JPH05140422A - 熱可塑性樹脂組成物及び管状成形体 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物及び管状成形体Info
- Publication number
- JPH05140422A JPH05140422A JP30192491A JP30192491A JPH05140422A JP H05140422 A JPH05140422 A JP H05140422A JP 30192491 A JP30192491 A JP 30192491A JP 30192491 A JP30192491 A JP 30192491A JP H05140422 A JPH05140422 A JP H05140422A
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- Japan
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- acid
- weight
- structural unit
- parts
- resin composition
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- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 液晶ポリエステル樹脂1〜99重量%と異方性
溶融相を形成しない熱可塑性樹脂99〜1重量%からなる
樹脂配合物100重量部に対して、ビスオキサゾリン化合
物0.01〜20重量部を添加した樹脂組成物を管状に成形し
てなる管状成形体。 【効果】 線膨張率が小さく、靱性に優れ、エンジニア
リング用に適している。
溶融相を形成しない熱可塑性樹脂99〜1重量%からなる
樹脂配合物100重量部に対して、ビスオキサゾリン化合
物0.01〜20重量部を添加した樹脂組成物を管状に成形し
てなる管状成形体。 【効果】 線膨張率が小さく、靱性に優れ、エンジニア
リング用に適している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高温時の機械的特性およ
び摺動特性に優れた熱可塑性樹脂組成物及びチューブ、
ホース、パイプなどの管状成形体に関する。さらに詳し
くは線膨張率が小さく靱性に優れたエンジニアリング用
に適した熱可塑性樹脂組成物及び管状成形体に関するも
のである。
び摺動特性に優れた熱可塑性樹脂組成物及びチューブ、
ホース、パイプなどの管状成形体に関する。さらに詳し
くは線膨張率が小さく靱性に優れたエンジニアリング用
に適した熱可塑性樹脂組成物及び管状成形体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年プラスチックの高性能化に対する要
求がますます高まり、種々の新規性能を有するポリマが
数多く開発されており、なかでも光学異方性の液晶ポリ
マが優れた機械的性質を有する点で注目されている (特
開昭51-8395号公報、特開昭49-72393号公報) 。
求がますます高まり、種々の新規性能を有するポリマが
数多く開発されており、なかでも光学異方性の液晶ポリ
マが優れた機械的性質を有する点で注目されている (特
開昭51-8395号公報、特開昭49-72393号公報) 。
【0003】そしてこの液晶ポリマから得られる管状成
形体などの成形体は、その優れた機械的特性のみなら
ず、低線膨張係数という特性を有しているが靱性が必ず
しも十分ではなくフィブリル化しやすいという欠点を有
していることがわかった。
形体などの成形体は、その優れた機械的特性のみなら
ず、低線膨張係数という特性を有しているが靱性が必ず
しも十分ではなくフィブリル化しやすいという欠点を有
していることがわかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この靱性とフィブリル
化の問題を解決するためポリエチレンテレフタレートな
どの熱可塑性樹脂を液晶ポリエステルにブレンドせしめ
ることにより管状成形体などの成形体を作成したとこ
ろ、フィブリル化の問題は解決することができたが靱性
という問題は未だ解決できないことがわかった。
化の問題を解決するためポリエチレンテレフタレートな
どの熱可塑性樹脂を液晶ポリエステルにブレンドせしめ
ることにより管状成形体などの成形体を作成したとこ
ろ、フィブリル化の問題は解決することができたが靱性
という問題は未だ解決できないことがわかった。
【0005】よって、本発明は上記の問題を解決し、高
温時の機械的特性および線膨張率が小さく、靱性に優れ
たチューブ、ホース、パイプなどの管状成形体、さらに
詳しくは耐熱老化性、耐久性に優れたエンジニアリング
用に適した管状成形体を得ることを課題とする。本発明
者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定構
造のビスオキサゾリン化合物を添加すると、靱性が向上
することを見出し、本発明に到達した。
温時の機械的特性および線膨張率が小さく、靱性に優れ
たチューブ、ホース、パイプなどの管状成形体、さらに
詳しくは耐熱老化性、耐久性に優れたエンジニアリング
用に適した管状成形体を得ることを課題とする。本発明
者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定構
造のビスオキサゾリン化合物を添加すると、靱性が向上
することを見出し、本発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、 (A) 下記構造単位 (I), (II), (IV) または (I), (I
I), (III), (IV)からなる液晶ポリエステル樹脂1〜99
重量%と
I), (III), (IV)からなる液晶ポリエステル樹脂1〜99
重量%と
【0007】
【0008】(ただし式中R1 は
【0009】から選ばれた一種以上の基を示し、R2 は
【0010】から選ばれた一種以上の基を示す。また、
式中Xは水素原子または塩素原子を示し、構造単位[
(II) + (III)]と構造単位 (IV) は実質的に等モルで
ある。) (B) 異方性溶融相を形成しない熱可塑性樹脂99〜1重
量%からなる樹脂配合物100重量部に対して (C) 下記一般式で表わされるビスオキサゾリン化合物
0.01〜20重量部を含有せしめてなる樹脂組成物及び管状
成形体を提供するものである。
式中Xは水素原子または塩素原子を示し、構造単位[
(II) + (III)]と構造単位 (IV) は実質的に等モルで
ある。) (B) 異方性溶融相を形成しない熱可塑性樹脂99〜1重
量%からなる樹脂配合物100重量部に対して (C) 下記一般式で表わされるビスオキサゾリン化合物
0.01〜20重量部を含有せしめてなる樹脂組成物及び管状
成形体を提供するものである。
【0011】
【0012】(ただし、式中Zは
【0013】アルキレンまたは直接結合基を、R1 〜R
8 は各々水素原子またはアルキル基を示す) 以下、本発明を具体的に説明する。本発明における液晶
ポリエステル樹脂 (A) を構成する構造単位 (I) はp
−ヒドロキシ安息香酸から生成したポリエステルの構造
単位であり、構造単位 (II) は4, 4'−ジヒドロキシビ
フェニル、3, 3'、5, 5'−テトラメチル−4, 4'−ジ
ヒドロキシビフェニル、ハイドロキノン、t−ブチルハ
イドロキノン、フェニルハイドロキノン、2, 6−ジヒ
ドロキシナフタレン、2, 7−ジヒドロキシナフタレ
ン、2, 2−ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン
および4, 4'−ジヒドロキシジフェニルエーテルから選
ばれた芳香族ジヒドロキシ化合物から生成した構造単位
を、構造単位 (III)はエチレングリコールから生成した
構造単位を、構造単位 (IV) はテレフタル酸、イソフタ
ル酸、4, 4'−ジフェニルカルボン酸、2, 6−ナフタ
レンジカルボン酸、1, 2−ビス (フェノキシ) エタン
−4, 4'−ジカルボン酸、1, 2−ビス (2−クロロフ
ェノキシ) エタン−4, 4'−ジカルボン酸およびジフェ
ニルエーテルジカルボン酸から選ばれた芳香族ジカルボ
ン酸から生成した構造単位を各々示す。これらのうち特
に構造単位 (III)を含む場合は、R1 が
8 は各々水素原子またはアルキル基を示す) 以下、本発明を具体的に説明する。本発明における液晶
ポリエステル樹脂 (A) を構成する構造単位 (I) はp
−ヒドロキシ安息香酸から生成したポリエステルの構造
単位であり、構造単位 (II) は4, 4'−ジヒドロキシビ
フェニル、3, 3'、5, 5'−テトラメチル−4, 4'−ジ
ヒドロキシビフェニル、ハイドロキノン、t−ブチルハ
イドロキノン、フェニルハイドロキノン、2, 6−ジヒ
ドロキシナフタレン、2, 7−ジヒドロキシナフタレ
ン、2, 2−ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン
および4, 4'−ジヒドロキシジフェニルエーテルから選
ばれた芳香族ジヒドロキシ化合物から生成した構造単位
を、構造単位 (III)はエチレングリコールから生成した
構造単位を、構造単位 (IV) はテレフタル酸、イソフタ
ル酸、4, 4'−ジフェニルカルボン酸、2, 6−ナフタ
レンジカルボン酸、1, 2−ビス (フェノキシ) エタン
−4, 4'−ジカルボン酸、1, 2−ビス (2−クロロフ
ェノキシ) エタン−4, 4'−ジカルボン酸およびジフェ
ニルエーテルジカルボン酸から選ばれた芳香族ジカルボ
ン酸から生成した構造単位を各々示す。これらのうち特
に構造単位 (III)を含む場合は、R1 が
【0014】 であるものが構造単位 (II) の70モル%以上を占め、R
2が
2が
【0015】
【0016】であるものが構造単位 (IV) の70モル%以
上を占めるものが特に好ましい。上記構造単位 (I),
(II), (III)および (IV) の共重合量は任意である。し
かし、流動性の点から次の共重合量であることが好まし
い。すなわち、上記構造単位 (III)を含む場合は、耐熱
性および機械特性の点から上記構造単位[ (I) +(I
I)]は[ (I) + (II) + (III)]の60〜95モル%が好
ましく、77〜92モル%がより好ましい。また、構造単位
(III)は[ (I) + (II) + (III)]の40〜5モル%が
好ましく、23〜8モル%がより好ましい。また、構造単
位 (I)/(II)のモル比は流動性と機械物性のバランス
の点から好ましくは75/25〜95/5であり、より好まし
くは78/22〜93/7である。また、構造単位 (IV) は構
造単位[(II) + (III)]と実質的に等モルである。
上を占めるものが特に好ましい。上記構造単位 (I),
(II), (III)および (IV) の共重合量は任意である。し
かし、流動性の点から次の共重合量であることが好まし
い。すなわち、上記構造単位 (III)を含む場合は、耐熱
性および機械特性の点から上記構造単位[ (I) +(I
I)]は[ (I) + (II) + (III)]の60〜95モル%が好
ましく、77〜92モル%がより好ましい。また、構造単位
(III)は[ (I) + (II) + (III)]の40〜5モル%が
好ましく、23〜8モル%がより好ましい。また、構造単
位 (I)/(II)のモル比は流動性と機械物性のバランス
の点から好ましくは75/25〜95/5であり、より好まし
くは78/22〜93/7である。また、構造単位 (IV) は構
造単位[(II) + (III)]と実質的に等モルである。
【0017】一方、上記構造単位 (III)を含まない場合
は、流動性の点から上記構造単位(I) は[ (I) + (I
I) ]の40〜90モル%であることが好ましく、60〜88モ
ル%であることが特に好ましい。上記構造単位 (II)/
(III) のモル比は90/10〜10/90が好ましく、75/25〜
40/60がより好ましい。そして構造単位 (IV) は構造単
位 (II) と実質的に等モルである。
は、流動性の点から上記構造単位(I) は[ (I) + (I
I) ]の40〜90モル%であることが好ましく、60〜88モ
ル%であることが特に好ましい。上記構造単位 (II)/
(III) のモル比は90/10〜10/90が好ましく、75/25〜
40/60がより好ましい。そして構造単位 (IV) は構造単
位 (II) と実質的に等モルである。
【0018】なお、上記好ましい液晶ポリエステルを重
縮合する際には、上記構造単位 (I) 〜 (IV) を構成す
る成分以外に3, 3'−ジフェニルジカルボン酸、2, 2'
−ジフェニルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、
アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオ
ン酸などの脂肪族ジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタ
ル酸などの脂環式ジカルボン酸、クロロハイドロキノ
ン、メチルハイドロキノン、4, 4'−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホン、4, 4'−ジヒドロキシジフェニルスル
フィド、4, 4'−ジヒドロキシベンゾフェノン等の芳香
族ジオール、1,4−ブタンジオール、1, 6−ヘキサ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、1, 4−シクロ
ヘキサンジオール、1, 4−シクロヘキサンジメタノー
ル等の脂肪族、脂環式ジオールおよびm−ヒドロキシ安
息香酸、2, 6−ヒドロキシナフトエ酸などの芳香族ヒ
ドロキシカルボン酸およびp−アミノフェノール、p−
アミノ安息香酸などを本発明の目的を損なわない程度の
量を共重合してもよい。
縮合する際には、上記構造単位 (I) 〜 (IV) を構成す
る成分以外に3, 3'−ジフェニルジカルボン酸、2, 2'
−ジフェニルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、
アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオ
ン酸などの脂肪族ジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタ
ル酸などの脂環式ジカルボン酸、クロロハイドロキノ
ン、メチルハイドロキノン、4, 4'−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホン、4, 4'−ジヒドロキシジフェニルスル
フィド、4, 4'−ジヒドロキシベンゾフェノン等の芳香
族ジオール、1,4−ブタンジオール、1, 6−ヘキサ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、1, 4−シクロ
ヘキサンジオール、1, 4−シクロヘキサンジメタノー
ル等の脂肪族、脂環式ジオールおよびm−ヒドロキシ安
息香酸、2, 6−ヒドロキシナフトエ酸などの芳香族ヒ
ドロキシカルボン酸およびp−アミノフェノール、p−
アミノ安息香酸などを本発明の目的を損なわない程度の
量を共重合してもよい。
【0019】本発明における液晶ポリエステルの製造方
法は特に制限がなく、公知のポリエステルの重縮合法に
準じて製造できる。例えば、好ましく用いることができ
る液晶ポリエステルのうち、上記構造単位 (III)を含ま
ない場合は下記 (1) 〜 (4)、構造単位 (III)を含む
場合は下記 (5) の製造法が好ましい。 (1) p−アセトキシ安息香酸および4, 4'−ジアセト
キシビフェニルなどの芳香族ジヒドロキシ化合物のジア
シル化物とテレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸から
脱酢酸重縮合反応によって製造する方法。
法は特に制限がなく、公知のポリエステルの重縮合法に
準じて製造できる。例えば、好ましく用いることができ
る液晶ポリエステルのうち、上記構造単位 (III)を含ま
ない場合は下記 (1) 〜 (4)、構造単位 (III)を含む
場合は下記 (5) の製造法が好ましい。 (1) p−アセトキシ安息香酸および4, 4'−ジアセト
キシビフェニルなどの芳香族ジヒドロキシ化合物のジア
シル化物とテレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸から
脱酢酸重縮合反応によって製造する方法。
【0020】(2) p−ヒドロキシ安息香酸および4,
4'−ジヒドロキシビフェニルなどの芳香族ジヒドロキシ
化合物、テレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸に無水
酢酸を反応させて、フェノール性水酸基をアシル化した
後、脱酢酸重縮合反応によって製造する方法。 (3) p−ヒドロキシ安息香酸のフェニルエステルおよ
び4, 4'−ジヒドロキシビフェニルなどの芳香族ジヒド
ロキシ化合物とテレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸
のジフェニルエステルから脱フェノール重縮合反応によ
り製造する方法。
4'−ジヒドロキシビフェニルなどの芳香族ジヒドロキシ
化合物、テレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸に無水
酢酸を反応させて、フェノール性水酸基をアシル化した
後、脱酢酸重縮合反応によって製造する方法。 (3) p−ヒドロキシ安息香酸のフェニルエステルおよ
び4, 4'−ジヒドロキシビフェニルなどの芳香族ジヒド
ロキシ化合物とテレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸
のジフェニルエステルから脱フェノール重縮合反応によ
り製造する方法。
【0021】(4) p−ヒドロキシ安息香酸およびテレ
フタル酸などの芳香族ジカルボン酸に所定量のジフェニ
ルカーボネートを反応させて、それぞれジフェニルエス
テルとした後、4, 4'−ジヒドロキシビフェニルなどの
芳香族ジヒドロキシ化合物を加え、脱フェノール重縮合
反応により製造する方法。 (5) ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル
ポリマー、オリゴマーまたはビス (β−ヒドロキシエチ
ル) テレフタレートなど芳香族ジカルボン酸のビス (β
−ヒドロキシエチル) エステルの存在化で (1) または
(2) の方法により製造する方法。
フタル酸などの芳香族ジカルボン酸に所定量のジフェニ
ルカーボネートを反応させて、それぞれジフェニルエス
テルとした後、4, 4'−ジヒドロキシビフェニルなどの
芳香族ジヒドロキシ化合物を加え、脱フェノール重縮合
反応により製造する方法。 (5) ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル
ポリマー、オリゴマーまたはビス (β−ヒドロキシエチ
ル) テレフタレートなど芳香族ジカルボン酸のビス (β
−ヒドロキシエチル) エステルの存在化で (1) または
(2) の方法により製造する方法。
【0022】重縮合反応に使用する触媒としては、酢酸
第一錫、テトラブチルチタネート、酢酸カリウム、三酸
化アンチモン、酢酸ナトリウムなどの金属化合物および
マグネシウムなどが代表的であり、特に脱フェノール重
縮合の際に有効である。本発明に使用する液晶ポリエス
テルは、ペンタフルオロフェノール中で対数粘度を測定
することが可能なものであり、その際には0.1g/dlの濃
度で60℃で測定した値が0.5以上であることが好まし
く、特に上記構造単位 (III)を含む場合は、1.3〜2.5
dl/g が好ましい。
第一錫、テトラブチルチタネート、酢酸カリウム、三酸
化アンチモン、酢酸ナトリウムなどの金属化合物および
マグネシウムなどが代表的であり、特に脱フェノール重
縮合の際に有効である。本発明に使用する液晶ポリエス
テルは、ペンタフルオロフェノール中で対数粘度を測定
することが可能なものであり、その際には0.1g/dlの濃
度で60℃で測定した値が0.5以上であることが好まし
く、特に上記構造単位 (III)を含む場合は、1.3〜2.5
dl/g が好ましい。
【0023】また、本発明に使用する液晶ポリエステル
の溶融粘度は100〜20,000ポイズが好ましく、特に500
〜10,000ポイズがより好ましい。なお、この溶融粘度は
上記構造単位 (III)を含む場合には融点 (Tm) +10℃の
条件で、上記構造単位(III)を含まない場合には液晶開
始温度+40℃で、それ以外のものについては、融点が観
測できる場合は融点 (Tm) +10℃の温度で、観測できな
い場合は液晶開始温度+40℃の温度でいずれもせん断速
度1,000/秒の条件下で高化式フローテスターにより測
定した値である。
の溶融粘度は100〜20,000ポイズが好ましく、特に500
〜10,000ポイズがより好ましい。なお、この溶融粘度は
上記構造単位 (III)を含む場合には融点 (Tm) +10℃の
条件で、上記構造単位(III)を含まない場合には液晶開
始温度+40℃で、それ以外のものについては、融点が観
測できる場合は融点 (Tm) +10℃の温度で、観測できな
い場合は液晶開始温度+40℃の温度でいずれもせん断速
度1,000/秒の条件下で高化式フローテスターにより測
定した値である。
【0024】ここで、融点 (Tm) とは示差熱量測定にお
いて、重合を完了したポリマーを室温から20℃/分の昇
温条件で測定した際に観察される吸熱ピーク温度 (Tm1)
の観測後、Tm1+20℃の温度で5分間保持した後、20℃
/分の降温条件で室温まで一旦冷却した後、再度20℃/
分の昇温条件で測定した際に観察される吸熱ピーク温度
(Tm2) を指す。また、液晶開始温度は、偏向顕微鏡の
試料台に乗せて、昇温加熱し、せん断応力下で乳白光を
発する温度である。
いて、重合を完了したポリマーを室温から20℃/分の昇
温条件で測定した際に観察される吸熱ピーク温度 (Tm1)
の観測後、Tm1+20℃の温度で5分間保持した後、20℃
/分の降温条件で室温まで一旦冷却した後、再度20℃/
分の昇温条件で測定した際に観察される吸熱ピーク温度
(Tm2) を指す。また、液晶開始温度は、偏向顕微鏡の
試料台に乗せて、昇温加熱し、せん断応力下で乳白光を
発する温度である。
【0025】本発明で用いる熱可塑性樹脂 (B) とは異
方性溶融相を形成しないポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリアリーレンオキシド、ポリアリーレンサルファ
イド、ポリアミド、ポリオキシメチレン、ポリスルホ
ン、ポリエーテルスルホン、ポリケトン、ポリオレフィ
ンなどから選ばれた1種以上のものであり、好ましいも
のはポリエステル、ポリカーボネート、ポリアリーレン
オキシド、ポリアリーレンサルファイドである。好まし
い具体例としては下記のものが挙げられる。
方性溶融相を形成しないポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリアリーレンオキシド、ポリアリーレンサルファ
イド、ポリアミド、ポリオキシメチレン、ポリスルホ
ン、ポリエーテルスルホン、ポリケトン、ポリオレフィ
ンなどから選ばれた1種以上のものであり、好ましいも
のはポリエステル、ポリカーボネート、ポリアリーレン
オキシド、ポリアリーレンサルファイドである。好まし
い具体例としては下記のものが挙げられる。
【0026】熱可塑性ポリエステルとしては、熱可塑性
であり、かつ芳香環を重合体の連鎖単位に有するポリエ
ステルで、芳香族ジカルボン酸 (あるいはそのエステル
形成性誘導体) とジオール (あるいはそのエステル形成
性誘導体) を主成分とする縮合反応により得られる重合
体ないしは共重合体である。ここでいうジカルボン酸と
しては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,
6−ナフタレンジカルボン酸、2, 7−ナフタレンジカ
ルボン酸、1, 5−ナフタレンジカルボン酸、ビス (p
−カルボキシフェニル) メタン、アントラセンジカルボ
ン酸、4, 4'−ビフェニルカルボン酸、4, 4'−ジフェ
ニルエーテルカルボン酸、1, 2−ビス(p−カルボキ
シフェノキシ) エタン、あるいはそのエステル形成性誘
導体などが挙げられる。なお、30モル%以下であればア
ジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ドデカンジオン
酸、ダイマー酸などの脂肪族ジカルボン酸、1, 4−シ
クロヘキサンジカルボン酸、1, 3−シクロヘキサンジ
カルボン酸などの脂環式ジカルボン酸で置換してもよ
い。また、ジオール成分としては炭素数2〜10までの脂
肪族および脂環式ジオールすなわちエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,
5−ペンタングリコール、デカメチレングリコール、3
−メチル−1, 3−プロペンジオール、ネオペンチルグ
リコール、シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキサ
ンジオールなどが挙げられるが、これらに限定されるわ
けではない。好ましいポリエステルの具体例としては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン−1, 2−ビス(フェノキシ) エタ
ン−4, 4'−ジカルボキシレート、ポリエチレン−2,
6−ナフタレート、ポリ−1, 4−シクロヘキサンジメ
チレンテレフタレートなどおよびポリエチレンテレフタ
レート/イソフタレート、ポリブチレンテレフタレート
/イソフタレート、ポリブチレンテレフタレート/セバ
ケート、ポリブチレンテレフタレート/デカンジカルボ
キシレート、ポリ−1, 4−シクロヘキサンジメチレン
テレフタレート/イソフタレートなどの共重合ポリエス
テルが挙げられる。これらのなかで特に好ましいポリエ
ステルとしてはポリブチレンテレフタレート、ポリエチ
レンテレフタレート、およびポリ−1, 4−シクロヘキ
サンジメチレンテレフタレートが挙げられる。
であり、かつ芳香環を重合体の連鎖単位に有するポリエ
ステルで、芳香族ジカルボン酸 (あるいはそのエステル
形成性誘導体) とジオール (あるいはそのエステル形成
性誘導体) を主成分とする縮合反応により得られる重合
体ないしは共重合体である。ここでいうジカルボン酸と
しては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,
6−ナフタレンジカルボン酸、2, 7−ナフタレンジカ
ルボン酸、1, 5−ナフタレンジカルボン酸、ビス (p
−カルボキシフェニル) メタン、アントラセンジカルボ
ン酸、4, 4'−ビフェニルカルボン酸、4, 4'−ジフェ
ニルエーテルカルボン酸、1, 2−ビス(p−カルボキ
シフェノキシ) エタン、あるいはそのエステル形成性誘
導体などが挙げられる。なお、30モル%以下であればア
ジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ドデカンジオン
酸、ダイマー酸などの脂肪族ジカルボン酸、1, 4−シ
クロヘキサンジカルボン酸、1, 3−シクロヘキサンジ
カルボン酸などの脂環式ジカルボン酸で置換してもよ
い。また、ジオール成分としては炭素数2〜10までの脂
肪族および脂環式ジオールすなわちエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,
5−ペンタングリコール、デカメチレングリコール、3
−メチル−1, 3−プロペンジオール、ネオペンチルグ
リコール、シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキサ
ンジオールなどが挙げられるが、これらに限定されるわ
けではない。好ましいポリエステルの具体例としては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン−1, 2−ビス(フェノキシ) エタ
ン−4, 4'−ジカルボキシレート、ポリエチレン−2,
6−ナフタレート、ポリ−1, 4−シクロヘキサンジメ
チレンテレフタレートなどおよびポリエチレンテレフタ
レート/イソフタレート、ポリブチレンテレフタレート
/イソフタレート、ポリブチレンテレフタレート/セバ
ケート、ポリブチレンテレフタレート/デカンジカルボ
キシレート、ポリ−1, 4−シクロヘキサンジメチレン
テレフタレート/イソフタレートなどの共重合ポリエス
テルが挙げられる。これらのなかで特に好ましいポリエ
ステルとしてはポリブチレンテレフタレート、ポリエチ
レンテレフタレート、およびポリ−1, 4−シクロヘキ
サンジメチレンテレフタレートが挙げられる。
【0027】ポリカーボネートとしては、ビス (4−ヒ
ドロキシフェニル) 、ビス (3, 5−ジアルキル−4−
ヒドロキシフェニル) またはビス (3, 5−ジハロ−4
−ヒドロキシフェニル) 置換を有する炭化水素誘導体を
ベースとするポリカーボネートが好ましく、2, 2−ビ
ス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン (ビスフェノー
ルA) をベースとするポリカーボネートが特に好まし
い。
ドロキシフェニル) 、ビス (3, 5−ジアルキル−4−
ヒドロキシフェニル) またはビス (3, 5−ジハロ−4
−ヒドロキシフェニル) 置換を有する炭化水素誘導体を
ベースとするポリカーボネートが好ましく、2, 2−ビ
ス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン (ビスフェノー
ルA) をベースとするポリカーボネートが特に好まし
い。
【0028】ポリアリーレンオキシドとしては、ポリ
(2, 6−ジメチル−1, 4−フェニレン) エーテル、
2, 6−ジメチルフェノール/2, 3, 6−トリメチル
フェノール共重合体、2, 6−ジメチルフェノール/
2, 3, 6−トリエチルフェノール共重合体などが挙げ
られる。ポリアリーレンオキシドには、ポリスチレン、
耐衝撃ポリスチレンなどのスチレン系樹脂を添加するこ
とができる。
(2, 6−ジメチル−1, 4−フェニレン) エーテル、
2, 6−ジメチルフェノール/2, 3, 6−トリメチル
フェノール共重合体、2, 6−ジメチルフェノール/
2, 3, 6−トリエチルフェノール共重合体などが挙げ
られる。ポリアリーレンオキシドには、ポリスチレン、
耐衝撃ポリスチレンなどのスチレン系樹脂を添加するこ
とができる。
【0029】ポリアリーレンスルフィドは、芳香環と硫
黄が結合したものである。好ましいポリアリーレンスル
フィドとしてはポリパラフェニレンスルフィドが挙げら
れ、これは部分的に分岐していても良い。このポリフェ
ニレンスルフィドに含まれる不純物を除去するため、酸
処理あるいは熱処理などの処理を用いることが好まし
い。これらの方法としては、例えば、酢酸、塩酸、硫
酸、リン酸、珪酸、炭酸、プロピル酸等の酸またはその
水溶液にPPSを浸漬し、必要により適宜、加熱、攪拌
する方法、圧力容器中で熱水処理する方法、あるいはこ
れらを組み合せた方法等が挙げられる。これらの処理を
行った場合、残存している酸、塩等を除去するため、温
水で数回洗浄するのが好ましい。
黄が結合したものである。好ましいポリアリーレンスル
フィドとしてはポリパラフェニレンスルフィドが挙げら
れ、これは部分的に分岐していても良い。このポリフェ
ニレンスルフィドに含まれる不純物を除去するため、酸
処理あるいは熱処理などの処理を用いることが好まし
い。これらの方法としては、例えば、酢酸、塩酸、硫
酸、リン酸、珪酸、炭酸、プロピル酸等の酸またはその
水溶液にPPSを浸漬し、必要により適宜、加熱、攪拌
する方法、圧力容器中で熱水処理する方法、あるいはこ
れらを組み合せた方法等が挙げられる。これらの処理を
行った場合、残存している酸、塩等を除去するため、温
水で数回洗浄するのが好ましい。
【0030】これら液晶ポリエステル樹脂 (A) と異方
性溶融相を形成しない熱可塑性樹脂(B) からなる樹脂
配合物の割合 (A) / (B) は1/99〜99/1 (重量
比) であるが、好ましくは5/95〜50/50、更に好まし
くは10/90〜35/65である。次に、本発明で用いるビス
オキサゾリン化合物 (C) の具体例としては、1,3−
フェニレンビス−2−オキサゾリン、1, 4−フェニレ
ンビス−2−オキサゾリン、ビス−2−オキサゾリン、
1, 4−ブチレンビス−2−オキサゾリン等のオキサゾ
リン化合物が挙げられる。
性溶融相を形成しない熱可塑性樹脂(B) からなる樹脂
配合物の割合 (A) / (B) は1/99〜99/1 (重量
比) であるが、好ましくは5/95〜50/50、更に好まし
くは10/90〜35/65である。次に、本発明で用いるビス
オキサゾリン化合物 (C) の具体例としては、1,3−
フェニレンビス−2−オキサゾリン、1, 4−フェニレ
ンビス−2−オキサゾリン、ビス−2−オキサゾリン、
1, 4−ブチレンビス−2−オキサゾリン等のオキサゾ
リン化合物が挙げられる。
【0031】これらビスオキサゾリン化合物 (C) の添
加量は液晶ポリエステル (A) と熱可塑性ポリエステル
(B) からなる樹脂配合物100重量部に対して0.01〜20
重量部、好ましくは0.05〜15重量部、より好ましくは0.
1〜10重量部である。添加量が20重量部以上では増粘に
よって流動性が不良となり機械的特性 (特にウェルド強
度) に悪影響を及ぼし、また0.01重量部以下では実質的
効果が得られないため好ましくない。
加量は液晶ポリエステル (A) と熱可塑性ポリエステル
(B) からなる樹脂配合物100重量部に対して0.01〜20
重量部、好ましくは0.05〜15重量部、より好ましくは0.
1〜10重量部である。添加量が20重量部以上では増粘に
よって流動性が不良となり機械的特性 (特にウェルド強
度) に悪影響を及ぼし、また0.01重量部以下では実質的
効果が得られないため好ましくない。
【0032】なお、本発明の成形前の樹脂組成物を製造
するにあたり、従来から公知のポリエステルの重合触
媒、耐熱剤、耐候剤、帯電防止剤、染料、着色剤、結晶
核剤、難燃剤などの添加剤や、タルク、クレー、雲母、
メタケイ酸カルシウム、ケイ砂、ガラスビーズ、ガラス
フレーク、チタン酸カリウイスカー、石コウ繊維などの
無機充填剤、ガラス繊維、アスベスト繊維、炭素繊維な
どの補強剤などを添加することも可能である。
するにあたり、従来から公知のポリエステルの重合触
媒、耐熱剤、耐候剤、帯電防止剤、染料、着色剤、結晶
核剤、難燃剤などの添加剤や、タルク、クレー、雲母、
メタケイ酸カルシウム、ケイ砂、ガラスビーズ、ガラス
フレーク、チタン酸カリウイスカー、石コウ繊維などの
無機充填剤、ガラス繊維、アスベスト繊維、炭素繊維な
どの補強剤などを添加することも可能である。
【0033】特に難燃剤は有機高分子難燃剤が好まし
い。有機高分子難燃剤としては、分子中に臭素原子を有
するものが好ましく、特に臭素含量20重量%以上のもの
が好ましい。具体例としては臭素化ポリカーボネート
(例えば臭素化ビスフェノールAを原料として製造され
たポリカーボネートオリゴマーあるいはそのビスフェノ
ールAとの共重合物) 、臭素化エポキシ化合物(例えば
臭素化ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの反応
によって製造されるジエポキシ化合物や臭素化フェノー
ル類とエピクロルヒドリンとの反応によって得られるモ
ノエポキシ化合物) 、ポリ (臭素化ベンジルアクリレー
ト) 、臭素化ポリフェニレンエーテル、臭素化ビスフェ
ノールA、塩化シアヌルおよび臭素化フェノールの縮合
物、臭素化ポリスチレン (ポリスチレンの臭素化物、ジ
ブロモスチレンの重合体など) 、架橋臭素化ポリスチレ
ン、架橋臭素化ポリα−メチルスチレン等のハロゲン化
されたポリマーやオリゴマーあるいは、これらの混合物
が挙げられ、なかでもエチレンビス (テトラブロモフタ
ルイミド) 、臭素化エポキシオリゴマーまたはポリマ
ー、臭素化ポリスチレン、架橋臭素化ポリスチレン、臭
素化ポリフェニレンエーテルおよび臭素化ポリカーボネ
ートが好ましく、臭素化ポリスチレンが特に好ましく使
用できる。
い。有機高分子難燃剤としては、分子中に臭素原子を有
するものが好ましく、特に臭素含量20重量%以上のもの
が好ましい。具体例としては臭素化ポリカーボネート
(例えば臭素化ビスフェノールAを原料として製造され
たポリカーボネートオリゴマーあるいはそのビスフェノ
ールAとの共重合物) 、臭素化エポキシ化合物(例えば
臭素化ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの反応
によって製造されるジエポキシ化合物や臭素化フェノー
ル類とエピクロルヒドリンとの反応によって得られるモ
ノエポキシ化合物) 、ポリ (臭素化ベンジルアクリレー
ト) 、臭素化ポリフェニレンエーテル、臭素化ビスフェ
ノールA、塩化シアヌルおよび臭素化フェノールの縮合
物、臭素化ポリスチレン (ポリスチレンの臭素化物、ジ
ブロモスチレンの重合体など) 、架橋臭素化ポリスチレ
ン、架橋臭素化ポリα−メチルスチレン等のハロゲン化
されたポリマーやオリゴマーあるいは、これらの混合物
が挙げられ、なかでもエチレンビス (テトラブロモフタ
ルイミド) 、臭素化エポキシオリゴマーまたはポリマ
ー、臭素化ポリスチレン、架橋臭素化ポリスチレン、臭
素化ポリフェニレンエーテルおよび臭素化ポリカーボネ
ートが好ましく、臭素化ポリスチレンが特に好ましく使
用できる。
【0034】これらの有機高分子難燃剤の添加量は、樹
脂組成物100重量部当り0.2〜30重量部が好ましく、
0.5〜20重量部がより好ましい。液晶ポリエステル
(A) 、熱可塑性樹脂(B) およびビスオキサゾリン化合
物(C) を混合する方法としては各種の方法が適用可能
である。溶融混合する装置としては混合ロール、バンバ
リーミキサー、ニーダー、押出機などが挙げられるが、
なかでも押出機が好ましい。押出機としては単軸、また
は二軸以上のスクリューを有するものいずれも使用可能
であるが、特に二軸押出機を使用するのが好ましい。
脂組成物100重量部当り0.2〜30重量部が好ましく、
0.5〜20重量部がより好ましい。液晶ポリエステル
(A) 、熱可塑性樹脂(B) およびビスオキサゾリン化合
物(C) を混合する方法としては各種の方法が適用可能
である。溶融混合する装置としては混合ロール、バンバ
リーミキサー、ニーダー、押出機などが挙げられるが、
なかでも押出機が好ましい。押出機としては単軸、また
は二軸以上のスクリューを有するものいずれも使用可能
であるが、特に二軸押出機を使用するのが好ましい。
【0035】本発明は上記のようにして得られた樹脂組
成物を管状に成形するが、その成形方法としては、射出
成形、押出成形、ブロー成形などの通常の方法が適用可
能であるが特に押出成形が好ましい。また、「プラスチ
ックエージ」No.5 (1991), p.184に開示されているよう
な剪断コントロール配向押出技術も本発明の管状成形体
を得る好ましい方法として例示できる。
成物を管状に成形するが、その成形方法としては、射出
成形、押出成形、ブロー成形などの通常の方法が適用可
能であるが特に押出成形が好ましい。また、「プラスチ
ックエージ」No.5 (1991), p.184に開示されているよう
な剪断コントロール配向押出技術も本発明の管状成形体
を得る好ましい方法として例示できる。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、これらの例は本発明の適応範囲を限定するも
のではない。なお、実施例中の部は重量部を表す。 参考例1 p−ヒドロキシ安息香酸 870重量部、4,4'−ジヒドロ
キシビフェニル 168重量部、無水酢酸 914重量部、テレ
フタル酸150重量部および固有粘度が約0.6dl/g のポ
リエチレンテレフタレート 259重量部を攪拌翼、留出管
を備えた反応容器に仕込み、次の反応条件で脱酢酸重縮
合を行なった。
明するが、これらの例は本発明の適応範囲を限定するも
のではない。なお、実施例中の部は重量部を表す。 参考例1 p−ヒドロキシ安息香酸 870重量部、4,4'−ジヒドロ
キシビフェニル 168重量部、無水酢酸 914重量部、テレ
フタル酸150重量部および固有粘度が約0.6dl/g のポ
リエチレンテレフタレート 259重量部を攪拌翼、留出管
を備えた反応容器に仕込み、次の反応条件で脱酢酸重縮
合を行なった。
【0037】まず、窒素ガス雰囲気化に 100〜250℃で
1.5時間反応させた後、 290℃、2時間で0.5mmHgに減
圧し、さらに1.0時間反応させ、重縮合を完結させたと
ころ、ほぼ理論量の酢酸が留出し、下記の理論構造式を
有する液晶ポリエステル (A−1)を得た。
1.5時間反応させた後、 290℃、2時間で0.5mmHgに減
圧し、さらに1.0時間反応させ、重縮合を完結させたと
ころ、ほぼ理論量の酢酸が留出し、下記の理論構造式を
有する液晶ポリエステル (A−1)を得た。
【0038】
【0039】k/l/m/n=70/10/20/30 このポリエステルの融点は267℃、対数粘度 (0.1g/dl
の濃度でペンタフルオロフェノール中、60℃で測定) は
1.62dl/g であり、 270℃、せん断速度1000/秒での溶
融粘度は1050ポイズであった。 参考例2 p−ヒドロキシ安息香酸 932重量部、4, 4'−ジヒドロ
キシビフェニル 210重量部、2, 6−ジアセトキシナフ
タレン 274重量部、テレフタル酸 374重量部および無水
酢酸1010重量部を攪拌翼、留出管を備えた反応容器に仕
込み、次の条件で脱酢酸重縮合を行なった。まず、窒素
ガス雰囲気下に 100〜250℃で5時間、250〜330℃で1.
5時間反応させた後、 310℃、1.5時間で0.5mmHgに減
圧し、さらに1.0時間反応させ、重縮合を完結させたと
ころ、ほぼ理論量の酢酸が留出し、下記の理論構造式を
有する液晶ポリエステル (A−2) を得た。
の濃度でペンタフルオロフェノール中、60℃で測定) は
1.62dl/g であり、 270℃、せん断速度1000/秒での溶
融粘度は1050ポイズであった。 参考例2 p−ヒドロキシ安息香酸 932重量部、4, 4'−ジヒドロ
キシビフェニル 210重量部、2, 6−ジアセトキシナフ
タレン 274重量部、テレフタル酸 374重量部および無水
酢酸1010重量部を攪拌翼、留出管を備えた反応容器に仕
込み、次の条件で脱酢酸重縮合を行なった。まず、窒素
ガス雰囲気下に 100〜250℃で5時間、250〜330℃で1.
5時間反応させた後、 310℃、1.5時間で0.5mmHgに減
圧し、さらに1.0時間反応させ、重縮合を完結させたと
ころ、ほぼ理論量の酢酸が留出し、下記の理論構造式を
有する液晶ポリエステル (A−2) を得た。
【0040】
【0041】k/l/m/n=75/12.5/12.5/25 このポリエステルの融点は 282℃、対数粘度 (0.1g/dl
の濃度でペンタフルオロフェノール中、60℃で測定) は
4.88dl/g であり、 300℃、せん断速度1000/秒での溶
融粘度は4100ポイズであった。 実施例1〜9、比較例1〜2 液晶ポリエステルA−1またはA−2;ポリブチレンテ
レフタレート(IV 1.25) および下記ビスオキサゾリン化
合物 (a) 〜 (c) をそれぞれ所定量秤取し、ドライブ
レンドした。 250〜280℃に設定した35mmφ二軸押出機
で溶融押出し、水冷後ペレット化した。
の濃度でペンタフルオロフェノール中、60℃で測定) は
4.88dl/g であり、 300℃、せん断速度1000/秒での溶
融粘度は4100ポイズであった。 実施例1〜9、比較例1〜2 液晶ポリエステルA−1またはA−2;ポリブチレンテ
レフタレート(IV 1.25) および下記ビスオキサゾリン化
合物 (a) 〜 (c) をそれぞれ所定量秤取し、ドライブ
レンドした。 250〜280℃に設定した35mmφ二軸押出機
で溶融押出し、水冷後ペレット化した。
【0042】
【0043】次に得られたペレットを乾燥したのち、40
mmφ単軸スクリュー押出成形機に供し、ホッパー 250〜
280℃の温度設定で6×2mmの円筒ダイから押出し、外
径6mm、内径4mmのチューブを成形した。押出性は良好
であり、平滑な表面のものが得られた。また得られたチ
ューブは強靱であった。さらに、実施例1〜9、比較例
1〜2の各組成物の靱性、線膨張率および溶融粘度を調
べるため、得られたペレットを住友ネスタール射出成形
機プロマット40/25 (住友重機機械工業 (株) 製) に供
し、シリンダ温度 260℃、金型温度80℃条件で、1/8"厚
のASTM No.1ダンベル及び 1/32"厚×1/2"幅×12.7mm長
のテストピースを作成した。引張伸びは、ダンベルを用
いて島津製作所オートグラフ2tを用いてひずみ速度10
mm/min 、スパン間距離30mm条件で測定した。また、線
膨張率は、1/32" 厚のテストピースの23℃と80℃での流
動方向の長さから求めた。これらの結果を表1に示す。
mmφ単軸スクリュー押出成形機に供し、ホッパー 250〜
280℃の温度設定で6×2mmの円筒ダイから押出し、外
径6mm、内径4mmのチューブを成形した。押出性は良好
であり、平滑な表面のものが得られた。また得られたチ
ューブは強靱であった。さらに、実施例1〜9、比較例
1〜2の各組成物の靱性、線膨張率および溶融粘度を調
べるため、得られたペレットを住友ネスタール射出成形
機プロマット40/25 (住友重機機械工業 (株) 製) に供
し、シリンダ温度 260℃、金型温度80℃条件で、1/8"厚
のASTM No.1ダンベル及び 1/32"厚×1/2"幅×12.7mm長
のテストピースを作成した。引張伸びは、ダンベルを用
いて島津製作所オートグラフ2tを用いてひずみ速度10
mm/min 、スパン間距離30mm条件で測定した。また、線
膨張率は、1/32" 厚のテストピースの23℃と80℃での流
動方向の長さから求めた。これらの結果を表1に示す。
【0044】
【0045】上記表1の結果より、ビスオキサゾリン化
合物を添加すると、液晶ポリエステルとポリブチレンテ
レフタレート (PBT) のみからなる組成物の場合より
も引張伸度が大きく改善されることがわかる。 実施例10〜13、比較例3〜6 液晶ポリエステルA−1 20部、表2記載の熱可塑性樹脂
80部およびビスオキサゾリン化合物をそれぞれ所定量秤
取し、ドライブレンドした。 250〜280℃に設定した30m
mφ二軸押出機で溶融押出、水冷後ペレット化した。得
られたペレットを実施例1〜9、比較例1〜2と同様に
チューブ成形を行ない、さらに上記と同様に成形試験片
を用いて引張伸度と線膨張係数を測定した。
合物を添加すると、液晶ポリエステルとポリブチレンテ
レフタレート (PBT) のみからなる組成物の場合より
も引張伸度が大きく改善されることがわかる。 実施例10〜13、比較例3〜6 液晶ポリエステルA−1 20部、表2記載の熱可塑性樹脂
80部およびビスオキサゾリン化合物をそれぞれ所定量秤
取し、ドライブレンドした。 250〜280℃に設定した30m
mφ二軸押出機で溶融押出、水冷後ペレット化した。得
られたペレットを実施例1〜9、比較例1〜2と同様に
チューブ成形を行ない、さらに上記と同様に成形試験片
を用いて引張伸度と線膨張係数を測定した。
【0046】
【0047】上記表2の結果より相溶化剤としてビスオ
キサゾリン化合物を用いると液晶ポリエステルと他の熱
可塑性樹脂のみからなる組成物の場合よりも、引張伸び
および線膨張率ともに改善されることがわかった。
キサゾリン化合物を用いると液晶ポリエステルと他の熱
可塑性樹脂のみからなる組成物の場合よりも、引張伸び
および線膨張率ともに改善されることがわかった。
【0048】
【発明の効果】本発明の管状成形体は、耐熱性、機械物
性および成形性に優れており、金属代替プラスチック部
材等の種々の用途に使用することができる。
性および成形性に優れており、金属代替プラスチック部
材等の種々の用途に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08G 63/60 NPS 7211−4J
Claims (2)
- 【請求項1】(A) 下記構造単位 (I), (II), (IV) ま
たは (I), (II), (III), (IV)からなる液晶ポリエステ
ル樹脂1〜99重量%と (ただし式中R1 は から選ばれた一種以上の基を示しR2 は から選ばれた一種以上の基を示す。また、式中Xは水素
原子または塩素原子を示し、構造単位[ (II) +(III)
]と構造単位 (IV)は実質的に等モルである。) (B) 異方性溶融相を形成しない熱可塑性樹脂99〜1重
量%からなる樹脂配合物100重量部に対して (C) 下記一般式で表わされるビスオキサゾリン化合物
0.01〜20重量部を含有せしめてなる樹脂組成物。 (ただし、式中Zは アルキレンまたは直接結合基を、R1 〜R8 は各々水素
原子またはアルキル基を示す) - 【請求項2】 請求項1の樹脂組成物を管状に成形して
なる管状形成体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30192491A JPH05140422A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 熱可塑性樹脂組成物及び管状成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30192491A JPH05140422A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 熱可塑性樹脂組成物及び管状成形体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05140422A true JPH05140422A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17902753
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30192491A Pending JPH05140422A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 熱可塑性樹脂組成物及び管状成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05140422A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10219071A (ja) * | 1997-02-06 | 1998-08-18 | Asahi Denka Kogyo Kk | 熱硬化性組成物 |
| JP2901095B2 (ja) * | 1993-05-27 | 1999-06-02 | ビオテック・ビオロギッシュ・ナトゥフェアパックンゲン・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニ・フォルシュンクス−・ウント・エントヴィックルンクス・コマンディット・ゲゼル | 熱可塑性デンプンの製造方法 |
| WO2021001520A1 (en) | 2019-07-04 | 2021-01-07 | Universiteit Maastricht | High performance lcp materials |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP30192491A patent/JPH05140422A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2901095B2 (ja) * | 1993-05-27 | 1999-06-02 | ビオテック・ビオロギッシュ・ナトゥフェアパックンゲン・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニ・フォルシュンクス−・ウント・エントヴィックルンクス・コマンディット・ゲゼル | 熱可塑性デンプンの製造方法 |
| JPH10219071A (ja) * | 1997-02-06 | 1998-08-18 | Asahi Denka Kogyo Kk | 熱硬化性組成物 |
| WO2021001520A1 (en) | 2019-07-04 | 2021-01-07 | Universiteit Maastricht | High performance lcp materials |
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