JPH05142143A - 分光光度計検出器用スペクトル採取方法 - Google Patents
分光光度計検出器用スペクトル採取方法Info
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- JPH05142143A JPH05142143A JP30755791A JP30755791A JPH05142143A JP H05142143 A JPH05142143 A JP H05142143A JP 30755791 A JP30755791 A JP 30755791A JP 30755791 A JP30755791 A JP 30755791A JP H05142143 A JPH05142143 A JP H05142143A
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- scanning
- spectrum
- time
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オンフロー状態においても正確にスペクトル
を採取する方法を提供する。 【構成】 オンフロー状態で波長λ0 の光を照射し、光
センサ8の出力を監視しておき、適宜なタイミングtA
でグレーティング7の回転を開始させる。光センサ8の
出力信号を逐次メモリ12に記憶しながら、グレーティ
ング7を回転させ、照射光の波長をλ1 からλ2 まで走
査させて波長をλ0 に戻す。その後、走査開始時刻tA
と走査終了時刻tB 、及び、走査開始直前と走査終了直
後における波長λ0 に対する出力信号のレベルPA ,P
B とを利用して、メモリ12中の測定データを補正し、
被測定試料の濃度変化に伴うデータの誤差分を除去す
る。
を採取する方法を提供する。 【構成】 オンフロー状態で波長λ0 の光を照射し、光
センサ8の出力を監視しておき、適宜なタイミングtA
でグレーティング7の回転を開始させる。光センサ8の
出力信号を逐次メモリ12に記憶しながら、グレーティ
ング7を回転させ、照射光の波長をλ1 からλ2 まで走
査させて波長をλ0 に戻す。その後、走査開始時刻tA
と走査終了時刻tB 、及び、走査開始直前と走査終了直
後における波長λ0 に対する出力信号のレベルPA ,P
B とを利用して、メモリ12中の測定データを補正し、
被測定試料の濃度変化に伴うデータの誤差分を除去す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液体クロマトグラ
フ、超臨界クロマトグラフ、キャピラリー電気泳動装置
などにおけるスペクトル採取方法に関する。
フ、超臨界クロマトグラフ、キャピラリー電気泳動装置
などにおけるスペクトル採取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クロマトグラフ分光光度計検出器には、
例えば、図1に示す吸光検出器がある。この吸光検出器
は、フローセルに検査光を照射する光学系1と、吸光度
を検出する電気系2から構成されており、光学系1は、
光源3と、スリット4と、ミラー5,6と、グレーティ
ング7と、試料光と参照光を分離するビームスプリッタ
14とで構成されている。また、電気系2は、透過光を
電気信号に変換する光センサ8a と、光センサ8a の出
力を増幅する増幅器9a と、増幅器9a の出力をデジタ
ル信号に変換するA/Dコンバータ10a と、参照光を
電気信号に変換する光センサ8b と、光センサ8b の出
力を増幅する増幅器9b と、増幅器9b の出力をデジタ
ル信号に変換するA/Dコンバータ10b と、取り込ま
れたデジタル信号に適宜な処理をするCPU11と、プ
ログラム等を記憶するメモリ12とで構成される。
例えば、図1に示す吸光検出器がある。この吸光検出器
は、フローセルに検査光を照射する光学系1と、吸光度
を検出する電気系2から構成されており、光学系1は、
光源3と、スリット4と、ミラー5,6と、グレーティ
ング7と、試料光と参照光を分離するビームスプリッタ
14とで構成されている。また、電気系2は、透過光を
電気信号に変換する光センサ8a と、光センサ8a の出
力を増幅する増幅器9a と、増幅器9a の出力をデジタ
ル信号に変換するA/Dコンバータ10a と、参照光を
電気信号に変換する光センサ8b と、光センサ8b の出
力を増幅する増幅器9b と、増幅器9b の出力をデジタ
ル信号に変換するA/Dコンバータ10b と、取り込ま
れたデジタル信号に適宜な処理をするCPU11と、プ
ログラム等を記憶するメモリ12とで構成される。
【0003】以上の構成からなる吸光検出器において、
例えば、被測定試料に対して波長λ 0 の検査光を照射
し、その透過光のレベルと参照光のレベルとを、光セン
サ8a と8b によって時間順次に検出すれば、吸光度の
時間的推移を求めることができる。また、照射光の波長
を変化させて、吸光度のスペクトルを測定する場合は、
何らかの方法によってフローセル内の流れを停止させ、
その状態においてグレーティング7を回転させつつ光セ
ンサ8aと8b の出力レベルを検出する。通常は、移動
相をセルに満たした状態で波長スキャンを行い、先ずバ
ックグランドスペクトルを採取して記憶する。次に、試
料溶液をセルに封入しスペクトルスキャンを行い、得ら
れたスペクトルよりバックグランドスペクトルを差し引
いて真のスペクトルを得る。
例えば、被測定試料に対して波長λ 0 の検査光を照射
し、その透過光のレベルと参照光のレベルとを、光セン
サ8a と8b によって時間順次に検出すれば、吸光度の
時間的推移を求めることができる。また、照射光の波長
を変化させて、吸光度のスペクトルを測定する場合は、
何らかの方法によってフローセル内の流れを停止させ、
その状態においてグレーティング7を回転させつつ光セ
ンサ8aと8b の出力レベルを検出する。通常は、移動
相をセルに満たした状態で波長スキャンを行い、先ずバ
ックグランドスペクトルを採取して記憶する。次に、試
料溶液をセルに封入しスペクトルスキャンを行い、得ら
れたスペクトルよりバックグランドスペクトルを差し引
いて真のスペクトルを得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の装置では、オンフローの状態においては、吸光度等の
スペクトルを測定することはできず、仮にグレーティン
グを回転させて検査光の波長を走査したとしても真のス
ペクトルを採取できないという問題がある。何故なら、
検査光の波長を走査してスペクトルを採取する場合、走
査の時間内に被測定試料の濃度が変化するので、採取し
たスペクトルは真の値からずれており、かつ、このズレ
は濃度変化の速度に応じて変わるので再現性がないから
である。
の装置では、オンフローの状態においては、吸光度等の
スペクトルを測定することはできず、仮にグレーティン
グを回転させて検査光の波長を走査したとしても真のス
ペクトルを採取できないという問題がある。何故なら、
検査光の波長を走査してスペクトルを採取する場合、走
査の時間内に被測定試料の濃度が変化するので、採取し
たスペクトルは真の値からずれており、かつ、このズレ
は濃度変化の速度に応じて変わるので再現性がないから
である。
【0005】この発明は、この問題点に着目してなされ
たものであって、オンフロー状態においても正確なスペ
クトルを採取できる分光光度計検出器用スペクトル採取
方法を提供することを目的とする。
たものであって、オンフロー状態においても正確なスペ
クトルを採取できる分光光度計検出器用スペクトル採取
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する
為、請求項1に係る分光光度計検出器用スペクトル採取
方法は、分光光度計検出器において、オンフロー状態で
照射光の波長を走査させて、試料のスペクトルを採取す
る方法であって、 オンフロー状態で特定波長の光を被測定試料に照射
し、この状態において透過光や蛍光などの出力信号レベ
ルを監視しておき、出力信号レベルの推移により所定
の条件が成立した時に、上記照射光の波長の走査を開始
させ、所定範囲内で照射光の波長を走査させながら、
上記出力信号データを記憶装置に記憶し、走査終了後
は、その波長を走査開始前の値に戻し、上記記憶装置
に記憶されている測定データについて、波長の走査開始
時刻と走査終了時刻と波長を走査させて上記特定波長に
達した時刻、及び、走査開始直前と走査終了直後と走査
により上記特定波長に達した時刻における上記特定波長
に対する出力信号のレベル、のうちの少なくとも2組を
利用して、被測定試料の濃度変化に伴う誤差分を補正す
ることを特徴とする。
為、請求項1に係る分光光度計検出器用スペクトル採取
方法は、分光光度計検出器において、オンフロー状態で
照射光の波長を走査させて、試料のスペクトルを採取す
る方法であって、 オンフロー状態で特定波長の光を被測定試料に照射
し、この状態において透過光や蛍光などの出力信号レベ
ルを監視しておき、出力信号レベルの推移により所定
の条件が成立した時に、上記照射光の波長の走査を開始
させ、所定範囲内で照射光の波長を走査させながら、
上記出力信号データを記憶装置に記憶し、走査終了後
は、その波長を走査開始前の値に戻し、上記記憶装置
に記憶されている測定データについて、波長の走査開始
時刻と走査終了時刻と波長を走査させて上記特定波長に
達した時刻、及び、走査開始直前と走査終了直後と走査
により上記特定波長に達した時刻における上記特定波長
に対する出力信号のレベル、のうちの少なくとも2組を
利用して、被測定試料の濃度変化に伴う誤差分を補正す
ることを特徴とする。
【0007】また、請求項2に係る分光光度計検出器用
スペクトル採取方法は、請求項1記載の発明において、
出力信号のピーク立ち上がり点とピーク最大点とを認識
し、このピーク最大点を認識した後、ピーク最大点とピ
ーク立ち上がり点との差より求まる所定のタイミング
で、波長の走査を開始させることを特徴とする。
スペクトル採取方法は、請求項1記載の発明において、
出力信号のピーク立ち上がり点とピーク最大点とを認識
し、このピーク最大点を認識した後、ピーク最大点とピ
ーク立ち上がり点との差より求まる所定のタイミング
で、波長の走査を開始させることを特徴とする。
【0008】
【作用】分光光度計検出器は、オンフロー状態でフロー
セルに特定波長λ0の光を照射し、この状態において透
過光や蛍光などのレベルを監視しておき、出力信号レベ
ルの推移により所定の条件が成立した時に、上記照射光
の波長の走査を開始させる。例えば、出力信号のレベル
がピーク値より所定値だけ降下すれば(時刻tA )、照
射光の走査を開始させる。
セルに特定波長λ0の光を照射し、この状態において透
過光や蛍光などのレベルを監視しておき、出力信号レベ
ルの推移により所定の条件が成立した時に、上記照射光
の波長の走査を開始させる。例えば、出力信号のレベル
がピーク値より所定値だけ降下すれば(時刻tA )、照
射光の走査を開始させる。
【0009】照射光の走査を開始後は、照射光の波長を
所定範囲内(例えばλ1 〜λ2 )で走査させ、その後
(時刻tB )、その波長を走査開始前の値λ0 に戻す。
また、この照射光の走査の期間中、逐次、出力信号デー
タを記憶装置に記憶する。上記の処理が終了すると、上
記記憶装置に記憶されている測定データについて、波長
の走査開始時刻(tA )と走査終了時刻(tB )と波長
を走査させて上記特定波長に達した時刻(tc )、及
び、走査開始直前と走査終了直後と走査により上記特定
波長に達した時刻における上記特定波長に対する出力信
号のレベルP A ,PB ,Pc のうちの少なくとも2組を
利用して、被測定試料の濃度変化に伴う誤差分を補正す
る。この補正処理により、測定結果から、被測定試料の
濃度変化の影響が除去されるので、オンフロー状態にお
いても正確なスペクトルを採取することができる。
所定範囲内(例えばλ1 〜λ2 )で走査させ、その後
(時刻tB )、その波長を走査開始前の値λ0 に戻す。
また、この照射光の走査の期間中、逐次、出力信号デー
タを記憶装置に記憶する。上記の処理が終了すると、上
記記憶装置に記憶されている測定データについて、波長
の走査開始時刻(tA )と走査終了時刻(tB )と波長
を走査させて上記特定波長に達した時刻(tc )、及
び、走査開始直前と走査終了直後と走査により上記特定
波長に達した時刻における上記特定波長に対する出力信
号のレベルP A ,PB ,Pc のうちの少なくとも2組を
利用して、被測定試料の濃度変化に伴う誤差分を補正す
る。この補正処理により、測定結果から、被測定試料の
濃度変化の影響が除去されるので、オンフロー状態にお
いても正確なスペクトルを採取することができる。
【0010】本スペクトル採取方法は、分光光度計検出
器単体として実現してもよいし、分光光度計検出器から
の信号を処理するインテグレータやパソコンデータ処理
部で実現してもよい。また、最初にバックグランドのス
ペクトルを検出しておき、サンプルがセルを通過した時
採取したスペクトルからバックグランドスペクトルを差
し引くことは従来と同じである。
器単体として実現してもよいし、分光光度計検出器から
の信号を処理するインテグレータやパソコンデータ処理
部で実現してもよい。また、最初にバックグランドのス
ペクトルを検出しておき、サンプルがセルを通過した時
採取したスペクトルからバックグランドスペクトルを差
し引くことは従来と同じである。
【0011】
【実施例】以下、実施例に基づいて、この発明を実現す
る分光光度計検出器を詳細に説明する。図1は、この発
明を実現する一実施例である吸光検出器の概略図を示し
たものである。この装置は、ハードウェア構成は、従来
のものとほぼ同様であり、光源3と、スリット4と、ミ
ラー5,6と、グレーティング7と、ビームスプリッタ
14と、光センサ8a ,8b と、増幅器9a ,9b と、
A/Dコンバータ10a ,10b と、CPU11と、メ
モリ12とで構成される。
る分光光度計検出器を詳細に説明する。図1は、この発
明を実現する一実施例である吸光検出器の概略図を示し
たものである。この装置は、ハードウェア構成は、従来
のものとほぼ同様であり、光源3と、スリット4と、ミ
ラー5,6と、グレーティング7と、ビームスプリッタ
14と、光センサ8a ,8b と、増幅器9a ,9b と、
A/Dコンバータ10a ,10b と、CPU11と、メ
モリ12とで構成される。
【0012】ここで、グレーティング7は、図示しない
駆動機構により、必要に応じて回転するよう構成されて
いる。そして、クレーティング7が静止状態の場合、フ
ローセル13には波長λ0 の光が照射され、グレーティ
ング7が回転すれば、それに応じて照射光の波長がλ1
からλ2 まで走査されるようになっている。図2は、波
長λ0 の照射光に対して、試料成分の吸光度が時間的に
どのように推移するか一例を図示したものであり、試料
成分は移動しているので、吸光度は、ピーク立ち上がり
点T0 より増加し始め、ピークトップ点TP を越えれ
ば、漸次、減少する。
駆動機構により、必要に応じて回転するよう構成されて
いる。そして、クレーティング7が静止状態の場合、フ
ローセル13には波長λ0 の光が照射され、グレーティ
ング7が回転すれば、それに応じて照射光の波長がλ1
からλ2 まで走査されるようになっている。図2は、波
長λ0 の照射光に対して、試料成分の吸光度が時間的に
どのように推移するか一例を図示したものであり、試料
成分は移動しているので、吸光度は、ピーク立ち上がり
点T0 より増加し始め、ピークトップ点TP を越えれ
ば、漸次、減少する。
【0013】以下、図2を参照しつつ、図1の装置の動
作を説明する。最初はグレーティング7を静止状態にし
ておき、フローセル13に波長λ0 の光を照射する。C
PU11は、この状態において光センサ8a と8b の出
力を監視し、出力信号のレベルが所定のレベル、例え
ば、図2のA点の位置に達するのを待つ。信号のレベル
が図2のA点の位置に達すれば、図示しない駆動機構に
よってグレーティング7を回転させて、照射光の波長を
λ1 からλ2 まで走査させる。また、CPU11は、各
波長に対する光センサ8a と8b の出力を取り込み、順
次、メモリ12に記憶してゆく。尚、波長をλ2 まで走
査した後は、波長を最初の値λ0 に戻す(図2のB点参
照)。つまり、図2(a)(b)の破線部は、波長をλ
1 からλ2 まで走査に要する時間を示しており、図2の
A時点よりスペクトル採取を開始して、B時点でスペク
トル採取を完了したことを示している。
作を説明する。最初はグレーティング7を静止状態にし
ておき、フローセル13に波長λ0 の光を照射する。C
PU11は、この状態において光センサ8a と8b の出
力を監視し、出力信号のレベルが所定のレベル、例え
ば、図2のA点の位置に達するのを待つ。信号のレベル
が図2のA点の位置に達すれば、図示しない駆動機構に
よってグレーティング7を回転させて、照射光の波長を
λ1 からλ2 まで走査させる。また、CPU11は、各
波長に対する光センサ8a と8b の出力を取り込み、順
次、メモリ12に記憶してゆく。尚、波長をλ2 まで走
査した後は、波長を最初の値λ0 に戻す(図2のB点参
照)。つまり、図2(a)(b)の破線部は、波長をλ
1 からλ2 まで走査に要する時間を示しており、図2の
A時点よりスペクトル採取を開始して、B時点でスペク
トル採取を完了したことを示している。
【0014】図4のS1 は、波長をλ1 からλ2 まで変
化させて、吸光度を測定した場合の測定結果を図示した
ものである。上述の通り、A時点からB時点の間に、波
長はλ1 からλ2 に変化している。ところで、上記の測
定はオンフロー状態でなされるので、波長λ1 に対する
吸光度の測定から、波長λ2 に対する吸光度の測定まで
の間に、試料成分の濃度は、漸次、減少することにな
り、測定結果の曲線S1 は、この濃度の減少分だけ正し
いスペクトルからずれることになる。図4のS0 は、A
点の時刻における真のスペクトルを図示したものであ
り、この真のスペクトルS0 を測定結果S1 と比較する
と、A時点(波長λ1 )では一致するが、B時点(波長
λ2 )では、かなり相違することになる。なお、正しい
スペクトルS0 と測定結果S1 との差は、濃度の変化速
度で異なるので、波長の走査に要する時間やピークの高
さに依存してしまい再現性に欠ける。
化させて、吸光度を測定した場合の測定結果を図示した
ものである。上述の通り、A時点からB時点の間に、波
長はλ1 からλ2 に変化している。ところで、上記の測
定はオンフロー状態でなされるので、波長λ1 に対する
吸光度の測定から、波長λ2 に対する吸光度の測定まで
の間に、試料成分の濃度は、漸次、減少することにな
り、測定結果の曲線S1 は、この濃度の減少分だけ正し
いスペクトルからずれることになる。図4のS0 は、A
点の時刻における真のスペクトルを図示したものであ
り、この真のスペクトルS0 を測定結果S1 と比較する
と、A時点(波長λ1 )では一致するが、B時点(波長
λ2 )では、かなり相違することになる。なお、正しい
スペクトルS0 と測定結果S1 との差は、濃度の変化速
度で異なるので、波長の走査に要する時間やピークの高
さに依存してしまい再現性に欠ける。
【0015】そこで、CPU11は、次に、メモリ12
内に格納されている測定データS1 (λ)を、以下の手
順で補正する。なお、ここでは、A時点からB時点にお
ける濃度変化などが全てリニアであると仮定して一次補
正する。 (i)波長λの光が照射されている時刻t(λ)を式
より求める。 t(λ)=tA +(tB −tA )×(λ−λ1 )/(λ
2 −λ1 )…… なお、tA ,tB は、A点とB点の時刻(図2の(b)
参照) PA ,PB は、A点とB点における吸光度のレベル(図
2の(b)参照)λ1 ,λ2 は、A点とB点における波
長である。 (ii)波長λの検査光が照射されている時刻t(λ)に
おける、波長λ0 に対する吸光度P(t( λ) )を式
より求める。 P(t( λ) )=PA −(PA −PB )×(t(λ)−
tA )/(tB −tA )…… (iii)波長λ0 に対するA時点における吸光度PA と
時刻t(λ)における吸光度P(t( λ) )を用いて、
波長λに対する測定結果S1 (λ)を式を用いて補正
する。 S(λ)=S1 (λ)×PA /P(t( λ) )…… 以上説明した(i)から(iii)の演算をすれば、濃度変
化による影響を除去できるので、測定結果S1 (λ)
は、真のスペクトルS0 (λ)に補正されることにな
る。
内に格納されている測定データS1 (λ)を、以下の手
順で補正する。なお、ここでは、A時点からB時点にお
ける濃度変化などが全てリニアであると仮定して一次補
正する。 (i)波長λの光が照射されている時刻t(λ)を式
より求める。 t(λ)=tA +(tB −tA )×(λ−λ1 )/(λ
2 −λ1 )…… なお、tA ,tB は、A点とB点の時刻(図2の(b)
参照) PA ,PB は、A点とB点における吸光度のレベル(図
2の(b)参照)λ1 ,λ2 は、A点とB点における波
長である。 (ii)波長λの検査光が照射されている時刻t(λ)に
おける、波長λ0 に対する吸光度P(t( λ) )を式
より求める。 P(t( λ) )=PA −(PA −PB )×(t(λ)−
tA )/(tB −tA )…… (iii)波長λ0 に対するA時点における吸光度PA と
時刻t(λ)における吸光度P(t( λ) )を用いて、
波長λに対する測定結果S1 (λ)を式を用いて補正
する。 S(λ)=S1 (λ)×PA /P(t( λ) )…… 以上説明した(i)から(iii)の演算をすれば、濃度変
化による影響を除去できるので、測定結果S1 (λ)
は、真のスペクトルS0 (λ)に補正されることにな
る。
【0016】なお、以上の説明においては、波長の走査
の開始点(図2のA点)を特に限定しなかったが、ピー
ク頂点の前後にわたって波長を走査したのでは、有効な
データが得られない。そこで、CPU11は、例えば、
以下の手法で走査開始点を認識する(以降、図3参
照)。すなわち、CPU11はピーク立ち上がり点T0
とピークトップ点TP とを認識して、その時間間隔tk
(=TP −T0 )を計算し、ピークトップ点TP を認識
した後、例えばtk /3経過した時点より波長の走査を
開始する。このようにして、走査開始点を決定すると、
濃度変化に対する吸光度などの変化量がほぼリニアとな
り測定環境として好ましい。
の開始点(図2のA点)を特に限定しなかったが、ピー
ク頂点の前後にわたって波長を走査したのでは、有効な
データが得られない。そこで、CPU11は、例えば、
以下の手法で走査開始点を認識する(以降、図3参
照)。すなわち、CPU11はピーク立ち上がり点T0
とピークトップ点TP とを認識して、その時間間隔tk
(=TP −T0 )を計算し、ピークトップ点TP を認識
した後、例えばtk /3経過した時点より波長の走査を
開始する。このようにして、走査開始点を決定すると、
濃度変化に対する吸光度などの変化量がほぼリニアとな
り測定環境として好ましい。
【0017】また、この実施例ではA点とB点の間にお
ける濃度変化などがリニアであると仮定して一次補正を
したが、A点とB点に於ける出力値PA ,PB の他に、
波長の走査過程における波長λ0 の光に対する出力値P
C (図4のC点参照)を用いて高次の補正をしてもよ
い。また、ピーク波形をガウシャン分布にフィティング
させて補正してもよい。
ける濃度変化などがリニアであると仮定して一次補正を
したが、A点とB点に於ける出力値PA ,PB の他に、
波長の走査過程における波長λ0 の光に対する出力値P
C (図4のC点参照)を用いて高次の補正をしてもよ
い。また、ピーク波形をガウシャン分布にフィティング
させて補正してもよい。
【0018】以上のように、この実施例では吸光検出器
について説明したが、この発明はこれに限定されず、例
えば蛍光分光光度形にも同様に適用できる。
について説明したが、この発明はこれに限定されず、例
えば蛍光分光光度形にも同様に適用できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る分
光光度計検出器用スペクトル採取方法では、照射光の波
長を走査してスペクトルを採取した後、このデータを適
宜に補正している。つまり、被測定試料の濃度が変化し
ても、その影響を除去しているので、オンフロー状態に
おいても正確なスペクトルを求めることができる。
光光度計検出器用スペクトル採取方法では、照射光の波
長を走査してスペクトルを採取した後、このデータを適
宜に補正している。つまり、被測定試料の濃度が変化し
ても、その影響を除去しているので、オンフロー状態に
おいても正確なスペクトルを求めることができる。
【図1】この発明を実現する一実施例である分光光度計
検出器を図示したものである。
検出器を図示したものである。
【図2】特定波長λ0 に対する吸光度の時間的変化を図
示したものである。
示したものである。
【図3】波長の走査開始点Aを説明する為の図面であ
る。
る。
【図4】真のスペクトルS0 と測定スペクトルS1 を図
示したものである。
示したものである。
1 光学系 2 電気系 7 グレーティング 11 CPU 12 メモリ
Claims (2)
- 【請求項1】オンフロー状態で照射光の波長を走査させ
て、試料のスペクトルを採取する方法であって、 オンフロー状態で特定波長の光を被測定試料に照射し、
この状態において透過光や蛍光などの出力信号レベルを
監視しておき、 出力信号レベルの推移により所定の条件が成立した時
に、上記照射光の波長の走査を開始させ、 所定範囲内で照射光の波長を走査させながら、上記出力
信号データを記憶装置に記憶し、走査終了後は、その波
長を走査開始前の値に戻し、 上記記憶装置に記憶されている測定データについて、波
長の走査開始時刻と走査終了時刻と波長を走査させて上
記特定波長に達した時刻、及び、走査開始直前と走査終
了直後と走査により上記特定波長に達した時刻における
上記特定波長に対する出力信号のレベル、のうちの少な
くとも2組を利用して、被測定試料の濃度変化に伴う誤
差分を補正することを特徴とする分光光度計検出器用ス
ペクトル採取方法。 - 【請求項2】請求項1記載の発明において、出力信号の
ピーク立ち上がり点とピーク最大点とを認識し、このピ
ーク最大点を認識した後、ピーク最大点とピーク立ち上
がり点との差より求まる所定のタイミングで、波長の走
査を開始させることを特徴とする分光光度計検出器用ス
ペクトル採取方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30755791A JPH0830678B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 分光光度計検出器用スペクトル採取方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30755791A JPH0830678B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 分光光度計検出器用スペクトル採取方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05142143A true JPH05142143A (ja) | 1993-06-08 |
| JPH0830678B2 JPH0830678B2 (ja) | 1996-03-27 |
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ID=17970525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30755791A Expired - Fee Related JPH0830678B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 分光光度計検出器用スペクトル採取方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0830678B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008542693A (ja) * | 2005-05-24 | 2008-11-27 | アジレント・テクノロジーズ・インク | 多流路フローセルの補正 |
| JP2010243374A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Chuo Univ | ナノ粒子の粒径測定装置及びナノ粒子の粒径測定方法 |
| CN103175610A (zh) * | 2011-12-22 | 2013-06-26 | 北京普源精电科技有限公司 | 一种测量装置和测量方法 |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP30755791A patent/JPH0830678B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008542693A (ja) * | 2005-05-24 | 2008-11-27 | アジレント・テクノロジーズ・インク | 多流路フローセルの補正 |
| JP2010243374A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Chuo Univ | ナノ粒子の粒径測定装置及びナノ粒子の粒径測定方法 |
| CN103175610A (zh) * | 2011-12-22 | 2013-06-26 | 北京普源精电科技有限公司 | 一种测量装置和测量方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0830678B2 (ja) | 1996-03-27 |
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