
明性、巻ぐせカ−ル回復性を有し、写真用支持体、包装
用、一般工業用、磁気テ−プ用等に好ましく用いられ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 67/04 // C08J 5/12 CFD 9267−4F
Claims (2)
- 【請求項1】ポリエステルに対して、エステル形成性ス
ルホン酸アルカリ金属塩化合物を3〜30重量%および
ポリラクトン化合物を1〜20重量%含むことを特徴と
する改質ポリエステル。 - 【請求項2】請求項1記載の改質ポリエステルからなる
フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29552891A JPH05132612A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 改質ポリエステル及びフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29552891A JPH05132612A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 改質ポリエステル及びフイルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05132612A true JPH05132612A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=17821794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29552891A Pending JPH05132612A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 改質ポリエステル及びフイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05132612A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1967603A3 (en) * | 1998-07-22 | 2008-12-10 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Aliphatic polyester film and gas barrier film |
| JP2013160914A (ja) * | 2012-02-03 | 2013-08-19 | Ricoh Co Ltd | トナー、現像剤、画像形成装置及びブロック共重合体 |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP29552891A patent/JPH05132612A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1967603A3 (en) * | 1998-07-22 | 2008-12-10 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Aliphatic polyester film and gas barrier film |
| JP2013160914A (ja) * | 2012-02-03 | 2013-08-19 | Ricoh Co Ltd | トナー、現像剤、画像形成装置及びブロック共重合体 |
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