JPH05140402A - フツ素ゴム組成物 - Google Patents
フツ素ゴム組成物Info
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- JPH05140402A JPH05140402A JP33144391A JP33144391A JPH05140402A JP H05140402 A JPH05140402 A JP H05140402A JP 33144391 A JP33144391 A JP 33144391A JP 33144391 A JP33144391 A JP 33144391A JP H05140402 A JPH05140402 A JP H05140402A
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- Japan
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- fluororubber
- amino
- organopolysiloxane
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- parts
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 フッ素ゴム100重量部にアミノ変性オルガ
ノポリシロキサンを1〜50重量部配合してなることを
特徴とするフッ素ゴム組成物である。 【効果】 本発明によれば、耐熱性、耐低温性、離型
性、耐薬品性に優れ、かつシリコーンゴムの特性を加味
したフッ素ゴム組成物を得ることができ、また、この組
成物はエラストマー組成物なので広い用途に使用するこ
とができる。
ノポリシロキサンを1〜50重量部配合してなることを
特徴とするフッ素ゴム組成物である。 【効果】 本発明によれば、耐熱性、耐低温性、離型
性、耐薬品性に優れ、かつシリコーンゴムの特性を加味
したフッ素ゴム組成物を得ることができ、また、この組
成物はエラストマー組成物なので広い用途に使用するこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アミノ変性オルガノポ
リシロキサンを添加することにより、低温特性、表面離
型性などを向上させたフッ素ゴム組成物に関する。
リシロキサンを添加することにより、低温特性、表面離
型性などを向上させたフッ素ゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】フッ素
ゴムは耐熱性、耐薬品性に優れるエラストマーである
が、高価で、かつ加工性が悪いため、従来からフッ素ゴ
ムと他種ポリマーとをブレンドしたフッ素ゴム組成物が
検討されている。
ゴムは耐熱性、耐薬品性に優れるエラストマーである
が、高価で、かつ加工性が悪いため、従来からフッ素ゴ
ムと他種ポリマーとをブレンドしたフッ素ゴム組成物が
検討されている。
【0003】しかしながら、いまだ工業的に有用なフッ
素ゴム組成物は得られておらず、特にフッ素ゴムと同様
に耐熱性に優れるシリコーンゴムとのブレンドについて
は多くの研究が続けられているが、両者は基本的に相溶
性が悪いため、混練が困難であり、このため得られた成
形品は架橋時の相分離による相剥離が発生し、実用的な
物性を得ることができず、工業的に成功した例は極めて
少ない。
素ゴム組成物は得られておらず、特にフッ素ゴムと同様
に耐熱性に優れるシリコーンゴムとのブレンドについて
は多くの研究が続けられているが、両者は基本的に相溶
性が悪いため、混練が困難であり、このため得られた成
形品は架橋時の相分離による相剥離が発生し、実用的な
物性を得ることができず、工業的に成功した例は極めて
少ない。
【0004】フッ素ゴムとシリコーンゴムとをブレンド
したフッ素ゴム組成物の製造方法としては、作業性、離
型性を向上させることを目的としてオルガノポリシロキ
サンをフッ素ゴムに添加する方法(特開平3−2230
8号公報)などが提案されている。しかし、オルガノポ
リシロキサンはフッ素ゴムとの反応性を有していないた
め、上述のように相溶性が悪く、得られた成形品はシリ
コーン成分がブリードし、物性に経時的変化が生じる危
険があるので、オルガノポリシロキサンの配合量はフッ
素ゴム100重量部に対し1〜15重量部の添加範囲と
されている。
したフッ素ゴム組成物の製造方法としては、作業性、離
型性を向上させることを目的としてオルガノポリシロキ
サンをフッ素ゴムに添加する方法(特開平3−2230
8号公報)などが提案されている。しかし、オルガノポ
リシロキサンはフッ素ゴムとの反応性を有していないた
め、上述のように相溶性が悪く、得られた成形品はシリ
コーン成分がブリードし、物性に経時的変化が生じる危
険があるので、オルガノポリシロキサンの配合量はフッ
素ゴム100重量部に対し1〜15重量部の添加範囲と
されている。
【0005】また、パーオキサイドを添加することによ
り、加熱時に剪断変形を加えてオルガノポリシロキサン
をフッ素ゴムに固定する方法(特開平1−198646
号公報)が提案されている。この方法においては、シリ
コーンゴム以外に第3のエラストマー、即ち両者のSP
値の中間値においてパーオキサイド架橋可能なエラスト
マーを添加することが必要であり、このため耐熱性など
を考慮すると第3成分は限定されたものとなると共に、
この組成物はアミン又はポリオール架橋系となることか
ら、微量水分により常温で反応が進んでしまう危険性が
あり、保存安定性にも不安が残る。
り、加熱時に剪断変形を加えてオルガノポリシロキサン
をフッ素ゴムに固定する方法(特開平1−198646
号公報)が提案されている。この方法においては、シリ
コーンゴム以外に第3のエラストマー、即ち両者のSP
値の中間値においてパーオキサイド架橋可能なエラスト
マーを添加することが必要であり、このため耐熱性など
を考慮すると第3成分は限定されたものとなると共に、
この組成物はアミン又はポリオール架橋系となることか
ら、微量水分により常温で反応が進んでしまう危険性が
あり、保存安定性にも不安が残る。
【0006】更に、架橋剤を変性オルガノポリシロキサ
ンとする方法(特開平2−173145号公報)が提案
されているが、この方法においては混練から成形に到る
間の保存中に架橋剤のブリードによって架橋密度が不安
定となったり、また、架橋剤として作用する変性オルガ
ノポリシロキサンを多量に添加すると物性の低下となっ
てしまうなどの問題がある。
ンとする方法(特開平2−173145号公報)が提案
されているが、この方法においては混練から成形に到る
間の保存中に架橋剤のブリードによって架橋密度が不安
定となったり、また、架橋剤として作用する変性オルガ
ノポリシロキサンを多量に添加すると物性の低下となっ
てしまうなどの問題がある。
【0007】このように、フッ素ゴムとオルガノポリシ
ロキサンとのブレンドに関しては、両者の相溶性の悪さ
を解決するための種々の提案がなされていながら、相間
剥離、混練作業性、保存安定性、オルガノポリシロキサ
ンのブリードなどの問題点をすべて解決し、優れた物理
的、化学的特性を満たすブレンド物を得るには多くの困
難がある。
ロキサンとのブレンドに関しては、両者の相溶性の悪さ
を解決するための種々の提案がなされていながら、相間
剥離、混練作業性、保存安定性、オルガノポリシロキサ
ンのブリードなどの問題点をすべて解決し、優れた物理
的、化学的特性を満たすブレンド物を得るには多くの困
難がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
上記の問題点を解決したオルガノポリシロキサンを含む
フッ素ゴム組成物を提供することを目的とする。
上記の問題点を解決したオルガノポリシロキサンを含む
フッ素ゴム組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、フッ素ゴム
100重量部にアミノ変性オルガノポリシロキサンを1
〜50重量部配合した場合、フッ素ゴムとアミノ基とが
反応してこのオルガノポリシロキサンがフッ素ゴムに固
定されるので、耐熱性、耐薬品性、機械的特性等のフッ
素ゴムの特性及び低温特性、離型性、作業性等のアミノ
変性オルガノポリシロキサンの特性が維持されると共
に、相溶性が悪く分離しやすいフッ素ゴムとオルガノポ
リシロキサンとのブレンドが容易になり、また、この組
成物及びこの組成物から得られる成形品におけるシリコ
ーン成分のブリード問題が解決され、安定した物性を有
するフッ素ゴム組成物を得ることができることを知見
し、本発明をなすに至った。
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、フッ素ゴム
100重量部にアミノ変性オルガノポリシロキサンを1
〜50重量部配合した場合、フッ素ゴムとアミノ基とが
反応してこのオルガノポリシロキサンがフッ素ゴムに固
定されるので、耐熱性、耐薬品性、機械的特性等のフッ
素ゴムの特性及び低温特性、離型性、作業性等のアミノ
変性オルガノポリシロキサンの特性が維持されると共
に、相溶性が悪く分離しやすいフッ素ゴムとオルガノポ
リシロキサンとのブレンドが容易になり、また、この組
成物及びこの組成物から得られる成形品におけるシリコ
ーン成分のブリード問題が解決され、安定した物性を有
するフッ素ゴム組成物を得ることができることを知見
し、本発明をなすに至った。
【0010】以下、本発明を更に詳しく説明すると、本
発明のフッ素ゴム組成物は、フッ素ゴム100重量部に
アミノ変性オルガノポリシロキサンを1〜50重量部配
合してなるものである。
発明のフッ素ゴム組成物は、フッ素ゴム100重量部に
アミノ変性オルガノポリシロキサンを1〜50重量部配
合してなるものである。
【0011】ここで、本発明のフッ素ゴム組成物を構成
する主材料であるフッ素ゴムは高度にフッ素化された弾
性共重合体であり、このようなフッ素ゴムとして具体的
には、ビニリデンフルオライドとヘキサフルオロプロペ
ン,ペンタフルオロプロペン,トリフルオロエチレン,
トリフルオロクロロエチレン,テトラフルオロエチレ
ン,ビニルフルオライド,パーフルオロ(メチルビニル
エーテル),パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)
等の1種又は2種以上との弾性共重合体が挙げられる。
このような弾性共重合体うち、特に好適に使用されるも
のとしてはビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプ
ロペン二元弾性共重合体、ビニリデンフルオライド−テ
トラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロペン三元弾
性共重合体などが挙げられる。
する主材料であるフッ素ゴムは高度にフッ素化された弾
性共重合体であり、このようなフッ素ゴムとして具体的
には、ビニリデンフルオライドとヘキサフルオロプロペ
ン,ペンタフルオロプロペン,トリフルオロエチレン,
トリフルオロクロロエチレン,テトラフルオロエチレ
ン,ビニルフルオライド,パーフルオロ(メチルビニル
エーテル),パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)
等の1種又は2種以上との弾性共重合体が挙げられる。
このような弾性共重合体うち、特に好適に使用されるも
のとしてはビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプ
ロペン二元弾性共重合体、ビニリデンフルオライド−テ
トラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロペン三元弾
性共重合体などが挙げられる。
【0012】ここで、本発明においては、フッ素ゴム組
成物を保存安定性のよいものとするため、水分の影響を
受けやすいアミン又はポリオール系架橋とするよりもパ
ーオキサイド系架橋とすることが好ましい。パーオキサ
イドとしてはジベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパ
ーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブ
チルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシベン
ゾエート、2,5−ジメチル−2,5−t−ブチルパー
オキシヘキサンなどが挙げられる。
成物を保存安定性のよいものとするため、水分の影響を
受けやすいアミン又はポリオール系架橋とするよりもパ
ーオキサイド系架橋とすることが好ましい。パーオキサ
イドとしてはジベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパ
ーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブ
チルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシベン
ゾエート、2,5−ジメチル−2,5−t−ブチルパー
オキシヘキサンなどが挙げられる。
【0013】これらパーオキサイドの添加量はフッ素ゴ
ム100部(重量部、以下同じ)に対して1〜20部、
特に2〜10部とすることが好ましい。1部未満では架
橋が不十分となり、また、20部を超えるとフッ素ゴム
との混練が困難となるため、フッ素ゴム組成物の機械的
強度が低下する場合がある。
ム100部(重量部、以下同じ)に対して1〜20部、
特に2〜10部とすることが好ましい。1部未満では架
橋が不十分となり、また、20部を超えるとフッ素ゴム
との混練が困難となるため、フッ素ゴム組成物の機械的
強度が低下する場合がある。
【0014】また、本発明の組成物には架橋助剤を添加
することが好ましい。このような架橋助剤としてはグリ
セリンのジアリルエーテル、トリアリルリン酸、アジピ
ン酸ジアリル、ジアリルメラミン、トリアリルイソシア
ヌレート、トリアリルシアヌレートなどが挙げられる。
この架橋剤の添加量は上記架橋剤と同じ理由から1〜2
0部、特に2〜10部とすることが好ましい。
することが好ましい。このような架橋助剤としてはグリ
セリンのジアリルエーテル、トリアリルリン酸、アジピ
ン酸ジアリル、ジアリルメラミン、トリアリルイソシア
ヌレート、トリアリルシアヌレートなどが挙げられる。
この架橋剤の添加量は上記架橋剤と同じ理由から1〜2
0部、特に2〜10部とすることが好ましい。
【0015】次に、本発明の重要成分であるアミノ変性
オルガノポリシロキサンは、1分子中に少なくとも1個
のアミノ基を有するものであればよく、アミノ基は第1
級アミン又は第2級アミンのいずれをも用いることがで
きる。
オルガノポリシロキサンは、1分子中に少なくとも1個
のアミノ基を有するものであればよく、アミノ基は第1
級アミン又は第2級アミンのいずれをも用いることがで
きる。
【0016】上記オルガノポリシロキサンにおいてアミ
ノ基以外の他の有機基に何ら制限はない。他の有機基と
して具体的には、メチル基、プロピル基、ビニル基、フ
ェニル基、トリフロロプロピル基、アクリル基、メタク
リル基、エポキシ基、メトキシ基、エトキシ基などが挙
げられる。このうち特にメチル基、ビニル基、フェニル
基、トリフロロプロピル基が好ましい。
ノ基以外の他の有機基に何ら制限はない。他の有機基と
して具体的には、メチル基、プロピル基、ビニル基、フ
ェニル基、トリフロロプロピル基、アクリル基、メタク
リル基、エポキシ基、メトキシ基、エトキシ基などが挙
げられる。このうち特にメチル基、ビニル基、フェニル
基、トリフロロプロピル基が好ましい。
【0017】また、アミノ変性オルガノポリシロキサン
の重合度は3以上であることが好ましい。重合度が3未
満の場合、フッ素ゴム等との混練中や混練後にこのオル
ガノポリシロキサンが揮発してしまうと共に、シロキサ
ン単位に比べて含有アミノ基が過剰となり、このため混
練中の反応が過剰に進んで作業性が悪化する場合が生じ
る。
の重合度は3以上であることが好ましい。重合度が3未
満の場合、フッ素ゴム等との混練中や混練後にこのオル
ガノポリシロキサンが揮発してしまうと共に、シロキサ
ン単位に比べて含有アミノ基が過剰となり、このため混
練中の反応が過剰に進んで作業性が悪化する場合が生じ
る。
【0018】このようなことはアミノ基当量についても
同様で、アミノ基当量は200〜100,000g/モ
ル、特に500〜50,000g/モルの範囲であるこ
とが好ましい。アミノ基当量が200g/モル未満では
混練中の反応が過剰に進むため作業性が悪くなる場合が
あり、また、100,000g/モルを超えると、アミ
ノ基がフッ素ゴムに反応しにくくなると共に、反応基が
少ないため、ブレンド時の分離や成形品の相間剥離の原
因となる場合がある。
同様で、アミノ基当量は200〜100,000g/モ
ル、特に500〜50,000g/モルの範囲であるこ
とが好ましい。アミノ基当量が200g/モル未満では
混練中の反応が過剰に進むため作業性が悪くなる場合が
あり、また、100,000g/モルを超えると、アミ
ノ基がフッ素ゴムに反応しにくくなると共に、反応基が
少ないため、ブレンド時の分離や成形品の相間剥離の原
因となる場合がある。
【0019】また、アミノ変性オルガノポリシロキサン
の粘度に特に制限はなく、オイル、グリース、生ゴム状
のいずれをも用いることができるが、混練初期における
作業性の関係から高粘度のものが特に好適に使用され
る。
の粘度に特に制限はなく、オイル、グリース、生ゴム状
のいずれをも用いることができるが、混練初期における
作業性の関係から高粘度のものが特に好適に使用され
る。
【0020】このようなアミノ変性オルガノポリシロキ
サンの配合量はフッ素ゴム100部に対して1〜50部
であるが、特に3〜40部とすることが好ましい。1部
未満ではオルガノポリシロキサンの添加効果が少なく、
50部を超えるとフッ素ゴム組成物の機械的特性が低下
すると共に、架橋成形時に発泡が発生してしまう。
サンの配合量はフッ素ゴム100部に対して1〜50部
であるが、特に3〜40部とすることが好ましい。1部
未満ではオルガノポリシロキサンの添加効果が少なく、
50部を超えるとフッ素ゴム組成物の機械的特性が低下
すると共に、架橋成形時に発泡が発生してしまう。
【0021】更に、上記フッ素ゴム組成物には必要に応
じて充填剤、受酸剤、可塑剤を配合することができる。
充填剤として具体的には、シリカ、カーボンブラック、
アルミナ、ベンガラ、クレイ、炭酸カルシウム、酸化チ
タン、ポリテトラフルオロエチレン粉末、更に各種導電
性フィラー、放熱性フィラーなどが挙げられる。これら
のうち、補強性の点からはシリカ、カーボンブラックが
好ましい。また、これら充填剤はシラン系、チタネート
系の表面処理剤で表面処理したものが好適である。な
お、充填剤の配合量はフッ素ゴム100部に対して50
部以下とすることが好ましい。
じて充填剤、受酸剤、可塑剤を配合することができる。
充填剤として具体的には、シリカ、カーボンブラック、
アルミナ、ベンガラ、クレイ、炭酸カルシウム、酸化チ
タン、ポリテトラフルオロエチレン粉末、更に各種導電
性フィラー、放熱性フィラーなどが挙げられる。これら
のうち、補強性の点からはシリカ、カーボンブラックが
好ましい。また、これら充填剤はシラン系、チタネート
系の表面処理剤で表面処理したものが好適である。な
お、充填剤の配合量はフッ素ゴム100部に対して50
部以下とすることが好ましい。
【0022】受酸剤として具体的には、酸化マグネシウ
ム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、ステアリン酸
バリウム、鉛酸化物などが挙げられ、このうち酸化マグ
ネシウム、鉛酸化物が特に好ましい。
ム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、ステアリン酸
バリウム、鉛酸化物などが挙げられ、このうち酸化マグ
ネシウム、鉛酸化物が特に好ましい。
【0023】可塑剤としてはフッ素系オイル及びグリー
ス、脂肪酸エステルなどが挙げられるが、特に可塑剤を
添加しなくともアミノ変性オルガノポリシロキサンの添
加により作業性が向上するので特に必要とするものでは
ない。
ス、脂肪酸エステルなどが挙げられるが、特に可塑剤を
添加しなくともアミノ変性オルガノポリシロキサンの添
加により作業性が向上するので特に必要とするものでは
ない。
【0024】本発明のフッ素ゴム組成物を製造するには
上記各成分を混練するが、混練は、上記成分を十分に均
一にフッ素ゴム組成物中に分散させることが好ましい点
から、従来使用されているゴム用二本ロール、加圧ニー
ダ、ニーダ、バンバリーミキサーなどを用い、各配合条
件に適した作業を行うことが好適である。
上記各成分を混練するが、混練は、上記成分を十分に均
一にフッ素ゴム組成物中に分散させることが好ましい点
から、従来使用されているゴム用二本ロール、加圧ニー
ダ、ニーダ、バンバリーミキサーなどを用い、各配合条
件に適した作業を行うことが好適である。
【0025】なお、フッ素ゴムとオルガノポリシロキサ
ンとを混練する際、その初期はオルガノポリシロキサン
によりスリップし、混練作業の障害となるが、上記充填
剤粉末を添加することにより、滑りを抑えるようにする
と混練が容易となる。
ンとを混練する際、その初期はオルガノポリシロキサン
によりスリップし、混練作業の障害となるが、上記充填
剤粉末を添加することにより、滑りを抑えるようにする
と混練が容易となる。
【0026】更に、加熱によりフッ素ゴムの粘度を低下
させるようにすると作業性の向上となるのに加えて、フ
ッ素ゴムとアミノ基との反応が進んでオルガノポリシロ
キサンの固定がより良好に行われる。この場合、加熱温
度は30〜200℃、特に50〜150℃とすることが
好ましい。加熱温度が30℃未満では混練作業にかなり
の時間を要し、200℃を超えると急激に反応が進んで
ガス発生やアミノ基反応の偏在があり、作業性が悪化す
る場合がある。加熱温度が50〜150℃の場合、フッ
素ゴムとアミノ基の反応がマイルドに進んで良好な組成
物を容易に得ることができる。
させるようにすると作業性の向上となるのに加えて、フ
ッ素ゴムとアミノ基との反応が進んでオルガノポリシロ
キサンの固定がより良好に行われる。この場合、加熱温
度は30〜200℃、特に50〜150℃とすることが
好ましい。加熱温度が30℃未満では混練作業にかなり
の時間を要し、200℃を超えると急激に反応が進んで
ガス発生やアミノ基反応の偏在があり、作業性が悪化す
る場合がある。加熱温度が50〜150℃の場合、フッ
素ゴムとアミノ基の反応がマイルドに進んで良好な組成
物を容易に得ることができる。
【0027】このようにして得られたフッ素ゴムとアミ
ノ変性オルガノポリシロキサンのブレンド物のロール作
業性は良好であり、従ってパーオキサイド以外の添加物
はフッ素ゴムとアミノ変性オルガノポリシロキサンとの
混練中に添加しても何ら差支えないが、パーオキサイド
は加熱による分解の可能性があるので、冷却後、別途添
加することが好ましい。
ノ変性オルガノポリシロキサンのブレンド物のロール作
業性は良好であり、従ってパーオキサイド以外の添加物
はフッ素ゴムとアミノ変性オルガノポリシロキサンとの
混練中に添加しても何ら差支えないが、パーオキサイド
は加熱による分解の可能性があるので、冷却後、別途添
加することが好ましい。
【0028】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0029】[実施例1〜4]フッ素ゴムI,IIとし
てビニリデンフルオライド−テトラフルオロエチレン−
ヘキサフルオロプロペン三元共重合体(ダイエルG90
2(ダイキン社製),バイトンGF(デュポン社
製))、架橋剤として2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン(パーヘキサ25B
(日本油脂製))、アミノ変性オルガノポリシロキサン
として下記一般構造式(1)〜(4)で示され、表1に
示す特性を有するKF−393,KF−869,KF−
864,KF−873(以上信越化学工業製)、架橋助
剤としてタイク(日本化成製)、充填剤としてR972
(日本アエロジル製)、受酸剤としてキューマグ40
(協和化学製)を用いた。
てビニリデンフルオライド−テトラフルオロエチレン−
ヘキサフルオロプロペン三元共重合体(ダイエルG90
2(ダイキン社製),バイトンGF(デュポン社
製))、架橋剤として2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン(パーヘキサ25B
(日本油脂製))、アミノ変性オルガノポリシロキサン
として下記一般構造式(1)〜(4)で示され、表1に
示す特性を有するKF−393,KF−869,KF−
864,KF−873(以上信越化学工業製)、架橋助
剤としてタイク(日本化成製)、充填剤としてR972
(日本アエロジル製)、受酸剤としてキューマグ40
(協和化学製)を用いた。
【0030】
【化1】
【0031】
【表1】
【0032】上記成分のうち、フッ素ゴムI又はIIと
アミノ変性オルガノポリシロキサンとを充填剤を添加し
ながら表1に示す使用量で表面温度を60℃とした二本
ゴム用ロールに徐々に加えて混練したところ、混練によ
る機械的発熱により温度が上昇するに従い、ゴム組成物
は淡黄色に変化した。
アミノ変性オルガノポリシロキサンとを充填剤を添加し
ながら表1に示す使用量で表面温度を60℃とした二本
ゴム用ロールに徐々に加えて混練したところ、混練によ
る機械的発熱により温度が上昇するに従い、ゴム組成物
は淡黄色に変化した。
【0033】得られた組成物を冷却した後、残りの添加
物を混練したところ、良好なロール加工性であった。次
に、170℃,10分の条件で厚さ2mmのシートを成
形したところ、金型離型性は良好であり、アミノ基の変
性が進んだ黄褐色の弾性シートが得られた。
物を混練したところ、良好なロール加工性であった。次
に、170℃,10分の条件で厚さ2mmのシートを成
形したところ、金型離型性は良好であり、アミノ基の変
性が進んだ黄褐色の弾性シートが得られた。
【0034】この弾性シートを200℃,2時間の架橋
条件で二次架橋を行ってサンプルを作製し、表2に示す
種々の試験を行った。結果を表2に示す。なお、オルガ
ノポリシロキサンのブリードがなく、相間剥離のない良
好なサンプルであることがわかった。
条件で二次架橋を行ってサンプルを作製し、表2に示す
種々の試験を行った。結果を表2に示す。なお、オルガ
ノポリシロキサンのブリードがなく、相間剥離のない良
好なサンプルであることがわかった。
【0035】[比較例1]アミノ変性オルガノポリシロ
キサンを添加しない以外は実施例1〜4と全く同様の工
程でサンプルを作製した。これらの物性を表2に併記す
る。
キサンを添加しない以外は実施例1〜4と全く同様の工
程でサンプルを作製した。これらの物性を表2に併記す
る。
【0036】
【表2】 * 1: ○:離型剤を用いなくとも2×100×125
mmのシートが成形可能 ×:離型剤を用いないと上記のシートの成形が不可能 * 2: ○:20分以内に分散 △:30分程度で分散 ×:分散に40分以上要した
mmのシートが成形可能 ×:離型剤を用いないと上記のシートの成形が不可能 * 2: ○:20分以内に分散 △:30分程度で分散 ×:分散に40分以上要した
【0037】[実施例5]実施例2においてアミノ変性
オルガノポリシロキサンの添加量を20部としたサンプ
ルを作製し、アミノ変性オルガノポリシロキサンの添加
量が0部(比較例1),10部(実施例2)のサンプル
と共にゲーマンねじり試験機(上島製作所製)でJIS
−K6301に準拠した低温ねじり試験を行った。結果
を表3に示す。この測定結果からアミノ変性オルガノポ
リシロキサンの配合量が多くなると共に、低温特性が向
上していることがわかる。
オルガノポリシロキサンの添加量を20部としたサンプ
ルを作製し、アミノ変性オルガノポリシロキサンの添加
量が0部(比較例1),10部(実施例2)のサンプル
と共にゲーマンねじり試験機(上島製作所製)でJIS
−K6301に準拠した低温ねじり試験を行った。結果
を表3に示す。この測定結果からアミノ変性オルガノポ
リシロキサンの配合量が多くなると共に、低温特性が向
上していることがわかる。
【0038】
【表3】
【0039】[比較例2]実施例2の配合において、ア
ミノ変性ポリシロキサンに代えてケイ素原子1個当りア
ミノ基1個を有するγ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン(KBM903,信越化学工業製)を5部とし、実
施例2と同様の操作を行ったところ、アミノ変性シロキ
サン添加直後に発熱して組成物は黄色に変色し、粘度が
上昇すると共に、組成物がサンプルに粘着し、混練作業
の継続が不可能となってしまった。
ミノ変性ポリシロキサンに代えてケイ素原子1個当りア
ミノ基1個を有するγ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン(KBM903,信越化学工業製)を5部とし、実
施例2と同様の操作を行ったところ、アミノ変性シロキ
サン添加直後に発熱して組成物は黄色に変色し、粘度が
上昇すると共に、組成物がサンプルに粘着し、混練作業
の継続が不可能となってしまった。
【0040】[比較例3]比較例1の配合において、ア
ミノ変性オルガノポリシロキサン(上記のKF−86
9)を0.5部添加したところ、組成物にほとんど変色
はみられず、ロール作業性の向上もなかった。これを比
較例1と同様に成形したところ、金型離型性の向上はみ
られたものの、成形品の物性は硬度がわずかに上昇した
以外は比較例1と大差はなかった。
ミノ変性オルガノポリシロキサン(上記のKF−86
9)を0.5部添加したところ、組成物にほとんど変色
はみられず、ロール作業性の向上もなかった。これを比
較例1と同様に成形したところ、金型離型性の向上はみ
られたものの、成形品の物性は硬度がわずかに上昇した
以外は比較例1と大差はなかった。
【0041】[比較例4]実施例2の配合において、ア
ミノ変性オルガノポリシロキサンの添加量を60部とし
たところ、ロール作業性が良好な淡黄色の組成物が得ら
れたので、同様の条件でプレス成形したところ、多数の
大きな泡が発生し、物性測定も不可能な成形品となって
しまい、実用的な組成物を得ることはできなかった。
ミノ変性オルガノポリシロキサンの添加量を60部とし
たところ、ロール作業性が良好な淡黄色の組成物が得ら
れたので、同様の条件でプレス成形したところ、多数の
大きな泡が発生し、物性測定も不可能な成形品となって
しまい、実用的な組成物を得ることはできなかった。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、耐熱性、耐低温性、離
型性、耐薬品性に優れ、かつシリコーンゴムの特性を加
味したフッ素ゴム組成物を得ることができ、また、この
組成物はエラストマー組成物なので広い用途に使用する
ことができる。
型性、耐薬品性に優れ、かつシリコーンゴムの特性を加
味したフッ素ゴム組成物を得ることができ、また、この
組成物はエラストマー組成物なので広い用途に使用する
ことができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 フッ素ゴム100重量部にアミノ変性オ
ルガノポリシロキサンを1〜50重量部配合してなるこ
とを特徴とするフッ素ゴム組成物。 - 【請求項2】 架橋剤としてパーオキサイド架橋剤を配
合した請求項1記載の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33144391A JPH05140402A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | フツ素ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33144391A JPH05140402A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | フツ素ゴム組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05140402A true JPH05140402A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=18243720
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33144391A Pending JPH05140402A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | フツ素ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05140402A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6680095B2 (en) * | 2001-01-30 | 2004-01-20 | Xerox Corporation | Crosslinking of fluoropolymers with polyfunctional siloxanes for release enhancement |
| JP2006526690A (ja) * | 2003-06-05 | 2006-11-24 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 常温収縮フルオロエラストマー物品 |
| WO2014084082A1 (ja) * | 2012-11-29 | 2014-06-05 | 旭硝子株式会社 | フッ素ゴム組成物およびこれを用いた架橋ゴム物品 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62112647A (ja) * | 1985-11-12 | 1987-05-23 | Asahi Glass Co Ltd | 潤滑性ゴム組成物およびその加硫方法 |
| JPH03285934A (ja) * | 1990-03-31 | 1991-12-17 | Tokai Rubber Ind Ltd | フツ素ゴム組成物 |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP33144391A patent/JPH05140402A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62112647A (ja) * | 1985-11-12 | 1987-05-23 | Asahi Glass Co Ltd | 潤滑性ゴム組成物およびその加硫方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2014084082A1 (ja) * | 2012-11-29 | 2014-06-05 | 旭硝子株式会社 | フッ素ゴム組成物およびこれを用いた架橋ゴム物品 |
| CN104822761A (zh) * | 2012-11-29 | 2015-08-05 | 旭硝子株式会社 | 氟橡胶组合物以及使用其的交联橡胶物品 |
| JPWO2014084082A1 (ja) * | 2012-11-29 | 2017-01-05 | 旭硝子株式会社 | フッ素ゴム組成物およびこれを用いた架橋ゴム物品 |
| US9815972B2 (en) | 2012-11-29 | 2017-11-14 | Asahi Glass Company, Limited | Fluoro-rubber composition and cross-linked rubber article using same |
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