JPH051359Y2 - - Google Patents

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JPH051359Y2
JPH051359Y2 JP1988074059U JP7405988U JPH051359Y2 JP H051359 Y2 JPH051359 Y2 JP H051359Y2 JP 1988074059 U JP1988074059 U JP 1988074059U JP 7405988 U JP7405988 U JP 7405988U JP H051359 Y2 JPH051359 Y2 JP H051359Y2
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ionized water
water
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electrodes
cleaning
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、水を電気分解して、酸性イオン水
と、アルカリ性イオン水とに分離する装置に関す
る。
【従来の技術並びにその課題】
水をアルカリ性イオン水と酸性イオン水とに分
離する装置は開発されている。 アルカリ性イオン水は、物を柔らかくする豊潤
作用に加えて、溶解力や浸透力に優れた特性を示
す。酸性イオン水は、洗浄作用、殺菌作用、漂白
作用に優れた特性を示す。これ等の作用が生かさ
れて、アルカリ性イオン水は、飲料水、水割り用
の水、コヒーやお茶の水に使用されている。ま
た、酸性イオン水は、麺類のゆで水、豆類を煮炊
きする水、果物野菜の洗浄水、卵のゆで水、掃除
水等に使用されている。 酸性イオン水とアルカリ性イオン水とは、水の
通路にプラス、マイナスの電極を設け、電極で水
を電気分解することによつて得られる。即ち、プ
ラス電極には、水に含まれる塩素や硫黄等のマイ
ナスイオンが電気的に吸引され、マイナス電極に
は、水中に含まれるカルシウムイオン、ナトリウ
ムイオン、マグネシウムイオンあるいはカリウム
イオン等のプラスイオンが吸引される。この為、
プラス電極の近傍から排水される水は、マイナス
イオンを多く含む酸性イオン水となり、マイナス
電極の近傍から排水される水にはプラスイオンが
多量に含まれるアルカリ性イオン水となる。 水を、アルカリ性イオン水と酸性イオン水とに
分離する装置は、使用するに従つて、マイナス電
極にはプラス帯電物質が吸着され、プラス電極に
は、マイナス帯電物質が吸着される。電極に付着
されたこれ等帯電物質は、電極表面の実質的な電
気抵抗を増加させる。電極表面の電気抵抗が高く
なると、電極間に流れる電流が減少して、電極に
よるイオン分離能力が低下する。即ち、酸性イオ
ン水とアルカリ性イオン水とに含まれるイオン濃
度が低下する。本考案者は、プラス、マイナスの
電極に、通常の状態と逆の電圧を印加して電極を
電気的に洗浄する装置を開発した。また、電極の
近傍に、洗浄電極を設けた装置も開発されている
(実開昭61−19497号公報)。この装置は、洗浄電
極でもつて、電極付着物を除去して、電極を電気
的に洗浄している。 電極が電気的に洗浄できる装置は、一定時間使
用する毎に電極を洗浄して、酸性イオン水とアル
カリ性イオン水とのイオン濃度の低下を防止でき
る。 ところが、この種の装置は、洗浄工程に於て
は、電極に印加する電圧の極性が異なるので、通
常の使用状態とは異なるイオン水が排水される。 例えば、電極に逆極性の電圧を印加して電極を
洗浄する装置は、アルカリ性イオン水排水路から
酸性イオン水が、酸性イオン水排水路からアルカ
リ性イオン水が排水される。この装置は、洗浄工
程に於ては、酸性イオン水排水路とアルカリ性イ
オン水排水路の弁を開き、酸性およびアルカリ性
イオン水排水路から、アルカリ性イオン水と酸性
イオン水とを排水する。洗浄工程完了後に、電源
をオフ状態とすると共に、弁を閉弁する。 洗浄工程によつて、電極表面は洗浄される。と
ころが、酸性および酸性イオン水排水路内には、
洗浄工程に於て逆のイオン水が残留する。この
為、洗浄後にイオン水を使用するとき、アルカリ
性イオン水排水路からは酸性イオン水が、酸性イ
オン水排水路からはアルカリ性イオン水が排水さ
れる。酸性イオン水とアルカリ性イオン水とは用
途が異なり、含有するイオンがプラスとマイナス
で反対のイオン水は逆の作用がある。 また、洗浄電極を備える装置は、電解槽の中心
に洗浄電極を設け、その外周にプラス電極を設
け、更に、その外周にマイナス電極を設けてい
る。この装置は、電極の洗浄過程にあつては、洗
浄電極をマイナスとし、マイナス電極をプラスと
してマイナス電極を洗浄している。この装置も前
述の装置と同様に、洗浄工程にあつては、アルカ
リ性イオン水排水路から酸性イオン水が、酸性イ
オン水排水路からアルカリ性イオン水が排水され
る欠点がある。 ところで、洗浄工程に於て、アルカリ性イオン
水と酸性イオン水の両方を、酸性イオン水排水路
から排水する装置も開発されている。ところが、
この装置は、洗浄工程に於て酸性イオン水にアル
カリ性イオン水が混入する。従つて、アルカリ性
イオン水を使用する時に排水される酸性イオン水
を容器に溜めて使用するとき、酸性イオン水にア
ルカリ性イオン水が混入される欠点がある。
【この考案の目的】
この考案はこの欠点を解決することを目的に開
発されたもので、この考案の重要な目的は、洗浄
工程後、使用する水に、逆極性のイオン水が混入
されるのを防止できる電解イオン水生成装置を提
供するにある。
【従来の課題を解決する為の手段】
この考案の電解イオン水生成装置は、流入され
る水をアルカリ性イオン水と酸性イオン水とに分
離する電解槽と、この電解槽に連結されている酸
性イオン水排水路およびアルカリ性イオン水排水
路と、電解槽の電極に連結されている電源とを備
えている。 少なくとも一方の電極に逆極性の洗浄電圧を印
加して電極を電気的に洗浄される。 ところで、この明細書に於て洗浄電圧とは、電
極を洗浄する時に加える電圧を意味するものとす
る。 更に、電解槽に連通して電気的な信号で開閉さ
れる排水弁が連結されている。 排水弁は、例えば、洗浄水専用の洗浄水排水路
に設けられ、あるいは、酸性イオン水排水路とア
ルカリ性イオン水排水路とに連結されている弁が
併用される。 排水弁は制御回路に連結されて制御回路で開閉
状態が制御される。 制御回路はタイマーを有する。タイマーは、電
極の洗浄電圧が遮断された後、一定時間、電極に
電圧を加えることなく、排水弁を開弁状態に保持
して洗浄水を排水し、あるいは、電極の洗浄電圧
が遮断された後、一定時間、排水弁を開弁すると
共に、電極に適正電圧を加えて電解層から排水す
る。
【作用効果】
第1図および第2図に示す装置は、通常の使用
状態においては、プラス電極8は電源16のプラ
ス側に、マイナス電極9は電源16のマイナス側
に接続される。この状態で電解槽2に流入する水
は、プラス電極8の近傍に酸性イオン水が、マイ
ナス電極9の近傍にアルカリ性イオン水が分離さ
れる。分離されたプラスイオンを多量に含むアル
カリ性イオン水は、アルカリ性イオン水排水路1
0から、マイナスのイオンを含む酸性イオン水は
酸性イオン水排水路11から排水される。この状
態で一定量のアルカリ性イオン水と酸性イオン水
とを排水すると、電極の表面に異物が付着して電
気抵抗が増加する。 その後、洗浄工程によつて、電極表面を電気的
に洗浄して、電気抵抗を低下させる。洗浄工程に
於ては、電極8,9に、プラスとマイナスが逆の
電位を加えて、プラスとマイナスのイオン水を排
水する。即ち、洗浄工程にあつては、プラス電極
8は電源のマイナス側に接続されて、電気的に吸
着していたマイナスの電離物質を電気的な反発力
で強制的に分離する。反対に、マイナスの電極9
は、電源のプラス側に接続されて、吸着していた
電離物質を分離する。 この考案は電極を電気的に洗浄する構造を特定
しない。従つて、電極が電気的に洗浄できる全て
の構造が使用できる。例えば、洗浄専用の電極で
もつて電極を洗浄することも可能である。 第4図に示すように、洗浄電極24を有する装
置は、洗浄工程に於て、洗浄電極24にマイナス
の電圧を加え、マイナス電極9にプラスの電気を
印加する。マイナス電極9は、電気的に吸着した
電離物質を逆の電圧で電極表面から分離する。 一定時間、プラスマイナスの電極8,9に逆電
位を与え、あるいは、洗浄電極24に電圧を加え
て通水すると、電極表面は洗浄され、電気抵抗が
減少する。 電極の洗浄時間は、電極の形状、表面積、イオ
ン水の使用量等を考慮して最適値に決定される。
電極と水との電気抵抗が一定値以下となるよう
に、洗浄時間は、数分〜数十分の範囲に調整され
る。 洗浄工程に於ては、プラスマイナスの電極に逆
電圧が加えられ、あるいは、洗浄電極に電圧が加
えられる。電極の近傍は、水が通過され、この水
が電極から分離された付着物を流出する。洗浄過
程に於て電解層に流入する水は、酸性イオン水と
アルカリ性イオン水とに分離して排水される。と
ころが、洗浄過程に於て排水される酸性イオン水
とアルカリ性イオン水とは、通常の使用状態と異
なる箇所から排水される。例えば、第1図に示す
ように、電極8,9に逆の電圧を印加して電極を
洗浄する場合、アルカリ性イオン水排水路10か
ら酸性イオン水が、酸性イオン水排水路11から
アルカリ性イオン水が排水される。 洗浄工程が完了すると、電極に電圧を印加する
のを停止して、電極間の電圧を零とする。この状
態で排水を停止すると、アルカリ性イオン水排水
路10に酸性イオン水が、酸性イオン水排水路1
1にアルカリ性イオン水が残留する。即ち、通常
に排水されるイオン水と反対のイオン水が残留す
る。 ところが、この考案の装置は、排水弁を制御す
る制御回路がタイマーを備えている。タイマー
は、電極間電圧を零とした後も一定の時間にわた
つて、排水弁を開弁状態に保持する。排水弁が開
弁されているので、電極の近傍を通過して酸性イ
オン水とアルカリ性イオン水とに分離された水は
残留しない。 また。この考案の他の電解イオン水生成装置
は、タイマーが排水弁を開弁する時に、電極に適
正電圧を加える。この状態で逆のイオン水が排水
されると共に、配管が適正なイオン水で満たされ
る。従つて、電極に正常な電圧を印加して、酸性
イオン水とアルカリ性イオン水とを出す時に、逆
のイオン水が排出されるのを防止できる。 ところで、通常の使用状態に於ては、アルカリ
性イオン水排水路10の先端開口部は、イオン水
の使用箇所まで延長される。電解槽2は必ずしも
使用箇所に設置されず、ここから、多少離れた位
置に設置される。この為、アルカリ性イオン水排
水路10は長く延長されることが多い。特に、イ
オン水を複数箇所で使用する場合、アルカリ性イ
オン水排水路10は複数に分岐されて長く配管さ
れる。この為、アルカリ性イオン水排水路10に
逆のイオン水が残留すると、長い配管内に多量の
逆イオン水が溜り、洗浄工程の後、多量に逆イオ
ン水が排水される。 コツプで水を飲む場合、イオン水の1回の使用
量は少ない。洗浄工程の初めに逆イオン水が出る
と、コツプで水を飲む場合、何杯も逆のイオン水
を飲むことになる。飲用にはアルカリ性イオン水
が適すると言われているが、逆のイオン水が出る
と酸性イオン水を飲むことになる。 ところが、この考案のイオン水生成装置は、洗
浄工程完了後、逆のイオン水を排水し、あるい
は、適正なイオン水で満たしている。この為、こ
の考案の電解イオン水生成装置は、洗浄工程後、
アルカリ性イオン水排水路から排水される逆イオ
ン水量を減少でき、洗浄工程の後、逆のイオンの
排水を防止でき、あるいは、洗浄後、使用直後か
ら適正なイオン水が排水される。
【好ましい実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。 但し、以下に示す実施例は、この考案の技術思
想を具体化する為の装置を例示するものであつ
て、この考案の装置は、構成部品の材質、形状、
構造、配置を下記の構造に特定するものでない。
この考案の装置は、実用新案登録請求の範囲に記
載の範囲に於て、種々の変更が加えられる。 更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲
が理解し易いように、実施例に示される部材に対
応する番号を、「作用効果の欄」に示される部材
に付記している。ただ、実用新案登録請求の範囲
に示される部材を、実施例の部材に特定するもの
では決してない。 第1図に示す電解イオン水生成装置は、水の濾
過手段1と、この濾過手段1を通過した水を電解
して、プラスのイオンを含むアルカリ性イオン水
と、マイナスのイオンを含む酸性イオン水とに分
離する電解槽2と、電解槽2でアルカリ性イオン
水と酸性イオン水とに分離された水を排水する、
アルカリ性イオン水排水路10および酸性イオン
水排水路11と、このアルカリ性イオン水排水路
10および酸性イオン水排水路11に連結されて
いる弁20,21と、電解槽2の電極8,9に電
圧を加える電源16と、電解槽2に連通して電気
的な信号で開閉される排水弁12と、この排水弁
12が途中に連結されている洗浄水排水路18
と、排水弁12と電源16とを制御する制御回路
19とを備えている。 濾過手段1は、供給された水道水を粒状活性炭
4で濾過して電解イオン水に供給するもので、耐
圧タンク3と、粒状活性炭4と、供給管5と、排
出管6と、フイルター7とを備えている。 耐圧タンク3は、アルカリ性イオン水と酸性イ
オン水の出口が閉塞された状態で、水道の水圧が
掛かる。従つて、耐圧タンク3は、水道水の供給
圧力に耐える強度、例えば10気圧に耐える強度を
有する。上端は、粒状活性炭4の交換が出来るよ
うに、開閉蓋で気密に閉塞されている。耐圧タン
ク3の内容積は、アルカリ性イオン水と酸性イオ
ン水の供給水量と、粒状活性炭4の濾過能力を考
慮して決定される。アルカリ性イオン水と酸性イ
オン水の供給水量がそれぞれ500/分の場合、
耐圧タンク3の内容積は、好ましくは、約3〜10
程度に設計され、ここに約1〜5Kgの粒状活性
炭4が充填される。 粒状活性炭4は、水道水が能率良く濾過できる
ように、平均粒子径が1〜3mmに粉砕された活性
炭が使用される。 水道水の供給管5は、供給水を耐圧タンク3の
底部に供給する。底部に供給された水道水は、粒
状活性炭4内を下から上に通過して濾過される。
従つて、供給管5は、耐圧タンク3の開閉蓋を気
密に貫通して、下端が耐圧タンク3の底部に延長
されている。 排出管6は、粒状活性炭4を透過して濾過され
た水を耐圧タンク3から排水して電解槽2に送
る。従つて、この排出管6は、開閉蓋を気密に貫
通して、流入口が耐圧タンク3の上部に開口して
いる。流入端は、フイルター7が取り付け易いよ
うに、開閉蓋の下面からタンク内に突出してい
る。 フイルター7は流出管の流入口を塞ぐ状態で取
り付けられている。フイルター7は、下端が閉塞
された円筒状に成型されている。この形状のフイ
ルター7は、流出管に挿入して取り付けられる。
フイルター7は、粒状活性炭4と水とを分離し、
粒状活性炭4が流出管から流れ出すのを防止す
る。このフイルター7は、第3図に示すように、
無機質の粒体7Aが多孔質状態に焼結されてい
る。無機質の粒体7Aには、アルミニウム、黄
銅、ステンレス等の耐腐食性の金属粒、あるい
は、天然石を粒状に粉砕した物が使用される。 無機質の粒体7Aは、焼成される時に、それ自
体の一部が溶融して接点で互いに溶着される場合
と、別のバインダーで接点を接着する場合と、両
方で接点が接着される場合とがある。 無機質の流体の一部を溶融して接着する焼結材
は、無機質の粒体7Aとバインダーとを混合して
焼成する。バインダーには、焼成時の熱で焼失す
るが、焼成する迄は無機質粒体7Aを一定の形状
に保つことが出来る合成樹脂バインダー、あるい
は、無機質粒体7Aの融点を低くする融剤を使用
する。 別のバインダーで無機質粒体7Aが焼結されて
いるフイルター7は、焼成される時に溶融されて
無機質粒体7Aを結合する粒体7Aと、無機質粒
体7Aとを混合成型して焼成する。 焼成されるフイルター7に形成される空隙の大
きさは、無機質粒体7Aの粒子径と、これに混合
されるバインダーの粒径とで調整できる。 フイルタ7は、粒状活性炭4が流れ出すのを阻
止する為のものであるから、フイルター7の空隙
は、粒状活性炭4の平均粒子径よりも充分に小さ
く決定される。 電解槽2は、流入する水から酸性イオン水を得
るプラス電極8と、アルカリ性イオン水を得るマ
イナス電極9を備えている。電極で分離された、
アルカリ性イオン水と酸性イオン水とを排出す
る、アルカリ性イオン水排水路10および酸性イ
オン水排水路11は電界槽2に連結されている。 マイナス電極9はケースに兼用される。ケース
は、ステンレス等、導電性と、耐腐食性の金属で
もつて、水道水の圧力に耐える強度の円筒タンク
型に作られている。ケースは、下端に濾過手段1
の排出管6が連結され、上端にアルカリ性イオン
水排水路10と酸性イオン水排水路11とが連結
されている。 プラス電極8は、円柱状に形成されて、ケース
の中心に設けられている。プラス電極8には、電
気分解時に、塩素イオン等のマイナスイオンが集
まる。プラス電極8は、塩素イオンに対して充分
な耐腐食性の材質が使用される。プラス電極に
は、例えば、チタンの表面が、二酸化イリジウム
でコーテイングされたものが使用できる。プラス
電極8は、両端が絶縁されてケースの外部に突出
している。ケースのプラス電極8の支持部分は、
非導電材が使用される。 プラス電極8とマイナス電極9とは、切換スイ
ツチ23を介して直流の電源16に連結されてい
る。電源16の出力電圧、即ち、両電極間の電圧
は、アルカリ性イオン水および酸性イオン水の流
量、電極面積、アルカリ性イオン水と酸性イオン
水とに含まれる要求イオン濃度とを考慮して決定
する。通常、両電極間の電圧は、20〜100ボルト
の範囲に調整する。電解槽2で電離されるイオン
の含有量は、電極間の電流に比例する。電流間の
電流は、電圧にほぼ比例する。従つて、アルカリ
性イオン水と酸性イオン水とに含まれるイオン濃
度は、電極間の電圧で調整できる。電極間の電圧
を高くすると、アルカリ性イオン水と酸性イオン
水とに含まれるイオン濃度は高くなる。 アルカリ性イオン水と酸性イオン水のイオン濃
度は用途によつて最適値が異なる。電極間の電圧
を調整して、用途に最適のイオン水が得られる。
従つて、電極に直流電力を供給する電源16に
は、好ましくは、出力電圧が変更できるタイプが
使用される。 プラス電極8とケースとの間には、鎖線で示す
ように、多孔板15が配設される。多孔板15
は、円筒状に形成され、プラス電極8とマイナス
電極9の近傍に分離された、酸性イオン水とアル
カリ性イオン水とが混合するのを防止している。
多孔板15の上端を閉塞する板材の中心にアルカ
リ性イオン水排水路10が連結されている。酸性
イオン水排水路11は、ケースの外周部上端に開
口されている。 電解槽2から流出されるアルカリ性イオン水と
酸性イオン水とは、両方が同時に排出される。一
方のイオン水のみを排水すると、他方のイオン水
濃度が次第に高くなる。従つて、アルカリ性イオ
ン水と酸性イオン水の何れか片方のみを排出する
のは好ましくない。 第1図に示す装置は、アルカリ性イオン水排水
路10と、酸性イオン水排水路11とに弁20,
21が連結されている。アルカリ性イオン水排水
路10の弁20には、通常、水道の蛇口が使用さ
れる。酸性イオン水排水路11の弁21には電磁
弁が使用される。アルカリ性イオン水排水路10
の途中にはフローセンサー14が連結されてい
る。このフローセンサー14は、酸性イオン水排
水路11の電磁弁21を制御する。また、排出管
6の途中にもフローセンサー27が連結されてい
る。フローセンサー14,27が電磁弁21を制
御してこれを開閉する。即ち、蛇口である弁20
が開かれてアルカリ性イオン水が流出されると、
フローセンサー27がこのことを検出して電磁弁
21を開弁する。従つて、フローセンサー27
は、アルカリ性イオン水の排出状態を検出して、
アルカリ性イオン水が排出される時には、酸性イ
オン水を排出する。蛇口である弁20が閉弁され
ると、このことがフローセンサー14で検出され
て弁21が閉弁される。 フローセンサー14は、電磁弁21と一緒に電
源スイツチ17も制御する。電極8,9は、アル
カリ性イオン水と酸性イオン水とが排出される時
に電圧が加えられる。アルカリ性イオン水と酸性
イオン水とが排水されない状態にあつては、電極
8,9には電圧は加えられない。従つて、フロー
センサー14がアルカリ性イオン水の排水を検出
する時に、電源スイツチ17はオン、アルカリ性
イオン水が排水されない状態にあつては、電源ス
イツチ17はオフ状態に制御される。 第1図の装置は、アルカリ性イオン水排水路1
0の弁20に蛇口を使用している。このタイプの
装置は、主としてアルカリ性イオン水を使用する
用途に便利に使用できる。ただ、この考案は、ア
ルカリ性イオン水排水路10の弁20を水道の蛇
口に特定するものでなく、この弁にはあらゆるタ
イプの弁が使用できる。 酸性イオン水排水路11とアルカリ性イオン水
排水路10とは、排水弁12介在の洗浄水排水路
18が連結されている。洗浄水排水路18は、電
極8,9に逆極性の洗浄電圧を加えて、電気的に
洗浄するときに洗浄水を排水する。電極の洗浄工
程に於て、電極8,9に反対の極性の電圧をかけ
て、電極表面の付着物を除去する。洗浄工程によ
つて電極は水との接触電気抵抗が低下し、水の通
電電流を大きく回復できる。 第1図に示す装置は、酸性イオン水排水路11
およびアルカリ性イオン水排水路10の電解槽2
に近い部分を2分岐して、洗浄水排水路18に連
結している。アルカリ性イオン水排水路10と酸
性イオン水排水路11の分岐路には、それぞれ排
水弁12が連結されている。 洗浄水排水路18は、アルカリ性イオン水と酸
性イオン水の両方を一緒に混合して、電極表面の
付着物を除去して排水する。 排水弁12は電磁弁で、この電磁弁は制御回路
19に開閉される。 制御回路19は、タイマー22を備えている。
タイマー22は、洗浄工程が完了した後、排水弁
12を開弁状態に保持して、洗浄水を排出する。
タイマーの設定時間は、電極間電圧を零とした
後、電解槽2から洗浄水排水路18に残留するイ
オン水を確実に排出できる時間に調整される。従
つて、タイマー22の設定時間は、電解槽2が大
きく、洗浄水排水路18が長い程長く設定され
る。タイマー22は、洗浄工程に於て、電極間電
圧が零ボルトになるとカウントを開始する。タイ
マー22がカウントしている間、排出弁12は開
弁状態に保持されて洗浄水が排出される。 電極間電圧が零ボルトに切り換えられた後、排
出弁12が電解槽2と洗浄水排水路18から排水
することによつて、反対極性のイオンを含む水を
排水できる。逆極性のイオン水は水に押し出され
るので、電解槽2のイオン水の通路には、イオン
水に代わつて水が満たされる。この状態で、プラ
ス電極8をプラスに、マイナス電極9をマイナス
電圧を印加してイオン水を排水すると、酸性イオ
ン水排水路11とアルカリ性イオン水排水路10
とは、最初イオンを含まない中性の水が排水され
る。中性の水は、逆極性のイオン水に比べると極
めて弊害が少ないので、この状態でも充分に使用
できる。 制御回路19にサブタイマー25を設けること
によつて、洗浄工程の後、直ちに適正なイオン水
を排水させることができる。サブタイマー25
は、設定時間がタイマー22よりも短く調整され
ている。サブタイマー25は、タイマー22と同
時にカウントを開始し、これがカウントを終了す
る時に、電源スイツチ17をオン状態に切り換え
て電極に適正電圧を加え(第1図に於て切換スイ
ツチ23を実線位置)、タイマー22がカウント
を終了する時に、排水弁を閉弁すると共に電源ス
イツチ17をオフに切り換える。即ち、サブタイ
マー25は、電極8,9に逆極性の電圧を印加し
て電極を洗浄した後、プラス電極8をプラスに、
マイナス電極9をマイナスに電圧印加して、酸性
イオン水排水路11を酸性イオン水で、アルカリ
性イオン水排水路10をアルカリ性イオン水を満
たす。 更に、第1図に示す装置の制御回路は、24時間
タイマー26を備えている。24時間タイマー26
は、予め定められた時間、例えば、電解イオン水
を使用しない深夜に電極を洗浄する。制御回路1
9は、電極の切換スイツチ23と電源スイツチ1
7と排水弁12とを制御して電極8,9を洗浄す
る。24時間タイマー26は、設定時間になると洗
浄信号を出力する。洗浄信号で、排水弁12と電
源スイツチ17と電源切換スイツチ23とを制御
する。 制御回路19は次の動作で電極を洗浄する。 24時間タイマー26が洗浄信号を出すと、電
極の切換スイツチ23は、第1図に於て鎖線の
位置、第2図に於て実線位置に切り換えられ
て、電源スイツチ17がオン状態に切り換えら
れる。これと一緒に、両方の排水弁12は開弁
される。 この状態で、プラス電極8は電源16のマイ
ナス側に、マイナス電極は電源16のプラス側
に接続され、電解槽2に通水される。即ち、両
電極8,9は、電源16に逆の極性で接続さ
れ、表面に付着物を電気的な反発力で除去す
る。 この状態で第2図の実線で示すように、洗浄
水排水路18から洗浄水が排水される。 一定時間経過後、電極表面の付着物が除去さ
れて電極と水との電気抵抗が低下して電極の洗
浄を完了する。洗浄が完了すると、制御回路1
9は、電源スイツチ17をオフ状態に切り換え
て、電極間電圧を零ボルトとし、また、電極の
切換スイツチ23を第1図の実線位置に切り換
える。 電源スイツチ17がオフに切り換えられる
と、タイマー22がカウントしを開始する。タ
イマー22は、カウントしている間、排水弁1
2を開弁状態に保持する。この状態で、排水弁
12を通つて逆極性のイオン水が排水される。 タイマー22と同時にサブタイマー25がカ
ウントを開始する。サブタイマー25は、排水
弁12が閉弁するより以前に、電源スイツチ1
7をオン位置に切り換える。この状態に於て、
電極8,9に適正電圧が印加され、排水弁12
が開弁状態に保持されて、酸性イオン水排水路
11の洗浄水排水部分に酸性イオン水が、アル
カリ性イオン水排水路10の洗浄水排水部分に
アルカリ性イオン水が満たされる。 一定時間経過後、タイマー22がカウントを
終了して、電源スイツチ17がオフ位置に切り
換えられると共に、排水弁12が閉弁される。 〜の動作で電極が洗浄された後、アルカリ
性イオン水排水路10の蛇口が開かれると、第1
図に示すように、プラス電極8はプラスに、マイ
ナス電極9はマイナスの電圧が加えられ、酸性イ
オン水排水路11の電磁弁が開弁されてアルカリ
性イオン水と酸性イオン水とが排出される。 第1図に示すように、制御回路19が24時間タ
イマー26を備える装置は、予めセツトされた時
間に電極を洗浄できる特長がある。ただ、制御回
路19は必ずしも24時間タイマー26を必要とせ
ず、使用しない時に、手動で電極を洗浄すること
も可能である。 第1図に示す装置は、電極8,9に逆の電圧を
加えて洗浄している。この考案は電極を電気的に
洗浄する構造を、第1図に示す構造に特定するも
のでない。第4図の鎖線で示すように、洗浄電極
24を設け、この洗浄電極24に電圧を加えて電
極を洗浄することも可能である。 洗浄電極24は、電極を洗浄する時にマイナス
の電圧を加え、マイナス電極9にプラスの電圧を
加える。 第4図に示す装置は、洗浄電極24を筒状のプ
ラス電極8の中心に配設している。ただ、洗浄電
極は、図示しないが、プラス電極8の外側に配設
することもできる。この場合、洗浄電極は円筒状
に形成される。 洗浄電極24でもつて電極を洗浄する電解イオ
ン水生成装置は、洗浄工程に於ては、第4図の実
線で示すように、切換スイツチ23を切り換え
て、洗浄電極24を電源16のマイナス側に、マ
イナス電極9を電源16のプラス側に連結する。 第1図に示す装置は、電解槽2に連結される排
水弁12を洗浄水排水路18に設けているが、排
水弁は、必ずしも洗浄水専用の排水路に連結する
必要はない。例えば、電極洗浄工程の後、電極電
圧を零として水でイオン水を排水する場合、酸性
イオン水排水路11を、洗浄水排水路18に併用
することも可能である。この場合、第1図の鎖線
で示すように、アルカリ性イオン水排水路10に
連結された排水弁12の出口側を、酸性イオン水
排水路11に連結し、酸性イオン水排水路11に
連結された排水弁12と洗浄水排水路18とを省
略する。酸性イオン水排水路11に接続された弁
21を排水弁に併用する。酸性イオン水排水路1
1を洗浄水排水路に併用する装置は、洗浄工程と
洗浄工程が終了した後一定時間、排水弁12と、
排水弁に併用される弁21とが開弁される。 以上の実施例は、電極洗浄の後、電極電圧を零
として排水している。電極洗浄の後、電極8,9
に適正電圧を加え、排水弁12を開いて排水する
ことも可能である。この場合、電極洗浄の後、制
御回路19は、排水弁12を開弁すると共に、切
換スイツチ23を第1図の実線位置に切り換え
て、電極に適正電圧を加えて排水する。電極8,
9に適正電圧を加えて、排水弁12を開く時間
は、制御回路19のタイマー22が決定する。タ
イマー22は、電極洗浄工程が完了するとカウン
トを開始して排水弁12を開くと共に、電源スイ
ツチ17をオンに切り換える。タイマー22がカ
ウントを終了すると、電源スイツチ17をオフ状
態とすると共に、排水弁12を閉弁する。 このように、電極洗浄工程の後、電極に適正電
圧を加えて排水する装置は、第1図と第2図の実
線で示すように、洗浄水排水路に排水弁を連結す
ることも出来るが、酸性イオン水排水路11の弁
21と、アルカリ性イオン水排水路10の弁20
とを排水弁に併用することも可能である。ただ、
この場合、弁20は、電気信号で開閉される電磁
弁とするか、あるいは、第1図の鎖線で示すよう
に、弁20に電磁弁28を並列に連結し、この電
磁弁28を制御回路19で制御する。 また、アルカリ性イオン水排水路10と酸性イ
オン水排水路11の弁20,21を排水弁に併用
する回路は、電極洗浄工程の後、電極電圧を零ボ
ルトとする装置にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す電解イオン
水生成装置の概略断面図、第2図は第1図に示す
装置の電極洗浄状態を示す断面図で、第3図はフ
イルターの拡大断面図、第4図は他の実施例を示
す電解イオン水生成装置の概略断面図である。 1……濾過手段、2……電解槽、3……耐圧タ
ンク、4……粒状活性炭、5……供給管、6……
排出管、7……フイルター、7A……粒体、8…
…プラス電極、9……マイナス電極、10……ア
ルカリ性イオン水排水路、11……酸性イオン水
排水路、12……排水弁、14……フローセンサ
ー、15……多孔板、16……電源、17……電
源スイツチ、18……洗浄水排水路、19……制
御回路、20……弁、21……弁、22……タイ
マー、23……切換スイツチ、24……洗浄電
極、25……サブタイマー、26……24時間タイ
マー、27……フローセンサー、28……電磁
弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 流入される水をアルカリ性イオン水と酸性イ
    オン水とに分離する電解槽と、この電解槽に連
    結されている酸性イオン水排水路およびアルカ
    リ性イオン水排水路と、電解槽の電極に連結さ
    れている電源とを備え、少なくとも一方の電極
    に逆極性の洗浄電圧を印加して電極を電気的に
    洗浄するものに於て、下記の〜の構成を有
    することを特徴とする電解イオン水生成装置。 電解槽に連通して電気的な信号で開閉され
    る排水弁が連結されている。 排水弁は制御回路に連結されて制御回路で
    開閉状態が制御される。 制御回路はタイマーを有し、タイマーは電
    極に洗浄電圧が遮断された後、一定時間排水
    弁を開弁状態に保持して洗浄水を排水する。 (2) 流入される水をアルカリ性イオン水と酸性イ
    オン水とに分離する電解槽と、この電解槽に連
    結されている酸性イオン水排水路およびアルカ
    リ性イオン水排水路と、電解槽の電極に連結さ
    れている電源とを備え、少なくとも一方の電極
    に逆極性の洗浄電圧を印加して電極を電気的に
    洗浄するものに於て、下記の〜の構成を有
    することを特徴とする電解イオン水生成装置。 電解槽に連通して電気的な信号で開閉され
    る排水弁が連結されている。 排水弁は制御回路に連結されて制御回路で
    開閉状態が制御される。 制御回路はタイマーを有し、タイマーは電
    極の洗浄電圧が遮断された後、一定時間に渡
    つて電極に適正電圧を加えると共に、排水弁
    を開弁状態に保持して排水する。
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