JPH05134221A - 磁気光学材料、その製造法およびそれを用いた光素子 - Google Patents
磁気光学材料、その製造法およびそれを用いた光素子Info
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- JPH05134221A JPH05134221A JP2264570A JP26457090A JPH05134221A JP H05134221 A JPH05134221 A JP H05134221A JP 2264570 A JP2264570 A JP 2264570A JP 26457090 A JP26457090 A JP 26457090A JP H05134221 A JPH05134221 A JP H05134221A
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Abstract
(57)【要約】
電子出願以前の出願であるので
要約・選択図及び出願人の識別番号は存在しない。
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、波長特性が極めて良好な磁気光学材 料、その製造法およびそれを用いた光アイソレー タ、光サーキュレータ、磁界センサ、光スイッチ 等の光素子に関する。
光通信において、1.3μm帯および1.55 μm帯の長波長用の光アイソレータ等の光素子に は、フラックス法やフローティングゾーン法によ って製造されたファラデー効果の大きいビスマス 置換ガドリニウム鉄ガーネット(Gd3−xBix Fe5O12;以下、CdBiIGと記載する。) やイットリウム鉄ガーネット(以下、YIGと記 載する。)単結晶を用いたファラデー回転子が使 用されている。
しかしながら、GdBiIGやYIGはファラ デー回転角の波長変化が大きいために、光源の波 長が変わると光アイソレータ等の光素子の特性が 劣化したり、あるいは使用できないという欠点が あった。
さらに、光通信において伝送容量を増加するた めに波長の違う光を同一の光ファイバーを使用し て伝送する波長多重方式では1.3μm帯用の光 アイソレータは1.55μmの波長では使用でき ず、また、1.55μm帯用のものは1.3μm の波長では使用できないという重大な問題点があ った。
したがって、光源の波長が変化しても特性の劣 化がなく、波長多重通信を実現するための充分 な特性を有する光素子の開発が望まれている。
本発明者等は、いくつかの波長でファラデー回 転角が等しくなる材料を開発すること、および広 い波長帯域で特性の良好な光アイソレータ等の光 素子を開発することを目的として、種々の希土類 鉄ガーネットを育成してその磁気光学効果の測定 を行った結果、ビスマスで置換したテルビウム鉄 ガーネット(Tb3Fe5O12;以下、TbIG と記載する。)及びそれを用いた光素子によって 上記の目的が達成できることを見出し本発明に到 達した。
即ち、本発明の要旨は、主成分組成が、 TbyBixR3−(x+y)Fe5−zMzO12 (式中、Rは、テルビウムを除く希土類元素また はイットリウムを表し、Mは、ガリウム、アルミ ニウム、インジウム、クロムまたはコバルトを表 す。x、yおよびzは、それぞれ0.16≦x≦ 0.18、1.5≦y≦2.84、0≦z≦0.3 である。) であることを特徴とする磁気光学材料、その製造 法およびそれを用いた光素子に存する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の磁気光学材料は、主成分組成が、 TbyBixR3-(x+y)Fe5-zMzO12で表さ れるビスマス置換TbIGである。
ビスマス置換量は、1分子当り0.16以上 0.18未満の範囲である。ビスマス置換量がこ の範囲内であると、光通信で使用されうる約1.1 μm〜1.6μmの波長域内の2波長でファラデ ー回転角が等しくなる。特に、ビスマス置換量が 0.18の場合(実施例2)は、半導体レーザの 通常の使用条件下における波長変化が±0.02 μm以下であることを考慮すると、現在光通信で 使用されている1.31±0.02μmおよび 1.55±0.02μmの2波長においてファラ デー回転角が等しくなるため非常に好ましい。
本発明においては、テルビウムとビスマスが適 切な量比で含まれていれば、ガリウム、アルミニ ウム、インジウム、コバルト、クロム等が鉄のサ イトに置換されていてもよい。この場合、置換量 は1分子当り0.3以下が望ましい。また、テル ビウムのサイトに他の希土類元素を置換すること もできる。
このようにガリウム、アルミニウム、インジウ ム、コバルト、クロムや希土類元素等を置換する ことによって飽和磁場を小さくする等、磁気的性 質を改善することもできる。
本発明のビスマス置換TbIGは、単結晶をフ ラックス法、液相エピタキシャル法、ブリッジマ ン法、チョクラルスキー法等によって育成するこ とができる。また、焼結法により多結晶体として 製造することもできる。特に、単結晶をフラック ス法および液晶エピタキシャル法によって育成す るのが好ましい。
フラックス法の場合は、酸化鉛(PbO)、酸 化ホウ素(B2O5)、フッ化鉛(PbF2)、 酸化ビスマス(Bi2O3)、フッ化カリウム (KF)等の融剤(フラックス)に結晶原料を溶 解し、高温で飽和溶液を作り、この溶液を徐冷す ることによって単結晶を析出、育成させる。
液相エピタキシャル法の場合は、Gd3Ca5 O12、(GdCa)3(GaMgZr)5O12、S
m3 Ga5 O12等の非磁性ガーネット基板に、フラッ クス法の場合と同様に調製した飽和溶液を接触さ せることによって基板上に単結晶膜をエピタキシ ャル成長させる。基板と単結晶膜の格子定数の差 が大きいと単結晶膜にクラックが発生するため、 成長させる単結晶膜の格子定数に合致した基板を 選択する必要がある。
m3 Ga5 O12等の非磁性ガーネット基板に、フラッ クス法の場合と同様に調製した飽和溶液を接触さ せることによって基板上に単結晶膜をエピタキシ ャル成長させる。基板と単結晶膜の格子定数の差 が大きいと単結晶膜にクラックが発生するため、 成長させる単結晶膜の格子定数に合致した基板を 選択する必要がある。
このようにして得られたビスマス置換TbIG を用いると、広い波長帯域で特性が良好であり、 波長多重通信が可能な光素子を製造することがで きる。
このような光素子としては、光アイソレータ、 光サーキュレータ、光スイッチ及び磁界センサを 挙げることができる。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、 本発明はその要旨を越えない限り実施例により限 定されるものではない。
実施例1 Tb2.84Bi0.16Fe5 O12の組成を有
する単 結晶をフラックス法により育成した。
する単 結晶をフラックス法により育成した。
得られた単結晶を波長1.55μmでファラデ ー回転角が45度になるように規格化し、磁気光 学素子とした。
得られた磁気光学素子についてファラデー回転 角の波長依存性を測定したところ、波長1.18 μmの場合にもファラデー回転角が45度であっ た。
実施例2 Tb2.82Bi0.18Fe5 O12の組成を有
する単 結晶をフラックス法により育成した。
する単 結晶をフラックス法により育成した。
得られた単結晶を波長1.55μmでファラデ ー回転角が45度になるように規格化し、磁気光 学素子とした。
得られた磁気光学素子についてファラデー回転 角の波長依存性を測定したところ、波長1.31 μmの場合にもファラデー回転角が45度であっ た。
比較例1 Tb2.76Bi0.24Fe5 O12の組成を有
する単 結晶をフラックス法により育成した。
する単 結晶をフラックス法により育成した。
得られた単結晶を波長1.55μmでファラデ ー回転角が45度になるように規格化し、磁気光 学素子とした。
得られた磁気光学素子のファラデー回転角の波 長依存性を測定したところ、1.1μm〜1.6 μmの波長域でファラデー回転角が45度となる 波長は存在しなかった。
比較例2 Tb2.49Bi0.51Fe5 O12の組成を有
する単 結晶をフラックス法により育成した。
する単 結晶をフラックス法により育成した。
得られた単結晶を波長1.55μmでファラデ ー回転角が45度になるように規格化し、磁気光 学素子とした。
得られた磁気光学素子のファラデー回転角の波 長依存性を測定したところ、1.1μm〜1.6 μmの波長域でファラデー回転角が45度となる 波長は存在しなかった。
比較例3 Tb2.31Bi0.69Fe5 O12の組成を有
する単 結晶をフラックス法により育成した。
する単 結晶をフラックス法により育成した。
得られた単結晶を波長1.55μmでファラデ ー回転角が45度になるように規格化し、磁気光 学素子とした。
得られた磁気光学素子のファラデー回転角の波 長依存性を測定したところ、1.1μm〜1.6 μmの波長域でファラデー回転角が45度となる 波長は存在しなかった。
比較例4 Y3 Fe5 O12の組成を有する単結晶をフラッ クス法により育成した。
得られた単結晶を波長1.55μmでファラデ ー回転角が45度になるように規格化し、磁気光 学素子とした。
得られた磁気光学素子のファラデー回転角の波 長依存性を測定したところ、1.1μm〜1.6 μmの波長域でファラデー回転角が45度となる 波長は存在しなかった。
第1図に、実施例1〜2、比較例2〜4で得ら れた磁気光学素子のファラデー回転角の絶対値の 波長依存性を示した。
実施例3 Sm3 Ga5 O12単結晶基板上に、PbO− Bi2 O3系融剤から、Tb2.82Bi0.18F
e5 O12の組成を有する単結晶膜を液相エピタキシャ ル法により育成した。
e5 O12の組成を有する単結晶膜を液相エピタキシャ ル法により育成した。
得られた単結晶膜を波長1.55μmでファラ デー回転角が45度になるように規格化し、磁気 光学素子とした。
得られた磁気光学素子についてファラデー回転 角の波長依存性を測定したところ、波長1.31 μmの場合にもファラデー回転角が45度であっ た。
実施例4 Sm3 Ga5 O12単結晶基板上に、PbO− Bi2 O3系融剤からTb2.82Bi0.18Fe
4.85 Ga0.15O12の組成を有する単結晶膜を液相エピ タキシャル法により育成した。
4.85 Ga0.15O12の組成を有する単結晶膜を液相エピ タキシャル法により育成した。
得られた単結晶膜を波長1.53μmでファラ デー回転角が45度になるように規格化し、磁気 光学素子とした。
得られた磁気光学素子についてファラデー回転 角の波長依存性を測定したところ、波長1.29 μmの場合にもファラデー回転角が45度であっ た。
実施例5 Sm3 Ga5 O12単結晶基板上に、PbO− Bi2 O3系融剤からTb2.53Gd0.30Bi
0.17 Fe5 O12の組成を有する単結晶膜を液相エピタ キシャル法により育成した。
0.17 Fe5 O12の組成を有する単結晶膜を液相エピタ キシャル法により育成した。
得られた単結晶膜を波長1.57μmでファラ デー回転角が45度になるように規格化し、磁気 光学素子とした。
得られた磁気光学素子についてファラデー回転 角の波長依存性を測定したところ、波長1.33 μmの場合にもファラデー回転角が45度であっ た。
比較例5 (GdCa)3(GaMgZr)5O12単結晶基板 上に、Tb2.19Bi0.81Fe5 O12の組成
を有す る単結晶膜を液相エピタキシャル法により育成し た。
を有す る単結晶膜を液相エピタキシャル法により育成し た。
得られた単結晶膜を波長1.55μmでフアラ デー回転角が45度になるように規格化し、磁気 光学素子とした。
得られた磁気光学素子のファラデー回転角の波 長依存性を測定したところ、1.1μm〜1.6 μmの波長域でファラデー回転角が45度となる 波長は存在しなかった。
実施例6 2つの波長においてファラデー回転角が等しく なるという特異な現象を調べるために、実施例1 で得られた磁気光学素子について2μmの波長ま でファラデー回転角の測定を行った。その結果、 Tbイオンの基底状態7F6から励起状態7F0 と7F1への遷移に起因するファラデー効果( 1.74μm、1.82μm及び1.84μmの 波長にピークがある。)が測定された。1.74 μmより短波長側ではθFは負であり、これが短 波長から長波長へ延びてきたビスマスの寄与によ る負のファラデー効果に重畳されていることが判 明した。
本発明によれば、ファラデー回転係数が一致す る2波長において共用することができるので、波 長多重通信用の光アイソレータ、光スイッチ、光 サーキュレータ、磁界センサー等の光素子として 使用できるため工業上非常に有用である。
【図面の簡単な説明】 第1図は、実施例1〜2、比較例2〜3で得 られた磁気光学素子のファラデー回転角の絶対値 の波長依存性を示す図面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉城 孝彦 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 主成分組成が、 TbyBixR3−(x+y)Fe5−zMzO
12 (式中、Rは、テルビウムを除く希土類元素ま たはイットリウムを表し、Mは、ガリウム、ア ルミニウル、インジウム、クロムまたはコバル トを表す。x、yおよびzは、それぞれ0.16 ≦x≦0.18、1.5≦y≦2.84、0≦ z≦0.3である。) であることを特徴とする磁気光学材料。 - 【請求項2】 主成分組成が、 TbyBixR3−(x+y)Fe5−zMzO
12 (式中、Rは、テルビウムを除く希土類元素ま たはイットリウムを表し、Mは、ガリウム、ア ルミニウム、インジウム、クロムまたはコバル トを表す。x、yおよびzは、それぞれ0.16 ≦x≦0.18、1.5≦y≦2.84、0≦ z≦0.3である。 である単結晶をフラックス法で製造することを 特徴とする磁気光学材料の製造法。 - 【請求項3】 非磁性ガーネット基板上に、主成分組成
が、 TbyBixR3−(x+y)Fe5−zMzO
12 (式中、Rは、テルビウムを除く希土類元素ま たはイットリウムを表し、Mは、ガリウム、ア ルミニウム、インジウム、クロムまたはコバル トを表す。x、yおよびzは、それぞれ0.16 ≦x≦0.18、1.5≦y≦2.84、0≦ z≦0.3である。) である単結晶膜を液相エピタキシャル法で育成 することを特徴とする磁気光学材料の製造法。 - 【請求項4】 特許請求の範囲第1項記載の磁気光学材
料 を用いることを特徴とする光素子。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2007083419A1 (ja) * | 2006-01-19 | 2007-07-26 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | 導波路型広帯域光アイソレータ |
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|---|---|---|---|---|
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1990
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| WO2007083419A1 (ja) * | 2006-01-19 | 2007-07-26 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | 導波路型広帯域光アイソレータ |
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| JP2874319B2 (ja) | 1999-03-24 |
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