JPH0514614U - カメラ用シヤツタのカシメ用ダボ - Google Patents

カメラ用シヤツタのカシメ用ダボ

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JPH0514614U
JPH0514614U JP6364691U JP6364691U JPH0514614U JP H0514614 U JPH0514614 U JP H0514614U JP 6364691 U JP6364691 U JP 6364691U JP 6364691 U JP6364691 U JP 6364691U JP H0514614 U JPH0514614 U JP H0514614U
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JP
Japan
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dowel
caulking
shutter blade
shaft portion
blade
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JP6364691U
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繁実 高橋
信義 井上
清治 徳武
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株式会社コパル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッタスピードの高速化に有効に対応
し、カシメ後の歪みやクラックの発生を少なくし得る、
シャッタ羽根カシメ用ダボを提供する。 【構成】 第2の軸部1eのシャッタ羽根3のカシメ
孔3aに対向する部分に、シャッタ羽根3を受ける段部
1cに沿ってシャッタ羽根3の厚さよりも若干厚い、断
面矩形状に形成された逃げのための溝1fを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カメラ用シャッタの羽根をカシメるためのカシメ用ダボに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6はこの種従来のカシメ用ダボの構造を示しており、図中、ダボ11は、一 端に設けたつば部11aと、アーム12を枢支するための第1の軸部11bと、 該第1の軸部11b上に形成されたシャッタ羽根13を受け止めるための段部1 1cと、凹み11dの周辺部に形成されたシャッタ羽根13をカシメるための第 2の軸部11eとからなっている。 そして、このように形成されたダボ11をアーム12の孔12a及びシャッタ 羽根13のカシメ孔13a内に挿通し、図示しないたがね等の押圧手段により第 2の軸部11eを押圧すると、該第2の軸部11eは外方に拡開し、段部11c と第2の軸部11eとの間でシャッタ羽根13が挟持固定されるようになってい る(図6(B)参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、第2の軸部11eの拡開と共に、該第2の軸部11 eの屈曲部分と接する、シャッタ羽根13のカシメ孔13aの周縁には応力が集 中し、深く潰されるようになっていた。従って、近年シャッタスピードの高速化 のために使用され始めたカーボン繊維等からなる複合材料をシャッタ羽根として 用い、上記ダボ11にてカシメた場合、シャッタ羽根に歪みやクラックが生じる という問題があった。
【0004】 即ち複合材料で形成されるシャッタ羽根の場合、前記応力集中によりカシメ孔 の周縁が潰されると、高強度を有する反面可鍛性(延性、展性)に乏しいという 複合材料の性質から、該周縁から歪みが拡がったり、更にはシャッタ羽根が割れ てしまうことがあった。一方、かかる割れ等が生じないように、カシメを弱く行 うと、逆にシャッタ羽根とダボとの結合が緩んでしまい、シャッタスピードの高 速化に対応し得なかった。
【0005】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、シャッタスピードの高速化に有効に対応し、カシメ 後の歪みやクラックの発生を少なくし得る、シャッタ羽根カシメ用ダボを提供す ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案によるカシメ用ダボは、第2の軸部のシャッタ羽根のカシメ孔に対向す る部分に、シャッタ羽根を受ける段部に沿ってシャッタ羽根の厚さよりも若干厚 く断面矩形状に形成された逃げのための溝が設けられている。 又、本考案によるカシメ用ダボは、フォーカルプレンシャッタにおいては、ス リット形成羽根以外の覆い羽根をカシメる場合に好適に用いることができる。
【0007】
【作用】
本考案によれば、カシメ時、第2の軸部は拡開し、シャッタ羽根の接触面と該 第2の軸部の接触面とが接触してから、該接触面を介してシャッタ羽根に圧接応 力をかけるので、応力集中による歪みの発生は防止される。又、カシメ孔の周縁 と第2の軸部の軸面とは若干量離ているので、第2の軸部を押圧することにより 、カシメ孔径が変化しても、カシメ孔の周縁がダボと必要以上に干渉することは なく、かかるカシメによるシャッタ羽根の変形や割れを防止することができる。
【0008】
【実施例】
以下、図示した実施例に基づき本考案を具体的に説明する。 図1及び図2は本考案の好適な一実施例を示しており、図中、1は本考案によ るカシメ用ダボであり、該ダボ1は、一端に設けたつば部1aと、アーム2を枢 支するための第1の軸部1bと、該第1の軸部1b上に形成されたシャッタ羽根 3を受け止めるための段部1cと、凹み1dの周縁に形成されたシャッタ羽根3 をカシメるための第2の軸部1eとからなっている。そして、第2の軸部1eの シャッタ羽根3のカシメ孔3aに対向する部分には、段部1cに沿って逃げのた めの溝1fが形成されている。この溝1fは、図2において、カシメるべきシャ ッタ羽根3のカシメ孔3aの周縁から第2の軸部1eの軸面に対し若干量dだけ 離間している共に、シャッタ羽根3の板厚tより若干大きい厚さ(t+α)で、 第2の軸部1eの軸面に対して軸の中心方向に断面矩形状に形成されている。
【0009】 本実施例によるカシメ用ダボは上記のように構成されているから、図示しない たがね等の押圧手段により第2の軸部1eを押圧すると、該第2の軸部1eは外 方に拡開し、シャッタ羽根3は段部1cと第2の軸部1eとの間に挟持固定され る(図1(B)参照)。その際、シャッタ羽根3の板厚tより溝1fの幅(t+ α)が大きく形成されているので、シャッタ羽根3の接触面と拡開した第2の軸 部1eの接触面とが接触してから該接触面を介して、第2の軸部1eからシャッ タ羽根3に圧接応力がかかる。従って、シャッタ羽根3のカシメ孔3aの周縁に 応力が集中することはなく、かかる応力集中による歪みの発生は防止され得る。 更に、溝1fはカシメ孔3aの周縁から第2の軸部1eの軸面に対し若干量dだ け離間しているから、第2の軸部1eを押圧することにより、カシメ孔3aの径 が変化しても、カシメ孔3aの周縁がダボ1と必要以上に干渉することはなく、 カシメによるシャッタ羽根3の変形や割れを防止することができる。
【0010】 そして、このようなカシメの際の作用効果は、シャッタ羽根3が複合材料によ り形成されている場合にも、有効に働く。即ち従来例の場合のように、複合材料 として例えばカーボン繊維を羽根部材として用いると、繊維の強度が高い為、カ シメ時に繊維の先端が潰れるとそこから歪みが拡がり、シャッタ羽根に割れ等が 生じてしまうが、本実施例によれば上記のように、カシメ孔3aの周縁に応力は 集中せず而も該周縁がダボ1と必要以上に干渉することはないので、これにより シャッタ羽根3の変形,割れ等を防止することができると共に、確実に挟持固定 され得、複合材料を羽根部材として用いたフォーカルプレンシャッタにおいて、 シャッタスピードの高速化に有効に対応することができる。
【0011】 但し、本実施例によるダボ1は、カシメ孔3aの径より溝1fの径の方が小さ い。そのため、カシメ時に必ずダボ1の軸の中心にシャッタ羽根3が正確に位置 するとは限らない。従って、図3に示した如きシャッタ羽根組立体において特に 高い露出精度を要求する場合には、露出精度への影響の大きいスリット形成用羽 根5に対しては従来構造のダボ11を、その他の覆い羽根6乃至9には本実施例 のダボ1を用いて、各々アーム2とのカシメを行うことが好ましい。
【0012】 図4は本考案の他の実施例を示しており、その作用は上記実施例と同様である ので説明を省くが、図示した如く、カシメ後のダボの高さを低くするために、第 2軸部1eの錐モミ1d′にテーパ1gを形成したり又、ダボ1の重量を軽減す るためにダボ1を中空形状に構成しても構わない。更に、図5に示した如く、溝 1fの角部を曲面により形成しても、勿論構わない。
【0013】
【考案の効果】
上述のように本考案によれば、カシメ時、シャッタ羽根のカシメ孔周縁を潰れ 難くすると共に、かかるカシメによる羽根の歪みや割れ等の発生を確実に防止す ることができる。従って、集中応力により羽根が歪む不都合,殊に複合材料によ り形成された羽根部材をカシメた場合に生ずる歪みやクラックを効果的に防止し 、確実なカシメ結合が行われ、シャッタスピードの高速化に有効に対応すると共 に、安定且つロスの少ない羽根走行が保証され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるカシメ用ダボの一実施例の断面図
であり、(A)はカシメ結合前の状態を、(B)はカシ
メ結合後の状態を示している。
【図2】本考案にかかるカシメ用ダボの構造を説明する
ための要部拡大断面図である。
【図3】本考案によるカシメ用ダボを使用したフォーカ
ルプレンシャッタの一実施例におけるシャッタ羽根群の
平面図である。
【図4】本考案によるカシメ用ダボの他の実施例の断面
図であり、(A)はカシメ結合前の状態を、(B)はカ
シメ結合後の状態を示している。
【図5】本考案にかかるカシメ用ダボの逃げ溝を曲面で
形成した場合のダボの要部拡大断面図である。
【図6】従来のカシメ用ダボの断面図であり、(A)は
カシメ結合前の状態を、(B)はカシメ結合後の状態を
示している。
【符号の説明】
1,11 ダボ 2,12 アーム 3,13 シャッタ羽根 5 スリット形成用羽根 6,7,8,9 覆い羽根

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の軸部と該第1の軸部よりも小径の
    第2の軸部とシャッタ羽根をうけるための段部を有し前
    記第2の軸部のシャッタ羽根のカシメ孔に対向する部分
    には逃げのための溝が設けられたダボを、該第2の軸部
    の先端部を押し潰すことによりシャッタ羽根をダボにカ
    シメるようにしたカメラ用シャッタの羽根カシメ用ダボ
    において、前記溝の形状を前記段部に沿って前記シャッ
    タ羽根の厚さよりも若干厚く断面矩形状に形成したこと
    を特徴とするカシメ用ダボ。
  2. 【請求項2】 前記シャッタ羽根は、フォーカルプレン
    シャッタの羽根群においては、スリット形成用羽根以外
    の覆い羽根であることを特徴とする請求項1に記載のカ
    シメ用ダボ。
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