JPH05133473A - 金属ガスケツトの製造方法 - Google Patents
金属ガスケツトの製造方法Info
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- JPH05133473A JPH05133473A JP32108091A JP32108091A JPH05133473A JP H05133473 A JPH05133473 A JP H05133473A JP 32108091 A JP32108091 A JP 32108091A JP 32108091 A JP32108091 A JP 32108091A JP H05133473 A JPH05133473 A JP H05133473A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 少くともビードの突出側の基板面にシール膜
を形成する金属ガスケットの製造方法において、簡単な
構成でシール膜の傷や剥れを防止し得るようにする。 【構成】 ロール状に巻回された圧延金属板の素材
(2)を第1のプレス装置(6)によって所定形状に打
ち抜き基板(10)を形成すると共に、圧力流体が通過
する流体孔(11)を穿設する。基板(10)は素材
(2)の巻回方向に湾曲しており、第2のプレス装置
(7)によって素材(2)の湾曲凹部側に突出するよう
にビード(13)を突出形成する。そして、コーティン
グ装置(8)にて基板(10)の少くともビード(1
3)の突出側を含む基板(10)の表面にシール膜(3
0)を形成する。
を形成する金属ガスケットの製造方法において、簡単な
構成でシール膜の傷や剥れを防止し得るようにする。 【構成】 ロール状に巻回された圧延金属板の素材
(2)を第1のプレス装置(6)によって所定形状に打
ち抜き基板(10)を形成すると共に、圧力流体が通過
する流体孔(11)を穿設する。基板(10)は素材
(2)の巻回方向に湾曲しており、第2のプレス装置
(7)によって素材(2)の湾曲凹部側に突出するよう
にビード(13)を突出形成する。そして、コーティン
グ装置(8)にて基板(10)の少くともビード(1
3)の突出側を含む基板(10)の表面にシール膜(3
0)を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属ガスケットの製造方
法に関し、特に、金属製の基板に流体孔を穿設し、該流
体孔の周囲にビードを形成する、内燃機関のシリンダヘ
ッドガスケット等として好適な金属ガスケットの製造方
法に係る。
法に関し、特に、金属製の基板に流体孔を穿設し、該流
体孔の周囲にビードを形成する、内燃機関のシリンダヘ
ッドガスケット等として好適な金属ガスケットの製造方
法に係る。
【0002】
【従来の技術】圧力流体に対し接合面からの漏洩を防止
するため接合部材間にガスケットが介装されることはよ
く知られており、例えば内燃機関のシリンダヘッドとシ
リンダブロックとの間にはシリンダヘッドガスケットが
介装されている。この種のガスケットに関し近時は金属
製の板材から成る金属ガスケットが注目されている。
するため接合部材間にガスケットが介装されることはよ
く知られており、例えば内燃機関のシリンダヘッドとシ
リンダブロックとの間にはシリンダヘッドガスケットが
介装されている。この種のガスケットに関し近時は金属
製の板材から成る金属ガスケットが注目されている。
【0003】例えば、金属製の基板に燃焼ガス等の圧力
流体が通過する流体孔を穿設し、この流体孔の周囲にビ
ードを形成して接合部材に対し高い面圧を確保し得るよ
うにしたものが知られている。更に、実開昭59−18
8955号公報に開示されているように、上記金属ガス
ケットに対し、ビードが締付力によって塑性変形しシー
ル性が低下することを回避すべく、ビードの凸設高さよ
り薄い板から成る面圧調整板をビード以外の部分に設け
たものも提案されている。
流体が通過する流体孔を穿設し、この流体孔の周囲にビ
ードを形成して接合部材に対し高い面圧を確保し得るよ
うにしたものが知られている。更に、実開昭59−18
8955号公報に開示されているように、上記金属ガス
ケットに対し、ビードが締付力によって塑性変形しシー
ル性が低下することを回避すべく、ビードの凸設高さよ
り薄い板から成る面圧調整板をビード以外の部分に設け
たものも提案されている。
【0004】このような金属ガスケットにおいては、シ
ール性の向上を図るため基板表面に軟質のシール材を付
着させ、コーティング層即ちシール膜を形成することと
している。従って、ビード及び面圧調整板にもシール膜
が形成される。
ール性の向上を図るため基板表面に軟質のシール材を付
着させ、コーティング層即ちシール膜を形成することと
している。従って、ビード及び面圧調整板にもシール膜
が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、基板のビー
ド突出側の面にシール膜を形成する金属ガスケットにお
いては、基板面から突出するビードの頂部が最も高いの
で、金属ガスケットを製造する際ビードの頂部とコンベ
ア上面との間で擦れが生じ、また積重ねて保管する際あ
るいは搬送時に相互の表裏面で擦れ合い、更には接合部
材間への組付時に組付ライン上で擦れ、ビード頂部のシ
ール膜に傷や剥れが生じ易く、そのシール性に関し一定
の品質を確保することが困難である。同様に、前述の面
圧調整板はビードより低いが基板に対し突出しているの
で、その頂部のシール膜にも傷や剥れが生じやすい。
ド突出側の面にシール膜を形成する金属ガスケットにお
いては、基板面から突出するビードの頂部が最も高いの
で、金属ガスケットを製造する際ビードの頂部とコンベ
ア上面との間で擦れが生じ、また積重ねて保管する際あ
るいは搬送時に相互の表裏面で擦れ合い、更には接合部
材間への組付時に組付ライン上で擦れ、ビード頂部のシ
ール膜に傷や剥れが生じ易く、そのシール性に関し一定
の品質を確保することが困難である。同様に、前述の面
圧調整板はビードより低いが基板に対し突出しているの
で、その頂部のシール膜にも傷や剥れが生じやすい。
【0006】そこで、本発明は金属製の基板に流体孔を
穿設すると共に、その周囲にビードを突出形成し、少く
ともビードの突出側を含む基板の表面にシール膜を形成
する金属ガスケットの製造方法において、ビード頂部の
シール膜の傷や剥れを防止し得るように製造することを
目的とする。
穿設すると共に、その周囲にビードを突出形成し、少く
ともビードの突出側を含む基板の表面にシール膜を形成
する金属ガスケットの製造方法において、ビード頂部の
シール膜の傷や剥れを防止し得るように製造することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、基板に圧力流体が通過する流体孔を穿設
し、該流体孔の周囲にビードを突出形成し、少くとも該
ビードの突出側を含む前記基板の表面にシール膜を形成
する金属ガスケットの製造方法において、巻回した圧延
金属板を所定形状に打ち抜いて前記基板を形成し、前記
圧延金属板の巻回方向に沿って湾曲する前記基板に対
し、前記ビードを前記基板の湾曲凹部側に突出するよう
に形成することとしたものである。
め、本発明は、基板に圧力流体が通過する流体孔を穿設
し、該流体孔の周囲にビードを突出形成し、少くとも該
ビードの突出側を含む前記基板の表面にシール膜を形成
する金属ガスケットの製造方法において、巻回した圧延
金属板を所定形状に打ち抜いて前記基板を形成し、前記
圧延金属板の巻回方向に沿って湾曲する前記基板に対
し、前記ビードを前記基板の湾曲凹部側に突出するよう
に形成することとしたものである。
【0008】また、本発明は、巻回した圧延金属板を所
定形状に打ち抜き、該圧延金属板の巻回方向に沿って湾
曲する一対の基板を形成すると共に、該一対の基板の各
々に圧力流体が通過する流体孔を穿設し、該流体孔の周
囲に前記一対の基板の各々の湾曲凹部側に突出するよう
に夫々ビードを形成し、前記一対の基板の内少くとも一
方の基板の少くとも前記ビードの突出側を含む表面にシ
ール膜を形成し、前記一対の基板を各々のビードが相互
に対向するように接合して金属ガスケットを形成するこ
ととしてもよい。
定形状に打ち抜き、該圧延金属板の巻回方向に沿って湾
曲する一対の基板を形成すると共に、該一対の基板の各
々に圧力流体が通過する流体孔を穿設し、該流体孔の周
囲に前記一対の基板の各々の湾曲凹部側に突出するよう
に夫々ビードを形成し、前記一対の基板の内少くとも一
方の基板の少くとも前記ビードの突出側を含む表面にシ
ール膜を形成し、前記一対の基板を各々のビードが相互
に対向するように接合して金属ガスケットを形成するこ
ととしてもよい。
【0009】更に、本発明は、基板に圧力流体が通過す
る流体孔を穿設し、該流体孔の周囲にビードを突出形成
し、少くとも該ビードの突出側を含む前記基板の表面に
シール膜を形成する金属ガスケットの製造方法におい
て、前記基板の外周端部の少くとも一部を、少くとも前
記ビードの突出側に折曲し前記ビードの高さより大の高
さを有する支持部を形成することとしてもよい。
る流体孔を穿設し、該流体孔の周囲にビードを突出形成
し、少くとも該ビードの突出側を含む前記基板の表面に
シール膜を形成する金属ガスケットの製造方法におい
て、前記基板の外周端部の少くとも一部を、少くとも前
記ビードの突出側に折曲し前記ビードの高さより大の高
さを有する支持部を形成することとしてもよい。
【0010】
【作用】本発明の金属ガスケットの製造方法において
は、巻回されたロール状の圧延金属板が、所定形状に打
ち抜かれると共に、圧力流体が通過する流体孔が穿設さ
れ基板が形成される。この基板は圧延金属板の巻回方向
に沿って湾曲しており、その湾曲凹部側に突出するよう
に流体孔の周囲にビードが形成される。そして、少くと
もビードの突出側を含む基板の表面にシール膜が形成さ
れる。
は、巻回されたロール状の圧延金属板が、所定形状に打
ち抜かれると共に、圧力流体が通過する流体孔が穿設さ
れ基板が形成される。この基板は圧延金属板の巻回方向
に沿って湾曲しており、その湾曲凹部側に突出するよう
に流体孔の周囲にビードが形成される。そして、少くと
もビードの突出側を含む基板の表面にシール膜が形成さ
れる。
【0011】このように製造される基板は、そのビード
の突出側が下方となるように水平面上に配置されてもそ
の両端部によって支持されるので、基板の湾曲凹部側に
突出するビードの頂部は当該水平面と接触することはな
い。即ち、基板は両端部に支持された形となり、ビード
の突出側を含む基板の表面にシール膜を形成する際、ビ
ードの頂部がコンベア上面等に接触することなく所定の
シール膜が形成される。そして、金属ガスケットを搬送
し、接合部材間に組付ける場合において、組付ライン等
には基板の両端部のみが接触しビード頂部の接触を回避
し得るので、ビードのシール膜は形成時の状態に維持さ
れる。更に、このように形成された基板二枚を各々のビ
ードが相互に対向するように接合して一つの金属ガスケ
ットを構成することができる。
の突出側が下方となるように水平面上に配置されてもそ
の両端部によって支持されるので、基板の湾曲凹部側に
突出するビードの頂部は当該水平面と接触することはな
い。即ち、基板は両端部に支持された形となり、ビード
の突出側を含む基板の表面にシール膜を形成する際、ビ
ードの頂部がコンベア上面等に接触することなく所定の
シール膜が形成される。そして、金属ガスケットを搬送
し、接合部材間に組付ける場合において、組付ライン等
には基板の両端部のみが接触しビード頂部の接触を回避
し得るので、ビードのシール膜は形成時の状態に維持さ
れる。更に、このように形成された基板二枚を各々のビ
ードが相互に対向するように接合して一つの金属ガスケ
ットを構成することができる。
【0012】而して、この金属ガスケットを、接合部材
間、例えばシリンダヘッドとシリンダブロックとの間に
介装し、所定の締付力を以って両者を締結すると、ビー
ドが圧縮されその弾性復元力により接合部材に対する所
定の面圧が確保される。このとき、ビード頂部を含み接
合部材との当接面にはシール膜が形成されているので、
接合部材の接合面が荒れた状態であっても密着し良好な
シール性が確保される。
間、例えばシリンダヘッドとシリンダブロックとの間に
介装し、所定の締付力を以って両者を締結すると、ビー
ドが圧縮されその弾性復元力により接合部材に対する所
定の面圧が確保される。このとき、ビード頂部を含み接
合部材との当接面にはシール膜が形成されているので、
接合部材の接合面が荒れた状態であっても密着し良好な
シール性が確保される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の金属ガスケットの製造方法の
実施例を図面を参照して説明する。尚、本発明の対象と
する金属ガスケットとしては、例えば多気筒内燃機関の
シリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介装される
シリンダヘッドガスケットが好適であり、以下において
はシリンダヘッドガスケットとして用いられる金属ガス
ケットの製造方法について説明する。
実施例を図面を参照して説明する。尚、本発明の対象と
する金属ガスケットとしては、例えば多気筒内燃機関の
シリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介装される
シリンダヘッドガスケットが好適であり、以下において
はシリンダヘッドガスケットとして用いられる金属ガス
ケットの製造方法について説明する。
【0014】本発明に供する素材は、板材製造時の応力
が残留している圧延金属板であり、コイルの形態に巻回
されているものが供される。そして、その板材の残留応
力は巻回方向に沿って湾曲しうるものが選定される。こ
こで、巻回方向に沿って湾曲するものは、二つのタイプ
があり、一つは巻回方向の内側に湾曲する応力を有する
もので、他方は巻回方向の外側に湾曲する応力を有する
ものである。以下前者のタイプを用いた場合について説
明するが、後者のタイプを用いてもよいことは勿論であ
る。
が残留している圧延金属板であり、コイルの形態に巻回
されているものが供される。そして、その板材の残留応
力は巻回方向に沿って湾曲しうるものが選定される。こ
こで、巻回方向に沿って湾曲するものは、二つのタイプ
があり、一つは巻回方向の内側に湾曲する応力を有する
もので、他方は巻回方向の外側に湾曲する応力を有する
ものである。以下前者のタイプを用いた場合について説
明するが、後者のタイプを用いてもよいことは勿論であ
る。
【0015】図1は本発明の金属ガスケットの製造方法
の一実施例に供される装置の一部を示すもので、長尺の
圧延金属板、例えばステンレス鋼板(SUS)の素材2
がロール状に巻回されて成るコイルが、支持装置3にコ
イルの軸回りに回転可能に支持される。素材2はガイド
4に案内され、フィーダ5によって第1のプレス装置6
に所定長さ毎に供給される。この第1のプレス装置6に
おいて、素材2に対し打抜き加工が行なわれ、図3に示
すように複数の燃焼室孔11等が穿設された基板10が
形成される。即ち、素材2から略矩形の基板10が打抜
かれると同時に、気筒数に対応する数(例えば直列四気
筒の内燃機関用として四個)の燃焼室孔11が基板10
の長手方向の軸上に並設される。また同時に、基板10
には複数の冷却水孔(図示せず)及び潤滑油孔(図示せ
ず)が穿設され、複数のボルト孔12が穿設される。ま
た、打抜かれた基板10は素材2の巻回方向に沿って湾
曲している。即ち、本実施例においては巻回方向の内側
に湾曲する応力を有するタイプであるため、図3で下方
側が凹部側となるように素材2がその幅方向に湾曲して
いる。尚、この第1のプレス装置6による加工に替え、
レーザ切断装置等による切断加工としてもよい。
の一実施例に供される装置の一部を示すもので、長尺の
圧延金属板、例えばステンレス鋼板(SUS)の素材2
がロール状に巻回されて成るコイルが、支持装置3にコ
イルの軸回りに回転可能に支持される。素材2はガイド
4に案内され、フィーダ5によって第1のプレス装置6
に所定長さ毎に供給される。この第1のプレス装置6に
おいて、素材2に対し打抜き加工が行なわれ、図3に示
すように複数の燃焼室孔11等が穿設された基板10が
形成される。即ち、素材2から略矩形の基板10が打抜
かれると同時に、気筒数に対応する数(例えば直列四気
筒の内燃機関用として四個)の燃焼室孔11が基板10
の長手方向の軸上に並設される。また同時に、基板10
には複数の冷却水孔(図示せず)及び潤滑油孔(図示せ
ず)が穿設され、複数のボルト孔12が穿設される。ま
た、打抜かれた基板10は素材2の巻回方向に沿って湾
曲している。即ち、本実施例においては巻回方向の内側
に湾曲する応力を有するタイプであるため、図3で下方
側が凹部側となるように素材2がその幅方向に湾曲して
いる。尚、この第1のプレス装置6による加工に替え、
レーザ切断装置等による切断加工としてもよい。
【0016】続いて、図1に示す第2のプレス装置7に
供給され、基板10の各燃焼室孔11回りに図3及び図
4に示すビード13が形成されると共に、基板10の全
周にビード14が形成される。この場合において、ビー
ド13は基板10の湾曲凹部側に突出するように形成さ
れるが、基板10の湾曲状態は維持されている。尚、ビ
ード14は折曲部が一箇所のみであるのでビード13に
対しハーフビードとも称せられる。そして、図1には設
備の記載は省略したが、基板10の全体が洗浄され必要
に応じ所定の熱処理が行なわれた後、基板10がコーテ
ィング装置8に搬送され、ここで基板10にシール材が
コーティングされ、図4に示すように基板10の両面に
シール膜30が形成される。
供給され、基板10の各燃焼室孔11回りに図3及び図
4に示すビード13が形成されると共に、基板10の全
周にビード14が形成される。この場合において、ビー
ド13は基板10の湾曲凹部側に突出するように形成さ
れるが、基板10の湾曲状態は維持されている。尚、ビ
ード14は折曲部が一箇所のみであるのでビード13に
対しハーフビードとも称せられる。そして、図1には設
備の記載は省略したが、基板10の全体が洗浄され必要
に応じ所定の熱処理が行なわれた後、基板10がコーテ
ィング装置8に搬送され、ここで基板10にシール材が
コーティングされ、図4に示すように基板10の両面に
シール膜30が形成される。
【0017】コーティング装置8においては、図2に示
したように供給装置8aから液状の例えば未加硫のフッ
素系ゴムのシール材がスプレーされ基板10の表面にシ
ール膜30が形成される。尚、このスプレー式の供給装
置8aに替え、上側に供給装置、下側に収容装置を配し
たコーティング装置(図示せず)としてもよい。同装置
においては、供給装置からシール材が連続的に流下され
鉛直方向にフィルム状流下面が形成され、下側に配され
た収容装置に流下したシール材は供給装置に還流され、
常時フィルム状流下面が形成される。また、搬送用の一
対のコンベア8c,8dが略水平に隣接設置されてい
る。コーティング装置8に供給される基板10は、一旦
ビード13の突出側の面が上方となるように反転され
て、コンベア8cによって供給装置8a方向に搬送され
る。そして、基板10がフィルム状流下面を通過する
と、基板10の表面にシール材が広がって膜状となり、
均一にシール膜30が形成される。尚、必要に応じコー
ティング工程に伴う乾燥作業あるいは固化作業を行なう
こととしてもよいことは勿論である。
したように供給装置8aから液状の例えば未加硫のフッ
素系ゴムのシール材がスプレーされ基板10の表面にシ
ール膜30が形成される。尚、このスプレー式の供給装
置8aに替え、上側に供給装置、下側に収容装置を配し
たコーティング装置(図示せず)としてもよい。同装置
においては、供給装置からシール材が連続的に流下され
鉛直方向にフィルム状流下面が形成され、下側に配され
た収容装置に流下したシール材は供給装置に還流され、
常時フィルム状流下面が形成される。また、搬送用の一
対のコンベア8c,8dが略水平に隣接設置されてい
る。コーティング装置8に供給される基板10は、一旦
ビード13の突出側の面が上方となるように反転され
て、コンベア8cによって供給装置8a方向に搬送され
る。そして、基板10がフィルム状流下面を通過する
と、基板10の表面にシール材が広がって膜状となり、
均一にシール膜30が形成される。尚、必要に応じコー
ティング工程に伴う乾燥作業あるいは固化作業を行なう
こととしてもよいことは勿論である。
【0018】このようにして基板10のビード13の突
出側の面にシール膜30が形成された後、基板10が再
度反転されて逆方向に搬送され、供給装置8aの下方を
通過する。このとき、基板10は両端部を以てコンベア
8c,8d上に支持されるので、ビード13の頂面がコ
ンベア8c,8dに接触することはない。而して、図4
に示すように基板10のビード13の突出側に対して反
対側の面にもシール膜30が形成される。この後、必要
に応じ加硫処理により、基板10の両面に形成されたシ
ール膜30が固化される。このシール膜30の厚さは、
供給装置8aからスプレーするシール材の量、コンベア
8c,8dの搬送速度等を調整することによって適宜設
定することができる。尚、基板10に対するコーティン
グは、上述のスプレー式の供給装置8aまたはフィルム
状流下面を形成する装置等により基板10の片面のみに
行なうこととしてもよい。
出側の面にシール膜30が形成された後、基板10が再
度反転されて逆方向に搬送され、供給装置8aの下方を
通過する。このとき、基板10は両端部を以てコンベア
8c,8d上に支持されるので、ビード13の頂面がコ
ンベア8c,8dに接触することはない。而して、図4
に示すように基板10のビード13の突出側に対して反
対側の面にもシール膜30が形成される。この後、必要
に応じ加硫処理により、基板10の両面に形成されたシ
ール膜30が固化される。このシール膜30の厚さは、
供給装置8aからスプレーするシール材の量、コンベア
8c,8dの搬送速度等を調整することによって適宜設
定することができる。尚、基板10に対するコーティン
グは、上述のスプレー式の供給装置8aまたはフィルム
状流下面を形成する装置等により基板10の片面のみに
行なうこととしてもよい。
【0019】このようにして形成された金属ガスケット
1におけるシール膜30の不良率を従来例と比較する
と、基板10の湾曲凸部側にビード13の突出側が形成
された金属ガスケットにおいては20乃至30%の不良
率であったのに対し、本実施例では0.5%以下に低減
された。また、金属ガスケット1の搬送時、組付時等に
おいて、コンベア上に載置され、あるいは他の金属ガス
ケットに積層される場合には、基板10は両端部によっ
て支持されるので、ビード13の頂部を含む基板10の
表面がこれらに接触することが防止され、シール膜30
に傷や剥がれが生ずることはない。
1におけるシール膜30の不良率を従来例と比較する
と、基板10の湾曲凸部側にビード13の突出側が形成
された金属ガスケットにおいては20乃至30%の不良
率であったのに対し、本実施例では0.5%以下に低減
された。また、金属ガスケット1の搬送時、組付時等に
おいて、コンベア上に載置され、あるいは他の金属ガス
ケットに積層される場合には、基板10は両端部によっ
て支持されるので、ビード13の頂部を含む基板10の
表面がこれらに接触することが防止され、シール膜30
に傷や剥がれが生ずることはない。
【0020】上記のように構成された金属ガスケット1
は、締結ボルト(図示せず)が挿通され、例えばビード
13の突出側がシリンダブロック(図示せず)側となる
ように配置され、シリンダヘッド(図示せず)及びシリ
ンダブロック間に緊締される。具体的には基板10に締
付力が加えられると、ビード13の頂面のシール膜30
がシリンダブロック(図示せず)の接合面に密着し、ビ
ード13が変形する。そして、シリンダヘッド及びシリ
ンダブロック間が緊締されると、基板10はビード13
の弾性復元力を以ってシリンダブロックと密着すること
となる。而して、金属ガスケット1は、ビード13によ
り各燃焼室孔11回りに所定の面圧が確保される。しか
も、ビード13を含み基板10の全面に均一にシール膜
30が形成されているので、シリンダヘッド及びシリン
ダブロックの接合面が荒れた状態であっても密着し良好
なシール性が得られる。
は、締結ボルト(図示せず)が挿通され、例えばビード
13の突出側がシリンダブロック(図示せず)側となる
ように配置され、シリンダヘッド(図示せず)及びシリ
ンダブロック間に緊締される。具体的には基板10に締
付力が加えられると、ビード13の頂面のシール膜30
がシリンダブロック(図示せず)の接合面に密着し、ビ
ード13が変形する。そして、シリンダヘッド及びシリ
ンダブロック間が緊締されると、基板10はビード13
の弾性復元力を以ってシリンダブロックと密着すること
となる。而して、金属ガスケット1は、ビード13によ
り各燃焼室孔11回りに所定の面圧が確保される。しか
も、ビード13を含み基板10の全面に均一にシール膜
30が形成されているので、シリンダヘッド及びシリン
ダブロックの接合面が荒れた状態であっても密着し良好
なシール性が得られる。
【0021】図5乃至図7は本発明の他の実施例に係
り、二枚の基板10a,10bを接合して金属ガスケッ
ト1aを形成するもので、図5に示す状態でシリンダヘ
ッド及びシリンダブロック間に介装される。基板10
a,10bは図3及び図4に示した基板10の構成と基
本的には同一であるが、両者は夫々軸方向に非対称の形
状であり、一方の基板10aの湾曲凹部側と他方の基板
10bの湾曲凹部側が対向するように接合される。従っ
て、図6に示すように各々の基板10a,10bの長手
方向の両側端部が当接するところとなる。尚、図5乃至
図7の各符号は図3及び図4の各符号に対し一方の基板
側にはaを付し、他方の基板側にはbを付している。
但、図5ではビード14aは一点鎖線で示している。
り、二枚の基板10a,10bを接合して金属ガスケッ
ト1aを形成するもので、図5に示す状態でシリンダヘ
ッド及びシリンダブロック間に介装される。基板10
a,10bは図3及び図4に示した基板10の構成と基
本的には同一であるが、両者は夫々軸方向に非対称の形
状であり、一方の基板10aの湾曲凹部側と他方の基板
10bの湾曲凹部側が対向するように接合される。従っ
て、図6に示すように各々の基板10a,10bの長手
方向の両側端部が当接するところとなる。尚、図5乃至
図7の各符号は図3及び図4の各符号に対し一方の基板
側にはaを付し、他方の基板側にはbを付している。
但、図5ではビード14aは一点鎖線で示している。
【0022】また、基板10aには、ビード13aから
燃焼室孔11aに至るまでの平坦面のビード13aの突
出側の面に、真円の金属環、例えばステンレス鋼板のス
ペーサの所謂シムリング20が接合される。即ち、図7
に示すように、ビード13aの突出部より薄いシムリン
グ20aが、後述するように溶接機9xにより全周に亘
り実質的に連続して基板10aに溶接される。従って、
環状のシムリング20の全周に連続した溶接部21が形
成される。
燃焼室孔11aに至るまでの平坦面のビード13aの突
出側の面に、真円の金属環、例えばステンレス鋼板のス
ペーサの所謂シムリング20が接合される。即ち、図7
に示すように、ビード13aの突出部より薄いシムリン
グ20aが、後述するように溶接機9xにより全周に亘
り実質的に連続して基板10aに溶接される。従って、
環状のシムリング20の全周に連続した溶接部21が形
成される。
【0023】図8は、上記図5に示す二枚の基板10
a,10bを接合する金属ガスケット1aの製造工程を
示すもので、図1に示す装置が二組用意され、両基板1
0a,10bを接合するための組付機9が最終工程に配
置されている。更に、基板10aの製造工程には溶接機
9xが配置されている。尚、図1に示す各装置に対応す
る装置には、図1の各装置の符号にaもしくはbを付し
て示したが、これらは実質的に同一であり、図8の上段
が基板10aを製造する工程を示し、下段が基板10b
を製造する工程を示している。特に、上段の第1のプレ
ス装置6aと下段の第1のプレス装置6bは抜き型の形
状も同一とされている。
a,10bを接合する金属ガスケット1aの製造工程を
示すもので、図1に示す装置が二組用意され、両基板1
0a,10bを接合するための組付機9が最終工程に配
置されている。更に、基板10aの製造工程には溶接機
9xが配置されている。尚、図1に示す各装置に対応す
る装置には、図1の各装置の符号にaもしくはbを付し
て示したが、これらは実質的に同一であり、図8の上段
が基板10aを製造する工程を示し、下段が基板10b
を製造する工程を示している。特に、上段の第1のプレ
ス装置6aと下段の第1のプレス装置6bは抜き型の形
状も同一とされている。
【0024】上記二工程を対比すれば明らかなように、
上段の素材2aは図1の実施例と同様にコイルの上方か
ら引き出されるように支持装置3aに支持されている
が、下段の素材2bはコイルの下方から引き出されるよ
うに支持装置3bに支持されている。即ち、フィーダ5
bから第1のプレス装置6bに供給される素材2bは、
素材2aに対し逆向きに巻回されているのと同様の関係
にあり、しかも第1のプレス装置6a,6bの抜き型が
同じであるので、第2のプレス装置7aに搬送される基
板10aは下方に湾曲凹部が位置するのに対して、第2
のプレス装置7bに搬送される基板10bは上方に湾曲
凹部が位置する。従って、第2のプレス装置7bにおい
てはビード13bは基板10bの湾曲凹部と同方向の上
方に突出するように形成される。このため、下段の第2
のプレス装置7bにおいて、ビード13bを形成する型
は、上段の第2のプレス装置7aとはビード形成方向が
上下逆となるように設けられている。
上段の素材2aは図1の実施例と同様にコイルの上方か
ら引き出されるように支持装置3aに支持されている
が、下段の素材2bはコイルの下方から引き出されるよ
うに支持装置3bに支持されている。即ち、フィーダ5
bから第1のプレス装置6bに供給される素材2bは、
素材2aに対し逆向きに巻回されているのと同様の関係
にあり、しかも第1のプレス装置6a,6bの抜き型が
同じであるので、第2のプレス装置7aに搬送される基
板10aは下方に湾曲凹部が位置するのに対して、第2
のプレス装置7bに搬送される基板10bは上方に湾曲
凹部が位置する。従って、第2のプレス装置7bにおい
てはビード13bは基板10bの湾曲凹部と同方向の上
方に突出するように形成される。このため、下段の第2
のプレス装置7bにおいて、ビード13bを形成する型
は、上段の第2のプレス装置7aとはビード形成方向が
上下逆となるように設けられている。
【0025】そして、上段の工程には溶接機9x、例え
ばパルス駆動のレーザ溶接機が設けられており、第2の
プレス装置7aにてビード13aが形成された基板10
aが反転され、その湾曲凹部が上方となるように配置さ
れて燃焼室孔11a回りにシムリング20が実質的に連
続して溶接される。従って、基板10aは反転されずそ
のままの状態で洗浄、必要に応じ熱処理が行なわれた後
コーティング装置8aに搬送され、ビード13aの突出
側の面から順にシール膜30が形成される。
ばパルス駆動のレーザ溶接機が設けられており、第2の
プレス装置7aにてビード13aが形成された基板10
aが反転され、その湾曲凹部が上方となるように配置さ
れて燃焼室孔11a回りにシムリング20が実質的に連
続して溶接される。従って、基板10aは反転されずそ
のままの状態で洗浄、必要に応じ熱処理が行なわれた後
コーティング装置8aに搬送され、ビード13aの突出
側の面から順にシール膜30が形成される。
【0026】而して、基板10a,10bはコーティン
グ装置8a,8bを介して夫々シール膜30a,30b
が形成された後、組付機9にて図5及び図6に示すよう
に各々の湾曲凹部が対向するように組合わされ、図5乃
至7においては図示を省略したが、基板10a,10b
の端部にてかしめ接合される。尚、この組付機9におい
て基板10a,10bの端部を接合する手段としては、
かしめのほか溶接、接着等によることとしてもよい。
グ装置8a,8bを介して夫々シール膜30a,30b
が形成された後、組付機9にて図5及び図6に示すよう
に各々の湾曲凹部が対向するように組合わされ、図5乃
至7においては図示を省略したが、基板10a,10b
の端部にてかしめ接合される。尚、この組付機9におい
て基板10a,10bの端部を接合する手段としては、
かしめのほか溶接、接着等によることとしてもよい。
【0027】上記支持装置3bに支持される素材2b
は、素材2aと同様に上方から引き出すように配置して
もよいが、この場合には図8の下段の第1のプレス装置
6bの抜き型を上段の第1のプレス装置6aの抜き型に
対し、基板10aの軸を中心に対称となるように形成す
る必要がある。また、第2のプレス装置7bのビード形
成用の型についても、ビード形成方向は第2のプレス装
置7aと同じでも、基板10a,10bの形状によって
はビード13bの形成位置はビード13aの形成位置と
幅方向で異なるので、ビード13bの形成位置が所定の
位置となるように型を形成する必要がある。尚、基板1
0b全体、あるいはビード13bの突出側の面にはシー
ル膜30を形成しないようにしてもよい。
は、素材2aと同様に上方から引き出すように配置して
もよいが、この場合には図8の下段の第1のプレス装置
6bの抜き型を上段の第1のプレス装置6aの抜き型に
対し、基板10aの軸を中心に対称となるように形成す
る必要がある。また、第2のプレス装置7bのビード形
成用の型についても、ビード形成方向は第2のプレス装
置7aと同じでも、基板10a,10bの形状によって
はビード13bの形成位置はビード13aの形成位置と
幅方向で異なるので、ビード13bの形成位置が所定の
位置となるように型を形成する必要がある。尚、基板1
0b全体、あるいはビード13bの突出側の面にはシー
ル膜30を形成しないようにしてもよい。
【0028】而して、金属ガスケット1aがシリンダヘ
ッド及びシリンダブロック間に介装され締付力が加えら
れ、図7に示すようにビード13a,13bの各々の頂
部が当接しシムリング20が圧縮されるに至ると、ビー
ド13a,13bの変形はそれ以上に進むことなく両ビ
ード13a,13bの弾性復元力を以って高面圧が確保
される。尚、ビード14a,14bについても両者の面
圧が合成される。
ッド及びシリンダブロック間に介装され締付力が加えら
れ、図7に示すようにビード13a,13bの各々の頂
部が当接しシムリング20が圧縮されるに至ると、ビー
ド13a,13bの変形はそれ以上に進むことなく両ビ
ード13a,13bの弾性復元力を以って高面圧が確保
される。尚、ビード14a,14bについても両者の面
圧が合成される。
【0029】図9は本発明の他の製造方法によって製造
される金属ガスケットの実施例を示すもので、基板が湾
曲形成されず平板状に形成される場合に有効である。即
ち、平板状の基板10cの外周端部に複数の舌片状の支
持部15cがビードの突出方向(図9の下方)と同方向
に延出するように折曲形成される。支持部15cの基板
10cからの高さはビードの高さより大となるように設
定される。而して、本実施例においては、支持部15c
は図9に示すように基板10cの長手方向の左右に各2
個、及び幅方向に各1個設けられている。本実施例によ
れば平板状の基板10cであっても、ビードの頂部がコ
ンベア等に接触することを回避し得る。尚、支持部15
cは基板10cの外周端部に設けられ、シリンダヘッド
及びシリンダブロックとの接合面の範囲外に設けられて
いるので、両者間に挟持されることはない。
される金属ガスケットの実施例を示すもので、基板が湾
曲形成されず平板状に形成される場合に有効である。即
ち、平板状の基板10cの外周端部に複数の舌片状の支
持部15cがビードの突出方向(図9の下方)と同方向
に延出するように折曲形成される。支持部15cの基板
10cからの高さはビードの高さより大となるように設
定される。而して、本実施例においては、支持部15c
は図9に示すように基板10cの長手方向の左右に各2
個、及び幅方向に各1個設けられている。本実施例によ
れば平板状の基板10cであっても、ビードの頂部がコ
ンベア等に接触することを回避し得る。尚、支持部15
cは基板10cの外周端部に設けられ、シリンダヘッド
及びシリンダブロックとの接合面の範囲外に設けられて
いるので、両者間に挟持されることはない。
【0030】図10は本発明の他の製造方法によって製
造される金属ガスケットの別の実施例を示すもので、基
板10cのビードの突出側(図10の下方)に延出する
支持部15cに加え、ビードの突出側に対して反対側
(図10の上方)に延出する支持部16cを折曲形成す
るようにしたものである。この実施例によれば基板10
cの両面に均一に形成されるシール膜全体を保護するこ
とができる。尚、図9及び図10に示す何れの実施例に
おいても、支持部15c,16cは基板10cと一体に
形成されているが、これらを別体とし例えば樹脂部材を
接着することとしてもよい。また、支持部15c,16
cの長さ、数、位置は上記実施例に限るものではなく、
製造、搬送、組付時等の状況に応じて適宜設定し得る。
造される金属ガスケットの別の実施例を示すもので、基
板10cのビードの突出側(図10の下方)に延出する
支持部15cに加え、ビードの突出側に対して反対側
(図10の上方)に延出する支持部16cを折曲形成す
るようにしたものである。この実施例によれば基板10
cの両面に均一に形成されるシール膜全体を保護するこ
とができる。尚、図9及び図10に示す何れの実施例に
おいても、支持部15c,16cは基板10cと一体に
形成されているが、これらを別体とし例えば樹脂部材を
接着することとしてもよい。また、支持部15c,16
cの長さ、数、位置は上記実施例に限るものではなく、
製造、搬送、組付時等の状況に応じて適宜設定し得る。
【0031】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下に記載する効果を奏する。即ち、本発明の金属
ガスケットの製造方法によれば、基板が湾曲するように
形成されると共にビードが基板の湾曲凹部側に突出する
ように形成され、あるいは、基板の外周端部にビードの
高さより大の支持部が設けられるので、製造時、搬送
時、組付時等において、基板のビード突出側の面に形成
されるシール膜の傷や剥れを防止することができ、良好
なシール性を確保することができる。
で、以下に記載する効果を奏する。即ち、本発明の金属
ガスケットの製造方法によれば、基板が湾曲するように
形成されると共にビードが基板の湾曲凹部側に突出する
ように形成され、あるいは、基板の外周端部にビードの
高さより大の支持部が設けられるので、製造時、搬送
時、組付時等において、基板のビード突出側の面に形成
されるシール膜の傷や剥れを防止することができ、良好
なシール性を確保することができる。
【図1】本発明の金属ガスケットの製造方法の一実施例
における製造工程の主要部を示す説明図である。
における製造工程の主要部を示す説明図である。
【図2】図1におけるコーティング装置の詳細を示す説
明図である。
明図である。
【図3】本発明の一実施例に係る製造方法によって製造
した金属ガスケットの斜視図である。
した金属ガスケットの斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る製造方法によって製
造した金属ガスケットの斜視図である。
造した金属ガスケットの斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例に係る製造方法によって製
造した金属ガスケットの断面図である。
造した金属ガスケットの断面図である。
【図7】図5のB−B線断面で二枚の基板の接合時の状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図8】本発明の金属ガスケットの製造方法の他の実施
例における製造工程の主要部を示す説明図である。
例における製造工程の主要部を示す説明図である。
【図9】本発明の更に他の実施例に係る製造方法によっ
て製造した金属ガスケットの実施例の斜視図である。
て製造した金属ガスケットの実施例の斜視図である。
【図10】本発明の更に他の実施例に係る製造方法によ
って製造した金属ガスケットの別の実施例の斜視図であ
る。
って製造した金属ガスケットの別の実施例の斜視図であ
る。
1,1a 金属ガスケット 2,2a,2b 素材 3,3a,3b 支持装置 4,4a,4b ガイド 5,5a,5b フィーダ 6,6a,6b 第1のプレス装置 7,7a,7b 第2のプレス装置 8,8a,8b コーティング装置 9 組付機 9x 溶接機 10,10a,10b,10c 基板 11,11a,11b,11c 燃焼室孔(流体孔) 13,13a,13b,13c ビード 15c,16c 支持部 20 シムリング 30,30a,30b シール膜
Claims (3)
- 【請求項1】 基板に圧力流体が通過する流体孔を穿設
し、該流体孔の周囲にビードを突出形成し、少くとも該
ビードの突出側を含む前記基板の表面にシール膜を形成
する金属ガスケットの製造方法において、巻回した圧延
金属板を所定形状に打ち抜いて前記基板を形成し、前記
圧延金属板の巻回方向に沿って湾曲する前記基板に対
し、前記ビードを前記基板の湾曲凹部側に突出するよう
に形成することを特徴とする金属ガスケットの製造方
法。 - 【請求項2】 巻回した圧延金属板を所定形状に打ち抜
き、該圧延金属板の巻回方向に沿って湾曲する一対の基
板を形成すると共に、該一対の基板の各々に圧力流体が
通過する流体孔を穿設し、該流体孔の周囲に前記一対の
基板の各々の湾曲凹部側に突出するように夫々ビードを
形成し、前記一対の基板の内少くとも一方の基板の少く
とも前記ビードの突出側を含む表面にシール膜を形成
し、前記一対の基板を各々のビードが相互に対向するよ
うに接合して金属ガスケットを形成することを特徴とす
る金属ガスケットの製造方法。 - 【請求項3】 基板に圧力流体が通過する流体孔を穿設
し、該流体孔の周囲にビードを突出形成し、少くとも該
ビードの突出側を含む前記基板の表面にシール膜を形成
する金属ガスケットの製造方法において、前記基板の外
周端部の少くとも一部を、少くとも前記ビードの突出側
に折曲し前記ビードの高さより大の高さを有する支持部
を形成することを特徴とする金属ガスケットの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3321080A JP2995592B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 金属ガスケットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3321080A JP2995592B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 金属ガスケットの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05133473A true JPH05133473A (ja) | 1993-05-28 |
| JP2995592B2 JP2995592B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=18128589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3321080A Expired - Fee Related JP2995592B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 金属ガスケットの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2995592B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5412972A (en) * | 1993-11-03 | 1995-05-09 | Crenshaw Die And Manufacturing Corporation | Method of making a gasket |
| KR20030026578A (ko) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | 현대자동차주식회사 | 메탈 가스켓의 제조방법 |
| JP2007518039A (ja) * | 2004-01-13 | 2007-07-05 | フェデラル−モーグル コーポレイション | レーザ溶接される多層鋼製ガスケットアセンブリ |
| JP2016531258A (ja) * | 2013-09-10 | 2016-10-06 | フェデラル−モーグル コーポレイション | コーティングされないシリンダーヘッドガスケット |
| CN113132887A (zh) * | 2021-04-20 | 2021-07-16 | 东莞舒铂迈特精工实业有限公司 | 振膜组件的金属环加工工艺 |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP3321080A patent/JP2995592B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5412972A (en) * | 1993-11-03 | 1995-05-09 | Crenshaw Die And Manufacturing Corporation | Method of making a gasket |
| KR20030026578A (ko) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | 현대자동차주식회사 | 메탈 가스켓의 제조방법 |
| JP2007518039A (ja) * | 2004-01-13 | 2007-07-05 | フェデラル−モーグル コーポレイション | レーザ溶接される多層鋼製ガスケットアセンブリ |
| JP2016531258A (ja) * | 2013-09-10 | 2016-10-06 | フェデラル−モーグル コーポレイション | コーティングされないシリンダーヘッドガスケット |
| CN113132887A (zh) * | 2021-04-20 | 2021-07-16 | 东莞舒铂迈特精工实业有限公司 | 振膜组件的金属环加工工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2995592B2 (ja) | 1999-12-27 |
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