JPH0514424U - 柱・梁接合部の電磁波シールド構造 - Google Patents

柱・梁接合部の電磁波シールド構造

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JPH0514424U
JPH0514424U JP6288391U JP6288391U JPH0514424U JP H0514424 U JPH0514424 U JP H0514424U JP 6288391 U JP6288391 U JP 6288391U JP 6288391 U JP6288391 U JP 6288391U JP H0514424 U JPH0514424 U JP H0514424U
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元生 鈴木
敏弘 宇根
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株式会社巴コーポレーシヨン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柱・梁接合部における有害な電磁波を完全に
遮蔽できる柱・梁接合部の電磁波シールド構造を提供す
る。 【構成】 屋上階スラブ5および地上階スラブ6を貫通
する内柱2端部および外壁4を貫通する梁3端部の外周
部に、それぞれ柱径および梁成の複数倍の範囲を覆うよ
うに袴状電磁波シールド部材8を取り付け、かつ、この
袴状電磁波シールド部材8と前記屋上階スラブ5および
地上階スラブ6および外壁4の表面に取り付けられた電
磁波シールド部材7とを電気的に接合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、おもに、鉄骨鉄筋コンクリ−ト造(以下、単にSRCという)の 電磁波シールドビルにおける柱・梁接合部の電磁波シールド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のオフィスビルは、高層化に対応して柱および梁などの躯体をSRC構造 とし、また、コンピューター、OA機器の普及によりビルの全階若しくは一部複 数階部分を電磁波シールド構造とする場合が多い。
【0003】 また、この種の電磁波シールドビルとしては、シールド部材の取付方法により 、スラブおよび壁体の内側にシールド部材を取り付けることにより構成される、 いわゆる内シールド構造のビルと、スラブおよび壁体の外側にシールド部材を取 り付けることにより構成される、いわゆる外シールド構造のビルが一般に知られ ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
いづれの構造形式においても、スラブおよび壁体の中央部においては、電磁波 を略完全に遮蔽できるが、柱と梁との仕口部においては、柱若しくは梁の一方が 壁や天井などに張り付けられたシールド部材を貫通しているため、柱端部および 梁端部の電磁波シールドは一般に面倒である。このため、柱端部および梁端部の 電磁シールドが不完全だったりすると、電磁波が柱および梁端部の周辺部よりシ ールド部材を通過してしまうことがあり、さらには、柱端部および梁端部そのも のを導電体として通過してしまうことがあり、電磁波を完全に遮蔽できないとい う課題があった。
【0005】 また、前記の方法によって複数階建てのSRC構造のビルを電磁波シールド構 造とする場合、各部屋毎に行うよりも複数階毎、或いはビル全階を一体的に行う ほうが、シールド部材の取付面積が少なくなってシールド部材の使用量を大幅に 減らせてきわめて経済的であり、また、施工の簡単化および工期の大幅短縮化も 可能できわめて有利であるが、柱・梁接合部の電磁シールドが前記のような理由 により困難なため、今のところ各部屋毎に施工しているのが現状で、たとえ、複 数階毎、或いはビル全階を電磁波シールド構造としたとしても、電磁波を完全に 遮蔽することは略不可能であった。
【0006】 この考案はこのような前記従来の課題を解決するために提案されたもので、柱 ・梁接合部における有害な電磁波を完全に遮蔽でき、これにより複数階部分、或 いはビル全階を完全な電磁波シールド構造とすることができる柱・梁接合部の電 磁波シールド構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかる柱・梁接合部の電磁波シールド構造においては、スラブを貫 通する柱端部および壁体を貫通する梁端部に、それぞれの外周部の柱径および梁 成の複数倍の範囲を覆う袴状電磁波シールド部材を取り付け、かつ、この袴状電 磁波シールド部材と前記スラブおよび壁体の表面に取り付けられた電磁波シール ド部材とを電気的に接合することより前記目的を達成する。
【0008】
【実施例】
図1は、この考案の一実施例を示す鉄骨鉄筋コンクリ−トよりなる複数階建て の建物であり、図において、各階の側柱1(建物の外周にある柱)、内柱2(建 物の外周より内部にある柱)および各階の梁3が鉄骨鉄筋コンクリ−トより構成 されている。
【0009】 また、各階の外壁4の内側面、屋根スラブ5の天井面および地上階スラブ6の 床面に、銅板、銅箔、或いは亜鉛鉄板などの導電性のきわめて良い金属板からな る電磁波シールド板7が連続して張り付けられ、これによりビル全体が電磁波シ ールド構造(内シールド)を呈し、外部より侵入する有害電波および建物内部よ り漏れる有害電波を遮蔽できる。
【0010】 最上階の内柱2の上端部、地上階の内柱2の下端部、さらに各階の梁3の側柱 1側端部の外周部には、電磁波シールド板7と同質の金属板からなる袴状電磁波 シールド部材8が取り付けられている。
【0011】 袴状電磁波シールド部材8は、それぞれ柱端部および梁端部より一定範囲の柱 外周および梁外周を完全に覆うように矩形断面の筒状に形成されている。
【0012】 また、内柱2端部の袴状電磁波シールド部材8は屋根スラブ5の天井面および 地上階スラブ6の床面に張り付けられた電磁波シールド板7に溶接やはんだ付け などによって電気的にそれぞれ接合され、また、各階の梁3端部の袴状電磁波シ ールド部材8は外壁4の内側面に張り付けられた電磁波シールド板7に溶接やは んだ付けなどによって電気的に隙間なく接合されている。
【0013】 このように電磁波シールド板7を貫通する、内柱2端部および梁3端部の外周 部に袴状電磁波シールド部材8が取り付けられ、かつ電磁波シールド板7と溶接 若しくははんだ付けなどによって電気的に接合されていることにより、内柱2お よび梁3端部の周辺部より電磁波シールド板7を通過しようとする有害な電磁波 は、袴状電磁波シールド部材8内を通過する際に減衰され、遮蔽される。
【0014】 かかる場合、袴状電磁波シールド部材8は、長いほうが電磁波の通過をより完 全に遮蔽できるが、柱径および梁成の4〜6倍程度の長さがあれば充分遮蔽効果 を有する。
【0015】 なお、袴状電磁波シールド部材8によって電磁波を遮蔽できるのは、カーラジ オなどがトンネル内では一時的に全く聞こえなくなる理由と同じ理由によるもの である。
【0016】 図2は、いわゆる外シールド構造の建物を示したもので、図1と同様の鉄骨鉄 筋コンクリ−ト構造の建物において、外壁4の外側面、屋根スラブ5の上側面お よび地上階スラブ6の床面に電磁波シールド板7が連続して張り付けられ、これ により建物全階が電磁波シールド構造を呈している。
【0017】 また、地上階の側柱1および内柱2の下端部の外周部に袴状電磁シールド部材 8が取り付けられ、かつ、床面に張り付けられた電磁波シールド板7と溶接若し くははんだ付けすることにより電気的に接合されている。
【0018】 このように、電磁波シールド板7を貫通する柱端部および梁端部の電磁シール ドを簡単に行うことができることにより、一部の階のみ、或いは一部の複数階部 分のみを一体的に電磁波シールドとした複数階建てビルも容易に建設できる。
【0019】
【考案の効果】
この考案は以上説明したように構成されているため、以下に記載されるような 効果を有する。
【0020】 スラブおよび壁体に取り付けられた電磁波シールド部材を貫通する柱端部お よび梁端部においては、柱端部および梁端部の外周部に袴状電磁波シールド部 材を取り付けるとともに、前記スラブおよび壁体に取り付けられた電磁波シー ルド部材に溶接などによって電気的に接合することにより、柱端部および梁端 部の周辺部、さらには、柱端部および梁端部そのものを導電体として通過しよ うとする有害な電磁波を完全に遮蔽することができる。
【0021】 また、柱・梁接合部に於ける電磁波の完全な遮蔽が可能になったことにより 、ビル全階、一部の階のみ、或いは一部の複数階部分のみを完全な電磁波シー ルド構造とした電磁波シールドビルも容易に建設可能であり、またこれにより シールド部材の取付面積が少なく、シールド部材の使用量を大幅に減らすこと ができ経済施工が可能となる。また、施工の簡単化および工期の大幅短縮化も 可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の1実施例を示すSRC構造における
内シールド構造の電磁波シールドビルの縦断面図であ
る。
【図2】この考案の1実施例を示すSRC構造における
外シールド構造の電磁波シールドビルの縦断面図であ
る。
【図3】柱・梁接合部の拡大断面図である。
【図4】柱・梁接合部を示す図3に於けるaーa線断面
図である。
【符号の説明】
1…側柱(建物の外周にある柱)、2…内柱(建物の外
周より内部にある柱)、3…梁、4…外壁(壁体)、5
…屋上階スラブ(スラブ)、6…地上階スラブ(スラ
ブ)、7…電磁波シールド板、8…袴状電磁波シールド
部材。
【手続補正書】
【提出日】平成3年8月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラブを貫通する柱端部および壁体を貫
    通する梁端部の外周部に、それぞれの外周部の柱径およ
    び梁成の複数倍の範囲を覆うように袴状電磁波シールド
    部材を取り付け、かつ、この袴状電磁波シールド部材と
    前記スラブおよび壁体の表面に取り付けられた電磁波シ
    ールド部材とを電気的に接合したことを特徴とする柱・
    梁接合部の電磁波シールド構造。
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