JPH05137580A - 新規なプロテインおよびそれをコードする遺伝子 - Google Patents

新規なプロテインおよびそれをコードする遺伝子

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JPH05137580A
JPH05137580A JP32967291A JP32967291A JPH05137580A JP H05137580 A JPH05137580 A JP H05137580A JP 32967291 A JP32967291 A JP 32967291A JP 32967291 A JP32967291 A JP 32967291A JP H05137580 A JPH05137580 A JP H05137580A
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Japan
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dna
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ethanol
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JP32967291A
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English (en)
Inventor
Jiro Kataoka
二郎 片岡
Noriyuki Habuka
典之 羽深
Osamu Masuda
税 増田
Masashi Miyano
雅司 宮野
Akira Koiwai
晃 小岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 アメリカヤマゴボウ由来の抗ウィルス活性を
有する、新規なプロテインおよびそれをコードする遺伝
子。 【効果】 季節、天候などによって影響を受けず、安定
して、リシンと同程度の試験管内蛋白質合成阻害活性等
を持つ新規なPAPを供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は新規なプロテインおよびそれをコ
ードする遺伝子に関し、例えば、アメリカヤマゴボウの
組織から得られる塩基性蛋白質である新規なポークウィ
ードアンチバイラルプロテイン(以下、PAPという)
およびそれをコードする遺伝子に関する。
【0003】本発明の新規なPAPは、農業および園芸
の分野において、ウィルス病の防除に利用することがで
きる。
【0004】また、本発明の新規なPAPは、医薬の分
野において癌の治療において用いられるミサイル療法等
に利用することが期待できる。
【0005】
【従来の技術】
【0006】癌の治療において種々の治療法が用いられ
てきたが、最近ミサイル療法と呼ばれる新たな治療法が
開発された。
【0007】該ミサイル療法は、癌細胞のみを認識する
抗体に、強い細胞毒性を持つ物質を結合させ、該毒性物
質を目標となる癌細胞に集中させて効率的に癌の治療を
行なう方法である。
【0008】現在このミサイル療法の核弾頭として、強
い試験管内蛋白質合成阻害活性をもつリシンが使用され
ている。
【0009】ところで、リシンに変わる新たな核弾頭と
して、リシンと同程度の試験管内蛋白質合成阻害活性を
持つPAPを利用することが期待されている。
【0010】また、PAPは単独使用で、エイズウィル
スの増殖を阻害することも知られており、新たな抗エイ
ズウィルス薬としての利用も期待されている。
【0011】このようなPAPは、現在、アメリカヤマ
ゴボウの種子、葉および根より単離精製することで得ら
れている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】しかし、上記のようにアメリカヤマゴボウ
の種子、葉および根より単離精製してPAPを得るため
には、アメリカヤマゴボウの栽培が前提となる。
【0014】そのため、目的とするPAPの供給量は、
アメリカヤマゴボウの栽培が季節、天候などによって左
右されると不安定となり、しかも、PAPを得るための
精製も容易なものではない。
【0015】従って、季節、天候などによって影響を受
けず、安定して供給することが可能な、リシンと同程度
の試験管内蛋白質合成阻害活性等を持つ新規なPAPが
望まれていた。
【0016】本発明は、真核生物に対し強い細胞毒性を
持つ化学物質を微生物等(例えば大腸菌など)で生産さ
せることにより、季節、天候などに影響されずに安定し
て供給可能な新規なPAPを得ることを目的とする。
【0017】また、本発明は、形質転換植物において、
時期および器官特異的に目的遺伝子を発現させることが
可能な塩基配列の遺伝子を供給することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
【0019】本発明者らは上記の目的を達成するため
に、アメリカヤマゴボウの種子、葉および根に含まれる
mRNAを抽出し、これを鋳型として既に知られている
PAP−Sのアミノ酸配列をもとに作製した合成プライ
マーを用いてポリメレースチェインリアクション(Poly
merase Chaine Reaction)(以下、PCRと略す)によ
り部分cDNAを合成した。
【0020】これをプローブとしてアメリカヤマゴボウ
の染色体DNAライブラリーより目的タンパク質をコー
ドする領域とそれに付随する領域を単離し、塩基配列を
決定した。
【0021】即ち、本発明の課題を解決するための手段
は、下記の通りである。
【0022】第1に、配列表の配列番号1のアミノ酸配
列中、1〜261で示されるアミノ酸配列を有する、新
規なプロテインである。
【0023】第2に、配列表の配列番号1のアミノ酸配
列中、1〜261で示されるアミノ酸配列をコードす
る、遺伝子である。
【0024】第3に、配列表の配列番号1の塩基配列
中、1086〜1868の塩基配列で示される、遺伝子
である。
【0025】第4に、配列表の配列番号1の塩基配列
中、1014〜1895の塩基配列で示される、発現型
遺伝子である。
【0026】以下に順をおって詳細に説明する。
【0027】PAPのmRNAを含む全mRNAは、ア
メリカヤマゴボウの種子、葉および根から得られる。
【0028】全RNAの抽出は常法によればよく、フェ
ノール抽出、チオシアン酸グアニジン溶液中での抽出、
塩化セシウム抽出などの操作を単独あるいは適宜併用す
ればよい。
【0029】本発明において、一般的にはアメリカヤマ
ゴボウの組織にチオシアン酸グアニジンを含むトリス緩
衝液を加えてホモジナイザー(ポリトロン社製)で磨砕
し、遠心分離により液体画分を得る。
【0030】これを塩化セシウムを含む緩衝液に重層
し、超遠心分離によって全RNAを得る。
【0031】全mRNAの精製は常法によればよく、オ
リゴdTセルロースカラムまたはオリゴテックスdT−
30を用いて全RNAより精製する。
【0032】本全mRNAを鋳型としてオリゴdTプラ
イマー存在下で逆転写酵素により第一鎖cDNAを合成
した。
【0033】このcDNAを既に知られているPAP−
Sのアミノ酸配列をもとに作製した合成プライマーを用
いてPCRに供したところ、反応生成物を得た。
【0034】この反応生成物を、プラスミドベクターに
クローニングし複数の独立クローンを得た。
【0035】これらクローンの一部の全塩基配列を決定
し、コンピューターを用いてこれら塩基配列を解析し、
PAP−Sのアミノ酸配列と高い相同性を示すアミノ酸
配列を持つ蛋白質をコードすることが可能なDNA断片
を2個得た。
【0036】染色体DNAの単離精製は常法によればよ
く、本染色体DNAを制限酵素BamHIで完全分解も
しくは部分分解する。
【0037】分解されたDNAをシュウクロース溶液に
よる密度勾配遠心により、DNA断片の大きさにより分
画した。
【0038】得られた分画に存在するDNAの大きさを
アガロース電気泳動により確認し、7−23キロベース
ペアの大きさを持つDNAを含む分画を集めエタノール
沈澱を行なった。
【0039】本DNAをクローニングベクターEMBL
3に組み込んだ。
【0040】組み換えEMBL3DNAを試験管内でパ
ッケイジングした後、宿主大腸菌PLK−17(P2)
に感染させた。
【0041】この組み換えファージをソフト寒天に包埋
後、寒天培地にまき一夜培養することにより、多数の組
み換えファージ(染色体DNAライブラリー)を得た。
【0042】この染色体DNAライブラリーをPCRに
よって得られた部分PAPcDNAをプローブとして、
常法によりプラークハイブリダイゼーションを行ない、
プローブとハイブリダイズする複数個の独立した、組み
換えファージを得た。
【0043】これらファージをプラークハイブリダイゼ
ーションを繰り返すことにより単一のファージに精製し
た。
【0044】これらファージをLE392に感染後、プ
レートライセート法によりファージを増殖させ、常法に
より組み換えファージDNAを抽出した。
【0045】本組み換えファージDNAを種々の制限酵
素で切断しサザンハイブリダイゼーション分析を行な
い、制限酵素の切断様式により分類した。
【0046】各グループを代表するファージDNAを制
限酵素BamHIで切断し、プラスミドベクターのBa
mHIサイトにクローニングし、ダイデオキシ法で塩基
配列を決定した。
【0047】これら塩基配列をコンピューターを用いて
解析したところ、部分PAPcDNAと同一の塩基配列
を示すクローンを認めることができた。
【0048】本遺伝子にコードされる蛋白質には、成熟
PAPには存在しないシグナルペプチドと予想される比
較的短いペプチドがN−末端に認められ、成熟PAPに
は存在しない比較的短いペプチドがC−末端に認められ
た。
【0049】
【実施例】以下に、実施例により、本発明を詳細に説明
する。
【0050】[実施例1](全RNAの精製)
【0051】アメリカヤマゴボウの種子、葉および根の
各組織10gずつを、液体窒素で急速凍結した後、粉砕
器(鶴田科学社製)を使用して粉状にした。
【0052】これを4Mグアニジン酸チオシアネイト、
0.5%サルコシン、0.1%2−メルカプトルエタノ
ールを含む25mMクエン酸緩衝液(pH7.0)中で
ホモジナイザー(ポリトロン社製)を使用して磨砕し
た。
【0053】得られた磨砕液を、高速遠心機CX210
(トミー社製)でアングルローター(No.12N)を
用いて10000rpm,4℃で15分間遠心分離し、
上清を回収した。
【0054】20mlの本上清を15mlの5.7M塩
化セシウムを含む25mMクエン酸緩衝液(pH7.
0)に重層し、分離用超遠心機(日立社製)でスイング
ローター(SRP28SA)を用いて28000rp
m、12℃で15時間超遠心分離することにより、全R
NAを沈澱物として回収し、1mlの滅菌水に溶解し
た。
【0055】[実施例2](全mRNAの精製)
【0056】全RNA30μl(100μgの全RNA
を含む)に、終濃度10mMトリス緩衝液(pH7.
0)、1mMEDTA、0.1%SDSとなるように全
量50μlに調製した。
【0057】これに等量のオリゴテックス−dT30
(日本合成ゴム株式会社製)を加え、65℃で5分間加
熱後、氷中で5分間急冷した。
【0058】これに20μlの5M塩化ナトリウム溶液
を添加し、37℃で10分間加熱した。
【0059】卓上遠心器MRX−150(トミー社製)
でアングルローター(TMA−4)を用いて15000
rpm,20℃で10分間遠心分離した後、上清を除去
した。
【0060】沈澱物を100μlの滅菌水に懸濁後良く
分散させた後、65℃で5分間加熱した。
【0061】これを前述の卓上遠心器とアングルロータ
ーで15000rpm,20℃で10分間遠心分離する
ことにより、上清を得た。
【0062】これに10μlの10M塩化リチウムと2
50μlのエタノールを加え、−80℃で30分間冷却
し、前述の卓上遠心器とアングルローターにより150
00rpm,−10℃で10分間遠心分離することによ
り全mRNAを沈澱物として回収した。100μlのエ
タノールを加え同条件で遠心分離し,エタノールを除去
した後沈澱を乾燥させ10μlの滅菌水に溶解した。
【0063】[実施例3](PCRによる部分PAPc
DNAの合成)
【0064】実施例2で得られた全mRNAを20μl
の反応液中で1μlの1μMのオリゴdTプライマー
(ファルマシア社製)、2μlの各100μMのdAT
P,dTTP,dCTP,dGTP(宝酒造社製)、1
0ユニットの人胎盤由来のアールエヌエース阻害剤(フ
ァルマシア社製)、1μlのM−MLV逆転写酵素(ベ
セスダリサーチ社製)存在下で酵素に添付されてきた反
応緩衝液を用いて42℃、60分間インキュベートする
ことにより第一鎖cDNAを合成した。
【0065】本反応液に80μlの滅菌水と100μl
のフェノール/クロロフォルムを加え攪拌後,前述の卓
上遠心機とアングルローターで15000rpm,20
℃で10分遠心し2層に分離させた。上層の水層を取り
これに10μlの3M酢酸ナトリウムと300μlのエ
タノールを加え攪拌後−80℃で冷却した。前述の卓上
遠心機とアングルローターで15000rpm,−10
℃で10分遠心しcDNAを沈澱させ上清を捨てた。7
0%エタノールを200μl加え同条件で遠心分離後,
本エタノールを除去し本第一鎖cDNAを乾燥させた。
本第一鎖cDNAを10μlの滅菌水に溶解した。
【0066】本第一鎖cDNA、DNAシンセサイザー
(ABI社製)により作成した1μlの1μMの合成D
NAプライマー(プライマー1)、1μlの1μMのオ
リゴdTプライマー(ファルマシア社製)をもとにDN
A増幅試薬キット(宝酒造社製)を用いて、キットに添
付されてきた説明書に従い反応液50μlを調製した。
なお、プライマー1の配列を配列番号2に示す。
【0067】反応の条件は、1サイクルを95℃で1.
5分加熱後、42℃で2.5分インキュベートし、72
℃で3.5分反応させるものとし、DNAサーマルサイ
クラー(宝酒造社製)で25回このサイクルを行なっ
た。
【0068】この反応物1μlを第一鎖cDNAの代わ
りに用い、DNAシンセサイザー(ABI社製)により
作成した1μlの前述の合成プライマー(プライマー
1)と1μlの1μMの合成DNAプライマー(プライ
マー2)とを用いて、その他の条件は前述と同一で新た
にPCRを行なった。なお、プライマー2の配列を配列
番号3に示す。
【0069】この反応物5μlを、1%濃度のアガロー
ス中で電気泳動しエチディンブロマイドで染めたとこ
ろ、およそ700塩基対ほどのDNAが認められた。
【0070】残りの反応液45μlに55μlの滅菌水
と100μlのクロロフォルムを加え攪拌後,前述の卓
上遠心機とアングルローターで15000rpm,20
℃で10分遠心し2層に分離させた。上層の水層を取り
これに50μlの7.5M酢酸アンモニウムと500μ
lのエタノールを加え攪拌後すぐに,前述の卓上遠心機
とアングルローターで15000rpm,−10℃で1
0分遠心しDNAを沈澱させ上清を捨てた。70%エタ
ノールを200μl加え同条件で遠心分離後,本エタノ
ールを除去し本DNAを乾燥させた。本DNAを10μ
lの滅菌水に溶解した。
【0071】精製本DNAを7mMトリス緩衝液(pH
7.5),20mM塩化ナトリウム,7mM塩化マグネ
シウム,0.1mMEDTA,各100μMのdAT
P,dTTP,dCTP,dGTP(宝酒造社製)、1
ユニットのDNAポリメレースクレノウフラグメント
(ベーリンガー社製)を用いて20μlの反応液中で、
37℃で30分保温することにより本DNAの末端を修
復した。本反応液に80μlの滅菌水と100μlのフ
ェノール/クロロフォルムを加え攪拌後,前述の卓上遠
心機とアングルローターで15000rpm,20℃で
10分遠心し2層に分離させた。上層の水層を取りこれ
に10μlの3M酢酸ナトリウムと300μlのエタノ
ールを加え攪拌後−80℃で冷却した。前述の卓上遠心
機とアングルローターで15000rpm,−10℃で
10分遠心しcDNAを沈澱させ上清を捨てた。70%
エタノールを200μl加え同条件で遠心分離後,本エ
タノールを除去し本DNAを乾燥させた。本DNAを1
0μlの滅菌水に溶解した。
【0072】1μgのプラスミドベクターpBlues
cript KS(−)(ストラタジーン社製)を10
ユニットの制限酵素EcoRV(宝酒造製)と本酵素に
添付されてきた緩衝液を使用して20μl中で37℃で
2時間保温することにより切断した。本反応液に80μ
lの滅菌水と100μlのフェノール/クロロフォルム
を加え攪拌後,前述の卓上遠心機とアングルローターで
15000rpm,20℃で10分遠心し2層に分離さ
せた。上層の水層を取りこれに10μlの3M酢酸ナト
リウムと300μlのエタノールを加え攪拌後−80℃
で冷却した。前述の卓上遠心機とアングルローターで1
5000rpm,−10℃で10分遠心しcDNAを沈
澱させ上清を捨てた。70%エタノールを200μl加
え同条件で遠心分離後,本エタノールを除去し本ベクタ
ーDNAを乾燥させた。本ベクターDNA1μlと前述
のPCRで得られたDNA10μlをT4DNAライゲ
ース(ベセスダリサーチ社製)により本酵素に添付され
てきた反応緩衝液を使用して、20μl中で14℃で2
0時間インキュベートすることにより、組み換えDNA
を作製した。
【0073】本組み換えDNAにより宿主大腸菌JM1
09(宝酒造社製)を常法により形質転換し(モレキュ
ラークローニング第2版参照)、50μg/mlのアン
ピシリンを含むLB寒天培地上で37℃で15時間培養
することにより形質転換体を得た。
【0074】本形質転換体5個より、組み換えプラスミ
ドを常法のアルカリ−SDS法(モレキュラークローニ
ング第2版参照)により調製し、100μlの滅菌水に
懸濁した。これに50μlの7.5M酢酸アンモニウム
を加え攪拌後,氷中で2時間放置した。これを前述の卓
上遠心機とアングルローターで15000rpm,4℃
で10分遠心した後,上清を回収した。本上清に300
μlのエタノールを加え攪拌後−80℃で30分冷却
し,前述の卓上遠心機とアングルローターで15000
rpm,−10℃で10分遠心しDNAを沈澱させ上清
を捨てた。70%エタノールを200μl加え同条件で
遠心分離後,本エタノールを除去し本組み換えDNAを
乾燥させた。本組み換えDNAを10μlの滅菌水に溶
解した。本組み換えDNAの塩基配列は,T7シークエ
ンスキット(ファルマシア社製)を用い本キットに添付
された手順書に従い全塩基配列を決定した。
【0075】本塩基配列を、ダナシス塩基配列解析シス
テム(宝酒造社製品)を用いて解析したところ、2種の
DNA断片がコードする蛋白質のアミノ酸配列が、PA
P−Sと非常に高い相同性を持つことが明らかになり、
この2種のDNA断片がPAP−Sもしくはその類似蛋
白質をコードする遺伝子の一部であった。
【0076】[実施例4](アメリカヤマゴボウの染色
体DNAの抽出と精製)
【0077】アメリカヤマゴボウの染色体DNAの抽出
は常法によればよく、具体的には以下のように行なっ
た。
【0078】アメリカヤマゴボウの種子を播種箱に蒔
き、温室でおよそ20日間栽培した。
【0079】10cm程に育った植物体約50gを液体
窒素中で急速凍結し、前述の粉砕器を使用して粉末状に
した。
【0080】これを1Mヘキシレングリコール、10m
MPipes−KOH(pH7.0),10mM塩化マ
グネシウム,5mM2−メルカプトルエタノールからな
る300mlの核抽出用緩衝液に懸濁した。
【0081】本懸濁液を4枚重ねのガーゼで濾過した。
【0082】遠心分離用チューブに500mMヘキシレ
ングリコール,10mMPipes−KOH(pH7.
0),10mM塩化マグネシウム,0.5%トライトン
X−100,5mM2−メルカプトルエタノールを含む
60%パーコール(ファルマシア社製)溶液を7.5m
l入れ、その上に500mMヘキシレングリコール,1
0mMPipes−KOH(pH7.0),10mM塩
化マグネシウム,0.5%トライトンX−100,5m
M2−メルカプトルエタノールを含む30%パーコール
溶液を7.5ml重層した。
【0083】さらにこの上に30mlの前述の濾過液を
のせ、前述の高速遠心機とローターを用い1300rp
m,4℃で30分間遠心分離した。
【0084】得られた沈澱物をパーコールを含まない緩
衝液20mlに懸濁した。
【0085】この懸濁液を前述の60%パーコール溶液
10mlに重層し、同条件で遠心分離した。
【0086】得られた沈澱物をパーコールを含まない緩
衝液20mlに懸濁し、同条件で遠心分離した。
【0087】得られた沈澱物を5mlのパーコールを含
まない緩衝液に懸濁し、等量の200mMトリス緩衝液
(pH8.0),50mMEDTA,1MNaCl,2
%SarkosylからなるDNA抽出用緩衝液を加え
た。
【0088】これにプロテネースK(ベーリンガー社
製)を終濃度50μg/mlになるように加え、65℃
で30分間保温した。
【0089】この溶液に1.0g/mlの割合で塩化セ
シウムを加え溶解させた後、320μg/mlの割合で
エチディウムブロマイドを加えた。
【0090】本溶液を超遠心用チューブに入れ前述の超
遠心分離機を用いアングルローター(RP65T)を使
用して、65000rpm,20℃で12時間遠心分離
を行なった。
【0091】本遠心チューブのおよそ中央部に生じた赤
色のバンドの部分を注射器を使用して抜き取り、新たな
遠心チューブに移し、前述の条件で再度超遠心分離を行
なった。
【0092】再度、本遠心チューブのおよそ中央部に生
じた赤色のバンドの部分を注射器を使用して抜き取り、
等量のイソプロパノールを加えた。
【0093】これを穏やかに攪拌することにより、DN
Aに絡んでいるエチディウムブロマイドを上層のイソプ
ロパノール層に吸収させこの層を除去した。
【0094】本操作を4回繰り返すことにより、DNA
を含む水層部からエチディウムブロマイドを完全に除去
した。
【0095】本溶液およそ2mlに200μlの3M酢
酸ナトリウムと,5mlのエタノールを加え−20℃で
3時間冷却後、前述の高速遠心機とアングルローター
(No.4N−IV)を使用して5000rpm,4℃
で15分間遠心分離することによりアメリカヤマゴボウ
の染色体DNAを沈澱させ上清を捨てた。70%エタノ
ールを2ml加え同条件で遠心分離後,本エタノールを
除去し本染色体DNAを乾燥させた。
【0096】本染色体DNAを1mlの滅菌蒸留水に溶
解させ、その後の実験まで−20℃で保存した。
【0097】[実施例5](アメリカヤマゴボウの染色
体DNAの分画)
【0098】実施例4で得られたアメリカヤマゴボウの
染色体DNA各200μgを、制限酵素BamHI(宝
酒造社製)で以下のように2つの条件下で切断した。
【0099】(1) 本DNAを制限酵素BamHIで完全
分解することを目的として、本酵素200ユニットを本
DNAに加え本酵素に添付されてきた緩衝液を使用して
500μl中で37℃で2時間保温することにより切断
した。
【0100】(2) 本DNAを制限酵素BamHIで部分
分解することを目的として、本酵素10ユニットを本D
NAに加え本酵素に添付されてきた緩衝液を使用して5
00μl中で37℃で15分間保温することにより切断
した。
【0101】各反応終了後、65℃で15分間加熱する
ことにより制限酵素を不活化し、氷中で保存した。
【0102】本DNAを超遠心分離により、その大きさ
により分画するためにまず、20mMトリス−塩酸(p
H7.9),1M塩化ナトリウムおよび10mMEDT
AよりなるSDG緩衝液を含む60%,40%および1
0%のシュークロース溶液を作製した。
【0103】2本の13ml容量のスイング用超遠心チ
ューブの底に、60%シュークロース溶液を1ml入れ
た。
【0104】その上にグラジエント作製器(アトー社
製)を用いて40%−10%シュークロース溶液(各5
ml)の直線状グラジエントをそれぞれ作製した。
【0105】本グラジエントの上にさらに氷中で保存し
たDNA溶液を静かに重層し、前述の超遠心機を用いス
イングローター(RPS40T)を使用して33000
rpm,20℃で16時間超遠心分離を行なった。
【0106】超遠心分離終了後、ガラス細管を静かにチ
ューブの底まで差込み、ペリシターポンプ(アトー社
製)を使用しておよそ2滴/秒の流量で抜き取った。
【0107】抜き取った溶液を500μlずつマイクロ
チューブに分画しながら集めた後、各分画に50μlの
3M酢酸ナトリウムと1mlのエタノールを加え、−8
0℃で30分間冷却し、前述の卓上遠心器により150
00rpm,−10℃で10分間遠心分離することによ
り各分画のDNAを沈澱物として回収した。70%エタ
ノールを1ml加え同条件で遠心分離後,本エタノール
を除去し本DNAを乾燥させた。
【0108】本DNAを50μlの滅菌水に懸濁した。
5μlの各分画のDNAを使用して、1%アガロースゲ
ル電気泳動を行ない各分画に含まれるDNAの大きさを
調べた。
【0109】およそ9キロベースペアから23キロベー
スペアの大きさのDNAを含む10個の分画を集め、5
0μlの3M酢酸ナトリウムと1mlのエタノールを加
え、−80℃で30分間冷却し、前述の卓上遠心器によ
り15000rpm,−10℃で10分間遠心分離する
ことにより目的の大きさを持つDNAを沈澱物として回
収した。70%エタノールを1ml加え同条件で遠心分
離後,本エタノールを除去し本DNAを乾燥させた後,
50μlの滅菌水に懸濁した。
【0110】[実施例6](アメリカヤマゴボウの染色
体DNAライブラリーの作製)
【0111】実施例5で得られたDNA各2μgを制限
酵素BamHIとEcoRIで切断しイソプロパノール
沈澱することにより調製された2μgのクローニングベ
クターEMBL3(ストラタジーン社製)と混合し、2
ユニットのT4DNAライゲース(ベセスダリサーチ社
製)で酵素に添付されてきた反応緩衝液を使用して6μ
l中で,室温で1時間保温し4℃で2日間放置すること
により接続した。
【0112】本反応液3μlを、ガイガーパックゴール
ド(ストラタジーン社製)を使用し添付されてきた手順
書に従ってインビトロパッケイジングし、室温で2時間
インキュベートし、組み換えファージを作製した。
【0113】本組み換えファージに500μlのファー
ジ希釈液(ガイガーパックゴールドに添付されてきた手
順書に記載されているもの)と20μlのクロロフォル
ムを加え混合後、前述の卓上遠心器で5000rpm,
10秒間遠心分離し組み換えファージ懸濁液を得た。
【0114】この組み換えファージの宿主大腸菌PLK
−17(P2)(EMBL3に添付されてきたもの)
を、0.2%マルトースと10mMMgSO4 を含むL
B培地20ml中37℃で一夜培養した。
【0115】本培養液を、前述の高速遠心器とアングル
ローター(No.4N−IV)を用いて3000rp
m,4℃で10分間遠心分離して、菌体を回収し10m
lの10mMMgSO4 に懸濁した。
【0116】大腸菌懸濁液1mlと、ファージ懸濁液1
00μlを混合し、37℃で15分間インキュベートし
た。
【0117】7.5mlの0.8%アガロースを含むN
ZY培地(ガイガーパックゴールドに添付されてきた手
順書に記載されているもの)に本混合液を懸濁し、1.
5%寒天を含むNZY寒天培地上に広げ、37℃で12
時間培養し、染色体DNAライブラリーを作製した。
【0118】[実施例7](プラークハイブリダイゼー
ションによるPAP遺伝子の単離)
【0119】実施例6で作製した寒天培地上の染色体D
NAライブラリー上に、ナイロン膜、バイオダインA
(ポール社製商品名)を乗せ2分間放置することによ
り、寒天培地上の各ファージの一部を、ナイロン膜に移
した。
【0120】ファージが吸着した面を上にして、1.5
MNaClと0.5NNaOHよりなる変性液の上にの
せ、5分間放置することにより、ファージ粒子とその中
に含まれる組み換えDNAを変性させた。
【0121】次に本ナイロン膜を、3M酢酸ナトリウム
よりなる中和液の上に5分間のせ、中和した。
【0122】本ナイロン膜を室温で30分間風乾後、乾
燥機を用いて、80℃で2時間焼付けを行なった。
【0123】実施例3で得られた組み換えDNA5μg
を各20ユニットの制限酵素BamHIとHindII
Iとで酵素に添付されてきた反応緩衝液を用いて100
μl中で、37℃で2時間インキュベートすることによ
り切断し、1%アガロースゲル電気泳動で分離し、PA
PcDNAを含むアガロース断片を切り出し、このDN
Aをミリカップ(ミリポア社製)を用い本製品に添付さ
れた手順書に従い回収した。回収されたDNAを含む約
300μlの溶液と300μlのフェノール/クロロフ
ォルムを加え攪拌後,前述の卓上遠心機とアングルロー
ターで15000rpm,20℃で10分遠心し2層に
分離させた。上層の水層を取りこれに30μlの3M酢
酸ナトリウムと1000μlのエタノールを加え攪拌後
−80℃で冷却した。前述の卓上遠心機とアングルロー
ターで15000rpm,−10℃で10分遠心しcD
NAを沈澱させ上清を捨てた。70%エタノールを10
00μl加え同条件で遠心分離後,本エタノールを除去
し本PAPcDNAを乾燥させ,20μlの滅菌水に懸
濁した。
【0124】本DNA1μlを、クイックプライムDN
Aラベリングキット(ファルマシア社製)を用い,本キ
ットに添付された手順書に従い、(a−32P)dCT
P(ニュウイングランドニュウクリアーデュポン社製)
を使用してラジオアイソトープでラベルされた核酸プロ
ーブを作成した。本プローブはニックカラム(ファルマ
シア社製)を用いて本カラムに添付された手順書に従い
精製した。
【0125】焼付けの終了したナイロン膜20枚をハイ
ブリバッグ(コスモバイオ社製)に入れ、5xSSPE
(モレキュラークローニング第2版参照)、5xデンハ
ルト液(モレキュラークローニング第2版参照)、0.
2%SDS、熱変性した5mg/ml牛胸腺DNAから
なる200mlのハイブリダイゼーション液を加え熱に
より本バッグを密封した後、緩やかに振盪しながら、6
5℃で2時間プレハイブリダイゼーションを行なった。
【0126】ハイブリダイゼーション溶液を新たなもの
に入れ換えた後、95℃で10分間加熱変性し氷上で急
冷して得られた前述のハイブリダイゼーションプローブ
を加え熱により本バッグを密封した後、65℃で15時
間緩やかに振盪しながら、ハイブリダイゼーションを行
なった。
【0127】ナイロン膜を本バッグより取り出し、10
mM燐酸緩衝液(pH7.0)、0.2%SDS、1m
MEDTAよりなる洗浄液中室温で、激しく30分間振
盪した。
【0128】この操作を再度行ない、非特異的に吸着し
たプローブを取り除いた。
【0129】本ナイロン膜を風乾後,バイオイメージア
ナライザー(富士フィルム社製)による解析、もしくは
X線フィルム(富士フィルム社製)を用いたオートラジ
オグラフィによる解析により、プローブとハイブリダイ
ズした組み換えDNAを持つファージの存在する位置を
プレート上に同定した。
【0130】目的領域を含む、直径1cm程の領域に存
在するファージを、ソフトアガーごと寒天培地より掻き
取り、1mlの前述のファージ希釈液に懸濁した。
【0131】本ファージ懸濁液1μlを1000μlの
ファージ希釈液で希釈し、さらに本希釈ファージ懸濁液
1μlを1000μlのファージ希釈液で希釈した。
【0132】宿主大腸菌LE392(EMBL3に添付
されてきたもの)を、0.2%マルトースと10mMM
gSO4 を含むLB培地20ml中37℃で一夜培養
し、前述の高速遠心器とアングルローター(No.4N
−IV)を用いて3000rpm,4℃で10分間遠心
分離して、菌体を回収し10mlの10mMMgSO4
に懸濁した。2度希釈された前述の希釈ファージ液1μ
l、50μlをそれぞれ150μlの本宿主大腸菌LE
392懸濁液と混合し37℃で15分間インキュベート
し感染させた後、前述のようにソフトアガーに包埋後寒
天培地上に蒔いた。
【0133】本培地上に作製したファージ集団を、前述
の方法でバイオダインAに移しとり前述の条件で、ハイ
ブリダイゼーションを行ない、目的組み換えファージを
捜し出した。
【0134】これらの操作を繰り返すことにより、寒天
培地上に蒔かれた全てのファージが、プローブとハイブ
リダイズするようにし、最終的に56個の独立したファ
ージを得た。
【0135】[実施例8](PAP染色体DNAの塩基
配列の決定)
【0136】実施例7で得られた56個のファージをつ
まようじで突き刺し、それをそれぞれ150μlの前述
の宿主大腸菌LE392懸濁液中に懸濁し、37℃で1
5分間インキュベートすることにより、感染させた。
【0137】本大腸菌を前述のようにソフトアガーに包
埋後寒天培地上に蒔き、37℃で8時間保温することに
よりソフトアガー中の大腸菌を溶菌させた。
【0138】各寒天培地上に5mlのファージ希釈液を
重層し、緩やかに振盪しながら4℃で2時間放置した。
【0139】本懸濁液を遠心チューブに移し、前述の高
速遠心器を用いアングルローター(No.4N−IV)
を使用して5000rpm,4℃で15分間遠心分離し
その上清に等量の20%ポリエチレングリコール600
0および2M塩化ナトリウムからなるファージ濃縮液を
加え攪拌後氷中で2時間放置した。
【0140】これを前述の高速遠心器とローターを用い
15000rpm,4℃で15分間遠心分離しファージ
を沈澱させた。
【0141】本ファージを1mlの前述のファージ希釈
液に懸濁し、DNA分解酵素(DNaseI,宝酒造社
製)とRNA分解酵素(RNaseA,ファルマシア社
製)をそれぞれ10ユニットずつ加え、37℃で30分
間保温した。
【0142】これにSDSとEDTAをそれぞれ終濃度
0.2%,5mMになるように加えた後、タンパク質分
解酵素(プロテネースK,ベーリンガー社製)を終濃度
50μg/mlになるように加え、65℃で30分間加
熱した。
【0143】本溶液に等量のフェノール:クロロフォル
ム(1:1)を加え激しく攪拌した後、前述の高速遠心
器とローターを用いて10000rpm,20℃で10
分間遠心分離することによりにより2層に分離させ上層
の水層を回収した。
【0144】本遠心分離操作を3回繰り返した後、10
0μlの3M酢酸ナトリウムと3mlのエタノールを加
え−20℃で30分間冷却した。これを前述の高速遠心
器とローターを用い5000rpm,−10℃で15分
間遠心分離しDNAを沈澱させた。70%エタノールを
3ml加え同条件で遠心分離後,本エタノールを除去し
本組み換えファージDNAを乾燥させ,100μlの滅
菌水に懸濁した。
【0145】本組み換えファージDNA5μlを10ユ
ニットの制限酵素BamHI(宝酒造社製)で本酵素に
添付された反応緩衝液を用いて37℃で2時間保温する
ことにより切断し、挿入されたアメリカヤマゴボウの染
色体DNAをベクターであるEMBL3より切り離し、
1%アガロースゲル中で電気泳動により分離した。
【0146】本アガロースゲルを0.25N塩酸中で1
5分間振盪した後、0.4N水酸化ナトリウム,0.6
N塩化ナトリウムからなる溶液中で15分間振盪した。
【0147】キャピラリー法(モレキュラークローニン
グ第2版参照)によりナイロン膜、バイオダインB(日
本ポール社商品名)に本ゲル中に含まれるDNAを転写
液として0.4N水酸化ナトリウム,0.6N塩化ナト
リウムからなる溶液を使用して15時間転写した後、実
施例7と同様の条件によりハイブリダイゼーションを行
なった。
【0148】本実験によりラジオアイソトープラベルし
たPAPcDNAプローブと特に強くハイブリダイズす
る断片を同定した。
【0149】本組み換えファージDNA5μlを10ユ
ニットの制限酵素BamHI(宝酒造社製)で本酵素に
添付された反応緩衝液を用いて20μl中で37℃で2
時間保温することにより切断後、本反応液に80μlの
滅菌水と100μlのフェノール/クロロフォルムを加
え攪拌後,前述の卓上遠心機とアングルローターで15
000rpm,20℃で10分遠心し2層に分離させ
た。上層の水層を取りこれに10μlの3M酢酸ナトリ
ウムと300μlのエタノールを加え攪拌後−80℃で
冷却した。前述の卓上遠心機とアングルローターで15
000rpm,−10℃で10分遠心し本DNAを沈澱
させ上清を捨てた。70%エタノールを200μl加え
同条件で遠心分離後,本エタノールを除去し本DNAを
乾燥させた。乾燥した本DNAを20μlの滅菌水に懸
濁した。
【0150】1μgのプラスミドベクター、pBlue
scriptKS(−)(ストラタジーン社製)を10
ユニットの制限酵素BamHI(宝酒造社製)で本酵素
に添付された反応緩衝液を用いて20μl中で37℃で
2時間保温することにより切断後、本反応液に80μl
の滅菌水と100μlのフェノール/クロロフォルムを
加え攪拌後,前述の卓上遠心機とアングルローターで1
5000rpm,20℃で10分遠心し2層に分離させ
た。上層の水層を取りこれに10μlの3M酢酸ナトリ
ウムと300μlのエタノールを加え攪拌後−80℃で
冷却した。前述の卓上遠心機とアングルローターで15
000rpm,−10℃で10分遠心し本DNAを沈澱
させ上清を捨てた。70%エタノールを200μl加え
同条件で遠心分離後,本エタノールを除去し本DNAを
乾燥させた。乾燥した本DNAを20μlの滅菌水に懸
濁した。本ベクターDNA1μlと前述のBamHIで
切断された組み換えファージDNA5μlをT4DNA
ライゲース(ベセスダリサーチ社製)により本酵素に添
付されてきた反応緩衝液を使用して、20μl中で14
℃で20時間インキュベートすることにより、組み換え
DNAを作製した。
【0151】本組み換えプラスミドで、宿主大腸菌JM
109(宝酒造社製)を常法により形質転換し、50μ
g/mlの抗生物質アンピシリンを含むLB寒天培地上
に蒔き、37℃で15時間培養することにより、組み換
えプラスミドを持つ大腸菌を得た。
【0152】本大腸菌を、抗生物質アンピシリンを含む
LB液体培地中で、37℃で12時間振盪培養した。
【0153】本菌体を緩衝液に懸濁後、SDSを含むア
ルカリ溶液を加え、室温で5分間放置することにより、
溶菌させた(モレキュラークローニング第2版参照)。
【0154】これに酢酸カリウムを加え、室温で15分
放置し中和後、遠心分離により残渣を除き、上清を得た
(モレキュラークローニング第2版参照)。
【0155】本上清450μlに300μlのイソプロ
パノールを加え、−20℃で30分間冷却後、前述の卓
上遠心機とアングルローターで15000rpm,−1
0℃で10分遠心し本DNAを沈澱させ上清を捨てた。
70%エタノールを500μl加え同条件で遠心分離
後,本エタノールを除去し本DNAを乾燥させた。乾燥
した本DNAを100μlの滅菌水に懸濁した。
【0156】本懸濁液に、50μlの7.5M酢酸アン
モニウムを加え、4℃で30分間冷却後、前述の卓上遠
心機とアングルローターで12000rpm,4℃で1
0分遠心分離し不溶化物を沈澱させ、上清を得た。
【0157】本上清に、500μlのエタノールを加
え、−80℃で30分間冷却後、前述の卓上遠心機とア
ングルローターで15000rpm,−10℃で10分
遠心し本DNAを沈澱させ上清を捨てた。70%エタノ
ールを500μl加え同条件で遠心分離後,本エタノー
ルを除去し本DNAを乾燥させた。乾燥した本DNAを
100μlの滅菌水に懸濁した。
【0158】本組み換えDNAの塩基配列を決定するた
めに,既に決定したPAPcDNAの塩基配列をもとに
DNAシンセサイザー(ABI社製)を用いシークエン
シング用プライマーを作成し,OPCカラム(ABI社
製)を使用して本カラムに添付されてきた手順書に従い
精製し滅菌水に懸濁した。
【0159】本シークエンシングプライマーを使用し,
T7シークエンスキット(ファルマシア社製)を用い本
キットに添付された手順書に従い部分塩基配列を決定し
た。
【0160】得られた部分塩基配列をもとに,新たなシ
ークエンシング用プライマーを前述のように作成し,本
シークエンシングプライマーを使用し,T7シークエン
スキット(ファルマシア社製)を用い本キットに添付さ
れた手順書に従い部分塩基配列を決定した。
【0161】本部分塩基配列決定の操作を,複数回繰り
返すことにより既に決定されたPAPcDNAの塩基配
列を含む2472塩基対よりなる塩基配列を決定した
(配列番号1に示す)。
【0162】本塩基配列を、ダナシス塩基配列解析シス
テム(宝酒造社製品)を用いて解析したところ、PAP
をコードする領域の全塩基配列(配列番号1の塩基配列
中、1086〜1868で示される塩基配列)、PAP
遺伝子の発現を調節しているであろうと予想されるその
5′上流の領域(1014〜1085)および3′下流
の領域(1869〜1895)の塩基配列を決定した。
【0163】[実施例9](PAP発現ベクターの構
築)
【0164】既に決定したPAPの塩基配列をもとに、
プライマー3(配列番号4に示す)およびプライマー4
(配列番号5に示す)の2つのPCR用プライマーを、
DNAシンセサイザー(ABI社製)を用い作成し,O
PCカラム(ABI社製)を使用して本カラムに添付さ
れてきた手順書に従い精製し滅菌水に懸濁した。
【0165】実施例8で得たPAP遺伝子を組み込んだ
組み換えプラスミド10ngを鋳型とし、上記2つのプ
ライマー(プライマー3,プライマー4)を用い実施例
3で前述したPCR条件により、翻訳開始コドン上に制
限酵素サイトNdeIを持つDNA断片を特異的に増幅し
た。
【0166】本DNA断片を実施例3で前述したPCR
断片クローニング法と同様にして制限酵素HincII(宝酒
造社製)で切断されたプラスミドベクターpHSG39
7(宝酒造製)と本DNA断片をT4DNAライゲース
(ベセスダリサーチ社製)に結合させ,大腸菌JM10
9を形質転換し,組み換えプラスミドDNAを得た。
【0167】本プラスミドに組み込まれたDNA断片の
塩基配列をM4シークエンシングプライマー(宝酒造社
製)とリバースシークエンシングプライマー(宝酒造社
製)とを使用し,T7シークエンスキット(ファルマシ
ア社製)を用い本キットに添付された手順書に従い部分
塩基配列を決定し、塩基配列に変化の無いことを確認し
た。
【0168】1μgの本プラスミドをそれぞれ10ユニ
ットの制限酵素NdeIとHindIII(宝酒造社製)で本酵素
に添付された反応緩衝液を用いて20μl中で37℃で
2時間保温することにより切断後、本反応液に80μl
の滅菌水と100μlのフェノール/クロロフォルムを
加え攪拌後,前述の卓上遠心機とアングルローターで1
5000rpm,20℃で10分遠心し2層に分離させ
た。上層の水層を取りこれに10μlの3M酢酸ナトリ
ウムと300μlのエタノールを加え攪拌後−80℃で
冷却した。前述の卓上遠心機とアングルローターで15
000rpm,−10℃で10分遠心し本DNAを沈澱
させ上清を捨てた。70%エタノールを200μl加え
同条件で遠心分離後,本エタノールを除去し本DNAを
乾燥させた。乾燥した本DNAを20μlの滅菌水に懸
濁した。
【0169】遺伝子発現ベクターは羽深等により作成さ
れたpSH7(特願平1−210767号)を使用し
た。
【0170】本発現ベクターもそれぞれ10ユニットの
制限酵素NdeIとHindIII(宝酒造社製)で本酵素に添付
された反応緩衝液を用いて20μl中で37℃で2時間
保温することにより切断後、本反応液に80μlの滅菌
水と100μlのフェノール/クロロフォルムを加え攪
拌後,前述の卓上遠心機とアングルローターで1500
0rpm,20℃で10分遠心し2層に分離させた。上
層の水層を取りこれに10μlの3M酢酸ナトリウムと
300μlのエタノールを加え攪拌後−80℃で冷却し
た。前述の卓上遠心機とアングルローターで15000
rpm,−10℃で10分遠心し本DNAを沈澱させ上
清を捨てた。70%エタノールを200μl加え同条件
で遠心分離後,本エタノールを除去し本DNAを乾燥さ
せた。乾燥した本DNAを20μlの滅菌水に懸濁し
た。
【0171】上記2つのDNAを1μlずつ混ぜ実施例
3で前述したようにT4DNAライゲース(ベセスダリ
サーチ社製)により結合させ,大腸菌JM109を形質
転換した。
【0172】形質転換体より組み換えプラスミドを調製
し制限酵素による分解パターンを解析したところ、PA
Pの遺伝子を組み込んだ発現ベクターを持つ大腸菌を3
種得ることができた。
【0173】[実施例10](大腸菌でのPAPの発現
法)
【0174】PAPの発現実験では前述の3種の組織体
と、コントロールとしてpSH7のみを持つ大腸菌を使
用した。
【0175】これら菌体を以下のように培養した。
【0176】50μg/mlのアンビシリンを含む2m
lのルリアブロス(LB)中で、各菌体を30℃で9時
間振盪培養した。
【0177】本培養液を250mlの前述の培地に0.
1mMのIPTGを加えた培地に移し30℃で15時間
振盪培養を続けた。
【0178】翌日、本菌体を前述の高速遠心器を用いア
ングルローター(No.17N)を使用して5000r
pm,4℃で15分間遠心分離することにより本菌体を
集め、50mlの10mMリン酸緩衝液(pH6.0)
に懸濁後、超音波破砕器(ブランソンソニファー,セン
トラル科学貿易社製)を用い本装置の出力目盛り1の力
で1分間本懸濁液に作用させ菌体を破砕した。
【0179】本破砕液を前述の高速遠心器を用いアング
ルローター(No.4N−IV)を使用して10000
rpm,4℃で15分間遠心分離することにより、菌体
の残渣を除き,上清である菌体の粗抽出液を得た。
【0180】本上清およそ10mlを透析チューブ(池
田理科社製)に入れ前述の緩衝液1000mlに透析し
た。外液である緩衝液はおよそ10時間おきに3回新し
いものに交換した。透析終了後の本上清を活性測定に使
用した。
【0181】[実施例11](RNA N−グリコシダ
ーゼ活性の測定法)
【0182】PAPを含むリボゾーム不活性タンパク質
の生化学的活性は、25SリボゾームRNA上のただ1
つの特異的アデニンを引き抜くことである。
【0183】この活性はRNA N−グリコシダーゼ活
性といわれている。
【0184】本活性を調べるため以下のように実験を行
なった。
【0185】小麦胚芽抽出液(アムシャム(Amars
ham)社製)8μlとアッセイ緩衝液(250mMト
リス緩衝液pH7.6,250mM KCl,50mM
MgCl2 )2μlに前述の上清10μlを加え37
℃で1時間反応させた。
【0186】コントロールとして菌体の上清の代わりに
蒸留水または10ngのMAP遺伝子(特開平2−18
6988号)を使用した。
【0187】反応終了後,本反応液に80μlの滅菌水
と100μlのフェノール/クロロフォルムを加え攪拌
後,前述の卓上遠心機とアングルローターで15000
rpm,20℃で10分遠心し2層に分離させた。上層
の水層を取りこれに10μlの10M塩化リチウムと3
00μlのエタノールを加え攪拌後−80℃で冷却し
た。前述の卓上遠心機とアングルローターで15000
rpm,−10℃で10分遠心し全核酸を沈澱させ上清
を捨てた。70%エタノールを200μl加え同条件で
遠心分離後,本エタノールを除去し本全核酸を乾燥させ
た。
【0188】既に発表されている小麦の25SrRNA
の塩基配列をもとに、特異的アデニンの44塩基下流に
相補的なプライマーをDNAシンセサイザー(ABI社
製)を用い作成し,OPCカラム(ABI社製)を使用
して本カラムに添付されてきた手順書に従い精製し滅菌
水に懸濁した。本プライマー1μMを、前述のM−ML
V逆転写酵素用緩衝液中で本核酸とを37℃で15分間
保温しアニールさせた。
【0189】本反応液(3.5μl)にM−MLV逆転
写酵素(ベセスタリサーチ社製),各1mMのdAT
P,dTTP,dGTP,dCTPを含む溶液,(α−
32P)dCTP(ニュウイングランドニュークリアデ
ュポン社製)をそれぞれ0.5μl加え37℃で1時間
反応させた。
【0190】反応終了後、1%のブロムフェノールブル
ーとキシレンシアノールを含む等量のホルムアミドを加
え95℃で3分間加熱し核酸を変性させ,氷中で急冷し
た。バイオラッド社製の塩基配列決定用装置に添付され
てきた手順書に記載されたように塩基配列決定用ゲルを
作成し,45cmの長さの塩基配列決定用装置(宝酒造
社製)を用いて1800ボルトで2時間電気泳動した。
【0191】泳動終了後、ゲルをろ紙に移しとりゲル乾
燥器で乾燥させた後、オートラジオグラフィを行なっ
た。
【0192】PAPの遺伝子を持つ菌体上清を用いる
と、MAPを用いた場合と同じ位置に特異的にDNA鎖
の伸長が停止したことを示すバンドを認めることができ
た。
【0193】蒸留水やpSH7の菌体上清を用いた場合
本バンドを認めることはできなかった。
【0194】
【配列表】
【0195】配列番号:1 配列の長さ:2472 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA ハイポセティカル配列:No アンチセンス:No 起源 生物名:Phytolacca americana 組織の種類:植物全体 配列の特徴 特徴を表わす記号:CAAT signal 存在位置:549..552 特徴を決定した方法:S 特徴を表わす記号:CAAT signal 存在位置:627..630 特徴を決定した方法:S 特徴を表わす記号:TATA signal 存在位置:845..850 特徴を決定した方法:S 特徴を表わす記号:sig peptide 存在位置:1014..1085 特徴を決定した方法:S 特徴を表わす記号:mat peptide 存在位置:1086..1868 特徴を決定した方法:S 特徴を表わす記号:polyA site 存在位置:2130..2135 特徴を決定した方法:S
【0196】 配列 TTTATGAATA CTTTATAGTA TTAATAAATG AACATTATTC TATGATGCTA AGCTGCTAAT 60 CACAAGAATA ACTAGGTCTA GCAACTGTAG AGTGACGTTG TGACCACCTT TTTATGTGAT 120 TGGATTTGAC TATCATAGTG ATTATTTTCT TAGAGTGTTA CTTTTTCAAA GACATTTCAG 180 GTGAATAAAA AGAGAATAAA AAAATACTTT CAACAAAATC CATACCAAGA GTGTTTCAGG 240 AGGGCTTGAG GTTTAAGTAT AGAAGTCTTT TCTTTTGGAA ATCAAGTACC ATTTACTGAT 300 TTATATAAAT GGGTGAATCA AATGGTGTTC ATAATGAGGT TAGGAATATA GAATGTACGC 360 AATCATTATC CGTCTTATGC AAGATAGAAA TGTTGTTTTT AGGAGATCCT TGACTCAAAA 420 AAGTTTCAAA ATGACTCATG TTAAAAAAAA ATAAAACCAC TAATTAATAA TGAACATAAA 480 GTAGTAATTT TAGTAATTGT ATTGGTAATA AATATAATAG TACAAGTAAT AGTCATTATA 540 GTAGTAGTCA ATAATAATAA TAATTATTAT TATTATTATT ATTATTATAA CTAAATAAAT 600 AAATAATGAA ATGCTCCTAA TACCAACAAT GAATGAGTAA AATGTAGAGA GAGAGAGTAT 660 ATTTATATCA TCTGCAAATA AAATAAATTA ATAATAAATA AATAGGTAAA ATATAAGAGC 720 GGGGTATTTT TTTACGGTAC GTAAGAAAGG TTGGCATCTA GAAAAGATTC TAGAAAAAAA 780 AGATTGGCTA TATATATATA TATATATATA TATATATATA TATATATATA TATATATATA 840 TATATATAAA GAGAGTGGAA GGGCAGCCTA AAAAGAAATT CTGAAACTCG CGAAACACCA 900 GTGGTCAAGA AACTACATAT TGGTTAAAAT GAAATTCGAT TTAATTTCAA GCATTAATAT 960 GTGTTTTCTT TATGTTGCAT AGGTGAAAGT GTTGAAAGCA GCAACAAGGG AAG 1013 ATG AAG ATG ATG GTG GTG GTT GTT GTG ATG ATG TTA TCA TGG CTC 1058 Met Lys Met Met Val Val Val Val Val Met Met Leu Ser Trp Leu -24 -20 -15 -10 ATT CTT AAA CCA CCT TCA ACT TGG GCC ATA AAT ACA ATC ACC TTC 1103 Ile Leu Lys Pro Pro Ser Thr Trp Ala Ile Asn Thr Ile Thr Phe -5 1 5 GAT GTT GGA AAT GCA ACC ATT AAC AAG TAT GCC ACC TTT ATG AAA 1148 Asp Val Gly Asn Ala Thr Ile Asn Lys Tyr Ala Thr Phe Met Lys 10 15 20 TCG ATT CAT AAT CAA GCG AAA GAT CCC ACC CTG AAG TGC TAT GGC 1193 Ser Ile His Asn Gln Ala Lys Asp Pro Thr Leu Lys Cys Tyr Gly 25 30 35 ATA CCA ATG TTG CCC AAT ACT AAT TTG ACT CCC AAG TAC TTG TTG 1238 Ile Pro Met Leu Pro Asn Thr Asn Leu Thr Pro Lys Tyr Leu Leu 40 45 50 GTT ACG CTC CAA GAT TCA AGT TTA AAA ACC ATC ACA CTA ATG CTG 1283 Val Thr Leu Gln Asp Ser Ser Leu Lys Thr Ile Thr Leu Met Leu 55 60 65 AAG CGA AAC AAC TTG TAT GTG ATG GGC TAT GCT GAC ACC TAT AAT 1328 Lys Arg Asn Asn Leu Tyr Val Met Gly Tyr Ala Asp Thr Tyr Asn 70 75 80 GGC AAG TGT CGT TAT CAT ATA TTT AAG GAT ATC TCA AAT ACT ACT 1373 Gly Lys Cys Arg Tyr His Ile Phe Lys Asp Ile Ser Asn Thr Thr 85 90 95 GAA CGA AAT GAT GTG ATG ACT ACT CTT TGC CCA AAT CCG AGT TCT 1418 Glu Arg Asn Asp Val Met Thr Thr Leu Cys Pro Asn Pro Ser Ser 100 105 110 CGT GTT GGT AAA AAC ATT AAC TAT GAT AGC AGT TAT CCA GCA TTG 1463 Arg Val Gly Lys Asn Ile Asn Tyr Asp Ser Ser Tyr Pro Ala Leu 115 120 125 GAA AAG AAA GTA GGA CGA CCA AGA AGT CAA GTC CAA CTC GGA ATT 1508 Glu Lys Lys Val Gly Arg Pro Arg Ser Gln Val Gln Leu Gly Ile 130 135 140 CAA ATA CTC AAC AGT GGC ATT GGA AAG ATC TAT GGA GTG GAT TCA 1553 Gln Ile Leu Asn Ser Gly Ile Gly Lys Ile Tyr Gly Val Asp Ser 145 150 155 TTC ACT GAG AAA ACT GAA GCC GAA TTC CTG TTA GTA GCC ATC CAA 1598 Phe Thr Glu Lys Thr Glu Ala Glu Phe Leu Leu Val Ala Ile Gln 160 165 170 ATG GTT TCA GAG GCA GCG CGG TTC AAG TAC ATA GAA AAT CAG GTG 1643 Met Val Ser Glu Ala Ala Arg Phe Lys Tyr Ile Glu Asn Gln Val 175 180 185 AAG ACT AAT TTT AAT AGA GCA TTC TAC CCT AAT GCC AAA GTA CTT 1688 Lys Thr Asn Phe Asn Arg Ala Phe Tyr Pro Asn Ala Lys Val Leu 190 195 200 AAC TTG GAG GAG AGT TGG GGT AAG ATC TCT ACG GCG ATT CAC AAT 1733 Asn Leu Glu Glu Ser Trp Gly Lys Ile Ser Thr Ala Ile His Asn 205 210 215 GCC AAG AAT GGG GCT TTA ACC AGT CCT CTA GAG CTA AAA AAT GCA 1778 Ala Lys Asn Gly Ala Leu Thr Ser Pro Leu Glu Leu Lys Asn Ala 220 225 230 AAC GGT AGC AAG TGG ATA GTG CTG AGA GTG GAT GAT ATC GAA CCT 1823 Asn Gly Ser Lys Trp Ile Val Leu Arg Val Asp Asp Ile Glu Pro 235 240 245 GAT GTG GGA CTC CTT AAG TAT GTT AAT GGG ACC TGC CAG GCA ACT 1868 Asp Val Gly Leu Leu Lys Tyr Val Asn Gly Thr Cys Gln Ala Thr 250 255 260 TAC CAA AGT GCC ATG TTC CCT CAC CTA TAA TGTCTACTTA TTATAATTAC 1918 Tyr Gln Ser Ala Met Phe Pro His Leu *** 265 270 ATGGCTAATC TTGGTGACTC TATTTGAAGG ATTCTAATCA TAGACATAAT ACGGAGTATA 1978 TATATATTAC TCAAACTATA TTATAAAGCT TAAATAAGAG GCCGTGCCAA TGGGTACTTG 2038 TTGCCTTGTG CTATACGGTG TTGTTTATTA TGCCTTGTAT GCTTGTAATA TTATCTGAGA 2098 ACAAGTTGTA CTGTGTAATA GTCTTGTTTG AAATAAATCT TTCAATTATG ATGGGTTTAG 2158 ATACATCTCA TATATGTTTT TTAATAGGTA TGATTTGGCT AGTTACTAGG GCTAAAACAA 2218 AACTGGGCTG GGCAATCAAA GTCAATGTAG ATGCTTCCAA TCAATCTTGT ACACTAAAAA 2278 TGGGATGCAT CTAAGCCCAT CGAAATTTTT CTTGACCCTC TCCCATTCCG TGAACCAATC 2338 AAAGTTAACG TAGATGTTTC TTTCTACCCT AACTCTGATT TTACAGGCTT AGTGTCTGTT 2398 GGTAGAGACA GCTCGAGACA GGTGATGACT GCCTTGCTCA CCATGGTCAT GCTTACGCGA 2458 CTATGCATCA GGAG 2472
【0197】配列番号:2 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル配列:No アンチセンス:No 起源 生物名:Phytolacca americana 配列の特徴 特徴を決定した方法:S 他の情報:12番目および15番目のNはA又はC又は
G又はTを表わす。 配列 AAYAARTAYG CNACNTTYAT G 21
【0198】配列番号:3 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル配列:No アンチセンス:Yes 起源 生物名:Phytolacca americana 配列の特徴 特徴を決定した方法:S 他の情報:6番目のNはA又はC又はG又はTを表わ
す。 配列 ATYTTNCCCC ARTTYTCYTC 20
【0199】配列番号:4 配列の長さ:33 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル配列:No アンチセンス:No 起源 生物名:Phytolacca americana 配列の特徴 特徴を決定した方法:E 配列 GGGCATATGA AGATGATGGT GGTGGTTGTT GTG 33
【0200】配列番号:5 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル配列:No アンチセンス:Yes 起源 生物名:Phytolacca americana 配列の特徴 特徴を決定した方法:E 配列 AGTACAACTT GTTCTCAGAT 20
【0201】
【発明の効果】
【0202】本発明によれば、季節、天候などによって
影響を受けず、安定して、リシンと同程度の試験管内蛋
白質合成阻害活性等を持つ新規なPAPを供給すること
ができる。
【0203】また、本発明によれば、形質転換植物にお
いて、時期および器官特異的に目的遺伝子を発現させる
ことが可能な塩基配列の遺伝子を供給することができ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 21/02 C12R 1:19) (C12N 1/21 C12R 1:19) (72)発明者 宮野 雅司 神奈川県横浜市緑区梅が丘6−2 日本た ばこ産業株式会社生命科学研究所内 (72)発明者 小岩井 晃 神奈川県横浜市緑区梅が丘6−2 日本た ばこ産業株式会社生命科学研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列表の配列番号1のアミノ酸配列中、
    1〜261で示されるアミノ酸配列を有する、新規なプ
    ロテイン。
  2. 【請求項2】 配列表の配列番号1のアミノ酸配列中、
    1〜261で示されるアミノ酸配列をコードする、遺伝
    子。
  3. 【請求項3】 配列表の配列番号1の塩基配列中、10
    86〜1868の塩基配列で示される、遺伝子。
  4. 【請求項4】 配列表の配列番号1の塩基配列中、10
    14〜1895の塩基配列で示される、発現型遺伝子。
JP32967291A 1991-11-20 1991-11-20 新規なプロテインおよびそれをコードする遺伝子 Pending JPH05137580A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0808902A3 (en) * 1996-05-22 1998-02-04 Jinro Limited Novel genes encoding antiviral proteins of Phytolacca insularis Nakai and recombinant microorganisms expressing the same proteins
WO2013065439A1 (ja) 2011-11-01 2013-05-10 味の素株式会社 植物ウイルスの感染抑制剤およびそれを用いた植物ウイルス感染抑制方法

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