JPH05141131A - 断熱膜屋根構造 - Google Patents

断熱膜屋根構造

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JPH05141131A
JPH05141131A JP32974791A JP32974791A JPH05141131A JP H05141131 A JPH05141131 A JP H05141131A JP 32974791 A JP32974791 A JP 32974791A JP 32974791 A JP32974791 A JP 32974791A JP H05141131 A JPH05141131 A JP H05141131A
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JP
Japan
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membrane
roof
heat insulating
film
connecting member
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Pending
Application number
JP32974791A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kajisawa
寛 鍛冶沢
Yasuo Tanaka
保雄 田中
Atsushi Shotaka
淳 昇高
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二重膜構造とした屋根膜のフラッタリングを
効果的に抑制する。 【構成】 膜屋根14を外膜30と内膜32とで二重膜
構造とする。外膜30と内膜32との間に断熱材34を
充填して断熱膜屋根を構成する。内膜32を複数に分割
し、分割した一方の端部を外膜30の内側に接合(M4
)する。分割した他方の端部を隣接する一方の端部
に、先端から距離Lを隔てて接合(M5 )し、接合部分
M4 とM5 との間を繋ぎ部材50として用いる。繋ぎ部
材50を配置するスパンPは、外膜30と内膜32との
間の間隔を、屋根膜14のインフレート状態で全体に亘
って略一定に保持するに必要な距離とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大空間施設の上側を覆
う膜屋根、とりわけ、屋根膜を二重膜構造としてその中
に空気層とか断熱材層が形成される断熱膜屋根構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ドーム等の無柱構造となった大空
間施設の屋根を、膜屋根として構築するものが出現して
いる。この膜屋根構造は建造物を取り囲む外壁の上端部
を、防水性の可撓性膜によって覆うようになっている。
前記膜屋根は、施設内に空気を注入して加圧することに
よりインフレート(膨脹)し、このインフレート状態で
中央部が膨出したドーム状の屋根が構成される。尚、前
記膜屋根の中間部分は、前記外壁間に適宜間隔をもって
架設される複数本のケーブルを介して支持されるように
なっている。
【0003】ところで、前記膜屋根を単膜構造として構
成した場合、外気の温度変化を室内に影響し易く、建造
物内の温度調和に要するエネルギーが大きくなり、延い
ては、空調機の大型化が来されてしまう。そこで、図5
に示すように前記膜屋根1を外膜1aと内膜1bとによ
って二重膜構造にし、その間に空気層とか断熱材層を形
成することにより断熱効率の向上を達成することができ
る。
【0004】尚、同図中2はケーブルで、このケーブル
2の配索部分において前記外膜1aと内膜1bとは互い
に結合される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の断熱膜屋根構造にあっては、屋根膜1を外膜1a
と内膜1bとにより単に二重膜構造として構成した場
合、ケーブル2の配索方向に沿った方向には、これら外
膜1aと内膜1bとの間が全体に亘って分離された状態
となる。また、同様にケーブル2,2間のスパンが大き
い場合には、これらケーブル2,2間において外膜1a
と内膜1bとが分離された状態となる。
【0006】従って、このように外膜1aと内膜1bと
が大きなスパンで分離された場合には、これら外膜1a
と内膜1bとの間が簡単に大きく開いてしまう。このた
め、風であおられると外膜1aと内膜1bとがそれぞれ
別々に揺動し、屋根膜1が大きくフラッタリングされて
しまうという課題があった。
【0007】そこで、本考案はかかる従来の課題に鑑み
て、二重膜構造とした屋根膜のフラッタリングを効果的
に抑制することができる断熱膜屋根構造を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、大空間施設等の構築物の上側を覆う膜屋
根を、外膜と内膜とにより二重膜構造として構成し、こ
れら外膜と内膜との間を、これら両者の間隔を屋根膜の
インフレート状態で略一定に保持するに必要なスパンを
もって配置した繋ぎ部材を介して連結することにより構
成する。
【0009】また、前記繋ぎ部材を外膜または内膜の一
部で形成することが望ましい。
【0010】
【作用】以上の構成により本発明の断熱膜屋根構造にあ
っては、断熱膜屋根を二重膜構造とする外膜と内膜と
を、繋ぎ部材を介して所定のスパンをもって連結するこ
とにより、これら外膜と内膜との間の間隔を屋根膜のイ
ンフレート状態で略一定に保持できるようにしたので、
この屋根膜のインフレート状態で外膜と内膜との間が大
きく開くのを防止し、風等で各膜に入力される揺動力を
繋ぎ部材を介して相手側の膜に伝達し、それぞれの膜同
志で互いに支持することができる。従って、屋根膜が風
であおられた場合に発生するフラッタリングを効果的に
抑制することができる。
【0011】また、前記繋ぎ部材を外膜または内膜の一
部で形成することにより、繋ぎ部材を単独で設ける必要
がないため、部品点数を削減することができると共に、
屋根膜を制作する際の作業性を向上することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1から図3は本発明にかかる断熱膜屋根構
造の一実施例を示し、図1は本発明が適用される大空間
施設の断面を示す概略構成図、図2は図1中A−A線か
らの要部拡大断面図、図3は図2中B−B線からの要部
断面図である。
【0013】即ち、図1に示した大空間施設は人工スキ
ー場10として用いた場合を示し、この人工スキー場1
0は両側に外壁12,12が構築され、これら外壁1
2,12の上端部間に膜屋根14が張架される。そし
て、前記外壁12,12および膜屋根14で構成される
大空間部16の床面18は図中紙面直角方向に連続して
傾斜され、この傾斜された床面18に人工雪を積もらせ
てゲレンデを構成し、その積雪上を滑走できるようにな
っている。
【0014】前記膜屋根14は、図中実線状態では内部
に空気が注入されてインフレートされた状態を示し、ま
た、2点鎖線状態では内部の空気圧が排除されてデフレ
ートされた状態を示す。前記膜屋根14は外壁12,1
2の上端部間に架設されるケーブル20(図2参照)で
支持されると共に、このケーブル20は前記外壁12,
12の延設方向、つまり図1中紙面直角方向に適宜間隔
をもって多数本が設けられ、前記膜屋根14は幌状にイ
ンフレートされる。尚、前記ケーブル20の両端部はア
ンカー金具22を介して前記外壁12,12に上下回動
可能に連結される。前記外壁12,12の外側には機械
室24およびリフト室26が設けられ、機械室24には
空調機,人工造雪機およびスノーガン等が設置される。
【0015】前記膜屋根14は図2,図3に示したよう
に外膜30と内膜32とによって二重膜構造として構成
され、これら外膜30と内膜32との間に断熱材34が
充填されることにより断熱膜屋根が構成される。前記外
膜30および内膜32はそれぞれ可撓性膜により形成さ
れ、特に外膜30は耐水性に優れた材質で形成すること
により、雨水の浸透が防止される。
【0016】前記内膜32は前記ケーブル20の配設部
分で接合され、接合される内膜32のそれぞれの端部両
側に配置したネオプレーン36の外側を、押えプレート
38で挟み込み、これらをボルト40で締結するように
なっている。上側の押えプレート38にY字状のケーブ
ル受金具42が取り付けられ、このケーブル受金具42
の二股部分に前記ケーブル20を挿入して、このケーブ
ル20が押えピン44で固定される。また、下側の押え
プレート40の略中央部下側には、図外の二次ケーブル
の吊下用プレート46が垂設される。
【0017】一方、前記ケーブル20が配置された両側
近傍において外膜30を溶着により接合(M1 )し、か
つ、一方の端部30aをこの接合部分から延設して内膜
32と接合(M2 )する。また、前記M1 の接合部分間
に配置される外膜30は、前記ケーブル20の配置部分
上方においても接合(M3 )されている。尚、前記M1
とM2 の接合部分間に配置される外膜30端部の延設部
分には空気抜き穴48が形成される。
【0018】ここで、本実施例は図3に示したように、
前記内膜32を前記ケーブル20の配索方向(図2中紙
面直角方向)に複数に分割し、分割した一方の端部を前
記外膜30の内側に接合(M4 )すると共に、分割した
他方の端部を隣接する前記一方の端部に、先端から距離
Lを隔てて接合(M5 )する。そして、前記内膜32端
部の接合部分M4 とM5 との間を繋ぎ部材50として用
い、この繋ぎ部材50の寸法Lにより外膜30と内膜3
2との間の間隔が決定される。
【0019】また、前記繋ぎ部材50が配置されるスパ
ンPは、外膜30と内膜32との間の間隔を屋根膜14
のインフレート状態で全体に亘って略一定に保持するに
必要な距離に設定してある。
【0020】前記繋ぎ部材50で隔成された外膜30と
内膜32との間にはそれぞれ空間部Sが形成され、これ
ら各空間部Sに連通する断熱材34の吹込み口52およ
び空気抜き口54が外膜30に形成される。そして、断
熱材34の充填時には、前記吹込み口52にジェットブ
ロア56のノズル58を差し込み、このジェットブロア
56から断熱材34を混合した加圧空気を前記空間部S
内に吹込むようになっている。このとき、空間部S内に
吹込まれた加圧空気は前記空気抜き口54から外方に放
出されると共に、断熱材34が空間部S内に蓄積されて
徐々に充填され、この充填された断熱材34は前記繋ぎ
部材50で隔成された複数の空間部Sに個々に定着され
る。尚、前記空間部Sに断熱材34を充填した後は、前
記吹込み口52と空気抜き口54はそれぞれ密閉され
る。また、前記断熱材34の吹き込み充填時、前記繋ぎ
膜50にも空気抜き口を形成しておくことが望ましい。
【0021】前記断熱材34としては、発泡プラスチッ
ク粒子とか天然有機繊維のセルローズファイバー、若し
くはこれら両者の混合物を用いるのが望ましい。
【0022】以上の構成により本実施例の断熱膜屋根構
造にあっては、二重膜構造とした屋根膜14の外膜30
と内膜32との間に断熱材34を充填して断熱材層を形
成したので、この断熱材層により断熱効率を著しく向上
して、外気温が施設内に影響するのを効果的に低減する
ことができる。従って、人工スキー場10を空気調和す
るためのエネルギー消費量が著しく減少し、延いては、
空調機の小型化を達成することができる。
【0023】ところで、二重膜構造とした前記屋根膜1
4の外膜30と内膜32とは、一定のスパンPをもって
配置された繋ぎ部材50を介して外膜30と内膜32と
の間の間隔を、屋根膜14のインフレート状態で略一定
に保持するようにしたので、このインフレート状態で外
膜30と内膜32との間が大きく開くのを防止すること
ができる。このため、風等で各膜30,32に入力され
る揺動力を前記繋ぎ部材50を介して相手側の膜に伝達
し、それぞれの膜同志で互いに支持することができる。
従って、インフレート状態にある屋根膜14が風であお
られた場合にあっても、フラッタリングの発生を著しく
抑制することができる。
【0024】また、本実施例にあっては前記繋ぎ部材5
0を、複数に分割した内膜32の一方の端部で形成した
ので、この繋ぎ部材50を単独で設ける必要が無い。こ
のため、屋根膜50の部品点数を削減することができ、
屋根膜14の制作時の作業性を大幅に向上することがで
きる。尚、前記繋ぎ部材50は内膜32の一部で構成し
た場合を開示したが、これに限ること無く外膜30の一
部で構成しても良い。
【0025】ところで、本実施例の膜屋根14は、外膜
30と内膜32との間に断熱材34を充填して断熱材層
を形成した場合を開示したが、断熱材34を充填するこ
と無く外膜30と内膜32との間に空気層を形成した場
合にあっても本考案を適用できることは勿論である。
【0026】図4は他の実施例を示し、前記実施例と同
一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して
述べる。即ち、図4は前記図3に対応した断面図として
示し、繋ぎ部材50をメッシュ部材50aによって形成
してある。
【0027】従って、この実施例にあってはメッシュ部
材50aで隔成される各空間部Sは、このメッシュ部材
50aを介して大きく連通されるため、断熱材34を吹
込む際の加圧空気をメッシュ部材50aを介して容易に
放出することができる。このため、断熱材34の充填作
業が容易かつ迅速に行われ、工期の大幅な短縮化を可能
とする。
【0028】尚、本実施例にあっては人工スキー場10
に本発明を適用した場合を開示したが、これに限ること
なく他の建造物、例えば一般のドーム等に張設される断
熱膜屋根構造にあっても本発明を適用することができる
ことは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示す断熱膜屋根構造にあっては、二重膜構造として構成
した断熱膜屋根の外膜と内膜との間の間隔を、屋根膜の
インフレート状態で略一定に保持するに必要なスパンを
もって配置した繋ぎ部材を介して連結したので、屋根膜
のインフレート状態で外膜と内膜との間が大きく開くの
を防止し、屋根膜が風であおられた場合にフラッタリン
グが発生されるのを効果的に抑制することができる。
【0030】また、本発明の請求項2にあっては、前記
繋ぎ部材を外膜または内膜の一部で形成することによ
り、部品点数を削減して屋根膜を制作する際の作業性を
向上することができるという各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される大空間施設の概略断面図で
ある。
【図2】本発明の一実施例を示す図1中A−A線からの
要部拡大断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す図2中B−B線からの
要部断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す図3に対応した要部
断面図である。
【図5】従来の断熱膜屋根構造の要部を示す概略断面図
である。
【符号の説明】
10 人工スキー場(大空間施設) 14 膜屋根 20 ケーブル 30 外膜 32 内膜 34 断熱材 50 繋ぎ部材 50a メッシュ
部材(繋ぎ部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大空間施設等の構築物の上側を覆う膜屋
    根を、外膜と内膜とにより二重膜構造として構成し、こ
    れら外膜と内膜との間を、これら両者の間隔を屋根膜の
    インフレート状態で略一定に保持するに必要なスパンを
    もって配置した繋ぎ部材を介して連結したことを特徴と
    する断熱膜屋根構造。
  2. 【請求項2】 前記繋ぎ部材を外膜または内膜の一部で
    形成したことを特徴とする請求項1に記載の断熱膜屋根
    構造。
JP32974791A 1991-11-20 1991-11-20 断熱膜屋根構造 Pending JPH05141131A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63156175A (ja) * 1986-12-18 1988-06-29 株式会社フジタ 膜構造物の断熱装置
JPH02269237A (ja) * 1989-04-10 1990-11-02 Ohbayashi Corp 開閉式屋根

Patent Citations (2)

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