JPH05143181A - 定電圧回路 - Google Patents

定電圧回路

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JPH05143181A
JPH05143181A JP3327062A JP32706291A JPH05143181A JP H05143181 A JPH05143181 A JP H05143181A JP 3327062 A JP3327062 A JP 3327062A JP 32706291 A JP32706291 A JP 32706291A JP H05143181 A JPH05143181 A JP H05143181A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MOS集積回路上に実現するのに好適な構成
の定電圧回路を提供する。 【構成】 電圧発生回路1では3つのトランジスタ(M
1、M2、M3)のドレイン電流をIi とすると、I00
−I3 =I1 +I2 となるように動作し抵抗R1とR3
の接続点に基準電圧VREF を発生する。このVREF の温
度特性は正にも負にも零にもなり得る。誤差増幅器2
は、差動回路((M4、M5)、I01)、能動負荷(M
6、M7)、レベルシフト回路(M8、I02)と出力回
路(M9、M10、M11、R4〜R6、C1)で構成
され、差動対(M4、M5)の一方の入力はVREF 、他
方の入力は出力定電圧VOUT を抵抗分圧したものであ
る。差動対(M4、M5)は比(W/L)がM4:M5
=1:K1 、能動負荷は比(W/L)がM6:M7=K
2 :1の不平衡対であるので、差動対では入力電圧にオ
フセットがある。このオフセット電圧の温度特性はK1
とK2 を1と等しくするか、1よりも大きくするか否か
によって正にも負にも零にもでき、所望温度特性の定電
圧VOUT が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定電圧回路に係り、特
にMOS集積回路上に形成される定電圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来の定電圧回路は、バ
イポーラトランジスタで構成されるバンドギャップリフ
ァレンス回路が一般的であり、MOSトランジスタだけ
で構成した実用的な定電圧回路は知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、MOSトラン
ジスタにも種々の利点があり、MOS集積回路上に実現
できる定電圧回路の開発が望まれている。その際に注意
すべきことは、定電圧回路は温度特性が良好でなければ
ならないが、MOSトランジスタでは、製造偏差が大き
く、且つ、温度特性がバイポーラのように直線的ではな
く曲線的であるので、これらの特性をいかに制御するか
が問題となる。
【0004】本発明の目的は、MOS集積回路上に実現
するのに好適な構成の定電圧回路を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の定電圧回路は次の如き構成を有する。即
ち、本発明の定電圧回路は、MOSトランジスタで構成
される定電圧回路であって; この定電圧回路は、電圧
発生回路とこの電圧発生回路の出力電圧を基準電圧とし
て温度補正動作をし所望特性の定電圧を出力する誤差増
幅器とからなり; 前記電圧発生回路は、定電流源と;
ソースが直接接地され、ゲートが第1の抵抗を介して
前記電流源の出力側に接続され、ドレインが前記第1の
抵抗に直接または第2の抵抗を介して接続される第1の
トランジスタと; ソースが直接または抵抗を介して接
地され、ゲートが前記第1のトランジスタのドレインに
接続され、ドレインが第3の抵抗を介して前記定電流源
の出力側に接続される第2のトランジスタと; ソース
が直接接地され、ゲートが前記第2のトランジスタのド
レインに接続され、ドレインが前記定電流源の出力側に
直接接続される、或いは、前記定電流源を制御する負帰
還ループに直接接続される第3のトランジスタと; を
備え、前記誤差増幅器は、ゲート幅とゲート長の比が
1:K1 である2つのトランジスタで構成される差動対
の一方の入力が前記定電流源と前記第1及び第3の抵抗
との接続点に発生する前記出力電圧であり、他方の入力
が分圧電圧である差動回路と; 前記差動回路と電源間
に設けられ、ゲート幅とゲート長の比が1:K2 である
2つのトランジスタで構成される能動負荷と; 前記差
動回路の出力についてレベルシフト操作をするレベルシ
フト回路と; 前記差動回路の出力を取り出しそれを前
記所望特性の定電圧として外部に出力すると共に、その
出力定電圧の抵抗分圧によって前記分圧電圧を形成する
出力回路と; を備えることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】次に、前記の如く構成される本発明の定電圧回
路の作用を説明する。本発明では、電圧発生回路の出力
電圧を誤差増幅器で温度補正して所望特性の定電圧を得
る。このとき、誤差増幅器での温度補正はK1 とK2
1に等しいか、1よりも大きいか否か等によって所望の
ものとすることができ、温度特性を良好にできる。
【0007】従って、本発明によれば、MOS集積回路
上に実現するのに好適な構成の定電圧回路を提供でき
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例に係る定電圧回路を示
す。図1において、この定電圧回路は、電圧発生回路1
と誤差増幅器2とで構成される。
【0009】電圧発生回路1は、基本的には、電源VDD
側に設けられる定電流源I00と、3つのMOSトランジ
スタ(M1、M2、M3)とで構成される。(第1の)
トランジスタM1は、ソースが直接接地され、ゲートが
(第1の)抵抗R1を介して定電流源I00の出力側に接
続され、ドレインが(第2の)抵抗R2を介して抵抗R
1に接続される。つまり、本実施例では、ドレインは直
列接続した抵抗R2及び同R1を介して定電流源I00
出力側に接続されるが、抵抗R2を省略しドレインとゲ
ートとを直接接続しても良い。
【0010】また、(第2の)トランジスタM2は、ソ
ースが直接接地され、ゲートがトランジスタM1のドレ
インに接続され、ドレインが(第3の)抵抗R3を介し
て定電流源I00の出力側に接続される。なお、ソース
は、所定の抵抗を介して接地しても良い。
【0011】(第3の)トランジスタM3は、ソースが
直接接地され、ゲートがトランジスタM2のドレインに
接続され、ドレインが定電流源I00の出力側に直接接続
される。なお、周知のように、定電流源I00は、負帰還
ループで制御する場合もあるが、その場合には、当該ト
ランジスタM3のドレインはその定電流源を制御する負
帰還ループに直接接続しても良い。
【0012】この電圧発生回路1では、3つのトランジ
スタのドレイン電流をIi とすると、I00−I3 =I1
+I2 となるように動作し抵抗R1と同R3の接続点に
基準電圧VREF を発生する。以下、具体的に説明する。
【0013】各トランジスタのゲート・ソース間電圧を
GSi とおくと、基準電圧VREF は、VREF =VGS1
R1・I1 、また、VGS1 −VGS2 =R2・I1 である
ので、この両式から数式1と求まる。
【0014】
【数1】
【0015】従って、基準電圧VREF の温度特性は、数
式1を温度で微分した数式2で表せる。
【0016】
【数2】
【0017】そして、数式2は、1《R1/R2で考え
ると、数式3のように近似できる。
【0018】
【数3】
【0019】ここで数式3から、dVREF /dTの値
は、dVGS1 /dTとdVGS2 /dTとの大小関係等に
よって正にも負にも、さらには零にもなり得るというこ
とが理解できる。
【0020】次に、誤差増幅器2は、差動対トランジス
タ(M4、M5)と定電流源I01で構成される差動回路
と、2つのトランジスタ(M6、M7)で構成される能
動負荷と、トランジスタM8と定電流源I02で構成され
るレベルシフト回路と、トランジスタ(M9、M10、
M11)及びコンデンサC1、抵抗R6、抵抗分圧回路
(抵抗R4と同R5の直列回路)を備える出力回路とで
構成される。
【0021】出力回路では、本来の出力定電圧VOUT
他、所定の分圧電圧を形成し、その分圧電圧を差動回路
に帰還する。つまり、基本的には、トランジスタM9の
ソースとアース間に抵抗R4と同R5の直列回路からな
る抵抗分圧回路を設け、トランジスタM9のソースから
出力定電圧VOUT を出力し、抵抗分圧回路で分圧電圧を
形成するようにして良いが、本実施例では、電圧通過素
子であるトランジスタM11を付加し、このトランジス
タM11のソースとアース間に抵抗分圧回路を設けてあ
る。これは、差動回路の負荷としての軽重によって適宜
の選択がされる。
【0022】差動回路の差動対を構成する2つのトラン
ジスタM4と同M5は、一方のトランジスタM4のゲー
トには電圧発生回路からの基準電圧VREF が印加され、
他方のトランジスタM5のゲートには出力回路からの分
圧電圧が印加される。そして、この差動対と電源VDD
に能動負荷が設けられると共に、差動対の出力がレベル
シフト回路及び出力回路に与えられる。
【0023】ここに、差動対を構成する2つのトランジ
スタM4と同M5は、ゲート幅Wとゲート長Lの比(W
/L)が、M4:M5=1:K1 である。また、能動負
荷を構成する2つのトランジスタM6と同M7は、ゲー
ト幅Wとゲート長Lの比(W/L)が、M6:M7=K
2 :1である。従って、差動対には入力オフセットがあ
るが、このオフセット電圧VOSは、次のようにして求め
られる。
【0024】まず、差動回路では、トランジスタM4の
トランスコンダクタンスβ1 は、ゲート幅Wとゲート長
Lの比を(W/L)1 、スレッショルド電圧をVT 、モ
ビリティをμn 、単位面積当たりのゲート酸化膜容量を
OXとすると、β1 =μn ・COX・(W/L)1 /2で
あるので、トランジスタM5のトランスコンダクタンス
はK1 ・β1 となる。
【0025】従って、トランジスタM4のドレイン電流
d4は数式4、トランジスタM5のドレイン電流Id5
数式5、両ドレイン電流の和は数式6とおくことができ
る。また、オフセット電圧VOSは、両トランジスタのゲ
ート・ソース間電圧の差で表せる(数式7)。
【0026】
【数4】
【0027】
【数5】
【0028】
【数6】
【0029】
【数7】
【0030】そして、不平衡対である2つのトランジス
タ(M6、M7)からなる能動負荷は、Id4=K2 ・I
d5 の関係を維持するように動作するので、結局この関
係と数式6から、Id4は数式8、Id5は数式9と求まる
ので、これらを数式4、同5に代入すれば、数式10の
ようにオフセット電圧VOSが求まる。
【0031】
【数8】
【0032】
【数9】
【0033】
【数10】
【0034】数式10は、オフセット電圧VOSがモビリ
ティμn の平方根に反比例することを示すが、モビリテ
ィμn は温度特性を有し、絶対温度Tと同T0 の比とモ
ビリティμn(T)と同μn(T0)の比は、数式11のよう
に関係付けられる。
【0035】
【数11】
【0036】従って、オフセット電圧VOSは、数式12
と求まり、絶対温度にほぼ比例することになる。
【0037】
【数12】
【0038】すると、数式12から、オフセット電圧V
OSは、K1 とK2 が1よりも大きいか否かによって正、
負、零の何れかとなる。即ち、K1 >1、K2 >1の
ときは、VOS>0となり、K1 =1、K2 =1のとき
は、VOS=0となり、また、K1 <1、K2 <1のと
きは、VOS<0となる。
【0039】また、出力定電圧VOUT と基準電圧VREF
との関係は、数式13となるので、出力定電圧VOUT
温度特性は、数式14と表せる。
【0040】
【数13】
【0041】
【数14】
【0042】要するに、dVREF /dTは、正か負ある
いは零となり、またdVOS/dTは、正にも負にも零に
も設定でき、しかもその大きさはK1 とK2 とで決定で
きるので、dVOUT /dTは、正にも負にも零にも設定
できるのである。
【0043】ここで、dVOUT /dT=0の場合を考え
ると、dVOS/dTは、数式14から、数式15と求ま
るが、数式12から、数式16と求まる。
【0044】
【数15】
【0045】
【数16】
【0046】そして、数式16において、絶対温度Tは
2度ルート(√)圧縮されているので数式17のように
近似できる。
【0047】
【数17】
【0048】即ち、数式17から、K1 ,K2 及び
01,(W/L)1 を適宜選定することで数式15が成
立するようにできる。従って、この場合には、出力定電
圧VOUTの温度特性が零である定電圧回路を実現できる
ことになる。
【0049】なお、電源VDDの変動による基準電圧V
REF の変動幅は、トランジスタ(M1、M2、M3)の
相互コンダクタンスgm を大きくすることで小さくでき
る。実際には、ゲート幅とゲート長の比(W/L)を大
きくすれば良い。これは、バイポーラトランジスタの場
合と同様の考えである。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の定電圧回
路によれば、電圧発生回路の出力電圧を誤差増幅器で温
度補正して所望特性の定電圧を得る。このとき、誤差増
幅器での温度補正はK1 とK2 が1に等しいか、1より
も大きいか否か等によって所望のものとすることがで
き、温度特性を良好にできるので、MOS集積回路上に
実現するのに好適な構成の定電圧回路を提供できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る定電圧回路の構成ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 電圧発生回路 2 誤差増幅器 M1〜M11 トランジスタ I00 定電流源 I01 定電流源 I02 定電流源 VDD 電源 R1〜R6 抵抗 C1 コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MOSトランジスタで構成される定電圧
    回路であって; この定電圧回路は、電圧発生回路とこ
    の電圧発生回路の出力電圧を基準電圧として温度補正動
    作をし所望特性の定電圧を出力する誤差増幅器とからな
    り; 前記電圧発生回路は、定電流源と; ソースが直
    接接地され、ゲートが第1の抵抗を介して前記電流源の
    出力側に接続され、ドレインが前記第1の抵抗に直接ま
    たは第2の抵抗を介して接続される第1のトランジスタ
    と; ソースが直接または抵抗を介して接地され、ゲー
    トが前記第1のトランジスタのドレインに接続され、ド
    レインが第3の抵抗を介して前記定電流源の出力側に接
    続される第2のトランジスタと; ソースが直接接地さ
    れ、ゲートが前記第2のトランジスタのドレインに接続
    され、ドレインが前記定電流源の出力側に直接接続され
    る、或いは、前記定電流源を制御する負帰還ループに直
    接接続される第3のトランジスタと; を備え、前記誤
    差増幅器は、ゲート幅とゲート長の比が1:K1 である
    2つのトランジスタで構成される差動対の一方の入力が
    前記定電流源と前記第1及び第3の抵抗との接続点に発
    生する前記出力電圧であり、他方の入力が分圧電圧であ
    る差動回路と; 前記差動回路と電源間に設けられ、ゲ
    ート幅とゲート長の比が1:K2 である2つのトランジ
    スタで構成される能動負荷と; 前記差動回路の出力に
    ついてレベルシフト操作をするレベルシフト回路と;
    前記差動回路の出力を取り出しそれを前記所望特性の定
    電圧として外部に出力すると共に、その出力定電圧の抵
    抗分圧によって前記分圧電圧を形成する出力回路と;を
    備えることを特徴とする定電圧回路。
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