JPH05141201A - スクロール形流体機械 - Google Patents

スクロール形流体機械

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JPH05141201A
JPH05141201A JP30620491A JP30620491A JPH05141201A JP H05141201 A JPH05141201 A JP H05141201A JP 30620491 A JP30620491 A JP 30620491A JP 30620491 A JP30620491 A JP 30620491A JP H05141201 A JPH05141201 A JP H05141201A
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順英 樋口
Hiroya Takada
浩哉 高田
Hiromichi Taniwa
弘通 谷和
Mikio Kajiwara
幹央 梶原
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 第二スクロールの背面中心側の高圧作用面積
を縮小しても低差圧時に上向きの推力を発生できると共
に、高差圧時に推力が過大になるのを防止できる装置を
得る。 【構成】 第二スクロール2の背面に、上部ハウジング
97を介して密閉ケーシング9の内部と画成し且つ環状
シール体3を介して外周側室41と中心側室42とに区
画する背面室4を設け、外周側室を低圧連通穴14を介
して渦巻外周側の低圧域に連通させると共に、中心側室
に、クランク軸93内に貫通状に形成し底部油溜の油を
汲み上げる油ポンプから延びる給油通路6を、偏心ピン
部93dの外周に切欠く連通溝6aを介して開口し、更
に、中心側室を、軸受部分に切欠く油溝71から成る絞
り機構7を備え、返油穴81と外付けの返油管82とか
ら成る返油通路8を介して油溜に連通させる。こうし
て、背面室に運転条件により常時一定の油ポンプ昇圧圧
力を作用させ、環状シール体の径を縮小した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部に高圧流体を開放
する高圧ドーム形の密閉ケーシングに一対のスクロール
を内装し、渦巻体間に画成する流体作動室内で冷媒の圧
縮等を行うようにしたスクロール形流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公平3−36160号公報に開
示され、且つ図7に示すように、高圧ドーム形の密閉ケ
ーシングDに、固定側の第一スクロールFと可動側の第
二スクロールOとを内装し、これらスクロールF,Oの
渦巻体間に、渦巻外周側の低圧域から渦巻中心側の高圧
域にかけてその圧力が変化する流体作動室Cを画成する
と共に、第二スクロールOの背面に、外周側室Aと中心
側室Bとを区画し、第二スクロールOの自転防止機構を
構成するオルダムリングを用いたシールリングSを介装
して、外周側室Aを低圧連通穴Lを介して低圧流体を導
く吸入管Kに連通させる一方、中心側室Bをハウジング
Gに設ける高圧連通穴Hを介して圧縮後の高圧流体を開
放するケーシングDの内部に連通させている。こうし
て、第二スクロールOの背面外周側に低圧圧力を、又、
中心側に高圧圧力を各々付与することにより、第二スク
ロールOの背面全域に高圧を付与した場合に生じる過剰
な上向きのスラスト力を緩和しながら、流体作動室C側
から作用する下向きの押下げ力に対抗して、適度なスラ
スト力により第二スクロールOを第一スクロールFに常
時押付け、流体作動室C内の気密性を良好に保つように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のもので
は、第二スクロールOの背面中心側に区画した中心側室
Bを単に高圧連通穴Hを介して密閉ケーシングDの内部
に連通させて、この中心側室Bを高圧圧力雰囲気として
いるのみであるから、高圧圧力の低い低差圧時において
も第二スクロールOに上向きのスラスト力を発生させる
ためには、シールリングSの直径を大きくして高圧圧力
の付与面積を比較的大きく確保する必要があり、このた
め、逆に高圧圧力の高い高差圧時にスラスト力が増大
し、このスラスト力を十分に緩和できない問題がある。
【0004】これを、図8に基づいて詳述する。図示の
ものは、横軸に高圧圧力を等間隔目盛で刻み、縦軸に流
体作動室C側から下向きに作用する力Fcと、第二スク
ロールOの背面側から作用する上向きの背圧力Fb及び
これらの差(Fb−Fc)となる上向きのスラスト力F
sを等間隔目盛りで刻み、低圧圧力をパラメータとして
a<b<c<d<eの順にその値を増大させたものであ
る。尚、高圧圧力及び低圧圧力の変化範囲は、冷凍装置
の冷媒圧縮機として用いた場合に通常想定される運転範
囲内で変化させている。こうして、図示のように、高圧
圧力が低く、低圧圧力がdの場合の低差圧条件下(図中
点N)でも正のスラスト力を発生させるためにシールリ
ングSの直径つまり高圧作用面積を設定した場合には、
高圧圧力が高く、低圧圧力がcの場合の高差圧条件下
(図中点M)のスラスト力が極めて増大することにな
り、第二スクロールOと第一スクロールFとの接触力が
過大となり、摺動特性が悪化して性能を低下させる問題
が起こるのである。
【0005】本発明では、第二スクロールの背面側の圧
力付与構造を工夫することにより、低差圧時に必要なス
ラスト力を生じさせることができると共に、高差圧時に
スラスト力が過大になるのを防止でき、広い運転条件に
おいて第二スクロールに適正なスラスト力を発生させる
ことができるスクロール形流体機械を提供することを主
な目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、上記主目的を達
成するため、第一に、高圧ドーム形の密閉ケーシング9
に、第一スクロール1と該第一スクロール1に対して相
対的に公転運動する第二スクロール2とを内装し、これ
らスクロール1,2の渦巻体間に、渦巻外周側の低圧域
から渦巻中心側の高圧域にかけてその圧力が変化する流
体作動室10を画成したスクロール形流体機械におい
て、前記第二スクロール2の背面側に、前記ケーシング
9の内部空間と画成し且つ前記第二スクロール2の背面
側に設ける環状シール体3を介して外周側室41と中心
側室42とに区画する背面室4を設けて、前記外周側室
41を低圧域に連通させると共に、前記中心側室42
に、前記ケーシング9の内部に溜める油を汲み上げる油
ポンプ5から延びる給油通路6を開口する一方、前記中
心側室42を絞り機構7をもつ返油通路8を介して前記
ケーシング9の内部空間に連通させた。
【0007】第二に、上記第一の手段において、返油通
路8に備える絞り機構7をクランク軸93の円筒摺動面
を利用して形成し、摺動部分の潤滑をも兼用して行える
ようにするため、第二スクロール2を連動させるクラン
ク軸93の円筒摺動面に油溝71を開口して、この油溝
71の入口側を中心側室42に連通させると共に、前記
油溝71の出口側を静止部材に設ける返油通路8に連通
させて、前記油溝71を中間部に介在させて前記中心側
室42と返油通路8の入口部とを結ぶ経路により絞り機
構7を構成した。
【0008】第三に、上記第二の手段において、回転数
に応じて増減する汲み上げ油量に応じて中心側室42の
油を返油通路8に戻し、回転数に応じて中心側室42の
圧力値を適正に保つため、油溝71の出口部と返油通路
8の入口部との間を、クランク軸93の回転に伴い開口
部相互間が間欠的に符合するオーバーラップ構造とし
た。
【0009】第四に、上記第一から第三の各手段におい
て、中心側室42の圧力が過剰に増大するのを油の供給
側で抑制し、スラスト力が過大になるのを防止するた
め、給油通路6に、汲み上げ油の異常圧力上昇を逃がす
リリーフ弁60を介装した。
【0010】第五に、上記第一の手段において、中心側
室42の圧力を油戻し側で制御してその値を適正に保つ
ため、絞り機構7を、中心側室42の圧力上昇に伴い開
口面積が拡大する可変絞り弁72により構成した。
【0011】
【作用】上記第一の手段により、中心側室42の圧力
は、高圧圧力と油ポンプ5による昇圧圧力とが加わった
値となる。この場合、油ポンプ5による昇圧圧力は、運
転条件により変動する高圧圧力とは異なり、常時ほぼ一
定に保たれ、第二スクロール2の背面には、運転条件に
より変動する高圧圧力の他に、ほぼ一定値に保たれる油
ポンプ5の昇圧圧力が相加わって作用することになる。
このため、環状シール体3の径を小さくして、中心側室
42に臨む第二スクロール2の中心側背面の作用面積を
縮小しても、低差圧条件下で上向きの正のスラスト力を
発生させることができ、第二スクロール2を第一スクロ
ール1に適正に押し付けることができる。一方、高差圧
条件下では、中心側室42に接する中心側背面の作用面
積が縮小されて高圧圧力の付与面積が縮小された分だけ
スラスト力が過大になるのを防止することができる。
【0012】上記第二の手段により、油溝71に流れる
油でクランク軸93の円筒摺動面の潤滑をも兼用して行
うことができる。
【0013】上記第三の手段により、油溝71に流れる
油はクランク軸93の回転に伴い間欠的に返油通路8に
受け渡され、回転数に応じて増減する中心側室42の汲
み上げ油量に応じてその油戻しが行え、回転数に応じて
中心側室42の圧力を適正に保つことができる。
【0014】上記第四の手段により、給油通路6と中心
側室42とを結ぶ経路で異常圧力上昇が生じた場合、リ
リーフ弁60を介してこの圧力を密閉ケーシング9の内
部に逃がすことができ、第二スクロール2の背面に作用
するスラスト力が過大になるのを未然に防止することが
できる。
【0015】上記第五の手段により、中心側室42の圧
力に応じて可変絞り弁72の開口面積が変更されるた
め、中心側室42の圧力値を適正に保つことができ、ス
ラスト力を適正に保持することができる。
【0016】
【実施例】図1及び図2に示すものは冷凍装置における
冷媒圧縮機として用いるスクロール形流体機械であっ
て、高圧ドーム形の密閉ケーシング9の上部に、鏡板1
1に渦巻体12とこれに連続する外周壁13とを突設し
た固定側の第一スクロール1と、鏡板21に渦巻体22
と背面側ボス部23とを突設し、オルダムリング24を
介してその自転が阻止された状態で第一スクロール1に
対して公転運動する可動側の第二スクロール2とを内装
すると共に、その下部に、ステータ92a及びロータ9
2bを備え、前記ボス部23に嵌合する偏心ピン部93
dをもつクランク軸93を直結したモータ92を内装し
たものである。そして、各渦巻体12,22間に、吸入
管94を開口する渦巻外周側の低圧域から吐出穴95を
開口する吐出渦巻中心側の高圧域にかけてその圧力が変
化する流体作動室10を画成して、該作動室10内で圧
縮した後の高圧流体を密閉ケーシング9の内部に一旦開
放した後、吐出管96から外部に取出すようにしてい
る。
【0017】以上の構成で、第二スクロール2の背面側
に、上部ハウジング97を介して前記ケーシング9の内
部空間と画成し、且つ、第二スクロール2の背面側に配
設するシールリング31と付勢用のOリング32とを備
える環状シール体3を介して外周側室41と中心側室4
2とに区画する背面室4を設ける。そして、外周側室4
1を低圧連通穴14を介して渦巻外周側の低圧域に連通
させると共に、中心側室42に、クランク軸93内に貫
通状に形成し、下部ハウジング98の下方に設ける油溜
99の油を汲み上げるトロコイド式の油ポンプ5から延
びる給油通路6を、偏心ピン部93dの外周に切欠く連
通溝6aを介して開口する。更に、中心側室42を次記
する絞り機構7を備え、上部ハウジング97に設ける返
油穴81と外付けの返油管82とから成る返油通路8を
介して油溜99に連通させる。
【0018】前記絞り機構7は、オリフィスやキャピラ
リーチューブ等を用いて構成してもよいが、このもの
は、上部軸受メタル97aに臨むクランク軸93の円筒
摺動面93aにD字形のカット部から成る油溝71を設
けて、この油溝71の上部入口部を中心側室42の底部
に開口すると共に、油溝71の出口側を、上部軸受メタ
ル97aに設ける横穴81aを介して前記返油穴81に
連通させて、油溝71を中間部に介在させて中心側室4
2と返油通路8の入口部とを結ぶ経路により該絞り機構
7を構成している。更に、前記油溝71の出口部と返油
通路8の入口部となる横穴81aとの間は、クランク軸
93の回転に伴い開口部相互間が一回転あたり一回の割
合で間欠的に符合するオーバーラップ構造としている。
【0019】又、クランク軸93の下部に位置する給油
通路6には、径方向の開放穴61を設けて、その開口部
に、汲み上げ油の異常圧力上昇を逃がす板弁62とその
弁押さえ63とをもつカンチレバー形のリリーフ弁60
を介装している。
【0020】こうして、以上の構成により、中心側室4
2は、高圧圧力と油ポンプ5による昇圧圧力とが加わっ
た圧力となり、この場合、油ポンプ5による昇圧圧力
は、運転条件により変動する高圧圧力の値に拘らず常に
ほぼ一定値に保たれるため、図3に示すように、第二ス
クロール2の背面には、高圧圧力の他にほぼ一定値に保
たれた例えば5kgf/平方センチメートル程度の油ポ
ンプ5による昇圧圧力が相加わって作用することになる
ため、図7及び図8で示した従来のものに比べて環状シ
ール体3の径を20パーセント程度小さくし、中心側室
42に臨む第二スクロール2の中心側背面の作用面積を
縮小しても、低差圧条件下(図中点N)にあっても、上
向きの正で且つ適当な大きさをもつスラスト力を発生さ
せることができ、第二スクロール2を第一スクロール1
に適正に押し付けることができると共に、高差圧条件下
(図中点M)では、中心側室42に接する作用面積が縮
小されて高圧圧力の付与面積が小さい分だけスラスト力
が過大になるのを防止できるのである。尚、図3の特性
図は、図8のものと同一目盛りで刻み、パラメータとす
る低圧圧力の値a,b,c,d,eも同じものに統一し
ている。
【0021】又、以上のものでは、絞り機構7をクラン
ク軸93の円筒摺動面に開口する油溝71を用いて構成
したから、摺動部分の潤滑をも兼用して行うことができ
る。更に、以上のものでは、油溝71の出口部と返油通
路8の入口部との間を、クランク軸93の回転に伴い開
口部相互間が間欠的に符合するオーバーラップ構造とし
たから、例えばインバータ制御等によりモータ92を可
変速とした場合、その回転数に応じて汲み上げ油量が増
減する中心側室42の油をその油量に応じて返油通路8
に戻すことができ、回転数に応じて中心側室42の圧力
を適正に保つこともできる。もっとも、油溝71と返油
通路8とは、図4に示すようにオーバーラップさせるこ
となく設けてもよく、この場合にも、クランク軸93の
摺動部分の潤滑は確保できる。
【0022】更に、以上のものでは、リリーフ弁60を
設けたから、中心側室42の圧力が回転数の増大や絞り
機構7の目詰まり等の種々の原因により過剰に増大して
しまうのを未然に抑制でき、スラスト力が異常に増大す
るのを未然に防止することもできる。
【0023】ところで、上記実施例では、油溝71を用
いて絞り機構7を構成したが、その他、図5に示すよう
に、上部ハウジング97に設ける返油穴81を中心側室
42に開口して、該返油穴81の内部に、絞り開口部7
2aと、これに臨む弁体72b及び該弁体72bを閉側
に付勢する付勢体72cとを備え、中心側室42の圧力
上昇に伴い絞り開口部72aの開口面積が拡大する可変
絞り弁72を用いて構成してもよく、この場合には、中
心側室42の圧力を油戻し側で制御してその圧力値を適
正に保つことができ、スラスト力を適正に保持すること
ができる。
【0024】更に、以上の実施例では、返油通路8を、
上部ハウジング97に設ける返油穴81と外付けの返油
管82とを用いて、油溜99に直接的に開放する構造と
したが、図6に示すように、上部ハウジング97に設け
る第一返油穴83と、第一スクロール1に連続状に設け
られ、中間圧領域にある流体作動室10にその出口部を
開口する油インジェクション通路から成る第二返油穴8
4とを用い、流体作動室10の内部を経由させて吐出穴
95から密閉ケーシング9の内部空間に連通させる構造
としてもよい。
【0025】尚、図6に示したものでは、第二スクロー
ル2の背面に凸形のボス部23を突設して、このボス部
23をクランク軸93の上端部に開口する偏心穴から成
る偏心ピン部93dに嵌合しており、給油通路6に汲み
上げる油を、連結部に介装するシールリング6bを介し
て第二スクロール2のボス部23に設ける連通穴6cに
受け渡し、この連通穴6cを介して中心側室42に開放
するようにしている。又、絞り機構7を構成する油溝7
1は、前記ボス部23と偏心ピン部93dとの間の接触
部に設ける内周側油溝71aと、該内周側油溝71aに
連通穴70を介してその下部を連通させ、上部軸受メタ
ル97aに接する外周側油溝71bとで構成しており、
返油通路8の入口側は、外周側油溝71bの下部側に開
口するようにしている。更に、油ポンプ5には、遠心式
のものを用いている。
【0026】
【発明の効果】以上、請求項1記載の発明によれば、第
二スクロール2の背面中心側に高圧圧力と油ポンプ5に
よる昇圧圧力とが加わって作用するため、環状シール体
3の径を小さくして第二スクロール2の背面中心側の作
用面積を縮小しても、低差圧条件下で上向きのスラスト
力を発生でき、第二スクロール2を第一スクロール1に
適正に押し付けることができると共に、高差圧条件下で
は、高圧圧力の付与面積が縮小された分だけスラスト力
が過大になるのを防止することができ、第一スクロール
1と第二スクロール2との間の摺動特性を改善できるの
である。
【0027】請求項2記載の発明によれば、油溝71に
流れる油でクランク軸93の円筒摺動面の潤滑をも兼用
して行うことができる。
【0028】請求項3記載の発明によれぱ、油溝71と
返油通路8との間のオーバーラップ構造により、回転数
に応じて中心側室42の圧力を適正に保つこともでき
る。
【0029】請求項4記載の発明によれば、リリーフ弁
60により、第二スクロール2の背面に作用するスラス
ト力が異常上昇するのを未然に防止することもできる。
【0030】請求項5記載の発明によれば、可変絞り弁
72により、中心側室42の圧力値を適正に保つことが
でき、スラスト力を適正に保持することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクロール形流体機械の第一実施
例を示す上部断面図。
【図2】同下部断面図。
【図3】同作用を説明する特性図。
【図4】同第二実施例を示す要部断面図。
【図5】同第三実施例を示す要部断面図。
【図6】同第四実施例を示す断面図。
【図7】従来のスクロール形流体機械の断面図。
【図8】従来の問題点を説明する特性図。
【符号の説明】
1 第一スクロール 2 第二スクロール 3 環状シール体 4 背面室 5 油ポンプ 6 給油通路 7 絞り機構 8 返油通路 9 密閉ケーシング 10 流体作動室 41 外周側室 42 中心側室 60 リリーフ弁 71 油溝 72 可変絞り弁 93 クランク軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷和 弘通 大阪府堺市築港新町3丁12番地 ダイキン 工業株式会社堺製作所臨海工場内 (72)発明者 梶原 幹央 大阪府堺市築港新町3丁12番地 ダイキン 工業株式会社堺製作所臨海工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧ドーム形の密閉ケーシング9に、第一
    スクロール1と該第一スクロール1に対して相対的に公
    転運動する第二スクロール2とを内装し、これらスクロ
    ール1,2の渦巻体間に、渦巻外周側の低圧域から渦巻
    中心側の高圧域にかけてその圧力が変化する流体作動室
    10を画成したスクロール形流体機械において、前記第
    二スクロール2の背面側に、前記ケーシング9の内部空
    間と画成し且つ前記第二スクロール2の背面側に設ける
    環状シール体3を介して外周側室41と中心側室42と
    に区画する背面室4を設けて、前記外周側室41を低圧
    域に連通させると共に、前記中心側室42に、前記ケー
    シング9の内部に溜める油を汲み上げる油ポンプ5から
    延びる給油通路6を開口する一方、前記中心側室42を
    絞り機構7をもつ返油通路8を介して前記ケーシング9
    の内部空間に連通させていることを特徴とするスクロー
    ル形流体機械。
  2. 【請求項2】第二スクロール2を連動させるクランク軸
    93の円筒摺動面に油溝71を開口して、この油溝71
    の入口側を中心側室42に連通させると共に、前記油溝
    71の出口側を静止部材に設ける返油通路8に連通させ
    て、前記油溝71を中間部に介在させて前記中心側室4
    2と返油通路8の入口部とを結ぶ経路により絞り機構7
    を構成している請求項1記載のスクロール形流体機械。
  3. 【請求項3】油溝71の出口部と返油通路8の入口部と
    の間を、クランク軸93の回転に伴い開口部相互間が間
    欠的に符合するオーバーラップ構造としている請求項2
    記載のスクロール形流体機械。
  4. 【請求項4】給油通路6に、汲み上げ油の異常圧力上昇
    を逃がすリリーフ弁60を介装している請求項1又は請
    求項2若しくは請求項3記載のスクロール形流体機械。
  5. 【請求項5】絞り機構7を、中心側室42の圧力上昇に
    伴い開口面積が拡大する可変絞り弁72により構成して
    いる請求項1記載のスクロール形流体機械。
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