JPH0514105U - 被 服 - Google Patents

被 服

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JPH0514105U
JPH0514105U JP1573592U JP1573592U JPH0514105U JP H0514105 U JPH0514105 U JP H0514105U JP 1573592 U JP1573592 U JP 1573592U JP 1573592 U JP1573592 U JP 1573592U JP H0514105 U JPH0514105 U JP H0514105U
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clothing
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    • D06N3/12Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins
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    • A41CCORSETS; BRASSIERES
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    • AHUMAN NECESSITIES
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 肌触りが良く、洗濯によって剥がれるおそれ
もなく耐洗濯性に優れ、また、製造の手間が軽減され生
産性が良好な、ボーンないしは生地の伸縮抑制材が付与
された被服を提供する。 【構成】 ブラジャーの夫々、カップの略下側の周縁
部、上側脇部、背部布の部分の生地の上に架橋性ポリウ
レタン樹脂のプレポリマーをノズルより吐出し、加熱架
橋重合させて、ボーン61、62、63を固着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボーン又は身体の形を整えるための伸縮抑制材が、被服を構成する 生地表面に固着された被服に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ファンデーションまたは衣服などの被服に美容上の観点から人体の 特定部分を保型または造型するため、あるいは着用している被服の好ましくない 移動(例えばずり下がりやずり上がり)などを防止するため、あるいはコルセッ トなどにおいては身体の一部を保護するためなどに適宜の弾力性あるいは剛性を 有する金属や合成樹脂からなるワイヤー状、棒状、または板状のボーンが用いら れてきている。また、例えばファンデーション類などの身体の形を整えて美容上 の整形効果を重視する被服においては、身体の一部の贅肉が膨出するのを抑制し て拘束し、整形するために被服の生地の伸縮性を抑制するように所望の箇所に光 硬化性樹脂組成物を塗着し、紫外線などを照射して前記光硬化性樹脂組成物を硬 化させた伸縮抑制材を付与した被服なども提案されている。
【0003】 具体的例を挙げて説明すると、例えばブラジャーにおいては代表的には、乳房 受け用のカップのほぼ下側半周縁部に沿って、ほぼ半円弧状の剛性を有する金属 線もしくは合成樹脂からなるワイヤー状の芯線からなるボーンをカップ布の周縁 部にバイアステープなどの生地を用いて、袋状の空間を縫製により設けて、その 中にこれらの芯線からなるボーンを挿入して縫製したものが通常用いられている 。特にブラジャーにおいては美容上の観点から乳房を形よく保持し、保型または 造型する目的でボーンが用いられることが多い。
【0004】 また、例えばガードルなどにおいては、ウエスト部分に金属製の板状棒状物の 形をしたボーンなどをほぼ縦方向ないしは縦方向に対して斜め方向など複数箇所 に上記と同様にバイアステープなどの生地を用いて、袋状の空間を縫製により設 け、その中にこれらのボーンを挿入して縫製したものが通常用いられている。
【0005】 このようなガードルなどにおいては、ウエストラインをきれいにすると言う美 容上の目的もあるが、特にずり下がり防止が主たる目的でボーンが用いられるこ とが多い。
【0006】 また、フィットスリップなどの人体にぴったりフィットさせて着用するタイプ のファンデーション類においては、これらを着用した場合、例えば、着用者が歩 くなど動いた場合に、これらのフィットスリップなどの下半身部分に相当する部 分がずり上がってくることが多く、これらのずり上がり防止の意味からも、フィ ットスリップなどの両脇のラインに沿って縦方向にワイヤー状などのボーンを前 記と同様に縫製により設けることが行われる場合がある。
【0007】 また、ガードルや水着などにおいては、腹部の膨出を抑制する目的で腹部に相 当する部分に前記光硬化性樹脂組成物などの伸縮抑制材を塗布して光硬化させる ことや、同様にヒップアップの目的でヒップ部に相当する部分にこれらの伸縮抑 制材を付与することも提案されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例で説明したボーンを用いたものは、ボーンを生地で 形成した袋状の空間に挿入して縫製したものでありボーン自体は直接生地に固着 されていないので、着用中の動きや洗濯中にボーンが袋状空間の中で動いてずれ るため、ボーンが被服を構成する生地を突き破って抜け出してしまうことがある 。
【0009】 また、袋状の空間を縫製によって設けるため縫製に極めて手間が掛かりコスト の低減がはかりにくいなどの問題がある。 この欠点を防止するため、ボーンを合成樹脂で構成し、接着剤で生地に接着し たりボーンを熱可塑性樹脂で構成して熱融着して生地に固着することも考えられ る。しかしながらこの場合には、接着剤が生地を浸透して生地の反対面まで浸出 して固化したり、熱融着の場合も熱をかけると熱可塑性樹脂は溶融し粘度が低下 するためその一部が生地の反対面に浸出して固化するため、肌触りが全く損なわ れてしまうという大きな問題がある。
【0010】 更に生地の伸縮抑制材を用いる場合には合成樹脂溶液や光硬化性樹脂組成物を 生地に塗布して乾燥ないしは光硬化させる場合もこれらを塗布した段階でこれら の溶液が生地の反対面に浸出するため同様の問題が生じる。
【0011】 本考案は、肌触りが良く、洗濯によって剥がれるおそれもなく耐洗濯性に優れ 、また、製造の手間が軽減され生産性が良好な、ボーンないしは生地の伸縮抑制 材が付与された被服を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために本考案の被服は、ボーン又は身体の形を整えるため の伸縮抑制材が、被服を構成する生地表面に固着された被服において、前記ボー ン又は伸縮抑制材が架橋性ポリウレタン樹脂からなり、且つ、前記ボーン又は伸 縮抑制材は、前記架橋性ポリウレタン樹脂のプレポリマーが前記生地表面に付与 されて架橋重合されて固着されたポリウレタン樹脂からなることを特徴とする。
【0013】 また、前記構成においては、被服がファンデーション類又は水着である事が好 ましい。 また、前記構成においては、ボーンまたは伸縮抑制材を構成する架橋性ポリウ レタン樹脂が生地の織目または編目の空間に入り込んでいるが、生地の反対面ま で浸出していない被服であることが好ましい。
【0014】
【作用】
本考案の被服は、ボーン又は身体の形を整えるための伸縮抑制材が、被服を構 成する生地表面に固着された被服において、前記ボーン又は伸縮抑制材が架橋性 ポリウレタン樹脂からなり、且つ、前記ボーン又は伸縮抑制材は、前記架橋性ポ リウレタン樹脂のプレポリマーが前記生地表面に付与されて架橋重合されて固着 されたポリウレタン樹脂からなる。従って、架橋性ポリウレタン樹脂のプレポリ マーは加工する上では比較的都合の良い粘度ないしは性質を有しており、例えば 生地の表面にポリウレタン樹脂を付与する場合に通常ノズルから押し出されるが 、ノズルからは容易に押し出すことができ且つ生地の上に積層された場合におい ても生地の織目や編目などの空間にはある程度入り込んで接着力を向上させるが 生地の反対面までに浸出しないし、しかもこの段階で加熱して架橋重合させると 更に粘度が上昇し、ついには固化するので、熱可塑性樹脂のように加熱によって 溶融して更に粘度が低下することはなく、生地の反対面への浸出がより一層防止 されることになり、肌触りは極めて良好になる。しかも生地の上で架橋重合固化 するためしっかりと生地に接着固化するので耐洗濯性も優れたものとなる。しか も、何らの接着剤も使用しないし、縫製によって固着するものでもなく、単に生 地の上にプレポリマーを例えばノズルから押し出して適宜の形に付与し、加熱し て架橋重合させることによって固着させることができるので手間がかからず、生 産性が極めて良好になる。
【0015】 また、ホリウレタン樹脂は原料組成や硬化剤などを適宜調整することにより、 容易に堅いものから比較的しなやかな物性のものに仕上げることができ、付与す る被服の種類、部所、目的に応じて使い分けがしやすい。
【0016】 また、前記構成において、被服がファンデーション類又は水着である本考案の 好ましい構成とすることにより、これらは、特に人体の形を整える機能を付与し たり、ずり上がりやずり下がりが生じやすいので、本考案の作用が好適に発揮さ れる。
【0017】 また、本考案はボーン又は伸縮抑制材を構成する架橋性ポリウレタン樹脂が生 地の織目または編目の空間に入り込んでいるが、生地の反対面まで浸出していな いので、肌触りは極めて良好であり、しかも架橋性ポリウレタン樹脂は生地の織 目または編目の空間に入り込んでいるのでこの架橋性ポリウレタン樹脂がしっか りと生地に接着固化されており耐洗濯性も優れた被服とすることができる。
【0018】
【実施例】
本考案で言う被服の具体的な例としては、例えば、ブラジャー、ロングライン ブラジャー、フィットスリップ、ガードル、ウエストニッパー、スリーインワン 、ボディスーツ、ブラスリップ、レオタード、カップ付きドレス、コルセット、 水着、イブニングドレス、スーツなどでが例示されるが必ずしもこれらのみに限 定されるものではない。
【0019】 特に身体の保型、造型効果や被服の型崩れを防止する効果、被服のしわ発生防 止などの効果を付与したい被服類、あるいは着用中のずり上がり、ずり下がりな どの移動が生じやすい被服などであれば、いずれにも好適に適用できる。
【0020】 図1は本考案で用いるポリウレタン樹脂からなるボーンの形状の一例を示す斜 視図である。1はボーン、2はポリウレタン樹脂を示している。このボーンの場 合は円弧状になっているので、ブラジャーその他の乳房受け用のカップを有する 被服に好適に適用される。もちろん適用する被服の種類や適用する部位によって 、ボーンの形状は適宜好適な形状にして使用すれば良く、ワイヤー状にしたり板 状棒状物の形にしたり、長手方向の形状を円弧状でなく、目的により、ほぼ直線 状の形にしたり、その他、断面形状や長さ方向の形状など使用目的、用途、使用 部位などに応じて適宜の形状にすれば良く、この形状のみに限定されるものでは ない。例えば図2は板状棒状物の形のボーンの部分斜視図であるが、図2に示し たようにボーン1の長手方向にほぼ垂直な方向に略V字状の溝3を設けて、より フレキシビリティを向上させる形にしても良い。尚、図2において2はポリウレ タン樹脂を示す。
【0021】 例えばこの様なボーンは図3(腰部保護用コルセットを着用した状態を示す部 分側面図)に示すように腰部保護用コルセットなどに使用した場合に、人体が後 方にある程度は反り返るように動かせるが、後方に反った場合に溝3が閉じ、そ れ以上後方に反り返らないようにしたコルセットで、例えば腰痛用のコルセット などに好適に使用される例である。
【0022】 図3において1はボーン、2はポリウレタン樹脂、3は断面略V字状の溝、4 はコルセット本体を示す。 また図4は略円弧状のボーンの平面図を示したものであるが、図4に示すよう に適宜の位置に溝3を設けてフレキシビリティを付与するような形にしても良い 。図4において、1はボーン、2はポリウレタン樹脂、3は断面略V字状の溝、 4はコルセット本体を示す。
【0023】 また図5は別のボーンの一例の長手方向に対し直角方向に切断した断面図であ り、1はボーン、2はポリウレタン樹脂、3はボーン1の長さ方向に沿って設け られた溝を示す。
【0024】 以上少数の例で説明したようにボーンの形状は単純な板状物や棒状物、ワイヤ ー状物などだけでなく、適宜必要に応じて任意の形状にすることができる。(以 下、他の実施例の説明においても、同様である。) 図6は本考案のポリウレタン樹脂からなるボーン61がカップ周縁部に取り付 けられたブラジャーを示す主要部分の概略見取図である。ボーン61はブラジャ ーのカップの略下側の周縁部に固着されている例で、このような位置にボーンが 取り付けられる場合は、美容上の観点から乳房を形よく保持し、保型または造型 する目的でボーンが用いられている例である。また、必要に応じて、乳房が脇に 流れるのを防止するために、ボーン62の如く上側脇部に沿ったボーンを設けて もよい。またボーン63は背部布64が幅方向に縮んだり、洗濯により丸まって しまって形が崩れ見栄えが低下したり、着用がしにくくなるのを防止する目的な どの場合に、この位置にボーン63を設けることが好ましい。
【0025】 これらのボーンは被服の生地の所定の場所の上に2液性のポリウレタン樹脂の プレポリマーを適宜のノズルから所定の太さまたは厚さで吐出し、加熱して架橋 重合させて固着することができる。この様にノズルからポリウレタン樹脂プレポ リマーなどを加熱しながら吐出させる装置としては、通常ハンドガンが用いられ るが、本考案の目的が達成される限り、他の装置や方法でもよいことは当然であ る。
【0026】 図7は本考案のボーン71が脇部に略縦方向に取り付けられたストラップレス タイプのブラジャーを示す主要部分の概略見取図である。背部布72が洗濯など により幅方向に縮んだり、丸まってしまって見栄えが低下したり、着用がしにく くなるのを防止する目的などの場合に、この位置にボーンを設けることが好まし い。
【0027】 また、必要に応じてカップ上側縁部に沿ってボーン73を設けることにより、 ブラジャーのずり下がりを防止したり、また、必要に応じて、背部布72の上下 縁に沿って、ボーン74を設けることにより、更に背部布の縮みや丸まりの防止 を強化してもよい。
【0028】 図8は本考案のボーンを有するロングラインブラジャーを示す主要部分の概略 見取図である。ボーン81はロングラインブラジャーのカップの略下側の周縁部 に融着されおり、美容上の観点から乳房を形よく保持し、保型または造型する目 的のボーンであり、また、ボーン82は背部布84が幅方向に縮んだり、丸まっ てしまい見栄えが低下したり、着用がしにくくなるのを防止する目的、ならびに 、前ボディ部布83が着用中に上部方向にずり上がって、しわが生じるのを防止 する役割をになう場合の例である。
【0029】 図9は本考案のボーンを有する別のタイプのロングラインブラジャーを示す主 要部分の概略見取図である。ボーン91,92,93,94はいずれもロングラ インブラジャーが縦方向に縮んで、見栄えが低下したり、着用しにくくなるのを 防止すると共に、着用中に上部がずり下がったり、下部がずり上がってしわが生 じるのを防止する目的で設けられており、また、ボーン91,92は乳房の保型 ないしは造型の目的も兼ねている。
【0030】 図10は本考案のボーンを有するフィットスリップを示す主要部分の概略見取 図である。ボーン101が両脇部に設けられた態様の例を示しており、この場合 のボーン101は着用中にフィットスリップ下部が次第にずり上がってきて、し わが生じるのを防止する目的で設けられている。
【0031】 更に必要に応じてボーン102を乳房受け部の下側縁部に沿って設けることに より、乳房を形よく保持する役割を付与してもよい。 図11は本考案のボーンを有するスリー・イン・ワンを示す主要部分の概略見 取図である。ボーン111,112は乳房受け部の下方から下側に向かって設け られており、ボーン113は脇部に設けられている例である。これらのボーンは 着用中の上部のずり下がり、下部のずり上がりを防止する目的で設けられた例で ある。
【0032】 図12は本考案のボーンを有するガードルを示す主要部分の概略見取図である 。ボーン122,123はウエストラインないしはそれより上方の位置に斜めに 設けられており、ボーン121は脇部にウエストラインを上下にまたがって設け られている例である。これらのボーンは着用中の上部のずり下がりによりしわが 生じるのを防止する目的で設けられた例である。
【0033】 図13は本考案のボーンを有するウエストニッパーを示す主要部分の概略見取 図である。ボーン131,132は腹部側のウエストラインを絞るような形で上 下方向に設けられており、ボーン133は脇部に同じくウエストラインを絞るよ うな形で上下方向に設けられている例である。これらのボーンは着用中の上部の ずり下がり、下部のずり上がりによりしわが生じるのを防止する目的とウエスト の形をきれいに整える目的で設けられた例である。
【0034】 以上、本考案のボーンを設けた被服の数種類の具体例を示したが、本考案はこ れらの具体例のみに限定されるものではない。 本考案において伸縮性抑制材は被服の所定箇所の伸びを拘束したり、伸縮性、 弾力性をコントロールして身体の贅肉などの膨出を押さえ、身体の形を美容上整 えたい部分に相当する被服の対応部分に施される。
【0035】 通常はポリウレタン樹脂がフイルム状に被服の生地の上に固着されたものであ る。 伸縮性抑制材はボーンに比べては剛性は要求されないので、フイルム状とは厚 さが比較的薄いという意味であって、必ずしも連続した平面シート状である必要 はなく、デザインを考慮して適宜の模様状にしたものも含む意味である。
【0036】 図14〜図16にその一例を示したように付与するポリウレタン樹脂の付与パ ターンの密度を変えて部分的に伸縮抑制力に強弱をつけても良い。 図14は本考案の一例の伸縮抑制材を付与した水着を示す斜視図であり、14 1で示したした部分がパターン状にポリウレタン樹脂からなる伸縮抑制材が付与 された部分であり、下腹部に付与された樹脂付与部の面積は大きく、従って密に 樹脂が付与されており、上方に向うにしたがって樹脂の付与部の面積が小さいパ ターンすなわち樹脂の付与が粗になっている。
【0037】 これにより、下腹部の膨出を十分拘束し、それより上の腹部もある程度の拘束 力をもって膨出を拘束しているが、下腹部ほど強く拘束する必要がないので、そ の分、拘束力が弱められており、みぞおち近傍に不必要な強い拘束力が作用しな いようにして、着用感の低下を防止している例である。この様な微妙な拘束力の 変化を必要としない場合には、この様なパターン状でなく、伸縮抑制材付与部分 を連続ベタ状にしても良いことはもち論である。
【0038】 図15は本考案の一例の伸縮抑制材を付与したガードルの一例を示す斜視図で ある。 151がガードル本体、152が腹部の膨出を押さえるためにパターン状に付 与されたガードル本体151の生地の伸びを制御するためのポリウレタン樹脂か らなる伸縮抑制材の付与部分を示す。
【0039】 152の伸縮抑制材付与部分は、パターン状に付与されており、下の方が大き な面積のパターンで上方にいくにしたがってパターンの面積が小さくなっており 、このパターンの場合、下腹部の膨出を特に強く拘束し、中腹部から上腹部にか けては、それ程強く拘束する必要がないので、拘束力を次第に小さくしており、 着心地の低下を防止している。153で示した脇腹から臀部の樹脂の付与部分は 、付与された樹脂のパターンが水玉模様状にされており、拘束力がやや弱められ ている。
【0040】 図16は図15のガードルを斜め後ろから見た概念斜視図である。 153で示した部分の下臀部に相当する部分の樹脂の付与の面積が密になって おり、この密になっている部分でヒップアップ機能を持たせている。
【0041】 この様に本考案は特に強く拘束すべき部分とそれより弱めに拘束したい部分と にパターンの面積の密度を変えることにより、微妙に拘束力を部分的に変化させ る様に伸縮性抑制材を付与しても良いし、伸縮抑制材が付与された部分の伸縮抑 制力が一様でも良い場合には連続ベタ状に付与しても良いし、デザインによって はポリウレタン樹脂を生地の上に薄いライン状に押し出しながら適宜の模様を描 くようにしても良い。
【0042】 伸縮抑制材の付与厚みは、樹脂の種類や目的とする拘束力を考慮して決定すれ ば良く、特に限定するものではないが通常500μm〜100μm程度が好まし い。
【0043】 以上、少数の例で説明したように、伸縮抑制材の付与形状や付与する被覆の程 度は必要に応じて任意に選定すれば良く、これらの少数の例に限定されるもので はない。
【0044】 本考案で用いる架橋性のポリウレタン樹脂は通常の架橋性ポリウレタン樹脂が もちいられ、通常2液型のポリウレタン樹脂と呼ばれているものである。 これらは、一般に2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物 と、ポリオールと呼ばれている2個以上のヒドロキシ基を有する化合物を原料と するものであり、通常はジイソシアネート化合物とジヒドロキシ化合物が主体で あり、これに必要に応じて3官能以上のイソシアネート化合物や3官能以上のポ リオールが併用される。
【0045】 ポリオールにはポリエーテル型のポリオールやポリエステル型のポリオールが あり、ポリエステル型のポリオールを用いる方がポリエーテル型のポリオールを 用いる場合に比べて、比較的硬度が硬くなりやすい。ポリオールとして官能基間 の長さの短いもの、あるいは3官能以上のイソシアネート類を使用することによ って生成する樹脂の架橋密度が大きくなり、硬さが硬いものとすることもできる 。また、硬化剤や鎖延長剤としてとして2個以上のアミノ基を有するアミン類( 通常ジアミン類やトリアミン類が主に用いられるが)も用いることができ、これ らのアミン類を用いるとポリオール類で硬化させる場合に比べて、一般的に硬い ものが得られやすい。
【0046】 イソシアネート化合物としては、この種のポリウレタン樹脂のイソシアネート 成分として用いられている公知の各種のものがあり、例えば、トリレンジイソシ アナート、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアナート、3,3´−ビトリレ ン−4,4´−ジイソシアナート、3,3´−ジメチル−ジフェニルメタン−4 ,4´−ジイソシアナート、1,5−ナフタレンジイソシアナート、トリジンジ イソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナー ト、メタフェニレンジイソシアナート、p−フェニレンジイソシアナート、キシ リレンジイソシアナート、リジンジイソシアナート、トリメチルヘキサメチレン ジイソシアナート、4,4´−ジシクロヘキシルメタンジイソシアナート、トリ フェニルメタントリイソシアナート、リジンエステルトリイソシアナート、1, 6,11−ウンデカントリイソシアナート、1,3,6−ヘキサメチレントリイ ソシアナート、ビシクロヘプタトリイソシアナートあるいはこれらの誘導体等、 通常に用いられているものの中から適宜選定できる。このうちでも芳香族または 脂環族ポリイソシアナートが好ましく用いられる。また、特に好ましいイソシア ナート化合物としては、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアナート、4,4 ´−ジシクロヘキシルメタンジイソシアナートまたはこれらの誘導体などが挙げ られる。
【0047】 ポリオール類のうちポリエーテル型ポリオールとしては、この種のポリウレタ ン樹脂のポリオール成分として用いられている公知の各種のものがあり、例えば 、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレング リコール、プロピレンオキサイド−エチレンオキサイド共重合体などのポリメチ レングリコール重合体類や、ポリ(オキシプロピレン)系トリオール、ポリ(オ キシプロピレン)−ポリ(オキシエチレン)系トリオール、グリセリンプロピレ ンオキシド付加物、トリメチロールプロパンプロピレンオキシド付加物など通常 に用いられているものの中から適宜選定できる。このうちポリエチレングリコー ルなどのポリメチレングリコール重合体類が好ましい。
【0048】 ポリオール類のうちポリエステル型ポリオールとしては、この種のポリウレタ ン樹脂のポリオール成分として用いられている公知の各種のものがあり、通常は 二塩基酸とグリコール類やトリオール類とから脱水縮合反応などによって合成さ れる末端にOH基を有するエステル類が用いられ、具体的には、例えばアジピン 酸と、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ブ チレングリコール、1,6−ヘキサングリコール、ネオペンチルグリコール等の グリコール類から合成されたポリエチレンアジペート、ポリエチレンプロピレン アジペート、ポリブチレンアジペート、ポリヘキサメチレンアジペート等が例示 される。このうち両末端がポリメチレングリコール類からなるポリメチレングリ コール類とジカルボン酸類との重合体が好ましい。
【0049】 また、この種のポリウレタン樹脂の原料として用いられている鎖延長剤や架橋 剤あるいは触媒なども用いることができる。 鎖延長剤としては主として二官能のジアミン類やジオール類が、また、架橋剤 としては、主として三官能以上の多価アミン類や多価アルコール類あるいは多価 イソシアネート化合物の中から適宜選定して用いることができる。
【0050】 これらのアミン類としては、例えば、ヒドラジン、ヘキサメチレンジアミン、 m−フェニレンジアミン、トリエチレンジアミン、4,4´−ジアミノジフェニ ルメタン、その他各種のこの目的に使用されるアミン類から必要に応じて適宜選 定使用しても良い。また、ジオールや多価アルコールとしては前述したもののほ か、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、テト ラメチレングリコール、1,4−ブタジエングリコール、ハイドロキノンジエチ ロールエーテル、グリセリン、ソルビトール等も挙げることができ、その他各種 のこの目的に使用されるジオールや多価アルコール類から必要に応じて適宜選定 使用しても良い。また、触媒としては、この種のポリウレタン樹脂の重合に用い られるアミン類などを必要に応じて用いても良い。
【0051】 本考案では、前述したように、これらの原料から合成されるポリウレタン樹脂 のプレポリマーを用いて、これらのプレポリマーを例えばノズルから吐出させて 被服の生地の所望の部分の表面にのせ、加熱して架橋重合を完結させる。プレポ リマーとしては、イソシアネート化合物とそれより過剰のモル量のポリオールを 混合し反応させて両末端をヒドロキシ基にし、適宜の架橋剤(硬化剤)を混合し たプレポリマーや、ポリオールとそれより過剰のモル量のイソシアネート化合物 を混合し反応させて両末端をイソシアネート基にし、適宜の架橋剤を混合したプ レポリマー等があり、目的とする硬さや弾力性その他の物性は、これらのモノマ ー成分の種類や量、硬化剤の種類や量などを選定することによりかなりの範囲で コントロール出来ることがポリウレタン樹脂を用いるメリットの一つである。
【0052】 例えばブラジャーのカップの下辺部のボーンや腰痛の保護用コルセット等のボ ーンは比較的剛性の高いものが要求されることが多く、また、フィツトスリップ 等のスカート部分の下部に相当する部分はずり上がり防止のためのボーンの作用 があれば良く従って、しなやかなものが好ましく、これらの調整がポリウレタン 樹脂の組成を選ぶことによっても比較的容易にコントロール出来る。
【0053】 しかも、これらのプレポリマーはノズルからは容易に吐出させることができ且 つ生地の上に積層された場合においても生地の織目や編目などの空間にはある程 度入り込んで接着力を向上させるが生地の反対面までに浸出しないし、しかもこ の段階で加熱して架橋重合させると更に粘度が上昇し、ついには固化するので、 熱可塑性樹脂のように加熱によって溶融して更に粘度が低下することはなく、生 地の反対面への浸出がより一層防止されることになり、肌触りは極めて良好にな る。しかも生地の上で架橋重合固化するためしっかりと生地に接着固化するので 耐洗濯性も優れたものとなる。
【0054】 プレポリマーの粘度は、例えば4〜1000ポイズの範囲で目的に応じて適宜 のものを選定することができる。好ましくは、例えば200〜700ポイズの範 囲である。
【0055】 また、必要に応じてボーンや伸縮抑制材は被服の生地の裏側に設けても良く、 その場合には、必要に応じてボーンや伸縮抑制材の部分を起毛処理することが好 ましい。起毛処理は公知の各種の手法が採用でき、電気植毛、バフィング処理、 起毛織物ないしは編み物を接着する方法、パイル織物などや不織布を接着してそ の表面をカットないしバフィングして起毛する方法など各種の手法が採用できる 。この様に起毛処理面を有することにより、肌に直接接する被服の場合には、ポ リウレタン樹脂と肌とが直接接触せず起毛による空間があるので汗などの逃げ道 があり、また、肌触りも良好になり好ましい。
【0056】 実施例1 4,4´−ジフェニルメタンジイソシアナートとポリエチレングリコールとを モル比1:1.3で用い、また、架橋剤としてエチレンジアミンを0.3モル用 いて30℃で粘度200ポイズのポリウレタン樹脂プレポリマーを調整した。
【0057】 このポリウレタン樹脂プレポリマーをハンドガンを用いて、120℃でノズル より厚さ2mm、幅7mmに押し出し、ブラジャーの生地の表面に図6に示され たボーン61、62、63の位置に付与した。
【0058】 次いで、このポリウレタン樹脂プレポリマーを150℃で2分間加熱して架橋 重合させ、ブラジャーの生地の表面に完全に固着させた。付与されたポリウレタ ン樹脂はブラジャーの生地の裏側にまで浸み出ていなかった。
【0059】 得られたブラジャーは着心地の低下がなく、かつ、バストの形を美しく整える 機能を有していた。また、ボーン63を有しているので、背部布64が幅方向に 縮んだりすることもなかった。
【0060】 実施例2 実施例1と同様の組成のポリウレタン樹脂プレポリマーを実施例1と同様に押 出し、図12に示すようにガードルのウェストライン近傍に厚さ2mm、幅7m mの板状のボーン121、122、123を形成した。
【0061】 このボーン121、122、123はガードルのずり下がりを防止する機能を 有していた。また、固着されたポリウレタン樹脂はガードルの生地の裏側まで浸 み出しておらず、従って着心地の低下もなかった。
【0062】 実施例3 4,4´−ジフェニルメタンジイソシアナートとポリテトラメチレングリコー ルとをモル比1:1.3で用い、また、架橋剤としてヘキサメチレンジアミンを 0.4モル用いて30℃で粘度300ポイズのポリウレタン樹脂プレポリマーを 調整した。
【0063】 このポリウレタン樹脂プレポリマーをハンドガンを用いて、120℃でナイロ ン繊維とポリウレタン繊維からなる水着の腹部近傍の生地の上に図14の141 で示されるようなパターン状に約200μmの厚さで薄くコーティングした。次 いで付与されたポリウレタン樹脂プレポリマーは150℃で2分間加熱して架橋 重合させ、水着の生地に完全に固着させて伸縮抑制材を形成した。
【0064】 この水着は、腹部の贅肉の膨出が抑制できる整形機能を有していた。 しかも、付与されたポリウレタン樹脂は水着の生地の裏側にまで浸出しておら ず、着心地の低下もなかった。
【0065】 実施例4 実施例3と同様の組成のポリウレタン樹脂プレポリマーを用い実施例3と同様 の条件で伸縮抑制材をガードルの上に形成した。この伸縮抑制材の形状は図15 、図16の152、153で示したようなパターンにし、その他の条件は実施例 3と同様にした。
【0066】 得られたガードルは下腹部の膨出を強く拘束できる機能を有しており、また、 ヒップアップの機能を有していた。また、付与されたポリウレタン樹脂からなる 伸縮抑制材はガードルの生地の裏側にまで浸出しておらず、着心地の低下もなか った。
【0067】
【考案の効果】
本考案のボーン又は身体の形を整えるための伸縮抑制材が、被服を構成する生 地表面に固着された被服は、ボーン又は伸縮抑制材が架橋性ポリウレタン樹脂の プレポリマーを用いて形成されたものであるので、被服を構成する生地の裏側に ポリウレタン樹脂が浸出することがなく肌触りが良く、洗濯によって剥がれるお それもなく耐洗濯性に優れ、また、製造の手間が軽減され生産性が良好な、ボー ンないしは生地の伸縮抑制材が付与された被服を提供できる。
【0068】 また、被服がファンデーション類又は水着である本考案の好ましい構成とする ことにより、これらは、特に人体の形を整える機能を付与したり、ずり上がりや ずり下がりが生じやすいので、本考案の効果が好適に発揮される。
【0069】 また、ボーン又は伸縮抑制材を構成する架橋性ポリウレタン樹脂が生地の織目 または編目の空間に入り込んでいるが、生地の反対面まで浸出していない構成と することにより、肌触りが極めて良好であり、しかも架橋性ポリウレタン樹脂が しっかりと生地に接着固化されており耐洗濯性も優れた被服を提供することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案で用いるポリウレタン樹脂からなるボー
ンの形状の一例を示す斜視図である。
【図2】本考案で用いる板状棒状物の形のボーンの形状
の一例の一部切り欠き斜視図である。
【図3】本考案の実施例の腰部保護用コルセットを着用
した状態を示す部分側面図である。
【図4】本考案で用いるポリウレタン樹脂からなるボー
ンの形状の一例の平面図である。
【図5】本考案で用いるポリウレタン樹脂からなるボー
ンの形状の一例の断面図である。
【図6】本考案の実施例のブラジャーを示す主要部分の
概略見取図である。
【図7】本考案の別の態様の実施例のブラジャーを示す
主要部分の概略見取図である。
【図8】本考案の実施例のロングラインブラジャーを示
す主要部分の概略見取図である。
【図9】本考案の別の態様の実施例のロングラインブラ
ジャーを示す主要部分の概略見取図である。
【図10】本考案の実施例のフィットスリップを示す主
要部分の概略見取図である。
【図11】本考案の実施例のスリー・イン・ワンを示す
主要部分の概略見取図である。
【図12】本考案の実施例のガードルを示す主要部分の
概略見取図である。
【図13】本考案の実施例のウエストニッパーを示す主
要部分の概略見取図である。
【図14】本考案の実施例の水着を示す斜視図である。
【図15】本考案の実施例のガードルの一例を示す斜視
図である。
【図16】本考案の実施例の図15のガードルを斜め後
ろから見た概念斜視図である。
【符号の説明】
1 ボーン 2 ポリウレタン樹脂 3 断面略V字状の溝 4 コルセット本体 5 人体 61、62、63 ボーン 64 背部布 71、73、74 ボーン 72 背部布 81、82 ボーン 83 前ボディ部布 84 背部布 91、92、93、94 ボーン 101、102 ボーン 111、112、113 ボーン 121、122、123 ボーン 131、132、133 ボーン 141 伸縮抑制材 151 ガードル本体 152、153 伸縮抑制材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボーン又は身体の形を整えるための伸縮
    抑制材が、被服を構成する生地表面に固着された被服に
    おいて、前記ボーン又は伸縮抑制材が架橋性ポリウレタ
    ン樹脂からなり、且つ、前記ボーン又は伸縮抑制材は、
    前記架橋性ポリウレタン樹脂のプレポリマーが前記生地
    表面に付与されて架橋重合されて固着されたポリウレタ
    ン樹脂からなることを特徴とする被服。
  2. 【請求項2】 被服がファンデーション類又は水着であ
    る請求項1に記載の被服。
  3. 【請求項3】 ボーン又は伸縮抑制材を構成する架橋性
    ポリウレタン樹脂が生地の織目または編目の空間に入り
    込んでいるが、生地の反対面まで浸出していない請求項
    1または2のいずれかに記載の被服。
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