JPH05141559A - 比例流量制御バルブ - Google Patents
比例流量制御バルブInfo
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- JPH05141559A JPH05141559A JP30175091A JP30175091A JPH05141559A JP H05141559 A JPH05141559 A JP H05141559A JP 30175091 A JP30175091 A JP 30175091A JP 30175091 A JP30175091 A JP 30175091A JP H05141559 A JPH05141559 A JP H05141559A
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- valve
- movable iron
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子制御燃料噴射式エンジンへの吸入空気量
を調整する比例流量制御バルブを急激に大きく開いたと
きに、バルブが目標位置を越えて開き過ぎになり、エン
ジンの過回転を招くので、かかる過回転の発生を防止す
る。 【構成】 バルブ14を担持した可動鉄心4を貫通する
導通孔4bに対して、バルブ14が所定の開度位置に達
したとき前記導通孔4b中に突入するオーバーラップ部
を固定鉄心2に取り付けられたスプリングホルダ5aの
先端に設ける。 【効果】 電磁コイル6を励起することにより可動鉄心
4がリターンスプリング5に抗して移動して所定位置に
達すると、オーバーラップ部が導通孔4bを狭めるので
可動鉄心4の動きは制動される。
を調整する比例流量制御バルブを急激に大きく開いたと
きに、バルブが目標位置を越えて開き過ぎになり、エン
ジンの過回転を招くので、かかる過回転の発生を防止す
る。 【構成】 バルブ14を担持した可動鉄心4を貫通する
導通孔4bに対して、バルブ14が所定の開度位置に達
したとき前記導通孔4b中に突入するオーバーラップ部
を固定鉄心2に取り付けられたスプリングホルダ5aの
先端に設ける。 【効果】 電磁コイル6を励起することにより可動鉄心
4がリターンスプリング5に抗して移動して所定位置に
達すると、オーバーラップ部が導通孔4bを狭めるので
可動鉄心4の動きは制動される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流体の流量をリニア
ソレノイドの如き駆動源の出力に対して比例的に制御す
るバルブ、例えばエンジンの吸入空気流量を制御する比
例流量制御バルブに関するものである。
ソレノイドの如き駆動源の出力に対して比例的に制御す
るバルブ、例えばエンジンの吸入空気流量を制御する比
例流量制御バルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子制御燃料噴射式エンジンに
おいて、吸気管のスロットル弁の近傍にバイパス通路を
設け、このバイパス通路の開閉によりエンジンの吸入空
気量を調整するようにしたものが知られている。このバ
イパス通路の開閉には、例えば比例流量制御バルブが使
用されている。この比例流量制御バルブの中にも、数種
類のタイプがあり、駆動源としてリニアソレノイドやス
テップモータなどがあり、バルブ構造としてはスプール
タイプやポペットタイプ、あるいはロータリタイプがあ
る。
おいて、吸気管のスロットル弁の近傍にバイパス通路を
設け、このバイパス通路の開閉によりエンジンの吸入空
気量を調整するようにしたものが知られている。このバ
イパス通路の開閉には、例えば比例流量制御バルブが使
用されている。この比例流量制御バルブの中にも、数種
類のタイプがあり、駆動源としてリニアソレノイドやス
テップモータなどがあり、バルブ構造としてはスプール
タイプやポペットタイプ、あるいはロータリタイプがあ
る。
【0003】ここでは、特にリニアソレノイドを駆動源
としたタイプのものについて説明をする。一般に、バル
ブ構造がスプールタイプあるいはロータリタイプである
ものについては、摺動部で空気通路面積を制御して流量
を制御することになるので、電源をオフにして通路面積
を閉塞する位置にバルブを移動させても摺動部のクリア
ランス部からの空気の漏れ流量は0にすることができな
い。クリアランスを小さくしていくと漏れ流量は低減で
きるが、使用中のオイルやカーボン等のデポジットの付
着や初期寸法のバラツキ等を考慮すると、円滑な摺動を
確保するには必然的に許容できる最小クリアランスが決
ってくる。従って、スプールタイプやロータリータイプ
に特有のストロークや回転角に対して流量を比例的に変
化させやすいというメリットよりも、電源をオフにして
いる時の漏れ流量を低減することが優先される場合に
は、これらのタイプのバルブは不都合であった。つま
り、内燃機関のバイパス空気流量の制御では、アイドル
運転状態でバイパス空気を流す必要のない時には、バイ
パス通路からの漏れ流量を0にして機関回転数を下げて
燃料を節約するのが望ましい。
としたタイプのものについて説明をする。一般に、バル
ブ構造がスプールタイプあるいはロータリタイプである
ものについては、摺動部で空気通路面積を制御して流量
を制御することになるので、電源をオフにして通路面積
を閉塞する位置にバルブを移動させても摺動部のクリア
ランス部からの空気の漏れ流量は0にすることができな
い。クリアランスを小さくしていくと漏れ流量は低減で
きるが、使用中のオイルやカーボン等のデポジットの付
着や初期寸法のバラツキ等を考慮すると、円滑な摺動を
確保するには必然的に許容できる最小クリアランスが決
ってくる。従って、スプールタイプやロータリータイプ
に特有のストロークや回転角に対して流量を比例的に変
化させやすいというメリットよりも、電源をオフにして
いる時の漏れ流量を低減することが優先される場合に
は、これらのタイプのバルブは不都合であった。つま
り、内燃機関のバイパス空気流量の制御では、アイドル
運転状態でバイパス空気を流す必要のない時には、バイ
パス通路からの漏れ流量を0にして機関回転数を下げて
燃料を節約するのが望ましい。
【0004】特に、小排気量の車両においては、アイド
ル運転そのものに必要な空気流量の絶対値が小さいた
め、スロットバルブの方からの漏れ流量だけでも機関の
アイドル回転が確保できる場合があり、そのような場合
には、上記のようなバイパス通路からの漏れ流量を0に
し、不必要に機関のアイドル回転数が上昇しないように
して燃料消費率を改善することが、車のグレードと燃料
消費率との関係からしても強く望まれるところである。
ル運転そのものに必要な空気流量の絶対値が小さいた
め、スロットバルブの方からの漏れ流量だけでも機関の
アイドル回転が確保できる場合があり、そのような場合
には、上記のようなバイパス通路からの漏れ流量を0に
し、不必要に機関のアイドル回転数が上昇しないように
して燃料消費率を改善することが、車のグレードと燃料
消費率との関係からしても強く望まれるところである。
【0005】以上の理由により、漏れ流量の低減にはポ
ペットタイプのバルブを構成することが望ましいと考え
られる。なお、スプールタイプ、ロータリータイプ、ポ
ペットタイプの種類にかかわらず、この種の比例流量制
御バルブにおいては、摺動部の摩擦抵抗によるヒステリ
シスや、可動部によって伸縮の作用を受ける弾性体の弾
性反発力のヒステリシスを減少させるために、電磁コイ
ルへの通電をある一定の周波数で断続させ、そのON時
間とOFF時間の比率を変えて可動鉄心を微摺動させる
ようにするデューティ制御や、あるいは、一定の電流値
(DC分)に変動(AC分)をもたせて可動鉄心を微摺
動させるようにするディザ制御が一般に用いられてい
る。
ペットタイプのバルブを構成することが望ましいと考え
られる。なお、スプールタイプ、ロータリータイプ、ポ
ペットタイプの種類にかかわらず、この種の比例流量制
御バルブにおいては、摺動部の摩擦抵抗によるヒステリ
シスや、可動部によって伸縮の作用を受ける弾性体の弾
性反発力のヒステリシスを減少させるために、電磁コイ
ルへの通電をある一定の周波数で断続させ、そのON時
間とOFF時間の比率を変えて可動鉄心を微摺動させる
ようにするデューティ制御や、あるいは、一定の電流値
(DC分)に変動(AC分)をもたせて可動鉄心を微摺
動させるようにするディザ制御が一般に用いられてい
る。
【0006】従って、ポペットタイプの流量制御部構成
要素であるバルブとバルブシートとが、低開度の領域に
おいて離座および着座を繰り返すので、衝突による打音
が発生し、ひいては流量特性に異常現象を生じさせてし
まうことになっていた。また、このような打音や異常現
象を避けるためにバルブあるいはバルブシートの当接面
にゴム等の弾性体を設けることも考えられるが、その場
合、所期の目的を十分に達成するためには弾性体の硬度
をかなり小さくしてなじみやすいものとする必要があ
り、そうすると、バルブとバルブシートとの当接位置や
当接荷重にバラツキが生じ、その結果、開弁時期のバラ
ツキが大きくなるという問題が発生する。
要素であるバルブとバルブシートとが、低開度の領域に
おいて離座および着座を繰り返すので、衝突による打音
が発生し、ひいては流量特性に異常現象を生じさせてし
まうことになっていた。また、このような打音や異常現
象を避けるためにバルブあるいはバルブシートの当接面
にゴム等の弾性体を設けることも考えられるが、その場
合、所期の目的を十分に達成するためには弾性体の硬度
をかなり小さくしてなじみやすいものとする必要があ
り、そうすると、バルブとバルブシートとの当接位置や
当接荷重にバラツキが生じ、その結果、開弁時期のバラ
ツキが大きくなるという問題が発生する。
【0007】このような問題を解消するために、特開昭
63−243582号公報に記載されているように、側
部にベローズが一体形成された硬質樹脂材料製の弁体
を、板バネによって保持された可動鉄心に遊嵌入すると
ともに、係止片により弁体の弁座側への変位を規制し、
さらに、弁体と可動鉄心との間に弾性体を配置して、こ
の弾性体により弁体を係止片側に所定の付勢力で押圧す
るように構成したポペットバルブが提案されている。し
かし、この例では、2種類以上のコイルスプリング、板
バネ、ベローズ等を組み合わせ、これと電磁コイルによ
る吸引力とのバランスで作動特性を決める必要があるの
で、特性の設定が繁雑であり、また、バラツキが出やす
くて調整が難しいという問題がある。特に、温度が変化
した際には、ベローズのバネ特性が変化するため、バネ
系全体としての合成バネ定数が変化して流量特性が安定
しないという問題がある。
63−243582号公報に記載されているように、側
部にベローズが一体形成された硬質樹脂材料製の弁体
を、板バネによって保持された可動鉄心に遊嵌入すると
ともに、係止片により弁体の弁座側への変位を規制し、
さらに、弁体と可動鉄心との間に弾性体を配置して、こ
の弾性体により弁体を係止片側に所定の付勢力で押圧す
るように構成したポペットバルブが提案されている。し
かし、この例では、2種類以上のコイルスプリング、板
バネ、ベローズ等を組み合わせ、これと電磁コイルによ
る吸引力とのバランスで作動特性を決める必要があるの
で、特性の設定が繁雑であり、また、バラツキが出やす
くて調整が難しいという問題がある。特に、温度が変化
した際には、ベローズのバネ特性が変化するため、バネ
系全体としての合成バネ定数が変化して流量特性が安定
しないという問題がある。
【0008】また、この例では、弁体と保持板の間、保
持板とマグネットプレートの間、可動鉄心と固定鉄心の
間、といった各空間を各々導通させて圧力をバランスさ
せないと、ダンパー効果が生じてしまい、速い作動が得
られなくなる。そのため、導通空間が複数箇所必要とな
り、それだけ異物の侵入による導通空間の閉塞の可能性
が大きく、閉塞した場合には正常な流量特性が得られな
くなる。
持板とマグネットプレートの間、可動鉄心と固定鉄心の
間、といった各空間を各々導通させて圧力をバランスさ
せないと、ダンパー効果が生じてしまい、速い作動が得
られなくなる。そのため、導通空間が複数箇所必要とな
り、それだけ異物の侵入による導通空間の閉塞の可能性
が大きく、閉塞した場合には正常な流量特性が得られな
くなる。
【0009】そこで、本願出願人は、先に、このような
問題点を解消するために、特願平2−146989号、
特願平2−160622号他において、全閉時の漏れ流
量をほとんど0にすることができ、かつ、バルブのバル
ブシートに対する離座、着座時に打音を発生したり流量
特性の異常現象を発生したりすることがなくて、しか
も、調整が簡単で、常に正常な流量特性を得ることので
きる信頼性の高い比例流量制御バルブを提供することを
提案している。
問題点を解消するために、特願平2−146989号、
特願平2−160622号他において、全閉時の漏れ流
量をほとんど0にすることができ、かつ、バルブのバル
ブシートに対する離座、着座時に打音を発生したり流量
特性の異常現象を発生したりすることがなくて、しか
も、調整が簡単で、常に正常な流量特性を得ることので
きる信頼性の高い比例流量制御バルブを提供することを
提案している。
【0010】本願出願人によるこれら先願に係る比例流
量制御バルブは、比例流量制御バルブ本体にバルブシー
トを設けるとともに、可動鉄心に摺動自在にバルブを嵌
挿し、このバルブを可動鉄心との間に設けた弾性体によ
りバルブシートに向かう方向に付勢し、かつ、弾性体に
よるバルブのバルブシートに向かう方向への移動を規制
するホルダを可動鉄心に固定して、これら可動鉄心とバ
ルブと弾性体とホルダとで構成されるバルブ組立体をリ
ターンスプリングで付勢して円筒部材により摺動支持せ
しめたものである。
量制御バルブは、比例流量制御バルブ本体にバルブシー
トを設けるとともに、可動鉄心に摺動自在にバルブを嵌
挿し、このバルブを可動鉄心との間に設けた弾性体によ
りバルブシートに向かう方向に付勢し、かつ、弾性体に
よるバルブのバルブシートに向かう方向への移動を規制
するホルダを可動鉄心に固定して、これら可動鉄心とバ
ルブと弾性体とホルダとで構成されるバルブ組立体をリ
ターンスプリングで付勢して円筒部材により摺動支持せ
しめたものである。
【0011】図3は本願出願人による前記先願における
比例流量制御バルブの一例を示す縦断面図である。図に
おいて、1はソレノイド装置であり、その内部中央には
長手方向に固定鉄心2が配設されている。また、ソレノ
イド装置1の内周に筒状のケース3が装着され、上記固
定鉄心2に対峙する位置には可動鉄心4が配設され、そ
の間にリターンスプリング5が介在されている。
比例流量制御バルブの一例を示す縦断面図である。図に
おいて、1はソレノイド装置であり、その内部中央には
長手方向に固定鉄心2が配設されている。また、ソレノ
イド装置1の内周に筒状のケース3が装着され、上記固
定鉄心2に対峙する位置には可動鉄心4が配設され、そ
の間にリターンスプリング5が介在されている。
【0012】可動鉄心4は縮径部4cを有し、該縮径部
4cにはバルブ14が摺動自在に嵌挿されている。そし
て、前記バルブ14を先端側に付勢するように前記縮径
部4c外周にスプリング15が設けられ、また、前記縮
径部4cの先端には前記バルブの先端側への移動を規制
するホルダ16が固定されている。前記スプリング15
はバルブ14と可動鉄心4を相互に突っ張らせて、バル
ブ14をホルダ16に当接せしめている。このようにし
て、可動鉄心4とバルブ14とスプリング15とホルダ
16とでバルブ組立体18が構成せしめられている。
4cにはバルブ14が摺動自在に嵌挿されている。そし
て、前記バルブ14を先端側に付勢するように前記縮径
部4c外周にスプリング15が設けられ、また、前記縮
径部4cの先端には前記バルブの先端側への移動を規制
するホルダ16が固定されている。前記スプリング15
はバルブ14と可動鉄心4を相互に突っ張らせて、バル
ブ14をホルダ16に当接せしめている。このようにし
て、可動鉄心4とバルブ14とスプリング15とホルダ
16とでバルブ組立体18が構成せしめられている。
【0013】上記ケース3の内周面には絶縁材3aを介
して電磁コイル6が配設され、この電磁コイル6が巻装
されたボビン6aの内周面にはパイプ7が装着されて、
このパイプ7の内側に上記固定鉄心2および可動鉄心4
が対向して配設されている。そして、この固定鉄心2と
可動鉄心4の間の空間に、スプリングホルダ5aを介し
て上記リターンスプリング5が設けられ、可動鉄心4は
このリターンスプリング5により電磁コイル6の電磁吸
引力に抗する方向に付勢されている。すなわち、リター
ンスプリング5により、可動鉄心4には図3で左方向に
押圧する力が常時作用している。上記電磁コイル6に
は、外部に導出するリードワイヤ6bが接続されてい
る。
して電磁コイル6が配設され、この電磁コイル6が巻装
されたボビン6aの内周面にはパイプ7が装着されて、
このパイプ7の内側に上記固定鉄心2および可動鉄心4
が対向して配設されている。そして、この固定鉄心2と
可動鉄心4の間の空間に、スプリングホルダ5aを介し
て上記リターンスプリング5が設けられ、可動鉄心4は
このリターンスプリング5により電磁コイル6の電磁吸
引力に抗する方向に付勢されている。すなわち、リター
ンスプリング5により、可動鉄心4には図3で左方向に
押圧する力が常時作用している。上記電磁コイル6に
は、外部に導出するリードワイヤ6bが接続されてい
る。
【0014】また、可動鉄心4の上記リターンスプリン
グ5とは反対の側には、スプリング8が配設されてい
る。このスプリング8は、可動鉄心4の縮径部4c先端
に固定された上記ホルダ16とスプリングホルダ9との
間に取り付けられ、該スプリングホルダ9は、比例流量
制御バルブ本体11に螺合された調整ねじ10の先端に
固定されている。
グ5とは反対の側には、スプリング8が配設されてい
る。このスプリング8は、可動鉄心4の縮径部4c先端
に固定された上記ホルダ16とスプリングホルダ9との
間に取り付けられ、該スプリングホルダ9は、比例流量
制御バルブ本体11に螺合された調整ねじ10の先端に
固定されている。
【0015】比例流量制御バルブ本体11には、ソレノ
イド装置1側の端部近傍に流体導入通路11aが設けら
れ、また先端(図3で左端)側には流体導出通路11c
が設けられている。ソレノイド装置1と比例流量制御バ
ルブ本体11とは、ソレノイド装置1の端部に嵌着され
たガイド部材19のリブ状ガイド部19aに比例流量制
御バルブ本体11が嵌着されることによって、ガタなく
相互に嵌合固定されている。また、このガイド部材19
には、可動鉄心4を摺動自在に支持する上記パイプ7の
一端が保持されている。そして、比例流量制御バルブ本
体11には、上記バルブ組立体18に対向する位置にバ
ルブシート13が嵌着され、これにより、流体導出通路
11cに連通する空室11bが流体導入通路11a側か
ら区画されている。
イド装置1側の端部近傍に流体導入通路11aが設けら
れ、また先端(図3で左端)側には流体導出通路11c
が設けられている。ソレノイド装置1と比例流量制御バ
ルブ本体11とは、ソレノイド装置1の端部に嵌着され
たガイド部材19のリブ状ガイド部19aに比例流量制
御バルブ本体11が嵌着されることによって、ガタなく
相互に嵌合固定されている。また、このガイド部材19
には、可動鉄心4を摺動自在に支持する上記パイプ7の
一端が保持されている。そして、比例流量制御バルブ本
体11には、上記バルブ組立体18に対向する位置にバ
ルブシート13が嵌着され、これにより、流体導出通路
11cに連通する空室11bが流体導入通路11a側か
ら区画されている。
【0016】上記調整ねじ10は、比例流量制御バルブ
本体11の流体導出通路11cが設けられた上記先端側
から可動鉄心4側に向けて螺合されている。そして、こ
の調整ねじ10に固定されたスプリングホルダ9に保持
される上記スプリング8は、可動鉄心4を電磁吸引力の
働く方向と同じ方向に常時付勢している。
本体11の流体導出通路11cが設けられた上記先端側
から可動鉄心4側に向けて螺合されている。そして、こ
の調整ねじ10に固定されたスプリングホルダ9に保持
される上記スプリング8は、可動鉄心4を電磁吸引力の
働く方向と同じ方向に常時付勢している。
【0017】以上のように組み立てられたバルブ組立体
18は、上記スプリング8とリターンスプリング5の付
勢力を受けて、可動鉄心4をパイプ7とのクリアランス
によって生ずる倒れが許容された状態でバルブシート1
3に当接せしめられる。ここで、ホルダ16とスプリン
グホルダ9との間に取り付けられた上記スプリング8
は、その付勢力が調整ねじ10によって予め調整され、
それにより、バルブ組立体18のバルブシート13側へ
の付勢力が調整される。なお、この時、バルブ14とバ
ルブシート13との当接荷重は、スプリング15による
バルブ14とホルダ16との当接荷重よりも小さくて、
全閉時にバルブ14とホルダ16との間に隙間が生じな
いような設定が行われる。
18は、上記スプリング8とリターンスプリング5の付
勢力を受けて、可動鉄心4をパイプ7とのクリアランス
によって生ずる倒れが許容された状態でバルブシート1
3に当接せしめられる。ここで、ホルダ16とスプリン
グホルダ9との間に取り付けられた上記スプリング8
は、その付勢力が調整ねじ10によって予め調整され、
それにより、バルブ組立体18のバルブシート13側へ
の付勢力が調整される。なお、この時、バルブ14とバ
ルブシート13との当接荷重は、スプリング15による
バルブ14とホルダ16との当接荷重よりも小さくて、
全閉時にバルブ14とホルダ16との間に隙間が生じな
いような設定が行われる。
【0018】また、上記バルブシート13のシート面は
テーパ状(円錐)とされ、これに対するバルブ14の当
接面は球状とされている。ここで、上記テーパ状のシー
ト面と球状の当接面との当接円の直径は、例えば11m
mであって、可動鉄心4とパイプ7との摺動径と略一致
するように設定されている。なお、上記バルブシート1
3およびバルブ14は、例えば、ポリブチレンテレフタ
レート(PBT)で構成することが可能である。
テーパ状(円錐)とされ、これに対するバルブ14の当
接面は球状とされている。ここで、上記テーパ状のシー
ト面と球状の当接面との当接円の直径は、例えば11m
mであって、可動鉄心4とパイプ7との摺動径と略一致
するように設定されている。なお、上記バルブシート1
3およびバルブ14は、例えば、ポリブチレンテレフタ
レート(PBT)で構成することが可能である。
【0019】上記可動鉄心4の軸芯部には、流体導出通
路11cに連通する上記空室11b側の圧力と可動鉄心
4と固定鉄心2との間に形成される空間の圧力とをバラ
ンスさせるために導通孔4bが設けられている。この導
通孔4bは、最大径が3mm以上となるようにされる。
路11cに連通する上記空室11b側の圧力と可動鉄心
4と固定鉄心2との間に形成される空間の圧力とをバラ
ンスさせるために導通孔4bが設けられている。この導
通孔4bは、最大径が3mm以上となるようにされる。
【0020】このような構成の比例流量制御バルブにお
いて、電磁コイル6に通電すると、可動鉄心4がリター
ンスプリング5の押圧力に抗して固定鉄心2側に吸引さ
れ、バルブ組立体18が移動して開弁する。ここで、こ
の比例流量制御バルブを用い、デューティ制御やディザ
制御によって流量を制御する場合、これら制御に起因す
るバルブ組立体18の微小振動に伴う離座あるいは着座
時の衝突により発生する反発力は、バルブ14を付勢す
る上記スプリング15によって吸引される。
いて、電磁コイル6に通電すると、可動鉄心4がリター
ンスプリング5の押圧力に抗して固定鉄心2側に吸引さ
れ、バルブ組立体18が移動して開弁する。ここで、こ
の比例流量制御バルブを用い、デューティ制御やディザ
制御によって流量を制御する場合、これら制御に起因す
るバルブ組立体18の微小振動に伴う離座あるいは着座
時の衝突により発生する反発力は、バルブ14を付勢す
る上記スプリング15によって吸引される。
【0021】また、この比例流量制御バルブでは、上記
のようにソレノイド装置1と比例流量制御バルブ本体1
1とがガイド部材19によってガタなく嵌合されている
ため、バルブ組立体18とバルブシート13との当接部
のズレは、可動鉄心4とパイプ7とのクリアランスによ
って生ずるバルブ組立体18の倒れだけとなり、しか
も、上記のようにバルブシート13のシート面がテーパ
状で、それに対するバルブ14の当接面が球状とされて
いるため、上記倒れがあっても、所定径の当接円で当接
することによってシール性が確保される。なお、可動鉄
心4とパイプ7との摺動クリアランスは0.02〜0.
2mmとされ、摺動長さLと摺動直径Dとの比L/Dは
1.5以上とされる。
のようにソレノイド装置1と比例流量制御バルブ本体1
1とがガイド部材19によってガタなく嵌合されている
ため、バルブ組立体18とバルブシート13との当接部
のズレは、可動鉄心4とパイプ7とのクリアランスによ
って生ずるバルブ組立体18の倒れだけとなり、しか
も、上記のようにバルブシート13のシート面がテーパ
状で、それに対するバルブ14の当接面が球状とされて
いるため、上記倒れがあっても、所定径の当接円で当接
することによってシール性が確保される。なお、可動鉄
心4とパイプ7との摺動クリアランスは0.02〜0.
2mmとされ、摺動長さLと摺動直径Dとの比L/Dは
1.5以上とされる。
【0022】更に、この比例流量制御バルブでは、上記
のようにバルブシート13とバルブ14との当接円径が
可動鉄心4とパイプ7との摺動径と略一致しているた
め、無通電時において吸気管内負圧が流体導出通路11
cに印加されても、導通孔4bを介しバルブ組立体18
に左右から加わる力はバランスし、安定した状態が維持
される。
のようにバルブシート13とバルブ14との当接円径が
可動鉄心4とパイプ7との摺動径と略一致しているた
め、無通電時において吸気管内負圧が流体導出通路11
cに印加されても、導通孔4bを介しバルブ組立体18
に左右から加わる力はバランスし、安定した状態が維持
される。
【0023】ところで、上記構造によれば、バルブ14
とバルブシート13が衝突した時に、バルブに加わる反
発力をスプリング15が吸収しながらバルブ14が移動
する訳であるが、この場合、バルブ14と可動鉄心4の
縮径部4cとの摺動面における摩耗粉の発生や微小な異
物の侵入やバルブ14と可動鉄心4との相対的な倒れ等
によって、バルブ14が可動鉄心4の縮径部4c上をス
ムーズに摺動しなくなったのでは、つぎのような不都合
な現象が生ずる。すなわち、バルブ14と可動鉄心4が
突っ張った状態のまま摺動できなくなった場合には、バ
ルブ14とバルブシート13との衝突による反発力が吸
収できなくなって、打音や流量特性の異常が発生する。
また、スプリング15がある程度圧縮された状態で摺動
できなくなった場合は、駆動源をオフにしてもバルブ1
4が開弁したままとなってしまい、最悪の場合には機関
の過回転を招き、暴走につながる恐れが生ずる。そこ
で、この比例流量制御バルブでは、可動鉄心4の縮径部
4cとバルブ14の相互の摺動部の少なくとも一方にテ
フロン(商品名)等の低摩擦係数の樹脂のコーティング
を施すようにしている。このコーティングの膜厚は10
〜30μm程度とされる。なお、可動鉄心4のパイプ7
との摺動部にも同様のコーティングを施すとよく、その
場合には、例えば、対象物である可動鉄心4を回転させ
ながら、スプレーによってコーティングを行う方法を用
いることができる。このスプレーによってコーティング
する方法は、ドブ漬けによるコーティングに比べて、膜
厚を均等にでき、また、不必要な部分にコーティングを
しなくてすむなどの利点がある。また、可動鉄心4のバ
ルブ14との摺動部である縮径部4cと、パイプ7との
摺動部に同一のコーティングを施すようにすると、マス
キング処理をする必要もなく、その分工程改善につなが
る。
とバルブシート13が衝突した時に、バルブに加わる反
発力をスプリング15が吸収しながらバルブ14が移動
する訳であるが、この場合、バルブ14と可動鉄心4の
縮径部4cとの摺動面における摩耗粉の発生や微小な異
物の侵入やバルブ14と可動鉄心4との相対的な倒れ等
によって、バルブ14が可動鉄心4の縮径部4c上をス
ムーズに摺動しなくなったのでは、つぎのような不都合
な現象が生ずる。すなわち、バルブ14と可動鉄心4が
突っ張った状態のまま摺動できなくなった場合には、バ
ルブ14とバルブシート13との衝突による反発力が吸
収できなくなって、打音や流量特性の異常が発生する。
また、スプリング15がある程度圧縮された状態で摺動
できなくなった場合は、駆動源をオフにしてもバルブ1
4が開弁したままとなってしまい、最悪の場合には機関
の過回転を招き、暴走につながる恐れが生ずる。そこ
で、この比例流量制御バルブでは、可動鉄心4の縮径部
4cとバルブ14の相互の摺動部の少なくとも一方にテ
フロン(商品名)等の低摩擦係数の樹脂のコーティング
を施すようにしている。このコーティングの膜厚は10
〜30μm程度とされる。なお、可動鉄心4のパイプ7
との摺動部にも同様のコーティングを施すとよく、その
場合には、例えば、対象物である可動鉄心4を回転させ
ながら、スプレーによってコーティングを行う方法を用
いることができる。このスプレーによってコーティング
する方法は、ドブ漬けによるコーティングに比べて、膜
厚を均等にでき、また、不必要な部分にコーティングを
しなくてすむなどの利点がある。また、可動鉄心4のバ
ルブ14との摺動部である縮径部4cと、パイプ7との
摺動部に同一のコーティングを施すようにすると、マス
キング処理をする必要もなく、その分工程改善につなが
る。
【0024】上記のように、バルブ14と可動鉄心4と
の摺動部に低摩擦係数のコーティングを施したことによ
り、これら摺動部の摩擦力が低減され、摩耗粉の発生が
防止できる。また、摩擦力が低減されることによって摺
動クリアランスを小さくすることが可能となるので、微
小な異物の侵入を未然に防ぎ、また、倒れ等による動作
不良を確実に防止できるようになる。
の摺動部に低摩擦係数のコーティングを施したことによ
り、これら摺動部の摩擦力が低減され、摩耗粉の発生が
防止できる。また、摩擦力が低減されることによって摺
動クリアランスを小さくすることが可能となるので、微
小な異物の侵入を未然に防ぎ、また、倒れ等による動作
不良を確実に防止できるようになる。
【0025】なお、上記ホルダ16は、可動鉄心4に対
し圧入によって固定することができ、また、その他、接
着やカシメによって固定することもできる。また、可動
鉄心4の縮径部4cの先端にさらに小径の部分を設けて
ホルダを固定するようにしてもよい。また、バルブ14
とバルブシート13との当接部は、バルブ14の方に多
段円錐状の当接面を設け、バルブシート13の方のシー
ト面を球状とするようにしてもよい。
し圧入によって固定することができ、また、その他、接
着やカシメによって固定することもできる。また、可動
鉄心4の縮径部4cの先端にさらに小径の部分を設けて
ホルダを固定するようにしてもよい。また、バルブ14
とバルブシート13との当接部は、バルブ14の方に多
段円錐状の当接面を設け、バルブシート13の方のシー
ト面を球状とするようにしてもよい。
【0026】以上のように図3の比例流量制御バルブに
よれば、可動鉄心とバルブと弾性体とホルダとでバルブ
組立体を構成し、これをリターンスプリングで付勢して
円筒部材により摺動支持せしめたことにより、全閉時の
漏れを無くしてシール性を確保することができ、また、
デューティ制御やディザ制御によって流量を制御する場
合に、これらの制御に起因する離座あるいは着座時の衝
突による反発力を吸収して打音や流量特性の異常現象を
無くすることができ、しかも、調整が簡単で、常に正常
な流量特性を維持することのできる信頼性の高い全閉機
能付比例流量制御バルブが得られる。また、可動鉄心と
バルブの相互の摺動部の少なくとも一方に低摩擦係数の
樹脂のコーティングを施すことにより、バルブと可動鉄
心との摺動部の摩擦力を低減させて摩耗粉の発生を防
ぎ、また、摺動クリアランスを小さくすることができる
ことから、微小な異物の侵入や倒れ等による動作不良を
防止し、全閉機能付比例流量制御バルブの信頼性を更に
向上させることができる。さらに、可動鉄心のバルブと
の摺動部および円筒部材との摺動部に同一のコーティン
グを施す場合には、コーティング時のマスキング処理が
不要となる分、工程改善が可能となる。
よれば、可動鉄心とバルブと弾性体とホルダとでバルブ
組立体を構成し、これをリターンスプリングで付勢して
円筒部材により摺動支持せしめたことにより、全閉時の
漏れを無くしてシール性を確保することができ、また、
デューティ制御やディザ制御によって流量を制御する場
合に、これらの制御に起因する離座あるいは着座時の衝
突による反発力を吸収して打音や流量特性の異常現象を
無くすることができ、しかも、調整が簡単で、常に正常
な流量特性を維持することのできる信頼性の高い全閉機
能付比例流量制御バルブが得られる。また、可動鉄心と
バルブの相互の摺動部の少なくとも一方に低摩擦係数の
樹脂のコーティングを施すことにより、バルブと可動鉄
心との摺動部の摩擦力を低減させて摩耗粉の発生を防
ぎ、また、摺動クリアランスを小さくすることができる
ことから、微小な異物の侵入や倒れ等による動作不良を
防止し、全閉機能付比例流量制御バルブの信頼性を更に
向上させることができる。さらに、可動鉄心のバルブと
の摺動部および円筒部材との摺動部に同一のコーティン
グを施す場合には、コーティング時のマスキング処理が
不要となる分、工程改善が可能となる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来例で
は、バルブを低開度位置から高開度位置へステップ的に
変化させた場合、可動鉄心とバルブからなる可動部が目
標位置を行き過ぎるオーバーシュートやその反対のアン
ダーシュートが発生する。これらはしだいに減衰して目
標位置に達するが、特に最大開度までのステップ変化の
場合は、機械的にストッパを設けないと空気流量が必要
最大値を越えてしまい、エンジンの過回転を招く恐れが
あった(図2の破線)。この問題に対して、図3に示す
如く機械的ストッパ21を設けると打音が発生するので
運転者に不快感を与えたり、また動作耐久性能が低下す
るという新たな問題が生じる(図3の部材21)。
は、バルブを低開度位置から高開度位置へステップ的に
変化させた場合、可動鉄心とバルブからなる可動部が目
標位置を行き過ぎるオーバーシュートやその反対のアン
ダーシュートが発生する。これらはしだいに減衰して目
標位置に達するが、特に最大開度までのステップ変化の
場合は、機械的にストッパを設けないと空気流量が必要
最大値を越えてしまい、エンジンの過回転を招く恐れが
あった(図2の破線)。この問題に対して、図3に示す
如く機械的ストッパ21を設けると打音が発生するので
運転者に不快感を与えたり、また動作耐久性能が低下す
るという新たな問題が生じる(図3の部材21)。
【0028】また、図4の部材16a、図5の部材13
aの如くバルブ部分の構造を変更して、空気通路面積を
規定の値で規制する方法も考えられるが、機械的ストッ
パに当れば上述の内容と同じ問題が発生することにな
る。特に、可動部(可動鉄心)の運動方向を車の車体に
対して上下方向となるように比例流量制御バルブを取り
付ける場合には、可動部に加わる振動加速度が大きくな
るので、機械的ストッパに当る可能性が大きくなり、こ
の時にも空気通路面積で規制しようとすると、部品形状
の複雑化や組付性悪化などからコストアップを招いてし
まうことになる(図4、図5)。
aの如くバルブ部分の構造を変更して、空気通路面積を
規定の値で規制する方法も考えられるが、機械的ストッ
パに当れば上述の内容と同じ問題が発生することにな
る。特に、可動部(可動鉄心)の運動方向を車の車体に
対して上下方向となるように比例流量制御バルブを取り
付ける場合には、可動部に加わる振動加速度が大きくな
るので、機械的ストッパに当る可能性が大きくなり、こ
の時にも空気通路面積で規制しようとすると、部品形状
の複雑化や組付性悪化などからコストアップを招いてし
まうことになる(図4、図5)。
【0029】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、打音を発生することなくしかも確実
に所定位置に可動部(可動鉄心)を停止させることが出
来る比例流量制御バルブを得ることを目的とする。
されたものであり、打音を発生することなくしかも確実
に所定位置に可動部(可動鉄心)を停止させることが出
来る比例流量制御バルブを得ることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の比例流量制御バ
ルブは固定鉄心と、電磁コイルと、電磁コイルが収容さ
れる磁性体ケースと、中心に導通孔をもち固定鉄心に吸
引される可動鉄心と、可動鉄心を前記吸引力と反対の方
向へ付勢するリターンスプリングと、リターンスプリン
グをガイドするスプリングホルダと、流体導入通路およ
び流体導出通路をもつ流量制御バルブ本体と、可動鉄心
そのものからなるかあるいは可動鉄心と一体的に動作す
るバルブと、無通電時にバルブが当接するバルブシート
とを備えてなる流量制御バルブにおいて、バルブ開度が
所定の位置になった時に、可動鉄心の前記導通孔の内径
部とスプリングホルダの外径部とがオーバーラップして
いることを特徴とする比例流量制御バルブである。
ルブは固定鉄心と、電磁コイルと、電磁コイルが収容さ
れる磁性体ケースと、中心に導通孔をもち固定鉄心に吸
引される可動鉄心と、可動鉄心を前記吸引力と反対の方
向へ付勢するリターンスプリングと、リターンスプリン
グをガイドするスプリングホルダと、流体導入通路およ
び流体導出通路をもつ流量制御バルブ本体と、可動鉄心
そのものからなるかあるいは可動鉄心と一体的に動作す
るバルブと、無通電時にバルブが当接するバルブシート
とを備えてなる流量制御バルブにおいて、バルブ開度が
所定の位置になった時に、可動鉄心の前記導通孔の内径
部とスプリングホルダの外径部とがオーバーラップして
いることを特徴とする比例流量制御バルブである。
【0031】
【作用】バルブ開度が所定の位置になった時に、可動鉄
心の導通孔がスプリングホルダの先端部により実質的に
塞がれるので、可動鉄心の先端側と後端側の空気圧のバ
ランスは崩れて先端側の空隙部分の圧力が高くなり、可
動鉄心の前進運動は打音の発生なく停止される。また、
先端側の空隙部分はその導通孔の前記実質的に塞がれた
箇所で大きな減衰作用を発揮するので、可動鉄心はその
位置に振動することなく停止する。
心の導通孔がスプリングホルダの先端部により実質的に
塞がれるので、可動鉄心の先端側と後端側の空気圧のバ
ランスは崩れて先端側の空隙部分の圧力が高くなり、可
動鉄心の前進運動は打音の発生なく停止される。また、
先端側の空隙部分はその導通孔の前記実質的に塞がれた
箇所で大きな減衰作用を発揮するので、可動鉄心はその
位置に振動することなく停止する。
【0032】
【実施例】図1は本発明の比例流量制御バルブの一実施
例を示す。これは一見、図3のものと同じに見えるが、
機械的ストッパ21を無くし、かつスプリングホルダ5
aの左端部を長くした点で図3の比例流量制御バルブと
異っている。従ってその要部のみを以下に説明する。バ
ルブ開度が所定の位置になった時に、可動鉄心4の導通
孔4bの内径部(4bの右端)と、スプリングホルダ5
aの外径部(5aの左端)とがオーバーラップすること
によって、可動鉄心4の両側(図1で右側と左側)の圧
力をバランスさせている導通孔4bがほぼ塞がれてしま
い、可動鉄心4の右側の空隙部分20が可動鉄心の右方
への移動によって急激に圧縮され圧力が大きくなる。従
って、可動鉄心の両側に作用する圧力がアンバランスに
なって、可動鉄心には左方へ動かそうとする力が発生す
る。つまり、空隙部分20をダンパー室として利用する
ことにより可動鉄心のオーバーシュートを大きく軽減し
ようとするものである。可動鉄心のオーバーシュートを
大きく軽減すれば、元々、電磁吸引力とリターンスプリ
ングとのバランスで位置が決っているので、可動鉄心の
位置変動は急速に減衰して目標位置に達することにな
る。
例を示す。これは一見、図3のものと同じに見えるが、
機械的ストッパ21を無くし、かつスプリングホルダ5
aの左端部を長くした点で図3の比例流量制御バルブと
異っている。従ってその要部のみを以下に説明する。バ
ルブ開度が所定の位置になった時に、可動鉄心4の導通
孔4bの内径部(4bの右端)と、スプリングホルダ5
aの外径部(5aの左端)とがオーバーラップすること
によって、可動鉄心4の両側(図1で右側と左側)の圧
力をバランスさせている導通孔4bがほぼ塞がれてしま
い、可動鉄心4の右側の空隙部分20が可動鉄心の右方
への移動によって急激に圧縮され圧力が大きくなる。従
って、可動鉄心の両側に作用する圧力がアンバランスに
なって、可動鉄心には左方へ動かそうとする力が発生す
る。つまり、空隙部分20をダンパー室として利用する
ことにより可動鉄心のオーバーシュートを大きく軽減し
ようとするものである。可動鉄心のオーバーシュートを
大きく軽減すれば、元々、電磁吸引力とリターンスプリ
ングとのバランスで位置が決っているので、可動鉄心の
位置変動は急速に減衰して目標位置に達することにな
る。
【0033】この実施例では、特別なバルブ構造をもつ
ポペットタイプバルブについて説明したが、一般的なポ
ペットバルブに対しても同様に適用できることは明らか
である。
ポペットタイプバルブについて説明したが、一般的なポ
ペットバルブに対しても同様に適用できることは明らか
である。
【0034】また、比例流量制御バルブの可動部(可動
鉄心)の運動方向と、車の車体に対する上下方向(鉛直
方向)とのなす角度が45°以内となるように、例えば
可動部の運動方向が鉛直方向に一致するように、比例流
量制御バルブを車体に取り付けることもできる。このよ
うに取り付けても、可動部は機械的ストッパ等に当るこ
となく所定位置で減速停止する。
鉄心)の運動方向と、車の車体に対する上下方向(鉛直
方向)とのなす角度が45°以内となるように、例えば
可動部の運動方向が鉛直方向に一致するように、比例流
量制御バルブを車体に取り付けることもできる。このよ
うに取り付けても、可動部は機械的ストッパ等に当るこ
となく所定位置で減速停止する。
【0035】
【発明の効果】以上のように構成したので、可動鉄心の
急激な位置変化に対しても、目標位置に対するオーバー
シュートやアンダーシュートをほとんどなくすことがで
きるので、常に安定した流量制御を行うことができ、エ
ンジンの過回転が生じるおそれもない。特に、比例流量
制御バルブの可動部の運動方向を車の車体に対して上下
方向となるように比例流量制御バルブを取り付けなけれ
ばならない場合には非常に効果的である。
急激な位置変化に対しても、目標位置に対するオーバー
シュートやアンダーシュートをほとんどなくすことがで
きるので、常に安定した流量制御を行うことができ、エ
ンジンの過回転が生じるおそれもない。特に、比例流量
制御バルブの可動部の運動方向を車の車体に対して上下
方向となるように比例流量制御バルブを取り付けなけれ
ばならない場合には非常に効果的である。
【図1】本発明の比例流量制御バルブの一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】比例流量制御バルブを急激に開き位置にもたら
したときの本発明のバルブ特性と従来のバルブ特性を比
較したグラフである。
したときの本発明のバルブ特性と従来のバルブ特性を比
較したグラフである。
【図3】従来の比例流量制御バルブの一例を示す断面図
である。
である。
【図4】従来の比例流量制御バルブの他の例を示す概略
断面図である。
断面図である。
【図5】従来の比例流量制御バルブの更に他の例を示す
概略断面図である。
概略断面図である。
2 固定鉄心 3 ケース 4 可動鉄心 4b 導通孔 5 リターンスプリング 5a スプリングホルダ 6 電磁コイル 11 比例流量制御バルブ本体 11a 流体導入通路 11b 流体導出通路 13 バルブシート 14 バルブ 20 空隙部分
Claims (3)
- 【請求項1】 固定鉄心と、電磁コイルと、電磁コイル
が収容される磁性体ケースと、中心に導通孔をもち固定
鉄心に吸引される可動鉄心と、可動鉄心を前記吸引力と
反対の方向へ付勢するリターンスプリングと、リターン
スプリングをガイドするスプリングホルダと、流体導入
通路および流体導出通路をもつ流量制御バルブ本体と、
可動鉄心そのものからなるかあるいは可動鉄心と一体的
に動作するバルブと、無通電時にバルブが当接するバル
ブシートとを備えてなる流量制御バルブにおいて、 バルブ開度が所定の位置になった時に、可動鉄心の前記
導通孔の内径部とスプリングホルダの外径部とがオーバ
ーラップしていることを特徴とする比例流量制御バル
ブ。 - 【請求項2】 可動鉄心の前記導通孔の内径部とスプリ
ングホルダの外径部とがオーバーラップするのは、バル
ブ開度がその必要とする最大開度付近になったときであ
ることを特徴とする請求項1記載の比例流量制御バル
ブ。 - 【請求項3】 比例流量制御バルブの可動鉄心の運動方
向と、車の車体に対する上下方向とのなす角度が45°
以内となるように取り付けられたことを特徴とする請求
項2記載の比例流量制御バルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30175091A JPH05141559A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 比例流量制御バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30175091A JPH05141559A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 比例流量制御バルブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05141559A true JPH05141559A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17900718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30175091A Pending JPH05141559A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 比例流量制御バルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05141559A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006336766A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 電磁式駆動ユニット |
| JP2012229792A (ja) * | 2011-04-27 | 2012-11-22 | Nissin Kogyo Co Ltd | 電磁弁の製造方法および電磁弁 |
| CN117427299A (zh) * | 2023-10-31 | 2024-01-23 | 国网经济技术研究院有限公司 | 一种适用不同事故场景工况的换流站消防机器人系统 |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP30175091A patent/JPH05141559A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006336766A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 電磁式駆動ユニット |
| JP2012229792A (ja) * | 2011-04-27 | 2012-11-22 | Nissin Kogyo Co Ltd | 電磁弁の製造方法および電磁弁 |
| CN117427299A (zh) * | 2023-10-31 | 2024-01-23 | 国网经济技术研究院有限公司 | 一种适用不同事故场景工况的换流站消防机器人系统 |
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